JP2016051101A - 液晶表示装置 - Google Patents

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仁 廣澤
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Abstract

【課題】表示品位を改善することが可能な液晶表示装置を提供する。【解決手段】ゲート配線及びソース配線の上方に位置する第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に延在し前記ゲート配線と対向する第1副共通電極及び前記ソース配線と対向する第1主共通電極を含み且つ第2方向に延出したスリットを有する第1共通電極と、前記第1共通電極を覆う第2層間絶縁膜と、前記第2層間絶縁膜上で第2方向に延出し前記スリットと対向する主画素電極と、前記第2層間絶縁膜上に延在し前記第1副共通電極と対向する第2副共通電極及び前記第1主共通電極と対向する第2主共通電極を含み前記第1共通電極と同電位の第2共通電極と、を備えた第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、を備えた液晶表示装置。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、液晶表示装置に関する。
近年、各画素にスイッチング素子を備えたアクティブマトリクス型液晶表示装置において、アレイ基板に形成された画素電極と、対向基板に形成された共通電極との間に、横電界あるいは斜め電界を形成し、液晶分子の配向を制御する技術が提案されている。中でも、ソース配線に沿って延出した第1主共通電極と、ソース配線と対向する第2主共通電極とを同電位に設定し、ソース配線から液晶層に向かう不所望な漏れ電界をシールドする技術が提案されている。
特開2014−89338号公報
本実施形態の目的は、表示品位を改善することが可能な液晶表示装置を提供することにある。
本実施形態によれば、
第1方向に延出したゲート配線と、第1方向に交差する第2方向に延出したソース配線と、前記ゲート配線及び前記ソース配線の上方に位置する第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に延在し前記ゲート配線と対向する第1副共通電極及び前記ソース配線と対向する第1主共通電極を含み且つ第2方向に延出したスリットを有する第1共通電極と、前記第1共通電極を覆う第2層間絶縁膜と、前記第2層間絶縁膜上で第2方向に延出し前記スリットと対向する主画素電極と、前記第2層間絶縁膜上に延在し前記第1副共通電極と対向する第2副共通電極及び前記第1主共通電極と対向する第2主共通電極を含み前記第1共通電極と同電位の第2共通電極と、を備えた第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、を備えた液晶表示装置が提供される。
本実施形態によれば、
第1方向に延出したゲート配線と、第1方向に交差する第2方向に延出したソース配線と、前記ゲート配線及び前記ソース配線の上方に位置する第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に延在し前記ソース配線と対向する第1主共通電極及び第2方向に延出した容量部を含む第1共通電極と、前記第1共通電極を覆う第2層間絶縁膜と、前記第2層間絶縁膜上で第2方向に延出し前記容量部と対向する主画素電極と、前記第2層間絶縁膜上で前記第1主共通電極と対向する第2主共通電極を含み前記第1共通電極と同電位の第2共通電極と、を備えた第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、を備えた液晶表示装置が提供される。
図1は、本実施形態における液晶表示装置の構成及び等価回路を概略的に示す図である。 図2は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの構成例を概略的に示す平面図である。 図3は、図2のA−B線で切断した液晶表示パネルLPNの断面構造を概略的に示す断面図である。 図4は、図2のC−D線で切断した液晶表示パネルLPNの断面構造を概略的に示す断面図である。 図5は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの他の構成例を概略的に示す平面図である。 図6は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの他の構成例を概略的に示す平面図である。 図7は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの他の構成例を概略的に示す平面図である。 図8は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの他の構成例を概略的に示す平面図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本実施形態における液晶表示装置の構成及び等価回路を概略的に示す図である。
液晶表示装置は、アクティブマトリクスタイプの液晶表示パネルLPNを備えている。液晶表示パネルLPNは、第1基板であるアレイ基板ARと、アレイ基板ARに対向配置された第2基板である対向基板CTと、アレイ基板ARと対向基板CTとの間に保持された液晶層LQと、を備えている。液晶表示パネルLPNは、画像を表示するアクティブエリアACTを備えている。アクティブエリアACTは、マトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている。
