JP2016052379A - Ｘ線撮影装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 Ｃ型アームを必要な方向に移動させるためのスイッチを的確に操作することができ、Ｃ型アームを迅速に移動させることが可能なＸ線撮影装置を提供する。【解決手段】 オペレータが操作パネル４６を使用してアナトミカルプログラム記憶部７２に記憶されたアナトミカルプログラムを選択する。アナトミカルプログラムが選択されれば、制御部７０における機能割当部７１が、規制解除スイッチ５２〜５５のいずれかの機能のうち選択されたアナトミカルプログラムに対応する機能を、規制解除スイッチ５１に割り当てる。【選択図】 図５

Description

この発明は、Ｘ線管とＸ線検出器とを支持するＣ型アームを備え、Ｘ線撮影またはＸ線透視を実行するＸ線撮影装置に関する。

このようなＸ線撮影装置としては、例えば、手術室に搬入されて使用される外科用Ｘ線装置と呼称されるものがある。このＸ線撮影装置は、Ｘ線管と、このＸ線管から照射され被検体を通過したＸ線を検出するフラットパネルディテクタ（ＦＰＤ）やイメージインテンシファイア（Ｉ．Ｉ．）等のＸ線検出器と、円弧状の形状を有し、Ｘ線管とＸ線検出器とを支持する略Ｃ字状のＣ型アームを備えている。このＣ型アームは、装置本体に対して移動可能に支持されており、装置本体は、下部にキャスターを付設して移動可能に構成されている。

このようなＸ線撮影装置においては、Ｃ型アームは、装置本体に対して複数軸方向に移動可能となっている。この複数軸方向の移動は、Ｃ型アームの鉛直方向の移動と、Ｃ型アームの水平方向の移動と、Ｃ型アームを鉛直方向を向く軸を中心に回動させる移動と、Ｃ型アームを水平方向を向く軸を中心に回動させる移動と、Ｃ型アームをスライドさせる移動である。これらの複数軸方向の移動は、通常は、ロック機構により規制されている。そして、各軸方向の移動の規制を解除する規制解除スイッチを操作することで、Ｃ型アームが特定軸方向に移動可能となる構成が採用されている。

特許文献１には、Ｃ型アームをスライドさせる移動の規制を解除する第１のロック解除スイッチと、Ｃ型アームを水平方向を向く軸を中心に回動させる移動を解除する第２のロック解除スイッチと、Ｃ型アームの水平方向の移動と鉛直方向を向く軸を中心に回動させる移動とを解除する第３のロック解除スイッチと、Ｃ型アームの鉛直方向の移動を解除する第４ロック解除スイッチとを備えた外科用Ｘ線装置が開示されている。

特開２００５−４０４９５号公報

このような外科用Ｘ線装置においては、Ｃ型アームの移動方向は手術の手技毎に変化する。このため、オペレータは、ロック解除のためにどのスイッチを操作するかを確認した上で、そのスイッチを操作してロック解除を行う必要がある。このような操作を行うときに、オペレータが操作に慣れていない場合や、操作を急いだ場合等においては、間違ったスイッチを操作してしまうことがあり、Ｃ型アームを迅速に移動させることができないという問題が生ずる。

この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、Ｃ型アームを必要な方向に移動させるためのスイッチを的確に操作することができ、Ｃ型アームを迅速に移動させることが可能なＸ線撮影装置を提供することを目的とする。

請求項１に記載の発明は、Ｘ線照射部と、前記Ｘ線照射部から照射され被検者を通過したＸ線を検出するＸ線検出部と、前記Ｘ線照射部と前記Ｘ線検出部とを支持するＣ型アームと、前記Ｃ型アームを複数軸方向に移動させる移動機構と、前記Ｃ型アームの移動を前記複数軸毎に規制するロック機構と、前記ロック機構による前記Ｃ型アームの移動の規制を前記複数軸毎に解除するための機能を備えた複数の規制解除スイッチと、アナトミカルプログラムを記憶するアナトミカルプログラム記憶部と、前記アナトミカルプログラム記憶部に記憶されたアナトミカルプログラムを選択するための操作部と、を備えたＸ線撮影装置において、前記複数の規制解除スイッチとは異なる第２の規制解除スイッチと、前記操作部により選択されたアナトミカルプログラムに基づいて、前記第２の規制解除スイッチに対して、前記複数の規制解除スイッチのうちのいずれかの機能を割り当てる機能割当部と、を備えたことを特徴とする。

