JP2016055020A - 遊技機 - Google Patents

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亜弥 附柴
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昌範 柴田
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Abstract

【課題】遊技者に斬新な印象を抱かせ得る装飾部を設けてさらなる興趣の増大を図ることができる遊技機を提供する。【解決手段】遊技者側に向けて前方に突出する設置台部16と、設置台部16に設けられた上向き凹状の台座部17と、台座部17に少なくとも自己の下部が収まり得る立体形状の装飾部19と、装飾部19を支持する延出部20と、装飾部19を、前記台座部17に下部が収まる第1の位置と、第1の位置にあるときよりも相対的に台座部17から下部が離間する第2の位置と、に変化させ得る駆動手段と、を備えており、装飾部19が第2の位置にあるときに、遊技者から見て装飾部19の下部と台座部17との間に浮遊空間93が認識可能となるように構成される遊技機1を提供する。【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に関する。
上記遊技機として、例えば遊技球を遊技媒体とするパチンコ機がある。
一般的なパチンコ機は、四角く枠組みされた外枠と、該外枠の前面に設けられた本体部(「前枠」ともいう。)と、該本体部に着脱可能に取り付けられると共に前面に遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤と、遊技者側に向けて前方に突出する遊技球貯留用の球皿と、該球皿の周りを装飾する装飾カバー部と、球皿にある遊技球を遊技盤の遊技領域に打ち出す打球発射装置と、該打球発射装置の打球勢を調節するため前記本体部に突設された操作ハンドルと、を備えている。
そして、パチンコ機の中には、例えば球皿の周りを装飾する装飾カバー部を設置台部として、そこに演出ボタンを出没自在に設けるようにしたものがある(特許文献1参照。)。
このパチンコ機の演出ボタンは、略円柱形で、装飾カバー部内にほぼ没した通常操作位置と、装飾カバー部から大きく突出した突出操作位置とに変化するようになっており、その演出ボタンを遊技の進行状況により通常操作位置から突出操作位置に変化させ、かかる演出ボタンの形態の変化と遊技状況(例えば大当りの発生)とを演出的に組み合わせることによって、遊技の興趣を増大させるようにしている。
特開2013−116169号公報
特許文献1のパチンコ機は、上記のように略円柱形状の演出ボタンを遊技の進行状況に応じて通常操作位置から突出操作位置に変化させ、かかる形態の変化によって遊技の興趣を増大させるようにしているが、変化の態様が実質的に円柱体の昇降という単純なものであるため、遊技の興趣を増大させ得る効果があるとしても限定的なものであった。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、その目的は、遊技者に斬新な印象を抱かせ得る装飾部を設けてさらなる興趣の増大を図ることができる遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するため本発明は、
遊技者側に向けて前方に突出する設置台部と、
該設置台部に設けられた上向き凹状の台座部と、
該台座部に少なくとも自己の下部が収まり得る立体形状の装飾部と、
該装飾部を支持する延出部と、
前記装飾部を、前記台座部に前記下部が収まる第1の位置と、該第1の位置にあるときよりも相対的に前記台座部から前記下部が離間する第2の位置と、に変化させ得る駆動手段と、を備えており、
前記装飾部が前記第2の位置にあるときに、遊技者から見て該装飾部の下部と前記台座部との間に浮遊空間が認識可能となるように構成される遊技機を提供する。
本発明によれば、設置台部の台座部に収まる第1の位置にある装飾部が第2の位置に変化すると、装飾部が台座部から離間してその間に浮遊空間ができ、しかもその浮遊空間が遊技者から認識可能になっているため、あたかも装飾部が台座部から浮き上がっているかのように見える。そして、その態様が遊技者に斬新な印象を抱かせ得るため、遊技の興趣が増大する。
本発明によれば、遊技者に斬新な印象を抱かせ得る装飾部を設けてさらなる興趣の増大を図ることができる。
遊技機の正面図である。 要部を半断面にして示す遊技機の一部拡大正面図である。 装飾部が第1の位置にある状態を示す遊技機要部の斜視図である。 装飾部が第2の位置にある状態を示す遊技機要部の斜視図である。 装飾部が第1の位置にある状態を示す図2のA−A線相当断面図である。 装飾部が第1の位置にある状態を示す図2のB−B線相当断面図である。 装飾部が第1の位置にある状態を示す図2のC−C線相当断面図である。 装飾部が第1の位置にある状態を示す図2のD−D線相当断面図である。 装飾部が第1の位置にある状態を示す図2のE−E線相当断面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 図2のD−D線断面図である。 図2のE−E線断面図である。 装飾機構ユニットの斜視図である。 