JP2016055303A - コンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細加工も可能なレーザ加工機の汎用性を担保しつつ、コンフォーマルマスク材料の非貫通穴加工を効率的かつ高品質にレーザ加工するコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法を提供する。
【解決手段】本発明のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法では、絶縁層と金属層を備え前記金属層にコンフォーマルマスク加工を施したシート状の被加工物を設置し、前記コンフォーマルマスク加工により一部金属層が除去された穴部を包含する閉領域を設定し、前記閉領域の一方の端より第1の方向に沿って他方の端までレーザパルスを直線的に所定周期で照射する第1の工程と、前記第1の工程の開始位置を第2の方向に所定の距離だけ離れた位置に移動させる第2の工程を有し、前記第1の工程と前記第2の工程を繰り返し、前記閉領域全体にレーザパルスを照射し、前記穴部の絶縁層を除去するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザによる穴あけ加工を行うレーザ加工方法に関し、特に、コンフォーマルマスク工法に関するものである。
近年、電子機器の小型化、高集積化、複合モジュール化に伴い、それらの元となる基材が薄板化し穴あけの径も微細になり要求される精度も非常に高くなってきた。それに従い、ドリルによる穴あけに代わってレーザによる穴あけ加工が一般的になってきた。
回路基板のレーザ穴あけ加工の一つに、未貫通穴形成(以下、BVHと記す)加工がある。例えば絶縁層と銅箔を有する回路基板用のシート材料において、BVHは絶縁層の一部のみを穴状に取り除き、裏面の銅箔を残す加工である。
銅箔が絶縁層の両面に設けられたシート材料の場合には、表面の銅箔の一部を穴状に取り除き、さらに当該箇所の絶縁層を取り除いて、裏面の銅箔を残してBVH部を形成する。これは、回路形成工程で当該BVH部で表裏の銅箔の導通を確保することに用いられる。
絶縁層の除去だけであれば、CO2をレーザ媒質として赤外レーザを発する炭酸ガスレーザが多く用いられている。微細度は高くないが廉価で大出力が得られる特徴がある。しかし、赤外レーザは銅箔の除去には吸収率の問題で適していない。
そこで両面に銅箔を備えたシート材料にBVH加工を行うレーザ加工方法の一例を紹介する。この例では、赤外レーザと紫外レーザの異なる波長のレーザを用いる方法である。紫外レーザは、赤外レーザに比べNA値も小さく銅箔の吸収度も高いので、微細かつ広範囲なシート材料の穴あけ加工に用いられている。第1の従来技術例は、金属層を予め紫外レーザで除去し、次に金属層をマスクとして赤外レーザで絶縁層を除去してBVH加工を行うものである。
図8は第1の従来技術に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。
図8において、加工系UiのUVレーザ発振器1iから出力された波長λ1が400nm以下のレーザ光Biは、非球面レンズを組み合わせ、または回折形光学素子を組み合わせたビーム整形ユニット30iを通り、コリメータ3iにより直径をNi倍に拡大あるいは縮小され、アパーチャ4iにより加工に適した直径に整形される。そして、コーナーミラー5iを介して加工ヘッドZiに入射し、2個のガルバノミラーとfθレンズとから構成されているヘッド部Ziにより集光されて加工面に垂直に入射する。
加工系Ujのレーザ発振器1jから出力された波長λ2が9200〜111000nmのCO2レーザ光Bjは、ビーム整形ユニット30jを通り、コリメータ3jにより直径をNj倍に拡大あるいは縮小され、アパーチャ4jにより加工に適した直径に整形される。そして、コーナーミラー5jを介して加工ヘッドZjに入射し、ヘッド部Zjにより集光されて加工面に垂直に入射する。ここで、レーザ光Bjは、導体層の除去に適さない(吸収率が低く除去されにくい)が、絶縁層の除去に適したレーザ光である。
加工系Ukのレーザ発振器1kから出力された波長λ3が400nm以下のUVレーザ光Bkは、ビーム整形ユニット30kを通り、コリメータ3kにより直径をNk倍に拡大あるいは縮小され、アパーチャ4kにより加工に適した直径に整形される。そして、コーナーミラー5kを介して加工ヘッドZkに入射し、ヘッド部Zkにより集光されて加工面に垂直に入射する(以上、特許文献1の図1を参照)。
