JP2016055004A - 薬品送り装置および薬品管理器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬品の管理を向上させることができる薬品送り装置および薬品管理器具を提供することを目的とする。
【解決手段】実施形態によれば、ケーシングと、操作部と、送り部と、を備えた薬品送り装置が提供される。前記ケーシングは、底部および回転軸を有する。前記操作部は、前記回転軸により前記ケーシングに対して回転自在に軸支され操作孔および把持可能な把持部の少なくともいずれかを有する。前記送り部は、前記回転軸を介して前記操作部から伝達された力により回転する。前記底部は、それぞれに薬品が包装された複数の包装袋を有する包装袋帯のうちの一部を前記底部と前記送り部との間で挟設する。前記送り部が所定の方向へ回転すると前記包装袋帯が前記送り部から力を受けて移動し、前記包装袋が前記ケーシングの外部および前記ケーシングの内部の少なくともいずれかへ送られる。
【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、薬品送り装置および薬品管理器具に関する。
例えば、医師が複数の種類の薬品を患者に処方した場合において、患者が一回あたり(例えば朝食後)に服用する薬品の種類あるいは薬品の数が比較的多いことがある。この場合において、患者は、薬品を服用することを煩雑に感ずることがある。あるいは、例えば年配の患者などは、いずれの種類の薬品をいずれの数だけ服用すればよいか分からないことがある。これに対して、一回当たりに服用する薬品が1つの袋に包装(一包化)された包装袋がある。また、そのような包装袋が連続した包装袋帯がある。これによれば、例えば、朝食後、昼食後および夕食後のそれぞれの1回あたりに服用する薬品は、より明確になる。
しかし、例えば年配の患者などは、薬品を服用するときに、包装袋帯の両端部のうちのいずれの端部の包装袋の薬品を服用すればよいか分からない場合がある。そのため、例えば薬品が一包化された包装袋の包装袋帯を管理する点においては、さらなる改善が望まれている。
登録実用新案第3154211号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、薬品の管理を向上させることができる薬品送り装置および薬品管理器具を提供することを目的とする。
実施形態によれば、ケーシングと、操作部と、送り部と、を備えた薬品送り装置が提供される。前記ケーシングは、底部および回転軸を有する。前記操作部は、前記回転軸により前記ケーシングに対して回転自在に軸支され操作孔および把持可能な把持部の少なくともいずれかを有する。前記送り部は、前記回転軸を介して前記操作部から伝達された力により回転する。前記底部は、それぞれに薬品が包装された複数の包装袋を有する包装袋帯のうちの一部を前記底部と前記送り部との間で挟設する。前記送り部が所定の方向へ回転すると前記包装袋帯が前記送り部から力を受けて移動し、前記包装袋が前記ケーシングの外部および前記ケーシングの内部の少なくともいずれかへ送られる。
本発明の態様によれば、薬品の管理を向上させることができる薬品送り装置および薬品管理器具が提供される。
本発明の実施の形態にかかる薬品送り装置を備えた薬品管理器具を表す模式的斜視図である。 薬品が一包化された包装袋の包装袋帯を例示する模式的平面図である。 図1に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。 図3に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。 本実施形態の係合部を説明する模式的断面図である。 本実施形態にかかる薬品管理器具の使用形態の一例を例示する模式的平面図である。 本実施形態の連結台を表す模式的斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる薬品送り装置を備えた薬品管理器具を表す模式的斜視図である。
図2は、薬品が一包化された包装袋の包装袋帯を例示する模式的平面図である。
図3は、図1に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。
図4は、図3に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