駆動装置を分解して示す装飾機構ユニットの分解斜視図である。 装飾部と延出部を除いた装飾機構ユニットの分解斜視図である。 装飾部と延出部の分解斜視図である。 (a)は装飾部の縦断面図、(b)は延出部に対して下動した状態を示す装飾部の縦断面図である。 (a)はスペーサーを装着した状態を示す装飾部の縦断面図、(b)はスペーサーを装着して延出部に対して下動した状態を示す装飾部の縦断面図である。 スペーサーを挟んで延出部に固定した状態を示す装飾部の縦断面図である。 下半部を断面にした遊技機の側面図である。 他形態の遊技機の要部を示すもので、装飾部の中央を通る縦断面図である。 他の形態を示す遊技機の要部拡大斜視図である。 他の形態を示すもので、(a)は装飾部が第1の位置にある状態を示す要部の斜視図、(b)は装飾部が第2の位置にある状態を示す要部の斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
実施形態の遊技機1は、遊技球を遊技媒体とするいわゆるパチンコ機であって、枠体2と、枠体2の前面に開閉可能に装着された本体部3と、該本体部3に交換(着脱)可能に取り付けられた遊技盤4と、本体部3の前面を開閉可能な状態に覆う前面部5と、を備えている。
[枠体]
枠体2は、木製又は金属製又は合成樹脂製であって四角く枠組みされており、遊技場の島設備に取り付けられる。
[本体部]
本体部3は、枠体2の正面向かって左側の上下に設けたヒンジ具6,6によって開閉可能に装着されており、枠体2の前面にほぼ整合する。この本体部3に遊技盤4が交換可能に取り付けられている。
なお、図示を省略するが、遊技球を遊技盤4の遊技領域4aに打ち出す打球発射装置が本体部3の下方位置に設けられ、さらに本体部3の裏側に、上から順に遊技球を貯める球タンクと、該球タンクの遊技球を受ける導出樋と、該導出樋の遊技球を受けて景品球や貸球として所定量を放出する遊技球放出装置と、該遊技球放出装置から放出される遊技球を後述する球皿7に導く放出樋と、を有する機構盤が装着されている。
[遊技盤]
遊技盤4は、木製又は合成樹脂製の板材であって、前面にガイドレールで囲われた遊技領域4aが形成されている。該遊技領域4aには、図示しないが遊技球の落下方向に不規則な変化を与える障害釘と、同じく風車と、遊技球を受け入れる入賞口を具備する入賞装置と、入賞装置に入賞しなかった遊技球を回収するアウト球口等が設けられている。
また、遊技盤4の裏面には、図示しないが入賞装置(入賞口)に入賞した遊技球を検出する入賞球センサ等の各検出信号や、遊技機1に設けられる各種のスイッチからの入力信号を受けて処理すると共に当り外れを決める抽選、さらには可変式の入賞装置の動作処理等の遊技の進行を司る遊技進行制御や演出制御等を行う一つあるいは複数の制御装置が設けられている。
[前面部]
前面部5は、本体部3の前面にほぼ整合する形状であって、枠体2に設けられている前記ヒンジ具6,6で扉状に開閉可能なように取り付けられており、前記遊技盤4の前面を覆う閉状態と、遊技盤4の前面を露出させる開状態とに変化し得る。
前面部5は、左右に位置する支柱状の縦枠部5a,5bと、上に位置する上枠部5cと、下に位置する下枠部5dで額縁状に形成されており、それらで囲われた窓部8がガラスや合成樹脂等の透明板9で覆われている。したがって、窓部8を介して遊技盤4の遊技領域4aが見える。
前面部5の前記縦枠部5a,5bと上枠部5cの前面には、スピーカー10,10や照明を内蔵した縁飾り11,11…が適宜設けられている。
一方、前面部5の下枠部5dの前面には、正面向かって右下コーナー部分に前記打球発射装置の打球勢を調節するための操作ハンドル12が設けられている。また、下枠部5dの前面には、該下枠部5dとほぼ同形状のベース盤13が重ねて装着されていて該ベース盤13に前記機構盤の放出樋に通じる球皿7と該球皿7を覆う装飾カバー部14が取り付けられている。
また、前面部5には、以下に詳述する装飾演出装置15が設けられている。
[装飾演出装置]
前記装飾演出装置15は、遊技者側に向けて前方に突出する設置台部16と、該設置台部16に設けられた上向き凹状の台座部17と、前記ベース盤13の前面に固着された装置基台18と、前記台座部17に少なくとも自己の下部が収まり得る立体形状の装飾部19と、装飾部19を支持する延出部20と、延出部20を動かして装飾部19の位置を変化させる駆動手段21と、を備えている。なお、前記装置基台18を取付架台とし、それに前記装飾部19と延出部20と駆動手段21とを組み付けて一つの装飾機構ユニット22が形成されている。
[設置台部]
前記設置台部16は、前記装飾カバー部14の中央を遊技者側に向けて前方に突出させて形成されており、その内部が設置台部16の内壁と前記ベース盤13で区画された駆動室23になっている。該設置台部16は、その上面が球皿17の上縁とほぼ同レベルの高さから前方に向けて下傾する傾斜面になっており、その傾斜面のほぼ中央に円孔24が開設されている。
なお、設置台部16は、装飾カバー部14と別体に成形して前方から嵌め込む構造になっており、前方から着脱可能なようにビス25,25…で固定するようになっている。そうすることにより、駆動室23を前方から開放することができるため、前記装飾機構ユニット22の調整・変更・部品交換等が容易になる。
[台座部]
