JP2016054308A - 半導体発光素子 - Google Patents

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JP2016054308A
JP2016054308A JP2015224447A JP2015224447A JP2016054308A JP 2016054308 A JP2016054308 A JP 2016054308A JP 2015224447 A JP2015224447 A JP 2015224447A JP 2015224447 A JP2015224447 A JP 2015224447A JP 2016054308 A JP2016054308 A JP 2016054308A
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pad electrode
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恵滋 榎村
Keiji Enomura
恵滋 榎村
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Nichia Chemical Industries Ltd
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Nichia Chemical Industries Ltd
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Abstract

【課題】発光むらが低減された半導体発光素子を提供する。【解決手段】n型半導体層121及びp型半導体層123が積層された半導体層と、n型半導体層に接続されたn側電極130と、p型半導体層上にp側透光性電極144を有し、p側透光性電極に接続されたp側電極140と、を備えた半導体発光素子101であって、半導体発光素子を上面から見て、p側電極は、n側電極を囲むように形成されたp側延伸部とp側パッド電極142とを有し、n側電極は、n側パッド電極と、p側パッド電極方向に延びるn側第1延伸部136と、を有し、p側延伸部は、p側パッド電極から延伸するp側第1延伸部146と、p側第1延伸部から延伸するp側第2延伸部147と、p側第2延伸部から分岐して延伸するp側第3延伸部148と、p側第3延伸部から延伸するp側第4延伸部149と、を備え、p側第2延伸部と、p側第4延伸部と、n側第1延伸部とが平行である。【選択図】図1

Description

本発明は、発光むらが低減された半導体発光素子(Light Emitting Device:以下「LED
」と記す)に関する。
従来の半導体発光素子において、発光むらを改善させるために、外部電源と接続するp
パッド電極から細長いp側電極を延伸させたものが知られている(例えば、特許文献1参
照)。さらに発光むらを改善するために、pパッド電極から伸びる直線状のp側電極と、
nパッド電極から伸びるn側電極とを交互に配列した半導体発光素子が知られている(例
えば、特許文献2〜3参照)。
また、発光領域内部に設けられたn側電極を、延伸部を設けたp側電極で囲んだ半導体
発光素子も知られている(例えば、特許文献4〜5参照)。
特開2007−281426号公報 特開2002−319704号公報 特開2001−345480号公報 特開2005−183910号公報 特開2003−179263号公報
しかしながら、特許文献1では一方のパッド電極から延びる電極が他方のパッド電極に
直線上に延びていることから電流が集中する部分がある。特許文献2では電流が供給され
るパッドから電極の端部が相当な距離で離隔されるので、他の隣接部分に比して低い光出
力を示す部分がある。特許文献3では一方のパッド電極から延びる電極が他方のパッド電
極に直線上に延びていることから電流が集中する部分がある。特許文献4及び5は電流が
供給されるpパッド電極が一つであるため、pパッド電極とnパッド電極との間の発光と
、pパッド電極を除く電極とnパッド電極との間の発光と、で明るさに違いが生じている
そこで、本発明は発光むらが低減された半導体発光素子を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体発光素子は、n型半導体層及びp型半導体層が積層された半導体層
と、前記n型半導体層に接続されたn側電極と、前記p型半導体層上にp側透光性電極を
有し、該p側透光性電極に接続されたp側電極と、を備えた半導体発光素子であって、
前記半導体発光素子を上面から見て、前記p側電極は、前記n側電極を囲むように形成
されたp側延伸部とp側パッド電極とを有し、前記n側電極は、n側パッド電極と、前記
p側パッド電極方向に延びるn側第1延伸部と、を有し、前記p側延伸部は、前記p側パ
ッド電極から延伸するp側第1延伸部と、前記p側第1延伸部から延伸するp側第2延伸
部と、前記p側第2延伸部から分岐して延伸するp側第3延伸部と、前記p側第3延伸部
から延伸するp側第4延伸部と、を備え、前記p側第2延伸部と、前記p側第4延伸部と
、前記n側第1延伸部とが平行である。これにより発光むらを低減することができる。ま
た、Vfを低減することもできる。ここで「n側電極を囲む」とは、O字のようにn側電
極を完全に囲っていなくてもよく、C字のように一部開口していてもよい。
本発明に係る半導体発光素子は、前記n側電極は、前記n側第1延伸部と電気的に接続
されるn側第2延伸部を有していることが好ましい。これにより発光むらを低減すること
ができる。これは電流せき止め効果によるものと考えられる。
本発明に係る半導体発光素子は、前記半導体発光素子を上面から見て、前記n側第2延
伸部は、前記p側第1延伸部と平行な部分を有することが好ましい。これによりさらに発
光むらを低減することができる。
本発明に係る半導体発光素子は、前記半導体発光素子を上面から見て、前記p側第4延
伸部は、前記n側第1延伸部と前記n側第2延伸部と最短距離が等しいことが好ましい。
これによりさらに電流拡散が均一となる。
本発明に係る半導体発光素子は、前記n側パッド電極は、n側第3延伸部を有しており
、前記半導体発光素子を上面から見て、前記n側第3延伸部は、前記n側パッド電極と前
記p側第2延伸部との最短距離を結ぶ方向に向かって延びていることが好ましい。これに
よりこれによりn側パッド電極とp側第2延伸部との距離を短くすることができ発光むら
をさらに低減することができる。
本発明に係る半導体発光素子は、前記半導体発光素子を上面から見て、前記n側第2延
伸部は、前記p側第1延伸部と等距離であることが好ましい。これによりさらに電流拡散
が均一となる。
本発明に係る半導体発光素子は、前記半導体発光素子を上面から見て、前記n側パッド
電極と前記p側パッド電極は、同じ大きさであることが好ましい。これにより発光面積を
拡大することができる。
本発明に係る半導体発光素子は、前記半導体発光素子を上面から見て、前記p側パッド
電極が前記p側第1延伸部よりも前記半導体発光素子の側辺側に配置されることが好まし
い。
