JP2016050379A - 連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造でセグメントを容易に連結可能な連結具を提供する。【解決手段】互いに隣接するセグメントを連結する雄継手1及び雌継手10からなる連結具100において、雄継手1は、連結面鉛直方向に延伸し板幅方向を連結面長辺方向に合わせた延伸板部2と、延伸板部2の側部から突出する鉤部3とを含み、雌継手10は、連結面にて開口幅方向を連結面長辺方向に合わせて開口され、雄継手1のスライド移動を許容する開口部11aを有する方形筒状体11と、開口幅方向中央部で連結面側に寄せて方形筒状体11の内壁面に設けられ、延伸板部2と当接して雄継手1を案内しつつ板厚方向に弾性変形させる当接面12aを有する案内部12と、係止部13とを含み、延伸板部2が案内部12を通過して鉤部3が係止部13に係止され、延伸板部2が案内部12と方形筒状体11の内壁面との間に収容され、各セグメントを連結する。【選択図】図1

Description

本発明は、シールドトンネルの覆工に用いられトンネル構造体となるセグメントの連結具に関する。
上下水道、共同溝、道路、鉄道等の管路として用いられるシールドトンネルは、シールド工法により形成される。
シールド工法では、例えば、地山に発進立坑と到達立坑とを構築し、発進立坑から到達立坑へ向けてシールド掘進機で地山を掘削しながら、シールド掘進機の後方で次々にセグメントを組み立てて、推進方向に連結することで筒状の覆工体を構築する。
この覆工体は、複数のセグメントをトンネル周方向及びトンネル軸方向に連結させることにより構築される。坑内で行われるこのセグメント同士の連結作業に要する作業量は大きいため、セグメント同士の連結が容易であることが要求されている。
この種の連結作業を簡易化することを目的とした連結具としては、例えば、特許文献1に記載された連結具が知られている。この特許文献1に記載された連結具は、一方のセグメントに設けられる雄継手と、他方のセグメントに設けられる雌継手とを備えている。この雄継手は、一方のセグメントの連結面から突出し一定幅で形成される板状金物からなる。また、雌継手は、他方のセグメントに埋設され、連結面にて開口する袋体状金物を有する。この袋体状金物の開口は、挿入された雄継手が連結面と略平行な方向で袋体状金物内をスライド移動可能に形成されている。そして、袋体状金物の内空は、スライド移動の一方側から他方側に向うにつれて拡幅すると共に、セグメント奥側(雄継手の挿入方向奥側)に向うにつれて拡幅するように形成されている。この袋体状金物の内空には、この内空の形状に合わせた外形を有すると共に雄継手のスライド移動が可能な間隙を有する把持体と、この把持体をスライド移動方向と逆方向、及び、雄継手の挿入方向とは逆方向に付勢する付勢手段とが備えられている。
このように構成された特許文献1に記載の連結具では、雄継手が開口部を介して挿入されてスライド移動されると、雄継手が付勢手段の付勢力に抗して把持部を移動させつつ把持部の間隙に入り込み、この把持部の間隙が拡大する。そして、雄継手がさらにスライド移動して、そのスライド移動が完了すると、雄継手による把持体への押圧が解消され、スライド移動によって拡大していた間隙が付勢手段により縮小される。これにより、雄継手が把持体に挟み込まれて係止される。特許文献1に記載の連結具は、このようにして、雄継手が雌継手に係止されることで、セグメント同士を容易に連結している。
特開2013−104279号公報
しかしながら、特許文献1に記載の連結具は、雌継手内に雄継手のスライド移動に追従して移動する付勢手段及び把持体からなる複雑な移動機構を備えて構成されているため、連結具のコストが高くなる。このため、特許文献1に記載の連結具を、複数のセグメントをトンネル周方向やトンネル軸方向に連結させる各連結具として適用すると、連結のためのコストが高くなり好ましくない。また、この連結具は、上記のように複雑な移動機構を備えているため、例えば、異物の混入や環境条件等によりその移動機構に不具合が生じて、連結具として機能しなくなる可能性がある。さらに、この連結具では、単に、雄継手が把持体に挟み込まれて係止されているだけであるため、例えば、上記スライド移動の方向と逆方向に大きな力が作用した場合等に、雄継手が把持体の隙間から外れ出てしまい、連結が解除されてしまうおそれもある。
本発明は、このような実状に鑑み、トンネル構造体となる先行セグメントと後行セグメントとを容易に且つ確実に連結できると共に、簡易な構造の連結具を提供することを目的とする。