前記台座部17は、設置台部16の駆動室23内に上向き凹状の球状壁部26を設置し、該球状壁部26の開口を設置台部16の前記円孔24に整合させて形成されている。球状壁部26には前方から後方に向けて帯状の切開部27が開設されており、該切開部27を介して台座部17が前記駆動室23に連通している。
[装置基台]
装置基台18は、前記駆動室23の内部であって前記ベース盤13の前面にビスで固定的に取り付けられるものであり、延出部20のための第1軸受28と、駆動手段21のための第2軸受29及び第3軸受30と、後述する延出部センサー31を取り付けるセンサー台32と、駆動手段21の後述する駆動装置を取り付ける駆動装置設置部33と、設置台部16の下に配置されていて遊技状況に応じて振動を発生させる振動スピーカー34と、同じく設置台部16の正面向かって左横に配置されていて遊技状況に応じて効果音を発生させるスピーカー35と、が設けられている。
[装飾部]
前記装飾部19は、図18に示したように、半球状の上半部36と下半部37の間に中間リング部38を挟んで結合した中空の球体であり、前記台座部17に下半部37が緩く嵌って収まり得る。なお、上半部36には、その頂部に着脱自在な皿部36aがビス止めされており、その皿部36aを外すことにより装飾部19の頂部をほぼ平らにして触感或は操作感が変更できるようになっている。
[延出部]
前記延出部20は、縦杆部39と横杆部40とからなる大きい略L字状の主腕部41と、該主腕部41の横に配置した小さい略L字状の副腕部42との組合せで形成されており、主腕部41の横杆部40の後端と、副腕部42の後端とが装置基台18の前記第1軸受28に差し渡された回転不能の第1軸43に回転可能に取り付けられている。なお、図5〜図14に示したように第1軸43は、設置台部16の上部で球皿7の上縁に近い位置であって、後述する第1の位置にある装飾部19と、後述する第2の位置にある装飾部19のほぼ中間の高さに配設されている。
この延出部20は、主腕部41が前記下半部37の切開部27を通って台座部17内に臨み、一方、副腕部42が駆動室23内に隠れるようになっている。
延出部20の主腕部41と副腕部42は、図18に示したように、主腕部41の後端上面に前記副腕部42の上方を横切るように突設した張出部44と、副腕部42の後端上面に突設した突部45とが当接し合うようになっている。そしてさらに、主腕部41の張出部44と副腕部42の先端に引張りバネ46を掛け渡して両者を互いに牽引し、そうして張出部44と突部45の当接部に適度な圧力が掛かるようになっている。
かかる構成を有する延出部20は、副腕部42に反当接方向の回転力(例えば図13において反時計回りの回転力)が加わると、前記引張りバネ46の引張力が勝る範囲内において主腕部41が副腕部42と一体に回動し、一方、主腕部41の回転にストップが掛かり且つ副腕部42の前記回転力が引張りバネ46の引張力を上回ったとき、該引張りバネ46が伸びて副腕部42が単独で回転し得る。もちろんこの副腕部42と主腕部41のずれは、副腕部42に加わる回転力が引張りバネ46の引張力を下回ると該引張りバネ46の力で自動的に解消される。
なお、このように回転力に応じて主腕部41と副腕部42に自動的にずれを生じさせる構成は、そのようなずれが機構上のいわゆる「遊び」として機能するため、機構全体を円滑に作動させる上で有用である。
[延出部と装飾部]
延出部20の主腕部41の先端に前記装飾部19が取り付けられている。もちろん装飾部19は、主腕部41の先端に固定的に連結してもよいが、実施形態では主腕部41に対して上下方向に変位し得るようになっている。
すなわち、延出部20には、縦杆部39の上端に円形の受台部47を形成して該受台部47にフランジ48付きの円筒部49をビスで固定し、一方、装飾部19には、上半部36と下半部37の間の中間リング部38に、中心に円孔50を有するバネ受け円板51をビスで固定し、該バネ受け円板51の円孔50に延出部20側の前記円筒部49を摺動自在に挿通すると共にバネ受け円板51とフランジ48との間に複数(実施形態では120゜間隔で3個)のスプリング52,52,52を圧縮状態に介装してなる。また、装飾部19の上半部36の内壁面に、延出部20の前記円筒部49に対向するように円筒状のストッパー53が突設されており、そのストッパー53と延出部20の円筒部49との間にストローク空間54が設けられている。
なお、図18,図19において、符合55はフランジ48の上面に上向きに突設したスプリング案内軸、また、符合56は該スプリング案内軸55の頂部に取り付けた抜け止め用の座金である。
以上のように実施形態の装飾部19は、延出部20の主腕部41に固定的に取り付けられたフランジ48と、装飾部19に固定的に取り付けられたバネ受け円板51との間に圧装されたスプリング52により、延出部20の先端に弾性的に支えられた状態になっている。したがって、装飾部19を手で下向きに押すと、図19(a)から(b)のようにスプリング52が縮んで該装飾部19のストッパー53が延出部20の前記円筒部49に当たるまで下降し(ストロークh1)、その手を離すとスプリング52の弾性により元の位置まで弾むように上昇する。