以上のように構成されたレーザ加工装置で、以下の様な工程でBVH加工を行う。
図9は第1の従来技術に係るレーザ加工工程を示す断面図である。
図9(a)において、外層導体層21は、UVレーザ光のパルスエネルギーEPi2が分解エネルギーしきい値ESi2よりも高い範囲のエネルギー、すなわち有効パルスエネルギーEEPi2によって除去される。しかし、加工スポット径が60μm以下のレーザパルスで導体層に穴径100μmのウインドを加工するには、ビームスポットを円周運動(図中矢印)させる必要がある。
図9(b)において、絶縁層22はCO2レーザ光のパルスエネルギーEPj2が分解エネルギーしきい値ESj2よりも高い範囲のエネルギー、つまり有効パルスエネルギーEEPj2によってほとんど除去される。そのため、パルスエネルギーEPj2のレーザパルスをパルス数Nj2だけ重ねパルス加工を行い、さらにそれを3ショットのサイクル加工を行っている。重ねパルス加工によりトータルのエネルギーを多くして加工スポット径dSj2をウインド径100μmよりも大きい150μmにしている。
そして、図9(c)において、絶縁層の残膜を除去する(以上、特許文献2の図2を参照)。
次に、BVH加工を行うレーザ加工方法のさらに異なる一例として、紫外レーザだけで導体層と絶縁層を加工するUVダイレクト法を紹介する(例えば、特許文献1の従来技術F、特許文献2を参照)。
図10は第2の従来技術に係るレーザ加工工程を示す断面図である。図10(a)はレーザパルスの照射を平面的に見た図である(特許文献2の図3Bより引用)。図10(b)は、レーザパルスのエネルギー分布と穴の形状を示している(特許文献1の図26を引用)。
この従来技術例の円周加工法では、図10(a)に示すように、レーザスポット径より大きなBVHに対し、円弧を描きながらスパイラル状にガルバノミラーの位置決めと同期してパルス照射を行う。第1回目の円周加工によりVI261が除去されてウインドが加工される。さらに第2回目の円周加工によりVI262が、第3回目の円周加工によりVI263が除去される(以上、特許文献2の図26を参照)。
以上の従来技術例では、表面の銅箔を除去するには紫外レーザを必要としている。第1の従来技術例では、表面の金属層除去に紫外レーザ、絶縁層の除去には赤外レーザの少なくとも2種類のレーザ発振器を必要とする。第2の従来技術例では、金属層を除去できる紫外レーザのみを用いているが、表面の金属層を除去可能な程度にエネルギー密度を高めた紫外レーザでは、BVHの底部金属層までダメージを与えてしまう。
そこで、ひとつの方法としてコンフォーマルマスク加工がある。コンフォーマルマスク加工とは、BVHを形成する箇所の表面銅箔のみをエッチングなどの工程で取り除いておき、露出させた絶縁層のみを別工程で除去する加工方法である。このようにすれば、絶縁層のみをレーザ光で除去すればよいので、赤外レーザでも求めるBVH加工を行える。
コンフォーマルマスク加工を行うレーザ加工方法の一例を紹介する。
図11は第3の従来技術に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。この図に示すようなコンフォーマルマスク加工専用のレーザ加工装置を設けている。
レーザ発振器801からのレーザをビーム整形ユニット803で長方形状ビームに整形し、XーYテーブル807上に載置するコンフォーマル基板806を該ビームの短辺方向および長辺方向にジグザグに移動させて長方形状ビームをコンフォーマル基板全面に走査させることにより加工時間の短縮化を図ろうとしている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2002−118344号公報 米国特許第5593606号明細書 特開平9−029473号公報
しかしながら、従来技術に係るコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法では、以下の様な問題点がある。
第3の従来技術例で説明した技術では、少なくともヘッド部や光学系は専用に設ける必要があり、レーザのスキャンやテーブルの移動制御も特殊なものが必要になる。つまり、一様にレーザ光を照射する工程のためだけの専用機を必要とする。
また、銅箔が除去された部分は全て絶縁層を除去してしまうので、表面銅箔をBVH用の穴部以外に配線パターンをエッチングしてしまうと、BVH不要部まで加工してしまうという問題を生じる。
