JP2016051070A - カートリッジ及びカートリッジの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組み立て易く、生産性の高いカートリッジを提供する。
【解決手段】 現像剤収容部を有するカートリッジ枠体と、カートリッジ枠体に対して回転可能に設けられた像担持体と、カートリッジ枠体に設けられ、像担持体の長手方向の端部に当接する端部シールと、像担持体に対して作用するクリーニング手段と、カートリッジ枠体に設けられ、クリーニング手段の前記長手方向の端部と当接するシール部と、長手方向に沿って設けられ、長手方向と交差する方向における一端が像担持体と当接する薄板部材と、薄板部材とカートリッジ枠体を固定する固定部と、を有する画像形成装置の本体に着脱可能なカートリッジであって、シール部と固定部は、同じ溶融樹脂である樹脂部材で射出成形され、一体的に形成される。
【選択図】 図8

Description

本発明は記録媒体に画像を形成するための画像形成装置に着脱可能なカートリッジ及びその製造方法に関する。
本発明は、電子写真画像形成装置及び電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジ(以下、カートリッジという)に関するものである。ここで電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録材(記録媒体)に画像を形成するものである。画像形成装置の例としては、プリンタ(レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、複写機、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、及びこれらの複合機(マルチファンクションプリンタ)等が含まれる。
従来から電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、カートリッジを画像形成装置の装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式は、電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムという)及び感光体ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化することにより、画像形成装置のメンテナンスを簡便にすることができる。
このようなカートリッジにおいては、カートリッジ内に収容している現像剤(トナー)が外部へ漏れないように、カートリッジを構成するカートリッジ枠体間や部品間を複数のシール部材で封止する構成とされている。
シール部材としては、発泡ウレタンフォームや軟質ゴム、エラストマー樹脂等の弾性体が用いられる。そして、シール部材は枠体間や部品間の接合部に精度良く貼り付けられる(特許文献1参照)。しかしながら、部品の寸法公差や貼り付け位置のバラツキなどで生じてしまう隙間には、ホットメルトなど溶融した樹脂を流し込んで隙間を埋めることにより、より高い封止性能とする方法もとられている(特許文献2参照)。
近年では、生産効率アップによるコストダウンや組立時の品質安定性のために、人手から自動機(ロボット)によるカートリッジの製造が行われてきている。
特開平11−272071号公報 特開2001−125465号公報
しかしながら、上記の従来構成では次に示す2つの課題があった。
1つ目の課題は、カートリッジ枠体へシール部材を固定する組立工程が難しい点である。さらには、自動機で組み立てる場合、シール部材は軟体部品であるために自動機での保持が難しく、カートリッジ枠体へ精度良く貼り付けるのが難しい。このため、生産性を向上させることができなかった。
2つ目の課題は、カートリッジ枠体と像担持体の端部シール部材との隙間(像担持体端部シール部材の厚み方向の隙間)や、カートリッジ枠体とスクイシートとの隙間から生じるトナーの漏れ出しである。従来では、この課題を解決するために、これらの隙間を溶融樹脂(ホットメルト)で埋めて封止している。このため、新たに溶融樹脂を塗布する工程がさらに必要となり、生産性を低下させていた。
以上のように、従来の構成では上記の2つの課題があり、組み立てが難しく、溶融樹脂を塗布する工程がさらに必要となり、生産性を低下させていた。
そこで、本発明は、組立易く、生産性の高いカートリッジを提供することである。さらには、本構成により、自動機による組立を可能としたカートリッジを提供する。
上記課題を解決する為の本発明に係るカートリッジは、画像形成装置の本体に着脱可能なカートリッジにおいて、現像剤収容部を有するカートリッジ枠体と、カートリッジ枠体に対して回転可能に設けられた像担持体と、カートリッジ枠体に設けられ、像担持体の長手方向の端部に当接する端部シールと、像担持体に対して作用するクリーニング手段と、カートリッジ枠体に設けられ、クリーニング手段の長手方向の端部と当接するシール部と、長手方向に沿って設けられ、長手方向と交差する方向における一端が像担持体と当接する薄板部材と、薄板部材とカートリッジ枠体を固定する固定部と、を有する。そして、本発明に係るプロセスカートリッジでは、シール部と固定部は、溶融樹脂である同一の樹脂部材で射出成形され、一体的に形成されたことを特徴とする。
