JP2016050862A - 三酸化硫黄濃度測定方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】二酸化硫黄と三酸化硫黄を含む排ガスを低温で加熱する低温加熱工程と高温で加熱する高温加熱工程を所定時間毎に交互に繰り返し、低温加熱工程における排ガス中の二酸化硫黄濃度と高温加熱工程における排ガス中の二酸化硫黄濃度をそれぞれ測定するとともに、高温加熱工程における二酸化硫黄濃度のうち低温加熱工程における二酸化硫黄濃度を超える増分に基づいて三酸化硫黄濃度を算出する。係る構成によれば、排ガスのサンプリング系が一系統となり、例えば、非加熱系と加熱系の二つのサンプリング系を備える場合のような系統差が生じないことから、二酸化硫黄濃度の増分の測定精度、及び該増分に基づく三酸化硫黄濃度の算出精度が共に向上する。
【選択図】図1
Description
ここで「カンタル」とは、鉄、クロム及びアルミニウムを含む合金である。
本願の第1の発明に係る三酸化硫黄濃度測定方法によれば、二酸化硫黄と三酸化硫黄を含む排ガスを低温で加熱する低温加熱工程と高温で加熱する高温加熱工程を所定時間毎に交互に繰り返し、低温加熱工程における排ガス中の二酸化硫黄濃度と高温加熱工程における排ガス中の二酸化硫黄濃度をそれぞれ測定するとともに、高温加熱工程における二酸化硫黄濃度のうち低温加熱工程における二酸化硫黄濃度を超える増分に基づいて三酸化硫黄濃度を算出するようにしているので、排ガスが流れるサンプリング系が一系統となり、例えば、上掲の先行技術に示されるように非加熱系と加熱系の二つのサンプリング系を並設した二系統構成の場合のような系統差が生じず、この結果、二酸化硫黄濃度の増分に基づいて算出される三酸化硫黄濃度は、誤差の無い高精度なものとなり、延いては三酸化硫黄濃度のトレンド管理の信頼性が向上する。
本願の第2の発明に係る三酸化硫黄濃度測定方法によれば、上記(a)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記低温加熱工程における加熱温度を500℃〜700℃に、上記高温加熱工程における加熱温度を1000℃以上に、それぞれ設定しているところ、500℃〜700℃の温度領域では三酸化硫黄から二酸化硫黄への加熱変換作用は殆ど発生しない一方、1000℃以上の温度領域では三酸化硫黄のほぼ全量が二酸化硫黄に加熱変換されるという周知現象からして、三酸化硫黄から二酸化硫黄への加熱変換現象を利用した三酸化硫黄の濃度測定の高精度化が担保される。
本願の第3の発明に係る三酸化硫黄濃度測定方法によれば、上記(a)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、高温加熱工程の開始時点から低温加熱工程を経て次回の高温加熱工程の開始時点までを一の加熱サイクルとし、各加熱サイクルにおいて二酸化硫黄濃度測定工程と三酸化硫黄濃度算出工程をそれぞれ一回または複数回実行するようにしているので、例えば、各加熱サイクルにおいて二酸化硫黄濃度測定工程と三酸化硫黄濃度算出工程をそれぞれ一回実行する場合でも、各加熱サイクルにおいて各一回の三酸化硫黄濃度のプロット値が示されるので、該プロット値に基づく三酸化硫黄濃度の長期的なトレンド管理が可能である。一方、各加熱サイクルにおいて二酸化硫黄濃度測定工程と三酸化硫黄濃度算出工程をそれぞれ複数回実行する場合には、各加熱サイクルにおいて複数の三酸化硫黄濃度のプロット値が示されることから、三酸化硫黄濃度のトレンド管理を広範な情報に基づいてより緻密に行うことができその信頼性が向上することになる。
本願の第4の発明に係る三酸化硫黄濃度測定方法では、上記二酸化硫黄濃度測定工程では、吸光分析法によって排ガス中の二酸化硫黄濃度を測定するようにしている。ここで、この吸光分析法に用いられる照射光としては、例えば、赤外線レーザ光と紫外線が考えられるが、これら各照射光を用いた場合には、上記(a)に記載の効果に加えてそれぞれ以下のような特有の効果が得られる。
本願の第5の発明に係る三酸化硫黄濃度測定装置によれば、煙道内から導入される排ガスを加熱する加熱管と、上記加熱管を低温と高温で交互に加熱する加熱手段と、上記加熱管において加熱された排ガスを測定セル内に導入し吸光分析法により低温加熱時における排ガス中の二酸化硫黄濃度と高温加熱時における排ガス中の二酸化硫黄濃度をそれぞれ測定する測定手段と、高温加熱時における二酸化硫黄濃度のうち低温加熱時における二酸化硫黄濃度を超える増分に基づいて三酸化硫黄濃度を算出する濃度算出手段を備えることで、排ガスのサンプリング系が一系統となり、例えば、複数のサンプリング系を備えた場合のような系統差を生じることが無いことから、吸光分析法による三酸化硫黄の加熱変換による二酸化硫黄濃度の増量測定の精度が高水準に維持されることとなり、その結果、この二酸化硫黄濃度の増量に基づいて取得される三酸化硫黄濃度の信頼性が向上し、延いては、三酸化硫黄濃度のトレンド管理の信頼性が担保される。