上記課題に対し、本発明に係る連結具は、その一態様として、トンネル構造体となる互いに隣接する先行セグメントと後行セグメントを連結する雄継手及び雌継手からなる連結具において、前記雄継手は、前記後行セグメントの連結面から連結面鉛直方向に延伸して板状に形成され、且つ、その板幅方向を連結面長辺方向に合わせて配置される延伸板部と、前記延伸板部の先端部の側部から板幅方向に突出する鉤部と、を含み、前記雌継手は、前記先行セグメントの連結面にて開口される開口部であって、その開口幅方向を連結面長辺方向に合わせて開口され、前記雄継手が挿入されると共に該雄継手の前記板幅方向へのスライド移動を許容する開口部を有する方形筒状体と、前記方形筒状体内にて、開口幅方向中央部で且つ前記連結面側に寄せて、該方形筒状体の内壁面に設けられ、開口幅方向一端側から前記スライド移動される前記雄継手の前記延伸板部と当接して前記雄継手を案内しつつ該雄継手をその板厚方向に弾性変形可能に傾斜形成される当接面を有する案内部と、少なくとも前記案内部の前記連結面と反対側の第1端面を有してなる係止部と、を含み、前記延伸板部が前記案内部を通過すると、前記鉤部が前記係止部に係止されると共に前記延伸板部が前記案内部と前記方形筒状体の開口幅方向他端側の内壁面との間に収容されることにより、前記各セグメントを連結する構成である。
本発明に係る連結具によると、先行セグメントの連結面に後行セグメントの連結面を近接させると、後行セグメントの連結面から連結面鉛直方向に延伸する板状の延伸板部、及び、延伸板部の先端部の側部から板幅方向に突出する鉤部を含む雄継手が、雌継手の開口部の開口幅方向一端側から雌継手の方形筒状体内に挿入され始める。そして、雄継手が開口幅方向一端側からスライド移動されると、雄継手の延伸板部は、方形筒状体内にて開口幅方向中央部で且つ前記連結面側に寄せて該方形筒状体の内壁面に設けられた案内部に傾斜形成された当接面に当接する。さらに、雄継手がスライド移動されると、雄継手は、案内部の当接面に延伸板部を当接させた状態で、案内部に案内されつつ、板厚方向に弾性変形する。そして、延伸板部が案内部を通過して雄継手の弾性変形が解消されると、雄継手の鉤部が係止部に係止されると共に延伸板部が案内部と方形筒状体の開口幅方向他端側の内壁面との間に収容され、雄継手が雌継手に係止される。これにより、先行セグメントと後行セグメントを連結する。
このように、延伸板部が案内部を通過したところで、雄継手の弾性変形が解消され、雄継手を雌継手に係止させることができる。これにより、雌継手に複雑な移動機構を設けることなく、雄継手を雌継手に確実に係止させることができる。また、雄継手が雌継手に係止されると、雄継手の延伸板部が案内部と方形筒状体の開口幅方向他端側の内壁面との間に収容されるため、例えば、上記スライド移動の方向と逆方向に大きな力が作用したとしても、雄継手の雌継手への係止を確実に維持することができる。
したがって、トンネル構造体となる先行セグメントと後行セグメントとを容易に且つ確実に連結できると共に、簡易な構造の連結具を提供することができる。
本発明の一実施形態における連結具の斜視図である。 図1に示す連結具を適用したセグメントの部分斜視図である。 上記実施形態における雄継手の概略構成を示す図である。 上記実施形態における雌継手の概略構成を示す図である。 図3に示す雌継手の断面図である。 上記実施形態における連結具の連結動作を説明するための図である。 上記実施形態における連結具の連結動作を説明するための別の図である。 セグメントリングを説明するための図である。 上記実施形態におけるセグメントの組立方法を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る連結具の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における連結具100の概略構成を示す斜視図である。
図2は、上記連結具100を適用した後述のセグメント(PS,FS)を示す部分斜視図である。また、図3(a)は後述する雄継手1の上面図であり、図3(b)は図3(a)に示すA−A矢視断面図である。図4(a)は後述する雌継手10の上面図であり、図4(b)は図4(a)のB矢視図である。図5(a)は図4(a)のC−C矢視断面図であり、図5(b)は図4(a)のD−D矢視断面図である。
前記連結具100は、トンネル構造体となる互いに隣接する先行セグメントPSと後行セグメントFSとを連結するものであり、図1に示すように、雄継手1及び雌継手10からなるものである。なお、図1では、先行セグメントPS及び後行セグメントFSは図示を省略している。
前記各セグメント(PS、FS)は、後述する図8のP1〜P8に示すように、それぞれ、湾曲した矩形状(略四角形状)に形成され、例えばコンクリートからなり、トンネル構造体の一部となるものである。図2に示すように、後行セグメントFSに雄継手1が設けられ、先行セグメントPSに雌継手10が設けられる。