装飾部19の上記の弾むような動きは、その感触自体を玩具的に楽しむようにしてもよいし、或は図19(a),(b)に想像線で示したように、延出部20側(具体的には受台部47)に例えば光学式の装飾部センサー57を設置し、一方、装飾部19側(具体的にはバネ受け円板51)に前記装飾部センサー57に向けてスイッチ作動片58を突設し、前記装飾部19の上下方向の動きに伴うスイッチ作動片58の動きを装飾部センサー57で検出し、そうしてその検出信号を遊技用の入力信号として利用するようにしてもよい。もちろんスイッチ作動片58と装飾部センサー57の設置場所は相互に入れ替えてもよいが、実施形態のように装飾部センサー57を延出部20側に設けておく方が装飾部センサー57の上下動が少なくなって、装飾部センサー57自体や配線が傷み難い。
[装飾部のスペーサー]
ところで実施形態の装飾部19は、前記ストローク空間54を横断する仕切板59aを備えたスペーサー59を装飾部19と延出部20の間に介在させることにより、延出部20に対する上下動のストロークが簡単に変更できるようになっている。
すなわち前記スペーサー59は、図18、図20に示したように、延出部20の前記円筒部49の周りを囲うようにして前記バネ受け円板51の上面に載る大筒部59bと、装飾部19の上半部36の前記ストッパー53内に遊嵌する小筒部59cと、該小筒部59cと前記大筒部59bの境界位置に設けた仕切板59aと、から概略構成されており、装飾部19のバネ受け円板51と上半部36とに挟まれて支持されている。したがってスペーサー59は装飾部19と一体に動くため、装飾部19が手で押されて下降したとき、スペーサー59の仕切板59aがストッパー53より先に延出部20の円筒部49の頂部に当接して停止する。よって装飾部19の延出部20に対する上下動のストロークh2は、スペーサー59の仕切板59aと延出部20の円筒部49の間の間隔に変更される。もちろんスペーサー59の仕切板59aが、延出部20の円筒部49の頂部に常時載っている設定にした場合には、前記ストロークh2が零になるため、装飾部19が延出部20に対して上下動することはない。なお、実施形態のスペーサー59は、図21に示したように逆さにして設置することにより、仕切板59aが延出部20の頂部に常に載る設定、つまり装飾部19が延出部20に対して上下動しない設定になっている。
[駆動手段]
駆動手段21は、装飾部19の位置を図3に示したように前記台座部17に収まる第1の位置(収容位置)と、図4に示したように台座部17から浮き上がる第2の位置(非収容位置)とに変化させるものであり、装飾部19を前記第1の位置から第2の位置に変化させるために延出部20を跳ね上げる跳ね上げ手段60と、装飾部19を第2の位置から第1の位置に変化させるために延出部20を回動させる引き下げ手段61と、を備えている。
なお、本実施形態では、装飾部19の位置が前述の第1の位置(収容位置)にあるときの延出部20等の各要素のことを「第1の状態にある」又は「第1状態にある」と称し、装飾部19の位置が前述の第2の位置(非収容位置)にあるときの延出部20等の各要素のことを「第2の状態にある」又は「第2状態にある」と称する。
また、駆動手段21は、跳ね上げ手段60と引き下げ手段61の共通の駆動源として、図16に示したように装置基台18の駆動装置設置部33に取り付けられるギヤカバー62と、該ギヤカバー62の外面に取り付けられる原動モーター63と、原動モーター63の出力軸に直結された原動ギヤ64と、該原動ギヤ64に噛合するようにギヤカバー62内に回転自在に装着された中間ギヤ65と、該中間ギヤ65に噛合するようにギヤカバー62内に回転自在に装着された最終ギヤ66と、該最終ギヤ66の側面に突設されると共に扇形の円弧面67aとその円弧面67aの始端側(回転時に進行方向に向かう側)に連続するアール面取り部67bと窪み部67cとを有する駆動カム67と、からなる駆動装置を備えている。
[駆動手段−跳ね上げ手段]
装飾部19を第1の位置(収容位置)から第2の位置(非収容位置)に変化させる跳ね上げ手段60は、延出部20を跳ね上げ方向に付勢する巻きバネ68と、該巻きバネ68によって跳ね上げ方向に付勢されている延出部20を第1の状態に止めるロック部69と、該ロック部69による延出部20のロックを解除するロック解除部70と、から概略構成される。
[跳ね上げ手段−巻きバネ]
前記巻きバネ68は、略円形の巻回部68aから二本のバネ線68b,68bが互いに拡開する方向に延びる公知のものであって、前記巻回部68aが前記装置基台18の第1軸43に取り付けられており、一方のバネ線68bが装置基台18に当接し、もう一方のバネ線68bが副腕部42の後側に当接する。したがって、巻きバネ68のバネ線68b,68bの拡開弾性によって延出部20が常時跳ね上げ方向に付勢される。
[跳ね上げ手段−ロック部]
前記ロック部69は、上記のように巻きバネ68によって跳ね上げ方向に付勢されている延出部20を第1状態に止めて装飾部19を第1の位置に保持するものであり、延出部20の主腕部41の後端側面に突設された係合部71と、装置基台18の前記第2軸受29に対し第2軸72で揺動可能に軸着されたロック/解除切替部73のロック片74と、からなる。
このロック片74は、図17の拡大図に示したように、ロック/解除切替部73の端部に突設されており、先端が第2軸72を中心とするアール面74rになっている。また、ロック片74は、図9に示したようにロック/解除切替部73に突設されたバネ掛け部75と装置基台18とに掛け渡されたスプリング76の張力によって反時計回りに付勢された状態で停止しており、この停止状態から時計回りにのみ回転し得る。
