JP2016052378A - 側板角度可変式机 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲率の異なる円弧状配置間や円弧状配置と直線状配置間で配置変更する際に、その配置変更を短時間で容易に行えるようにすることにある。
【解決手段】天板と、前記天板の左右側部にそれぞれ固定されて上下方向へ延在する左右の脚と、前記天板の左右側部に沿ってそれぞれ配置されて上下方向へ延在し、前記天板の左右側部と前記左右の脚とを側方から覆うとともに、上下方向へ延在する揺動軸を介して前記天板の前端縁に直角な直線状配置位置と互いに前端部が接近する円弧状配置位置との間で揺動可能に前記天板の左右側部または前記左右の脚にそれぞれ支持された左右の側板と、前記左右の側板を連動させて互いに反対方向へ同一角度揺動させる側板連動手段と、前記左右の側板を互いの揺動角度が明らかな状態で解放可能に固定する側板固定手段と、前記左右の脚に前後方向に並べて複数個ずつ設けられた左右のキャスターと、前記机の移動を解除可能に制止する制動手段と、を具えてなる側板角度可変式机天板である。
【選択図】図1

Description

この発明は、会議場等で複数の机を横並びに配置する際に側板同士を密接あるいは隣接させて円弧状に配置することができる側板角度可変式机に関するものである。
上述の如き側板角度可変式机としては従来、例えば非特許文献1にて開示されたものが知られており、この側板角度可変式机は、机の左右に配置した側板を、上下方向に延在する支持軸を介して机の側部に揺動自在に支持するとともにリンク機構で互いに連結して、机の側部に対し左右の側板が対称かつ同一角度となるように構成し、側板で覆った机の左右の脚の下端部に設けた昇降式の制動部材を上昇位置で掛止してそれらの脚の下端部に設けたキャスターで全体を移動可能とするとともに、昇降式の制動部材を下降させて床面に押し付けることで机を任意の位置に固定可能としたものである。
コトブキシーティング株式会社2013年12月1日発行のカタログ「進化する議場II」中第23頁記載の「可変式議場机」
しかしながら上記側板角度可変式机では、机の側部に対する左右の側板の揺動角度が明らかな状態で左右の側板を固定できないため、机を所望の曲率の円弧状に配置するのが容易でなく、また、机を移動させるために左右の脚の昇降式の制動部材をそれぞれ上昇させ、その後の固定時にそれらの制動部材をそれぞれ下降させる必要があり、それゆえ、曲率の異なる円弧状配置間や円弧状配置と直線状配置間で配置変更する際に手間が掛かるという不都合があった。
この発明は、上記従来の側板角度可変式机の課題を有利に解決するものであり、この発明の側板角度可変式机は、
天板と、
前記天板の左右側部にそれぞれ固定されて上下方向へ延在する左右の脚と、
前記天板の左右側部に沿ってそれぞれ配置されて上下方向へ延在し、前記天板の左右側部と前記左右の脚とを側方から覆うとともに、上下方向へ延在する揺動軸を介して前記天板の前端縁に直角な直線状配置位置と互いに前端部が接近する円弧状配置位置との間で揺動可能に前記天板の左右側部または前記左右の脚にそれぞれ支持された左右の側板と、
前記左右の側板を連動させて互いに反対方向へ同一角度揺動させる側板連動手段と、
前記左右の側板を互いの揺動角度が明らかな状態で解放可能に固定する側板固定手段と、
前記左右の脚に前後方向に並べて複数個ずつ設けられた左右のキャスターと、
前記机の移動を解除可能に制止する制動手段と、
を具えてなるものである。
上述したこの発明の側板角度可変式机にあっては、机を移動させる際には、制動手段による制止を解除して、天板の左右側部にそれぞれ固定されて上下方向へ延在する左右の脚に前後方向に並べて複数個ずつ設けられた左右のキャスターによる机の移動を可能にし、これと併せて、天板の左右側部に沿ってそれぞれ配置されて上下方向へ延在し、天板の左右側部と左右の脚とを側方から覆うとともに、上下方向へ延在する揺動軸を介して天板の前端縁に直角な直線状配置位置と互いに前端部が接近する円弧状配置位置との間で揺動可能に天板の左右側部または左右の脚にそれぞれ支持された左右の側板を、側板連動手段により連動させて互いに反対方向へ同一角度揺動させ、そして側板固定手段により左右の側板を互いの揺動角度が明らかな状態で固定する。これにより複数の机を円弧状に横並び配置する際の所望の局率半径に対応する揺動角度または直線状配置する際の天板の前端縁に直角となる揺動角度で各机の左右の側板を固定した状態で各机を移動させ、複数の机を側板同士密接もしくは隣接させながら所望の局率半径で、あるいは直線状に横並びに配置したら、制動手段でそれらの机の移動を制止する。