先行セグメントPSの連結面PS1に後行セグメントFSの連結面FS1を当接させた状態で、連結面長辺方向(図2ではトンネル軸方向)に後行セグメントFSをスライド移動させて、雌継手10に雄継手1を係止させることで、後行セグメントFSが先行セグメントPSに連結される。なお、この連結動作については、後に詳述する。
本実施形態において、先行セグメントPSの連結面PS1は、図2に示すように、トンネル周方向の露出側一側面、言い換えると、先行セグメントPSの短辺側一側面であり、後行セグメントFSの連結面FS1は、連結面PS1に対向するトンネル周方向一側面、言い換えると、後行セグメントFSの短辺側一側面である。つまり、本実施形態においては、先行セグメントPSとは、セグメントリング(後述する図8(a)参照)SLを構成する複数のセグメントのうちの一部のことを示す。後行セグメントFSとは、この先行セグメントPSにトンネル周方向から連結されるセグメントのことを示す。したがって、本実施形態において、連結具100はトンネル周方向で互いに隣接するセグメント間の連結に用いるものである。
また、図2に示すように、本実施形態において、先行セグメントPSの連結面PS1には、先行セグメントPSの厚み方向の略中央において連結面長辺方向(図ではトンネル軸方向)に沿って溝部PS1aが形成されている。一方、後行セグメントFSの連結面FS1には、この溝部PS1aと嵌合可能な突設部FS1aが連結面長辺方向に延設されている。
なお、後述する図3〜図9においては、図の簡略化のため、図2に示した溝部PS1a及び突設部FS1aは、図示省略されている。また、本実施形態では、「連結面長辺方向」は「トンネル軸方向」と一致する。
前記雄継手1は、図1〜図3に示すように、後行セグメントFSに設けられ、板状の延伸板部2と鉤部3とを含んで構成され、全体として概略板状に形成されてなるものであり、後行セグメントFSのコンクリートと一体形成される。
雄継手1は、例えば、ステンレス製等の鋼板を適宜加工して予め形成され、雌継手10の配置位置に合わせて、図2及び図3に示すように、後行セグメントFSの厚み方向の略中央で、トンネル軸方向の適宜位置に配置される。また、雄継手1は、その板幅方向を連結面長辺方向(トンネル軸方向)に合わせて、言い換えると、その板面(上下面)が後行セグメントFSの外周及び内周面と略平行となるように配置されている。
より具体的には、雄継手1は、突設部FS1aにトンネル軸方向に適宜間隔をあけて適宜個数(図2では2個)設けられている。
前記延伸板部2は、図3(a)に示すように、後行セグメントFSの連結面FS1(詳しくは突設部FS1a)から連結面鉛直方向に延伸して板状に形成され、且つ、その板幅方向を連結面長辺方向に合わせて配置されてなるものである。また、本実施形態では、「連結面鉛直方向」は「トンネル周方向」と一致する。
延伸板部2の先端部2aに、鉤部3が設けられている。一方、延伸板部2の基端部2bは、後行セグメントFSに固定されている。この基端部2bのうち後行セグメントFS内の最基端部2b1は、例えば、板幅方向両側に拡幅して形成されている。この拡幅形成された最基端部2b1が雄継手1に作用する引張力に抗するアンカーとなる。なお、アンカーは、最基端部2b1を拡幅して形成する構成に限らず、図示を省略するが、例えば、基端部2bの板面にU字状に屈曲させた鉄筋を最基端部2b1から突出するように溶接して構成してもよいし、基端部2bに板厚方向に貫通する貫通孔を設けこの貫通孔に鉄筋材を挿通させる構成としてもよい。
本実施形態において、延伸板部2の基端部2bは、後行セグメントFSの連結面FS1から内方に隔てた位置で後方セグメントFSに固定される。つまり、延伸板部2の基端部2bは、連結面FS1から内方に隔てたその固定位置までは容易に、板厚方向に弾性変形できるように構成されている。
具体的には、図3(b)に示すように、基端部2bの連結面FS1側の上面(後述する案内部12と当接する面とは反対の面)にゴムやスポンジ等の弾性部材4を配置させる。つまり、連結面FS1側では、基端部2bと後行セグメントFSのコンクリートとの間に弾性部材4が配置されている。なお、弾性部材4を設ける構成に限らず、単に、連結面FS1側で、基端部2bの上面とコンクリートとの間に単に隙間を設ける構成でもよい。
前記鉤部3は、延伸板部2の先端部2aの側部から板幅方向に突出して形成されてなるものであり、例えば、基端部2bに向うにつれて拡幅するように形成されている。鉤部3の連結面FS1と対向する端面3aは、連結面FS1と平行になるように形成されている。この端面3aが後述する係止部13に当接する。