しかして、第1状態にある延出部20の前記係合部71は、かかる停止状態のロック片74に接触するようになっている。前記のように第1状態にある延出部20は、巻きバネ68によって第2状態に変化する向きに常時付勢されており、そしてその回転方向はロック片74を反時計回りに回転させようとするものであり、よって延出部20は、停止状態のロック片74によって第1状態に止められる。
[跳ね上げ手段−ロック解除部]
ロック解除部70は、ロック部69による延出部20のロックを解除するものであり、前記ロック/解除切替部73の端部に設けたローラーアーム77と、前記駆動カム67を駆動源としてローラーアーム77を押し動かす揺動アーム78と、からなる。
[ロック解除部−ローラーアーム]
前記ローラーアーム77は、ロック/解除切替部73の前記ロック片74とは反対側の端部に突設された支持アーム79と、該支持アーム79の先端に回転自在に取り付けられたローラー80とからなる。
[ロック解除部−揺動アーム]
揺動アーム78は、ローラーアーム77のローラー80に作用してこれを押し動かすものであり、図7、図17に示したように側面視略L字状で後端が装置基台18の第3軸受30に通した第3軸81で軸着されている揺動本体78aと、その揺動本体78aの上端に設けた揺動ローラ78bと、揺動本体78aと装置基台18とに掛け渡されて該揺動本体78aを跳ね上げ方向に付勢するスプリング78cとからなる。揺動本体78aの外側面はカム面になっており、図12のように揺動アーム78を下傾させると前記ロック/解除切替部73のローラーアーム77に揺動本体78aのカム面が当接し、当該カム面でローラーアーム77が押されてロック/解除切替部73が時計回りに回転する。
また、揺動アーム78自身は、揺動ローラ78bが図7と図12のように前記駆動カム67の窪み部67cからアール面取り部67bを通って円弧面67aへと移動するとき押し下げられて下傾する。
[引き下げ手段]
引き下げ手段61は、第2の位置にある装飾部19を第1の位置に変化させる(引き下げる)ように延出部20を可動するためのものであり、延出部20の前記副腕部42に横向きに突設した回転自在な副腕ローラ82で形成される。この副腕ローラ82は、図12に駆動カム67を想像線で示したように、延出部20が第2状態にあるときに駆動カム67の窪み部67cと交差する位置にある。したがって、副腕ローラ82が、回転する駆動カム67の窪み部67cからアール面取り部67bと円弧面67aに押されて後方斜め下向きに移動するため、延出部20が回動して装飾部19が第1の位置に引き下げられる。
[その他]
図中符合83は、延出部20の主腕部41の屈曲部外側に下向きに突設したセンサー突片であり、該センサー突片83を装置基台18の前記センサー台32に取り付けた延出部センサー31で検知することにより、延出部20の状態ひいては装飾部19の位置を検知することができる。もちろんこの延出部センサー31の信号を利用すれば装飾部19を遊技用の入力スイッチとして利用することができる。
また、図5において符合84,85は、装置基台18に設けた延出部20用の弾性ストッパーであり、装飾部19が勢いよく押し込まれた場合の衝撃を吸収してこれを保護するためのものである。
また、図11において符合86は、ギヤカバー62に取り付けた光学式の回転センサーであり、最終ギヤ66のフランジに設けられたスリット87を検知して原動モーター63の回転ひいては駆動カム67の回転を制御するものである。
また、図15、図17において符合88は、装置基台18に突設した延出部20用のストッパーであり、延出部20の主腕部41に係合して跳ね上げ位置を規制するためのものである。
また、図9、図14、図18において符合89は、装飾部19を第2の位置から第1の位置に変化させるに際して延出部20に適度な抵抗を付与して装飾部19の操作感(押し込んだ手応え)を向上させ得るようにした補助装置である。
実施形態の補助装置89は、公知のラチェット機構の応用であって、第1軸43に回転可能に装着された爪車90と、主腕部41側面の前記係合部71内に摺動自在に設けられていてラチェット機構の爪に相当する滑動軸91と、の組合せである。爪車90は、第1軸43の主腕部41と副腕部42の間に回転可能に装着されており、その爪車90の歯間部に前記滑動軸91の丸い先端部分が嵌っている。一方、この滑動軸91は、図9、図14、図18に示したように主腕部41の係合部71内に摺動自在に装着されると共に内蔵したスプリング92で突出方向に付勢されている。爪車90と滑動軸91の噛合関係は、爪車90の一方の回転に対して滑動軸91が軸方向に逃げて隣の歯間部に移動し、爪車90の逆方向の回転に対して滑動軸91が歯に係合する、というラチェット仕様に設定されており、実施形態では装飾部19を第1の位置から第2の位置に変化させるとき滑動軸91が爪車90の歯に係合して爪車90を連れ回し、逆に装飾部19を第2の位置から第1の位置に変化させるとき滑動軸91が軸方向に逃げて隣の歯間部に移動するようになっている。したがって延出部20が第2状態から第1状態に変化するときに滑動軸91が爪車90の歯間部を移動する際の抵抗と、滑動軸91がスプリング92の付勢で弾性的に戻る際の機械音(ラチェット音)が、装飾部19を押し込む際の触覚的・聴覚的な手応えになるため、遊技者の操作感が向上する。