さらに、高価なレーザ加工機は多種の加工に汎用的に使用したいというユーザ要望もある。係る要望に答えるには、スキャン光学系を有する微細な穴加工が可能なレーザ加工機を用いて、コンフォーマルマスク材料を加工する必要が生じる。
係る必要性に対し、ただ単純にレーザパルスのエネルギー密度を落とすだけだと、コンフォーマルマスクの大きな面積の穴部には対応できない。そこで、第2の従来技術例で紹介したスパイラル状に円弧を描く円周加工法を持ちようとしても、円形以外の形状では対応が困難になる。
さらに円弧状のレーザパルスの連続照射は、穴部周辺と中央部でエネルギーの分布が異なり、一部が熱ダメージを受けやすく加工品質を低下させるおそれがある。そのために、レーザの照射エネルギーをさらに下げると、逆に加工不足な部分が生じてしまう。
そこで本発明は、以上の問題を解決し、微細加工も可能なレーザ加工機の汎用性を担保しつつ、コンフォーマルマスク材料の非貫通穴加工を効率的かつ高品質にレーザ加工することができるコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法は、絶縁層と金属層を備え前記金属層にコンフォーマルマスク加工を施したシート状の被加工物を設置し、前記コンフォーマルマスク加工により一部金属層が除去された穴部を包含する閉領域を設定し、前記閉領域の一方の端より第1の方向に沿って他方の端までレーザパルスを直線的に所定周期で照射する第1の工程と、前記第1の工程の開始位置を第2の方向に所定の距離だけ離れた位置に移動させる第2の工程を有し、前記第1の工程と前記第2の工程を繰り返し、前記閉領域全体にレーザパルスを照射し、前記穴部の絶縁層を除去する方法である。
また、好ましくは、前記閉領域の形状を矩形としている。
また、好ましくは、前記レーザパルスを前記被加工物表面の手前でフォーカスするようにデフォーカスさせている。
上記の工程により、本発明に係るコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法では、直線トレパニングを繰り返して矩形範囲全体にレーザパルスを照射して穴部の絶縁層を除去することで、穴部の形状に関係なく、かつ、エネルギーの粗密なく確実に絶縁層を除去できるので、微細加工も可能なレーザ加工機の汎用性を担保しつつ、コンフォーマルマスク材料の非貫通穴加工を効率的かつ高品質にレーザ加工することができる。
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置の全体構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係るコンフォーマルマスク材料の加工手順の概略を示す工程図 本発明の実施形態に係るコンフォーマルマスクの穴部とレーザパルス照射範囲の関係を示す概念図 本発明の実施形態に係る直線トレパン加工のピッチと照射開始点移動の関係を示す概念図 本発明の実施形態に係るレーザパルスのデフォーカス状態を示す断面図 本発明の実施形態に係る直線トレパン加工の方向と照射開始点移動の変形例を示す概念図 本発明の実施形態に係るコンフォーマルマスクの穴部を含有する閉領域の変形例を示す概念図 第1の従来技術に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図 第1の従来技術に係るレーザ加工工程を示す断面図 第2の従来技術に係るレーザ加工工程を示す断面図 第3の従来技術に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同じ構成要素については同じ符号を付しているので説明を省略する場合がある。また、図面中に示されるX軸、Y軸およびZ軸はそれぞれ直交する方向である。ここで、Z軸は上下にあたる鉛直方向であり、各図の座標軸はそれぞれの視野の方向に対応するように描いている。
(実施の形態1)
<レーザ加工装置の主要構成>
図1は本発明の実施形態に係るレーザ加工装置の全体構成を示すブロック図である。レーザ加工装置100は、レーザ発振器110と、分光器112と、光検出器114と、光学調整部115と、ガルバノスキャナ116と、集光レンズ120と、加工テーブル123と、表示部124と、制御装置200とを備える。