従って、この発明の側板角度可変式机によれば、机の側部に対する左右の側板を揺動角度が明らかな状態で固定できるため、机を容易に所望の曲率の円弧状に配置することができ、それゆえ、曲率の異なる円弧状配置間や円弧状配置と直線状配置間で配置変更する際に、その配置変更を短時間で容易に行うことができる。
なお、この発明の側板角度可変式机においては、
前記側板連動手段は、前記左右の側板にそれぞれ一端部を連結された二本の連結部材と、それらの連結部材の他端部を両腕部にそれぞれ連結されるとともに中間部を揺動可能に軸支されたたクランク部材と、を有し、
前記側板固定手段は、前記クランク部材に一端部を固定されるとともに他端部にグリップを設けられた側板角度変更レバーと、前記左右の側板の揺動角度が明らかな前記側板角度変更レバーの複数の揺動位置でその側板角度変更レバーと掛合してその側板角度変更レバーを解放可能に掛止するレバー掛止部材と、を有していてもよい。
このようにすれば、側板角度変更レバーのグリップを操作してクランク部材をその中間部の支持軸回りに揺動させると、そのクランク部材の両腕部と左右の側板とにそれぞれの両端部を連結された二本の連結部材が左右の側板を押し引きして互いに逆方向に同一角度揺動させ、そしてレバー掛止部材が、左右の側板の揺動角度が明らかな側板角度変更レバーの複数の揺動位置でその側板角度変更レバーと掛合してその側板角度変更レバーを解放可能に掛止するので、簡易な構成により、机の側部に対する左右の側板の揺動角度が明らかな状態で左右の側板を固定することができる。
また、この発明の側板角度可変式机においては、前記制動手段は、
前記左右の脚にそれぞれ設けられて前記左右のキャスターをそれぞれ支持する左右の昇降フレームと、
前記左右の脚にそれぞれ設けられて、前記左右のキャスターが前記脚の下端部よりも下に下降して前記机の移動を可能にする下降位置と、前記左右のキャスターが前記脚の下端部と同じかそれよりも上に上昇して前記脚が前記机の移動を制止する上昇位置との間での前記左右の昇降フレームの昇降移動を案内する昇降フレーム案内構造と、
前記左右の昇降フレームに駆動結合され、前記左右の昇降フレームを互いに連動させて前記下降位置と前記上昇位置との間で昇降移動させる昇降駆動機構と、
を有していてもよい。
このようにすれば、左右の昇降フレームに駆動結合された昇降駆動機構の例えばハンドルやペダル等の駆動部材を手や足で操作することで、左右の昇降フレームを昇降フレーム案内構造による案内下で互いに連動させて下降位置と上昇位置との間で昇降移動させると、昇降フレームの下降位置で、左右のキャスターが脚の下端部よりも下に下降して机の移動を可能にし、また昇降フレームの上昇位置で、左右のキャスターが脚の下端部と同じかそれよりも上に上昇して脚が机の移動を制止するので、各机を短時間で容易に移動可能にするとともに所望の位置で制動することができる。
さらに、この発明の側板角度可変式机においては、前記昇降駆動機構は、
前記天板の下方で左右方向に延在する駆動軸と、
前記駆動軸に一端部を結合されるとともに他端部を前記机の手前側に向けたハンドルと、
前記駆動軸の両端部にそれぞれ設けられてカム面を前記昇降フレームの上端部に摺接させることで前記左右の昇降フレームを少なくとも下降方向に駆動する左右のカム部材と、
を有していてもよい。