また、前記のように装飾部19を延出部20に対して上下動し得るように構成し、その上下動を装飾部センサー57で検出して遊技用の入力信号として利用するようにした場合は、延出部20の動きに上記の抵抗を設けることにより、延出部20が第2状態になっている状態での延出部20に対する装飾部19の先行下動が生じやすくなるため、装飾部19の上下動を装飾部19内で検知して遊技用の入力信号とする場合の応答性が向上する。
[動作説明]
上記遊技機1は、通常の遊技状態のとき、図1、図3、図5〜図9に示したように装飾部19が第1の位置にあって、その下半部37が台座部17の中にすっぽりと収まっており、遊技者からは装飾部19のほぼ上半部36だけが見える。実施形態の遊技機1は、前記のように延出部20に対して装飾部19が上下動自在になっているため、この第1の位置にある装飾部19を手で押すと下降し、離すと戻る。したがって装飾部19に、図19(a)、(b)のように前記装飾部センサー57とスイッチ作動片58を設けて押し込み操作の有無を検知するようにしておけば、該装飾部19を遊技用の入力スイッチとして使用することができる。なお、装飾部19は、第1の位置にあるときその全体が球皿7の上縁より低い位置にある。
装飾部19が第1の位置にあるとき延出部20は、図5、図7〜図9に示したように前傾した第1状態にあり、主腕部41のセンサー突片83がセンサー台32の延出部センサー31で検知されている。したがって、その信号で装飾部19が第1の位置にあることが判る。
また、装飾部19が第1の位置にあるとき、延出部20は巻きバネ68によって跳ね上げ方向に付勢されているが、上記のようにロック部69で第1の状態に止められている。このときの各部の状態が図5〜図9の断面図に示されている。
すなわち、図6、図7に示したように、ロック解除部70の揺動アーム78がスプリング78cの付勢で跳ね上がった位置にあり、停止している駆動カム67の窪み部67cに揺動アーム78の揺動ローラ78bが位置している。この状態でロック/解除切替部73のローラーアーム77のローラー80は揺動アーム78から離間しており、したがってロック/解除切替部73は、図9に示したようにバネ掛け部75がスプリング76に引っ張られて同図において反時計回りに回りきった状態で停止している。このロック/解除切替部73の一端にはロック片74が一体に突設されており、必然的にロック片74も図9に示したようにスプリング76の張力で反時計回りに回りきった状態で停止している。このロック片74が図8、図9に示したように第1状態にある延出部20の係合部71に接触するため、延出部20の第2状態への変化が止められる。
また、前記のように駆動カム67が停止している状態で、図7のように延出部20の副腕部42の副腕ローラ82が駆動カム67の円弧面67aに当接しているため、これによっても延出部20の第2状態への変化が止められている。
次に、遊技の進行により例えば大当り状態に突入し、その大当りの演出として装飾部19を図2、図4のように台座部17から浮き上がらせる場合について説明する。
まず、図7の位置で停止している駆動カム67を時計回りに回転させて、図12想像線のように第2状態にある副腕部42の副腕ローラ82に窪み部67cがほぼ対応する位置で止める。この駆動カム67の回転により、図12、図13のように揺動アーム78の揺動ローラ78bが、駆動カム67の窪み部67cからアール面取り部67bを通って円弧面67aへと移動する。これにより揺動アーム78の前方が押し下げられて図12のように下傾する。揺動アーム78の前方が下がると、図12、図13に示したようにロック/解除切替部73のローラーアーム77が前方に押し出されて該ロック/解除切替部73がスプリング76の付勢に抗して同図において時計回りに回転する。これによりロック/解除切替部73の一端にあるロック片74も同図において時計回りに回転して延出部20の係合部71から離間する。したがってロック片74による延出部20のロックが解除される。なお、延出部20の係合部71の端面の形状は、延出部20が第1状態にロックされている状態においてロック片74の回転中心である第2軸72を中心とする円弧状に形成されており、これによりロック片74が係合部71に接触している状態でも殆ど抵抗を受けずに円滑に回転(離間)し得るようになっている。
以上のようにして延出部20のロック片74によるロックは解除されるが、実施形態では前記のように駆動カム67の円弧面67aで副腕ローラ82が押されて延出部20の第2状態への変化が止められているため、さらに駆動カム67が回転して円弧面67aから副腕ローラ82が外れたとき、延出部20が第2状態に跳ね上がって装飾部19が第2の位置に変化する。