レーザ発振器110は、制御装置200から出力されるレーザパルス出力指令信号311を受けてレーザ光111を出射する。レーザ発振器110の方式としては、YAGレーザや炭酸ガスレーザなど、加工に必要なエネルギーやレーザ波長等から適切なものを選べばよい。本実施の形態では、LD励起固体UVレーザを用いた一例を説明する。これは、YAGなどの個体のレーザ媒質をレーザダイオードで励起し、出力を更に高調波変換して紫外領域のレーザ光を得るものである。例えば、3倍波であれば、約355nmの波長になる。
LD励起固体UVレーザを用いているのは、銅箔などの金属層の吸収もよく、NAも小さくシャープなビームスポットが得られるとともに、基板にレーザ光で高速に穴あけ加工をする場合に必要となる短パルスで高いピーク出力を得られるからである。
レーザ発振器110から出射されたレーザ光111は、出射直後、または、レーザ発振器の設置場所によっては、ミラーで反射された後に分光器112に導かれる。
分光器112は、入射するレーザ光の一部を反射、あるいは、透過することで、レーザ光を分岐するレーザスプリッタで構成される。本実施の形態では、レーザ光の一部の約0.5%〜1%程度のエネルギー相当分を反射して分岐する構成を示している。
分岐されたレーザ光113は光検知器に入射する。大半の約99%〜99.5%程度のエネルギー相当分のレーザ光111は分光器112を透過し、加工のために光学調整部115に導かれる。なお、分光器112は、レーザ光の一部を透過し大半を反射する仕様に設定してもよい。この場合は、反射されたレーザ光が加工のために用いられる。
光検出器114は、分岐されたレーザ光113を検知し、受光強度に応じた電気的な検知レベル信号313を出力する。具体的には、フォトダイオードやフォトトランジスタなどの光量測定素子と増幅回路、A/D変換器を有している。光検出器114は、入射した分岐されたレーザ光113の受光強度を電圧値に変換しA/D変換器でデジタルデータに変換される。A/D変換器はサンプリング指令信号312をラッチクロックとして電圧値のデジタルデータを検知レベル信号313として出力する。検知レベル信号313は制御装置200に入力される。
一方、分光器112を通過したレーザ光111は光学調整部115に導かれる。光学調整部115はコリメータレンズや絞り、レーザビーム形状を整形する整形孔を有するアイリス等、一連の光学素子を備えてレーザ光111を加工に適した出力やプロファイルを持った概平行光線束に整形される。
整形されたレーザ光111はガルバノスキャナ116に導かれる。ガルバノスキャナ116は、ガルバノ動作指令信号314を受けて動作を開始し、被加工物121の加工位置122にレーザ光111の位置決めをする。具体的には、モータに設置されたX軸方向のガルバノミラー118でX軸方向にレーザ光111をスキャンし、Y軸方向のガルバノミラー119でY軸方向にレーザ光111をスキャンする。ガルバノコントローラ117は、加工プログラムによる加工位置のデータに従いX軸方向のガルバノミラー118とY軸方向のガルバノミラー119を制御している。
ガルバノスキャナ116で位置決めされたレーザ光111は、集光レンズ120(fθレンズ)で被加工物121に集光される。被加工物121は基板、グリーンシート、フィルム、薄板金属板などのシート状の部材である。被加工物121は加工テーブル123に載置されている。加工テーブル123はX軸方向とY軸方向に駆動可能で、ガルバノスキャナ116でスキャン可能な加工エリアから、被加工物121の異なる加工エリアに移動させることができる。
<コンフォーマルマスクを用いたBVH部の加工方法>
図2は本発明の実施形態に係るコンフォーマルマスク材料の加工手順の概略を示す工程図である。(a)〜(d)は加工順の時系列になっている。それぞれの上方の図は被加工物121の一部をXY平面でみた平面図である。下方の図は平面図のほぼ中央における断面図になっている。
図2(a)は未加工の被加工物121を示す。被加工物121は、金属層と絶縁層を有するシート状の部材である。本実施形態では、表面金属層211と絶縁層212と裏面金属層213の3層からなる被加工物121で説明する。加工前の表面金属層211と裏面金属層213の差異は特にないが、コンフォーマルマスクとして加工される側を表面、BVH加工で底に残る側を裏面と定義しておく。
表面金属層211と裏面金属層213の材質は、形成する回路基板によって適宜選択されるが、一般には銅箔が最も多く用いられている。絶縁層212の材質も同様に用途によって選択されるが、一般に、エポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂が多く用いられる。強度向上のため樹脂内にガラス繊維を含有させる場合もある。本実施の形態では、一例として、金属層は銅箔であり、絶縁層は単独のポリイミド樹脂フィルムとした例で説明する。