また、上記課題を解決する為の本発明に係るカートリッジの製造方法は、現像剤収容部を有するカートリッジ枠体と、カートリッジ枠体に対して回転可能に設けられた像担持体と、カートリッジ枠体に設けられ、像担持体の長手方向の端部に当接する端部シールと、像担持体に対して作用するクリーニング手段と、カートリッジ枠体に設けられ、クリーニング手段の長手方向の端部と当接するシール部と、長手方向に沿って設けられ、長手方向と交差する方向における一端が像担持体と当接する薄板部材と、薄板部材とカートリッジ枠体を固定する固定部と、を有する画像形成装置の本体に着脱可能なカートリッジに関する。そして、本発明に係るカートリッジの製造方法は、シール部と固定部をカートリッジ枠体に同じ溶融樹脂である樹脂部材で一体的に射出成形する第1の工程と、カートリッジ枠体の上に端部シールとクリーニング手段を固定する第2の工程と、樹脂部材の上に薄板部材を配置し、樹脂部材を溶着させ、カートリッジ枠体に薄板部材を固定する第3の工程と、像担持体をカートリッジ枠体に固定する第4の工程と、を備え、シール部と固定部は、一体的に形成されることを特徴とする。
本発明は、組み立て易く、生産性の高いカートリッジを提供する。ひいては、自動機による組立を可能としたカートリッジを提供する。
実施例に係る画像形成装置の概略断面図 実施例に係るプロセスカートリッジの概略断面図 実施例に係る感光体ドラムユニットの概略断面図 実施例に係るスクイシートとクリーニングブレードを取り付けたクリーニングサブユニットの概略正面図 実施例に係るクリーニングサブユニットの概略正面図 実施例に係るクリーニングサブユニットの縦シール部近傍の概略正面図 実施例に係るクリーニングサブユニットの縦シール部近傍の概略断面図 実施例に係るクリーニングサブユニットの縦シール部近傍の概略斜視図 実施例に係る感光体ドラムユニットの縦シール部近傍の概略断面図 実施例に係る縦シール部の断面形状を示した概略説明図 実施例に係るクリーニング容器の概略斜視図 実施例に係るカートリッジ枠体へ射出成形する工程を説明するための斜視図 実施例に係るカートリッジ枠体へ射出成形する工程を説明するための斜視図 実施例に係るカートリッジ枠体へ樹脂を射出成形する工程を説明するための概略断面図 実施例に係るカートリッジ枠体へ樹脂を射出成形する工程を説明するための概略断面図 実施例に係る感光体ドラムユニットの組み立てを説明するための概略断面図 実施例に係る感光体ドラムユニットの組み立てを説明するための概略断面図 実施例に係る感光体ドラムユニットの組み立てを説明するための概略断面図 変形例1に係るクリーニングサブユニットの部分概略正面図 変形例2に係るクリーニングサブユニットの部分概略正面図 変形例3に係るクリーニングサブユニットの部分概略正面図
(実施例1)
以下に、本発明に係る実施形態の画像形成装置及びカートリッジを図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、カートリッジの長手方向Nとは、像担持体である感光体ドラムの回転軸方向である。
(全体構成)
まず、画像形成装置本体及び画像形成装置の本体に着脱可能なプロセスカートリッジの全体構成において図1、図2を用いて概略説明する。図1は実施例に係る電子写真画像形成装置本体の一形態であるレーザービームプリンタの全体構成を示す概略断面図、図2は実施例に係るプロセスカートリッジの概略断面図である。
画像形成装置本体Aは図1に示すように、露光装置1からドラム形状の電子写真感光体である感光体ドラム7(像担持体)に、画像情報に基づいた情報光(光像)が照射される。これにより、感光体ドラム7には静電潜像が形成され、この静電潜像をトナー(現像剤)で現像してトナー像を形成する。そしてトナー像の形成と同期して、給紙部3a(カセット)から、ピックアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cによって記録紙、OHPシート、布等の記録媒体2を一枚ずつ分離給送する。搬送ガイド3f1に沿って搬送された記録媒体2には、転写手段としての転写ローラ4に電圧印加することによって、プロセスカートリッジBの感光体ドラム7に形成されたトナー像が転写される。さらにトナー像を転写された記録媒体2は搬送ガイド3f2に沿って定着手段5へ搬送される。この定着手段5は、駆動ローラ5aと筒状シートで構成された定着回転体5dと、定着回転体5dを回転可能に支持する支持体5cと、定着回転体5d内に配置されたヒータ5bを有する。ヒータ5bにより加熱された定着回転体5dが駆動ローラ5aに対して従動回転し、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写トナー像を定着する。転写トナー像を定着した記録媒体2は排出ローラ3dで搬送され、反転搬送経路を通して排出部6へ排出される。なお本実例では、搬送手段3をピックアップローラ3b、圧接部材3c、排出ローラ3d等により構成しているがその限りではない。
(カートリッジ構成)
カートリッジBは図2に示すように、感光体ドラム7と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。プロセス手段としては、例えば感光体ドラム7を帯電させる帯電手段、感光体ドラム7に形成された静電潜像を現像する現像手段、感光体ドラム7に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等がある。本実施例のカートリッジBでは、感光層を有する電子写真感光体である感光体ドラム7を回転駆動し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧を印加して感光体ドラム7の表面を一様に帯電する。この帯電した状態の感光体ドラム7に対して、露光装置1からの画像情報に基づいた情報光が露光開口9bを通して露光されて、感光体ドラム7表面に静電潜像を形成し、静電潜像を現像手段によって現像するように構成している。
現像手段では、現像枠体10fに構成された現像剤収容部であるトナー収容部10a内のトナーをトナー送り手段である回転可能な送り部材10bで送り出す。そして、固定磁石10cを内蔵した現像剤担持体(現像回転体)である現像ローラ10dを回転させる。そして、現像ブレード10eとの摩擦によって帯電したトナーでトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを静電潜像に応じて感光体ドラム7に転移させることによってトナー像を形成して可視像化するものである。
