JPH08155540A - 二重管の接続構造 - Google Patents

二重管の接続構造

Info

Publication number
JPH08155540A
JPH08155540A JP6304490A JP30449094A JPH08155540A JP H08155540 A JPH08155540 A JP H08155540A JP 6304490 A JP6304490 A JP 6304490A JP 30449094 A JP30449094 A JP 30449094A JP H08155540 A JPH08155540 A JP H08155540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
double
pipes
tubes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6304490A
Other languages
English (en)
Inventor
Ippei Komata
一平 小俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP6304490A priority Critical patent/JPH08155540A/ja
Publication of JPH08155540A publication Critical patent/JPH08155540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内外管の一方の接合部の亀裂が他方の接合部
に伝播せず、これらが同じ破損モードで破損せず、且つ
管の外径が大きくならない二重管の接続構造を提供す
る。 【構成】 管内流体が流れる内管12と管外流体に接す
る外管13との間に伝熱部材14を介設して二重管11
を形成し、その二重管11の内外管同志を接続する二重
管11の接続構造において、内管12同志の接合部12
xの位置と外管13同志の接合部13xの位置とを軸方
向に異ならせると共に、それら内外管12,13の接合
部12x,13xを異なる溶接方法で接合したことを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内管と外管との間に伝
熱部材を介設した二重管の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】高速増殖炉の冷却材である液体ナトリウ
ムは、図6に示す蒸気発生器1に導かれ、伝熱管2内を
流れる水と熱交換してこれを蒸気化させる。この蒸気
は、図示しないタービンに導かれ、タービンに接続され
た発電機を駆動する。
【0003】蒸気発生器1は、容器3内に液体ナトリウ
ムを導入するNa入口管4と、容器3内の液体ナトリウ
ムを排出するNa出口管5とを備えている。また、容器
3の上部には、水導入管6が設けられ、水導入管6の下
部には、複数の管からなる管束7が接続されている。管
束7は、容器の下方に延出された連絡管8に接続されて
いる。連絡管8は、容器3の底部近傍上方に折り返さ
れ、その先端部8aが底部近傍から上部へ螺旋状(ヘリ
カルコイル状)に巻回された伝熱管2に接続されてい
る。伝熱管2の上端部は、容器3の上方に延出された管
束9に接続され、この管束9は、容器3の上部に設けら
れた蒸気排出管10に接続されている。この構成によれ
ば、水導入管6から導入された水は、管束7および連絡
管8を通って伝熱管2に導かれ、この伝熱管2において
容器3内の液体ナトリウムと熱交換して蒸気になり、管
束9および蒸気排出管10を通って排出される。
【0004】かかる蒸気発生器1においては、ナトリウ
ムと水とが接すると急激に温度が上昇する虞があるた
め、上記管束7,9、連絡管8および伝熱管2は、全て
図4に示す二重管構造になっている。二重管11は、内
部に水または水蒸気が流れる内管12と、内管を覆うよ
うに設けられた外管13と、これら内外管12,13の
間に介設された伝熱部材14とから構成されている。図
5は伝熱部材14を示す図である。この構成によれば、
外管13の外部のナトリウムの熱は直接伝達するのでは
なく、伝熱部材14を介して内管12の内部の水に伝達
される。また、内外管12,13のいずれかに亀裂が生
じた場合には、ナトリウムまたは水が伝熱部材14の部
分に染み出すため、これを検出することでいずれかの管
12,13の亀裂の有無を判断できる。
【0005】ところで、上記二重管1の接続構造とし
て、図2または図3に示す構造が知られている。図2に
示す構造は、先ず内管12同志の接合部近傍の外管13
および伝熱部材14を取り除き、そこに図示しない溶接
機器を外側から近付けて内管12同志をTIG溶接等に
より接合した後、外管13の外周にスリーブ15を取り
付け、スリーブ15と外管13とを隅肉溶接したもので
ある。図3に示す構造は、内管12同志と外管13同志
とを同一断面で拡散接合により接合したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の二重管
の接続構造には以下の問題点がある。
【0007】図2に示す構造では、外管13の外周にス
リーブ15を取り付けるため、二重管11の外径が大き
くなり、隣接する二重管11のピッチを広くせざるを得
ない。また、接続後、その二重管11を図示しないパイ
プベンダー(管曲げ装置)で挟んでヘリカルコイル状に
曲げ成形するが、その際にスリーブ15の出張り部があ
ると成形しにくい。
【0008】図3に示す構造では、内管12同志と外管
13同志との接合部が同一断面にあるため、仮に一方の
接合部に亀裂が生じた場合、その一方の接合部の亀裂が
他方の接合部に伝播する虞がある。また、内管12同志
と外管13同志とを同一の接合方法によって接合してい
るため、仮に一方の接合部が破損した場合、それと同じ
破損モードで他方の接合部が破損する虞がある。
【0009】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、内外管の一方の接合部の亀裂が他方の接合部に
伝播せず、これらが同じ破損モードで破損せず、且つ管
の外径が大きくならない二重管の接続構造を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、管内流体が流れる内管と管外流体に接する
外管との間に伝熱部材を介設して二重管を形成し、その
二重管の内外管同志を接続する二重管の接続構造におい
て、内管同志の接合位置と外管同志の接合位置とを軸方
向に異ならせると共に、それら内外管の接合部を異なる
溶接方法で接合して構成されている。
【0011】また、上記内管同志が拡散または摩擦接合
で接合されていてもよい。
【0012】
【作用】上記構成によれば、内管同志の接合位置と外管
同志の接合位置とが軸方向に異なっているので、一方の
接合部の亀裂が他方の接合部に伝播することはない。ま
た、内外管の接合部が異なる溶接方法で接合されている
ので、これらが同じ破損モードで破損することはない。
また、外管の外周にスリーブ等が取り付ける必要がない
ので、管の外径が大きくなることはない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0014】図1に示す二重管11は、高速増殖炉の冷
却材(ナトリウム)と熱交換して蒸気を発生する図6に
示すヘリカルコイル型二重管蒸気発生器1に用いられる
ものであり、内部に水または水蒸気が流れる内管12
と、外部の液体ナトリウムに接する外管13と、これら
内外管12,13の間に介設された金属製の伝熱部材1