請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明において、前記第２の規制解除スイッチは、前記複数の規制解除スイッチとは異なる形状を有する。

請求項３に記載の発明は、Ｘ線照射部と、前記Ｘ線照射部から照射され被検者を通過したＸ線を検出するＸ線検出部と、前記Ｘ線照射部と前記Ｘ線検出部とを支持するＣ型アームと、前記Ｃ型アームを複数軸方向に移動させる移動機構と、前記Ｃ型アームの移動を前記複数軸毎に規制するロック機構と、前記ロック機構による前記Ｃ型アームの移動の規制を前記複数軸毎に解除するための複数の規制解除スイッチと、アナトミカルプログラムを記憶するアナトミカルプログラム記憶部と、前記アナトミカルプログラム記憶部に記憶されたアナトミカルプログラムを選択するための操作部と、を備えたＸ線撮影装置において、前記操作部により選択されたアナトミカルプログラムに基づいて、前記複数の規制解除スイッチのうちの一部の規制解除スイッチの機能を停止させる機能停止部を備えたことを特徴とする。

請求項４に記載の発明は、Ｘ線照射部と、前記Ｘ線照射部から照射され被検者を通過したＸ線を検出するＸ線検出部と、前記Ｘ線照射部と前記Ｘ線検出部とを支持するＣ型アームと、前記Ｃ型アームを複数軸方向に移動させる移動機構と、前記Ｃ型アームの移動を前記複数軸毎に規制するロック機構と、前記ロック機構による前記Ｃ型アームの移動の規制を前記複数軸毎に解除するための複数の規制解除スイッチと、アナトミカルプログラムを記憶するアナトミカルプログラム記憶部と、前記アナトミカルプログラム記憶部に記憶されたアナトミカルプログラムを選択するための操作部と、を備えたＸ線撮影装置において、前記複数の規制解除スイッチは、各々、内部に光源を備えるとともに、前記操作部により選択されたアナトミカルプログラムに基づいて、前記複数の規制解除スイッチのうちの一部の規制解除スイッチの光源の点灯状態を変更する点灯切替部を備えたことを特徴とする。

請求項１に記載の発明によれば、操作部により選択されたアナトミカルプログラムに基づいて第２の規制解除スイッチに対して複数の規制解除スイッチのうちのいずれかの機能を割り当てることにより、第２の規制解除スイッチを操作することでアナトミカルプログラムに対応した規制解除を実行することができる。これにより、操作を的確に実行してＣ型アームを迅速に移動させることが可能となる。

請求項２に記載の発明によれば、第２の規制解除スイッチを容易に識別して、迅速に操作することが可能となる。

請求項３に記載の発明によれば、操作部により選択されたアナトミカルプログラムに基づいて複数の規制解除スイッチのうちの一部の規制解除スイッチの機能を停止させることにより、誤った規制解除スイッチが選択されて機能することを防止することができる。これにより、操作を的確に実行してＣ型アームを迅速に移動させることが可能となる。

請求項４に記載の発明によれば、操作部により選択されたアナトミカルプログラムに基づいて複数の規制解除スイッチのうちの一部の規制解除スイッチの光源の点灯状態を変更することにより、正しい規制解除スイッチを容易に選択することができる。これにより、操作を的確に実行してＣ型アームを迅速に移動させることが可能となる。

この発明に係るＸ線撮影装置の斜視図である。 この発明に係るＸ線撮影装置の側面図である。 この発明に係るＸ線撮影装置の正面概要図である。 この発明に係るＸ線撮影装置の平面概要図である。 この発明に係るＸ線撮影装置の制御系を示すブロック図である。 ５軸方向の移動を規制するためのロック機構６０のうちの一つを構成する永電磁石６１の概要図である。 規制解除パネル５０の平面図である。 規制解除スイッチ５１の側面概要図である。 この発明の第２実施形態に係るＸ線撮影装置の制御系を示すブロック図である。 この発明の第２実施形態に係るＸ線撮影装置における規制解除パネル５０の平面図である。 この発明の第３実施形態に係るＸ線撮影装置の制御系を示すブロック図である。