そして転写ローラ4にトナー像と逆極性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写する。転写後には、感光体ドラム7にクリーニング手段であるクリーニングブレード11aを作用させ、感光体ドラム7から残留トナーを掻き落とすと共に、スクイシート11bによって廃トナー収納部11c外への漏出を防いでいる。
なお、カートリッジBは、感光体ドラムユニット11と現像ユニット10に分かれている。感光体ドラムユニット11は、感光体ドラム7と、帯電手段である帯電ローラ8と、クリーニング手段であるクリーニングブレード11aと、スクイシート11bと、クリーニングサブユニット12と、を備えたものである。クリーニングブレード11aは感光体ドラム7と当接するゴム部11a1とゴム部11a1を支持する板金部11a2とからなる。現像ユニット10は現像手段と現像枠体を構成するトナー収容部10aおよび現像容器を備えたものである。現像手段とは、現像ローラ10dと現像ブレード10e等がある。
(クリーニングサブユニットのシール構成)
次に、実施例に係るクリーニングサブユニットのシール構成について図3〜11を用いて詳細に説明する。図3は実施例に係る感光体ドラムユニットの概略断面図である。図4は実施例に係るクリーニングブレードとスクイシートが取り付けられたクリーニングサブユニットの概略正面図である。図5は実施例に係るクリーニングサブユニットの概略正面図である。図6は実施例に係るクリーニングサブユニットの縦シール部近傍の概略正面図である。図7は図6のB−B断面を示した図である。図8は実施例に係るクリーニングサブユニットの縦シール部近傍の概略斜視図であり、図8(b)は図8(a)の部分詳細を示す図である。
図3及び5に示すように、クリーニングサブユニット12は、クリーニングブレード下シール14、端部シール19、20、及び固定部17が設けられている。具体的には、クリーニングブレード下シール14は、カートリッジ枠体13の長手方向Nの両端部に設けられた取付座面21、22の間に渡って設けられている。そして、図6〜図8に示すように、縦シール部15、16及び固定部17は、同じ材料を用いてカートリッジ枠体13に一体的に成形した樹脂部材18となるように構成されている。つまり、スクイシート11bを固定するための固定部17の材料を用いて、取付座面21,22近傍から固定部17に繋がるように縦シール部15、16が設けられている。このようにして、クリーニングブレード下シール14及び縦シール部15、16でクリーニングブレード11aとカートリッジ枠体13の隙間がシールされる。
また、感光体ドラム7に当接して廃トナーの漏出を防ぐためのスクイシート11bは、カートリッジ枠体13に樹脂部材の固定部17を介して取り付けられている。本実施例では、スクイシート11bを溶着した樹脂部材18の固定部17でカートリッジ枠体13に固定している。
なお、固定部17の材料としては、射出成形可能な樹脂であればよく、エラストマー樹脂を用いることができる。固定部17の材料としては、カートリッジ枠体13と同系の材質からなる材料とすることにより、プロセスカートリッジBのリサイクル時において、カートリッジ枠体13と分離する必要がなくなるため好ましい。そのため、本実施例では、ポリスチレン樹脂からなるカートリッジ枠体13と同系の材質からなるスチレン系エラストマー樹脂を固定部17の材料として用いたが、この他、シリコン系ゴムや軟質ゴムなどを用いても良い。 また、図9に示すように端部シール19(20)は、感光体ドラム7と当接する表面19a(20a)と、カートリッジ枠体13の貼り付け面13tに接着するための粘着面19b(20b)とを有する。このように、端部シール19、20が感光体ドラム7と当接するようにして配置されることにより、感光体ドラム7とカートリッジ枠体13との隙間がシールされ、カートリッジBの外部へのトナーの漏れ出しを防止する。なお、図8に示すように、端部シール19、20をカートリッジ枠体13の貼り付け面13tに接着するため、貼り付け面13tに溝部13mを設け、溝部13mを介して縦シール部15(16)と樹脂部材17が繋がり、一体的に成形された構成とされている。端部シール19(20)としては、表面19a(20a)がフェルトや不職布、繊維を織り込んでできたパイル、静電植毛等の可撓性部材で構成されたものが用いられる。
次に、縦シール部15、16に関して詳細に説明する。ここで、本実施例においては、縦シール部15と16は、カートリッジ枠体の長手方向Nに対して対称的な構成とした。そこで、以下では縦シール部15を例にとり、説明を行う。図7に示すように縦シール部15は長手方向Nに交差する短手方向Mに延び、第1部分15a、第2部分15b、及び第3部分15cの3つの部分を有する。
(縦シール部の第1部分15a)
