JP2016052571A - 流体の排出、供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】目の前眼房からの流体の流れを可能とするための眼内インプラントを提供する。
【解決手段】インプラント130は、入口端140、出口端150、およびチューブ通路138を有するチューブ132を備える。ここで、入口端140は、眼の前眼房内に延びるように構成され、出口端150は、眼の強膜組織に近接して埋設されるように構成される。インプラント130は、房水を、脈絡膜上腔内、またはぶどう膜近傍腔内に排出するように構成されてもよい。また、関連する供給装置、使用方法、および製造方法を開示する。
【選択図】図1A

Description

関連米国出願
本出願は、2010年1月21日付けで出願された米国特許出願第12/691,176号の部分的な継続出願である。なお、米国特許出願第12/691,176号は、2007年12月7日付けで出願された米国特許出願第11/952,819号(現米国特許7,670,310号)の継続出願であり、米国特許出願第11/952,819号は、2002年12月9日付けで出願された米国特許出願第10/314,324号(取り下げ)の継続出願であり、特許出願第10/314,324号は、2000年12月4日付けで出願された米国特許出願第09/729,050号(現米国特許6,510,600号)の分割出願であり、米国特許出願第09/729,050号は、1997年11月20日付けで出願された米国特許出願第08/975,386号(現米国特許6,203,513号)の分割出願である。これら出願の開示内容は、この参照により本稿に含まれるものとする。
本発明は、緑内障を治療するために眼から房水を排出させるための装置のような、流体排出装置、および、流体排出装置を埋設するための供給装置に関する。また、本発明は、関連する使用方法および製造方法にも関する。
緑内障は、典型的には、異常なレベルまで目の眼圧(IOP)が増加してしまうことにより特徴付けられる、目の状態である。正常な眼は、眼内における房水の循環によって、適正なIOPを維持する。房水は、毛様体から分泌され、瞳孔を通って、眼球の前眼房内に流れる。そして、房水は、線維柱帯およびシュレム管(Canal of Schlemn、またはSchlemn’s Canal)を介して、眼外へ濾過されて流出する。緑内障に罹患すると、房水の排出管路が閉鎖され、房水は、適切な割合で眼外へ流れ出ることができなくなる。そして、IOPが上昇し、眼球がより硬くなってしまい、網膜から延びる神経線維上に負荷される圧力によって、視神経が萎縮してしまう。特徴的な視神経障害が進行し、その結果、網膜内の神経節細胞の死滅が進行し、視界が減退し、最終的には、失明してしまうことになる。疾患が進行した段階は、重度の痛みによって特徴付けられる。
緑内障の治療は、疾患の経過の初期段階に開始された場合は、眼の機能のさらなる減退を防ぎ、眼の機能の大部分を保つことができる。緑内障治療の最終目的は、特定の眼にとって安全と思われる(しかしながら、眼の機能不全または網膜合併症を引き起こす程に低くない)レベルまで、IOPを減少させることにある。
過去においては、房水が眼から流出するための代替的な通路を提供するための手法および装置が、開発され、実施されてきた。例えば、全層濾過手術において、角膜輪部の強膜(limbal sclera)を通して、瘻孔(fistula)が形成され、これにより、前眼房と結膜下腔とを連結する。この処置は、代替的な通路を提供し、これにより、房水が、角膜輪部の強膜における瘻孔を介して眼球の前眼房から流出し、結膜下腔内に流入することを可能とする。しかしながら、治療の間に、強膜および/または結膜において、細胞の成長と、傷の形成が生じ、流体の通過を妨害してしまう可能性がある。
保護式濾過手術(線維柱帯切除術:trabeculectomy)においては、角膜輪部の強膜を通して形成された瘻孔は、部分的に重ねられた所定の厚みの、縫合された強膜弁によって保護される。この手法は、代替的な通路を同様に提供し、これにより、房水が、角膜輪部の強膜における瘻孔を介して眼球の前眼房から流出し、強膜弁の下を通過して、結膜下腔内に流入することを可能とする。上記と同様に、強膜および/または結膜において、細胞の成長と、傷の形成が生じる虞があるため、流体の通過を妨害してしまう可能性がある。
深層強膜切除術(deep sclerectomy)においては、強膜において、表層フラップが作製される。次いで、第2の深層強膜フラップを形成し、第1のフラップの下に強膜リザーバまたはウェルを残しつつ、第2の深層強膜フラップを切除する。そして、薄い透過膜を、前眼房と強膜リザーバとの間にて露出させる。この手法は、非穿孔型であって、前眼房内への穿孔を行わない。房水は、前眼房から、薄膜を通して、強膜リザーバおよびシュレム管内に浸透する。この手法は、実行するのが難しくなり得るものであって、IOP低下に十分に有効であるとの証明はなされていない。
線維柱帯形成術(trabeculoplasty)の手法は、前眼房からシュレム管への流れをもたらすために、医師が、レーザーを用いて線維柱帯網に穿孔を行う一群の手法である。線維柱帯形成術の二つの主要タイプは、アルゴンレーザー線維柱帯形成術(ALT)および選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)である。線維柱帯形成術は、例えば瘢痕などにより線維柱帯網が再び閉塞することがあるので、長時間に亘る治療には適さない。
NeoMedix社のTRABECTOME(登録商標)装置は、線維柱帯網を通過する通路を提供するための他の方法として提案された。この装置は、角膜の切開部より通されて前眼房を横断する。装置の先端部は、双極の微小電気メス電極を有し、該双極微小電気メス電極は、線維柱帯網の一片を切断および除去する。線維柱帯形成術と同様に、この手法は、線維柱帯網が再び閉塞することがあるので、長時間に亘る治療には適さない。
様々な手法に加えて、排出用インプラント装置も、開発され、実施されてきた。例えば、あるインプラントは、角膜輪部の強膜を通して挿入されるチューブを有する。このチューブは、房水を眼外に排出するための代替的な通路を提供する。
これら既知の装置および方法の多くは、IOPを適正に調整するものではないか、または、他の潜在的な欠点を有するものである。例えば、いくつかの装置や方法にあっては、最初の処置によって、術後の早期に、眼球から房水が過剰に失われ、これにより、しばしば低眼圧症が引き起こされてしまう。他の装置や方法にあっては、眼球からの房水の流れに対する抵抗が、大きくなり過ぎる可能性があり、結果的に、最終的なIOPがさらに上昇し、晩期障害のリスクが高まることになる。また、排出通路が、例えば虹彩脱出もしくは瘢痕によって詰まってしまうリスクや、または、眼内に通ずる通路によって、感染症が生じてしまうリスクもある。あるバルブ付きインプラント装置においては、バルブ機構における欠陥、および/またはバルブ機構の故障により、房水の眼外への排出過多または排出過少を招き得る。結膜下腔における「ブレブ(bleb)」内へと排水する手法においては、時として漏出や感染症のリスクがある。さらに、あるインプラント挿入手術は、複雑となり、長期に亘り、且つ、コストが高くなり得る。
患者の予後を効果的な方法で改善する、緑内障治療における改善に対する要求が、依然として存在し続けている。
ある実施形態において、本稿は、眼の前眼房からの流体の流れを可能とするための眼内インプラントを開示する。このインプラントは、入口端、出口端、およびチューブ通路を有するチューブを備える。ここで、入口端は、眼の前眼房内に延びるように構成され、出口端は、眼の強膜組織に近接して埋設されるように構成される。インプラントは、房水を脈絡膜上腔内に排出するように構成されてもよい。また、インプラントは、房水をぶどう膜近傍腔内に排出するように構成されてもよい。インプラントのチューブは、眼の線維柱帯網、もしくはその近傍を貫通し、または、眼の前房隅角を貫通してもよい。
ある実施形態において、インプラントは、1以上の側孔を備えてもよい。この側孔は、前記チューブに設けられた横方向の切り欠き、溝、またはチャネルによって形成されてもよい。また、側孔は、互いに対してジグザグに形成されてもよい。
ある実施形態において、眼内インプラントは、入口端、前記出口端、またはその双方に、傾斜面を備えてもよい。眼内インプラントは、1以上の突起および/またはスパイクの形態として、1以上の保持突出部をさらに備えてもよい。眼内インプラントは、チューブの長さ方向に沿って、1以上の平らな面をさらに備えてもよく、該平らな面によって、前記チューブは、縮小された輪郭を付与される。
ある実施形態において、眼内インプラントは、入口端、前記出口端、またはその双方に、フランジを備えてもよい。このフランジは、供給装置の壁部を受けるための1以上の溝またはアクセスポケットを有してもよい。フランジは、1以上のスペーサを有してもよい。フランジが入口端に設けられている場合、チューブに面するフランジの側部は、丸みを有する形状、テーパ状、または円錐状であってもよい。
ある実施形態において、チューブは、インプラントを適切な位置に縫着するための、1以上の細い領域、縮小された輪郭、または穴を有してもよい。チューブは、その長さ方向に沿って曲率を有してもよい。インプラントは、入口端において湾曲してもよい。インプラントは、チューブに取り付けられる湾曲した支持部を備えてもよい。
ある実施形態において、本稿は、棒状の器具を備えた供給装置を開示する。この供給装置は、埋設作業中に該供給装置において前記インプラントが上昇するのを防止するための保持機構を備えてもよい。この保持機構は、当接面であってもよい。供給装置は、インプラントを収容するための穴を備えてもよい。また、供給装置は、インプラントのチューブを収容するための凹部と、インプラントに設けられた穴内に挿入するための先端部とを備えてもよい。
ある実施形態において、本稿は、眼内インプラントを埋設する方法を開示する。この方法は、前記インプラントを、供給装置内または供給装置上に取り付けるステップと、眼に切開部を形成するステップと、前記インプラントを、所望の埋設位置に導入するステップと、前記供給装置を取り出すステップとを備える。埋設作業は、切り込み(ab externo)方法、または切り出し(ab interno)方法で実行されてもよい。インプラントの出口端は、ぶどう膜近傍位置に埋設されてもよい。
ある実施形態において、本稿は、眼内インプラントを製造する方法を開示する。この方法は、チューブを準備するステップと、該チューブを切削するステップとを備える。
第1の実施形態に係るインプラントの斜視図である。 眼内に埋設された、図1Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図2Aのインプラントの他の側面図である。 他の実施形態に係るインプラントの斜視図である。 図3Aのインプラントの側面図である。 図3Aのインプラントの他の斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図4Aのインプラントの斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図5Aのインプラントの斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図6Aのインプラントの斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図7Aのインプラントの斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図7Cのインプラントの他の側面図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図8Aのインプラントの斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図9Aのインプラントの他の側面図である。 図9Aのインプラントの斜視図である。 眼内に埋設された図9Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図10Aのインプラントの他の側面図である。 図10Aのインプラントの斜視図である。 眼内に埋設された図10Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図11Aのインプラントの他の側面図である。 