本発明の半導体発光素子は、発光むらを低減することができる。「発光むら」とは、光
取出し面側から見たときに、発光部の発光が不均一に見えることであり、例えば光が他と
比べて暗部があるものなどをいい、発光むらが改善されるとは、発光部の発光が均一に近
づくことをいう。また、Vfを低減することもできる。
第1の実施の形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。 第1の実施の形態に係る半導体発光素子を示す概略断面図である。 第1の実施形態に係る半導体発光素子の変形例を示す概略平面図である。 第2の実施の形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。 実施例1に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 実施例2に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 実施例3に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 実施例4に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 実施例5に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 実施例6に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 実施例7に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 実施例8に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 実施例9に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 実施例10に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 比較例1に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 比較例2に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 比較例3に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。 比較例4に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、
必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及
び、それらの用語を含む別の用語)を用いる。それらの用語の使用は図面を参照した発明
の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限
定されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一の部分又は部材
を示す。また発明を理解しやすくするために、実施形態を分けて説明するが、これらの実
施形態はそれぞれ独立するものではなく、共有できるところは他の実施形態の説明を適用
できる。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態に係る半導体発光素子について図面を用いて詳述する。図1は、第1
の実施の形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。図2は、第1の実施の形態
に係る半導体発光素子を示す概略断面図であり、図1のA−A’線における概略断面図で
ある。図3は、第1の実施形態に係る半導体発光素子の変形例を示す概略平面図である。
ただし、説明の便宜上、図1と図2と図3は同一縮尺ではない。半導体発光素子の平面を
上面と呼ぶ。
第1の実施の形態に係る半導体発光素子1は、基板110の上にn型半導体層121、
発光層122及びp型半導体層123を順に積層した半導体層120を備えている。半導
体発光素子101を上面から見て、p型半導体層123及び発光層122を部分的に除去
してn型半導体層121を露出させている。通電時、発光部105は、露出されたn型半
導体層121を除いてp型半導体層123が発光しているように見える。半導体発光素子
101の上面はn側パッド電極132、p側パッド電極142の一部を除いて短絡防止の
ために絶縁性の保護膜150で覆われている。図2では、保護膜150を省略している。
半導体発光素子1は、一対のn側電極130とp側電極140とを備えている。
p側電極140は、p側パッド電極142と、p側透光性電極144と、p側延伸部(
p側第1延伸部146、p側第2延伸部147、p側第3延伸部148、p側第4延伸部
149)と、を備えている。p側透光性電極144はp型半導体層123上に備えられて
おり、p側透光性電極144はp側パッド電極142と電気的に接続されており、p側パ
ッド電極142はp側延伸部と電気的に接続されている。p側第1延伸部146、p側第
2延伸部147,p側第3延伸部148、p側第4延伸部149は、連続的に形成されて
いる。p側第1延伸部146、p側第2延伸部147,p側第3延伸部148は、略U字
状を成している。
n側電極130は、n側パッド電極132と、n側延伸部(n側第1延伸部136、n
側第2延伸部137、n側第3延伸部138)と、n側透光性電極170と、を備えてい
る。n側パッド電極132は、n型半導体層121上に備えられており、n側パッド電極
132はn側延伸部と電気的に接続されている。n側第1延伸部136、n側第2延伸部
137は、連続的に形成されており、T字状に形成されている。n側電極130は、p側
半導体層123の上面に伸びて、外部電極(図示せず)と電気的に接続される。そして、
n側電極130とp型半導体層123と間には絶縁膜(図示せず)が形成されており、n
側電極130とp型半導体層123との短絡を防止している。
p側パッド電極142を半導体発光素子101の外周付近に配置している。ワイヤーボ
ンディングを行いやすくするためである。本実施形態では、矩形状の半導体発光素子10
1において、p側パッド電極は半導体発光素子101の角部ではない一辺付近に設けてい
るが、角部であっても構わない。p側パッド電極142は、上面視で、p側第1延伸部1
46に対して半導体発光素子101の側辺側に突出している。そのため、p側延伸部は半
導体発光素子101の側辺よりも内側に配置されている。p側第1延伸部146がp側パ
ッド電極142に対し側辺側にある場合と比較して、n側第2延伸部137とp側第1延
伸部146、p側パッド電極142の距離が等距離となり、より発光むらを低減すること
ができる。しかし、p側パッド電極142を半導体発光素子101のやや内側に配置して
もよい。例えば、半導体発光素子101の一辺を1とした場合、n側パッド電極132が
配置されている側と対向する一辺からp側パッド電極142の中心までは0.15〜0.