図7に示すように、縦シール部15の第1部分15aは、クリーニングブレード11aとカートリッジ枠体13の間に位置する。より具体的には、図10に示すように、第1部分15aにおいては、カートリッジ枠体13からクリーニングブレード11aへ向かって延び、クリーニングブレード11aと当接する構成とする。このとき、縦シール部15のカートリッジ枠体13との接触部とクリーニングブレード11aとの接触部とを結んだ線が長手方向Nに対し、直交しないように交差するように配置されることが好ましい。このように長手方向Nに対して傾斜させ、縦シール部15を配置することにより、クリーニングブレード11aとカートリッジ枠体13との間で縦シール部15は撓むように変形した状態で固定される。これより、縦シール部15の変形により生じるクリーニングブレード11aのゴム部11a1への反発力を低減させることができる。ひいては、感光体ドラム7がクリーニングブレード11aのゴム部11a1から受ける当接圧力を縦シール部15、16近傍で高くなることを抑制し、感光体ドラム7の表面のクリーニング性を均一化し、より良く安定化することができる。なお、第1部分15aの傾斜した形状はクリーニングブレード11aのゴム部11aと当接する部分のみでよいが、板金部11a2と当接する部分も同様の形状としてもよい。傾斜の方向は、長手方向Nにおいてカートリッジ枠体13の内側方向(図10(a))でも、外側方向(図10(b))であっても、どちらでもよい。本実施例では、カートリッジ枠体13及びクリーニングブレード11aの長手方向Nにおける長さを短くするため、内側へ傾斜した形状が望ましく、採用している。また、トナー封止の観点からも、長手方向Nにおいてカートリッジ枠体13の内側へ傾斜した形状とした。
(縦シール部の第2部分15b)
次に、縦シール部15の第2部分15bの説明をする。図7に示すように、第2部分15bは、長手方向Nにおいて、第1部分15aにつながる様にして形成される。図9に示すように、第2部分15bは、カートリッジ枠体13及び端部シール19に圧縮され、カートリッジ枠体13と端部シール19の間をシールするようにして設けられる。
より具体的には、図8(b)に示すように、第2部分15bは、3つの接触部(15b1、15b2、15b3)で端部シール19と接触する。接触部15b1は、第1部分15aと貼り付け面13tをなだらかに繋ぐ傾斜面を形成している。これにより、端部シール19が貼り付け面13tに貼られた際に、縦シール部15aと貼り付け面13tとの段差を端部シール19が塞ぐことができず、隙間が生じることを防止し、より確実にトナー漏れを防止する構成としている。
次に、接触部15b1につながる接触部15b2は、貼り付け座面13tとほぼ同じ高さとし、粘着層19bと貼り付け面13tとが確実に接着するようにしてある。なお、接触部15b2は、貼り付け座面13tとほぼ同じ高さとするため、カートリッジ枠体13の貼り付け面13tに溝部13mを設け、溝部13mに接触部15b2を設けている。
そして、接触部15b2からなだらかにつながる接触部15b3は、図7に示すように、貼り付け面13tからスクイシート11bが取りけられる固定面13sにつながる段差部13pに設けられる。接触部15b3は、段差部13pから貼り付け面13tの延びる方向に突出したリブ形状とされている。貼り付け面13tと段差部13pとが交わる隅部13rにおいては、曲線形状15b3rを設け、なだらかに接触部15b2と15b3とをつながるように形成した。これにより、端部シール19がカートリッジ枠体13に貼りつけられた際にカートリッジ枠体13の貼り付け面13tと段差部13pとが交わる隅部13rを端部シール19で塞ぐことができず、隙間が生じることを防止する。この結果、より確実に端部シール19とカートリッジ枠体13の間からトナー漏れを防止する構成としている。また、接触部15b3においては、幅の細いリブ形状とし、接触部15b3を端部シール19が圧縮し、変形した状態で固定されることにより生じる端部シール19への反発力を低減させることができる。本実施例では、接触部15b3の幅を約0.6mmとした。この結果、図9に示すように、端部シール19により接触部15b3を容易に圧縮、変形させることができ、より良く端部シール19とカートリッジ枠体13との間に隙間が生じることを防止し、より確実にトナー漏れを防止する構成としている。
(縦シール部の第3部分15c及び固定部17)
次に第3部分15cの説明をする。第3部分15cは、図9に示すように、スクイシート11bとカートリッジ枠体13との間に形成される。より具体的には、図8(b)に示すように、第3部分15cの一端は、第2部分15bの接続部15b3につながるようにして形成される。そして、第3部分15cの他端は、固定部17と連続的に形成されている。
なお本実施例では、ポリスチレン樹脂からなるカートリッジ枠体13、ポリエステル樹脂からなる薄板部材のスクイシート11bを用いた。このため、カートリッジ枠体13とスクイシート11bは、材質の違いによって、雰囲気温度変動が発生した場合に、熱膨張の差によってスクイシート11bにうねりが発生する恐れがある。この場合、スクイシート11bと当接している感光体ドラム7と間に隙間ができ、廃トナーが漏出しうる。
そこで本実施例では、枠体に成形した固定部17が、カートリッジ枠体13とスクイシート11bの高温下の環境放置での線膨張の差を吸収する緩衝材として働くことを可能としている。これにより、高温下の環境放置後のシート部材のうねりを防止することができる。
(スクイシートの固定)
次にスクイシート11bの固定構造について説明する。スクイシート11bは、樹脂部材18の固定部17を介し、カートリッジ枠体13に固定される。より具体的には、スクイシート11bは、樹脂部材18の固定部17と第3部分15cの一部が溶着し、カートリッジ枠体13に固定されている。
(本実施例の効果)
以上のように本実施例では、樹脂の射出成形によって縦シール部15や固定部17からなる樹脂部材18を形成することで、スクイシート固定面13sとスクイシート11bとの間にできる隙間102を埋めることができる。さらには、縦シール部15や固定部17を溶融し、スクイシート11bと密着させることにより、隙間をなくし、カートリッジ枠体13の端部のトナーの封止性を高めることができる。この結果、従来、カートリッジ枠体13と端部シール19との間の隙間を塞ぐ為に行っていたホットメルトの注入工程が不要となり、本実施例に係る構成とすることにより、作成工程の簡略化を図ることができる。
また、本実施例に係る構成とすることにより、軟体部材であるシール部材を用いない構成とすることができ、組み立て易く、生産性の高いカートリッジとすることができる。