図11Aのインプラントの斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図12Aのインプラントの他の側面図である。 図12Aのインプラントの斜視図である。 供給装置上の図12Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図13Aのインプラントの他の側面図である。 図13Aのインプラントの斜視図である。 供給装置上の図13Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図14Aのインプラントの他の側面図である。 図14Aのインプラントの斜視図である。 供給装置上の図14Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図15Aのインプラントの他の側面図である。 図15Aのインプラントの斜視図である。 供給装置上の図15Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図16Aのインプラントの他の側面図である。 図16Aのインプラントの斜視図である。 眼内に埋設された、図16Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図17Aのインプラントの他の側面図である。 図17Aのインプラントの斜視図である。 眼内に埋設された、図17Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図18Aのインプラントの他の側面図である。 図18Aのインプラントの斜視図である。 眼内に埋設された、図18Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図19Aのインプラントの他の側面図である。 図19Aのインプラントの斜視図である。 眼内に埋設された、図19Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図20Aのインプラントの他の側面図である。 図20Aのインプラントの斜視図である。 眼内に埋設された、図20Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図21Aのインプラントの他の側面図である。 図21Aのインプラントの斜視図である。 眼内に埋設された、図21Aのインプラントを示す。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図22Aのインプラントの他の側面図である。 図22Aのインプラントの斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図23Aのインプラントの他の側面図である。 図23Aのインプラントの斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図24Aのインプラントの他の側面図である。 図24Aのインプラントの斜視図である。 他の実施形態に係るインプラントの側面図である。 図25Aのインプラントの他の側面図である。 図25Aのインプラントの斜視図である。 一実施形態に係る供給装置の斜視図である。 図26Aの供給装置の斜視図であって、該供給装置にインプラントが設置された状態を示す。 他の実施形態に係る供給装置の斜視図であって、インプラントを保持している状態を示す。 他の実施形態に係る供給装置の斜視図である。 図28Aの供給装置の斜視図であって、インプラントに取り付けられた状態を示す。 前眼房から脈絡膜上腔への排出のために位置決めされたインプラントを示す。 図29Aのインプラントを示し、その入口端と出口端とが反転され、再度、前眼房から脈絡膜上腔への排出のために位置決めされた状態を示す。 前眼房から脈絡膜上腔への排出のために位置決めされた他のインプラントを示す。 図30Aのインプラントを示し、その入口端と出口端とが反転され、再度、前眼房から脈絡膜上腔への排出のために位置決めされた状態を示す。 前眼房からぶどう膜近傍腔への排出のために位置決めされた他のインプラントを示す。
図1Aは、第1の実施形態に係るインプラント130の斜視図である。図1Aにおけるインプラント130は、1997年11月20日付けで出願された米国特許出願第08/975,386号(現米国特許6,203,513号)に記載および図示されたインプラントに類似するものである。なお、上記したように、米国特許出願第08/975,386号の開示内容は、この参照により本稿に含まれるものとする。
図1Aに示されているように、インプラント130は、針状のチューブ132と、ディスクまたはフランジ134とを備える。フランジ134の平面は、チューブ132に対して所定の角度をなしている。チューブ132は、入口端140と、出口端150と、入口端140と出口端150との間で延在するチューブ通路138とを有し、チューブ通路138は、軸方向入口141と、軸方向出口151とを含む。フランジ134は、出口端150において、チューブ132に連結されている。
インプラントは、全体的に非常に小型であり、そのサイズは、意図するアプリケーションと、埋設部位に依る。一例として、チューブ132は、約2mm〜約3mmの長さと、約0.5mmの幅または外径とを有してもよい。また、フランジ134は、約1mmの幅または外径と、0.1mm以下の厚みとを有してもよい。他の実施例として、チューブ132は、約3mm〜約6mmの長さと、約0.3mm〜約0.6mm(例えば、約0.4mmまたは約0.5mm)の幅または外径とを有してもよい。また、フランジ134は、約0.3mm〜約1mmの幅または外径を有してもよい。意図するアプリケーションと埋設部位とに依って、多くの変形例が可能である。
チューブ通路138のサイズは、所望の流れ特性を提供するように決定される。一般的に、幅が広くて短いチューブ通路138は、幅が狭くて長いチューブ通路138よりも多くの流れを可能とする。チューブ通路138は、該チューブ通路138を通る房水の流れを制限する、または禁止するのに十分に小さな断面領域を有してもよい。一実施形態において、例えば、円筒状のチューブ通路138は、約100μm〜約300μm(例えば、約200μm)の幅または直径を有する。チューブ通路138において特定の内部断面領域を用いることによって、眼からの房水の過大な損失を防止することができる。
図1Aまたは米国特許出願第08/975,386号に示されているような概略構成を備えるインプラントは、複数の異なる位置に埋設され得る。例えば、米国特許出願第08/975,386号の図1は、眼内インプラント30を図示しており、該インプラント30は、角膜16の近傍の、角膜輪部領域14において、眼球10の強膜12内に挿入されている。インプラント30の先端は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に突出している。フランジ34が、結膜18の下側で強膜12の表面上に配置されるように、インプラント30は、挿入されている。インプラント30が、米国特許出願第08/975,386号の図1に図示された位置に埋設されると、房水は、眼球10の前眼房20から排出され、軸方向入口41、1以上の側孔42、およびチューブ通路38を経て、結膜18の下側の空間内へと至る。側孔42は、チューブ通路38が入口端にて詰まってしまうのを防止することを容易とする。何故ならば、例え瞳孔22が軸方向入口41を塞いだとしても、房水は、依然として側孔42を通過することができるからである。軸方向入口41が塞がれた場合、側孔42も、軸方向入口41の詰まりを除くために、チューブ通路38において背圧をもたらすように機能する。側孔42は、インプラント30の適正な挿入深さを保証するという追加的な目的のためにも機能する。何故ならば、上側の孔は、埋設作業の間、強膜を貫通後に、視認可能となり、従って目印として用いることができるからである。この機能を果たすために、他のいずれの適当な目印(例えば、引っ掻き傷、または色付き目印)も、用いることができる。また、米国特許出願第08/975,386号の図1に図示されたインプラント30は、入口端40に、傾斜面36を備えている。傾斜面36は、チューブ通路38への入口を拡大するために、軸方向入口41の領域を増大させる。米国特許出願第08/975,386号の図1に示されているように、傾斜面36は、軸方向入口41を塞いでしまう可能性を低減するために、瞳孔22から見て外方側に面している。また、インプラント30は、挿入後に該インプラント30を眼10内に保持するために、1以上の突起52の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
図1Aまたは米国特許出願第08/975,386号に示されているような概略構成を備えるインプラントは、代替的に、例えば図1Bに示されているように、房水の流れを脈絡膜上腔内に導くように埋設されてもよい。図1Bは、以下のように位置決めされたインプラント130を示している。すなわち、インプラント130の入口端140は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に配置され、インプラント130の出口端150は、房水の流れを、脈絡膜72と強膜12との間の脈絡膜上腔74内に(または、脈絡膜上腔74に向けて)導くように、位置決めされている。インプラント130は、眼の前房隅角の領域に配置され、且つ、インプラント130のチューブは、線維柱帯網、または他の組織を貫通している。これにより、インプラント130のチューブ通路は、前眼房から脈絡膜上腔への流路を提供する。
インプラント130が、図1Bに示されている位置に埋設されると、房水は、眼球10の前眼房20から、軸方向入口141および1以上の側孔142を通過し、チューブ通路138を経て、脈絡膜上腔74内へと排出される。側孔142は、チューブ通路138が入口端にて詰まってしまうのを防止することを補助する。何故ならば、例え瞳孔22が軸方向入口141を塞いだとしても、房水は、依然として側孔142を通過することができるからである。軸方向入口141が塞がれた場合、側孔142も、軸方向入口141の詰まりを除くために、チューブ通路138において背圧をもたらすように機能する。側孔142は、インプラント130の適正な挿入深さを保証するという追加的な目的のためにも機能する。何故ならば、これら孔は、埋設作業の間は視認可能となり、従って目印として用いることができるからである。上述したように、この機能を果たすために、他のいずれの適当な目印(例えば、引っ掻き傷、または色付き目印)も、用いることができる。
図1Aに図示されたインプラント130は、入口端140に、傾斜面136を備えている。傾斜面136は、チューブ通路138への入口を拡大するために、軸方向入口141の領域を増大させる。瞳孔22によって軸方向入口41が塞がれる可能性を減らすために、インプラント30は、図1Bに示されているように、傾斜面136が瞳孔22から見て外方側、角膜16に向かって面するように、埋設される。また、インプラント130は、挿入後に該インプラント130を眼10内に保持するために、1以上の突起152の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
図1Aに示されているように、インプラント130は、その長さ方向の大部分に沿って縮小された輪郭を有しつつ、作製されている。この構成は、例えば、インプラントが占有するスペースをより小さくし、インプラントを所望の位置により容易に適合可能とし、および/または、インプラントをより回転し難くするように、設けられ得る。インプラントは、例えば、縮小された輪郭のチューブを有するように、製造(例えば、成形)され得る。代替的には、最初にインプラントを円筒状のチューブから製造し、次いで、所望の形状をインプラントに付与するために、該チューブの側部から材料を取り除いてもよい。例えば、図1Aに示された実施形態においては、比較的に平らな面162および面164を設けつつ、材料がチューブから取り除かれている。
図1Aおよび図1Bに示されているように、フランジ134は、特定のアプリケーションに合わせたサイズ、形状、および向きを有している。例えば、フランジ134は、組織を貫通し、所望の位置内に挿入することを容易とするために、細い楕円形または卵形の形状となっている。フランジ134の平面と、チューブ132の長手方向軸との間の角度は、図1Aに示されているように、比較的に小さくすることができる。これにより、フランジ134の主軸は、チューブ132の長手方向軸と、近似的に一致することになる。例えば、この角度は、10°から30°の範囲であってもよい。
