JP2016048136A - 貯湯タンクユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡断熱材の発泡液が注入される場合に、外箱の組立作業性の向上、配管接続部のシール性の向上、および製品のコンパクト化が可能な、貯湯タンクユニットを提供する。【解決手段】貯湯タンク2と、前記貯湯タンク2を収容する外箱3Aと、前記外箱3Aと前記貯湯タンク2との間に発泡液6aが注入され発泡してなる発泡断熱材6と、前記外箱3Aの内部に収容されて前記貯湯タンク2に接続された配管11,12,13,14,15と、を備え、前記配管11,12,13,14,15は、前記外箱3Aと直交するようにして前記外箱3Aの外部に突出していることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、貯湯タンクユニットに関する。
従来の貯湯タンクユニットとして、貯湯タンクを鉛直方向に上下逆さにし、底板に設けた注入口から天板に向けて液状の発泡ポリウレタン樹脂を注入して発泡させることで発泡断熱材を形成する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開昭58−160758号公報
しかしながら、特許文献1は、外箱の組立作業性の向上、外箱内外の配管接続部のシール性の向上、および製品のコンパクト化が可能となるような、貯湯タンクから延びる配管と外箱との交差角に関しては、記載も示唆もない。
本発明は前記従来の問題を解決するものであり、貯湯タンクと外箱との隙間に発泡断熱材の発泡液を注入する場合に、貯湯タンクから延びる配管と前記外箱との交差角を工夫することで、外箱の組立作業性の向上、配管接続部のシール性の向上、および製品のコンパクト化が可能な、貯湯タンクユニットを提供することを目的とする。
本発明は、貯湯タンクと、前記貯湯タンクを収容する外箱と、前記外箱と前記貯湯タンクとの間に発泡液が注入され発泡してなる発泡断熱材と、前記外箱の内部に収容されて前記貯湯タンクに接続された配管と、を備え、前記配管は、前記外箱と直交するようにして前記外箱の外部に突出していることを特徴とする。
本発明によれば、発泡断熱材の発泡液が注入される場合に、外箱の組立作業性の向上、配管接続部のシール性の向上、および製品のコンパクト化が可能な貯湯タンクユニットを提供できる。
実施形態に係る貯湯タンクユニットを備えた給湯機を示す全体構成図である。 実施形態に係る貯湯タンクユニットの内部を示す斜視図である。 実施形態に係る貯湯タンクユニットを横に寝かせて注入口側から見た正面図であり、外箱の前板を切り欠いて内部を見たときの図である。 実施形態に係る貯湯タンクユニットを横に寝かせて注入口側から見たときの正面の外観の模式的な図である。 実施形態に係る貯湯タンクユニットを貯湯タンクの上板側から見たときの断面図であり、(a)は外箱が横断面視多角形状である場合、(b)は外箱が横断面視四角形状である場合の図である。 (a)は注入時の発泡断熱材(発泡液)の流れを示す図、(b)は、注入完了後の発泡断熱材(発泡液)の状態を示す図、(c)は発泡途中の発泡断熱材の状態を示す図である。 実施形態に係る貯湯タンクユニットの横断面図である。 (a)は発泡断熱材(発泡液)の注入前の真空断熱材の被覆状態、(b)は発泡断熱材(発泡液)の注入、発泡後の真空断熱材の被覆状態である。
以下、本発明の実施形態に係る貯湯タンクユニット1Aについて図1ないし図8を参照して説明する。
(実施形態の説明)
まず、実施形態に係る貯湯タンクユニット1Aを備えた給湯機Kについて図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る貯湯タンクユニットを備えた給湯機を示す全体構成図である。
図1に示すように、給湯機Kは、貯湯タンクユニット1A、ヒートポンプユニット10を含んで構成されている。
貯湯タンクユニット1Aは、貯湯タンク2、外箱3A、内脚(脚部)4、真空断熱材5、発泡断熱材6を含んで構成されている。
貯湯タンク2の下部には、水道水が導入される給水管11(配管)が接続されている。貯湯タンク2の下部の水は、ポンプ(不図示)によって入水管12(配管)を介してヒートポンプユニット10に導入される。ヒートポンプユニット10で加熱された温水は、出湯管13を介して貯湯タンク2の上部に導入される。
このような貯湯タンク2内の温水の温度は、例えば、鉛直方向下方から上方にいくにしたがって高くなる。すなわち、貯湯タンク2内の下部から上部にかけて、相対的に低温、中温、高温の温度分布となっている。例えば、貯湯タンク2内の上部で約90℃、中間部で約50℃となっている。
ヒートポンプユニット10は、貯湯タンク2から取り出した水を沸き上げるものであり、例えば、冷媒(例えば、二酸化炭素)を圧縮して高温・高圧にする圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒と貯湯タンク2からの水とを熱交換することによって貯湯タンク2からの水を加熱する凝縮器と、凝縮器からの冷媒を減圧する減圧弁と、大気中の熱を吸熱して減圧した冷媒を蒸発させる蒸発器と、を備えて構成されている。なお、実施形態では、加熱手段として、ヒートポンプユニット10を例に挙げて説明したが、加熱手段として、電気ヒータやガスで加熱するものであってもよい。