液晶表示パネルLPNは、アクティブエリアACTにおいて、複数のゲート配線G(G1〜Gn)、複数の補助容量線C(C1〜Cn)、複数のソース配線S(S1〜Sm)などを備えている。ゲート配線G及び補助容量線Cは、例えば、第1方向Xに延出している。ゲート配線G及び補助容量線Cは、第1方向Xに交差する第2方向Yに沿って間隔をおいて隣接し、交互に並列配置されている。ここでは、第1方向Xと第2方向Yとは互いに直交している。ソース配線Sは、第2方向Yに延出し、ゲート配線G及び補助容量線Cと交差している。なお、ゲート配線G、補助容量線C、及び、ソース配線Sは、必ずしも直線的に延出していなくても良く、それらの一部が屈曲していてもよい。
各ゲート配線Gは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、ゲートドライバGDに接続されている。各ソース配線Sは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、ソースドライバSDに接続されている。ゲートドライバGD及びソースドライバSDの少なくとも一部は、例えば、アレイ基板ARに形成され、コントローラを内蔵した駆動ICチップ2と接続されている。
各画素PXは、スイッチング素子SW、画素電極PE、共通電極CEなどを備えている。容量CSは、例えば補助容量線Cと画素電極PEとの間に形成される。補助容量線Cは、補助容量電圧が印加される電圧印加部VCSと電気的に接続されている。なお、補助容量線を備えていない液晶表示パネルLPNにおいては、容量CSは、画素電極PEと共通電極CEとの間に形成されても良い。
スイッチング素子SWは、例えば、nチャネル薄膜トランジスタ(TFT)によって構成されている。スイッチング素子SWは、ゲート配線G及びソース配線Sと電気的に接続されている。スイッチング素子SWは、トップゲート型あるいはボトムゲート型のいずれであっても良い。また、スイッチング素子SWの半導体層は、例えば、ポリシリコンやアモルファスシリコンなどによって形成される。
画素電極PEは、各画素PXに配置され、スイッチング素子SWに電気的に接続されている。共通電極CEは、例えばコモン電位であり、複数の画素PXの画素電極PEに対して共通に配置されている。共通電極CEは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、給電部VSと電気的に接続されている。
なお、本実施形態においては、液晶表示パネルLPNは、画素電極PE及び共通電極CEがアレイ基板ARに形成された構成であり、画素電極PEと共通電極CEとの間に形成される電界を主に利用して液晶層LQの液晶分子の配向を制御する。画素電極PEと共通電極CEとの間に形成される電界は、第1方向Xと第2方向Yとで規定されるX−Y平面(あるいは基板主面)と略平行な横電界である。
図2は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの構成例を概略的に示す平面図である。ここでは、X−Y平面における平面図を示している。
アレイ基板ARは、ゲート配線G1、ゲート配線G2、補助容量線C1、ソース配線S1、ソース配線S2、スイッチング素子SW、画素電極PE、共通電極CEに含まれる第1共通電極CE1及び第2共通電極CE2、第1配向膜AL1などを備えている。
ゲート配線G1及びゲート配線G2は、第2方向Yに沿って間隔をおいて配置され、それぞれ第1方向Xに沿って延出している。補助容量線C1は、ゲート配線G1とゲート配線G2との間に位置し、第1方向Xに沿って延出している。図示した例では、補助容量線C1は、ゲート配線G1とゲート配線G2との略中間に位置している。ソース配線S1及びソース配線S2は、第1方向Xに沿って間隔をおいて配置され、それぞれ第2方向Yに沿って延出している。画素電極PEは、隣接するソース配線S1とソース配線S2との間に位置している。また、画素電極PEは、隣接するゲート配線G1とゲート配線G2との間に位置している。
図示した例では、画素PXは、図中の破線で示したように、ゲート配線G1及びゲート配線G2とソース配線S1及びソース配線S2とが成すマス目の領域に相当し、第1方向Xに沿った長さが第2方向Yに沿った長さよりも短い長方形状である。画素PXの第1方向Xに沿った長さはソース配線S1とソース配線S2との第1方向Xに沿ったピッチに相当し、画素PXの第2方向Yに沿った長さはゲート配線G1とゲート配線G2との第2方向Yに沿ったピッチに相当する。
図示した画素PXにおいて、ソース配線S1は左側端部に位置し当該画素PXとその左側に隣接する画素との境界に跨って配置され、ソース配線S2は右側端部に位置し当該画素PXとその右側に隣接する画素との境界に跨って配置され、ゲート配線G1は上側端部に位置し当該画素PXとその上側に隣接する画素との境界に跨って配置され、ゲート配線G2は下側端部に位置し当該画素PXとその下側に隣接する画素との境界に跨って配置されている。補助容量線C1は、画素PXの略中央部に配置されている。
スイッチング素子SWは、例えば、ゲート配線G1及びソース配線S1と電気的に接続されている。ここでは、スイッチング素子SWは、簡略化して図示しているが、ソース配線S1及び補助容量線C1と重なる位置に延在する半導体層と、補助容量線C1と重なる位置で半導体層と電気的に接続されたドレイン電極WDとを備えている。