本稿に述べられているタイプのインプラントは、図1Bに示されているような位置に、多くの方法によって埋設され得る。例えば、「切り込み(ab externo)」方法においては、医師は、眼の外側から強膜に切開部を形成する。インプラントは、この切開部を通して、意図された埋設位置へと導入される。入口端が、埋設作業の間の先端部として最初に挿入され、または、出口端が、埋設作業の間の先端部として最初に挿入されるように、切開部を所定の位置に形成することができる。代替的には、切開部を中間位置(例えば、図31における切開部90と同様の位置)に形成してもよい。次いで、インプラントの一方端を切開部に押し入れて、概して所定位置に挿入し、その後に、インプラントの他方端を切開部に押し入れて、所定位置へと押し込む。第2の端部を切開部に挿入することを容易とするために、第1の端部がより遠位にされてもよく、および/または、組織が引き伸ばされてもよい。
「切り出し(ab interno)」方法においては、医師は、眼、一般的には角膜または強膜に切開部を形成し、インプラントを、切開部を通して前眼房内に挿入し、該前眼房を横断させる。そして、インプラントを、意図された埋設位置に挿入する。「切り出し」方法は、例えば、米国特許第4,968,296号(Ritchによる)、米国特許第5,092,837号(Ritchによる)、米国特許第6,007,511号(Prywesによる)、および国際特許出願WO98/30181号(Allanによる)に開示されている。なお、これら出願の開示内容は、この参照により本稿に含まれるものとする。
図2Aから図25Cは、インプラントの複数の代替例を示している。一般的に、図2Aから図25Cに示されたインプラントは、図1Aおよび図1Bに示されたインプラント130と同様に、入口端、出口端、およびチューブ通路を有する針状のチューブを備え、チューブ通路は、軸方向入口および軸方向出口を含む。図2Aから図25Cに示されたインプラントは、図1Aおよび図1Bに示されたインプラント130と同様のサイズとなるように形成されてもよい。例えば、インプラントは、約2mm〜約6mmの長さと、約0.3mm〜約0.6mmの幅または外径とを有してもよい。一例として、図2Aから図25Cに示されたインプラントは、約4mmの長さと、約0.4mmの幅または外径とを有してもよい。上述したように、意図するアプリケーションと埋設部位とに依って、多くの変形例が可能である。
図2Aから図25Cに示されたインプラントにおいては、図1Aおよび図1Bに示されたインプラント130と同様に、チューブ通路のサイズは、所望の流れ特性を提供するように決定される。チューブ通路は、該チューブ通路を通る房水の流れを制限する、または禁止するように構成され、寸法化された長さおよび断面領域を有してもよい。例えば、チューブ通路は、約100μm〜約300μm(例えば、約200μm)の幅または直径を有してもよい。チューブ通路において特定の内部断面領域を用いることによって、眼からの房水の過大な損失を防止することができる。
図2Aから図25Cに示されたインプラントは、図1Aおよび図1Bに示されたインプラント130と同様に、房水の流れを、前眼房から脈絡膜上腔内に導くように埋設されてもよい。これらインプラントの各々は、以下のように位置決めされ得る。すなわち、インプラントの入口端は、瞳孔と隣接する前眼房内に配置され、インプラントの出口端は、房水の流れを、脈絡膜と強膜との間の脈絡膜上腔内に(または、脈絡膜上腔に向けて)導くように、位置決めされている。
図2Aおよび図2Bは、インプラント230の2つの側面図を示す。図2Bは、図2Aの上方から見た図である。すなわち、図2Bは、インプラント230を、その長手方向軸の周りに、図2Aに示す位置から90°回転させた図である。インプラント230は、入口端240、出口端250、およびチューブ通路238を有するチューブ230を備え、チューブ通路238は、軸方向入口241および軸方向出口251を含む。
インプラント230は、入口端240に傾斜面236を備える。傾斜面236は、入口端240において比較的に尖った先端部を形成する。この先端部は、鋭くてもよく、または、例えば丸めることによって鈍くなるように形成されてもよい。傾斜面236は、組織を貫通する埋設作業を容易とすることができるとともに、上述したように、瞳孔から見て外方側に面する場合、詰まりを防止するように機能することもできる。
インプラント230は、出口端250にフランジ234を備える。フランジ234は、例えば、概して卵形または楕円形の断面を有する、相対的に円錐状である構造として、形成されてもよい。他の適当な形状が用いられてもよい。フランジ234は、インプラントの出口端を、埋設されている組織内に固定するのを容易とする。
チューブ232は、一連の側孔242を有し、該側孔242は、チューブ232の長さ方向に沿って、チューブ通路238内に向けて開口している。図2Aおよび図2Bに示されている実施形態においては、15個の側孔242が設けられているが、それ以上、またはそれ以下の側孔が用いられてもよい。チューブ通路238内に向けて開口する側孔242は、いずれの適当な方法で形成または成形されてもよい。例えば、これら側孔242は、図2Aおよび図2Bに示されているような、縦方向の切り欠き、チャネル、または溝として形成されてもよい。または、これら側孔242は、孔、または、チューブ通路238とチューブ232の外側との間の他の適当な通路として形成されてもよい。側孔242は、複数の流路を提供する。これにより、側孔242は、構成とアプリケーションに依って、流体の流れを容易とし、詰まりを防止し、且つ、上述したように目印として機能し得る。
図3Aから図3Cは、他の実施例に係るインプラント330を示す。図3Bは、インプラント330の側面図を示す。図3Aは、概して図3Bの上方側から見た斜視図を示す。また、図3Cは、概して図3Bの下方側から見た斜視図である。インプラント330は、入口端340、出口端350、およびチューブ通路338を有するチューブ332を備え、チューブ通路338は、軸方向入口341および軸方向出口351を含む。
図3Bに示されているように、インプラント330は、その長さ方向に沿って、僅かな曲率を有する。この構成は、インプラントが埋設されるべき位置で、眼の曲率に概して近似するように設けられ得る。これにより、インプラントをより密に適合させることができる。図1Aから図25Cに示されたインプラントのいずれか、または全ては、このような曲率を有しつつ、製造されてもよい。曲率を与えるために、インプラントは、概して湾曲したチューブとして、製造(例えば、成形)されてもよい。代替的には、インプラントを、最初に直線状のチューブから製造し、次いで、所望の曲率を与えるようにチューブの側部から材料を取り除いてもよい。例えば、図3A〜図3Cに示された実施形態において、インプラントの一方側に湾曲面362および364を設け、且つ、インプラントの反対側に湾曲面366を設けつつ、直線状のチューブから材料が取り除かれている。面362および364の各々は、概してインプラントの一方の端部上にあり、インプラントの端部において、直線状チューブの軸に、より近接する。湾曲面366は、インプラントの中央部近傍(または、中央部)で、直線状チューブの軸に、より近接し、インプラントの端部に向かってテーパ状になっている。
インプラント330は、入口端340に傾斜面336と、出口端350に傾斜面356とを備える。傾斜面336、356は、比較的に尖った先端部を形成する。この先端部は、鋭くまたは鈍く形成されてもよい。傾斜面336、356は、組織を貫通する埋設作業を容易とすることができるとともに、上述したように、瞳孔から見て外方側に面する場合、詰まりを防止するように機能することもできる。
チューブ332は、一連の側孔342、344、346を有し、該側孔342、344、346は、インプラントの出口端350の近傍に配置され、チューブ通路338内に向けて開口している。チューブ通路338内に向けて開口する側孔342、344、346は、いずれの適当な方法で形成または成形されてもよい。例えば、これら側孔は、側孔344および346のように、縦方向の切り欠き、チャネル、もしくは溝として形成されてもよい。または、これら側孔は、側孔342のように孔として形成されてもよい。
側孔342、344、346は、複数の流路を提供し、これにより、流体の流れを容易とする。また、追加的な側孔348も、流体の流れを許容するとともに、インプラントを供給装置へ取り付け可能とするための部位として機能することができる。
図4Aおよび図4Bは、他の実施例に係るインプラント430を示す。図4Aは、インプラント430の側面図を示す。図4Bは、概して図4Aの上方側から見た斜視図を示す。インプラント430は、入口端440、出口端450、およびチューブ通路438を有するチューブ432を備え、チューブ通路438は、軸方向入口441および軸方向出口451を含む。
図4Aおよび図4Bに示されているように、インプラント430は、その長さの大部分に沿って、縮小された輪郭を有するように、作製されている。この構成は、上述したように、インプラントが占有するスペースをより小さくし、インプラントを所望の位置により容易に適合可能とし、および/または、インプラントをより回転し難くするように、設けられ得る。上述したように、インプラントは、縮小化された形状のチューブを有しつつ、製造(例えば、成形)され得る。または、最初にインプラントを直線状のチューブから製造し、次いで、所望の形状をインプラントに付与するために、該チューブの側部から材料を取り除いてもよい。例えば、図4A〜図4Bに示された実施形態においては、比較的に平らな面462、464、466、および468を設けつつ、材料がチューブから取り除かれている。
インプラント430は、出口端450に拡大頭部またはフランジ434と、入口端440に拡大頭部またはフランジ435とを備える。このようなフランジが組織内に埋設された場合、該フランジは、インプラントを固定するのを容易とすることができる。これは、平面462、464、466、および468の領域におけるチューブよりも概して大きいフランジ434、435の形状によって、容易となる。インプラント430は、1以上の突起452の形態として、保持突出部を備え、該突起452は、インプラント430を組織内に保持するのを容易とすることができる。
チューブ432は、一連の側孔442、444、446を有し、該側孔442、444、446は、インプラントの出口端450に向かって、または出口端450に近接して、配置され、チューブ通路438内に向けて開口している。チューブ通路438内に向けて開口する側孔442、444、446は、いずれの適当な方法で形成または成形されてもよい。例えば、これら側孔は、側孔444および446のように、縦方向の溝として形成されてもよい。または、これら側孔は、側孔442のような孔として形成されてもよい。
インプラント430は、入口端440に傾斜面436と、出口端450に傾斜面456とを備える。傾斜面436、456は、比較的に尖った先端部を形成する。この先端部は、鋭くまたは鈍く形成されてもよい。
傾斜面436、456は、組織を貫通する埋設作業を容易とすることができるとともに、上述したように、瞳孔から見て外方側に面する場合、詰まりを防止するように機能することもできる。側孔442、444、446は、複数の流路を提供し、これにより、流体の流れを容易とする。また、追加的な側孔448も、流体の流れを許容するとともに、インプラントを供給装置へ取り付け可能とするための部位として機能することができる。
ある状況においては、埋設部位において、インプラントを組織に縫合または縫着することによって、インプラントを適切な位置に固定することが望ましい場合がある。図1A〜図25Cに示されたインプラントのいずれか、または全ては、この方法で固定されてもよい。インプラントは、この目的のために、細い領域、縮小された輪郭、または穴を備えてもよい。例えば、図4A〜図4Bに示された実施形態において、側孔444および446における領域は、細い領域を形成しており、インプラント430を適切な位置に縫着するのを容易とする。
図5Aおよび図5Bは、他の実施例に係るインプラント530を示す。インプラント530は、以下の構成を除いて、本質的にはインプラント430と同様である。すなわち、このインプラント530は、入口端540に拡大頭部またはフランジを備えておらず、面562および面566は、入口端540まで連続して延在している。入口端が前眼房内に延びるように意図される場合、入口端が組織内に固定されないので、拡大頭部を該入口端に用いる必要はないものと考えられる。しかしながら、ある例においては、入口端に設けられた拡大頭部は、有利となり得る。例えば、この拡大頭部により、インプラントが、前眼房から離隔する方向に向けて、所定位置から摺動してしまうのを防止することを補助することができる。図4A〜図4Bにおける拡大頭部またはフランジ435は、インプラントを適切な位置に維持するのを容易とすることができる。