このようにすれば、天板の下方で左右方向に延在する駆動軸に一端部を結合されたハンドルを手で操作して、その駆動軸の両端部の左右のカム部材を回動させることで、左右の昇降フレームの上端部にそれぞれ摺接するそれらのカム部材のカム面が左右の昇降フレームを少なくとも下降方向に駆動し、昇降フレームを下降位置に位置させて左右のキャスターによる机の移動を可能にするとともに、ハンドルを手で逆方向に動かして、その駆動軸の両端部の左右のカム部材を逆方向に回動させることで、それらのカム部材のカム面が左右の昇降フレームの駆動を止めて左右の脚の自重下降によるそれらの昇降フレームの相対的な上昇移動を許容し、あるいは左右の昇降フレームを能動的に左右の脚に対し上昇方向に駆動し、昇降フレームを上昇位置に位置させて、脚による机の制動を可能にすることができるので、各机を短時間で容易に移動可能にするとともに所望の位置で制動することができる。
(a),(b)は、この発明の側板角度可変式机の一実施例を、左右の側板が互いに15度揺動した円弧状配置位置および天板の前端縁に直角な直線状配置位置に位置する状態でそれぞれ示す平面図である。 (a),(b),(c)は、上記実施例の側板角度可変式机を昇降フレームが上昇位置に位置した状態でそれぞれ示す正面図、側面図および背面図である。 (a),(b)は、上記実施例の側板角度可変式机を昇降フレームが上昇位置に位置した状態および、昇降フレームが下降位置に位置した状態でそれぞれ示す側方から見た断面図である。 上記実施例の側板角度可変式机の内部構造を示す上方から見た透視図である。 上記実施例の側板角度可変式机の内部構造を示す後方から見た透視図である。 上記実施例の側板角度可変式机の内部構造を示す側方から見た透視図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づく実施例によって詳細に説明する。ここに、図1(a),図1(b)は、この発明の側板角度可変式机の一実施例を、左右の側板が互いに15度(すなわち天板の前端縁に直角な直線状配置位置から各々7.5度)揺動した円弧状配置位置に位置する状態および上記直線状配置位置に位置する状態でそれぞれ示す平面図であり。図2(a),図2(b),図2(c)は、上記実施例の側板角度可変式机を昇降フレームが上昇位置に位置した状態でそれぞれ示す正面図、側面図および背面図であり、図3(a),図3(b)は、上記実施例の側板角度可変式机を昇降フレームが上昇位置に位置した状態および、昇降フレームが下降位置に位置した状態でそれぞれ示す側方から見た断面図である。
また、図4は、上記実施例の側板角度可変式机の内部構造を示す上方から見た透視図であり、図5は、上記実施例の側板角度可変式机の内部構造を示す後方から見た透視図であり、図6は、上記実施例の側板角度可変式机の内部構造を示す側方から見た透視図である。なお、以下の説明では、前後左右というときは当該机の手前に位置する使用者から見ての方向を示す。
この実施例の側板角度可変式机は、前端縁に対し左右側端縁が直角よりも僅かに大きい鈍角をなす天板1と、天板1の左右側端縁に沿って天板1の下面の左右側部にそれぞれ上端部を固定されて上下方向へ延在するとともに下端面の前後端部に樹脂製の足2aを固設された厚板状の左右の脚2と、天板1の前端面と上面前端部および左右の脚2の前端面の一部に接合されて天板1の下方の空間を前方から覆う逆L字状断面の幕板3とを有する机本体4を具えている。
また、この実施例の側板角度可変式机は、天板1の左右側部に沿ってそれぞれ配置されて上下方向へ延在し、天板1の左右側端部と左右の脚2の外側端部を凹部6a内に収容して天板1の左右側部と左右の脚2とを側方から覆うとともに、上下方向へ延在する揺動軸5を介して図1(a)に示す互いに前端部が接近する円弧状配置位置と図1(b)に示す天板1の前端縁に直角な直線状配置位置との間で揺動可能に左右の脚2にそれぞれ支持された左右の側板6と、左右の側板6を連動させて互いに反対方向へ同一角度揺動させる側板連動手段としての側板連動機構7と、左右の側板6を揺動角度が明らかな状態で解放可能に固定する側板固定手段としての側板固定機構8とを具えている。
さらに、この実施例の側板角度可変式机は、左右の脚2に前後方向に並べて2個ずつ設けられた左右のキャスター9と、机本体4ひいてはこの実施例の側板角度可変式机全体の移動を解除可能に制止する制動手段としてのキャスター昇降機構10とを具えている。