4(伝熱メッシュ)とから構成されている。この二重管
11は、ヘリカルコイル型二重管蒸気発生器1の管束
7,9、連絡管8および伝熱管2に用いられる。上記二
重管11は、伝熱管2同志の接続部、連絡管8と管束7
との接続部、連絡管8と伝熱管2との接続部にて、図1
に示す構造によって接続される。
【0015】図示するように、内管12同志の接合部1
2xの位置と外管13同志の接合部13xの位置とが軸
方向に異ならされていると共に、それら内外管12,1
3の接合部12x,13xが異なる溶接方法で接合され
ている。内管12同志は、その接合位置の近傍の伝熱部
材14が取り除かれ、拡散溶接によって接合されてい
る。拡散溶接は、内管12同志の接合面を平滑に加工し
たのち接合面同志を所定の圧力で押し付け、その接合面
を外管13の周りに巻き付けた図示しないヒータで加熱
して行う。これにより、接合面の双方の原子が拡散して
接合される。なお、接合面の間に比較的低融点のインサ
ート材を挟んで溶接面の拡散を補助してもよい。
【0016】また、内管12同志を摩擦溶接してもよ
い。摩擦溶接は、一方の管12a,13aを固定して他
方の管12b,13bを回転させながら押し付けるか、
双方の管12a,13aと12b,13bとを相対的に
逆回転させながら押し付けて行う。但し、内管12同志
を通常のTIG溶接等により接合することはできない。
何故なら、内管12の外側には外管13が被嵌されてい
るため、溶接装置を外側から内管12同志の接合部12
xに近付けることができないからである。よって、内管
12同志の接合は、溶接装置を接合部12xに近付ける
必要のない拡散溶接かまたは摩擦溶接に限られる。
【0017】他方、外管13同志は、内管12同志の接
続部12xから軸方向に所定距離を隔てて、内管12同
志とは異なった溶接によって接合されている。本実施例
では、外管13同志はTIG溶接により接合されてい
る。TIG溶接は、外管13同志の接合部13xに開先
16を形成し、その開先16に図示しない溶接装置を外
側から近付けて行う。なお、このとき、内管12同志を
拡散または摩擦溶接した際に生じた軸方向の縮みを、開
先16の間隔を調節して吸収することができる。また、
外管13同志の溶接は、上記TIG溶接には限られず、
溶接装置を外側から溶接部13xに近付けて行うレーザ
溶接やMIG溶接などであってもよい。
【0018】上記構成によれば、内管12同志の接合位
置と外管13同志の接合位置とが軸方向に異なっている
ので、図3に示す従来技術のように一方の接合部12x
又は13xの亀裂が他方の接合部13x又は12xに伝
播することはない。また、内外管12,13の接合部1
2x,13xが異なる溶接方法で接合されているので、
これらが同じ破損モードで破損することはない。すなわ
ち、仮に何等かの原因により一方の管12又は13の接
合部12x又は13xに亀裂が入ったとしても、これと
同じ原因で直ちに他方の管13又は12の接合部13x
又は12xに亀裂が生じることはない。このように、接
合部12x,13xの双方に亀裂が生じることはないの
で、安全性がより向上する。
【0019】また、外管13の外周に図2に示すような
スリーブ15等を取り付ける必要がないので、二重管1
1の外径が大きくなることはない。よって、二重管11
の管ピッチを狭めることができると共に、接続後の二重
管11をパイプベンダーによって挟んでヘリカルコイル
状に曲げ成形する際の成形性が良好となる。
【0020】上記内管12と外管13との間の伝熱部材
14は、外管13の外側の液体ナトリウムの熱を内管1
2の内側の水に伝達する熱伝達部材であると共に、いず
れかの管12または13の接合部12xまたは13xに
亀裂が生じた際に侵入する流体(ナトリウム又は水)を
軸方向に案内する通路となる。よって、伝熱部材14
は、十分な通気性・通液性を発揮できるように、図5に
示すように金属繊維束17を編み込んで形成されてい
る。
【0021】また、内管12と外管13との間には、二
重管11の一端から他端に向けてキャリヤガス(ヘリウ
ム等の不活性ガス)が流されており、いずれかの管12
又は13の接合部12xまたは13xに亀裂が生じた際
に侵入する流体(ナトリウム又は水)を伝熱部材14を
通して二重管11の他端側に搬送するようにしている。
そして、二重管11の他端側に設けられたセンサ(図示
せず)によって、キャリヤガス中の成分を分析すること
により、内管12または外管13の接続部12xまたは
13xの亀裂を検出している。
【0022】なお、内管12内の水または水蒸気の圧力
は 150〜200Kg/cm2 程度であり、外管13外のナトリウ
ムの圧力は 2〜3Kg/cm2 程度となっているため、内外管
12,13のいずれかの接続部12x,13xに亀裂が
生じた場合に漏洩する水、水蒸気またはナトリウムを内
管12と外管13との間に引き込むためには、キャリヤ
ガスの圧力を上記圧力( 2〜3Kg/cm2 )より低く設定す
る必要がある。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明に係る二重管の接続
構造によれば、次のような優れた効果を発揮できる。
【0024】(1) 内外管の一方の接合部の亀裂が他方の
接合部に伝播することはなく、これらの接合部が同じ破
損モードで破損することがないため、安全性をより向上
させることができる。
【0025】(2) 接合部の管の外径が大きくなることは
ないので、二重管の管ピッチを狭めることができると共
に、接続後の二重管を曲げ成形する際の成形性を良好と
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す二重管の接続構造の側
断面図である。
【図2】従来例を示す二重管の接続構造の側断面図であ
る。
【図3】別の従来例を示す二重管の接続構造の側断面図
である。
【図4】二重管の断面図である。
【図5】伝熱部材の平面図である。
【図6】ヘリカルコイル型二重管蒸気発生器の概略図で
ある。
【符号の説明】
11 二重管 12 内管 12x 接合部 13 外管 13x 接合部 14 伝熱部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内流体が流れる内管と管外流体に接す
    る外管との間に伝熱部材を介設して二重管を形成し、そ
    の二重管の内外管同志を接続する二重管の接続構造にお
    いて、内管同志の接合位置と外管同志の接合位置とを軸
    方向に異ならせると共に、それら内外管の接合部を異な
    る溶接方法で接合したことを特徴とする二重管の接続構
    造。
  2. 【請求項2】 上記内管同志が拡散または摩擦溶接で接
    合された請求項1記載の二重管の接続構造。
JP6304490A 1994-12-08 1994-12-08 二重管の接続構造 Pending JPH08155540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6304490A JPH08155540A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 二重管の接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6304490A JPH08155540A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 二重管の接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08155540A true JPH08155540A (ja) 1996-06-18