以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は、この発明に係るＸ線撮影装置の斜視図であり、図２は、その側面図である。また、図３は、この発明に係るＸ線撮影装置の正面概要図であり、図４は、その平面概要図である。

このＸ線撮影装置は、外科手術を行うときにＸ線撮影またはＸ線透視（以下、単に「Ｘ線撮影」という）を実行するために、手術室に移動させて使用される外科用Ｘ線装置である。このＸ線撮影装置は、装置本体４０と、Ｘ線管とＸ線管から照射されるＸ線の照射野を規定するコリメータを有するＸ線照射部３１と、Ｘ線照射部３１から照射されて手術台上に横たわった被検者を通過したＸ線を検出するＸ線検出器としてのイメージインテンシファイア（Ｉ．Ｉ．）とイメージインテンシファイアにより検出された画像を撮影するカメラから成るＸ線検出部３２と、これらのＸ線照射部３１およびＸ線検出部３２を支持するＣ型アーム３３とを備える。

装置本体４０は、台車状の構造を有し、移動機構を構成する方向変更用の車輪である前輪４１および後輪４２と、装置の進行方向を操作するためのハンドル４３とが配設されている。装置本体４０内には、ＬＣＤタッチパネルから構成される操作パネル４６からの操作入力を受け付け、指定された条件でＸ線撮影を実行するための装置制御を行う後述する制御部７０が内設されている。装置本体４０の左右両側には、複数の規制解除スイッチを備えた一対の規制解除パネル５０が配設されている。

Ｃ型アーム３３は、円弧状の形状を有し、Ｘ線照射部３１とＸ線検出部３２とを、Ｘ線照射部３１からＸ線検出部３２に至るＸ線の軸線が、Ｃ型アーム３３の円弧形状の直径と平行になるような状態で支持している。このＣ型アーム３３は、スライド部３４に対してスライド可能に支持されている。このため、Ｃ型アーム３３は、図２に示す矢印Ａ方向にスライド可能となっている。スライド部３４は、装置本体４０上に配設された支持部３５に対して回転可能に配設されている。このため、Ｃ型アーム３３は、図３において矢印Ｄで示すように、スライド部３４とともに、水平方向を向く軸を中心に回動可能となっている。

支持部３５は、支軸３６を介して装置本体４０に連結されている。この支持部３５は、支軸３６に対して、水平移動および回動可能に連結されている。このため、Ｃ型アーム３３は、図２において矢印Ｂで示すように、支持部３５およびスライド部３４とともに水平方向に移動可能であり、図４において矢印Ｅで示すように、支持部３５およびスライド部３４とともに鉛直方向を向く軸を中心に回動可能となっている。支軸３６は装置本体４０に対して昇降可能に連結されている。このため、図２において矢印Ｃで示すように、支持部３５およびスライド部３４とともに鉛直方向に移動可能となっている。

このように、Ｃ型アーム３３は、スライド方向の移動Ａと、水平方向の移動Ｂと、鉛直方向の移動Ｃと、水平方向を向く軸を中心に回動させる移動Ｄと、鉛直方向を向く軸を中心に回動させる移動Ｅとの５軸方向に移動可能となっている。これらの５軸方向の移動は、通常は、後述するロック機構６０により規制されている。そして、５軸方向の移動の規制を解除する規制解除スイッチ５１〜５５を操作することで、Ｃ型アーム３３が特定軸方向に移動可能となる構成が採用されている。

図５は、この発明に係るＸ線撮影装置の制御系を示すブロック図である。

この発明に係るＸ線撮影装置は、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたＲＯＭ、制御時にデータ等が一時的にストアされるＲＡＭ、論理演算を実行するＣＰＵ等を備え、装置全体を制御する上述した制御部７０を備える。この制御部７０は、後述する機能割当部７１を備える。また、この制御部７０は、アナトミカルプログラムを記憶するアナトミカルプログラム記憶部７２を備える。ここで、アナトミカルプログラム（解剖学的撮影条件）とは、撮影条件と、少なくとも、術式および被検者の撮影部位を含む撮影方法とを関連付けたデータ構造である。

この制御部７０は、上述したＸ線照射部３１、Ｘ線検出部３２および操作パネル４６と接続されている。また、この制御部７０は、上述した５軸方向の移動を規制するためのロック機構６０と、５軸方向の移動の規制を解除する規制解除スイッチ５１〜５５を備えた規制解除パネル５０とも接続されている。