なお、図1は、説明の便宜上、薬品管理器具を分解した状態を表している。図4では、説明の便宜上、窓部113aを省略している。
図1、図3および図4に表した薬品管理器具10は、薬品送り装置100と、箱200と、を備える。
薬品送り装置100は、ケーシング110と、操作部120と、送り部141と、を有する。ケーシング110は、回転軸131を有する。
ケーシング110は、右側部(第1の側部)111と、左側部(第2の側部)112(図4参照)と、上部113と、底部114と、を有する。ケーシング110の内部には、空洞部101が設けられている。空洞部101は、右側部111と、左側部112と、上部113と、底部114と、により囲まれた領域に相当する。ケーシング110の前部には、取出口116が設けられている。ケーシング110の内部は、取出口116を通してケーシング110の外部とつながっている。
図3に表したように、底部114のうちの後方部114aは、下方(底部114からみて空洞部101、回転軸131および送り部141とは反対の方向)へ曲げられた形状を有する。例えば、底部114のうちの後方部114aは、下方へ湾曲した形状を有する。これにより、底部114のうちの一部には、挿入孔119(図3参照)が形成されている。ケーシング110の内部は、挿入孔119を通してケーシング110の外部とつながっている。底部114は、弾性を有する材料を含む。ケーシング110の材料としては、例えば樹脂や金属などが挙げられる。
本願明細書において「後方部」とは、底部114のうちの部分であって、送り部141と対向する位置から後方の部分をいう。
上部113は、弾性を有する材料を含む。上部113の先端部113bと、右側部111と、の間には、第1のスリット151aが設けられている。上部113の先端部113bと、左側部112と、の間には、第2のスリット151bが設けられている。これにより、上部113の先端部113bは、略上下方向に変位可能である。具体的には、上部113の先端部113bは、第1のスリット151aの一端部および第2のスリット151bの一端部を軸として回転可能あるいは略上下方向に変位可能である。
ケーシング110の上部113には、窓部113a(第1の窓部)が設けられている。窓部113aは、光透過性の材料により形成されている。窓部113aの材料としては、例えば、光透過性の樹脂やガラスなどが挙げられる。
図3に表したように、ケーシング110の底部114には、突起部117が付設されている。突起部117は、底部114の表面(下面)に設けられ、外側(図3では前側および後側)に向かって突出した部分を有する。
図1に表したように、箱200は、右壁部211と、前壁部215と、後壁部219と、を有する。箱200の内部には、空間201が設けられている。箱200は、空間201において包装袋帯50(図2参照)を収納することができる。箱200の壁部には、凹部221が設けられている。図1に表した箱200では、凹部221は、前壁部215および後壁部219のそれぞれに設けられている。
ケーシング110の突起部117は、箱200の凹部221と係合可能とされている。突起部117は、薬品送り装置100が箱200に載置された状態において箱200の凹部221と係合し、薬品送り装置100が箱200に対して上下方向および水平方向に移動することを抑制する。これにより、薬品送り装置100と箱200との間の「がた」が抑えられ、使用者は、箱200に取り付けられた状態の薬品送り装置100を比較的容易に持ち運ぶことができる。
ケーシング110の底部114には、係合部118が付設されている。係合部118は、底部114の表面(下面)に設けられ、例えば鉤形の形状を有する。係合部118の詳細については、後述する。
図1および図4に表したように、回転軸131は、ケーシング110の空洞部101に設けられ、ケーシング110に対して回動自在に軸支されている。例えば、回転軸131は、ケーシング110の右側部111およびケーシング110の左側部112に支持されている。
操作部120は、回転軸131の一端部および回転軸131の他端部のそれぞれに設けられている。操作部120は、回転軸131によりケーシング110に対して回転自在に軸支されている。操作部120は、回転軸131に固定され、回転軸131とともに回転可能である。言い換えれば、回転軸131は、操作部120と連結され、操作部120の回転とともに回転可能である。