第1共通電極CE1は、第1主共通電極CA1及び第1副共通電極CB1を備えている。第1主共通電極CA1及び第1副共通電極CB1は、一体的あるいは連続的に形成され、互いに電気的に接続されている。第1主共通電極CA1は、第2方向Yに沿って直線的に延出し、第1方向Xに沿って略同一の幅を有する帯状に形成されている。第1副共通電極CB1は、第1方向Xに沿って直線的に延出し、第2方向Yに沿って略同一の幅を有する帯状に形成されている。また、第1共通電極CE1は、第2方向Yに延出したスリットSLを有している。このような第1共通電極CE1は、格子状に形成されている。
第1主共通電極CA1は、ソース配線Sと対向するとともに、第1方向Xに沿ってソース配線Sよりも幅広に形成されている。図示した例では、第1主共通電極CA1は、画素PXの左側端部に位置する第1主共通電極CAL1と、画素PXの右側端部に位置する第1主共通電極CAR1と、を有している。第1主共通電極CAL1は、ソース配線S1と対向するとともに、ソース配線S2の側に向かって延在している。第1主共通電極CAR1は、ソース配線S2と対向するとともに、ソース配線S1の側に向かって延在している。なお、第1主共通電極CAL1は当該画素PXの左側に隣接する画素内にも延在し、また、第1主共通電極CAR1は当該画素PXの右側に隣接する画素内にも延在している。これらの第1主共通電極CAL1と第1主共通電極CAR1とは、互いに離間している。つまり、第2方向Yに延出したスリットSLは、第1主共通電極CAL1と第1主共通電極CAR1との間に形成されている。スリットSLの第1方向Xに沿った幅W1は、第1主共通電極CAL1と第1主共通電極CAR1との第1方向Xに沿った間隔に相当する。なお、スイッチング素子SWのドレイン電極WDは、その少なくとも一部がスリットSLと対向している。
第1副共通電極CB1は、ゲート配線Gと対向している。図示した例では、第1副共通電極CB1は、画素PXの上側端部に位置する第1副共通電極CBU1と、画素PXの下側端部に位置する第1副共通電極CBB1と、を有している。第1副共通電極CBU1は、ゲート配線G1と対向している。第1副共通電極CBB1は、ゲート配線G2と対向している。
画素電極PEは、主画素電極PA及び副画素電極PBを備えている。主画素電極PA及び副画素電極PBは、一体的あるいは連続的に形成され、互いに電気的に接続されている。
主画素電極PAは、画素PXの上側端部付近(つまりゲート配線G1と重なる位置の近傍)及び画素PXの下側端部付近(つまりゲート配線G2と重なる位置の近傍)まで第2方向Yに沿って直線的に延出している。このような主画素電極PAは、スリットSLと対向している。また、主画素電極PAは、X−Y平面において、ソース配線S1とソース配線S2との略中間に位置している。主画素電極PAは、第1方向Xに沿って略同一の幅W2を有する帯状に形成されている。主画素電極PAの幅W2は、スリットSLの幅W1よりも小さい。つまり、主画素電極PAは、X−Y平面において、第1主共通電極CA1とは重ならない。あるいは、第1主共通電極CA1は、X−Y平面内において、主画素電極PAを挟んだ両側に位置している。主画素電極PAから第1主共通電極CAL1までの第1方向Xに沿った電極間隔DLは、主画素電極PAから第1主共通電極CAR1までの第1方向Xに沿った電極間隔DRと同等である。
副画素電極PBは、画素PXの左側端部付近(つまりソース配線S1と重なる位置の近傍)及び画素PXの右側端部付近(つまりソース配線S2と重なる位置の近傍)まで第1方向Xに沿って直線的に延出している。また、副画素電極PBは、ゲート配線G1とゲート配線G2との略中間に位置している。つまり、副画素電極PBは、画素PXの略中央部に位置し、補助容量線C1と重なる位置に配置され、主画素電極PAの第2方向Yに沿った中間部で交差している。換言すると、ここに示した画素電極PEは、十字形状に形成されている。副画素電極PBは、第2方向Yに沿って略同一の幅を有する帯状に形成されているが、その形状は図示した例に限らない。画素電極PEは、補助容量線C1と重なる位置の副画素電極PBにおいて、スリットSLを介してドレイン電極WDと電気的に接続されている。
第2共通電極CE2は、第2主共通電極CA2及び第2副共通電極CB2を備えている。第2主共通電極CA2及び第2副共通電極CB2は、一体的あるいは連続的に形成され、互いに電気的に接続されている。第2主共通電極CA2は、第2方向Yに沿って直線的に延出し、第1方向Xに沿って略同一の幅を有する帯状に形成されている。第2副共通電極CB2は、第1方向Xに沿って直線的に延出し、第2方向Yに沿って略同一の幅を有する帯状に形成されている。このような第2共通電極CE2は、格子状に形成されている。第1共通電極CE1及び第2共通電極CE2は、画素電極PEから離間しており、画素電極PEを囲んでいる。第1共通電極CE1及び第2共通電極CE2は、互いに電気的に接続され、同電位であり、アクティブエリアACTの外側で給電部VSに接続されている。
第2主共通電極CA2は、ソース配線Sの上方に位置し、第1主共通電極CA1と対向している。第2主共通電極CA2の幅は、第1主共通電極CA1の幅よりも小さい。図示した例では、第2主共通電極CA2は、画素PXの左側端部に位置し当該画素PXとその左側に隣接する画素との境界に跨って配置された第2主共通電極CAL2と、画素PXの右側端部に位置し当該画素PXとその右側に隣接する画素との境界に跨って配置された第2主共通電極CAR2と、を有している。第2主共通電極CAL2は、ソース配線S1の直上において、第1主共通電極CAL1と対向している。第2主共通電極CAR2は、ソース配線S2の直上において、第1主共通電極CAR1と対向している。
第2副共通電極CB2は、ゲート配線Gの上方に位置し、第1副共通電極CB1と対向している。第2副共通電極CB2の幅は、第1副共通電極CB1の幅よりも小さい。図示した例では、第2副共通電極CB2は、ゲート配線G1の直上において第1副共通電極CBU1と対向する第2副共通電極CBU2と、ゲート配線G2の直上において第1副共通電極CBB1と対向する第2副共通電極CBB2と、を有している。