図６は、５軸方向の移動を規制するためのロック機構６０のうちの一つを構成する永電磁石６１の概要図である。

この永電磁石６１は、永久磁石６２と、鉄芯６３とこの鉄芯６３の回りに配設されたコイル６４とから構成される。コイル６４に電流が流れていない状態では、この永電磁石６１は永久磁石６２の作用により磁石としての機能を奏する。この場合には、永電磁石６１が固定部６９に吸着することにより制動力が生じ、Ｃ型アーム３３の移動が規制されることになる。一方、オペレータが後述する規制解除スイッチ５１〜５５を操作することにより電磁石を構成するコイル６４に対して電流を印加して、永久磁石６２の磁力をキャンセルする磁力を電磁石に発生させた場合には、永久磁石６２の作用による制動力が解除され、Ｃ型アーム３３の移動が可能となる。

なお、５軸方向の移動を規制するためのロック機構６０としては、図６に示すような永電磁石６１だけではなく、ソレノイドやその他のアクチュエータを利用したその他のロック機構を採用してもよい。

図７は、規制解除パネル５０の平面図である。また、図８は、この発明に係る第２の規制解除スイッチを構成する規制解除スイッチ５１の側面概要図である。

この規制解除パネル５０は、アナトミカルプログラムに基づいて機能が割り付けられる規制解除スイッチ５１と、Ｃ型アーム３３のスライド方向の移動Ａの規制を解除するための規制解除スイッチ５２と、Ｃ型アーム３３の水平方向を向く軸を中心に回動させる移動Ｄの規制を解除するための規制解除スイッチ５３と、Ｃ型アーム３３の水平方向の移動Ｂおよび鉛直方向を向く軸を中心に回動させる移動Ｅの規制を解除するための規制解除スイッチ５４と、Ｃ型アーム３３の鉛直方向の移動Ｃの規制を解除するための規制解除スイッチ５５とを備える。これらの規制解除スイッチ５１〜５５のうち、アナトミカルプログラムに基づいて機能が割り付けられる規制解除スイッチ５１は、他の規制解除スイッチ５２〜５５とは大きさが異なり、また、図８に示すように他の規制解除スイッチ５２〜５５より上部の凸設された、形状が異なるものとなっている。

以上のような構成を有するＸ線撮影装置においてＸ線撮影を実行するときには、オペレータが操作パネル４６を使用してアナトミカルプログラム記憶部７２に記憶されたアナトミカルプログラムを選択する。アナトミカルプログラムが選択されれば、制御部７０における機能割当部７１が、規制解除スイッチ５２〜５５のいずれかの機能のうち選択されたアナトミカルプログラムに対応する機能を、規制解除スイッチ５１に割り当てる。

例えば、股関節手術についてのアナトミカルプログラムが選択された場合には、機能割当部７１は、規制解除スイッチ５１に対して、Ｃ型アーム３３のスライド方向の移動Ａの規制を解除するための規制解除スイッチ５２の機能を割り当てる。また、ペースメーカの埋め込み手術についてのアナトミカルプログラムが選択された場合には、機能割当部７１は、規制解除スイッチ５１に対して、Ｃ型アーム３３の水平方向の移動Ｂおよび鉛直方向を向く軸を中心に回動させる移動Ｅの規制を解除するための規制解除スイッチ５４の機能を割り当てる。

これにより、オペレータは、常に規制解除スイッチ５１を操作するのみで、Ｃ型アーム３３の移動の規制を術式に対応した形で解除することができる。すなわち、オペレータは、容易にアナトミカルプログラムに対応した規制解除を実行することができ、操作を的確に実行してＣ型アーム３３を迅速に移動させることが可能となる。このとき、規制解除スイッチ５１は、他の規制解除スイッチ５２〜５５とは形状が異なるものとなっていることから、規制解除パネル５０から規制解除スイッチ５１を容易に識別して、迅速に操作することが可能となる。

次に、この発明の他の実施形態について説明する。図９は、この発明の第２実施形態に係るＸ線撮影装置の制御系を示すブロック図である。また、図１０は、この発明の第２実施形態に係るＸ線撮影装置における規制解除パネル５０の平面図である。なお、上述した第１実施形態と同様の部材については、同一の記号を付して詳細な説明を省略する。