貯湯タンク2の上部から取り出された湯は、給湯管14を通り、給水管11に分岐して接続された分岐給水管(不図示)からの水と、混合弁16を介して混合された後、給湯管17を介して給湯端末18から出湯される。なお、実施形態では、貯湯タンク2内部の湯を給湯端末18に使用する場合を例に挙げて説明したが、貯湯タンク2の湯を給湯端末の湯として使用せずに給水された水を熱交換(加熱)するための熱媒体として使用するタイプの貯湯タンクユニット(直圧給湯式)に適用するものであってもよい。
外箱3Aは、貯湯タンク2を収容する空間を有し、前方(正面側)に配管カバー3sが取り付けられている。配管カバー3sは、ヒートポンプユニット10から貯湯タンク2に向かう出湯管13、分岐給水管(不図示)、混合弁16、給湯管17などを収容する空間を有している。
図2は、実施形態に係る貯湯タンクユニット1Aの内部を示す斜視図である。なお、図2は、外箱3Aの前板3a側を切り欠いた状態を示し、また各種配管の図示を省略している。
図2に示すように、貯湯タンク2は、例えば、ステンレスなどの耐食性を有する材料によって、円筒形状の胴板2a、胴板2aの上部開口を覆う略お椀状(半球状、器状)の上部鏡板2b、胴板2aの下部開口を覆う略お椀状(半球状、器状)の下部鏡板2c、の3部材を溶接することで構成されている。
また、貯湯タンク2は、3本の内脚4(4A),4(4B),4(4C)を介して外箱3Aの底板3eに支持されている。また、各内脚4の下端は、ボルト止めなどの方法で外箱3Aの底板3eに固定されている。なお、内脚4の本数は、3本に限定されるものではなく、4本以上であってもよい。
また、貯湯タンク2の外面(前面)には、上下方向に間隔を置いて温度センサT1,T2(サーミスタ)が設けられている。上側の温度センサT1は、貯湯タンク2の上部の温度である沸き上げ温度を検出するものである。下側の温度センサT2は、貯湯タンク2の中間部の中温水の温度を検出するものである。なお、温度センサT1,T2の個数は、実施形態に限定されるものではなく、貯湯タンク2の上部だけではなく、貯湯タンク2の上部から下部にかけて3個以上の温度センサが設けられる構成であってもよい。
外箱3Aは、貯湯タンク2を収容する鋼板製のものであり、例えば貯湯タンク2の、前方に位置する前板3a(図1参照)、側方に位置する側板3b,3b、後方に位置する後板(背板)3c(図1も併せて参照)、上方に位置する上板(天板)3dおよび下方(底側)に位置する底板3eによって横断面視多角形状(詳細は後記図5(a)を参照)で縦長に構成されている。なお、詳細は図5(a)で後記するが、横断面視で例えば前板3a,後板3cはそれぞれ平板を水平面を有するようにして複数個所屈曲させた形状とし、側板3b,3bは平板を用いて構成することができる。但し、外箱3Aの形状は特にこれに限定されるものではなく、例えば、四角箱状を有するものであってもよい(後記図5(b)も参照のこと)。
配管カバー3sは、外箱3Aの前方に設けられ、外箱3Aの前板3a(図1参照)の上端から下端までの全体を覆う形状を有している(後記図5(a),図5(b)も併せて参照)。また、配管カバー3sの高さおよび幅(左右方向)は、外箱3Aの高さおよび幅(左右方向)と同様に構成されている。これにより、外箱3Aに配管カバー3sが取り付けられた状態では、配管カバー3sは正面視および側面視の外観視において縦長の直方体形状を呈するように見える。
また、外箱3Aの前板3aの下部には、ウレタン発泡液などの発泡断熱材6の発泡液6a(図1および後記図5(a),(b)、図6(a)〜(c)を参照)を注入するための注入口8,8が外箱3Aの内部と連通するように前板3aを貫通して形成されている。また、外箱3Aの前板3aの上部にも、発泡断熱材6の発泡液6aを注入するための注入口9,9が外箱3Aの内部と連通するように前板3aを貫通して形成されている。なお、注入口8,8,9,9は、発泡断熱材6の発泡液6aを注入する際に必要な孔であり、発泡断熱材6の発泡液6aの注入・発泡後に蓋(カバー)などで閉じられるものである。
発泡断熱材6は、発泡スチロールのような予め成形された断熱材(成形断熱材)ではなく、貯湯タンク2と外箱3Aとの間の発泡断熱空間に発泡断熱材の発泡液6aを注入し、注入後に発泡させることで構成されるものである。この発泡断熱材6としては、例えば、硬質ポリウレタンフォームが用いられる。この硬質ポリウレタンフォームは、ポリオール成分とイソシアネート成分の2つのウレタン発泡液を、発泡剤、触媒、整泡剤の存在下で反応させることにより得られるものである。発泡剤としては、シクロペンタン、水、炭酸ガスなどである。なお、発泡断熱材6は、硬質ポリウレタンフォームに限定されるものではない。
内脚4は、断面視L字状に曲げ形成されたもの(いわゆるL型アングル)であり、下部鏡板2cの上方から底板3eに向けて貯湯タンク2の軸方向に沿って延在するように配置されている。また、内脚4は、脚受部4aを有し、この脚受部4aが貯湯タンク2の外面に溶接によって固定されている。この脚受部4aも、断面視L字状に曲げ形成されたものであり、内脚4の上部が挿入されるように構成されている。内脚4は、複数のボルトBTを介して脚受部4aに固定されている。
また、各内脚4は、120度間隔で貯湯タンク2の周囲に配置されており、一の内脚4(4A)が貯湯タンク2の前端部(最も前方に位置する部分)に配置され、他の内脚4(4B,4C)が貯湯タンク2の左右斜め後方を向くように配置されている。
底板3eの下面には、各内脚4に対応する位置に外脚7が固定されている。この外脚7は、アンカーボルト(不図示)などを介して設置箇所Gに固定されている。
真空断熱材5は、シート状のものであり、貯湯タンク2の胴板2aの周囲に巻かれている。また、真空断熱材5は、グラスウールなどのガラス繊維からなるコア材、このコア材を包む外包材などで被覆して、外包材の内部が真空引きされることで構成されている。外包材は、ガスバリア性を有するアルミニウム製のラミネートフィルムなどで構成されている。