被加工物121は、図2(b)に示すように、表面金属層211はエッチング等の金属除去加工によってパターニングされる。当該パターンがコンフォーマルマスクとなる。本図では簡単にするため一箇所に円形の穴を形成したところを示している。同図で表面金属層211の一部除去された部分がコンフォーマルマスクの穴部214である。
次に、エッチング等によってパターニングされたコンフォーマルマスク加工を施された材料(コンフォーマルマスク材料とする)は、レーザ加工装置にセッティングされ、図2(c)に示されるように、少なくともコンフォーマルマスクの穴部214にレーザ光111が照射される。
通常、エッチングによるパターン形成の精度はレーザ加工機の位置合わせ精度よりも低い。そのため、コンフォーマルマスクの穴部214の大きさより広い範囲にレーザ光111を照射する。照射されるレーザ光111は表面金属層211や裏面金属層213は除去できないが、絶縁層212の材質は除去可能な程度にエネルギー密度が調整されている。
レーザ光111が必要量照射された結果、図2(d)に示すように、コンフォーマルマスクの穴部214の開口部に位置する絶縁層212のみレーザ光111で除去され裏面金属層が露出したBVH部215が形成される。
<コンフォーマルマスク材料をレーザ加工する本発明の特徴的な加工方法の動作>
上述のレーザ加工装置を用いてコンフォーマルマスク材料を加工する本発明の加工方法について詳細に説明する。
微細加工も可能なレーザ加工装置を用いる場合、通常のジャストフォーカス条件ではビームスポット径は20〜40μm程度に小さく、エネルギー密度は逆に非常に高い。コンフォーマルマスク材料を加工する場合は、金属層の除去は行わず、除去エネルギーの小さくてよい絶縁層のみを加工するので、被加工物121表面ではデフォーカスし、ビームスポット径を2〜5倍程度大きくして加工する。
図3は本発明の実施形態に係るコンフォーマルマスクの穴部とレーザパルス照射範囲の関係を示す概念図である。デフォーカスして大きくしたレーザパルスの照射域216に対して、大小異なる大きさのコンフォーマルマスクの穴部214の関係と加工手順を図3(a)〜(c)で示している。
図3(a)は、レーザパルスの照射域216に対してコンフォーマルマスクの穴部214の大きさが小さい場合を示している。エッチング加工の位置精度はよくないが、その誤差を見込んでもコンフォーマルマスクの穴部214がレーザパルスの照射域216に含まれる場合は、係る箇所を動かさず絶縁層の除去に必要な回数だけレーザパルスを繰り返し照射すれば良い(パンチ工法と称する)。
しかしながら、コンフォーマルマスクの穴部214の大きさがレーザパルスの照射域216より大きい場合にはパンチ工法では加工できない。極端な一例として図3(b)に示す例で加工方法を説明する。この図では、レーザパルスの照射域216の径を80〜100μmとした場合、コンフォーマルマスクの穴部214の径が600μm程度となる尺度で図を描いている。
まず、コンフォーマルマスクの穴部214を包含する閉領域222を設定する。ここで閉領域とは、四角形や六角形といった多角形などの閉じた領域をもつ図形である。この図の例では、破線で示した矩形を設定している。閉領域222の大きさは、エッチング加工の位置精度を見込んでコンフォーマルマスクの穴部214の大きさより大きくし、閉領域222の内部にコンフォーマルマスクの穴部214が入るようにしておく。
次に、閉領域222の一方の端より一定方向に沿って閉領域222の他方の端までレーザパルスを直線的に所定周期で照射していく(以降、直線トレパン加工と称する)。
図3(b)では、設定した矩形の閉領域222の左上端を直線トレパン加工の第1列の照射開始点218とする。レーザ加工装置の制御としては、ガルバノスキャナ116を駆動してレーザパルスの照射位置を設定する。位置決めが完了した後、X軸方向のガルバノミラー118を一定の角速度で動かしながら、所定周期でレーザパルスを照射する。それにより、図示しているようにX軸方向をトレパン加工方向221とした直線トレパン加工を行うことができる。直線トレパン加工は閉領域222の図中右上端を第1列の照射終了点220として一旦終了する。