操作部120は、把持部121と、操作孔123と、を有する。例えば、使用者は、把持部121を持ち操作部120を回転させることができる。あるいは、使用者は、操作孔123に指などを入れ操作部120を回転させることができる。使用者が操作部120を回転させると、回転軸131は、操作部120とともに回転する。
送り部141は、例えば、スポンジやゴムなどの弾性を有する材料を含む。送り部141は、回転軸131により、ケーシング110に対して回転自在に軸支されている。送り部141は、回転軸131に取り付けられ、回転軸131とともに回転する。使用者が操作部120を回転させると、送り部141は、回転軸131を介して操作部120から伝達されたトルク(回転力)により回転する。
あるいは、送り部141は、例えば樹脂や金属などを含む歯車であってもよい。送り部141が歯車である場合にも、送り部141は、回転軸131に取り付けられ、回転軸131とともに回転する。
箱200の右壁部211には、窓部213(第2の窓部)が設けられている。窓部213は、光透過性の材料により形成されている。窓部213の材料としては、例えば、光透過性の樹脂やガラスなどが挙げられる。箱200の前壁部215には、貼付部217が設けられている。貼付部217は、箱200の前壁部215の表面(外面)から後退した位置に設けられている。例えば、貼付部217は、凹形状を呈する。貼付部217の第1の長さD1は、例えば約4センチメートル(cm)以上6cm以下程度である。貼付部217の第2の長さD2は、例えば約7cm以上9cm以下程度である。
図2に表した包装袋帯50では、一回当たりに服用する薬品が1つの包装袋51に包装(一包化)されている。包装袋帯50は、複数の包装袋51を有する。隣り合う複数の包装袋51は、切断線53を介して互いに接続されている。例えば、患者は、切断線53において1つの包装袋51を切り取り、その包装袋51の中の薬品を取り出すことで、1回当たりの薬品を服用することができる。包装袋51の表面には、表示部55が設けられている。表示部55には、例えば、患者名55aや日付55bや服薬時間55cなどが記載されている。なお、表示部55に記載される事項は、患者名55a、日付55bおよび服薬時間55cに限定されるわけではない。包装袋51の材料としては、一般的に、樹脂や紙などが挙げられる。
次に、本実施形態にかかる薬品管理器具10の使用方法について説明する。
例えば年配の患者などは、薬品を服用するときに、包装袋帯50の両端部のうちのいずれの端部の包装袋51の薬品を服用すればよいか分からない場合がある。例えば、約2週間程度の薬品が処方された場合には、包装袋帯50は、比較的長い。そのため、例えば、患者は、包装袋帯50の両端部のうちのいずれの端部の包装袋51の薬品から服用し始めたのか分からなくなることがある。
これに対して、本実施形態では、図3に表したように、使用者は、ケーシング110の底部114の後方部114aと、送り部141と、の間に包装袋帯50を挟む。ここで、前述したように、ケーシング110の底部114と、送り部141と、のそれぞれは、弾性を有する材料を含む。これにより、図3および図4に表したように、送り部141は、送り部141自身と、ケーシング110の底部114の後方部114aと、の間に包装袋帯50を挟設し保持することができる。
送り部141は、送り部141自身と後方部114aとの間に包装袋帯50を挟設した状態では、わずかに変形し包装袋帯50を後方部114aへ押し付ける。一方で、ケーシング110の底部114の後方部114aは、後方部114a自身と送り部141との間に包装袋帯50を挟設した状態では、わずかに下方へ撓み包装袋帯50を送り部141へ押し付ける。つまり、送り部141は、後方部114aの側へ向かう付勢力を包装袋帯50に与える。一方で、後方部114aは、送り部141の側へ向かう付勢力を包装袋帯50に与える。これにより、包装袋帯50は、ケーシング110の底部114の後方部114aと、送り部141と、の間に挟設され保持される。
使用者は、後方部114aと送り部141との間に包装袋帯50を挟設させるときには、係合部118を利用することができる。
これについて、図面を参照しつつさらに説明する。
図5は、本実施形態の係合部を説明する模式的断面図である。
図3に関して前述したように、ケーシング110の底部114には、係合部118が付設されている。係合部118は、鉤形の形状を有し、例えば箱200の壁部などに係合可能とされている。図5では、係合部118が箱200の前壁部215の上端部と係合している。但し、係合部118が係合する場所は、箱200の前壁部215の上端部には限定されない。