また、真空断熱材5は、その軸方向および周方向の長さが貯湯タンク2の軸方向長さおよび全周の長さよりも短く形成され、貯湯タンク2と重ならない非重ね部5b,5aに脚受部4aおよび温度センサT1,T2が位置するようにして貯湯タンク2に巻かれている。このようにするのは、脚受部4aと貯湯タンク2との固定を確実なものとするためである。また、温度センサT1,T2に不具合が生じたときに、温度センサT1,T2の交換を容易にするためである。
図3は、貯湯タンクユニットを横に寝かせて注入口側から見た際の正面図であり、外箱3Aの前板3aを切り欠いて内部を見たときの図、図4は貯湯タンクユニットを横に寝かせて注入口側から見たときの正面の外観の模式的な図であって、図3の状態から外箱3Aに前板3aを装着したときの図、図5(a),図5(b)は、実施形態に係る貯湯タンクユニットを貯湯タンクの上板側から見たときの断面図である(以下、適宜相互参照)。なお図3は、発泡断熱材6の発泡液6aを注入する前の状態を示している。
図3に示すように、貯湯タンク2の下部においては、注入口8,8側を通して外箱3Aの後板3cを見たときに、内脚4(4A)が幅方向の中央部に位置し、他の内脚4,4(4B,4C)が幅方向の略両端に位置している。また、給水管11および入水管12が、貯湯タンク2の中心側から外周側(図示鉛直方向の手前側)に向けて底板3eの近傍を通り、内脚4(4A)に沿って上方に向けて配設されている。
また、外箱3Aの側板3bと貯湯タンク2との間には、隙間s1,s1が形成されている。この隙間s1,s1にも発泡断熱材6が充填されるようになっている。ところで、貯湯タンク2が側板3bに直接に接していると、貯湯タンク2内の熱が外箱3Aを通して貯湯タンクユニット1Aの外部に逃げるおそれがある。しかし、外箱3Aの側板3bと貯湯タンク2との間に隙間s1を確保することで、熱の漏えいを抑制できるので、給湯機Kとしての効率が低下するのを抑制できる。なお、隙間s1は、熱の漏えいを抑えることができる程度の最小限の距離に設定することで、貯湯タンクユニット1Aをコンパクトに構成することが可能になる。
一方(図示左側)の注入口8A(8)は、貯湯タンク2、内脚4B、入水管12および内脚4Aのすべてから外れた位置に形成され、注入口8Aを介して外箱3Aの後板3c(奥)を見通すことができる位置に形成されている。換言すると、注入口8Aから見たときの平面視において、注入口8Aは、貯湯タンク2、内脚4B、入水管12および内脚4Aと重ならない位置に形成されている。
他方(図示右側)の注入口8B(8)についても同様に、貯湯タンク2、内脚4C、給水管11および内脚4Aのすべてから外れた位置に形成され、注入口8Bを介して外箱3Aの後板3c(奥)を見通すことができる位置に形成されている。換言すると、注入口8Bからみたときの平面視において、注入口8Bは、内脚4C、貯湯タンク2、給水管11および内脚4Aと重ならない位置に形成されている。
貯湯タンク2の上部においては、発泡断熱材6の発泡液6aの注入口9,9側から外箱3A内を見たときに、出湯管13および給湯管14が、貯湯タンク2の中心側から外周側に向けて(後記図5(a),(b)も併せて参照)上部鏡板2bに沿って、正面側(配管カバー3s側)に向けて延びている。また、給湯機Kが浴槽(不図示)を備えるものでは、貯湯タンク2内に追焚き用の熱交換器HEが設置され、その熱交換器HEに接続される浴槽戻り管15が貯湯タンク2の上部に接続されている。この浴槽戻り管15も、前記出湯管13や給湯管14と同様に、貯湯タンク2の中心側から正面側(配管カバー3s側)に向けて延びている。なお、以下の説明において熱交換器HE、および浴槽戻り管15は必ずしも必須の構成ではない。すなわち、熱交換器HE、および浴槽戻り管15を備えていない貯湯タンクユニットにおいても、本発明の実施形態が適用できることは言うまでもない。
注入口9,9(9A,9B)は、貯湯タンク2、出湯管13、給湯管14および浴槽戻り管15から外れた位置に形成され、注入口9A,9Bを通して外箱3Aの後板3cを見通すことができる位置に形成されている。換言すると、注入口9A,9Bから見たときの平面視において、注入口9A,9Bは、貯湯タンク2、出湯管13、給湯管14および浴槽戻り管15と重ならない位置に形成されている。
貯湯タンク2上部の給湯管14は、上部鏡板2bの略頂部付近にソケット20を介して配設されている。なお、図3において出湯管13、浴槽戻り管15のソケット20は省略している。ソケット20は、例えば給湯管14を挿通するための中空円筒部と、中空円筒部から突起状に飛び出すような形状を有するフランジ部とを含んでなる。
ソケット20には、前記のフランジ部と、中空円筒部との段差部分に、支持部材40が係合される。この支持部材40は、例えば中空有底の略円筒形状を呈しており、底部の中空径がソケット20の中空円筒部の外径と略等しくなるような形状を有するクランプである。そして、給湯管14を挿通するための切り欠き21が設けられている。この支持部材40は、外箱3Aの上板3dと溶接やボルト止めなどの方法によって固定されている。換言すると、支持部材40は給湯管14を貯湯タンク2に固定するためのソケット20と係合するクランプであり、このクランプは外箱3Aのうち貯湯タンク2の一端側である内脚4の側とは反対側となる他端側と対向する面の内面に固定されている。