本実施形態において、鉤部3は、延伸板部2の先端部2aの両側部からそれぞれ突出して設けられている。
前記雌継手10は、図4及び図5に示すように、先行セグメントPSに設けられ、方形筒状体11と、案内部12と、係止部13とを含んで構成され、先行セグメントPSのコンクリートと一体形成される。
具体的には、雌継手10は、図2に示すように、先行セグメントPSの厚み方向の略中央で、トンネル軸方向の適宜位置に配置され、先行セグメントPS内に固定されている。
より具体的には、雌継手10は、溝部PS1aにトンネル軸方向に適宜間隔をあけて適宜個数(図2では2個)設けられている。
前記方形筒状体11は、先行セグメントPSの連結面PS1にて開口される開口部11aを有し、先行セグメントPSの連結面PS1側に設けられ、例えば、鋼材を適宜溶接して形成されてなるものである。
前記開口部11aは、その開口幅方向を連結面長辺方向(トンネル軸方向)に合わせて開口され、雄継手1が挿入されると共にこの雄継手1の板幅方向へのスライド移動を許容するように形成されている。
具体的には、方形筒状体11は、開口部11a側の端面が連結面PS1と面一になるように先行セグメントPS内に固定されている。方形筒状体11は、有底筒状に形成され、開口部11a側から視てその開口長辺が先行セグメントPSの連結面長辺方向に延在し、開口短辺が先行セグメントPSの厚み方向に延在し、雄継手1が挿入される方向である奥行き方向はトンネル周方向と一致する。また、図示を省略するが、方形筒状体11の底部11bを、方形筒状体11の周壁11cより外方に突出するように形成し、アンカーとして機能させるように構成するとよい。雌継手10のアンカーの形式は、これに限らず、雄継手1と同様に、適宜位置に貫通孔形成したり鉄筋を溶接したりする等して適宜構成することができる。
また、本実施形態において、方形筒状体11は、図1及び図4(a)に示すように、坑口側の周壁11cの連結面PS1側部分を内方に突出させて、他の周壁11cより肉厚に形成されてなる段差部11c1を有する。この段差部11c1の連結面PS1と平行な面が、後述する係止部13の第2端面13bとなる。
前記案内部12は、雄継手1を案内しつつ弾性変形させるものであり、図4に示すように、方形筒状体11内にて、開口幅方向(トンネル軸方向)中央部で且つ連結面PS1側に寄せて、方形筒状体11の周壁11cの内壁面に設けられる。そして、案内部12は、開口幅方向一端側(つまり、本実施形態においては切羽側)からスライド移動される雄継手1の延伸板部2と当接して雄継手1を案内しつつこの雄継手1をその板厚方向に弾性変形可能に傾斜形成される当接面12aを有する。
具体的には、案内部12は、例えば、傾斜部121とガイド部122とを含んで構成される。案内部12の当接面12aは、傾斜部121に形成され、方形筒状体11の開口幅方向他端側(つまり、本実施形態においては坑口側)に向かうにつれ上記周壁11cの内壁面から離れるように傾斜形成される。ガイド部122は、傾斜部121の坑口側に連続して形成され、案内部12が形成されている周壁11cの内壁面と平行なガイド面12bを有し、このガイド面12bは当接面12aと連続している。また、傾斜部121及びガイド部122の連結面PS1側の端面が連結面PS1と面一になるように、案内部12を連結面PS1側に寄せて設けられている。そして、傾斜部121及びガイド部122の連結面PS1と反対側の端面は、互いに面一に形成されると共に連結面PS1と平行に形成されている。
より具体的には、案内部12は、図4(b)及び図5(a)に示すように、長手方向断面で視ると、その傾斜部121が直角三角形状に形成され、全体として楔状に形成されている。この案内部12は、図4(a)に示すように、その雄継手挿入終端側の端面(連結面PS1と反対側の端面)と底部11bとが離間するように連結面PS1側に寄せて配置され、例えば、周壁11cに溶接等により固定されている。案内部12と底部11bとの間には、図4(a)及び5(b)に示すように、後述するスライド移動室11eを含む空間が形成されている。
案内部12の連結面PS1とは反対側の端面(第1端面13a)と、底部11bとの離間距離は、雄継手1の鉤部3の挿入方向の長さより大きくなるように設定されている。また、案内部12の坑口側の端面12cと、段差部11c1が形成されている坑口側の周壁11cとの離間距離は、延伸板部2の板幅より若干大きくなるように設定されている。
このように、案内部12を方形筒状体11内に配置して、方形筒状体11を構成することにより、方形筒状体11内に、挿入室11dと、スライド移動室11eと、収容室11fとが、底部11b、周壁11c及び案内部12により区画形成される。