他の画素に位置する主画素電極PAa及び主画素電極PAbは、それぞれ主画素電極PAの第2方向Yに隣接し、主画素電極PAと同一直線上に位置している。第1副共通電極CBU1及び第2副共通電極CBU2は、主画素電極PAと主画素電極PAaとの間に位置している。第1副共通電極CBB1及び第2副共通電極CBB2は、主画素電極PAと主画素電極PAbとの間に位置している。
アレイ基板ARにおいて、画素電極PE及び第2共通電極CE2は、第1配向膜AL1によって覆われている。第1配向膜AL1には、液晶層LQの液晶分子を初期配向させるために、第1配向処理方向PD1に沿って配向処理がなされている。第1配向処理方向PD1は、第2方向Yと略平行である。
なお、対向基板において、第2配向膜AL2には、液晶層LQの液晶分子を初期配向させるために、第2配向処理方向PD2に沿って配向処理がなされている。第2配向処理方向PD2は、第1配向処理方向PD1と平行である。図示した例では、第2配向処理方向PD2は、第1配向処理方向PD1と同一方向である。なお、第1配向処理方向PD1及び第2配向処理方向PD2は、互いに逆向きの方向であっても良いし、ともに同一方向でありながら図示した例とは逆向きつまりゲート配線G2からゲート配線G1に向かう側であっても良い。
図3は、図2のA−B線で切断した液晶表示パネルLPNの断面構造を概略的に示す断面図である。図4は、図2のC−D線で切断した液晶表示パネルLPNの断面構造を概略的に示す断面図である。なお、ここでは、説明に必要な箇所のみを図示している。
液晶表示パネルLPNを構成するアレイ基板ARの背面側には、バックライトユニットBLが配置されている。バックライトユニットBLとしては、種々の形態が適用可能であり、詳細な構造については説明を省略する。
アレイ基板ARは、光透過性を有する第1絶縁基板10を用いて形成されている。アレイ基板ARは、第1絶縁基板10の内側、つまり、対向基板CTと対向する側において、ゲート配線G1、ゲート配線G2、補助容量線C1、ソース配線S1、ソース配線S2、画素電極PE、第1共通電極CE1、第2共通電極CE2、第1絶縁膜11、第2絶縁膜12、第3絶縁膜13、第4絶縁膜14、第1配向膜AL1などを備えている。
図示しないスイッチング素子の半導体層は、第1絶縁基板10と第1絶縁膜11との間に形成されている。補助容量線C1、ゲート配線G1及びゲート配線G2は、第1絶縁膜11の上に形成され、第2絶縁膜12によって覆われている。ソース配線S1及びソース配線S2は、第2絶縁膜12の上に形成され、第3絶縁膜13によって覆われている。第3絶縁膜13は、ゲート配線G1及びゲート配線G2と、ソース配線S1及びソース配線S2との上方に位置する第1層間絶縁膜に相当する。このような第3絶縁膜13は、例えば、透明な樹脂材料によって形成されている。
第1共通電極CE1は、第3絶縁膜13の上に延在している。すなわち、第1主共通電極CAL1、第1主共通電極CAR1、第1副共通電極CBU1、及び、第1副共通電極CBB1は、第3絶縁膜13の上に形成され、第4絶縁膜14によって覆われている。第4絶縁膜14は、第1共通電極CE1を覆う第2層間絶縁膜に相当する。第4絶縁膜14は、第3絶縁膜13と比較して薄い膜厚に形成され、例えば、シリコン窒化物などの無機系材料によって形成されている。
第1主共通電極CAL1は第3絶縁膜13を介してソース配線S1と対向し、第1主共通電極CAR1は第3絶縁膜13を介してソース配線S2と対向している。第1副共通電極CBU1は第2絶縁膜12及び第3絶縁膜13を介してゲート配線G1と対向し、第1副共通電極CBB1は第2絶縁膜12及び第3絶縁膜13を介してゲート配線G2と対向している。
このような第1共通電極CE1は、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの透明な導電材料によって形成されている。
第2共通電極CE2は、第4絶縁膜14の上に延在している。すなわち、第2主共通電極CAL2、第2主共通電極CAR2、第2副共通電極CBU2、及び、第2副共通電極CBB2は、第4絶縁膜14の上に形成され、第1配向膜AL1によって覆われている。また、画素電極PEの主画素電極PA及び副画素電極PBも、第4絶縁膜14の上に形成され、第1配向膜AL1によって覆われている。主画素電極PAは、第2主共通電極CAL2と第2主共通電極CAR2との間、つまり、スリットSLの上方に位置している。副画素電極PBは、第2副共通電極CBU2と第2副共通電極CBB2との間に位置し、第2絶縁膜12、第3絶縁膜13、及び、第4絶縁膜14を介して補助容量線C1と対向している。第2主共通電極CAL2は、ソース配線S1の上方に位置し、第4絶縁膜14を介して第1主共通電極CAL1と対向している。第2主共通電極CAR2は、ソース配線S2の上方に位置し、第4絶縁膜14を介して第1主共通電極CAR1と対向している。第2副共通電極CBU2は、ゲート配線G1の上方に位置し、第4絶縁膜14を介して第1副共通電極CBU1と対向している。第2副共通電極CBB2は、ゲート配線G2の上方に位置し、第4絶縁膜14を介して第1副共通電極CBB1と対向している。
これらの第2共通電極CE2及び画素電極PEは、同一材料によって形成可能である。例えば、第2共通電極CE2及び画素電極PEは、ITOやIZOなどの透明な導電材料によって形成されても良いし、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、銅(Cu)、クロム(Cr)などの不透明な配線材料によって形成されても良い。