30の位置に配置してもよい。p側パッド電極142と最も近い半導体発光素子101の
外周までの間も発光しているからである。
p側パッド電極142及びp側第1延伸部146、p側第2延伸部147、p側第3延
伸部148、p側第4延伸部149は、p型半導体層123上に備えたp側透光性電極1
44の表面の一部に形成されている。p側第1延伸部146、p側第2延伸部147,p
側第3延伸部148は、n側電極30をC字状に囲むように形成されている。p側第1延
伸部146は、p側パッド電極142からn側パッド電極132に向かう方向に対し垂直
な方向に延びており、p側第2延伸部147はp側第1延伸部146から垂直な方向に延
びており、p側第3延伸部148はp側第2延伸部147から分岐して垂直な方向に延び
ている。p側第1延伸部146とp側第2延伸部147との交点は丸みを帯びているが、
直交していてもよい。p側第2延伸部147は直線上に延びる部分と先端の湾曲状の部分
とを有する。このp側第2延伸部147の先端の湾曲状はn側パッド電極132の円形状
と距離を同じにするように円弧状となっていることが好ましい。n側パッド電極132と
p側第2延伸部147の先端付近の距離が等距離となり均一に発光しやすいからである。
さらにp側第3延伸部148は、n側第1延伸部方向136に向かって延びている。
p側第3延伸部148は、n側パッド電極132とn側第2延伸部137との間に配置
される。p側第3延伸部148は、先端から、p側第2延伸部147と平行で、n側パッ
ド電極132の方向へ延びるp側第4延伸部149を備える。p側第3延伸部148とp
側第4延伸部149は略L字状となり、n側第1延伸部136、n側第2延伸部137と
ほぼ等距離になるように配置される。p側第3延伸部148がn側パッド電極132より
に配置されている場合、p側第4延伸部149はn側第2延伸部137の方向に延伸して
もよい。p側第4延伸部149は、n側第1延伸部136との最短距離と、n側第2延伸
部137との最短距離が等しい方が好ましい。また、p側第4延伸部149は、p側第2
延伸部147ともほぼ等距離になるように配置する。すなわち、p側第4延伸部149が
、n側第1延伸部136とp側第2延伸部との中間に位置する。これにより、n側第1延
伸部136と対向するp側第4延伸部149の面積が増え、またn側第1延伸部136、
p側第2延伸部147、p側第4延伸部149間の距離が等しくなるため、これらの間の
電流をさらに均一に拡散させることができる。また、n側パッド電極132付近では電流
密度が大きいため、p側第4延伸部149とn側パッド電極132との距離は、p側第4
延伸部149とn側第2延伸部137との距離よりも長い方が好ましい。
半導体発光素子101を上面から見て、p側延伸部は、p側第1延伸部146、p側第
2延伸部147、p側第3延伸部148へと枝分かれしていくに従って、幅が細くなるこ
とが好ましい。p側延伸部が枝分かれして細くなると流れる電流も小さくなるためである
。これにより、Vfが低減できる。また、p側延伸部の面積が減るので発光面積を拡大す
ることができる。
p側電極140とp型半導体層123の間には絶縁層180を設けることもできる。特
に、絶縁層180は、p側透光性電極144とp型半導体層123の間であって、p側パ
ッド電極142とp側延伸部の形状に沿って、p側パッド電極142とp側延伸部よりも
幅広に形成されることが好ましい。これによりp側パッド電極142周辺への過度な電流
集中を緩和することができる。
また、p側第1延伸部146、p側第2延伸部147は半導体発光素子101の外周に
配置されていることが好ましい。これにより発光面積を広くとることができ、半導体発光
素子101の外周が暗くなるのを抑制することができる。
n側パッド電極132は、発光する領域内に孤立して形成される。p型半導体層123
及び発光層122を上面から見て円形状にエッチングしている。半導体発光素子101の
一辺を1とした場合、p側パッド電極142が配置されている側と対向する一辺からn側
パッド電極132の中心までは0.20〜0.35の位置に配置されている。つまりn側
パッド電極132の中心とp側パッド電極142の中心との距離は0.75〜0.60離
れている。より好ましくは、半導体発光素子1の一辺を1とした場合、p側パッド電極1
42が配置されている側と対向する一辺からn側パッド電極132の中心までは0.25
〜0.30の位置に配置されている。つまりn側パッド電極132の中心とp側パッド電
極142の中心との距離は0.65〜0.60離れている。
n側パッド電極132及びn側第1延伸部136、n側第2延伸部137、n側第3延
伸部138は、n型半導体層121上に備えたn側透光性電極170の表面の一部に形成
されている。n側第1延伸部136、n側第2延伸部137は、T字状に形成されている
。n側第1延伸部136は、n側パッド電極132からp側パッド電極142に向かって