前記挿入室11dは、方形筒状体11内の開口幅方向一端側(切羽側)にて、開口部11aと連通すると共に、雄継手1が挿入可能に区画形成される空間である。
前記スライド移動室11eは、挿入室11dの底部11b側にて、挿入室11dと連続すると共に、この挿入室11dに挿入される雄継手1の鉤部側先端部の開口幅方向他端側(坑口側)へのスライド移動を許容する空間である。
前記収容室11fは、スライド移動室11eの開口幅方向他端側にて、このスライド移動室11eと開口部11aとを連通させると共に、延伸板部2を収容可能な空間である。
前記係止部13は、少なくとも案内部12の連結面PS1と反対側の第1端面13aを有してなり、案内部12(詳しくはガイド部122)を通過した雄継手1の鉤部3の端面3aと当接して、鉤部3を係止するものである。
本実施形態において、第1端面13aは、具体的には、案内部12を構成するガイド部122の連結面PS1と反対側の端面である。
本実施形態において、係合部13は、第1端面13aと面一で且つ開口幅方向他端側の周壁11cの内壁面に形成される第2端面13bを更に有する。第2端面13aは、具体的には、段差部11c1の連結面PS1と平行な面である。
このようにして、延伸板部2が案内部12を通過すると、鉤部3が係止部13に係止されると共に延伸板部2が案内部12と方形筒状体11の開口幅方向他端側の内壁面(周壁11cの内面)との間(つまり、収容室11f)に収容されることにより、各セグメント(PS、FS)を連結する連結具100が構成される。
次に、本実施形態における連結具100の連結動作について、先行セグメントPSのトンネル周方向の連結面PS1に後行セグメントFSを連結するものとして、図2、図6及び図7を参照して、以下に説明する。
図6(a)は雄継手1の挿入中の状態図、図6(b)は雄継手1の挿入完了後、スライド移動中の状態図、図6(c)は連結完了の状態図である。図7(a)は図6(b)に示すE1矢視方向から視た雌継手10の内部のイメージ図、図7(b)は図6(c)に示すE2矢視方向から視た雌継手10の内部のイメージ図である。なお、各セグメント(PS,FS)をトンネル周方向に複数連結して組み立てられるセグメントリングSLの組立方法については、後述する。
図2に示すように、先行セグメントPSの雌継手10(詳しくは、挿入室11d)と、後行セグメントFSの雄継手1との位置を合わせた状態で、先行セグメントPSの連結面PS1に後行セグメントFSの連結面FS1を近接させると、雄継手1が雌継手10の開口部11aを介して方形筒状体11内に挿入され始める。この時、雄継手1の鉤部側先端部は、図6(a)に示すように、挿入室11dに位置している。
そして、後行セグメントFSの連結面FS1が先行セグメントPSの連結面PS1に当接したところで、後行セグメントFSの突設部FS1aが先行セグメントPSの溝部PS1aに嵌合する。これにより、先行セグメントPSに対する後行セグメントFSのセグメント厚み方向の移動が拘束されて、後行セグメントFSのセグメント厚み方向の位置が定まると共に、雄継手1の挿入が完了する。
次に、後行セグメントFSを先行セグメントPSに当接させた状態で、後行セグメントFSを坑口側に移動させると、雌継手10内で雄継手1が切羽側から坑口側にスライド移動する。この時、雄継手1の鉤部側先端部は挿入室11dからスライド移動室11eへ移動し始め、延伸板部2は案内部12の当接面12aに当接する。
そして、図6(b)に示すように、雄継手1がさらにスライド移動されると、雄継手1は、案内部12の当接面12aに延伸板部2を当接させた状態で、案内部12に案内されつつ、板厚方向に弾性変形する。このとき、具体的には、図7(a)に示すように、雄継手1は、板厚方向上側に弾性変形すると共に、挿入方向の中心軸線を概略中心としてねじれるように弾性変形し、切羽側に近づくにつれ、その変形量が増加する。この弾性変形の際、後行セグメントFSは、突設部FS1aを介してそのセグメント厚み方向(つまり、延伸板部2の板厚方向)の移動が拘束されている。このため、雄継手1が案内部12の当接面12aに当接することに起因して、後行セグメントFSが先行セグメントPSに対してセグメント厚み方向にずれることはない。
さらに、図6(c)に示すように、雄継手1が坑口側にスライド移動されて、延伸板部2が案内部12を通過すると、図7(b)に示すように、雄継手1は、その弾性変形が解消されて、元の状態に戻る。これと同時に、雄継手1の鉤部3の端面3aが係止部13(13a,13b)に当接し、鉤部3が係止部13に係止されると共に延伸板部2が収容室11fに収容される。これにより、雄継手1が雌継手10に係止される。このようにして、先行セグメントPSと後行セグメントFSを連結する。