装飾部19が第1の位置から第2の位置に変化すると台座部17から離間してその間に浮遊空間93ができ、しかもその浮遊空間93が遊技者から認識可能になっているため、あたかも装飾部19が台座部17から浮き上がっているかのように見える。特に実施形態は、装飾部19が第1の位置にあるときと、装飾部19が第1の位置から第2の位置に変化する過程と、装飾部19が第2の位置にあるときの何れにおいても、延出部20が遊技者に認識困難となるように構成されている。具体的に、装飾部19が第1の位置にあるときには、遊技領域4aのほぼ中央を見ていた遊技者が遊技機1の前方斜め下に向けて装飾部19を見下ろした際に(遊技者の視線)、延出部20が装飾部19そのものによって隠蔽される。また、装飾部19が第2の位置に変化している途中段階、および、装飾部19が第2の位置に変化した状態でも、図22に示したように、遊技領域4aのほぼ中央を見ていた遊技者が遊技機1の前方斜め下に向けて装飾部19を見下ろした際に(遊技者の視線)、延出部20が装飾部19そのものによって隠蔽される(延出部20の設置台部16から露出する部分が同図において範囲xで示したように遊技者の視線で装飾部19の影に隠れる)。つまり、装飾部19が何れの位置にあるときにも、延出部20が遊技者のほぼ死角に位置するように構成されており、装飾部19が支えもなく浮いているかのように見え易くでき、浮遊感を与えられる。
また、視覚的には台座部17と延出部20を隠蔽色(例えば、黒色同士)に彩色し、一方、装飾部19を台座部17から目立つ色(例えば、黒色の台座部17に対して赤色)に彩色するとさらに浮遊感、立体感を高めることができる。加えて、装飾部19が第2の位置に変化した状態で設置台部16の下の振動スピーカー34を作動させれば、延出部20の先に支持されている装飾部19も振動するため、より効果的に浮遊感を演出することができる。もちろん、実施形態のように装飾部19が延出部20の先にスプリング52,52,52を介して弾性的に支持されている場合には、装飾部19とそれ以外の部分との間に振動差が生じるため、より浮遊感が向上する。さらには、振動スピーカー34による振動を利用して切開部27から台座部17に脈動的に送風したり、或は別途送風機を設けて切開部27から台座部17に送風して装飾部19の浮遊感を演出するようにしてもよい。また、浮遊感を向上させる別例として、装飾部19が第2の位置に変化した状態で延出部20を小刻みに上下動させるように原動モーター63を駆動させるようにしてもよい。
なお、装飾部19が第2の位置にあるとき、上方部分は球皿7の上縁を越える高い位置にある。したがって、装飾部19が遊技者の顔の近くに存在するため、装飾部19の裏側の死角の範囲がより広くなる。よって、延出部20が装飾部19の裏側に確実に隠れるため、装飾部19の浮遊感がより強く際立つ。特に、実施形態のように、装飾部19が透明なカバーで覆われず外部に開放されている場合には、室内照明等の反射がなく装飾部19がクリアに見えるため、相対的に延出部20に注意が行きにくい。
次に、装飾部19が第2の位置にあるとき、遊技者が装飾部19を手で押さえるか又は叩くと、延出部20が第1軸43を中心に回動して装飾部19が第1の位置に戻る。
このとき実施形態では、駆動カム67が上記のように第2状態にある副腕部42の副腕ローラ82に窪み部67cがほぼ対応する図12想像線の位置で停止しているため、駆動カム67の円弧面67aが揺動アーム78から外れた状態で停止している。したがって、揺動アーム78がスプリング78cの付勢で跳ね上がってロック解除部70のローラーアーム77が自由になり、ロック/解除切替部73のロック片74が図9のように反時計回りに回りきった状態になって主腕部41の係合部71に係合し得る位置に待機しているため、前記のように装飾部19と延出部20が第1状態に戻ると、係合部71がロック片74を図12において時計回りに押し回して自動的に係合する。したがって延出部20がロック片74でロックされるから、装飾部19が第1の位置に戻ってその位置に止まり、再び駆動カム67を回転させるまで第2の位置に変化しない。
なお、装飾部19が第2の位置にあるとき、繰り返し何度でも押し下げられるように設定する場合は、図12のように駆動カム67の円弧面67aで揺動アーム78を押さえている位置で駆動カム67を停止させればよい。この状態では、揺動アーム78が前方を下げたままになり、ロック片74が主腕部41の係合部71から離間した位置に停止するため、装飾部19が押し下げられて第1の位置に戻っても手を離せば何度でも第2の位置に戻る。
上記の説明で明らかなように、駆動カム67の停止位置を適宜設定することにより、装飾部19の複数回の押し下げを可能にするか、1回の押し下げでロックされるようにするかを遊技内容に応じて使い分けることができる。
次に、装飾部19が浮いたままの状態(第2の位置)で大当りが終了した場合は、駆動カム67を図12想像線の状態から時計回りに回転させる。そうすると、副腕ローラ82に駆動カム67のアール面取り部67bがあたって後方斜め下向きに向けて押されるため、延出部20が第1状態に引き下げられる。このとき揺動アーム78は、前記のように駆動カム67の円弧面67aから外れて跳ね上がり、ロック片74が主腕部41の係合部71に係合し得る位置に待機しているため、延出部20が第1状態に戻ると係合部71がロック片74を押し回して自動的に係合する。
なお、好ましくは、装飾部19が第2の位置にあるとき、台座部17又は装飾部19の下半部37(台座部17に収まる部分)に異物がないことを検知する異物検知手段を設け、その異物検知手段により異物が検知された場合に、例えば(a)遊技機1を停止する、(b)異物の存在を表示装置や警報音で告知して注意を促す、(c)装飾部19を第2の位置でロックする、等の中から少なくとも一つを実行する異物回避手段を講じるとよい。