他の点においても、インプラント530は、インプラント430に類似する。インプラント530は、入口端540、出口端550、およびチューブ通路538を有するチューブ532を備え、チューブ通路538は、軸方向入口541および軸方向出口551を含む。インプラント530は、その長さの大部分に沿って、縮小された輪郭を有する。平面562、564、566、および568を設けつつ、材料がチューブから取り除かれている。
インプラント530は、出口端550に拡大頭部またはフランジ534を備え、該拡大頭部またはフランジ534は、インプラントを固定するのを容易とすることができる。チューブ532は、一連の側孔542、544、546を有し、該側孔542、544、546は、インプラントの出口端550に向かって、または出口端550に近接して、概して配置され、チューブ通路538内に向けて開口している。インプラント530は、入口端540に傾斜面536と、出口端550に傾斜面556とを備える。傾斜面536、556は、比較的に尖った先端部を形成する。この先端部は、鋭くまたは鈍く形成されてもよい。
図6Aおよび図6Bは、他の実施例に係るインプラント630を示す。インプラント630は、多くの点でインプラント530と類似している。インプラント630は、入口端640、出口端650、およびチューブ通路638を有するチューブ632を備え、チューブ通路638は、軸方向入口641および軸方向出口651を含む。インプラント630は、出口端650に拡大頭部またはフランジ634を備え、該拡大頭部またはフランジ634は、インプラントを固定するのを容易とすることができる。チューブ632は、一連の側孔644、645を有し、該側孔644、645は、インプラントの出口端650に向かって、または出口端650に近接して、概して配置され、チューブ通路638内に向けて開口している。インプラント630は、入口端640に傾斜面636と、出口端650に傾斜面656とを備える。傾斜面636、656は、比較的に尖った先端部を形成する。この先端部は、鋭くまたは鈍くてもよい。
インプラント630は、その長さの大部分に沿って、縮小された輪郭を有する。面662、664、666、および668を設けつつ、材料がチューブから取り除かれている。図6Aおよび図6Bに示されているように、面664および668は、出口端650まで延びていない。その代わりに、出口端650に近接するチューブ632の長さの一部は、面662、664、666、および668が配置されているチューブ632の領域に対して、より拡大された輪郭または直径となっている。また、側孔645を形成する切り欠きの角度によって、スパイク652が形成されている。これらスパイク652は、インプラントを組織に固定するのを容易とする。さらに、これらスパイク652は、入口端640に向かうインプラント630の移動を防止するのを容易とすることができる。
図7Aおよび図7Bは、他の実施例に係るインプラント730を示す。インプラント730は、以下の構成を除いて、本質的には図4Aおよび図4Bに示すインプラント430と同様である。すなわち、このインプラント730は、出口端750において異なる構造を備えている。出口端750において、インプラント730は、拡大頭部またはフランジ734を備えているが、ここに傾斜面を備えていない。出口孔748は、拡大頭部またはフランジ734に設けられている。
他の点においても、インプラント730は、インプラント430に類似する。インプラント730は、入口端740、出口端750、およびチューブ通路738を有するチューブ732を備え、チューブ通路738は、軸方向入口741および軸方向出口751を含む。インプラント730は、その長さの大部分に沿って、面762、764、766、および768を設けつつ縮小された輪郭を有する。
インプラント730は、入口端740に拡大頭部またはフランジ735と、出口端750に拡大頭部またはフランジ734と、保持突出部または突起752とを備える。チューブ732は、一連の側孔742、744、746を有し、該側孔742、744、746は、インプラントの出口端750に向かって、または出口端750に近接して、概して配置され、チューブ通路738内に向けて開口している。インプラント730は、入口端740に傾斜面736を有しており、比較的に尖った先端部を形成する。なお、この先端部は、鋭くまたは鈍くてもよい。
図7Cおよび図7Dは、他の実施例に係るインプラント730’を示す。インプラント730’は、以下の構成を除いて、本質的にはインプラント730と同様である。すなわち、このインプラント730’においては、入口端と出口端とが、反転している。インプラント730’は、入口端740’、出口端750’、およびチューブ通路738’を有するチューブ732’を備え、チューブ通路738’は、軸方向入口741’および軸方向出口751’を含む。
図7Cおよび図7Dに示されているように、インプラント730’は、その長さの大部分に沿って、縮小された輪郭を有する。面762’、764’、766’、および768’を設けつつ、材料がチューブから取り除かれている。
インプラント730’は、出口端750’に拡大頭部またはフランジ734’と、入口端740’に拡大頭部またはフランジ735’と、保持突出部または突起752’とを備える。チューブ732’は、一連の側孔742’、744’を有し、該側孔742’、744’は、インプラントの入口端740’に向かって、または入口端740’に近接して、概して配置され、チューブ通路738’内に向けて開口している。入口孔748’は、拡大頭部またはフランジ735’に設けられている。
インプラント730’は、出口端750’に傾斜面756’を有する。傾斜面756’は、比較的に尖った先端部を形成する。なお、この先端部は、鋭くまたは鈍くてもよい。傾斜面756’は、組織を貫通する埋設作業を容易とすることができる。側孔742’、744’は、複数の流路を提供し、これにより、流体の流れを容易とする。また、追加的な側孔749’は、流体の排出を可能とするとともに、インプラントを供給装置へ取り付け可能とするための部位として機能することもできる。側孔744’の領域は、細い領域を形成しており、インプラント730’を適切な位置に縫着するのを容易とする。
図8Aおよび図8Bは、他の実施例に係るインプラント830を示す。インプラント830は、その胴体部の長さに沿ってインプラント730に類似し、且つ、その端部においてはインプラント730’に類似している。インプラント830は、入口端840、出口端850、およびチューブ通路838を有するチューブ832を備え、チューブ通路838は、軸方向入口841および軸方向出口851を含む。インプラント830は、その長さの大部分に沿って、面862、864、866、および868を設けつつ縮小された輪郭を有する。
インプラント830は、出口端850に拡大頭部またはフランジ834と、入口端840に拡大頭部またはフランジ835を備える。チューブ832は、一連の側孔842、844、846を有し、該側孔842、844、846は、インプラントの出口端850に向かって、または出口端850に近接して、概して配置され、チューブ通路838内に向けて開口している。入口孔848は、拡大頭部またはフランジ835に設けられている。
インプラント830は、出口端850に傾斜面856を有する。傾斜面856は、比較的に尖った先端部を形成する。なお、この先端部は、鋭くまたは鈍くてもよい。傾斜面856は、組織を貫通する埋設作業を容易とすることができる。側孔842、844、846は、複数の流路を提供し、これにより、流体の流れを容易とする。また、追加的な側孔849は、流体の流れを許容するとともに、インプラントを供給装置へ取り付け可能とするための部位として機能することができる。側孔844、846の領域は、細い領域を形成しており、インプラント830を適切な位置に縫着するのを容易とする。
図9Aから図9Dは、他の実施例に係るインプラント930を示しており、該インプラント930は、本稿で説明される他のインプラントと類似する構成を備える。インプラント930は、チューブ932と、拡大頭部またはフランジ934とを備える。チューブ932は、入口端940と、出口端950と、チューブ通路938とを有し、チューブ通路938は、入口941および出口951を含む。フランジ934は、入口端940においてチューブ932に連結されている。インプラント930は、1以上の側孔942を備え、チューブ932は、平面962、964を設けつつ縮小された輪郭を有している。側孔942は、詰まりの防止を容易とするとともに、流体の流れを増加させることができる。
インプラント930は、出口端950に傾斜面956を有し、該傾斜面956は、埋設作業を容易とする。また、インプラント930は、挿入後に該インプラント930を眼内に保持するために、1以上の突起952の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
図9Aから図9Cの実施形態においては、フランジ934は、プラグ状に構成されている。図示されているように、フランジ934は、半円柱状の形状を有し、チューブ932の長手方向軸と直交する、半円柱の軸を含む。これにより、インプラント930は、T字状の形状をなしている。拡大頭部またはフランジ934の、丸みを有する側部は、チューブ934に面しており、組織(例えば、線維柱帯網)内に圧入する。丸みを有するように形成されていることに加えて、チューブと面する、入口端の拡大頭部またはフランジの側部は、テーパ状、または円錐状とされてもよい。チューブと面する、入口端の拡大頭部またはフランジの側部を、丸みのある形状、テーパ状、または円錐状に形成することによって、該拡大頭部またはフランジを、部分的または全体的に組織(例えば、線維柱帯網)に接触させることが可能となる。
上述したように、いずれの適当な寸法が、インプラント用に用いられてもよい。例えば、チューブ932の長さは、約4.5mmであってもよく、また、チューブ932の幅は、約0.4mmであってもよい。図9A〜図9Cの実施形態においては、フランジ934は、例えば、約1mmの長さを有してもよい。また、他の寸法を用いてもよい。
図9Dは、房水の流れを脈絡膜上腔74内に導くように埋設されたインプラント930を示す。図9Dは、以下のように位置決めされたインプラント930を示している。すなわち、インプラント930の入口端940は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に配置され、インプラント930の出口端950は、房水の流れを、脈絡膜72と強膜12との間の脈絡膜上腔74内に(または、脈絡膜上腔74に向けて)導くように、位置決めされている。フランジ934は、インプラントを適切な位置に位置決めし、且つその位置に保持するためのプラグとして機能する。フランジ934は、組織(例えば、線維柱帯網)上、または、インプラント930が埋設される他の組織上に座する。
図10Aから図10Dは、インプラント930に類似するインプラント1030を示しているが、このインプラント1030は、入口端1040に、比較的に平坦な拡大頭部またはフランジ1034を備えている。インプラント1030は、入口端1040、出口端1050、およびチューブ通路1038を有するチューブ1032を備え、チューブ通路1038は、入口1041および出口1051を含む。フランジ1034は、入口端1040においてチューブ1032に連結されている。インプラント1030は、1以上の側孔1042を備え、平面1062、1064を設けつつ縮小された輪郭を有している。側孔1042は、詰まりの防止を容易とするとともに、流体の流れを増加させることができる。
インプラント1030は、出口端1050に傾斜面1056を有し、該傾斜面1056は、埋設作業を容易とする。また、インプラント1030は、挿入後に該インプラント1030を眼内に保持するために、1以上の突起1052の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