ところで、従来の貯湯タンクユニットでは、貯湯タンクに給水する水として、井戸水などの高硬度水が使用された場合、配管に黄銅などの銅合金が用いられていると、経年劣化で配管内面が腐食し、応力腐食割れを起こすことが知られている(例えば参考文献1:「大津武通、『銅合金の応力腐食割れ』、防蝕技術、Vol.12(1963)、No.9、P412−423、または、https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcorr1954/12/9/12_9_413/_pdf、インターネット、平成26年8月1日検索」を参照)。ゆえに、この課題に対処することを目的として、配管類をすべてステンレスとした製品が考案されている(例えば、特開2010−210157号公報参照)。
但し、貯湯タンクに給水する水として、井戸水などの高硬度水を用いない場合には、配管内面の腐食の問題は敢えて考慮する必要がないために、コスト対効果の関係で、銅合金を配管に使用する事例が多数見受けられている。
これに対して、本発明の実施形態の貯湯タンクユニット1Aでは、貯湯タンク2に給水させる水の種類を問わず、外箱3Aの内部に収容される配管はすべて、アミン類またはアンモニアに対する耐食性を有する配管が使用されている。具体的には、外箱3A内に収容される少なくとも給水管11、入水管12、出湯管13、給湯管14、浴槽戻り管15を含むあらゆる配管が、アミン類またはアンモニアに対する耐食性配管で構成されている。なお、ここでいう配管とは、パイプ、チューブ、ホースなどの形態を問わず、これらをすべて包含する概念である。
アミン類またはアンモニアに対する耐食性を有した素材によりなる配管とする理由は、以下の通りである。前記したとおり、本発明の実施形態に係る貯湯タンクユニット1Aには、外箱3Aと、貯湯タンク2との間の隙間に発泡断熱材6の発泡液6aが注入される。この発泡液6aに含まれるポリオールの水酸基とイソシアネート成分のイソシアネート基が反応してポリウレタンを形成する。ポリウレタンが形成される際に、発泡剤を発泡させることにより、発泡ポリウレタンとなり、発泡ポリウレタンよりなる発泡断熱材6が外箱3Aと貯湯タンク2との間に隙間なく充填される。この発泡ポリウレタンよりなる発泡断熱材6は、合成直後から、貯湯タンク2や配管の周囲に付着する水分による加水分解により、または周囲の熱による熱分解により、劣化が進行する。貯湯タンク2や配管の周囲に付着する水分とは、例えば結露水が挙げられる。また、貯湯タンク2や配管の周囲の熱とは、例えば貯湯タンク2や配管の内部の湯の熱が直接的に、あるいは真空断熱材5が巻かれている場合はその隙間などを介して間接的に、熱伝達される場合が考えられる。
一般に、ポリウレタンの構造式中におけるカルボニル基は水(HO)の酸素(O)による求核反応を受けやすい。このため、ポリウレタン中のウレタン結合が周囲の水分と反応することにより、ポリウレタンはイソシアネート成分と、ポリオール成分とに分解される(加水分解)。また、ポリウレタン中のウレタン結合はC−O間において比較的結合が弱く、ポリウレタンは熱に曝されることによりイソシアネート成分と、ポリオール成分とに分解される(熱分解)。
さらに、ポリウレタンの分解により生成したイソシアネート成分のイソシアネート基と、水(HO)が反応することにより、イソシアネート成分は、アミノ基を有するアミン成分と二酸化炭素(CO)とに分解される(加水分解)。例えば、イソシアネート成分が加水分解されると、第一級アミンと、二酸化炭素が生成される。アミン類のアルキル基(R)が水素原子(H)である場合は、当該アミン類はアンモニア(NH)となり、アンモニアが生成される。以上を換言すると、前記発泡断熱材6の分解によってアミン類またはアンモニアが生成される。
ところで、このようにして発生するアンモニアは、例えば黄銅などの銅合金の腐食媒としてかなり広く知られており、アンモニアは水に非常によく溶けるため、湿度により影響を受けることも知られている。つまり、アンモニアガス雰囲気中において、黄銅などの銅合金の応力腐食割れがかなり顕著に起こることが知られている(例えば、前出の参考文献1のp418「3・2 アンモニア」の節を参照)。
ゆえに、配管が従来のように黄銅などの銅合金素材で構成されている場合には、給水する水の硬度などの水質に係らず、発泡ポリウレタンよりなる発泡断熱材6の分解による劣化が進むとともに発生するアンモニアによって、配管の外部表面の腐食が進行してしまう。そして、さらに経年劣化が進むと、応力腐食割れを起こしてしまう場合がある。
この課題に対処するために、本発明の実施形態に係る貯湯タンクユニット1Aの外箱3Aの内部に収容される配管はすべて、アミン類またはアンモニアに対する耐食性を有する配管で構成されている。
なお、このようなアミン類またはアンモニアに対する耐食性配管の具体的な候補としては、例えば、ステンレスの配管であってもよいし、樹脂製の配管であってもよい。また、これら以外の素材の配管であってもよい。さらには、例えば配管の継ぎ手などの部材には、ベンゼン環に硫黄が結合したポリマー(重合体)であり、耐熱・耐圧強度性能に優れたPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂の部材を併用すると、耐食性に加え変形量も抑えられてより好適であるといえる。また、例えば耐食性配管をステンレスの配管とした場合には、耐食性以外のメリットとして、外表面に汚れが付きにくい、内表面に水垢が付きにくい、錆びにくい、などの効用も享受することができて好適である。
