JP2016052491A - 歯間清掃具 - Google Patents

Abstract

【課題】清掃が必要な歯間部には、歯と歯の接する接触面と、歯と歯肉の間にある三角の隙間である下部鼓形空隙の二つがある。デンタルフロスでは、接触面はよく清掃できるが細すぎるため広い鼓形空隙は清掃効率が悪い。歯間ブラシでは、接触面の清掃はできず、歯肉を傷つけてしまうことも多く、また使用には技術と慣れが必要であった。本発明は以上の清掃器具を提供する。【解決手段】把持部の先端に糸張り部を設け、糸状のフロスを張り、フロスにスポンジ状の清掃部を固着させる。【選択図】図１

Description

本発明は、歯間清掃具に関するものである。

従来、通常の歯ブラシのみでは歯の間の細部まで清掃することが困難であり、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的な清掃用具を併用することが推奨されている。

特開２０１３−１５０７０９号公報

清掃が必要な歯間部には、歯と歯の接する接触面と、歯と歯肉の間にある三角の隙間である下部鼓形空隙の二つがある。デンタルフロスでは、接触面はよく清掃できるが細すぎるため広い鼓形空隙は清掃効率が悪い。歯間ブラシでは、接触面の清掃はできず、また使用には技術と慣れが必要であった。また特許文献１のようなブラシを使用したものは、清掃効率はよいが歯肉を傷つけやすいことがしばしば問題となっている。
本発明は以上の問題点を解決するためになされたものである。

把持部の先端に糸張り部を設け、糸状のフロスを張り、フロスにスポンジ状の清掃部を固着させる。
以上の構成よりなる歯間清掃具。

従来の器具で困難であった、隣接面、鼓形空隙の清掃を１本で可能にし、操作性にも優れている。やわらかいスポンジ状の部位で清掃するため歯肉を傷つけにくく、形、大きさが変化するため、さまざまな形態の鼓形空隙の清掃を効率よく行うことができる。

本発明の側面図

発明を実地するための形態

以下。本発明の実地の形態を説明する。
（イ）プラスチック製の真っ直ぐな把持部（４）の端にアーチ状の糸張り部（１）を設ける。
（ロ）糸張部（１）の両端に糸状のフロス部（２）を固定する。
（ハ）フロス部（２）の約半分の部位にスポンジ状の清掃部（３）を固着する。
（ニ）清掃部（３）は鼓形空隙と類似した三角形である。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、把持部（４）を手で持った状態でフロス部（２）、清掃部（３）を口腔内に挿入する。フロス部（２）を歯間に挿入し、上下にスライドし接触面を清掃する。歯肉に接触した鼓形空隙にフロス部（２）が入った段階で清掃部（３）を前後にスライドさせ鼓形空隙を清掃する。その後、フロス部（２）を歯の間の接触部に通過させ、器具を口腔外に取り出す。

１ 糸張り部、２ フロス部、３ 清掃部、４ 把持部

Claims (1)

1. 把持部の先端に糸張り部を設け、糸状のフロスを張り、フロスにスポンジ状の清掃部を固着した歯間清掃器具。

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