ここで、左右の脚2の外側面には図示しない凹部が形成され、その凹部内には、上記キャスター昇降機構10の昇降フレーム案内構造を構成する昇降フレーム案内ユニット11を組みつけられた脚側支持ブラケット12がボルト13で固定されている。一方、左右の側板6の凹部6a内には、側板側支持ブラケット14が脚側支持ブラケット12と対向して固定され、側板側支持ブラケット14の上下端部にそれぞれ形成された略三角形の水平突出部にそこから下方へ延在するように固定された揺動軸5が、脚側支持ブラケット12の上下端部にそれぞれ形成された略三角形の水平突出部に形成された孔内に上から挿通されて、側板側支持ブラケット14と脚側支持ブラケット12とが鉛直軸縁周りに揺動可能に連結され、下側の揺動軸5に螺着されたナットが、それらの揺動軸5を脚側支持ブラケット12に対して抜け止めしている。
天板1の下面の前部には上記側板連動機構7が設けられ、この側板連動機構7は、左右の側板6の凹部6aにそれぞれ連結ブラケット15を介して一端部を連結されて脚2の図示しない貫通孔に遊挿された棒状の二本の連結部材16と、天板1の下面の左右方向中央部に固定されたクランク支持ブラケット17に鉛直軸線周りに揺動可能に中間部を軸支されるとともに両腕部18aにそれらの連結部材16の他端部をそれぞれ連結されたクランク部材18とを有している。
天板1の下面の左右方向中央部にはまた、上記側板固定機構8が設けられ、この側板固定機構8は、クランク部材18の手前側の腕部18aから延長された受け部18bに一端部を固定されるとともに他端部にグリップ19aを設けられた側板角度変更レバー19と、左右の側板6の揺動角度が明らかな側板角度変更レバー19の複数(図では右から左右の側板6の相対角度が0度、5度、10度および15度の4か所)の揺動位置に対応して形成された凹部20aがその側板角度変更レバー19と嵌合することで、上記複数の揺動位置で側板角度変更レバー19と掛合してその側板角度変更レバー19を解放可能に掛止するレバー掛止部材20と、天板1の下面に固設されたスプリング蝶番21で支持および付勢されて円弧状端面で側板角度変更レバー19と摺接し、側板角度変更レバー19をレバー掛止部材20に向けて常時付勢するレバー付勢板22とを有している。
左右の脚2の外側面の上記凹部内に固定された昇降フレーム案内ユニット11は、上下方向へ延在する角筒状のユニット本体11aと、そのユニット本体11a内に配置された2つのガイド部材11b、11cとを有しており、ユニット本体11a内には昇降フレーム23が挿通され、この昇降フレーム23は、図では厚板状をなして脚2に沿って前後方向へ延在するとともに前後端部にキャスター9をそれぞれ鉛直軸線周りに回動自在に支持する下部フレーム23aと、その下部フレーム23aの中央部に結合されて上下方向へ延在する筒状の上部フレーム23bと、上部フレーム23bの上端部に嵌着固定された上端キャップ23cとを有している。
そして2つのガイド部材11b、11cのうちの上側のガイド部材11bはユニット本体11aに固定されて上部フレーム23bの外面に上下移動可能に摺接し、また下側のガイド部材11cは上部フレーム23bに固定されてユニット本体11aの内面に上下移動可能に摺接し、これにより左右の昇降フレーム案内ユニット11は左右の昇降フレーム23の、左右のキャスター9が脚2の下端部(足2aの下面)よりも下に下降してこの実施例の机の移動を可能にする下降位置(図3(b)および図5,6参照)と、左右のキャスター9が脚2の下端部と同じ高さまで相対的に上昇して脚2の下端部(足2aの下面)が床面Fに当接することでこの実施例の机の移動を制止する上昇位置(図2および図3(a)参照)との間での昇降移動を案内する。
さらに天板1の下面には、上記キャスター昇降機構10の昇降駆動機構を構成する、左右の脚2に設けられた軸受け24に支持されて天板1の左右方向に延在するとともに脚2の図示しない貫通孔に両端部を挿通された駆動軸25と、その駆動軸25の中央部に一端部を結合されるとともに他端部を天板1の手前側に向けた側方視でL字状のハンドル26と、左右の脚2の上記外側凹部内で駆動軸25の両端部にそれぞれ固設されて外周のカム面を昇降フレーム23の上部フレーム23bの上端部の上端キャップ23cに摺接させることで左右の昇降フレーム23を下降方向に互いに同一距離だけ駆動する左右のカム部材27と、ハンドル26の中間部に設けられた突起部26aを互いに対向するスプリング付勢の二個のボールで着脱可能に挟持して、左右の昇降フレーム23が上昇位置に位置することを許容する左右のカム部材27の回動位置でハンドル26を図では水平な収納位置に保持するボールキャッチ28とを有している。なお、天板1の下側には、側板連動機構7および側板固定機構8を覆うとともに、ハンドル26とボールキャッチ28とが下方に突出できる開口部を有する底板29が取り付けられている。