具体的には、装飾部19の下半部37の少なくとも台座部17に収まる部分に異物検知手段たるタッチセンサーを設けて指が装飾部19の下半部37に掛かっていないことを検知し、或は、図2に想像線で示したように台座部17の円孔24の周囲であって少なくとも手が触れ得る部分に異物検知手段たるタッチセンサー94を設けて円孔24に手が接近又は侵入していないことを検知し、そこでもし手が検知された場合は制御装置のプログラムに従って上記(a)〜(c)の少なくとも一つの異物回避手段を実行する。
また、異物が飲料などの液体や遊技球である場合は、図23に示したように設置台部16の底に排出孔95を形成して台座部17の切開部27から排出孔95に抜ける異物排出経路を設けておくとよい。そうすることにより装飾部19が液体に浸かることを防止でき、また、台座部17に落下した遊技球の回収が容易になる。
以上本発明を実施の形態について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば実施形態では装飾部19を延出部20で上下動させて位置を変化させるようにしたが、装飾部19を延出部20で固定的に保持する一方、設置台部16を上下動させて相対的に装飾部19を第1の位置から第2の位置へ変化させ、また、第2の位置から第1の位置に変化させるようにしてもよい。さらには装飾部19と設置台部16の双方を上下動させるようにしてもよい。
また、図24に示したように設置台部16を本体部16aと前方の顎部16bとに分割形成して両者を分離可能に連結し、顎部16bに過大な衝撃が加わった場合に本体部16aから外れるようにしてもよい。そうすることにより、仮に苛立った遊技者が、顎部16bを乱暴に叩いたとしても、外れるのみで破壊には至りにくい。
また、実施形態では延出部20をL字状に形成して遊技者から見えにくい装飾部19の下側に連結し、そうして延出部20が装飾部19の死角に入って隠れやすいようになっているが、図25(a),(b)に示したように、延出部20を略直線状に形成して装飾部19の後側に連結するようにしてもよい。この場合も、浮遊感、立体感を高めるために、上述の実施例と同様に、延出部20と設置台部16および台座部17とを同系からなる隠蔽色(例えば、黒色同士)に彩色し、一方、装飾部19を設置台部16および台座部17から目立つ色(例えば、黒色の設置台部16および台座部17に対して赤色)に彩色することが好ましい。
また、実施形態では、装飾部19及び延出部20の第2状態から第1状態への変化に適度な抵抗を付与するために補助装置89を設けたが、かかる補助装置89の設置はあくまでも任意である。
また、実施形態の装飾部19にLEDなどの発光装置を内蔵して上半部36及び/又は下半部37を発光(例えば装飾的に点滅させ、或はタイマー的に点滅させる。)させるようにしてもよい。
また、装飾部19の形状は、球状に限られるものではなく、多面体(例えば6面体(立方体)や8面体)や所定のキャラクタを模した立体形状であってもよい。装飾部19の形状をこれら他の形状にする場合も、浮遊感、立体感を高めるために、遊技機1の前方斜め下に向けて装飾部19を見下ろした際に(遊技者の視線)、延出部20が装飾部19そのものによって隠蔽される大きさを有するものが好ましい。
なお、装飾部19を、例えばキャラクタを模した立体形状のような純粋な装飾を目的とするものにした場合、悪戯防止のために透明なカバーで覆うことが考えられるが、触れられて困る部分にはタッチセンサーを設け、このタッチセンサーで接触を検知すると遊技を中断する接触回避手段を設けると共にその旨を掲示して注意を促す、というようにしておけば、あえて透明なカバーで覆わなくともよい。何故なら、一般に装飾部19が稼働しているときは、遊技者にとって有利な状況であることが多いため、遊技者自身が遊技の中断につながるような悪戯行為を行う確率は低く、また、本発明では装飾部19が遊技者の顔の近くにあって実質的に遊技者の上半身でブロックされているため、遊技者以外の者が触れる機会は殆どないからである。
また、実施形態では、遊技球を球皿7に投入して遊技を行うパチンコ機を例示したが、遊技球を機内で循環させるいわゆる封入式のパチンコ機や、雀球式の弾球遊技機、或はコインを遊技媒体として遊技を行う回胴式遊技機などでも同様に適用できる。
1 …遊技機
16 …設置台部
17 …台座部
19 …装飾部
20 …延出部
21 …駆動手段
93 …浮遊空間

Claims (1)

  1. 遊技者側に向けて前方に突出する設置台部と、
    該設置台部に設けられた上向き凹状の台座部と、
    該台座部に少なくとも自己の下部が収まり得る立体形状の装飾部と、
    該装飾部を支持する延出部と、
    前記装飾部を、前記台座部に前記下部が収まる第1の位置と、該第1の位置にあるときよりも相対的に前記台座部から前記下部が離間する第2の位置と、に変化させ得る駆動手段と、を備えており、
    前記装飾部が前記第2の位置にあるときに、遊技者から見て該装飾部の下部と前記台座部との間に浮遊空間が認識可能となるように構成されることを特徴とする遊技機。
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