(クリーニングサブユニットの製造方法)
続いて図11ないし19を用いて、クリーニングサブユニットの形成方法を説明する。図11はカートリッジ枠体の概略斜視図、図12〜図15は、カートリッジ枠体へ射出成型する工程を説明するための模式断面図である。
(射出成形工程)
以下では、縦シール部15、16及び固定部17をカートリッジ枠体13へ射出成形する工程を説明する。図12は実施例に係るカートリッジ枠体の注入口を示した概略斜視図、図13は実施例に係るカートリッジ枠体を樹脂注入装置へセットした状態の斜視図である。図14は実施例に係るカートリッジ枠体へ樹脂を注入成形する際の概略断面図であり、図15は図14(c)を示した部分拡大図である。
まず始めに、溶融樹脂を注入するための注入口25〜29及び縦シール部15、クリーニングブレード下シール14、並びに固定部17を保持するための溝部13m、14m、17mが設けられたカートリッジ枠体13を準備する。なお、注入口25〜29は、カートリッジ枠体13を貫通する穴として設けられている。本実施例では、カートリッジ枠体13に設けている注入口25〜29は、カートリッジ枠体13の長手方向における位置が互いにずらして配置している。
図15に示すように、縦シール部15、16を形成するための縦シール部型51、52及び固定部17を形成するためのスクイシート型53をカートリッジ枠体13に固定する。これにより、縦シール部型51、52とクリーニング容器13で形成される空間に注入口26、27から溶融樹脂を注入可能な構成とした。なお、本実施例では縦シール部型51(52)は、第1部分15aを形成するための型51aと第2部分15b〜15cを形成するための型51bの2つに分けた構成とした。しかしながら、これに限らず、型51aと型51bが一体となった縦シール部型51を用いてもよい。
また同様にスクイシート型53とクリーニング容器13で形成される空間に注入口28、29から溶融樹脂を注入可能な構成とした。このとき、スクイシート型53とクリーニング容器13で形成される空間は、縦シール部型51、52とクリーニング容器13で形成される空間に連通するようにされる。
なお、本実施例では、縦シール部15、16及び固定部17に加えてクリーニングブレード下シール14も同一工程で成形する成形工程とした。このため、クリーニングブレード下シール14を形成するための下シール型50もカートリッジ枠体13に固定し、下シール型50とカートリッジ枠体13とで形成される空間に注入口25から溶融樹脂を注入可能な構成とした。
そして、図13に示すようにカートリッジ枠体13を樹脂注入装置40にセットする。樹脂注入装置40は、1つの樹脂供給部40aから構成され、クリーニングブレード下シール14及び縦シール部15、16及び固定部17の材料を供給するホッパー部47が設けられている。また、樹脂を射出するゲート41〜45は各々の注入口25〜29に対応する位置に注入口と同一方向に配置されている。さらに、カートリッジ枠体13に設けられた注入口25〜29も同一方向に配置されていることにより、ゲート41〜45が注入口25〜29に同時に当接可能な構成としている。
次に、ゲート41〜45と注入口25〜29とが当接した状態で樹脂供給部40aのプランジャ55〜59を矢印方向へ駆動する。これによって、クリーニングブレード下シール14及び縦シール部15、16及び固定部17からなる樹脂部材18のシール材であるエラストマー樹脂をゲート41、42、43から射出する。射出されたエラストマー樹脂は、カートリッジ枠体13と下シール型50、縦シール部型51、52、及びスクイシート型53とで形成された空間に流し込まれる。カートリッジ枠体プランジャ55〜59の始動タイミングや移動量、移動速度を調整し、流し込まれたエラストマー樹脂が一体となるよう設定する。
射出終了後、カートリッジ枠体13をクリーニングブレード下シール型50、縦シール部型51、52、及び固定部型53から取り外し、離形を行う。これにより、カートリッジ枠体13にクリーニングブレード下シール14、縦シール部15、16、及び樹脂部材17を一体的に成形することができる。
このようにしてクリーニングサブユニット12が完成する。
(クリーニングブレード及び端部シール取り付け工程)
クリーニングブレード11aは、クリーニングブレード下シール14上に配置され、カートリッジ枠体13の長手方向Nの両端部に設けられた取付座面21、22にねじやリベットなどの固定部材32によりカートリッジ枠体13に固定する。このとき、クリーニングブレード下シール14によりカートリッジ枠体13とクリーニングブレード11aの板金11a2の間がシールされる。
そして、図16に示すように、端部シール19は、クリーニングブレード11a及び後ほど取り付けられる感光体ドラム7、スクイシート11bと当接するようにカートリッジ枠体13の貼り付け面13tに接着される。端部シール19は、粘着面19bがカートリッジ枠体13の溝部13m、つまり縦シール部15上に固定する。このとき、図16(b)に示すように、縦シール部15、より具体的には段差部13pから突出する接触部15b3を潰すようにして端部シール19をカートリッジ枠体13に固定し、端部シール19とカートリッジ枠体13との隙間がシールされるようにする。
(スクイシート貼り付け工程)
次にスクイシート11bの貼り付けについて説明する。本実施例ではスクイシート11bはポリエステル製のシートを用いた。カートリッジ枠体13に成形された固定部17の上にスクイシート11bを所定の位置に配置する。そして、図17に示すように、固定部17の融点以上で且つスクイシート11bの材料の融点以下に加熱されたヒートバーなどの加熱体71を押しあてる。この加熱体71による熱と圧力によって固定部17を溶融させ、カートリッジ枠体13とスクイシート11bの接着を行う。より具体的には、固定部17だけでなく、縦シール部15、16の一部も加熱する。これにより、固定部17を溶融してスクイシート11bに接着するとともに、第3部分15cに存在する縦シール部15、16の一部も溶融させてスクイシート11bに密着させる。このため、樹脂部材18はスクイシート11bの材料と相溶性のある材料を用いることが好ましい。