直線上に延びている。n側第2延伸部137はn側第1延伸部136から垂直な方向に延
びている。
n側第1延伸部136とp側第2延伸部147は平行な部分を有している。また、n側
第2延伸部137とp側第1延伸部146は平行な部分を有している。また、n側第2延
伸部137とp側第3延伸部148は平行な部分を有している。
本実施形態において、n側第2延伸部137は、p側第1延伸部146と平行に配置、
すなわち、n側パッド電極の中心とp側パッド電極の中心とを結ぶ直線に対して垂直に配
置されているが、これに限らず、n側パッド電極の中心とp側パッド電極の中心とを結ぶ
直線に対して角度を有して配置されていてもよい。また、n側第2延伸部137は曲部を
有していてもよい。
n側第2延伸部137の長さはp側パッド電極142の直径よりも大きいことが好まし
い。これにより電流せき止め効果をより効果的に実現することができるからである。また
、n側第2延伸部137の長さはn側パッド電極132の直径よりも大きいことが好まし
い。これにより電流せき止め効果をより効果的に実現することができるからである。ここ
で、電流せき止め効果について説明する。n側第2延伸部137がないと、n側第1延伸
部136がp側パッド電極142方向に延びているのみとなる。そうすると、n側延伸部
からp側パッド電極142方向へ向かう電流は、n側第1延伸部136の先端に集中する
ことになり、n側第1延伸部136とp側パッド電極142との間で直線的に電流が集中
する。しかし、n側第2延伸部137がある場合、電流はn側第1延伸部136からn側
第2延伸部137へ広がってp側パッド電極142へ向かうため、電流が均一に拡散され
る。
n側第3延伸部138は、n側パッド電極132からn側第1延伸部136とは異なっ
てp側第2延伸部147の方向に延びている。特に、p側第2延伸部147に対して垂直
に延びることが好ましい。これにより、p側第2延伸部147とn側パッド電極132と
の距離を縮めることができるため、n側パッド電極の大きさの比率を小さくすることがで
きる。したがって、n側パッド電極132はp側パッド電極142と同等若しくは小さく
することもできる。n側パッド電極132が縮小された分、発光部105が拡大し発光効
率が向上する。また、n側パッド電極132を挟んで直線方向に延びる2つのn側第3延
伸部138の両端までの長さは、n側第2延伸部137の長さと等しいことが好ましい。
これによりn側第3延伸部138とp側第2延伸部147、n側第2延伸部137とp側
第2延伸部147の距離が等しくなり、発光むらを低減することができる。
p側第2延伸部147の先端部分とn側パッド電極132との距離は等距離であること
が好ましい。p側第2延伸部147の直線部分とn側第1延伸部136との距離も等距離
であることが好ましい。また、p側第2延伸部147の先端部分及び直線部分とp側第3
延伸部148で囲まれた部分とn側パッド電極132との距離は等距離であってもよいが
、n側第1延伸部136があるため、p側第2延伸部147の先端方向(p側パッド電極
142と離れる方向)にずれていることが好ましい。p側パッド電極142とn側第2延
伸部137との最短距離は、p側第2延伸部147の直線部分とn側第2延伸部137と
の最短距離よりも広いことが好ましい。電流集中を抑制することができるからである。n
側第2延伸部137の長さはp側第1延伸部146の長さの半分であることが好ましく、
p側第3延伸部148の長さはp側第1延伸部146の長さの半分であることが好ましい
。n側第2延伸部137とp側第2延伸部147との距離と、p側第3延伸部148とn
側第1延伸部136との距離が等しくなることが好ましい。
n側第2延伸部は、n側パッド電極とp側パッド電極との中間地点よりも、p側パッド
電極よりに配置されるのが好ましい。nパッド電極からより遠くへ電流を拡散させるため
である。
半導体発光素子1101に示すように、一対のn側電極1130とp側電極1140は
2つ以上用いることもできる。2つのp側電極1140を別々に形成しても良いが、p側
第2延伸部1147を共通にしてp側電極1140を連結することが好ましい。このとき
p側第2延伸部1147の先端はそれぞれに対応するn側パッド電極1132と等距離と
なるように分岐していることが好ましい。
また、2つのp側パッド電極1142を有することで上面から見たとき半導体発光素子
1101を略正方形にすることができる。このとき2つのp側パッド電極1142の間の
p側第2延伸部1147を共通にすることでp側第2延伸部1147を3本としている。
これにより発光むらを低減することができる。これはp側第2延伸部1147を4本とし
た場合、内側2本の間が暗くなるためである。
次に、各構成部材について詳述する。
(基板10)
基板は、半導体結晶をエピタキシャル成長させるのに適した材料から形成される。窒化