本願の第6の発明に係る三酸化硫黄濃度測定装置によれば、上記(e)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記加熱手段を上記加熱管に付設される電気炉で構成し、上記加熱管に対して500℃〜700℃での低温加熱と1000℃以上での高温加熱を所定時間毎に交互に実行するようにしているので、500℃〜700℃の温度領域では三酸化硫黄から二酸化硫黄への加熱変換作用は殆ど発生しない一方、1000℃以上の温度領域では三酸化硫黄のほぼ全量が二酸化硫黄に加熱変換されるという周知現象からして、三酸化硫黄から二酸化硫黄への加熱変換現象を利用した三酸化硫黄の濃度測定の高精度化が担保される。
本願の第7の発明に係る三酸化硫黄濃度測定方法によれば、上記(e)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記加熱管をアルミナ管と該アルミナ管の外周側の嵌挿されたカンタル管からなる二重管で構成し、上記アルミナ管内に排ガスを流す一方、該カンタル管の外側に上記加熱手段を配置している。
本願の第8の発明に係る三酸化硫黄濃度測定方法によれば、上記(g)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記カンタル管の端部にステンレス短管を溶接するとともに、該ステンレス短管をステンレス製のパイプ継手によってステンレス管に接続したので、該パイプ継手部分においては該パイプ継手と上記ステンレス短管が同じ熱膨張率をもつことから、上記加熱管が高温加熱と低温加熱が繰り返される状態であっても、上記パイプ継手部分における高い気密性が確保される。この結果、例えば、煙道内が負圧とされた状態であっても、上記パイプ継手部分から加熱管内に外気が吸入されて排ガス内の二酸化硫黄濃度とか三酸化硫黄濃度が変化するのが未然に且つ確実に防止され、延いては、該加熱管における三酸化硫黄の加熱変換で得られた二酸化硫黄濃度に基づく三酸化硫黄濃度の算出精度が高水準に維持される。
本願の第9の発明に係る三酸化硫黄濃度測定方法によれば、上記(g)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記加熱管の上流側端部にサンプリング管を溶接固定する一方、該サンプリング管を、煙道壁に設けた測定座を貫通して煙道内に延出状態で配置するとともに、該サンプリング管に設けられた嵌合金具を上記測定座の口金部に嵌合させ且つ該嵌合部分の外周側に耐熱融着テープを貼付することで上記測定座側に気密状態で固定するようにしたので、上記加熱管の上記測定座への取り付けに際しては、例えば、加熱管側に電線等の付属物が取り付けられている場合であっても、該加熱管を回転させることなく、これを容易且つ迅速に取り付け、且つ耐熱融着テープの貼付によって気密性を確保することができ、例えば、従来のように加熱管に設けた螺着部材を上記測定座の口金部分にネジ込んで固定する構造の場合に比して、加熱管の取付作業における作業性が向上する。
上記測定制御部Aは、コンピュータ1と圧力表示器2及び温度調節器3を備えて構成される。上記コンピュータ1は、上記温度調節器3を介して後述の電気炉4の温度及び予熱ヒータ17の温度を調節するとともに、後述する濃度測定部Cにおける二酸化硫黄濃度の測定を制御し、さらに該測定値を受けて後述するように二酸化硫黄濃度の増分を求め、この増分に基づいて三酸化硫黄濃度を算出する。
加熱変換部Bは、加熱管10と電気炉4を備えて構成される。
上記加熱管10は、その内部に導入される排ガスを、上記電気炉4(特許請求の範囲中の「加熱手段」に該当する)を熱源として加熱するものであり、この実施形態では上述のように、排ガスを600℃の低温と、1100℃以上の高温で、交互に加熱するようになっている。そして、1100℃以上での高温加熱時においては、排ガス中の三酸化硫黄が加熱変換作用によって二酸化硫黄に変換される。また、600℃での低温加熱時においては、三酸化硫黄の二酸化硫黄への加熱変換作用は殆ど発生しない。
上記加熱管10は、図3に拡大図示するように、アルミナ管14と該アルミナ管14の外周側の嵌挿されたカンタル管12からなる二重管で構成され、該アルミナ管14内に排ガスが導入されるとともに、上記カンタル管12の外周側に上記電気炉4が配置され該電気炉4によってカンタル管12及び上記アルミナ管14が加熱される。