次に、複数のセグメント(P1〜P8)を含んで構成されるセグメントリングSLの組立方法及び各セグメントについて、図8及び図9を参照して説明する。なお、坑口側にてセグメントリングSL(図8(a)参照)と同じ構成のセグメントリングSL’(図8(b)参照)が既に組立てられており、その一部のセグメントに、切羽側から先行セグメントPSを連結し、その後、その先行セグメントPSのトンネル周方向の連結面PS1に後行セグメントFSを連結するものとして、以下に説明する。
図8(a)は、セグメントリングSLの正面図である。図8(b)は、セグメントリングSLの部分展開図であり、トンネル内側を紙面手前側としている。図9は、セグメントリングSLの組立方法を示す図であり、図9(a)〜図9(d)は、先行セグメントPSに、後行セグメントFSが連結具100等によって順次連結されていく状態をそれぞれ示す。
ここで、互いにトンネル周方向に隣接するセグメント間の連結は連結具100によって行われる。一方、セグメントリング間、つまり、トンネル軸方向の連結は、例えば、リング間継手200によって行われる。リング間継手200としては、例えば、施工が容易なプッシュグリップ式継手が用いられる。ここで、プッシュグリップ式継手とは、楔を応用したピン方式の継手で、挿入側のピンボルトを受入側の孔部に挿入して締結力を得る継手であり、ピンボルトと受入れ孔部にはそれぞれ噛合可能な鋸歯状の突部と凹部が連続して形成される。リング間継手200のピンボルト200aは、セグメントのトンネル軸方向の連結面から外方に突出して設けられ、受入孔部200bは、セグメントのトンネル軸方向の連結面側に開口して設けられている。先行セグメントPSの雌継手10内に後行セグメントFSの雄継手1が挿入され、連結面(PS1,FS1)を当接させた状態で、後行セグメントFSが先行セグメントPSの溝部PS1aをガイドとして坑口側に移動操作されると、雄継手1が雌継手10に係止される。このようにして、トンネル周方向に隣接するセグメント間の連結が行われる。このトンネル周方向のセグメントの連結と同時に、ピンボルト200aが、坑口側に既に組立てられているセグメントリングSL’に設けられた受入孔部200bに係止されて、トンネル軸方向のセグメントの連結も行われる。
セグメントリングSLは、適宜個数(図8(a)では、8ピース)に分割された各セグメント(P1〜P8)をリング状に連結して構成される。このセグメントリングSLは、既設のセグメントリングSL’の露出側一側面(各PS1)に沿って、複数のセグメントがトンネル周方向に順次組み立てられることにより構築される。
具体的には、P1〜P8は、各セグメント(PS,FS)に相当し、トンネル周方向の連結面に適宜、雄継手1や雌継手10が設けられている。具体的には、P1のトンネル周方向の両連結面PS1には、それぞれ、図8(b)に示すように、雌継手10がトンネル軸方向に適宜間隔をあけて適宜個数(例えば、2個)設けられている。P2〜P5のP8側の連結面には、それぞれ、雌継手10がトンネル軸方向に適宜間隔をあけて適宜個数(例えば、2個)設けられている。また、P6とP8との間、及び、P7とP8との間の連結は、例えば、コッター等の一般的な連結金具が適宜設けられている。また、P2〜P7のP1側の連結面には、それぞれ、雄継手1がトンネル軸方向に適宜間隔をあけて適宜個数(例えば、2個)設けられている。
また、P1〜P7については、坑口側の連結面に、ピンボルト200aがトンネル周方向に適宜間隔をあけて適宜個数(図8では3個)設けられ、切羽側の側面に、受入孔部200bがピンボルト200aと合せた適宜位置に適宜個数設けられている。P8については、図示を省略したが、坑口側の連結面にピンボルト200aが適宜個数(例えば1個)設けられ、切羽側の連結面に、受入孔部200bがピンボルト200aの配置位置に合わせて適宜個数(例えば1個)設けられている。
P1〜P5は、上面視(図8(b))で略矩形状に形成されている。
P6及びP7は、図示を省略したが、上面視で台形状、詳しくは、P8側の側面のみ傾斜させ、切羽側の側面を短辺の上底とし、坑口側を長辺の下底とする台形状になっている。また、この台形の斜辺側の面が、P8に接触する連結面となる。
P8は、図示を省略したが、上面視で台形状、詳しくは、坑口側を短辺の上底とし、切羽側を長辺の下底とする等脚台形状になっている。
セグメントリングSLは、セグメントP1〜P8を、図示を省略したエレクターにより移動操作して、以下のように組立てることで構築される。
まず、図9(a)に示すように、先行セグメントPSとしてのP1をエレクターにより移動操作して、P1を既設のセグメントリングSL’のトンネル軸方向の一側にリング間継手200により連結する。