フランジ1034は、比較的に平坦なプレート状に構成されている。図示されているように、フランジ1034は、概して、丸みのある側部を含む長方形の形状を有しており、チューブ1032に直交するように配置されている。これにより、インプラントは、T字状の形状をなしている。寸法は、上述したものと同様であってもよく、フランジ1034は、例えば、約1mmの長さを有してもよい。また、他の寸法を用いてもよい。
図10Dは、房水の流れを脈絡膜上腔74内に導くように埋設されたインプラント1030を示す。図10Dは、以下のように位置決めされたインプラント1030を示している。すなわち、インプラント1030の入口端1040は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に配置され、インプラント1030の出口端1050は、房水の流れを、脈絡膜72と強膜12との間の脈絡膜上腔74内に(または、脈絡膜上腔74に向けて)導くように、位置決めされている。フランジ1034は、インプラントを適切な位置に位置決めし、且つその位置に保持するのを容易とする。フランジ1034は、組織(例えば、線維柱帯網)上、または、インプラント1030が埋設される他の組織上に座する。
図11Aから図11Cは、インプラント930および1030に類似するインプラント1130を示している。インプラント1130は、入口端1140、出口端1150、およびチューブ通路1138を有するチューブ1132を備え、チューブ通路1138は、入口1141および出口1151を含む。拡大頭部またはフランジ1134は、入口端1140においてチューブ1132に連結されている。インプラント1130は、1以上の側孔1142を備え、平面1162、1164を設けつつ縮小された輪郭を有している。側孔1142は、詰まりの防止を容易とするとともに、流体の流れを増加させることができる。平面は、縮小された輪郭を提供し、平面962、964、1062、および1064のような本稿にて説明された他の平面と同様に、インプラントの回転の防止を容易とする。
インプラント1130は、出口端1150に傾斜面1156を有し、該傾斜面1156は、組織を貫通する埋設作業を容易とする。また、インプラント1130は、挿入後に該インプラント1130を眼内に保持するために、1以上の突起1152の形態として、1以上の保持突出部を備えている。フランジ1134は、インプラントを入口端に位置決めするのを容易とする。側孔1148は、流入する代替的な流れを許容するために設けられる。また、インプラント1130を位置決めするとともに、組織を傷付けるのを防ぐことを容易とするために、フランジ1134の側部は、丸みを有するように形成される。さらに、上述したように、チューブと面する、入口端の拡大頭部またはフランジの側部を、丸みのある形状、テーパ状、または円錐状に形成することによって、該拡大頭部またはフランジを、部分的または全体的に組織(例えば、線維柱帯網)に接触させることが可能となる。
図12Aから図12Dは、他のインプラント1230を示しており、該インプラント1230は、図1Aのインプラント130に類似する構成を備えている。インプラント1230は、チューブ1232と、拡大頭部またはディスクまたはフランジ1234とを備える。フランジ1234の平面は、チューブ1232に対して所定の角度をなしている。チューブ1232は、入口端1240、出口端1250、およびチューブ通路1238を有し、チューブ通路1238は、軸方向入口1241および軸方向出口1251を含む。フランジ1234は、出口端1250においてチューブ1232に連結されている。インプラント1230は、平面1262、1264を設けつつ縮小された輪郭を有している。寸法は、先端部がより鋭い点を除いて、図1Aのものと同様であってもよい。
インプラント1230は、1以上の側孔1242を備え、該側孔1242は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。インプラント1230は、入口端1240に傾斜面1236を有する。傾斜面1236は、チューブ通路1238への入口を拡大するために、軸方向入口1241の領域を増大させる。インプラント1230は、傾斜面1236が瞳孔から見て外方側に面するように埋設され得る。また、インプラント1230は、挿入後に該インプラント1230を眼内に保持するために、1以上の突起1252の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
フランジ1234は、組織を貫通し、所望の位置に挿入することを容易とするために、細い楕円形または卵形の形状となっている。フランジ1234の平面と、チューブ1232の長手方向軸との間の角度は、比較的に小さくすることができる。これにより、フランジ1234の主軸は、チューブ1232の長手方向軸と、近似的に一致することになる。
図12Dは、供給装置2600上のインプラント1230を示す。なお、供給装置2600およびその使用方法は、図26Aおよび図26Bを参照して、後に詳述する。
図13Aから図13Dは、他のインプラント1330を示しており、該インプラント1330は、インプラント1230に類似する構成を備えている。インプラント1330は、チューブ1332と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ1334とを備える。フランジ1334の平面は、チューブ1332に対して所定の角度をなしている。チューブ1332は、入口端1340、出口端1350、およびチューブ通路1338を有し、チューブ通路1338は、軸方向入口1341および軸方向出口1351を含む。フランジ1334は、出口端1350においてチューブ1332に連結されている。インプラント1330は、平面1362、1364を設けつつ縮小された輪郭を有している。形状および寸法は、以下の点を除いて、図1Aのものと同様であってもよい。すなわち、このインプラント1330においては、入口端が傾斜面を備えておらず、その代わりに、丸みのある先端部1337を備えている。
インプラント1330は、1以上の側孔1342を備え、該側孔1342は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。インプラント1330は、挿入後に該インプラント1330を眼内に保持するために、1以上の突起1352の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
フランジ1334は、組織を貫通し、所望の位置に挿入することを容易とするために、細い楕円形または卵形の形状となっている。フランジ1334の平面と、チューブ1332の長手方向軸との間の角度は、比較的に小さくすることができる。これにより、フランジ1334の主軸は、チューブ1332の長手方向軸と、近似的に一致することになる。
丸みのある先端部1337は、角膜および/または瞳孔に対する損傷の防止を容易とする。本稿で説明されるいずれのインプラントも、角膜および/または瞳孔に対する損傷の防止を容易とするために、丸みのある先端部を入口端に備えてもよい。
図13Dは、供給装置2600上のインプラント1330を示す。なお、供給装置2600およびその使用方法は、図26Aおよび図26Bを参照して、後に詳述する。
図14Aから図14Dは、他のインプラント1430を示しており、該インプラント1430は、インプラント130、1230、および1330に類似する構成を備えている。インプラント1430は、チューブ1432と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ1434とを備える。フランジ1434の平面は、チューブ1432に対して所定の角度をなしている。チューブ1432は、入口端1440、出口端1450、およびチューブ通路1438を有し、チューブ通路1438は、軸方向入口1441および軸方向出口1451を含む。フランジ1434は、出口端1450においてチューブ1432に連結されている。入口端1440は、丸みのある先端部1437を有する。インプラント1430は、平面1462、1464を設けつつ縮小された輪郭を有している。概略的な形状および寸法は、インプラント130、1230、1330と同様であってもよい。
インプラント1430は、1以上の側孔1442を備え、該側孔1442は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。インプラント1430は、挿入後に該インプラント1430を眼内に保持するために、1以上の突起1452の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
本実施形態におけるフランジ1434は、排他的または主に、インプラントの一方側に突出している。フランジ1434は、円形、卵形、または楕円形の一部としての形状であってもよい。
図14Dは、供給装置2700上のインプラント1430を示す。フランジ1434の形状は、このタイプの供給装置にインプラントを設置するのを容易とする。なお、供給装置2700およびその使用方法は、図27を参照して、後に詳述する。
図15Aから図15Dは、他のインプラント1530を示しており、該インプラント1530は、インプラント130、1230、1330、および1430に類似する構成を備えている。インプラント1530は、チューブ1532と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ1534とを備える。フランジ1534の平面は、チューブ1532に対して所定の角度をなしている。チューブ1532は、入口端1540、出口端1550、およびチューブ通路1538を有し、チューブ通路1538は、軸方向入口1541および軸方向出口1551を含む。フランジ1534は、出口端1550においてチューブ1532に連結されている。入口端1540は、丸みのある先端部1537を有する。インプラント1530は、平面1562、1564を設けつつ縮小された輪郭を有している。概略的な形状および寸法は、インプラント130、1230、1330、および1430と同様であってもよい。
インプラント1530は、1以上の側孔1542を備え、該側孔1542は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。また、インプラント1530は、挿入後に該インプラント1530を眼内に保持するために、1以上の突起1552の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
フランジ1534は、例えば、円形、卵形、楕円形、またはそれらの一部の形態であってもよい。本実施形態におけるフランジ1534は、溝またはアクセスポケット1533を備え、該溝またはアクセスポケット1533は、図15Dに示されているように、供給装置2700の壁部を受容する。これにより、インプラントを供給装置上に保持するのを容易とし、且つ、より安全な装置の取り外しを補助することができる。
図15Dは、供給装置2700上のインプラント1530を示す。フランジ1534の形状は、このタイプの供給装置にインプラントを取り付けるのを容易とする。なお、供給装置2700およびその使用方法は、図27を参照して、後に詳述する。
図16Aから図16Dは、他のインプラント1630を示しており、該インプラント1630は、インプラント130、1230、1330、1430、および1530に類似する構成を備えている。インプラント1630は、チューブ1632と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ1634とを備える。フランジ1634の平面は、チューブ1632に対して所定の角度をなしている。チューブ1632は、入口端1640、出口端1650、およびチューブ通路1638を有し、チューブ通路1638は、軸方向入口1641および軸方向出口1651を含む。フランジ1634は、出口端1650においてチューブ1632に連結されている。入口端1640は、傾斜面1636と、丸みのある先端部1637とを有する。インプラント1630は、平面1662、1664を設けつつ縮小された輪郭を有している。概略的な形状および寸法は、インプラント130、1230、1330、1430、および1530と同様であってもよい。
インプラント1630は、1以上の側孔1642を備え、該側孔1642は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。また、インプラント1630は、挿入後に該インプラント1630を眼内に保持するために、1以上の突起1652の形態として、1以上の保持突出部を備えている。ここで、図16Aに示されているように、2つの突起1652は、整列していない。保持突出部または突起の形状および位置は、例えば、インプラントが埋設されるべき位置、所望の角度、および、保持突出部または突起が近接する組織の概略的な形状および輪郭に依って、選択されてもよい。