この第２実施形態に係るＸ線撮影装置においては、第１実施形態における機能割当部７１の代わりに、選択されたアナトミカルプログラムに基づいて、複数の規制解除スイッチ５２〜５５のうちの一部の規制解除スイッチの機能を停止させる機能停止部７３が制御部７０に配設されている。また、この第２実施形態に係るＸ線撮影装置の規制解除パネル５０には、第１実施形態に係る規制解除スイッチ５１は配設されていない。

この第２実施形態に係るＸ線撮影装置においてＸ線撮影を実行するときには、オペレータが操作パネル４６を使用してアナトミカルプログラム記憶部７２に記憶されたアナトミカルプログラムを選択する。アナトミカルプログラムが選択されれば、制御部７０における機能停止部７３が、規制解除スイッチ５２〜５５のうち、アナトミカルプログラムに対応する機能を有する規制解除スイッチ以外の規制解除スイッチの機能を停止させる。

例えば、股関節手術についてのアナトミカルプログラムが選択された場合には、機能停止部７３は、Ｃ型アーム３３のスライド方向の移動Ａの規制を解除するための規制解除スイッチ５２以外の規制解除スイッチ５３、５４、５５の機能を停止させる。また、ペースメーカの埋め込み手術についてのアナトミカルプログラムが選択された場合には、機能停止部７３は、Ｃ型アーム３３の水平方向の移動Ｂおよび鉛直方向を向く軸を中心に回動させる移動Ｅの規制を解除するための規制解除スイッチ５４以外の規制解除スイッチ５２、５３、５５の機能を停止させる。

これにより、オペレータが誤った規制解除スイッチ５２〜５３を操作してもＣ型アーム３３の移動の規制が解除されることはない。このため、誤った規制解除スイッチ５２〜５５が選択されて機能することを防止することができ、操作を的確に実行してＣ型アーム３３を迅速に移動させることが可能となる。

なお、この第２実施形態において、機能停止部７３により機能を停止された規制解除スイッチの機能を復活させるためには、例えば、機能が停止された規制解除スイッチを長押しすることによりその機能を復活させることができる構成とすればよい。

次に、この発明のさらに他の実施形態について説明する。図１１は、この発明の第３実施形態に係るＸ線撮影装置の制御系を示すブロック図である。なお、上述した第１、第２実施形態と同様の部材については、同一の記号を付して詳細な説明を省略する。

この第３実施形態に係るＸ線撮影装置においては、第２実施形態同様、図１０に示すように、規制解除パネル５０には、規制解除スイッチ５２〜５５のみが配設されている。そして、この第３実施形態においては、各規制解除スイッチ５２〜５５は、各々、内部に光源を備えた構成となっている。また、この第３実施形態に係るＸ線撮影装置においては、第１実施形態における機能割当部７１や第２実施形態に係る機能停止部７３の代わりに、選択されたアナトミカルプログラムに基づいて、複数の規制解除スイッチ５２〜５５のうちの一部の規制解除スイッチの光源の点灯状態を変更する点灯切替部７４が制御部７０に配設されている。

この第３実施形態に係るＸ線撮影装置においてＸ線撮影を実行するときには、オペレータが操作パネル４６を使用してアナトミカルプログラム記憶部７２に記憶されたアナトミカルプログラムを選択する。アナトミカルプログラムが選択されれば、制御部７０における点灯切替部７４が、複数の規制解除スイッチ５２〜５５のうち、アナトミカルプログラムに対応する規制解除スイッチの光源の点灯状態を変更する。

例えば、股関節手術についてのアナトミカルプログラムが選択された場合には、点灯切替部７４は、Ｃ型アーム３３のスライド方向の移動Ａの規制を解除するための規制解除スイッチ５２の光源を点滅させる。また、ペースメーカの埋め込み手術についてのアナトミカルプログラムが選択された場合には、点灯切替部７４は、Ｃ型アーム３３の水平方向の移動Ｂおよび鉛直方向を向く軸を中心に回動させる移動Ｅの規制を解除するための規制解除スイッチ５４の光源を点滅させる。なお、点灯切替部７４は、規制解除スイッチ５２〜５５のいずれかが操作された後には、その規制解除スイッチを常時点灯させ、規制が解除していることを明示する。