この実施例の側板角度可変式机にあっては、机を移動させる際には、先ず、ハンドル26の突起部26aをボールキャッチ28から引き離しながらハンドル26を押し下げて、駆動軸25を介してカム部材27を回動させることで、昇降フレーム案内ユニット11の案内下で昇降フレーム23を下降位置まで押し下げて、天板1の左右側部にそれぞれ固定されて上下方向へ延在する左右の脚2に前後方向に並べて2個ずつ設けられた左右のキャスター9による当該机の移動を可能にし、これと併せて、左右の側板6を側板連動機構7の連結部材16とクランク部材18とにより連動させながら、側板角度変更レバー19を持ち上げて揺動操作することにより左右の側板6を互いに反対方向へ同一角度揺動させ、そして側板角度変更レバー19と掛合する側板固定機構8のレバー掛止部材20により、左右の側板6を、それらの相互の揺動角度(左右の側板6のなす角度)が0度、5度、10度および15度となる4種類のうちの所望の揺動角度で固定する。これにより複数の机を円弧状に横並び配置する際の所望の局率半径に対応する揺動角度で、また直線状配置の場合は天板1の前端縁に直角な揺動角度で、左右の側板6を机本体4に固定した状態で各机を移動させ、その後、複数の机を側板6同士密接もしくは隣接させながら所望の局率半径で、あるいは直線状に横並びに配置したら、ハンドル26を水平位置まで引き上げて、駆動軸25を介してカム部材27を逆方向へ回動させるとともにハンドル26の突起部26aをボールキャッチ28で挟持することで、昇降フレーム案内ユニット11の案内下で机の自重により昇降フレーム23を相対的に上昇位置まで押し上げて、左右の脚2の足2aと床面Fとの当接により、それらの机の移動を制止する。
従って、この実施例の側板角度可変式机によれば、机本体4の側部に対して左右の側板6を互いの揺動角度が明らかな状態で固定できるため、机を容易に所望の曲率の円弧状に配置することができ、それゆえ、曲率の異なる円弧状配置間や円弧状配置と直線状配置間で机を配置変更する際に、その配置変更を短時間で容易に行うことができる。
また、この実施例の側板角度可変式机によれば、側板連動機構7は、左右の側板6にそれぞれ一端部を連結された二本の連結部材16と、それらの連結部材16の他端部を両腕部18aにそれぞれ連結されるとともに中間部を揺動可能に軸支されたたクランク部材18とを有し、また側板固定機構8は、クランク部材18の手前側の腕部18aに一端部を固定されるとともに他端部にグリップ19aを設けられた側板角度変更レバー19と、左右の側板6の揺動角度が明らかな側板角度変更レバー19の複数の揺動位置でその側板角度変更レバー19と掛合してその側板角度変更レバー19を解放可能に掛止するレバー掛止部材20とを有していることから、レバー付勢板22の付勢力に抗しつつ側板角度変更レバー19のグリップ19aを持ち上げて側板角度変更レバー19に対するレバー掛止部材20の掛合解除(解放)状態を維持しつつグリップ19aを水平に動かしてクランク部材18をその中間部の支持軸回りに揺動させると、そのクランク部材18の両腕部18aと左右の側板6とにそれぞれの両端部を連結された二本の連結部材16が左右の側板6を押し引きして互いに逆方向に同一角度揺動させ、そして左右の側板6の揺動角度が明らかな側板角度変更レバー19の4箇所の揺動位置の何れかで側板角度変更レバー19のグリップ19aを降ろすと、レバー掛止部材20が側板角度変更レバー19と掛合してその側板角度変更レバー19を掛止するので、簡易な構成により、机の側部に対する左右の側板6の揺動角度が明らかな状態で、左右の側板6を固定することができる。