上記濃度測定部Cは、二酸化硫黄濃度測定計20(特許請求の範囲中の「測定手段」に該当する)を備えて構成される。この二酸化硫黄濃度測定計20は、赤外線レーザ光を用いて赤外線吸光分析法によって排ガス中の二酸化硫黄濃度を測定するものであって、透明なポリ塩化ビニル製の測定セル23の一端に投光部21を、他端に受光部22をそれぞれ配置するとともに、上記投光部21の前方位置と上記受光部の前方位置にはそれぞれフッ化カルシウム製のセル窓24を配置している。
以上のように構成された三酸化硫黄濃度測定装置Zを用いて排ガス中の三酸化硫黄濃度を取得する方法を、図2を参照しつつ説明する。
先ず、図2(イ)の時間[a]〜[e]の間、即ち、先の高温加熱工程の開始時点から次回の高温加熱工程の開始時点までの時間範囲を一の加熱サイクルと規定する。そして、この加熱サイクルの起点(時間[a])における二酸化硫黄濃度[p01]と、終点(時間[e])における二酸化硫黄濃度[p02]を直線で結んでこの間に仮想基準濃度線[L]を作成する。
2 ・・圧力表示器
3 ・・温度調節器
4 ・・電気炉
5 ・・煙道壁
6 ・・測定座
10 ・・加熱管
12 ・・カンタル管
13 ・・ステンレス短管
14 ・・アルミナ管(内管)
15 ・・パイプ継手
16 ・・サンプリング管
17 ・・予熱ヒータ
18 ・・耐熱融着テープ
20 ・・二酸化硫黄濃度測定計
A ・・測定制御部
B ・・加熱変換部
C ・・濃度測定部
Z ・・三酸化硫黄濃度測定装置
Claims (9)
- 二酸化硫黄と三酸化硫黄を含む排ガスを低温で加熱する低温加熱工程と高温で加熱する高温加熱工程を所定時間毎に交互に繰り返す排ガス加熱工程と、
低温加熱工程における排ガス中の二酸化硫黄濃度と高温加熱工程における排ガス中の二酸化硫黄濃度をそれぞれ測定する二酸化硫黄濃度測定工程と、
高温加熱工程における二酸化硫黄濃度のうち低温加熱工程における二酸化硫黄濃度を超える増分に基づいて三酸化硫黄濃度を算出する三酸化硫黄濃度算出工程を備えたことを特徴とする三酸化硫黄濃度測定方法。 - 請求項1において、
上記低温加熱工程における加熱温度を500℃〜700℃に、上記高温加熱工程における加熱温度を1000℃以上に、それぞれ設定したことを特徴とする三酸化硫黄濃度測定方法。 - 請求項1において、
高温加熱工程の開始時点から低温加熱工程を経て次回の高温加熱工程の開始時点までを一の加熱サイクルとし、各加熱サイクルにおいて二酸化硫黄濃度測定工程と三酸化硫黄濃度算出工程をそれぞれ一回または複数回実行することを特徴とする三酸化硫黄濃度測定方法。 - 請求項1において、
上記二酸化硫黄濃度測定工程では、吸光分析法によって排ガス中の二酸化硫黄濃度を測定することを特徴とする三酸化硫黄濃度測定方法。 - 煙道内から導入される排ガスを加熱する加熱管と、
上記加熱管を低温と高温で交互に加熱する加熱手段と、
上記加熱管において加熱された排ガスを測定セル内に導入し、吸光分析法により低温加熱時における排ガス中の二酸化硫黄濃度と高温加熱時における排ガス中の二酸化硫黄濃度をそれぞれ測定する測定手段と、
高温加熱時における二酸化硫黄濃度のうち低温加熱時における二酸化硫黄濃度を超える増分に基づいて三酸化硫黄濃度を算出する濃度算出手段を備えたことを特徴とする三酸化硫黄濃度測定装置。 - 請求項5において、
上記加熱手段は、上記加熱管に付設される電気炉であって、上記加熱管に対して500℃〜700℃での低温加熱と1000℃以上での高温加熱を所定時間毎に交互に実行する構成であることを特徴とする三酸化硫黄濃度測定装置。 - 請求項5において、
上記加熱管がアルミナ管と該アルミナ管の外周側の嵌挿されたカンタル管からなる二重管で構成され、上記アルミナ管内に排ガスが流される一方、該カンタル管の外側に上記加熱手段が配置されていることを特徴とする三酸化硫黄濃度測定装置。 - 請求項7において、
上記カンタル管の端部にはステンレス短管が溶接固定されるとともに、該ステンレス短管はステンレス製のパイプ継手によってステンレス管に接続されていることを特徴とする三酸化硫黄濃度測定装置。 - 請求項7において、
上記加熱管の上流側端部にはサンプリング管が溶接固定される一方、該サンプリング管は、煙道壁に設けた測定座を貫通して煙道内に延出状態で配置されるとともに、該サンプリング管に設けられた嵌合金具を上記測定座の口金部に嵌合させ、且つ該嵌合部分の外周側に耐熱融着テープを貼付することで該測定座側に気密状態で固定されていることを特徴とする三酸化硫黄濃度測定装置。
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