フランジ1634は、例えば、円形、卵形、楕円形、またはそれらの一部の形態であってもよい。本実施形態におけるフランジ1634は、溝1633を備え、該溝1633は、流体の排出を容易とする。溝1633は、流体がフランジ1634の反対側に流れることを可能とする。
図16Dは、房水の流れを脈絡膜上腔内に導くように埋設されたインプラント1630を示す。図16Dは、以下のように位置決めされたインプラント1630を示している。すなわち、インプラント1630の入口端1640は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に配置され、インプラント1630の出口端1650は、房水の流れを、脈絡膜72と強膜12との間の脈絡膜上腔74内に(または、脈絡膜上腔74に向けて)導くように、位置決めされている。図16Dにおいては、インプラント1630は、傾斜面1636が瞳孔22から見て外方側、角膜16に向かって面するように、埋設されている。
図17Aから図17Dは、他のインプラント1730を示しており、該インプラント1730は、以下の点を除いて、インプラント1630に類似している。すなわち、このインプラント1730においては、埋設時において、傾斜面1736が、角膜16に向かって面するのではなく、瞳孔22に向かって面する。インプラント1730は、チューブ1732と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ1734とを備える。フランジ1734の平面は、チューブ1732に対して所定の角度をなしている。チューブ1732は、入口端1740、出口端1750、およびチューブ通路1738を有し、チューブ通路1738は、軸方向入口1741および軸方向出口1751を含む。フランジ1734は、出口端1750においてチューブ1732に連結されている。入口端1740は、傾斜面1736と、丸みのある先端部1737とを有する。インプラント1730は、平面1762、1764を設けつつ縮小された輪郭を有している。概略的な形状および寸法は、インプラント1630と同様であってもよい。
インプラント1730は、1以上の側孔1742を備え、該側孔1742は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。また、インプラント1730は、挿入後に該インプラント1730を眼内に保持するために、1以上の突起1752の形態として、1以上の保持突出部を備えている。図17Aに示されているように、2つの突起1752は、整列していない。
フランジ1734は、例えば、円形、卵形、楕円形、またはそれらの一部の形態であってもよい。本実施形態におけるフランジ1734は、溝1733を備え、該溝1733は、流体の排出を容易とする。
図17Dは、房水の流れを脈絡膜上腔内に導くように埋設されたインプラント1730を示す。図17Dは、以下のように位置決めされたインプラント1730を示している。すなわち、インプラント1730の入口端1740は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に配置され、インプラント1730の出口端1750は、房水の流れを、脈絡膜72と強膜12との間の脈絡膜上腔74内に(または、脈絡膜上腔74に向けて)導くように、位置決めされている。図17Dに示されているように、埋設時に、傾斜面1736は、図16に示すように角膜16に向かって面する代わりに、瞳孔33に向かって面している。
図18Aから図18Dは、インプラント130に類似する、他のインプラント1830を示している。インプラント1830は、チューブ1832と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ1834とを備える。フランジ1834の平面は、チューブ1832に対して所定の角度をなしている。チューブ1832は、入口端1840、出口端1850、およびチューブ通路1838を有し、チューブ通路1838は、軸方向入口1841および軸方向出口1851を含む。フランジ1834は、出口端1850においてチューブ1832に連結されている。入口端1840は、傾斜面1836と、丸みのある先端部1837とを有する。インプラント1830は、平面1862、1864を設けつつ縮小された輪郭を有している。概略的な形状および寸法は、インプラント130と同様であってもよい。
インプラント1830は、1以上の側孔1842を備え、該側孔1842は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。また、インプラント1830は、挿入後に該インプラント1830を眼内に保持するために、1以上の突起1852の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
フランジ1834は、例えば、円形、卵形、楕円形、またはそれらの一部の形態であってもよい。また、他の適当な形状が可能である。
図18Dは、房水の流れを脈絡膜上腔内に導くように埋設されたインプラント1830を示す。図18Dは、以下のように位置決めされたインプラント1830を示している。すなわち、インプラント1830の入口端1840は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に配置され、インプラント1830の出口端1850は、房水の流れを、脈絡膜72と強膜12との間の脈絡膜上腔74内に(または、脈絡膜上腔74に向けて)導くように、位置決めされている。図18Dに示されているように、埋設時に、傾斜面1836は、角膜16に向かって面している。
図19Aから図19Dは、他のインプラント1930を示しており、該インプラント1930は、インプラント1630に類似する構成を備えている。このインプラント1930は、入口端1940において湾曲しており、これにより、傾斜面1936は、インプラントと角膜との間の接触を防止するように、角膜から、より離隔することになる。インプラント1930は、チューブ1932と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ1934とを備える。フランジ1934の平面は、チューブ1932に対して所定の角度をなしている。チューブ1932は、入口端1940、出口端1950、およびチューブ通路1938を有し、チューブ通路1938は、軸方向入口1941および軸方向出口1951を含む。フランジ1934は、出口端1950においてチューブ1932に連結されている。入口端1940は、傾斜面1936と、丸みのある先端部1937とを有する。インプラント1930は、平面1962、1964を設けつつ縮小された輪郭を有している。概略的な形状および寸法は、インプラント1630と同様であってもよい。
インプラント1930は、1以上の側孔1942を備え、該側孔1942は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。また、インプラント1930は、挿入後に該インプラント1930を眼内に保持するために、1以上の突起1952の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
フランジ1934は、例えば、円形、卵形、楕円形、またはそれらの一部の形態であってもよい。本実施形態におけるフランジ1934は、流体の排出を容易とする溝1933を備える。
図19Dは、房水の流れを脈絡膜上腔内に導くように埋設されたインプラント1930を示す。図19Dは、以下のように位置決めされたインプラント1930を示している。すなわち、インプラント1930の入口端1940は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に配置され、インプラント1930の出口端1950は、房水の流れを、脈絡膜72と強膜12との間の脈絡膜上腔74内に(または、脈絡膜上腔74に向けて)導くように、位置決めされている。図19Dに示されているように、入口端1940におけるインプラント1930の湾曲によって、入口端1940が角膜16に接触するのを防止することができる。
図20Aから図20Dは、他のインプラント2030を示しており、該インプラント2030は、以下の点を除いて、インプラント1830に類似している。すなわち、このインプラント2030においては、埋設時において、傾斜面2036が、角膜に向かって面する代わりに、瞳孔に向かって面している。インプラント2030は、チューブ2032と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ2034とを備える。フランジ2034の平面は、チューブ2032に対して所定の角度をなしている。チューブ2032は、入口端2040、出口端2050、およびチューブ通路2038を有し、チューブ通路2038は、軸方向入口2041および軸方向出口2051を含む。フランジ2034は、出口端2050においてチューブ2032に連結されている。入口端2040は、傾斜面2036と、丸みのある先端部2037とを有する。インプラント2030は、平面2062、2064を設けつつ縮小された輪郭を有している。概略的な形状および寸法は、インプラント1830と同様であってもよい。
インプラント2030は、1以上の側孔2042を備え、該側孔2042は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。また、インプラント2030は、挿入後に該インプラント2030を眼内に保持するために、1以上の突起2052の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
フランジ2034は、例えば、円形、卵形、楕円形、またはそれらの一部の形態であってもよい。また、他の適当な形状が可能である。
図20Dは、房水の流れを脈絡膜上腔内に導くように埋設されたインプラント2030を示す。図20Dは、以下のように位置決めされたインプラント2030を示している。すなわち、インプラント2030の入口端2040は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に配置され、インプラント2030の出口端2050は、房水の流れを、脈絡膜72と強膜12との間の脈絡膜上腔74内に(または、脈絡膜上腔74に向けて)導くように、位置決めされている。図20Dに示されているように、埋設時に、傾斜面2036は、角膜16の反対側、瞳孔22に向かって面している。
図21Aから図21Dは、他のインプラント2130を示しており、該インプラント2130は、以下の点を除いて、インプラント1730に類似している。すなわち、このインプラント2130は、入口端2140においてより小さな輪郭を有し、且つ、突起2152を1つのみ備えている。インプラント2130は、チューブ2132と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ2134とを備える。フランジ2134の平面は、チューブ2132に対して所定の角度をなしている。チューブ2132は、入口端2140、出口端2150、およびチューブ通路2138を有し、チューブ通路2138は、軸方向入口2141および軸方向出口2151を含む。フランジ2134は、出口端2150においてチューブ2132に連結されている。入口端2140は、傾斜面2136と、丸みのある先端部2137とを有する。インプラント2130は、平面2162、2164を設けつつ縮小された輪郭を有している。概略的な形状および寸法は、入口端2140において縮小された輪郭と、単一の突起2152とを除いて、インプラント1730と同様であってもよい。
インプラント2130は、1以上の側孔2142を備え、該側孔2142は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。また、インプラント2130は、挿入後に該インプラント2130を眼内に保持するために、1以上の突起2152の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
フランジ2134は、例えば、円形、卵形、楕円形、またはそれらの一部の形態であってもよい。本実施形態におけるフランジ2134は、流体の排出を容易とする溝2133を備える。