使用者は、ケーシング110の底部114の後方部114aと、送り部141と、の間に包装袋帯50を挟設させるときには、まず、係合部118を例えば箱200の壁部などに係合させる。これにより、薬品送り装置100を例えば箱200の壁部などに保持させることができる。続いて、図5に表した矢印A1のように、使用者は、包装袋帯50が有する複数の包装袋51のうちで服用を開始する薬品の包装袋51aを、挿入孔119を通してケーシング110の空洞部101へ挿入し、後方部114aと、送り部141と、の間に挟設させる。
続いて、使用者が図5に表した矢印A2の方向へ操作部120を回転させると、送り部141は、回転軸131を介して操作部120から伝達されたトルク(回転力)により、図5に表した矢印A3の方向へ回転する。これにより、包装袋帯50が有する複数の包装袋51のうちで服用を開始する薬品の包装袋51aは、ケーシング110の底部114の後方部114aと、送り部141と、の間において、より確実に挟設され保持される。
続いて、使用者は、包装袋51aの薬品よりも後に服用する薬品の複数の包装袋51の帯(包装袋帯50)を箱200の空間201に適宜収納することができる。
なお、使用者は、包装袋帯50を箱200の空間201に収納した後に、前述した方法により、包装袋帯50が有する複数の包装袋51のうちで服用を開始する薬品の包装袋51aを後方部114aと送り部141との間に挟設させてもよい。
続いて、図3に戻って説明すると、使用者は、操作部120を図3に表した矢印A4の方向に回転させる。すると、図3に表した矢印A5のように、送り部141が操作部120の回転方向と同じ方向に回転する。送り部141が図3に表した矢印A5の方向に回転すると、包装袋帯50は、送り部141から力を受け、底部114の上を図3に表した矢印A6の方向へ移動する。これにより、服用開始の薬品の包装袋51aがケーシング110の外部へ送り出され、ケーシング110の取出口116から出てくる。なお、服用途中の場合(服用開始の薬品をすでに服用済みの場合)には、包装袋帯50のうちの端部に存在する包装袋51がケーシング110の取出口116から出てくる。
続いて、使用者は、図3に表した矢印A11の方向へ向かって上部113の先端部113bを押す。言い換えれば、使用者は、上部113の先端部113bを底部114へ向かって押す。前述したように、上部113は、弾性を有する材料を含む。また、上部113の先端部113bと、ケーシング110の側部(右側部111および左側部112)と、の間には、第1のスリット151aおよび第2のスリット151bが設けられている。そのため、使用者は、上部113の先端部113bを比較的容易に底部114へ向かって押すことができる。
すると、ケーシング110の取出口116から出てきた包装袋51は、上部113の先端部113bと底部114との間に挟まれ、上部113の先端部113bにより底部114に押し付けられる。例えば、使用者は、上部113の先端部113bの縁部113cを包装袋帯50の切断線53に当てることにより、服用する薬品の包装袋51を比較的容易に包装袋帯50から切り離すことができる。
このとき、図3に表したように、上部113の先端部113bの縁部113cは、底部114の前方側の縁部114bよりも後方側に位置する。言い換えれば、縁部113cと回転軸131との間の距離は、縁部114bと回転軸131との間の距離よりも短い。そのため、使用者は、上部113の先端部113bにより包装袋51を底部114に押し付けた状態であっても、例えば包装袋帯50の切断線53を比較的容易に視認することができる。
本実施形態によれば、使用者は、包装袋帯50が取出口116から垂下することを抑え、必要な包装袋51を1つずつ取出口116からケーシング110の外部へ送り出すことができる。これにより、使用者は、服用すべき薬品が包装された包装袋51をより明確に認識することができる。これにより、薬品の管理を向上させることができる。
前述したように、窓部113aがケーシング110の上部113に設けられている。これによれば、使用者は、包装袋51を取出口116から出す前に、窓部113aを通して包装袋51の表示部55に記載された事項を確認することができる。そのため、使用者は、包装袋51を取出口116から出す前に、服用する薬品が包装された包装袋51を事前に確認し、服用すべき薬品とは異なる薬品を服用することをより確実に抑えることができる。これにより、薬品の管理をより向上させることができる。