さらには、固定部17の溶融方法としては、加熱体71の押しあての他、スクイシート11bに光透過性の高いシート材を用い、固定部17にレーザー照射を行い、固定部17を溶融させてもよい。この場合にあっては、図18に示すように、光透過性の高いガラスなどの透明固定体72でスクイシート11bを固定したうえで、レーザーヘッド73を走査させ、固定部17と、第3部分15cに存在する縦シール部15、16の一部にレーザーを照射する。樹脂部材18としては、レーザー光を吸収し、溶融するものであればよく、熱溶融する樹脂に光を吸収するレーザー反応剤、例えばカーボンを添加したものを使用することができる。本実施例においては、樹脂部材18として、カーボンを0.5〜12質量部含有させスチレン系樹脂を使用した。
クリーニングサブユニット12にスクイシート11bを固定後、感光体ドラム7及び帯電ローラ8を所定の位置に固定することで感光体ドラムユニット11が完成する。そして、感光体ドラムユニット11に現像ユニット10を一体化することによりカートリッジが完成する。
なお、各々の型50〜53はカートリッジ枠体13に対し、樹脂が漏れないように当接した状態として射出工程を行えばよく、本実施例のように型50〜53を同時に当接させる他、順次当接させた後、射出工程を行ってもよい。
(本実施例の効果)
本実施形態にでは、製造されたカートリッジBは、カートリッジBの構成により奏する効果の他、クリーニングブレード下シール14、縦シール部15及び16、固定部17といった複数の部品を樹脂注入装置40で同一工程により製造することができる。このため、生産性を高めることができる他、カートリッジ枠体へ軟体部材であるシール部材を貼り付ける工程を有さないため、自動機による組立を可能とすることができる。
さらには、縦シール部15、16及び固定部17を同じ樹脂で一体的に成形した。これにより、縦シール部15、16及び固定部17を形成するための樹脂注入装置40は、1つの樹脂供給部40aから構成することができる。さらには、本実施形態では、5つのゲートからエラストマー樹脂を射出したが、これに限らず、ゲートの数を削減することが可能となる。この結果、ゲートに対応した位置、大きさとする必要がある注入口を削減することができ、縦シール部15、16及び固定部17の形状の自由度を高めることが可能となり、カートリッジを小型化することができる。なお、ゲートの数を削減する場合にあっては、第3部分15cに対向しないカートリッジ枠体13の部分に設けたゲートから第3部分15cへエラストマー樹脂を注入する構成とすることが好ましい。このように第3部分15cに対向しないカートリッジ枠体13の部分に設けたゲートからエラストマー樹脂が注入されることにより、エラストマー樹脂からなる部材間にできる界面を減らすことができる。この結果、スクイシート11bとカートリッジ枠体13との間に形成される第3部分15cにおいて、縦シール部15が途切れた形状となり、シール性が低下することを抑制することができる。
(変形例1)
上記実施例においては、カートリッジ枠体13の貼り付け面13tに接着するため、貼り付け面13tに溝部13mを設け、溝部13mを介して縦シール部15(16)と樹脂部材17が繋がり、一体的に成形された構成とされている。しかしながら、これに限らず、図19に示すように端部シール19を避けて配置した構成となる縦シール部15、16としてもよい。具体的には、縦シール部15、16は、長手方向Nにおいて、端部シール19と並ぶ領域では、端部シール19よりカートリッジの中央側に配置される。一方、縦シール部15、16は、短手方向Mにおいて、端部シール19と並ぶ領域では、端部シール19の外周に沿って長手方向Nに延びる。このように形成することにより、端部シール19を貼り付けるための貼り付け面13tを十分な面積を持ったものとすることができ、カートリッジ枠体13に対し端部シール19をより良く接着させることができる。
(変形例2)
また、上記実施例においては、クリーニングブレード下シール14と、縦シール部15、16及び固定部17からなる樹脂部材18と、を別体として形成した例について説明をした。しかし、これに限らず、クリーニングブレード下シール14と、縦シール部15、16及び固定部17からなる樹脂部材18と、を一体として成形したものであってもよい。
具体的には、図20(a)に示すように、取付座面21の外周に沿うように、取付座面21を避けた位置に第1連結部33aを設けてもよい。この場合にあっては、クリーニングブレード11aの板金部11a2とカートリッジ枠体13との間に第1連結部33aが形成される。つまり、第1連結部33aを介して、クリーニングブレード下シール14と、縦シール部15、16と、が同一の材料で連続的に射出成形部材と形成された構成とする。これにより、縦シール部15、16に対向する部分のカートリッジ枠体にゲートを設けない構成とするなど、ゲートの数を減らすことができ、製造の自由度を高めることができる。
この他、図20(b)のように、取付座面21、22を横断する溝部内に設けられた第2連結部33bでクリーニングブレード下シール14と、縦シール部15、16と、を一体とした構成としても良い。つまり、取付座面21、22を分断する第2連結部33bでクリーニングブレード下シール14と、縦シール部15、16と、が同一の材料で連続的に射出成形部材と形成された構成とする。これにより、縦シール部15、16に対向する部分のカートリッジ枠体にゲートを設けない構成とするなど、ゲートの数を減らすことができ、製造の自由度を高めることができる。