図21Dは、房水の流れを脈絡膜上腔内に導くように埋設されたインプラント2130を示す。図21Dは、以下のように位置決めされたインプラント2130を示している。すなわち、インプラント2130の入口端2140は、瞳孔22と隣接する前眼房20内に配置され、インプラント2130の出口端2150は、房水の流れを、脈絡膜72と強膜12との間の脈絡膜上腔74内に(または、脈絡膜上腔74に向けて)導くように、位置決めされている。図21Dに示されているように、埋設時に、傾斜面2136は、角膜16の反対側、瞳孔22に向かって面している。
図22Aから図22Cは、他の実施例に係るインプラント2230を示す。インプラント2230は、チューブ2232と、湾曲した支持部2270とを備える。チューブ2232は、入口端2240、出口端2250、およびチューブ通路2238を有し、チューブ通路2238は、入口2241および出口2251を含む。
チューブ2232は、一方側に設けられた比較的に大きな側孔2244と、反対側に設けられ、支持部2270に面する、より小さな複数の側孔2242とを有する。側孔2242、2244は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とする。
湾曲した支持部2270は、チューブ2232と支持部2270との間にスペース2272を提供する。支持部2270の曲率は、眼の曲率に近似してもよく、または、眼よりも大きいもしくは小さい曲率を有してもよい。
インプラント2230は、入口端2240を前眼房に配置し、且つ、出口端2250を脈絡膜上腔内に(または、脈絡膜上腔に向けて)配置しつつ、本稿で説明される他の装置と同様の方法で、埋設されてもよい。チューブ2232と支持部2270との間のスペース2272によって、組織によって妨害されることなく、比較的に大きな流体が流れることが可能となる。この装置は、完全に対称的であるので、該装置を供給システム上に設置することは、「切り込み」および「切り出し」でインプラントするために用いられる。
図23Aから図23Cは、他の実施形態に係るインプラント2330を示す。このインプラント2330は、図1Aのインプラント130に類似する構成を備える。インプラント2330は、チューブ2332と、拡大頭部、ディスク、またはフランジ2334とを備える。フランジ2334の平面は、チューブ2332に対して所定の角度をなしている。チューブ2332は、入口端2340、出口端2350、およびチューブ通路2338を有し、チューブ通路2338は、軸方向入口2341および軸方向出口2351を含む。フランジ2334は、出口端2350においてチューブ2332に連結されている。
インプラント2330は、1以上の側孔2342を備え、該側孔2342は、詰まりの防止、および流体の流れを容易とするとともに、目印として用いることができる。インプラント2330は、入口端2340に傾斜面2336を備える。また、インプラント2330は、挿入後に該インプラント2330を眼内に保持するために、1以上の突起2352の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
フランジ2334は、組織を貫通して所望の位置に挿入するのを容易とするために、細い楕円形または卵形の形状であってもよい。フランジ2334の平面と、チューブ2332の長手方向軸との間の角度は、比較的に小さくすることができる。これにより、フランジ2334の主軸は、チューブ2332の長手方向軸と、近似的に一致することになる。フランジ2334は、比較的に大きくすることができ、スペーサ2380を有してもよい。このスペーサ2380は、流体の流れを容易とするために、出口端において、流出する流れから組織を離隔させる。
図24Aから図24Cは、インプラント2430を示す。このインプラント2430は、両端に傾斜する頭部を備える点を除いて、図10Aから図10Dに示すインプラント1030に類似する。インプラント2430は、入口端2440、出口端2450、およびチューブ通路2438を有するチューブ2432を備え、チューブ通路2438は、入口2441および出口2451を含む。インプラント2430は、入口端2440における拡大頭部またはフランジ2434と、出口端2450における拡大頭部またはフランジ2435とを備える。インプラント2430は、1以上の側孔2442を備え、平面2462、2464を設けつつ縮小された輪郭を有している。側孔2442は、詰まりの防止を容易とするとともに、流体の流れを増加させることができる。
インプラント2430は、それぞれの端部に、傾斜面2436、2456を有する。本稿で説明する他の実施形態と同様に、傾斜面2436、2456の角度は、意図される埋設位置に従って選択される。インプラント2430においては、傾斜面2436、2456の角度は、互いに異なっている。また、インプラント2430は、挿入後に該インプラント2430を眼内に保持するために、1以上の突起2452の形態として、1以上の保持突出部を備えている。
図25Aから図25Cは、他のインプラント2530を示す。このインプラント2530は、入口端2540、出口端2550、およびチューブ通路2538を有するチューブ2532を備え、チューブ通路2538は、入口2541および出口2551を含む。インプラント2530は、それぞれの端部に、傾斜面2536、2556を有する。
インプラント2530は、その長さ方向に沿って、複数の側孔2542、2543、2544、2545を備える。これら側孔2542、2543、2544、2545は、チューブ2532に設けられた横方向の切り欠き、溝、またはチャネルによって形成され、互いに対してジグザグに設けられている。インプラント2530においては、側孔2542の各々は、隣接する側孔2543および/または2545の隣接する切り欠き、溝、またはチャネルから、チューブ2532の周りに90°回転した位置に配置された切り欠き、溝、またはチャネルによって形成されている。また、側孔2543の各々は、隣接する側孔2542および/または2544の隣接する切り欠き、溝、またはチャネルから、チューブ2532の周りに90°回転した位置に配置された切り欠き、溝、またはチャネルによって形成されている。また、側孔2544の各々は、隣接する側孔2543および/または2545の隣接する切り欠き、溝、またはチャネルから、チューブ2532の周りに90°回転した位置に配置された切り欠き、溝、またはチャネルによって形成されている。また、側孔2545の各々は、隣接する側孔2544および/または2542の隣接する切り欠き、溝、またはチャネルから、チューブ2532の周りに90°回転した位置に配置された切り欠き、溝、またはチャネルによって形成されている。
インプラント2530のように、ジグザグに配置された切り欠き、溝、またはチャネルが、チューブ2532に柔軟性をもたらすことを理解されるであろう。例えば、図25Aに示された向きにおいて、両端部を下方へ屈曲させることによって、側孔2545のチャネルが押し広げられることになり、同様に、側孔2543のチャネルが閉じられることになる。これにより、インプラント2530が、その長さ方向に沿って曲率を有することが可能となる。側孔2542、2543、2544、2545のジグザグに配置された切り欠き、溝、またはチャネルによって、インプラント2530は、いずれの方向にも屈曲することができ、また、一度に複数の方向に屈曲することもできる。このように、インプラントは、自らが埋設されるスペースに対して、より容易に適合することができる。
図26Aおよび図26Bは、インプラントを眼球内に挿入するための供給装置2600を示している。供給装置2600は、1997年11月20日付けで出願された米国特許出願第08/975,386号(現米国特許6,203,513号)に記載および図示されている供給装置に類似するものである。なお、上記したように、この出願の開示内容は、この参照により本稿に含まれるものとする。
供給装置2600は、例えば針またはプローブのような、棒状の器具2664を備える。棒状の器具2664は、インプラントのチューブ通路を貫通するための先端部2670と、保持機構とを有する。この保持機構は、埋設作業中に供給装置においてインプラントが上昇してしまうのを防止するためのものであって、例えば、当接面2668の形態として構成されている。この当接面2668は、インプラントのフランジの傾斜面に概して対応する角度を有している。この構成は、供給装置上におけるインプラントの回転も防止することができ、これにより、インプラントの眼内における適正な向きを保証することができる。代替的な実施形態において、保持機構は、棒状器具の先端部2670であってもよく、この場合、先端部2670は、インプラントのチューブ通路内部と、摩擦嵌合で係合するように構成される。これにより、埋設作業中に供給装置においてインプラントが上昇してしまうのを防止することができる。
図27は、眼球内にインプラントを挿入するための他の供給装置2700を示す。供給装置2700は、例えば針またはプローブのような、適当な棒状の器具2764を備える。棒状の器具2764は、壁部2772を有し、該壁部2772は、その内部に穴2774を含む。インプラントのフランジが壁部2772の外側へ突出しつつ、インプラントのチューブは、穴(bore、窪み)2774に嵌合している。また、棒状器具2764は、保持機構を備える。この保持機構は、埋設作業中に供給装置においてインプラントが上昇してしまうのを防止するためのものであって、例えば、当接面2768の形態として構成されている。この当接面2768は、インプラントのフランジの傾斜面に概して対応する角度を有している。
図28Aおよび図28Bは、眼球内にインプラントを挿入するための他の供給装置2800を示す。供給装置2800は、例えば針またはプローブのような、適当な棒状の器具2864を備える。棒状器具2864は、インプラントのチューブを収容するための凹部2874と、インプラントに設けられた穴内に挿入される先端部2870を有する。供給装置2800は、先端部2870がインプラントの穴内に挿入された場合に、インプラントを把持することができる。
米国特許出願第08/975,386号の図28および図29に図示されているような供給装置は、本稿で述べられているように、インプラントを供給するために用いられ得る。これらの図においては、供給装置110は、ハンドル部(図示せず)と、棒状の器具112を備えている。棒状器具112は、中央孔114を有しており、該中央孔114に、格納式ワイヤ116が配置されている。格納式ワイヤ116は、インプラント100が供給装置110に取り付けられた場合に、インプラント100のチューブ通路102を貫通するように、位置決めされている。供給装置110は、保持機構を備え、該保持機構は、当接面118およびフック120を有している。当接面118は、埋設作業中に供給装置においてインプラント100が上昇してしまうのを防止するために、インプラント100のディスク106の傾斜面に概して対応する角度を有している。また、フック120は、インプラント100がワイヤ116にて下方に移動してしまうのを防止するためのものである。
埋設作業に関して、インプラント100は、ワイヤ116上に配置される。このとき、ワイヤ116は、チューブ通路102内に突出し、且つ、当接面118は、ディスク106に対して当接するとともに、フック120が、ディスク106を反対側の周囲にて保持する。米国特許出願第08/975,386号の図28は、保持ワイヤ116が前方位置にある状態の供給装置110の端部を示している。
インプラントが適切な位置に配置された後、保持ワイヤ116は、インプラント100から引き抜かれる。米国特許出願第08/975,386号の図29は、保持ワイヤ116が引き抜かれた状態の供給装置110の端部を示している。保持ワイヤ116が引き抜かれると、インプラントは、フック120から離れるように摺動自在となる。これにより、供給装置を取り出して、インプラントを適切な位置に残すことができる。
本稿で述べられるように、インプラントは、いずれの方向への流れも容易とすることができることを理解されるであろう。このように、本稿で述べられるように、入口端は、出口端として用いられてもよく、その逆も可能である。例えば、図29Aおよび図29Bは、インプラント2130を示しており、図29Aは、第一の位置におけるインプラント2130を、図29Bは、反転された位置におけるインプラント2130を、それぞれ示している。同様に、図30Aおよび図30Bは、インプラント730を示しており、図30Aは、第一の位置におけるインプラント730を、図30Bは、反転された位置におけるインプラント2130を、それぞれ示している。