第1配向膜AL1は、アレイ基板ARの対向基板CTと対向する面に配置され、アクティブエリアACTの略全体に亘って延在している。第1配向膜AL1は、画素電極PE及び第2共通電極CE2を覆っており、第4絶縁膜14の上にも配置されている。第1配向膜AL1は、水平配向性を示す材料によって形成されている。
対向基板CTは、光透過性を有する第2絶縁基板20を用いて形成されている。対向基板CTは、第2絶縁基板20の内側、つまり、アレイ基板ARと対向する側において、ブラックマトリクスBM、カラーフィルタCF、オーバーコート層OC、第2配向膜AL2などを備えている。
ブラックマトリクスBMは、第2絶縁基板20のアレイ基板ARに対向する内面20Aに形成され、各画素PXを区画し、画素電極PEと対向する開口部APを形成する。つまり、ブラックマトリクスBMは、ソース配線Sやゲート配線Gなどの配線部に対向するように配置されている。ここに示した例では、ブラックマトリクスBMは、ソース配線S1及びソース配線S2の上方に位置し第2方向Yに沿って延出した部分と、ゲート配線G1及びゲート配線G2の上方に位置し第1方向Xに沿って延出した部分を備えており、格子状に形成されている。第2主共通電極CAL2、第2主共通電極CAR2、第2副共通電極CBU2、及び、第2副共通電極CBB2は、いずれもブラックマトリクスBMの下方に位置している。
カラーフィルタCFは、各画素PXに対応して配置されている。すなわち、カラーフィルタCFは、第2絶縁基板20の内面20AにおいてブラックマトリクスBMによって区画された内側(開口部AP)に配置されるとともに、その一部がブラックマトリクスBMに重なっている。第1方向Xに隣接する画素PXにそれぞれ配置されたカラーフィルタCFは、互いに色が異なる。例えば、カラーフィルタCFは、赤色、青色、緑色といった3原色にそれぞれ着色された樹脂材料によって形成されている。赤色に着色された樹脂材料からなる赤色カラーフィルタは、赤色画素に対応して配置されている。青色に着色された樹脂材料からなる青色カラーフィルタは、青色画素に対応して配置されている。緑色に着色された樹脂材料からなる緑色カラーフィルタは、緑色画素に対応して配置されている。カラーフィルタCF同士の境界は、ブラックマトリクスBMと重なる位置にある。
オーバーコート層OCは、カラーフィルタCFを覆っている。オーバーコート層OCは、ブラックマトリクスBM及びカラーフィルタCFの表面の凹凸の影響を緩和する。このようなオーバーコート層OCは、例えば、透明な樹脂材料によって形成されている。
開口部APにおいて、画素電極PEと、第1共通電極CE1、及び、第2共通電極CE2との間の領域は、いずれもバックライトユニットからの光が透過可能な透過領域に相当する。
第2配向膜AL2は、対向基板CTのアレイ基板ARと対向する面に配置され、アクティブエリアACTの略全体に亘って延在している。第2配向膜AL2は、オーバーコート層OCを覆っている。第2配向膜AL2は、水平配向性を示す材料によって形成されている。
上述したようなアレイ基板ARと対向基板CTとは、それぞれの第1配向膜AL1及び第2配向膜AL2が対向するように配置されている。このとき、アレイ基板ARの第1配向膜AL1と対向基板CTの第2配向膜AL2との間には、例えば、樹脂材料によって一方の基板に一体的に形成された柱状スペーサにより、所定のセルギャップ、例えば2〜7μmのセルギャップが形成される。アレイ基板ARと対向基板CTとは、所定のセルギャップが形成された状態で、アクティブエリアACTの外側のシール材によって貼り合わせられている。液晶層LQは、アレイ基板ARと対向基板CTとの間に保持され、第1配向膜AL1と第2配向膜AL2との間に配置されている。液晶層LQは、液晶分子LMを含み、例えば誘電率異方性が正(ポジ型)の液晶材料によって構成されている。
アレイ基板ARの外面つまり第1絶縁基板10の外面10Bには、第1光学素子OD1が配置されている。第1光学素子OD1は、液晶表示パネルLPNのバックライトユニットBLと対向する側に位置しており、バックライトユニットBLから液晶表示パネルLPNに入射する入射光の偏光状態を制御する。第1光学素子OD1は、第1偏光軸AX1を有する第1偏光板PL1を含んでいる。なお、第1偏光板PL1と第1絶縁基板10との間に位相差板などの他の光学素子が配置されても良い。
対向基板CTの外面つまり第2絶縁基板20の外面20Bには、第2光学素子OD2が配置されている。第2光学素子OD2は、液晶表示パネルLPNの表示面側に位置しており、液晶表示パネルLPNから出射した出射光の偏光状態を制御する。第2光学素子OD2は、第2偏光軸AX2を有する第2偏光板PL2を含んでいる。なお、第2偏光板PL2と第2絶縁基板20との間に位相差板などの他の光学素子が配置されていても良い。
第1偏光板PL1の第1偏光軸AX1と、第2偏光板PL2の第2偏光軸AX2とは、略直交するクロスニコルの位置関係にある。図2の(a)に示した例では、第1偏光板PL1はその第1偏光軸AX1が第1方向Xと平行となるように配置され、第2偏光板PL2はその第2偏光軸AX2が第2方向Yと平行となるように配置されている。図2の(b)に示した例では、第2偏光板PL2はその第2偏光軸AX2が第1方向Xと平行となるように配置され、第1偏光板PL1はその第1偏光軸AX1が第2方向Yと平行となるように配置されている。
次に、上記構成の液晶表示パネルLPNの動作について説明する。