次に、図9(b)に示すように、P1のトンネル周方向の一側面に、P2のトンネル周方向の一側面を面接触させ、この状態で、図9(c)に示すように、P2をトンネル軸方向に沿って切羽側から坑口側にエレクターによりスライド移動させて、P2をP1のトンネル周方向の一側面に連結具100により連結する。これと同時に、P2は既設のセグメントリングSL’にリング間継手200により連結される。つまり、P2を、そのトンネル周方向の一側面を隣接するP1のトンネル周方向の一側面と面接触させつつ、トンネル軸方向に移動させるという一連の移動操作により、P2の位置決めと、P2のトンネル軸方向及びトンネル周方向に隣接するセグメント(既設のセグメントリングSL’及びP1)との連結が同時に完了する。
そして、図9(d)に示すように、P1のトンネル周方向の他側に、P2と同様にして、P3を連結させる。
その後、図示を省略したが、P2のP1と反対の側に、P4を連結させ、P3のP1と反対の側に、P5を連結させ、P4のP2と反対の側に、P6を連結させ、P5のP3と反対の側に、P7を連結させる。
最後に、P6とP7の間にP8を挿入して、P8をリング間継手200により既設のセグメントリングSL’に連結させる。そして、P6とP8との間、及びP7とP8との間を、コッター等により連結させる。
このようにして、セグメントリングSLが構築される。その後、このセグメントリングSLに沿って、次のセグメントリングSLが組立てられる。このように、セグメントリングSLが坑口側から切羽側に向って順次構築されることにより、円筒状の覆工体(図示せず)が構築される。
かかる本実施形態による連結具100によれば、先行セグメントPSの連結面PS1に後行セグメントFSの連結面FS1を近接させると、後行セグメントFSの雄継手1が、雌継手10の開口部11aの開口幅方向一端側から雌継手10の方形筒状体11内に挿入され始める。そして、雄継手1が開口幅方向一端側からスライド移動されると、雄継手1の延伸板部2は、方形筒状体11内にて開口幅方向中央部で且つ連結面PS1側に寄せて方形筒状体11の内壁面に設けられた案内部12に傾斜形成された当接面12aに当接する。さらに、雄継手1がスライド移動されると、雄継手1は、当接面12aに延伸板部2を当接させた状態で、案内部12に案内されつつ、板厚方向に弾性変形する。そして、延伸板部2が案内部12を通過して雄継手1の弾性変形が解消されると、雄継手1の鉤部3が係止部13に係止されると共に延伸板部2が案内部12と方形筒状体11の開口幅方向他端側の内壁面との間に収容され、雄継手1が雌継手10に係止される。これにより、先行セグメントPSと後行セグメントFSを連結する。
このように、延伸板部2が案内部12を通過したところで、雄継手1の弾性変形が解消され、雄継手1を雌継手10に確実に係止させることができる。これにより、雌継手1に複雑な移動機構を設けることなく、雄継手1を雌継手10に係止させることができる。また、雄継手1が雌継手10に係止されると、雄継手1の延伸板部2が案内部12と方形筒状体11の開口幅方向他端側の内壁面との間に収容されるため、例えば、上記スライド移動の方向と逆方向に大きな力が作用したとしても、雄継手1の雌継手10への係止を確実に維持することができる。
したがって、トンネル構造体となる先行セグメントPSと後行セグメントFSとを容易に且つ確実に連結できると共に、簡易な構造の連結具100を提供することができる。
また、本発明に係る連結具100によると、雄継手1の鉤部3は延伸板部2の先端部の両側部からそれぞれ突出して設けられ、係合部13は、第1端面13aと面一で且つ開口幅方向他端側の内壁面に形成される第2端面13bを更に有する構成とし、各鉤部3が案内部12を通過したところで、各鉤部3を対応する係止部13にそれぞれ係止させることができる。これにより、例えば、後行セグメントFSに対して、先行セグメントPSから引き離す方向への外力が加わって、雄継手1を引き抜く力が作用したとしても、この雄継手1の幅方向の両側に突設された各鉤部3によってその引張方向の力を受けて、雄継手1を雌継手10に安定して係止させることができる。そして、この雄継手1が雌継手10に係止されているとき、雄継手1には、単に引張方向(雄継手の延伸方向)の力が作用するだけであり、例えば、雄継手1を板厚方向に曲げる力は発生しない。したがって、板状の雄継手1を用いても、容易に十分な連結強度を発揮することができる連結構造を、簡易な構造で実現することができる。