次に、図4に示す正面の模式図を参照して、貯湯タンクユニットを注入口9,9(9A,9B)、8,8(8A,8B)側から見たときの外観について説明する。なお、図4では説明を分かりやすくするため、貯湯タンク2に接続されている配管として入水管12,給湯管14,浴槽戻り管15を例に挙げて説明し、それ以外の配管については記載を省略している。また、配管カバー3sの記載も省略している。
図4に示すように、実施形態の貯湯タンクユニット1Aの貯湯タンク2に接続されているすべての配管(図4では入水管12,給湯管14,浴槽戻り管15のみを例示)は、貯湯タンク2を横に寝かせた状態で、外部の配管と、前板3aの水平面を構成する壁面部分と直交するようにしてそれぞれ接続されている。換言すると、実施形態の貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、貯湯タンク2を横に寝かせた状態で、鉛直上向きに外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部配管へと接続されている(後記図5(a),(b)も相互参照のこと)。つまり、実施形態の貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部へと突出している。
なお、横断面視多角形状の前板3aのなかで水平面を構成する壁面部分が複数面構成されるような場合は、ある程度の本数の配管をまとめて同一の水平壁面上で外箱3Aの外部配管と接続されるようにしてもよい。また、全ての配管を前板3aの特定の水平壁面上において外箱3Aの外部配管と接続するようにしてもよい。
この状態で、図5(a)に示すように、注入口9A,9Bを鉛直方向上向きにし、注入口9A,9Bから発泡断熱材6の発泡液6aが鉛直方向下方に向けて注入される。つまり、注入口9A,9Bが鉛直方向の上側となり、外箱3の後板3cが鉛直方向の下(底)側となる。なお、外箱3Aの前板3a,後板3cは、例えば横断面視平板状態の前板3a,後板3cそれぞれを、水平面を含むように予め適宜屈曲させておく。そして、貯湯タンク2と、それから延びる配管とを収容するようにして、まず後板3c、および側板3b,3b同士を溶接などで接合する。そして、その屈曲した前板3aを、貯湯タンク2から延びる配管の、外箱3Aの外部配管との接続位置を合わせて側板3b,3bの上から蓋をするようにしてかぶせ、その屈曲した前板3aと側板3bの端部同士を、溶接などの方法で接合することで形成すればよい。但し、特にこの方法に限定するものではない。
このとき、貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、配管カバー3sの内部の機械室などが収容されたメンテナンススペースの左右延在方向すなわち鉛直面との直交方向(すなわち水平方向)を考えた場合に、これと平行な外箱3Aの壁面(前板3a)と、直交するようにして外箱3Aの外部配管と接続される。換言すると、貯湯タンク2を横に寝かせた状態で、貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、鉛直上向きに外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部配管と接続されている。つまり、実施形態の貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部へと突出するようにされている。なお、図5(a)では説明を分かりやすくするために、出湯管13,給湯管14,浴槽戻り管15以外の配管の記載を省略している。また、注入口9A,9Bの位置は特に限定されないが、例えば図5(a)に示すように、それぞれ外箱3Aの前板3aのうち、横断面視で傾斜部分に設けるようにしてもよいし、外箱3Aの前板3aの横断面視で水平部分のうち、配管接続部分を避けて設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、図5(a),(b)に示すように、出湯管13,給湯管14,浴槽戻り管15などの配管を、外箱3Aの水平部分すなわち平面部と垂直に突出させた。このように、配管を外箱3Aの水平部分すなわち平面部と直交するように突出させることで、外箱3Aに設ける配管を通す孔の大きさを最小とすることができ、配管と孔の隙間からの発泡ポリウレタン樹脂の漏洩を抑制できる。さらには、外箱3A内部では配管は発泡ポリウレタン樹脂で覆われているため、配管からの湯水の漏洩は生じないが、外箱3Aの外部配管からは湯水が漏洩する場合がある。ゆえに、外箱3Aの外部配管をメンテナンスしやすくしておくことが望ましい。本実施形態では、配管カバー3sを取り外すだけで簡単にメンテナンスを行えるようにした。
ところで、注入口9A,9Bから発泡前の発泡断熱材6の発泡液6aを注入したときに、発泡断熱材6の発泡液6aが外箱3Aの後板3cに到達する途中で出湯管13、給湯管14、浴槽戻り管15、ソケット20、支持部材40などの他の部材に接触すると、出湯管13、給湯管14、浴槽戻り管15、ソケット20、支持部材40などの他の部材において発泡が開始されることになり、他の部材の後ろ側に発泡断熱材6が行き渡らなくなるおそれがある。そこで、実施形態では、注入口9A,9Bから発泡前の発泡断熱材6の発泡液6aを鉛直方向下方に向けて注入したときに、発泡断熱材6の発泡液6aが貯湯タンク2、出湯管13、給湯管14、浴槽戻り管15、ソケット20、支持部材40に接触することなく、外箱3Aの後板3cの内壁面3c1に到達するようにしたものである。これにより、発泡断熱材6を底側から上方に向けて発泡させることができ、貯湯タンク2と外箱3Aとの間の隙間全体に発泡断熱材6を行き渡らせることができる。