物半導体のエピタキシャル成長に適した基板としては、C面、A面、R面のいずれかを主
面とするサファイア(A1)やスピネル(MgA12)のような絶縁性基板、
またSiC(6H、4H、3C)、シリコン、ZnS、ZnO、GaAs、ダイヤモンド
;LiNbO、NdGaO等の酸化物基板、窒化物半導体基板(GaN、AlN等)
等が挙げられる。また、半導体成長面がオフアングルした基板、或いは凹凸構造が設けら
れた基板であってもよい。なお、基板は、最終的に除去することもできる。さらに、透光
性を有する基板であれば、半導体素子構造を積層した主面に対向するもう一方の主面側を
光取り出し面とすることも可能である。
(半導体層20)
半導体発光素子を構成する発光部としては、いわゆる発光ダイオード、レーザーダイオ
ードなどが好適である。発光部の形状は特に限定されず、例えば、円形、楕円形、多角形
又はこれに近い形状のものを利用することができる。特に、三角形、四角形、六角形など
の形状であると、半導体発光素子を形成する際に、複数の発光部を緻密に配置できるので
好ましい。
発光部の構造としては、MIS接合、PIN接合、PN接合等のホモ構造、ヘテロ結合
あるいはダブルヘテロ結合のものが挙げられる。また、半導体発光層を量子効果が生ずる
薄膜に形成させた単一量子井戸構造、多重量子井戸構造としてもよい。発光層には、Si
、Ge等のドナー不純物及び/又はZn、Mg等のアクセプター不純物がドープされる場
合もある。得られる半導体発光素子の発光波長は、半導体の材料、混晶比、発光層のIn
GaNのIn含有量、発光層にドープする不純物の種類を変化させる等によって、紫外領
域から赤外領域まで変化させることができる。
発光部に含まれるn型半導体層、発光層及びp型半導体層23は、例えば、InN、A
lN、GaN、InGaN、AlGaN、InGaAlN等の窒化物半導体、III−V族
化合物半導体、II−VI族化合物半導体等、種々の半導体から形成することができる。
特に、n型半導体層、発光層、p型半導体層は、窒化物半導体から形成するのが好ましい
窒化物半導体から成る発光部の具体例としては、例えば、AlGaNよりなるバッファ
層、アンドープGaN層、Siドープn型GaNよりなるn側コンタクト層、GaN層と
InGaN層とを交互に積層させた超格子構造のn側クラッド層、GaN層とInGaN
層とを交互に積層させた多重量子井戸構造の発光層、MgドープAlGaN層とMgドー
プInGaN層とを交互に積層させた超格子構造のp側クラッド層、MgドープGaNよ
りなるp側コンタクト層を含むことができる。
(n側電極30、p側電極40(以下、特に指摘なければ「電極」と呼ぶ))
n側電極はパッド電極と延伸部とにより構成され、p側電極はパッド電極、透光性電極
、延伸部とにより構成される。各延伸部は対応するパッド電極と電気的に接続される。よ
って、延伸部が低抵抗な状態で接続できるように、電極の材料が選択される。電極を積層
構造で設ける場合、例えばAu、Pt、Pd、Rh、Ni、W、Mo、Cr、Tiのいず
れかの金属またはこれらの合金やそれらの組み合わせとすることができる。具体的な一例
として、窒化物半導体層やp側透光性電極44と接続する側からTi/Rh/Au、W/
Pt/Au、Rh/Pt/Au、W/Pt/Au/Ni、Pt/Au、Ti/Rhなどを
用いて構成することができる。
発光部上のp型半導体層に設けられるp側透光性電極は、p型半導体層の全面に設けら
れることが好ましい。発光層からの光は、このp側透光性電極を通って外部に放出される
。そのため、p側透光性電極には、特に、発光層で発生する光の波長域における光透過率
が大きい材料が好適に用いられる。例えば、p側透光性電極としては、In、Zn、Sn
、Ga、W、Tiから選択される少なくとも1種を含む導電性の酸化物、具体的には、I
TO、IZO、ZnO、In、SnO、TiO及びこれらの複合酸化物が挙げ
られる。
(保護膜50)
保護膜は、n側パッド電極、p側パッド電極の上面の一部を除いて、発光部の全面を覆
っている。保護膜の材料として、SiO、Al、ZrO、TiOなどの単層
膜または多層膜を用いることができる。保護膜を備えることにより、ショート等を防ぎ、
歩留まりや信頼性を向上することができる。
(メタライズ60)
半導体発光素子の裏面にはメタライズを施している。半導体層から放出された光を上面
側に効率よく反射させるためである。メタライズは基板の全面に反射率の高い材料を設け
ることが好ましい。メタライズの材料はAl、Agなどである。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態に係る半導体発光素子201は、第1の実施の形態に係る半導体発光
素子101と、p側第4延伸部149の形状が異なる以外はほぼ同じである。図4は、第
2の実施の形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。