第1列の直線トレパン加工終了後、閉領域222内の所定の距離だけ離れた箇所を直線トレパン加工を行う。そのため、先のトレパン加工方向221に対し所定の平行距離だけ離れた閉領域線上の一点を第2列の照射開始点とする。ガルバノスキャナ116を駆動してレーザパルスの照射開始位置を設定する。図中では第1列の照射開始点218よりY軸方向に1ピッチ下側の第2列の照射開始点230が相当する。ここから第1列と同一のトレパン加工方向221に閉領域222の他端まで直線トレパン加工を実施する。
以上の直線トレパン加工と次列への照射開始点移動を繰り返し、閉領域222全体にレーザパルスを照射し、全体照射終了点223でコンフォーマルマスクの穴部214の絶縁層の除去加工を行い工程を終了する。
図3(c)のようにコンフォーマルマスクの穴部214の大きさが異なっていても同様である。コンフォーマルマスクの穴部214を包含する閉領域222を設定して、閉領域222の一方の端から他方の端まで行う直線トレパン加工と次列への照射開始点移動を繰り返せばよい。対応する要素には図3(b)と同じ符号を付している。両図を比較して、本発明のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法ならば、コンフォーマルマスクの穴部214の大きさに関係なく除去すべき絶縁層に照射されるレーザパルスが一定かつ均一であることが分かる。
図4は本発明の実施形態に係る直線トレパン加工のピッチと照射開始点移動の関係を示す概念図である。この図を用いて、具体的な数値例を紹介する。なお、以下紹介する数値は好適な条件の一例を示すもので、本願発明を必ずしも限定するものではない。
図4において、第1列目の直線トレパン加工は、第1列の照射開始点218からX軸方向をトレパン加工方向221とし、第1列の照射終了点220まで行われる。レーザパルスの照射域216の直径Φは80〜100μmとなるようにデフォーカスしておく。通常のジャストフォーカスのスポット径が20〜40μmであるので、2〜5倍程度のデフォーカス量になる。
直線トレパン加工で一点の照射点から次の照射点までの距離であるトレパン加工ピッチP1は照射域の直径Φの5分の1〜10分の1程度の密なパルス照射とする。例えば、10μmとするとよい。図では、第1列の照射開始点218から第2照射点219までの距離で示している。なお、照射域の直径Φが80μm、トレパン加工ピッチP1が10μmとすると、本図よりも密なレーザパルス照射を行っている。図は煩雑になるため簡素化している。
通常加工のようにレーザパルスを照射するたびにガルバノスキャナ116で照射位置を移動させる場合は、ガルバノスキャナ116の整定時間が必要となるため、単位時間あたりの照射数は大きくできない。しかしながら、直線トレパン加工では、ガルバノスキャナ116の角速度の限界内であれば、一定角速度のもとでパルス照射を行うため、レーザ発振器110の最大能力でパルス照射が可能になる。毎秒100パルス以上の照射数も可能になる。
例えば、毎秒100パルス、即ち、10m秒周期でレーザパルスを照射するとすれば、被加工物121上での速度でX軸方向のガルバノミラー118を毎秒1mmの速度でスキャンすると10μmのピッチでレーザパルスを照射することができる。700μmの直線トレパン加工なら0.7秒で完了する。
次列の直線トレパン加工は、トレパン加工列の間隔P2だけ移動して行う。この例では、トレパン加工方向221をX軸方向にしているので、Y軸方向に移動させている。トレパン加工列の間隔P2としては、トレパン加工ピッチP1と同じにするとよい。P1を10μmとするならP2も10μmとする。これは方向による印加エネルギーの密度を同じにでき、コンフォーマルマスクの穴部214の形状とトレパン加工方向221との依存性をなくすことができるためである。
なお、第2列の照射開始点230の位置は、Y軸方向にはP2の距離だけ離れ、閉領域222の一方の端となる位置に設定する。閉領域222を矩形にした場合は、図4に示すように、Y軸方向にP2だけ移動した点になる。
次に、レーザパルスの照射域216の大きさを設定するためのレーザ光111のデフォーカスの条件について詳細に述べる。
図5は本発明の実施形態に係るレーザパルスのデフォーカス状態を示す断面図である。この図では、コンフォーマルマスクの穴部214の近傍を描いている。ただし、寸法表示を分かりやすくするため、縦軸横軸ともスケールは一定ではない。
この例では、被加工物121は表面金属層211、絶縁層212、裏面金属層213の3層から構成されている。ポリイミドフィルムの両面に銅箔を形成したシート材料の場合、その概略厚さは、表面金属層の厚さt1は9〜15μm、絶縁層の厚さt2は12〜18μm、裏面金属層の厚さt3は9〜15μmである。