なお、ケーシング110の全体が、光透過性の材料により形成されていてもよい。これによれば、窓部113aが上部113に設けられていなくとも、使用者は、ケーシング110の外側から包装袋51を事前に確認することができる。
前述したように、箱200の右壁部211には窓部213が設けられている。これによれば、使用者は、窓部213を通して箱200の空間201を見ることで、包装袋帯50の残りの包装袋51を確認することができる。これにより、薬品送り装置100を箱200から取り外すことなく、簡易的に包装袋帯50の残りの包装袋51を確認することができる。
なお、箱200の全体が、光透過性の材料により形成されていてもよい。これによれば、窓部213が右壁部211に設けられていなくとも、使用者は、箱200の外側から簡易的に包装袋帯50の残りの包装袋51を確認することができる。
例えば患者名が記載されたシートや患者の顔写真などが貼付部217に貼られている場合には、薬品管理器具10が複数の患者の間において取り違えられることを抑制することができる。
使用者が図3に表した矢印A7の方向へ操作部120を回転させると、底部114の上の包装袋帯50は、図3に表した矢印A8の方向へ移動する。つまり、使用者は、図3に表した矢印A7の方向へ操作部120を回転させることにより、挿入孔119を通して包装袋帯50の一部をケーシング110の外部(例えば箱200の空間201)へ送り出すことができる。これにより、例えば包装袋帯50に皺が生じた場合には、使用者は、操作部120を図3に表した矢印A7の方向へ回転させることで皺を取ることができる。また、不要な包装袋51が取出口116からケーシング110の外部へ出た場合でも、その不要な包装袋51をケーシング110の空洞部101へ戻すことができる。
図6は、本実施形態にかかる薬品管理器具の使用形態の一例を例示する模式的平面図である。
図7は、本実施形態の連結台を表す模式的斜視図である。
なお、図6では、説明の便宜上、窓部113aを省略している。
例えば、使用者は、複数の薬品管理器具10を連結させて使用することができる。すなわち、図6に表したように、使用者は、複数の薬品管理器具10を用意し、任意の薬品管理器具10の把持部121を、その任意の薬品管理器具10と隣り合う他の薬品管理器具10の操作孔123に挿入する。任意の薬品管理器具10の把持部121は、その任意の薬品管理器具10と隣り合う他の薬品管理器具10の操作孔123と係合し、その任意の薬品管理器具10と隣り合う他の薬品管理器具10の操作部120を作動させることができる。これにより、使用者は、複数の薬品管理器具10を連結させ、複数の操作部120を連動して回転させることができる。つまり、操作部120は、連結装置として機能する。これによれば、使用者は、複数の包装袋帯50をまとめて管理することができる。
例えば、使用者は、図7に表した連結台300を使用して複数の薬品管理器具10を連結させてもよい。図7に表した連結台300は、保持部310を有する。保持部310は、薬品管理器具10の箱200を保持することができる。これにより、図6に表したように、使用者は、連結台300の保持部310に箱200を保持させた状態で、複数の操作部120を比較的容易に連動して回転させることができる。なお、図6および図7に関する説明では、2つの薬品管理器具10が連結された例を挙げた。但し、薬品管理器具10が連結される数は、2つに限定されず、3つ以上であってもよい。3つ以上の薬品管理器具10が連結される場合でも、図6および図7に関して前述した実施形態と同様の形態を利用することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、薬品送り装置100および箱200などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや操作部120、窓部113a、および取出口116などの設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 薬品管理器具、 50 包装袋帯、 51、51a 包装袋、 53 切断線、 55 表示部、 55a 患者名、 55b 日付、 55c 服薬時間、 100 薬品送り装置、 101 空洞部、 110 ケーシング、 111 右側部、 112 左側部、 113 上部、 113a 窓部、 113b 先端部、 113c 縁部、 114 底部、 114a 後方部、 114b 縁部、 116 取出口、 117 突起部、 118 係合部、 119 挿入孔、 120 操作部、 121 把持部、 123 操作孔、 131 回転軸、 141 送り部、 151a 第1のスリット、151b 第2のスリット、 200 箱、 201 空間、 211 右壁部、 213 窓部、 215 前壁部、 217 貼付部、 219 後壁部、 221 凹部、 300 連結台、 310 保持部