第2の実施の形態に係る半導体発光素子201は、基板210の上にn型半導体層22
1、発光層222及びp型半導体層223を順に積層した半導体層220を備えている。
半導体発光素子201を上面から見て、p型半導体層223及び発光層222を部分的に
除去してn型半導体層221を露出させている。通電時、発光部205は、露出されたn
型半導体層221を除いてp型半導体層223が発光しているように見える。半導体発光
素子201の上面はn側パッド電極232、p側パッド電極242の一部を除いて短絡防
止のために絶縁性の保護膜250で覆われている。
半導体発光素子201は、一対のn側電極230とp側電極240とを備えている。
p側電極240は、p側パッド電極242と、p側透光性電極244と、p側延伸部(
p側第1延伸部246、p側第2延伸部247、p側第3延伸部248、p側第4延伸部
249)と、を備えている。p側透光性電極244はp型半導体層223上に備えられて
おり、p側透光性電極244はp側パッド電極242と電気的に接続されており、p側パ
ッド電極242はp側延伸部と電気的に接続されている。p側第1延伸部246、p側第
2延伸部247,p側第3延伸部248、p側第4延伸部249は、連続的に形成されて
いる。p側第1延伸部246、p側第2延伸部247,p側第3延伸部248は、略U字
状を成している。p側第2延伸部247の先端はn側パッド電極232と等間隔となるよ
うに円弧状となっている。
p側第3延伸部248はp側第2延伸部247から垂直な方向に伸びており、さらにそ
の先端からp側第2延伸部247と平行な方向へ延びるp側第4延伸部249を備える。
そしてp側第3延伸部248とp側第4延伸部249は、n側第1延伸部236、n側第
2延伸部237とほぼ等距離になるように略T字状に配置されることが好ましい。これに
より、略L字状のときよりも、n側第1延伸部236と対向するp側第4延伸部249の
面積が増え、これらの間の電流をさらに拡散させることができる。p側第3延伸部248
、p側第4延伸部249がT字状の場合、p側第3延伸部248がn側パッド電極232
寄りに配置されても、p側第4延伸部249の長さを長くすればn側第1延伸部236、
n側第2延伸部237との対向面積や距離を調整することができる。そのため、例えば半
導体発光素子が大きくなり、n側パッド電極232とp側パッド電極242の距離が離れ
てn側第1延伸部236の長さが長くなっても、T字形状の調節により効果的な電流拡散
を奏するので、好適に利用できる。
実施例1及び2に係る半導体発光素子は、第1の実施の形態に係る半導体発光素子10
1に基づいている。図1は、第1の実施の形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図で
ある。図2は、第1の実施の形態に係る半導体発光素子を示す概略断面図である。図4は
、第2の実施の形態に係る半導体発光素子を示す概略平面図である。図5〜14は、それ
ぞれ実施例1〜10に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレーション図である。
図15〜18は、それぞれ比較例1〜4に係る半導体発光素子の発光分布を示すシミュレ
ーション図である。図5乃至18は有限要素法によりn側第2延伸部、n側第3延伸部、
p側第4延伸部の効果を比較した結果である。実施例に係る半導体発光素子について説明
するに際し、第1の実施の形態に係る半導体発光素子101と同一のところは説明を省略
することもある。
実施例1に係る半導体発光素子101は、基板110の上にn型半導体層121、発光
層122及びp型半導体層123を順に積層した半導体層120を備えている。半導体発
光素子101を上面から見て、p型半導体層123及び発光層122を部分的に除去して
n型半導体層121を露出させている。半導体発光素子101の上面はn側パッド電極1
32、p側パッド電極142の一部を除いて保護膜150で覆われている。
半導体発光素子101は、一対のn側電極130とp側電極140とを1つ備えている

p側電極140は、p側パッド電極142と、p側透光性電極144と、p側延伸部(
p側第1延伸部146、p側第2延伸部147、p側第3延伸部148、p側第4延伸部
149)と、を備えている。p側透光性電極144はp型半導体層123上に備えられて
おり、p側透光性電極144はp側パッド電極142と電気的に接続されており、p側パ
ッド電極142はp側延伸部と電気的に接続されている。p側第1延伸部146、p側第
2延伸部147,p側第3延伸部148、p側第4延伸部149は、連続的に形成されて
いる。p側第1延伸部146、p側第2延伸部147,p側第3延伸部148は、略U字
状を成している。p側第3延伸部148は、先端から、p側第2延伸部147と平行で、
n側パッド電極132の方向へ延びるp側第4延伸部149を有している。p側第3延伸