また、本実施形態において、延伸板部2の基端部2bは、後行セグメントFSの連結面FS1から内方に隔てた位置で後方セグメントFSに固定される構成とした。これにより、延伸板部2の基端部2bは連結面FS1から内方に隔てた位置までは容易に弾性変形できるようになる。つまり、雄継手1の板厚方向の変位を拘束する範囲が短くなるため、雄継手1の延伸板部2が案内部12を通過するとき、雄継手1を容易に弾性変形させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態についてそれぞれ説明したが、本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本実施形態において、連結具100は、セグメントのトンネル周方向の連結面間の連結に適用する場合で説明したが、これに限らず、セグメントリング間、つまり、セグメントのトンネル軸方向の連結面間の連結に適用してもよい。
また、セグメント(PS,FS)は、コンクリート製であるものとして説明したが、これに限らず、鋼製セグメントや合成セグメントでもよい。
また、図1及び図4に示すように、傾斜部121及びガイド部122の連結面PS1側の端面が連結面PS1と面一になるように、案内部12を連結面PS1側に寄せて設ける場合で示したが、これに限らず、第1端面13aと底部11bとの離間距離を鉤部3の挿入方向の長さより大きく確保可能であれば、連結面PS1側の端面が連結面PS1より内方の位置するように案内部12を配置してもよい。これにより、雄継手1の挿入導入部を確保することができ、雄継手1をよりスムーズに雌継手10内に挿入することができる。また、案内部12はガイド部122を有するものとしたが、設けなくてもよい。
また、上記実施形態において、鉤部3は延伸板部2の先端部の両側部からそれぞれ突出して設けられ、係合部13は、第1端面13aと面一で且つ開口幅方向他端側の内壁面に形成される第2端面13bを更に有する構成としたが、これに限らず、鉤部3は、延伸板部2の先端部の一側部(詳しくは、開口部11aの開口幅方向一端側に対応する一側部)から板幅方向に突出して設けられ、係合部13は、少なくとも案内部12の連結面PS1と反対側の第1端面13aを有してなる構成であればよい。
1・・・・・・・雄継手
2・・・・・・・延伸板部
2b・・・・・・基端部
3・・・・・・・鉤部
10・・・・・・雌継手
11・・・・・・方形筒状体
11a・・・・・開口部
12・・・・・・案内部
12a・・・・・当接面
13・・・・・・係止部
13a・・・・・第1端面
13b・・・・・第2端面
100・・・・・連結具
PS・・・・・・先行セグメント
PS1・・・・・連結面
FS・・・・・・後行セグメント
FS1・・・・・連結面

Claims (4)

  1. トンネル構造体となる互いに隣接する先行セグメントと後行セグメントを連結する雄継手及び雌継手からなる連結具において、
    前記雄継手は、
    前記後行セグメントの連結面から連結面鉛直方向に延伸して板状に形成され、且つ、その板幅方向を連結面長辺方向に合わせて配置される延伸板部と、
    前記延伸板部の先端部の側部から板幅方向に突出する鉤部と、
    を含み、
    前記雌継手は、
    前記先行セグメントの連結面にて開口される開口部であって、その開口幅方向を連結面長辺方向に合わせて開口され、前記雄継手が挿入されると共に該雄継手の前記板幅方向へのスライド移動を許容する開口部を有する方形筒状体と、
    前記方形筒状体内にて、開口幅方向中央部で且つ前記連結面側に寄せて、該方形筒状体の内壁面に設けられ、開口幅方向一端側から前記スライド移動される前記雄継手の前記延伸板部と当接して前記雄継手を案内しつつ該雄継手をその板厚方向に弾性変形可能に傾斜形成される当接面を有する案内部と、
    少なくとも前記案内部の前記連結面と反対側の第1端面を有してなる係止部と、
    を含み、
    前記延伸板部が前記案内部を通過すると、前記鉤部が前記係止部に係止されると共に前記延伸板部が前記案内部と前記方形筒状体の開口幅方向他端側の内壁面との間に収容されることにより、前記各セグメントを連結する連結具。
  2. 前記鉤部は、前記延伸板部の先端部の両側部からそれぞれ突出して設けられ、
    前記係合部は、前記第1端面と面一で且つ開口幅方向他端側の内壁面に形成される第2端面を更に有する、請求項1に記載の連結具。
  3. 前記延伸板部の基端部は、前記後行セグメントの前記連結面から内方に隔てた位置で該後方セグメントに固定される、請求項1又は2に記載の連結具。
  4. 前記先行セグメントの前記連結面は、トンネル周方向の露出側一側面であり、
    前記後行セグメントの前記連結面は、トンネル周方向の一側面である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の連結具。
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