なお、注入口8A,8Bから発泡断熱材6の発泡液6aを注入する場合においても注入口8A,8Bから注入された発泡断熱材6の発泡液6aが、貯湯タンク2、内脚4A,4B,4C、給水管11および入水管12に接触することなく外箱3Aの後板3cの内壁面3c1に到達するようになっている。これにより、発泡断熱材6を底側から上方に向けて発泡させることができ、貯湯タンク2と外箱3Aとの間の隙間全体に発泡断熱材6を行き渡らせることができる。
また、外箱3Aの後板3cと貯湯タンク2との間には、隙間s2が形成されている。この隙間s2にも発泡断熱材6が充填されるようになっている。また、外箱3Aの前板3aと貯湯タンク2との間にも隙間s3が形成されている。このように、隙間s2,s3を確保することで、熱の漏えいを抑制できるので、給湯機Kとしての効率が低下するのを抑制できる。なお、隙間s2,s3は、熱の漏えいを抑えることができる程度の最小限の距離に設定することで、貯湯タンクユニット1Aをコンパクトに構成することが可能になる。
また、外箱3Aは横断面視多角形状に限定されず、図5(b)に示すように、前板3aが横断面視で水平面を備えるものであれば、外箱3Aは横断面視四角形状を呈していてもよい。このような外箱3Aにおいても、貯湯タンク2を横に寝かせると、貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、配管カバー3sの内部の機械室などが収容されたメンテナンススペースの左右延在方向すなわち鉛直面である側板3b,3bとの直交方向(すなわち水平方向)を考えた場合に、これと平行な外箱3Aの壁面(前板3a)と、直交するようにして外箱3Aの外部配管と接続されている。換言すると、貯湯タンク2を横に寝かせた状態で、貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、鉛直上向きに外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部配管と接続されている。つまり、実施形態の貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部へと突出している。なお、図5(b)においても、図5(a)と同様に説明を分かりやすくするため、出湯管13,給湯管14,浴槽戻り管15以外の配管の記載を省略している。
このように、貯湯タンク2を横に寝かせた状態で、貯湯タンク2に接続されているすべての配管を、鉛直上向きに外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部配管と接続させるようにすると、外箱3Aを組み立てる際に、前板3aに縦横無尽に点在する貯湯タンク2から延びる複数の配管(図4の模式図も併せて参照)を同時に嵌め込む作業が容易になり、作業性が向上する。また、配管を挿通するために外箱3Aの前板3aに穿孔された孔の周形状が、楕円形状(前板3aから配管を面直でない向きに接続させた場合)でなく正円形状(前板3aの水平部分から面直方向に配管を接続させた場合)となる。このため、発泡断熱材6の発泡液6aの発泡過程において、発泡断熱材6のシール処理が必要な周長を減らすことができる。これにより、シール部材などの材料コストの低減を実現できる。また、穿孔される孔のサイズ(孔の容積)が最小で済むので、さらにシールの必要量を減らすことができ、発泡中の発泡断熱材6が外箱3Aの外部に漏れにくいという効果も奏する。また、このようにすると配管などの全体レイアウトを把握しやすくなり、無駄な配管引き回しを避け、メンテナンスや各種サービスを行いやすくなる。また、無駄な配管引き回しを回避できることで、機械室を省スペース化させ、コンパクトにできる。これにより、例えば従来の貯湯タンクユニットでは設置が難しいくらいの狭い容積空間に対しても、実施形態の貯湯タンクユニット1Aであれば、設置できるようになるという効果を奏する。
図6(a)は注入時の発泡断熱材(発泡液)の流れを示す図、図6(b)は、注入完了後の発泡断熱材(発泡液)の状態を示す図、図6(c)は発泡途中の状態を示す図である。なお、出湯管13および浴槽戻り管15の記載は省略している。
図6(a)に示すように、配管カバー3s(図1参照)を取り付ける前に、貯湯タンク2を内脚4A,4B,4C、および支持部材40で外箱3A内に固定したものを、外箱3Aを横倒しにして、外箱3Aの使用時の上下が水平方向、かつ、前板3aを上向きとして、注入口8,9が上向きとなる状態とする。このように外箱3Aを横倒しにした状態において、発泡断熱材6の発泡液6aが発泡するときの押圧力で外箱3Aが変形しないように、外箱3Aの周囲を発泡管理治具(やとい、ともいう)30で覆う(図6の二点鎖線参照)。発泡管理治具30は、外箱3Aの周囲全体を取り囲み、前板3a、側板3b,3b、後板3c、上板3d、底板3eのすべてを押し付ける板状の治具を備えている。そして、発泡管理治具30の外側から、注入口8,9に対応する位置に予め形成されたノズル31を注入口8,9に挿入し、注入口8,9から発泡断熱材6の発泡液6aを注入する。
これにより、注入口9A,8Bから注入された発泡断熱材6の発泡液6aは、貯湯タンク2、出湯管13、給湯管14、浴槽戻り管15、ソケット20、支持部材40に邪魔されることなく、底側(後板3c)の内壁面3c1に到達する。そして、発泡断熱材6の発泡液6aは、後板3cの内壁面3c1に沿って広がり、図6(b)に示すように、内壁面3c1の一面に所定の深さで広がる。なお、発泡断熱材6の発泡液6aを注入する深さは、発泡断熱材6の発泡倍率に応じて適宜変更することができる。