(変形例3)
上記実施例において、固定部17にレーザー照射を行い、固定部17を溶融させてスクイシート11bを固定する構成について説明を行った。この場合にあっては、固定部17はレーザー光を吸収し、溶融するものとするため、熱溶融する樹脂に光を吸収するレーザー反応剤、例えば上記実施例ではカーボンを添加したものを使用している。このため、固定部17を構成する樹脂部材18は、従来のシール部材に比べ、硬い部材であった。
クリーニングブレード11aのゴム部11a1が感光体ドラム7と当接し、撓むことにより縦シール部15(16)が圧縮される。つまり、縦シール部15(16)が硬く、反発力が大きいと、クリーニングブレード11のゴム部11a1の感光体ドラム7に対する当接圧が大きくなる。ひいては、クリーニングブレード11aのクリーニング性能に影響が出たり、感光体ドラム7との摩擦力が大きくなりすぎてゴム部11a1がめくれたり、問題が発生し易い構成となっていた。
そこで変形例3では、ゴム部11a1としてレーザー光を透過する部材を用い、図21(a)に示すように、ゴム部11a1と縦シール部15(16)との接触部にレーザー光を照射する。これにより、照射されたレーザー光で縦シール部15(16)の接触面を溶融させることができる。この結果、縦シール部15(16)を変形させ、縦シール部15(16)により生じるゴム部11a1の感光体ドラム7に対する当接圧が大きくなる問題を抑制することができる。
なお、図21(b)に示すように感光体ドラム7の形状を模したレーザー光を透過する擬似ドラム74(押さえ部材)を用いてもよい。より具体的には、感光体ドラム7を組み付けた状態と同様に疑似ドラム74でゴム部11a1を変形させた状態としてからレーザー光を照射し、感光体ドラム7を組み付ける前に予め接触面を溶融させてもよい。これにより、より感光体ドラム7を組み付け時に近い形でゴム部11a1と縦シール部15(16)を接触させることができるため、シール性を保ちつつ長手両端部における反発力を低減させることが可能となる。更に、縦シール部15(16)と端部シール19(20)との境界では照射されたレーザー光によりブ縦シール部15(16)のエラストマーが溶融され、溶融した端部シール19(20)と一体化することでシール性を向上させることができる。なお、図21(b)に示すように、擬似ドラム74とゴム部11a1を介してレーザーを照射し、縦シール部15(16)を変形させる工程は、スクイシート11bを固定部17に固定する工程と連続して行ってもよい。このように、縦シール部15(16)を変形させる工程と、スクイシート11bを固定部17に固定する工程と、を連続して行うことにより、より生産性を高めることができる。
A 画像形成装置本体
B カートリッジ
7 感光体ドラム
8 帯電ローラ
10 現像ユニット
11 感光体ドラムユニット
11a クリーニングブレード
11b スクイシート
11c 廃トナー収納部
12 クリーニングサブユニット
13 カートリッジ枠体
14 クリーニングブレード下シール
15、16 縦シール部
19、20 端部シール
21、22 取付座面
25、26、27、28、29 注入口
17 固定部
18 樹脂部材
40 樹脂注入装置
41、42、43、44、45 ゲート
50 下シール金型
51、52 縦シール部金型
53 樹脂部材金型
55、56、57、58、59 プランジャ
70 ホットメルト
73 レーザーヘッド
101、102 隙間
103 境界部

Claims (22)

  1. 画像形成装置の本体に着脱可能なカートリッジにおいて、
    現像剤収容部を有するカートリッジ枠体と、
    前記カートリッジ枠体に対して回転可能に設けられた像担持体と、
    前記カートリッジ枠体に設けられ、前記像担持体の長手方向の端部に当接する端部シールと、
    前記像担持体に対して作用するクリーニング手段と、
    前記カートリッジ枠体と一体的に設けられ、前記クリーニング手段の前記長手方向の端部と当接するシール部と、
    前記長手方向に沿って設けられ、前記長手方向と交差する方向における一端が前記像担持体と当接する薄板部材と、
    前記薄板部材と前記カートリッジ枠体を固定する固定部と、
    を有し、
    前記シール部と前記固定部は、同じ溶融樹脂である樹脂部材で射出成形され、一体的に形成されたこと
    を特徴とするカートリッジ。
  2. 前記樹脂部材は、エラストマーであることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記樹脂部材は、レーザー光を吸収し、溶融するものである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ。
  4. 前記シール部は、
    前記クリーニング手段と当接する第1部分と、
    前記カートリッジ枠体における、前記端部シールが固定される面と前記薄板部材が固定される面との間の段差部に設けられ、前記端部シールと前記カートリッジ枠体の間をシールする第2部分と、
    を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  5. 前記シール部は、さらに前記カートリッジ枠体と前記薄板部材の間に位置する第3部分を有することを特徴とする請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 前記第3部分に対向しない前記カートリッジ枠体の部分に前記樹脂部材を注入するゲートが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のカートリッジ。