Family

ID=17933665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6304490A Pending JPH08155540A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 二重管の接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08155540A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6510600B2 (en) * 1997-11-20 2003-01-28 Optonol, Ltd. Method for manufacturing a flow regulating implant
CN104589000A (zh) * 2015-02-15 2015-05-06 四川蓝星机械有限公司 一种双层套管加工工艺
US9173774B2 (en) 2010-03-26 2015-11-03 Optonol Ltd. Fluid drainage device, delivery device, and associated methods of use and manufacture

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6510600B2 (en) * 1997-11-20 2003-01-28 Optonol, Ltd. Method for manufacturing a flow regulating implant
US9173774B2 (en) 2010-03-26 2015-11-03 Optonol Ltd. Fluid drainage device, delivery device, and associated methods of use and manufacture
CN104589000A (zh) * 2015-02-15 2015-05-06 四川蓝星机械有限公司 一种双层套管加工工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08155540A (ja) 二重管の接続構造
US4579087A (en) Corrosion resistant steam generator and method of making same
JPH10281383A (ja) 電気融着継手
JPS61108482A (ja) 管板と伝熱管との接合方法
JP2005009708A (ja) 熱交換器
JP4134427B2 (ja) 管材溶接方法及び既存管継手部補修方法
JPH0353794Y2 (ja)
CN217816678U (zh) 一种组合式干熄焦余热锅炉连接管路
JP2746970B2 (ja) 二重壁伝熱管の溶接方法及び熱交換器
CN219484719U (zh) 一种固定罩管排密封焊机构
US6250689B1 (en) Reinforced tube joint
JP2000237869A (ja) 管材突合せ溶接方法
JPS6023705A (ja) 燃焼装置の水壁管
JPH059579Y2 (ja)
JP2578158B2 (ja) 高温高圧接合装置および方法
JPH0114477B2 (ja)
JPH0440637B2 (ja)
JPH038568A (ja) 金属管の応力腐食割れ改善方法
JPS60196265A (ja) 管の溶接方法
CN2865094Y (zh) 一种钢铠电缆高强度接头
JPS5883192A (ja) 熱交換器の製作方法
JPH08152291A (ja) 管と管寄せの溶接構造及び溶接方法
JPS5944951B2 (ja) 管と管板の溶接方法
JPS60194295A (ja) 多管式熱交換器
JPS60247479A (ja) 突合せ溶接継手