その後に発泡断熱材6が発泡を開始して、図6(c)に示すように、外箱3Aの後板3c側(図示下側、底側)から前板3a側(図示上側)に向けて徐々に発泡する。そして、発泡断熱材6が前板3aの内壁面3a1まで発泡し、外箱3Aと貯湯タンク2との間の隙間全体が発泡断熱材6で満たされる。
このとき、貯湯タンク2の下側(図6(a)の紙面左側)は、外箱3Aに固定された内脚4A,4B,4Cによって、発泡断熱材6の発泡圧力Pa(図6(b),図6(c)の白抜き矢印参照)を受けたとしても浮き上がりなどの位置ずれが防止される。また、貯湯タンク2の上側(図6(a)の紙面右側)も、外箱3Aに固定された支持部材40によって、発泡断熱材6の発泡圧力Pa(図6(b),図6(c)の白抜き矢印参照)を受けたとしても浮き上がりなどの位置ずれが防止される。
また、発泡管理治具30によって外箱3Aの外面全体が抑えつけられているので、発泡断熱材6が発泡するときの発泡圧力Paによって外箱3Aが膨らむ(変形する)のを防止することができる。そして、発泡断熱材6は、発泡が完了した後に硬化する。
図7は、貯湯タンクユニットの横断面図である。
図7においてドット表示で示すように、発泡断熱材6は、貯湯タンク2に巻かれた真空断熱材5と外箱3Aとの間に設けられている。
また、貯湯タンクユニット1Aの前部においては、外箱3Aと該外箱3Aに最も接近する貯湯タンク2との間に隙間s3が形成され、この隙間s3に発泡断熱材6が充填されている。また、貯湯タンク2の真空断熱材5が巻かれていない非重ね部5aにも発泡断熱材6が充填されている。
また、貯湯タンクユニット1Aの両側部においては、外箱3Aと該外箱3Aに最も接近する真空断熱材5との間に隙間s1,s1が形成され、各隙間s1に発泡断熱材6が充填されるようになっている。同様に、貯湯タンクユニット1Aの後部においては、外箱3Aと該外箱3Aに最も接近する真空断熱材5との間に隙間s2が形成され、この隙間s2に発泡断熱材6が充填されている。
このように、貯湯タンク2と外箱3Aとの間に隙間s3、および真空断熱材5と外箱3Aとの間に隙間s1,s1,s2を形成し、ここに発泡断熱材6を設置することにより、貯湯タンク2内の熱が、真空断熱材5を通って外箱3Aの外部に漏洩するのを抑制することができる。
図8(a)は、発泡断熱材(発泡液)の注入前の真空断熱材の被覆状態、図8(b)は発泡断熱材(発泡液)の注入、発泡後の真空断熱材の被覆状態である。
ところで、真空断熱材5は、発泡断熱材6などと比べて断熱性能に優れているが、真空引きなどにより、圧縮されて硬化している。このように硬化したものを任意に曲げたり、貯湯タンク2の外面の円柱形状に密着固定するように配置するには困難が伴う。
そこで、実施形態では、真空断熱材5と発泡断熱材6とを併用することにより、発泡断熱材6の発泡時の圧力を利用することで真空断熱材5を貯湯タンク2の外周面に密着させることができる。また、実施形態では、成形された発泡断熱材ではなく、注入後に発泡させる発泡断熱材6の発泡液6aを使用することにより、真空断熱材5では埋めることのできない隙間s1,s2,s3、上部鏡板2b、下部鏡板2cの周囲の隙間を発泡断熱材6により埋めることができる。これにより、断熱性能の向上を図ることができる。
すなわち、図8(a)に示すように、発泡断熱材6の発泡液6aを充填する前に、真空断熱材5を貯湯タンク2の外面に巻き付けると、貯湯タンク2の外面と真空断熱材5との間に隙間Sが形成される。しかし、図8(b)に示すように、外箱3Aと真空断熱材5との間に発泡断熱材6の発泡液6aを注入することにより、発泡断熱材6が発泡するときの発泡圧力Paが真空断熱材5を貯湯タンク2に押し付ける方向に作用することで、真空断熱材5が貯湯タンク2の外面に密着するようになる。
このように、真空断熱材5を貯湯タンク2に密着させることができるので、貯湯タンクユニット1Aにおいて、断熱性能を向上することが可能になる。これにより、高い省エネ性能を有する貯湯タンクユニット1Aを得ることが可能になる。
(作用・効果)
改めて本発明の実施形態の作用・効果をまとめると、以下のようになる。
実施形態の貯湯タンクユニット1Aでは、注入口9A,9Bが、当該注入口9(9A,9B)から外箱3A内を見たときに、貯湯タンク2、配管(出湯管13、給湯管14、浴槽戻り管15)、ソケット20、および支持部材40に邪魔されずに外箱3Aの奥(後板3c)を見通すことができる位置に配置されている。これによれば、注入口9A,9Bから発泡断熱材6の発泡液6aを注入したときに、発泡断熱材6の発泡液6aを注入口9A,9Bから後板3cの内壁面3c1に直接に供給することができるので、貯湯タンク2の上方において発泡断熱材6を外箱3Aと貯湯タンク2との間の隙間全体に充填することができる。よって、高い断熱性能を有する貯湯タンクユニット1Aを得ることができる。
また、実施形態の貯湯タンクユニット1Aでは、注入口8A,8Bが、当該注入口8(8A,8B)から外箱3A内を見たときに、貯湯タンク2、配管(給水管11、入水管12)および内脚4(4A,4B,4C)に邪魔されずに外箱3Aの奥(後板3c)を見通すことができる位置に配置されている。これによれば、注入口8A,8Bから発泡断熱材6の発泡液6aを注入したときに、発泡断熱材6の発泡液6aを注入口8A,8Bから後板3cの内壁面3c1に直接に供給することができるので、貯湯タンク2の下方において発泡断熱材6を外箱3Aと貯湯タンク2との間の隙間全体に充填することができる。よって、高い断熱性能を有する貯湯タンクユニット1Aを得ることができる。