Claims (13)

  1. 底部および回転軸を有するケーシングと、
    前記回転軸により前記ケーシングに対して回転自在に軸支され操作孔および把持可能な把持部の少なくともいずれかを有する操作部と、
    前記回転軸を介して前記操作部から伝達された力により回転する送り部と、
    を備え、
    前記底部は、それぞれに薬品が包装された複数の包装袋を有する包装袋帯のうちの一部を前記底部と前記送り部との間で挟設し、
    前記送り部が所定の方向へ回転すると前記包装袋帯が前記送り部から力を受けて移動し、前記包装袋が前記ケーシングの外部および前記ケーシングの内部の少なくともいずれかへ送られる薬品送り装置。
  2. 前記底部は、弾性を有する材料を含み、
    前記送り部は、弾性を有する材料を含む請求項1記載の薬品送り装置。
  3. 前記底部は、前記底部からみて前記送り部とは反対の方向へ曲げられた部分を有し、
    前記包装袋帯のうちの一部は、前記部分と前記送り部との間に挟設される請求項1または2に記載の薬品送り装置。
  4. 前記ケーシングは、光透過性の材料により形成された第1の窓部を有し、
    前記外部へ送り出される前の状態の前記包装袋に記載された事項を前記第1の窓部を通して確認可能な請求項1〜3のいずれか1つに記載の薬品送り装置。
  5. 前記ケーシングは、光透過性の材料により形成され、
    前記外部へ送り出される前の状態の前記包装袋に記載された事項を前記ケーシングの外側から確認可能な請求項1〜3のいずれか1つに記載の薬品送り装置。
  6. 前記底部は、鉤形の形状を呈し任意の箇所と係合可能とされた係合部を有する請求項1〜5のいずれか1つに記載の薬品送り装置。
  7. 前記ケーシングは、
    前記底部に接続された第1の側部と、
    前記底部に接続され前記第1の側部と対向して設けられた第2の側部と、
    前記底部と対向して設けられた上部と、
    をさらに有し、
    前記上部は、弾性を有する材料を含み、
    前記上部の先端部と、前記第1の側部と、の間に第1のスリットが設けられ、
    前記先端部と、前記第2の側部と、の間に第2のスリットが設けられ、
    前記先端部は、前記底部の方向へ変位可能とされた請求項1〜6のいずれか1つに記載の薬品送り装置。
  8. 前記先端部の縁部と前記回転軸との間の距離は、前記底部の縁部と前記回転軸との間の距離よりも短い請求項7記載の薬品送り装置。
  9. 第1の薬品送り装置と、前記第1の薬品送り装置とは異なる第2の薬品送り装置と、が互いに連結される場合において、
    前記第1の薬品送り装置および前記第2の薬品送り装置のいずれか一方の前記把持部は、前記第1の薬品送り装置および前記第2の薬品送り装置のいずれか他方の前記操作孔と係合し前記第1の薬品送り装置および前記第2の薬品のいずれか他方の前記操作部を作動可能とされた請求項1〜8のいずれか1つに記載の薬品送り装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の薬品送り装置と、
    前記包装袋帯を収納可能な空間を有する箱と、
    を備えた薬品管理器具。
  11. 前記箱は、光透過性の材料により形成された第2の窓部を有し、
    前記空間に収納された状態の前記包装袋帯の前記包装袋を前記第2の窓部を通して確認可能な請求項10記載の薬品管理器具。
  12. 前記箱は、光透過性の材料により形成され、
    前記空間に収納された状態の前記包装袋帯の前記包装袋を前記箱の外側から確認可能な請求項10記載の薬品管理器具。
  13. 前記箱は、凹形状を呈する貼付部を有する請求項10〜12のいずれか1つに記載の薬品管理器具。
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