すなわち、液晶層LQに電圧が印加されていない状態、つまり、画素電極PEと共通電極CE(第1共通電極CE1及び第2共通電極CE2)との間に電界が形成されていない状態(オフ状態)においては、液晶層LQの液晶分子LMは、その長軸が第1配向膜AL1の第1配向処理方向PD1及び第2配向膜AL2の第2配向処理方向PD2を向くように配向している。このようなオフ状態の液晶分子LMの配向方向が初期配向方向に相当する。なお、ここでの液晶分子LMの初期配向方向とは、オフ状態の液晶分子LMの長軸をX−Y平面に正射影した方向である。ここでは、第1配向処理方向PD1及び第2配向処理方向PD2は、ともに第2方向Yと略平行且つ同じ向きの方向である。オフ状態の液晶分子LMは、図2に破線で示したように、その長軸が第2方向Yと略平行な方向に初期配向する。つまり、液晶分子LMの初期配向方向は、第2方向Yと平行である。
このようなオフ状態において、バックライトユニットBLからの光の一部は、第1偏光板PL1を透過し、液晶表示パネルLPNに入射する。液晶表示パネルLPNに入射した光は、第1偏光板PL1の第1偏光軸AX1と直交する直線偏光である。直線偏光の偏光状態は、オフ状態の液晶層LQを通過した際にほとんど変化しない。このため、液晶表示パネルLPNを透過した直線偏光は、第1偏光板PL1に対してクロスニコルの位置関係にある第2偏光板PL2によって吸収される(黒表示)。
一方、液晶層LQに電圧が印加された状態、つまり、画素電極PEと共通電極CEとの間に電界が形成された状態(オン状態)では、画素電極PEと共通電極CEとの間に基板と略平行な横電界が形成される。液晶分子LMは、画素電極PEと共通電極CEとの間の電界の影響を受け、その配向状態が変化する。図2に示した例では、画素電極PEと第2主共通電極CAL2との間の領域のうち、下側半分の領域内の液晶分子LMは第2方向Yに対して時計回りに回転し図中の左下を向くように配向し、上側半分の領域内の液晶分子LMは第2方向Yに対して反時計回りに回転し図中の左上を向くように配向する。画素電極PEと第2主共通電極CAR2との間の領域のうち、下側半分の領域内の液晶分子LMは第2方向Yに対して反時計回りに回転し図中の右下を向くように配向し、上側半分の領域内の液晶分子LMは第2方向Yに対して時計回りに回転し図中の右上を向くように配向する。このように、各画素PXにおいて、オン状態の液晶分子LMの配向方向は、画素電極PE1と重なる位置を境界として複数の方向に分かれ、それぞれの配向方向でドメインを形成する。つまり、一画素PXには、複数のドメインが形成される。これにより、画素PXにおいて、画素電極PEと共通電極CEとの間にバックライトユニットBLからの光が透過可能な透過領域が形成される。
このようなオン状態において、液晶表示パネルLPNに入射した直線偏光は、その偏光状態が液晶層LQを通過する際に液晶分子LMの配向状態に応じて変化する。このため、オン状態においては、液晶層LQを通過した少なくとも一部の光は、第2偏光板PL2を透過する(白表示)。但し、画素電極PE及び共通電極CEと重なる位置では、液晶分子は初期配向状態に保持されているため、オフ状態と同様に黒表示となる。
なお、オン状態において、画素に書き込まれた画素電位は、補助容量線C1と副画素電極PBとの間の容量CSによって保持される。
本実施形態によれば、アレイ基板ARに備えられた画素電極PEと共通電極CEとの間に形成される電界を利用して液晶分子LMの配向を制御する液晶表示装置において、第1主共通電極CA1は、第3絶縁膜13を介してソース配線Sと対向している。しかも、第1主共通電極CA1は、ソース配線Sよりも幅広に形成され、画素電極PEの側に向かって延在している。このため、ソース配線Sから液晶層LQに向かう不所望な漏れ電界をシールドすることが可能となる。したがって、透過領域のうちのソース配線Sに近接する領域での不所望な電界の影響が緩和され、表示品位を改善することが可能となる。また、第1副共通電極CB1は、第3絶縁膜13を介してゲート配線Gと対向している。このため、ゲート配線Gから液晶層LQに向かう不所望な漏れ電界をシールドすることが可能となる。したがって、透過領域のうちのゲート配線Gに近接する領域での不所望な電界の影響が緩和され、表示品位を改善することが可能となる。
また、ソース配線Sを挟んで隣接する一方の画素がオン状態であり、他方の画素がオフ状態であったとしても、オン状態の画素とオフ状態の画素との間のソース配線Sと重なる領域では、第1共通電極CE1及び第2共通電極CE2が同電位であるため、液晶分子LMが初期配向状態に維持されている。このため、液晶表示パネルLPNを斜め方向から観察した場合であっても、混色による表示品位の劣化を抑制することが可能となる。また、混色防止のためにブラックマトリクスBMの幅を拡大する必要がなくなるため、一画素あたりの表示に寄与する面積をさらに拡大することが可能となる。
なお、本実施形態において、対向基板CTは、第2共通電極CE2と液晶層LQを介して対向し且つ第2共通電極CE2と同電位の第3共通電極を備えていても良い。これにより、ソース配線Sの直上における液晶分子LMは、オン状態及びオフ状態に関わらず、第2共通電極CE2と第3共通電極との間の等電位面によって初期配向状態に維持され、混色をより効果的に抑制することが可能となる。
また、第1主共通電極CA1はソース配線Sと対向しているが、第1主共通電極CA1とソース配線Sとの間に介在する第3絶縁膜13は、樹脂材料によって形成されており、比較的厚い膜厚を有している。このため、ソース配線Sと第1主共通電極CA1との間での不所望な容量の形成を抑制することが可能となり、ソース配線Sの負荷を低減することが可能となる。このため、ソース配線Sの負荷に起因した表示品位の不具合や消費電力の増加を抑制することが可能となる。