  7. 前記像担持体は、感光体であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  8. 前記クリーニング手段は、ブレードであり、
    前記ブレードと、前記カートリッジ枠体との間にブレード下シールが設けられ、
    前記ブレード下シールと前記シール部とは、同じ溶融樹脂である樹脂部材で射出成形され、一体的に形成されたこと
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  9. 前記ブレードは、前記カートリッジ枠体の取付座面に固定部材で固定され、
    前記取付座面に沿って連結部が形成され、前記連結部により前記ブレード下シールと前記シール部とが一体的に形成される
    ことを特徴とする請求項8に記載のカートリッジ。
  10. 前記ブレードは、前記カートリッジ枠体の取付座面に固定部材で固定され、
    前記取付座面を横断した連結部が形成され、前記連結部により前記ブレード下シールと前記シール部とが一体的に形成される
    ことを特徴とする請求項8に記載のカートリッジ。
  11. 現像剤収容部を有するカートリッジ枠体と、
    前記カートリッジ枠体に対して回転可能に設けられた像担持体と、
    前記カートリッジ枠体に設けられ、前記像担持体の長手方向の端部に当接する端部シールと、
    前記像担持体に対して作用するクリーニング手段と、
    前記カートリッジ枠体と一体的に設けられ、前記クリーニング手段の前記長手方向の端部と当接するシール部と、
    前記長手方向に沿って設けられ、前記長手方向と交差する方向における一端が前記像担持体と当接する薄板部材と、
    前記薄板部材と前記カートリッジ枠体を固定する固定部と、
    を有する画像形成装置の本体に着脱可能なカートリッジの製造方法であって、
    前記シール部と前記固定部を前記カートリッジ枠体に同じ溶融樹脂である樹脂部材で一体的に射出成形する第1の工程と、
    前記カートリッジ枠体の上に前記端部シールと前記クリーニング手段を固定する第2の工程と、
    前記固定部の上に前記薄板部材を配置し、前記樹脂部材を溶着させ、前記カートリッジ枠体に前記薄板部材を固定する第3の工程と、
    前記像担持体を前記カートリッジ枠体に固定する第4の工程と、
    を備えることを特徴とするカートリッジの製造方法。
  12. 前記樹脂部材は、エラストマーであることを特徴とする請求項11に記載のカートリッジの製造方法。
  13. 前記第1の工程において、
    前記クリーニング手段と当接する第1部分と、
    前記カートリッジ枠体における、前記端部シールが固定される面と前記薄板部材が固定される面との間の段差部に設けられ、前記端部シールと前記カートリッジ枠体の間をシールする第2部分と、
    を有する前記シール部を形成することを特徴とする請求項11または12に記載のカートリッジの製造方法。
  14. 前記第1の工程において、さらに前記カートリッジ枠体と前記薄板部材の間に位置する第3部分を有する前記シール部を形成することを特徴とする請求項13に記載のカートリッジの製造方法。
  15. 前記第1の工程において、前記カートリッジ枠体の前記第3部分に対向しない部分に設けられたゲートから前記樹脂部材を注入し、前記第3部分を形成することを特徴とする請求項14に記載のカートリッジの製造方法。
  16. 前記樹脂部材は、レーザー光を吸収し、溶融するものであり、
    前記第3の工程において、前記樹脂部材の前記固定部にレーザー光を照射し、前記樹脂部材を溶融させ、前記薄板部材を前記枠体に固定する
    ことを特徴とする請求項11ないし15のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。
  17. 前記第3の工程において、前記第3部分にレーザー光を照射し、前記樹脂部材を溶融させる
    ことを特徴とする請求項16に記載のカートリッジの製造方法。
  18. 前記クリーニング手段は、ブレードであり、
    前記ブレードと、前記カートリッジ枠体との間にブレード下シールが設けられたカートリッジの製造方法であって、
    前記第1の工程において、前記ブレード下シールは、前記樹脂部材で射出成形され、前記シール部と一体的に形成されたこと
    を特徴とする請求項11ないし17のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  19. 前記第2の工程において、前記ブレードは、前記カートリッジ枠体の取付座面に固定部材で固定されるカートリッジの製造方法であって、
    前記第1の工程において、前記取付座面に沿って連結部が形成され、前記ブレード下シールと前記シール部と前記連結部で一体的に形成される
    ことを特徴とする請求項18に記載のカートリッジ。
  20. 前記第2の工程において、前記ブレードは、前記カートリッジ枠体の取付座面に固定部材で固定されるカートリッジの製造方法であって、
    前記第1の工程において、前記取付座面を横断した連結部が形成され、前記ブレード下シールと前記シール部と前記連結部で一体的に形成される
    ことを特徴とする請求項18に記載のカートリッジ。
  21. 前記クリーニング手段は、レーザー光を透過するブレードであり、
    前記ブレードと前記シール部の接触面にレーザー光を照射する第5の工程を有すること
    を特徴とする請求項16に記載のカートリッジ。
  22. 前記第5の工程は、レーザー光を透過する押さえ部材で前記ブレードを変形させた状態で、前記ブレードと前記シール部の接触面にレーザー光を照射する工程であることを特徴とする請求項21に記載のカートリッジ。
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