また、この実施例の側板角度可変式机によれば、制動手段は、左右の脚6にそれぞれ設けられて左右のキャスター9をそれぞれ支持する左右の昇降フレーム23と、左右の脚2にそれぞれ設けられて、左右のキャスター9が脚2の下端部の足2aよりも下に下降して机の移動を可能にする下降位置と、左右のキャスター9が脚2の下端部の足2aと同じ高さまで上昇して脚2の下端部の足2aが床面Fとの当接により机の移動を制止する上昇位置との間での左右の昇降フレーム23の昇降移動を案内する昇降フレーム案内ユニット11と、左右の昇降フレーム23に駆動結合され、左右の昇降フレーム23を互いに連動させて下降位置と上昇位置との間で昇降移動させる昇降駆動機構とを有していることから、左右の昇降フレーム23に駆動結合された昇降駆動機構のハンドル26を手で操作することで、左右の昇降フレーム23を昇降フレーム案内ユニット11による案内下で互いに連動させて下降位置と上昇位置との間で昇降移動させると、昇降フレーム23の下降位置で、左右のキャスター9が脚2の下端部の足2aよりも高さh(図6参照)だけ下降して左右のキャスター9による机の移動を可能にし、また昇降フレーム23の上昇位置で、左右のキャスター9が脚2の下端部の足2aと同じ高さに上昇して脚2の足2aが床面Fとの当接により机の移動を制止するので、各机を短時間で容易に移動可能にするとともに所望の位置で止めておくことができる。
さらに、この実施例に側板角度可変式机によれば、昇降駆動機構は、天板1の下方で左右方向に延在する駆動軸25と、駆動軸25の中央部に一端部を結合されるとともに他端部を机の手前側に向けたハンドル26と、駆動軸25の両端部にそれぞれ設けられてカム面を昇降フレーム23の上端部の上端キャップ23cに摺接させることで左右の昇降フレーム23を下降方向に駆動する左右のカム部材27とを有していることから、ハンドル26を手で操作して駆動軸25の両端部の左右のカム部材27を回動させると、左右の昇降フレーム23の上端部の上端キャップ23cにそれぞれ摺接するカム部材27のカム面が左右の昇降フレーム23を下降方向に駆動し、昇降フレーム23を下降位置に位置させて左右のキャスター9による机の移動を可能にし、また、ハンドル26を手で逆方向に動かして、その駆動軸25の両端部の左右のカム部材27を逆方向に回動させると、カム部材27のカム面が左右の昇降フレーム23の押し下げを止めて左右の脚2の自重下降によるそれらの昇降フレーム23の相対的な上昇移動を許容することで、昇降フレーム23を上昇位置に位置させて、脚2の下端部の足2aによる机の制動を可能にするので、各机を短時間で容易に移動可能にするとともに所望の位置で固定することができ、しかも駆動軸25と昇降フレーム25とはカム部材27を介して分離可能に駆動結合しているので、昇降駆動機構を容易に組み立てることができる。
なお、昇降フレーム23を下降位置に位置させるときに、カム部材27のカム面は、図示例のように下死点に位置してもよいが、例えば下死点を僅かに過ぎて昇降フレーム23の上端部の上端キャップ23cに当接するようにしてもよく、このようにすれば、昇降フレーム23はカム部材27をさらに回動するように付勢し、これに対してハンドル26はその基部が天板1の下面に当接してさらなる回動を阻止されるので、昇降フレーム23は下降位置に確実に維持される。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば、カム部材27のカム面は昇降フレーム23を下降方向に駆動するだけでなく、昇降フレーム23の上端部に設けられたカムフォロワと掛合する溝状に形成されることで、昇降フレーム23を上昇方向へも駆動するものとしてもよい。また、左右の脚2は厚板状でなく前後二本の柱状部材とそれらを相互に連結する梁部材とを有する通常の構成のものとしてもよい。
そして、昇降駆動機構は、駆動軸25に設けられた揺動アームと、脚2の内側に揺動可能に支持されたペダルと、一端部を揺動アームに連結されるとともに他端部をペダルの支持アームに連結されたリンク部材とを有するペダル駆動式機構としてもよく、あるいは、昇降フレーム23に設けられたラックと、駆動軸25の両端部に設けられて昇降フレーム23のラックと噛み合うピニオンギヤとを有するラック−ピニオン機構としてもよい。