また、本実施形態によれば、主画素電極PAは、第1共通電極CE1のスリットSLと対向している。このため、オン状態では、画素電極PEと第1共通電極CE1との間のフリンジ電界の形成を抑制することができる。特に、ポジ型の液晶材料を適用した場合、液晶分子LMは、フリンジ電界のうちの基板主面に垂直な電界成分によって立ち上がり、基板主面に対して垂直に配向し得る。液晶分子LMが立ち上がった領域は、液晶層LQにおける変調に寄与しないため、オン状態において表示に寄与せず、画素電極PEに近接する領域で透過率の低下を招く。本実施形態によれば、オン状態においては、画素電極PEと第2共通電極CE2との間に、基板主面と略平行な横電界が形成され、主にこの横電界によって液晶分子LMの配向が制御されるとともに、画素電極PEと第1共通電極CE1との間に形成される電界も、基板主面と略平行となる。このため、液晶分子LMの立ち上がりを抑制することが可能となる。したがって、画素電極PEに近接する領域において、液晶分子LMが表示に寄与するため、透過率の低下を抑制することが可能となる。
このように、第2共通電極CE2は、画素電極PEとの間で液晶分子LMの配向を制御するための電界を形成するのに必要である。特に、本実施形態で説明したように、一画素内に複数のドメインを形成するためには、十字状の画素電極PEに対して、第2共通電極CE2は、画素PXの各角部に配置することが望ましい。換言すると、第2共通電極CE2は、一画素内で液晶分子LMの配向方向を分ける電界を強化する機能を有している。この第2共通電極CE2は、このような電界を形成するのに必要な幅及び長さを有するように形成される。一例では、第2主共通電極CA2の幅はソース配線Sの幅と同等以下であっても良く、また、第2副共通電極CB2の幅はゲート配線Gの幅と同等以下であっても良い。また、第2副共通電極CB2は、ゲート配線Gの直上において、途切れていても良い。
なお、第1共通電極CE1は、透明な導電材料で形成されているため、X−Y平面において、画素電極PEと第2共通電極CE2との間に延在していても、透過率の低下を招くことはない。このため、第1主共通電極CA1は、フリンジ電界の形成を抑制するためのスリットSLを形成する一方で、ソース配線Sからの漏れ電界をシールドするのに十分な幅を有するように形成される。
次に、他の構成例について説明する。
図5は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの他の構成例を概略的に示す平面図である。
ここに示した構成例は、図2に示した構成例と比較して、第1共通電極CE1が第2方向Yに延出した容量部CCを有し、主画素電極PAが容量部CCと対向する点で相違している。
すなわち、第1共通電極CE1は、ソース配線S1と対向する第1主共通電極CAL1と、ソース配線S2と対向する第1主共通電極CAR1と、第1主共通電極CAL1と第1主共通電極CAR1との略中間に位置する容量部CCと、ゲート配線G1と対向する第1副共通電極CBU1と、ゲート配線G2と対向する第1副共通電極CBB1と、を有している。容量部CCは、画素PXの中央部(あるいは補助容量線C1と副画素電極PBとが対向する領域)で途切れており、第1副共通電極CBU1及び第1副共通電極CBB1に繋がっている。つまり、このような第1共通電極CE1には、各画素PXにおいて、Hの字形の開口部OPが形成されている。
第2共通電極CE2は、第1主共通電極CAL1と対向する第2主共通電極CAL2と、第1主共通電極CAR1と対向する第2主共通電極CAR2と、第1副共通電極CBU1と対向する第2副共通電極CBU2と、第1副共通電極CBB1と対向する第2副共通電極CBB2と、を有している。
このような構成例によれば、上記の構成例と同様の効果が得られるのに加えて、各画素PXにおいて、補助容量線C1と副画素電極PBとの間のみならず、容量部CCと主画素電極PAとの間でも容量CSを形成することが可能となる。主画素電極PAの第1方向Xに沿った幅W2及び容量部CCの第1方向Xに沿った幅W3は、一画素あたりに必要な容量の大きさによって適宜設定できる。但し、容量部CCの幅W3は、主画素電極PAの幅W2と同等であることが望ましい。図示した例では、幅W3は幅W2よりも大きいが、上記の通り、画素電極PEに近接する領域において、画素電極PEと第1共通電極CE1との間のフリンジ電界の形成を抑制するためには、X−Y平面において、容量部CCが主画素電極PAと重なる位置よりも外側に延在していないことが望ましい。なお、第1共通電極CE1と画素電極PEとは異なるレイヤでそれぞれパターニングされるため、合わせズレを考慮して一方の電極を他方の電極よりも僅かに幅広に形成することは許容される。
図6は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの他の構成例を概略的に示す平面図である。
ここに示した構成例は、図5に示した構成例と比較して、補助容量線を省略し、ゲート配線G1が画素PXの中央部を横切っている点で相違している。
すなわち、第1共通電極CE1は、ソース配線S1と対向する第1主共通電極CAL1と、ソース配線S2と対向する第1主共通電極CAR1と、第1主共通電極CAL1と第1主共通電極CAR1との略中間に位置する容量部CCと、画素PXの上側端部(つまり、主画素電極PAと主画素電極PAaとの間)に位置する第1副共通電極CBU1と、画素PXの下側端部(つまり、主画素電極PAと主画素電極PAbとの間)に位置する第1副共通電極CBB1と、を有している。
この構成例においては、各画素PXにおける容量CSは、容量部CCと主画素電極PAとの間で形成される。