レーザ光111は被加工物121の表面近傍でフォーカシングさせず、レーザ焦点224を手前に設定している。デフォーカス距離Ldefは500〜1250μmである。これによりレーザパルスの照射域216の直径はレーザ焦点224での直径より大きくなり80〜100μm程度に設定できる。これにより、表面金属層211や裏面金属層213へのダメージをほぼ無くしながら、絶縁層212の除去は可能なエネルギー密度を実現する。
なお、発明者は被加工物表面の手前でフォーカスするようにデフォーカスさせた場合(オーバーフォーカス)と、被加工物表面を越えてフォーカスするようにデフォーカスさせた場合(アンダーフォーカス)を比較した。結果として、オーバーフォーカスの方が照射域の調整がやりやすく、かつ、ビームプロファイルがブロードになって絶縁層除去の均一性で優れていたため、図示のデフォーカス条件を採用した。
<本発明のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法の異なる動作の例示>
図6は本発明の実施形態に係る直線トレパン加工の方向と照射開始点移動の変形例を示す概念図である。本図では、閉領域222は矩形の同一範囲の場合で直線トレパン加工と次列への照射開始点移動の繰り返す場合の異なる例を(a)〜(d)に示している。
図6(a)は、上述の加工手順と同じである。トレパン加工方向はX軸に平行な方向である。直線トレパニング加工を常に閉領域222の左端から右端へと繰り返す。
それに対し、図6(b)は、トレパン加工方向はX軸に平行な方向だが、閉領域222の左端から右端に行う直線トレパン加工と右端から左端へ行う直線トレパン加工を交互に繰り返している。図6(a)と比較して、閉領域内のレーザ照射量は変わらない。(b)は(a)に比べてガルバノスキャナ116の動きが少なくてすむ。しかし、(a)は(b)に対して同一方向の繰り返しなのでプログラムが簡単になる。
図6(c),(d)はトレパン加工方向をY軸に平行な方向とした変形例である。直線トレパン加工のスキャンをY軸方向のガルバノミラー119で行えばよい。図6(c)は、直線トレパニング加工を常に閉領域222の上端から下端へと繰り返す。
それに対し、図6(d)は、閉領域222の上端から下端に行う直線トレパン加工と下端から上端へ行う直線トレパン加工を交互に繰り返している。(c)、(d)とも、次列への照射開始点移動はX軸方向になる。
なお、直線トレパン加工の方向はX軸やY軸に平行であることに限定はされない。X軸方向のガルバノミラー118とY軸方向のガルバノミラー119を同時に駆動してトレパン加工を行えば、トレパン加工方向を斜めにすることもできる。ただし、2軸同時駆動のため1軸駆動に比べ直線性は劣る。また、加工範囲の設定も複雑になる。ゆえに、直線トレパン加工の方向と次列への照射開始点移動の方向をガルバノスキャナのスキャン方向に対応させることが好ましい。
以上の説明では閉領域を矩形とした場合を例示してきたが、異なる形状を採用することもできる。図7は本発明の実施形態に係るコンフォーマルマスクの穴部を含有する閉領域の変形例を示す概念図である。図7(a)はコンフォーマルマスクの穴部214が円形で閉領域222を八角形とした例である。(b1)〜(b3)はコンフォーマルマスクの穴部214の形状が非対称(図ではL字形状)で異なる形状の閉領域222を設定した例である。
図7(a)に示すように、閉領域222はコンフォーマルマスクの穴部214をその内部に包含し、かつ、直線トレパン加工可能な形状であれば矩形に限定はされない。ただし、図示するように、直線トレパン加工の照射開始点と加工距離が少しずつ変化する点に考慮が必要となる。
その点、図7(b1)のように閉領域222を矩形としてしまえば、その内部に包含するコンフォーマルマスクの穴部214の形状がいかなる形であっても、矩形の大きさの設定だけが必要な設定条件になる。ちなみに、その他の設定条件としては、上述のようにレーザ光のエネルギー、焦点距離、照射域の大きさ、トレパン加工のピッチ、回数だけであり、本発明のレーザ加工方法は加工条件項目を大きく削減でき効率が良い。
なお、図7(b2)、(b3)のように、コンフォーマルマスクの穴部214の形状に合わせて閉領域222の形状を変形させても、直線トレパン加工と次列への照射開始点の移動の繰り返しで、コンフォーマルマスクの穴部214に照射されるレーザパルスのエネルギーは均一なものになっている。