かくしてこの発明の側板角度可変式机によれば、机の側部に対して左右の側板を互いの揺動角度が明らかな状態で固定できるため、机を容易に所望の曲率の円弧状に配置することができ、それゆえ、曲率の異なる円弧状配置間や円弧状配置と直線状配置間で配置変更する際に、その配置変更を短時間で容易に行うことができる。
1 天板
2 脚
2a 足
3 幕板
4 机本体
5 揺動軸
6 側板
6a 凹部
7 側板連動機構
8 側板固定機構
9 キャスター
10 キャスター昇降機構
11 昇降フレーム案内ユニット
11a ユニット本体
11b,11c ガイド部材
12 脚側支持ブラケット
13 ボルト
14 側板側支持ブラケット
15 連結ブラケット
16 連結部材
17 クランク支持ブラケット
18 クランク部材
18a 腕部
18b 受け部
19 側板角度変更レバー
19a グリップ
20 レバー掛止部材
20a 凹部
21 スプリング蝶番
22 レバー付勢板
23 昇降フレーム
23a 下部フレーム
23b 上部フレーム
23c 上端キャップ
24 軸受け
25 駆動軸
26 ハンドル
26a 突起部
27 カム部材
28 ボールキャッチ
29 底板
F 床面

Claims (4)

  1. 天板と、
    前記天板の左右側部にそれぞれ固定されて上下方向へ延在する左右の脚と、
    前記天板の左右側部に沿ってそれぞれ配置されて上下方向へ延在し、前記天板の左右側部と前記左右の脚とを側方から覆うとともに、上下方向へ延在する揺動軸を介して前記天板の前端縁に直角な直線状配置位置と互いに前端部が接近する円弧状配置位置との間で揺動可能に前記天板の左右側部または前記左右の脚にそれぞれ支持された左右の側板と、
    前記左右の側板を連動させて互いに反対方向へ同一角度揺動させる側板連動手段と、
    前記左右の側板を互いの揺動角度が明らかな状態で解放可能に固定する側板固定手段と、
    前記左右の脚に前後方向に並べて複数個ずつ設けられた左右のキャスターと、
    前記机の移動を解除可能に制止する制動手段と、
    を具えてなる側板角度可変式机。
  2. 前記側板連動手段は、前記左右の側板にそれぞれ一端部を連結された二本の連結部材と、それらの連結部材の他端部を両腕部にそれぞれ連結されるとともに中間部を揺動可能に軸支されたたクランク部材と、を有し、
    前記側板固定手段は、前記クランク部材に一端部を固定されるとともに他端部にグリップを設けられた側板角度変更レバーと、前記左右の側板の揺動角度が明らかな前記側板角度変更レバーの複数の揺動位置でその側板角度変更レバーと掛合してその側板角度変更レバーを解放可能に掛止するレバー掛止部材と、を有していることを特徴とする請求項1記載の側板角度可変式机。
  3. 前記制動手段は、
    前記左右の脚にそれぞれ設けられて前記左右のキャスターをそれぞれ支持する左右の昇降フレームと、
    前記左右の脚にそれぞれ設けられて、前記左右のキャスターが前記脚の下端部よりも下に下降して前記机の移動を可能にする下降位置と、前記左右のキャスターが前記脚の下端部と同じかそれよりも上に上昇して前記脚が前記机の移動を制止する上昇位置との間での前記左右の昇降フレームの昇降移動を案内する昇降フレーム案内構造と、
    前記左右の昇降フレームに駆動結合され、前記左右の昇降フレームを互いに連動させて前記下降位置と前記上昇位置との間で昇降移動させる昇降駆動機構と、
    を有していることを特徴とする、請求項1または2記載に側板角度可変式机。
  4. 前記昇降駆動機構は、
    前記天板の下方で左右方向に延在する駆動軸と、
    前記駆動軸に一端部を結合されるとともに他端部を前記机の手前側に向けたハンドルと、
    前記駆動軸の両端部にそれぞれ設けられてカム面を前記昇降フレームの上端部に摺接させることで前記左右の昇降フレームを少なくとも下降方向に駆動する左右のカム部材と、
    を有していることを特徴とする、請求項3記載の側板角度可変式机。
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