部148とp側第4延伸部149は略L字状で、n側第1延伸部136、n側第2延伸部
137とほぼ等距離になるように配置される。p側透光性電極144とp型半導体層12
3の間には絶縁層180が設けられている。絶縁層180は、p側パッド電極142とp
側延伸部の形状に沿って、p側パッド電極142とp側延伸部よりも幅広に形成されてい
る。
n側電極130は、n側パッド電極132と、n側延伸部(n側第1延伸部136、n
側第2延伸部137、n側第3延伸部138)と、n側透光性電極170と、を備えてい
る。n側パッド電極132は、n型半導体層121上に備えられており、n側パッド電極
132はn側延伸部と電気的に接続されている。n側第1延伸部136、n側第2延伸部
137は、連続的に形成されており、T字状に形成されている。n側第3延伸部138は
、n側パッド電極132からn側第1延伸部136とは異なってp側第2延伸部147の
方向に延びている。
基板110にはサファイアを用いる。n型半導体層121が形成される側のサファイア
の上面は凹凸加工がなされている。n型半導体層121、発光層122及びp型半導体層
123は窒化物半導体が積層されている。主波長は455nmである。半導体発光素子1
01の大きさは900μm×600μm×120μmである。
n側パッド電極132とp側パッド電極は直径90μmである。n側パッド電極132
及びp側パッド電極142はTi、Rh、W、Auを含む積層構造であり、p側透光性電
極144はITOである。保護膜150はSiOを用い200nmで被覆している。
実施例2,3は、n側第2延伸部137の形状が異なる以外は、実質的に実施例1の半
導体発光素子101と同様である。実施例2は、n側第1延伸部から延伸するn側第2延
伸部が、n側パッド電極の中心とp側パッド電極の中心とを結ぶ直線に対して角度を有し
て配置されており、かつ曲部を有している。つまり、略C字状となっている。実施例3は
、n側第1延伸部から延伸するn側第2延伸部が、n側パッド電極の中心とp側パッド電
極の中心とを結ぶ直線に対して角度を有して直線的に延伸するように配置されており、略
Y字状となっている。実施例4は、n側第3延伸部138を、実施例5は、n側第2延伸
部137を、それぞれ有していない以外は、実質的に実施例1の半導体発光素子101と
同様である。
実施例6は、p側第4延伸部249の形状と半導体発光素子201の大きさが異なる以
外は、実質的に実施例1の半導体発光素子101と同様である。主波長は455nmで、
半導体発光素子201の大きさは1000μm×500μm×120μmである。実施例
4は、p側第3延伸部248、p側第4延伸部249が連続的に形成されてT字状になっ
ている。
実施例7、8は、n側第2延伸部237の形状が異なる以外は、実質的に実施例6の半
導体発光素子201と同様である。実施例7は、n側第1延伸部から延伸するn側第2延
伸部が、n側パッド電極の中心とp側パッド電極の中心とを結ぶ直線に対して角度を有し
て配置されており、かつ曲部を有している。つまり、略C字状となっている。実施例8は
、n側第1延伸部から延伸するn側第2延伸部が、n側パッド電極の中心とp側パッド電
極の中心とを結ぶ直線に対して角度を有して直線的に延伸するように配置されており、略
Y字状となっている。実施例9は、n側第3延伸部238を、実施例10は、n側第2延
伸部237を、それぞれ有していない以外は、実質的に実施例6の半導体発光素子201
と同様である。
比較例1は、p側第4延伸部149を、そして比較例2は、n側第3延伸部138と、
n側第2延伸部137と、p側第4延伸部149と、を有していない以外は実施例1と同
様の構成を採る。また、比較例3は、p側第4延伸部249を、そして比較例4は、n側
第3延伸部238と、n側第2延伸部237と、p側第4延伸部249と、を有していな
い以外は実施例6と同様の構成を採る。
以上の構成にすることにより、n側第1延伸部において、実施例1〜10のp側第4延
伸部を設けたものの方が、比較例1〜4のp側第4延伸部を設けないものよりも電流拡散
効果を有している。さらに、実施例1〜3、6〜8のようにn側第2延伸部、n側第3延
伸部、p側第4延伸部を設けた方が、半導体発光素子全体において電流拡散効果を有し、
より電流密度分布が均一となる。特にn側パッド電極、n側第1延伸部、p側パッド電極
の周囲の電流密度分布が均一となっている。さらにまた、実施例2、3、7、8のように
、n側第2延伸部がp側第1延伸部に対して平行配置されていない場合であっても電流密
度は均一であるが、実施例1、6のように平行配置であるとより好ましい。
つまり、実施例1、6の構成にすることで、n側第1延伸部136、236に平行なp
側第4延伸部149、249により、n側第1延伸部136、236と対向する面積が増
え、これらの間の電流密度分布が均一となっている。また、実施例1〜10の結果から、