これにより、これにより、オペレータはアナトミカルプログラムに対応する規制解除スイッチ５２〜５３を容易に認識することができる。このため、正しい規制解除スイッチ５２〜５５を容易に選択することができ、操作を的確に実行してＣ型アーム３３を迅速に移動させることが可能となる。

３１ Ｘ線照射部
３２ Ｘ線検出部
３３ Ｃ型アーム
３４ スライド部
３５ 支持部
３６ 支軸
４０ 装置本体
４６ 操作パネル
５０ 規制解除パネル
５１ 規制解除スイッチ
５２ 規制解除スイッチ
５３ 規制解除スイッチ
５４ 規制解除スイッチ
５５ 規制解除スイッチ
６０ ロック機構
６１ 永電磁石
７０ 制御部
７１ 機能割当部
７２ アナトミカルプログラム記憶部
７３ 機能停止部
７４ 点灯切替部

Claims (4)

1. Ｘ線照射部と、
   前記Ｘ線照射部から照射され被検者を通過したＸ線を検出するＸ線検出部と、
   前記Ｘ線照射部と前記Ｘ線検出部とを支持するＣ型アームと、
   前記Ｃ型アームを複数軸方向に移動させる移動機構と、
   前記Ｃ型アームの移動を前記複数軸毎に規制するロック機構と、
   前記ロック機構による前記Ｃ型アームの移動の規制を前記複数軸毎に解除するための機能を備えた複数の規制解除スイッチと、
   アナトミカルプログラムを記憶するアナトミカルプログラム記憶部と、
   前記アナトミカルプログラム記憶部に記憶されたアナトミカルプログラムを選択するための操作部と、
   を備えたＸ線撮影装置において、
   前記複数の規制解除スイッチとは異なる第２の規制解除スイッチと、
   前記操作部により選択されたアナトミカルプログラムに基づいて、前記第２の規制解除スイッチに対して、前記複数の規制解除スイッチのうちのいずれかの機能を割り当てる機能割当部と、
   を備えたことを特徴とするＸ線撮影装置。
2. 請求項１に記載のＸ線撮影装置において、
   前記第２の規制解除スイッチは、前記複数の規制解除スイッチとは異なる形状を有するＸ線撮影装置。
3. Ｘ線照射部と、
   前記Ｘ線照射部から照射され被検者を通過したＸ線を検出するＸ線検出部と、
   前記Ｘ線照射部と前記Ｘ線検出部とを支持するＣ型アームと、
   前記Ｃ型アームを複数軸方向に移動させる移動機構と、
   前記Ｃ型アームの移動を前記複数軸毎に規制するロック機構と、
   前記ロック機構による前記Ｃ型アームの移動の規制を前記複数軸毎に解除するための複数の規制解除スイッチと、
   アナトミカルプログラムを記憶するアナトミカルプログラム記憶部と、
   前記アナトミカルプログラム記憶部に記憶されたアナトミカルプログラムを選択するための操作部と、
   を備えたＸ線撮影装置において、
   前記操作部により選択されたアナトミカルプログラムに基づいて、前記複数の規制解除スイッチのうちの一部の規制解除スイッチの機能を停止させる機能停止部を備えたことを特徴とするＸ線撮影装置。
4. Ｘ線照射部と、
   前記Ｘ線照射部から照射され被検者を通過したＸ線を検出するＸ線検出部と、
   前記Ｘ線照射部と前記Ｘ線検出部とを支持するＣ型アームと、
   前記Ｃ型アームを複数軸方向に移動させる移動機構と、
   前記Ｃ型アームの移動を前記複数軸毎に規制するロック機構と、
   前記ロック機構による前記Ｃ型アームの移動の規制を前記複数軸毎に解除するための複数の規制解除スイッチと、
   アナトミカルプログラムを記憶するアナトミカルプログラム記憶部と、
   前記アナトミカルプログラム記憶部に記憶されたアナトミカルプログラムを選択するための操作部と、
   を備えたＸ線撮影装置において、
   前記複数の規制解除スイッチは、各々、内部に光源を備えるとともに、
   前記操作部により選択されたアナトミカルプログラムに基づいて、前記複数の規制解除スイッチのうちの一部の規制解除スイッチの光源の点灯状態を変更する点灯切替部を備えたことを特徴とするＸ線撮影装置。

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