前眼房から脈絡膜上腔へと排出することに加えて、インプラントは、本稿で述べられるように、「ぶどう膜近傍」位置への排出を提供し得る。これは、図31に示されている。ぶどう膜近傍位置は、強膜組織12内のポケット80であり、強膜組織の薄層12Aによって脈絡膜から分離されている。ぶどう膜近傍位置80に埋設された場合、インプラントは、以下のように位置決めされる。すなわち、インプラントの入口端は、眼の前眼房20内に配置され、インプラントの出口端は、ポケット80内に配置される。ここで、ポケット80は、処置の間に、強膜12のぶどう膜近傍部において形成され、これにより、強膜の薄層12Aを、装置と脈絡膜との間に残すことになる。その結果、インプラントは、脈絡膜の近傍に配置されるが、脈絡膜と直接接触することはない。このぶどう膜近傍位置に埋設された場合、インプラントのいずれの部分も、脈絡膜または毛様体組織と直接接触することはない。強膜組織内に出口端を設置することには、脈絡膜と接触する場合と相反して、脈絡膜と関連し得る出血、低眼圧症、線維症のリスクを回避するという利点があると考えられている。
本稿で述べられているように、インプラントの埋設作業は、以下のように行われ得る。第一に、インプラントが、本稿で説明されたような適当な供給装置上に設置され、供給装置に取り付けられ、または、供給装置内もしくは供給装置上に積載される。
切り込み方法の一例においては、医師は、眼の外側から強膜に切開部を形成する。代替的には、インプラント自身または供給装置が、切開部を形成するために、眼内に挿通されてもよい。インプラントは、切開部から、意図された埋設位置へと導入される。
入口端が、埋設作業の間の先端部として最初に挿入され、または、出口端が、埋設作業の間の先端部として最初に挿入されるように、切開部を所定位置に形成することができる。代替的には、切開部を中間位置(例えば、図31における切開部90と同様の位置)に形成してもよい。次いで、インプラントの一方端を切開部に押し入れて、概して所定位置に挿入し、その後に、インプラントの他方端を切開部に押し入れて、所定位置へと押し込む。第2の端部を切開部に挿入することを容易とするために、第1の端部がより遠位にされてもよく、および/または、組織が引き伸ばされてもよい。
一度インプラントが適切な位置に配置されると、供給装置は、取り出され、その結果、インプラントが適切な位置に配置される。必要であれば、切開部は、(複数の)縫合によって閉じられ得る。
切り出し方法の一例においては、医師は、眼、一般的には角膜または強膜に切開部を形成する。代替的には、インプラント自身または供給装置が、切開部を形成するように眼内に挿通されてもよい。次いで、医師は、インプラントを、切開部を通して前眼房内に挿入し、該前眼房を横断させて、意図された埋設位置まで挿入する。インプラントの出口端は、線維柱帯網、または、インプラントが埋設されるべき他の組織内に挿通される。必要であれば、インプラントを挿通する前に、線維柱帯網または他の組織に、切開部または孔を形成してもよい。
一度インプラントが適切な位置に配置されると、供給装置は、取り出され、その結果、インプラントが適切な位置に配置される。必要であれば、角膜または強膜における切開部は、(複数の)縫合によって閉じられ得る。
本開示に従って構成されたインプラントは、例えば、ステンレス鋼、シリコン、金、ニチノール、テフロン、タンタル、PMMA、または、他の適当な樹脂、金属、もしくは他の材料のいずれかといった、如何なる適当な材料から製造されてもよいし、または、如何なる適当な材料によって覆われてもよい。インプラントは、ヘパリン、または、生物学的に活性である他の適当な化合物のいずれによってコーティングされてもよい。
本開示に係るインプラントは、様々な方法で製造され得る。チューブは、標準的なステンレス製の皮下注射針、または同様のチューブの先端から形成されてもよい。様々な穴、切り欠き、溝、チャネル、および/または面が、チューブから材料を取り除くことによって、形成されてもよい。
本発明に係るインプラントを製造するための代替的方法の1つが、米国特許出願第08/975,386号の図17から図19に図示されている。図17は、プロセスの最初のステップを示しており、該ステップにおいては、長手方向に延びる孔を有する外側チューブ74が、図示されたパターンに切削される。米国特許出願第08/975,386号の図18に示された、プロセスの次のステップにおいて、より小さな内側チューブ90が、外側チューブ74の残りの(複数の)部分における、長手方向の孔の内部に、配置される。内側チューブ90は、外側チューブ74の内径に概して対応する外径を有する。内側チューブ90が外側チューブ74の内部に配置されると、2つのチューブは、例えば、参照符号86および88によって示されている領域においてこれらチューブを互いに溶接することによって、互いに固定される。2つのチューブが互いに接合された後、図19に示されているように、インプラントを形成するためにさらなる切り欠きを形成する。このステップは、外側チューブと内側チューブを、インプラントの出口端において、傾斜平面に沿って同時に切削するステップを有する。このステップは、ディスク84の上面を形成し、内側チューブ90の不要部分を切除するために行われる。なお、内側チューブ90の不要部分は、切除されない場合、ディスク84の上面を越えて突出してしまう。これら最終切削加工の後に残留する、内側チューブ90の部分は、インプラントシャフトを形成する。これら最終切削加工の後に残留する、外側チューブ74の部分は、保持突出部82およびディスク84を形成する。この方法の変形例として、切り欠きの全て、または大部分は、より大きなチューブ内に、より小さなチューブを配置した後に、設けられてもよい。
この製造プロセスにおける変形例、および他の製造プロセスが可能であることを、当業者であれば理解されるであろう。例えば、適当な成形工程によって、樹脂製のインプラントを製造してもよい。
米国特許出願第08/975,386号に記載されているように、必要であれば、インプラントに異なる流れ特性を付与するために、種々の機構が用いられてもよい。異なる患者に対して、異なる流れ特性を有するインプラントを用いることが望ましい。および/または、特定の患者に埋設した後に、流れ特性が変化されたインプラントを備えることが望ましい。米国特許出願第08/975,386号の図20から図27は、インプラントを通過する流体(例えば、房水)の流れを制御するのを補助するための、種々の機構を示している。これらの機構は、本稿で述べたような他のインプラントとともに用いられてもよい。
当業者によって理解されるように、本稿で説明された種々の実施形態が、一例としてのみ提示されたものである。添付の特許請求の範囲によって定義された、本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変更、修正、変形が、上記実施形態に適用され得る。
本発明は、緑内障を治療するために眼から房水を排出させるための装置のような、流体の排出、供給システムに関する。

Claims (31)

  1. 眼の前眼房からの流体の流れを可能とするための眼内インプラントであって、
    入口端、出口端、およびチューブ通路を有するチューブを備え、
    前記入口端は、眼の前眼房内に延びるように構成され、
    前記出口端は、眼の強膜組織に近接して埋設されるように構成される、眼内インプラント。
  2. 前記インプラントは、房水を脈絡膜上腔内に排出するように構成される、請求項1に記載の眼内インプラント。
  3. 前記インプラントは、房水をぶどう膜近傍腔内に排出するように構成される、請求項1に記載の眼内インプラント。
  4. 前記インプラントのチューブは、眼の線維柱帯網を貫通する、請求項1に記載の眼内インプラント。
  5. 1以上の側孔をさらに備える、請求項1に記載の眼内インプラント。
  6. 1以上の側孔をさらに備え、
    前記側孔は、前記チューブに設けられた横方向の切り欠き、溝、またはチャネルによって形成され、互いに対してジグザグに形成される、請求項1に記載の眼内インプラント。
  7. 前記入口端または前記出口端に傾斜面をさらに備える、請求項1に記載の眼内インプラント。
  8. 前記入口端における傾斜面と、前記出口端における傾斜面と、をさらに備える請求項1に記載の眼内インプラント。
  9. 1以上の突起の形態として、1以上の保持突出部をさらに備える、請求項1に記載の眼内インプラント。
  10. 前記チューブは、1以上のスパイクを有する、請求項1に記載の眼内インプラント。
  11. 前記チューブの長さ方向に沿って、1以上の平らな面をさらに備え、
    前記平らな面によって、前記チューブは、縮小された輪郭を付与される、請求項1に記載の眼内インプラント。
  12. 前記入口端または前記出口端にフランジをさらに備える、請求項1に記載の眼内インプラント。
  13. 前記フランジは、供給装置の壁部を受けるための1以上の溝またはアクセスポケットを有する、請求項12に記載の眼内インプラント。
  14. 前記フランジは、1以上のスペーサを有する、請求項12に記載の眼内インプラント。
  15. 前記チューブと前記フランジの面との間の角度は、約10°〜約30°である、請求項12に記載の眼内インプラント。
  16. 前記入口端にフランジを備え、
    前記チューブに面する、前記入口端における前記フランジの側部は、丸みを有する形状、テーパ状、または円錐状である、請求項1に記載の眼内インプラント。
  17. 前記チューブは、前記インプラントを適切な位置に縫着するための、1以上の細い領域、縮小された輪郭、または穴を有する、請求項1に記載の眼内インプラント。
  18. 前記チューブは、その長さ方向に沿って曲率を有する、請求項1に記載の眼内インプラント。
  19. 前記インプラントは、前記入口端において湾曲する、請求項1に記載の眼内インプラント。
  20. 前記チューブに取り付けられる湾曲した支持部を備える、請求項1に記載の眼内インプラント。
  21. 眼の前眼房からの流体の流れを可能とするための眼内インプラントを埋設するための供給装置であって、
    前記インプラントは、入口端、出口端、およびチューブ通路を有するチューブを備え、
    前記入口端は、眼の前眼房内に延びるように構成され、
    前記出口端は、眼の強膜組織に近接して埋設されるように構成され、
    前記供給装置は、棒状の器具を備える、供給装置。
  22. 前記インプラントのチューブ通路を貫通するための先端部を備える、請求項21に記載の供給装置。
  23. 埋設作業中に該供給装置において前記インプラントが上昇するのを防止するための保持機構を備える、請求項21に記載の供給装置。
  24. 前記保持機構は、当接面である、請求項23に記載の供給装置。
  25. 前記インプラントを収容するための穴を備える、請求項21に記載の供給装置。
  26. 前記インプラントのチューブを収容するための凹部と、
    前記インプラントにおける穴内に挿入するための先端部と、を備える、請求項21に記載の供給装置。
  27. 入口端、出口端、およびチューブ通路を有するチューブを備えたインプラントを準備するステップと、
    前記インプラントを、供給装置内または供給装置上に取り付けるステップと、
    眼に切開部を形成するステップと、
    前記インプラントを、所望の埋設位置に導入するステップと、
    前記供給装置を取り出すステップと、を備え、
    前記入口端は、眼の前眼房内に延びるように構成され、
    前記出口端は、眼の強膜組織に近接して埋設されるように構成される、眼内インプラントを埋設する方法。
  28. 埋設作業は、切り込み(ab externo)方法で実行される、請求項27に記載の方法。
  29. 埋設作業は、切り出し(ab interno)方法で実行される、請求項27に記載の方法。
  30. 前記インプラントの出口端は、ぶどう膜近傍位置に埋設される、請求項27に記載の方法。
  31. 眼内インプラントを製造する方法であって、
    前記インプラントは、入口端、出口端、およびチューブ通路を有するチューブを備え、
    前記入口端は、眼の前眼房内に延びるように構成され、
    前記出口端は、眼の強膜組織に近接して埋設されるように構成され、
    前記製造する方法は、チューブを準備するステップと、該チューブを切削するステップと、を備える、方法。
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