n側第3延伸部138、238を備えることで、n側パッド電極とp側第2延伸部147
、247との距離を近づけることができ、電流密度分布の均一化を図ることができた。さ
らに、p側パッド電極142、242がp側第1延伸部146、246よりも半導体発光
素子101、201の側辺側にあり、p側第1延伸部146、246がn側第2延伸部1
37、237に対向して平行に配置されることにより、n側第2延伸部137、237と
p側第1延伸部146、246との間も電流密度分布が均一化されていることがわかった
本発明の半導体発光素子は、照明用光源、各種インジケーター用光源、車載用光源、デ
ィスプレイ用光源、液晶のバックライト用光源、センサー用光源、信号機、車載部品、看
板用チャンネルレター等、種々の光源に使用することができる。
101、201、1101 半導体発光素子
105、205、1105 発光部
110、210、1110 基板
120、220、1120 半導体層
121、221、1121 n型半導体層
122、222、1122 発光層
123、223、1123 p型半導体層
130、230、1130 n側電極
132、232、1132 n側パッド電極
136、236、1136 n側第1延伸部
137、237、1137 n側第2延伸部
138、238、1138 n側第3延伸部
140、240、1140 p側電極
142、242、1142 p側パッド電極
144、244、1144 p側透光性電極
146、246、1146 p側第1延伸部
147、247、1147 p側第2延伸部
148、248、1148 p側第3延伸部
149、249、1149 p側第4延伸部
150、250、1150 保護膜
170、270、1170 n側透光性電極
180、280、1180 絶縁層

Claims (8)

  1. n型半導体層及びp型半導体層が積層された半導体層と、
    前記n型半導体層に接続されたn側電極と、
    前記p型半導体層上にp側透光性電極を有し、該p側透光性電極に接続されたp側電極
    と、を備えた半導体発光素子であって、
    前記半導体発光素子を上面から見て、
    前記p側電極は、前記n側電極を囲むように形成されたp側延伸部とp側パッド電極と
    を有し、
    前記n側電極は、n側パッド電極と、前記p側パッド電極方向に延びるn側第1延伸部
    と、を有し、
    前記p側延伸部は、前記p側パッド電極から延伸するp側第1延伸部と、前記p側第1
    延伸部から延伸するp側第2延伸部と、前記p側第2延伸部から分岐して延伸するp側第
    3延伸部と、前記p側第3延伸部から延伸するp側第4延伸部と、を備え、
    前記p側第2延伸部と、前記p側第4延伸部と、前記n側第1延伸部とが互いに平行な
    部分を有することを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記n側電極は、前記n側第1延伸部と電気的に接続されるn側第2延伸部を有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記半導体発光素子を上面から見て、前記n側第2延伸部は、前記p側第1延伸部と平
    行な部分を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体発光素子。
  4. 前記半導体発光素子を上面から見て、前記p側第4延伸部は、前記n側第1延伸部と前
    記n側第2延伸部と最短距離が等しいことを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体発
    光素子。
  5. 前記n側パッド電極は、n側第3延伸部を有しており、
    前記半導体発光素子を上面から見て、前記n側第3延伸部は、前記n側パッド電極と前
    記p側第2延伸部との最短距離を結ぶ方向に向かって延びていることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
  6. 前記半導体発光素子を上面から見て、前記n側第2延伸部は、前記p側第1延伸部と等
    距離であることを特徴とする請求項2乃至4に記載の半導体発光素子。
  7. 前記半導体発光素子を上面から見て、前記n側パッド電極と前記p側パッド電極は、同
    じ大きさであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体発光素子
  8. 前記半導体発光素子を上面から見て、前記p側パッド電極が前記p側第1延伸部よりも
    前記半導体発光素子の側辺側に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一
    項に記載の半導体発光素子。
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