以上に述べたように、本実施の形態のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法によれば、直線トレパニングを繰り返して矩形範囲全体にレーザパルスを照射して穴部の絶縁層を除去することで、穴部の形状に関係なく、かつ、エネルギーの粗密なく確実に絶縁層を除去できるので、微細加工も可能なレーザ加工機の汎用性を担保しつつ、コンフォーマルマスク材料の非貫通穴加工を効率的かつ高品質にレーザ加工することができる。
本発明にかかるコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法は、微細加工も可能なレーザ加工機の汎用性を担保しつつ、コンフォーマルマスク材料の非貫通穴加工を効率的かつ高品質にレーザ加工することができるものであり、レーザによる穴あけ加工を行うレーザ加工方法等において有用である。
100 レーザ加工装置
110 レーザ発振器
111 レーザ光
112 分光器
113 分岐されたレーザ光
114 光検出器
115 光学調整部
116 ガルバノスキャナ
117 ガルバノコントローラ
118 X軸方向のガルバノミラー
119 Y軸方向のガルバノミラー
120 集光レンズ
121 被加工物
122 加工位置
123 加工テーブル
124 表示部
200 制御装置
211 表面金属層
212 絶縁層
213 裏面金属層
214 コンフォーマルマスクの穴部
215 BVH部
216 レーザパルスの照射域
218 第1列の照射開始点
219 第2照射点
220 第1列の照射終了点
221 トレパン加工方向
222 閉領域
223 全体照射終了点
224 レーザ焦点
230 第2列の照射開始点
311 レーザパルス出力指令信号
312 サンプリング指令信号
313 検知レベル信号
314 ガルバノ動作指令信号
P1 トレパン加工ピッチ
P2 トレパン加工列の間隔
Φ 照射域の直径
Ldef デフォーカス距離
t1 表面金属層の厚さ
t2 絶縁層の厚さ
t3 裏面金属層の厚さ

Claims (7)

  1. 絶縁層と金属層を備え前記金属層にコンフォーマルマスク加工を施したシート状の被加工物を設置し、
    前記コンフォーマルマスク加工により一部金属層が除去された穴部を包含する閉領域を設定し、
    前記閉領域の一方の端より第1の方向に沿って他方の端までレーザパルスを直線的に所定周期で照射する第1の工程と、
    前記第1の工程の開始位置を第2の方向に所定の距離だけ離れた位置に移動させる第2の工程を有し、
    前記第1の工程と前記第2の工程を繰り返し、前記閉領域全体にレーザパルスを照射し、前記穴部の絶縁層を除去するコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法。
  2. 前記閉領域の形状が矩形である請求項1に記載のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法。
  3. 前記第1の方向と前記第2の方向をレーザ加工装置に搭載されるガルバノスキャナのスキャン方向に対応させた請求項1または2に記載のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法。
  4. 前記第一の工程のレーザパルスを直線的に連続して照射していく方向を、常に前記一方の端から前記他方の端への方向に設定した請求項1から3のいずれかに記載のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法。
  5. 前記第一の工程のレーザパルスを直線的に連続して照射していく方向を、前記一方の端から前記他方の端への方向と、前記他方の端から前記一方の端への方向とを、交互にする請求項1から3のいずれかに記載のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法。
  6. 前記レーザパルスを前記被加工物表面の手前でフォーカスするようにデフォーカスさせた請求項1から5のいずれかに記載のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法。
  7. 前記レーザパルスのフォーカス位置が前記被加工物表面から500μm〜1250μmに設定した請求項6に記載のコンフォーマルマスク材料のレーザ加工方法。
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