ゲート配線G1及びソース配線S1と電気的に接続されたスイッチング素子SWは、画素PXの中央部に形成され、画素電極PEと電気的に接続されている。ゲート配線G1の第2方向Yに沿った幅は、図5などに示した補助容量線C1の第2方向Yに沿った幅よりも小さくすることができる。また、副画素電極PBの第2方向Yに沿った幅は、スイッチング素子SWとの電気的な接続を可能とする範囲で小さくすることができる。
このような構成例によれば、図5に示した構成例と同様の効果が得られるのに加えて、図5に示した構成例よりも、補助容量線を省略し、副画素電極のサイズを縮小することで、一画素あたり、表示に寄与する透過領域の面積を拡大することが可能となる。このため、本構成例によれば、図5に示した構成例と比較して、一画素あたりの透過率を向上することが可能となる。
図7は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの他の構成例を概略的に示す平面図である。
ここに示した構成例は、図5に示した構成例と比較して、主画素電極PAの幅W2が容量部CCの幅W3よりも大きい点で相違している。各画素PXにおける容量CSは、補助容量線C1と副画素電極PBとの間、及び、容量部CCと主画素電極PAとの間でそれぞれ形成される。
このような構成例においても、図5に示した構成例と同様の効果が得られる。
図8は、図1に示したアレイ基板ARを対向基板側から見たときの一画素PXの他の構成例を概略的に示す平面図である。
ここに示した構成例は、図6に示した構成例と比較して、主画素電極PAの幅W2が容量部CCの幅W3よりも大きい点で相違している。各画素PXにおける容量CSは、容量部CCと主画素電極PAとの間で形成される。
このような構成例においても、図6に示した構成例と同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施形態によれば、表示品位を改善することが可能な液晶表示装置を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
LPN…液晶表示パネル AR…アレイ基板 CT…対向基板 LQ…液晶層
PE…画素電極 PA…主画素電極 PB…副画素電極
CE1…第1共通電極 CA1…第1主共通電極 CB1…第1副共通電極
CC…容量部
CE2…第2共通電極 CA2…第2主共通電極 CB2…第2副共通電極

Claims (8)

  1. 第1方向に延出したゲート配線と、第1方向に交差する第2方向に延出したソース配線と、前記ゲート配線及び前記ソース配線の上方に位置する第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に延在し前記ゲート配線と対向する第1副共通電極及び前記ソース配線と対向する第1主共通電極を含み且つ第2方向に延出したスリットを有する第1共通電極と、前記第1共通電極を覆う第2層間絶縁膜と、前記第2層間絶縁膜上で第2方向に延出し前記スリットと対向する主画素電極と、前記第2層間絶縁膜上に延在し前記第1副共通電極と対向する第2副共通電極及び前記第1主共通電極と対向する第2主共通電極を含み前記第1共通電極と同電位の第2共通電極と、を備えた第1基板と、
    前記第1基板に対向する第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、
    を備えた液晶表示装置。
  2. 前記スリットは第1方向に沿って第1幅を有し、前記主画素電極は第1方向に沿って前記第1幅より小さい第2幅を有する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第1基板は、さらに、第1方向に延出した補助容量線と、前記主画素電極に電気的に接続され第1方向に延出し前記補助容量線と対向する副画素電極と、を備えた、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 第1方向に延出したゲート配線と、第1方向に交差する第2方向に延出したソース配線と、前記ゲート配線及び前記ソース配線の上方に位置する第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に延在し前記ソース配線と対向する第1主共通電極及び第2方向に延出した容量部を含む第1共通電極と、前記第1共通電極を覆う第2層間絶縁膜と、前記第2層間絶縁膜上で第2方向に延出し前記容量部と対向する主画素電極と、前記第2層間絶縁膜上で前記第1主共通電極と対向する第2主共通電極を含み前記第1共通電極と同電位の第2共通電極と、を備えた第1基板と、
    前記第1基板に対向する第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、
    を備えた液晶表示装置。
  5. 前記容量部は第1方向に沿って第1幅を有し、前記主画素電極は第1方向に沿って前記第1幅と同等の第2幅を有する、請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1共通電極は、さらに、前記第1層間絶縁膜上で第1方向に延出し前記容量部に電気的に接続された第1副共通電極を含み、
    前記第2共通電極は、さらに、前記第2層間絶縁膜上で前記第1副共通電極と対向する第2副共通電極を含む、請求項4に記載の液晶表示装置。
  7. 前記第1副共通電極は、前記ゲート配線と対向する、請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 前記第1層間絶縁膜は、樹脂材料によって形成された、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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