また、一般に貯湯タンク2は発泡断熱材6の発泡液6aを外箱3A内部に注入する際は中が空なので発泡圧力Paによる浮力を受けて位置ずれしやすくなっている。しかし、実施形態の貯湯タンク2は、下側(図6(a)の紙面左側)は脚受部4aを介して内脚4A,4B,4Cが外箱3Aと固定されるとともに、上側(図6(a)の紙面右側)もソケット20を介して支持部材40が外箱3Aに固定される構造を有している。これにより、発泡断熱材6の発泡圧力Pa(図6(b),図6(c)の白抜き矢印参照)を受けても、貯湯タンク2の動きが規制されるので、貯湯タンク2の浮き上がりなどの位置ずれ現象を確実に防ぐことができる。
また、実施形態によれば、貯湯タンク2には、シート状の真空断熱材5が巻かれているので、断熱性をさらに高めることができるとともに、発泡断熱材6の発泡圧力Paによって真空断熱材5を貯湯タンク2の外周面に密着させることができるので、より高い断熱性能を有する貯湯タンクユニット1Aを得ることができる。
また、実施形態によれば、内脚4(4A,4B,4C)が3本で構成されているので、貯湯タンク2を外箱3A内において安定して容易に支持させることができ、また、注入口8,8を、貯湯タンク2、配管(給水管11、入水管12)および内脚4(4A,4B,4C)に邪魔されずに後板3cを見通すことができる位置に形成することができる。
また、実施形態によれば、外箱3Aの内部に収容されるあらゆる配管が、アミン類またはアンモニアに対する耐食性配管で構成されている。具体的には、外箱3A内に収容される少なくとも給水管11、入水管12、出湯管13、給湯管14、浴槽戻り管15を含むあらゆる配管が、アミン類またはアンモニアに対する耐食性配管で構成されている。これにより、発泡断熱材6が水分や熱によって化学反応を起こし、例えばウレタン結合が分解されてアンモニアのガスを生じても、このアンモニアガスが腐食媒となって応力腐食割れを起こしてしまう、といったことがない。これにより、気密性が高まるので、応力腐食割れによる水漏れを起こすことがなくなる。すなわち、高い貯湯性能を備えた貯湯タンクユニット1Aを実現することができる。
また、実施形態によれば、貯湯タンク2を横に寝かせた状態で、貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、鉛直上向きに外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部配管と接続される。つまり、実施形態の貯湯タンク2に接続されているすべての配管は、外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部へと突出するようにされている。このようにすることにより、外箱3Aを組み立てる際、貯湯タンク2から延びる複数の配管を前板3aに同時に嵌め込む作業が容易になり、作業性が向上する。特に、貯湯タンク2には複数個所に及んで外部配管との接続を要する配管が多数存在しているが、従来は配管の接続方向に統一性がなかったために、これらを一度にまとめて外箱3Aの前板3aに嵌め込んで、外部配管と接続させることは非常に困難を極めた。しかし、本発明の実施形態を適用した貯湯タンクユニット1Aは、貯湯タンク2を横に寝かせた状態で、すべての配管が、鉛直上向きに外箱3Aの壁面(前板3a)と直交するようにして外箱3Aの外部配管と接続される。つまり、貯湯タンク2を横に寝かせた状態で前板3aを配管に嵌め込む際は、充分高い位置から、重力方向すなわち鉛直下向きに、前板3aの自重に任せて前板3aを側板3b,3bに向けておろすだけでよいので、作業性を向上させることができる。
また、従来の貯湯タンクユニットでは、配管を挿通するために外箱3Aの前板3aに穿孔された孔の周形状が、前板3aと面直でない向きに配管を接続させたりした場合に楕円形状となっていた。これに対して実施形態の貯湯タンクユニット1Aでは、前板3aの横断面視で水平部分から面直方向に配管を接続させるので、正円形状となる。このため、発泡断熱材6の発泡液6aの発泡過程において、発泡断熱材6のシール処理が必要な周長を減らすことができる。これにより、シール部材などの材料コストの低減を実現できるという効果を奏する。また、穿孔する孔のサイズ(孔の容積)が最小で済むので、さらにシールの必要量を減らすことができ、発泡中の発泡断熱材6が外箱3Aの外部に漏れにくいという効果も奏することができる。
また、このようにすると配管カバー3s内(図1参照)の機械室部分の配管配向が水平方向と鉛直方向に集約されるなどして見栄えがよくなり、全体レイアウトを把握しやすくなる。これにより、無駄な配管引き回しを避け、メンテナンスや各種サービスを行いやすくなる。そして、無駄な配管引き回しを回避できることで、機械室を省スペース化させ、コンパクトにできる。これにより、例えば従来の貯湯タンクユニットでは設置が難しかった狭い容積空間の設置スペースに対しても、実施形態の貯湯タンクユニット1Aであれば、設置できるようになるという効果を奏することができる。
ところで、貯湯タンクユニット1Aは、家庭用などでは、屋外など外気(雨)に曝される場所に設置されることが一般的である。また、発泡断熱材6は、水に弱い性質を有するので、水と接触しない構成であることが望ましい。そこで、実施形態では、注入口8,8が配管カバー3s側(前板3a側)に配置することで、発泡断熱材6の発泡液6aの注入、発泡が完了した後、注入口8,8が配管カバー3s(図1参照)によって覆われることになる。したがって、水(雨水)の浸入口となる注入口8,8が配管カバー3sで覆われることになり、注入口8,8に水浸入対策(例えば、注入口8,8に蓋をしてさらに蓋の隙間をシール部材で埋める対策)を施さなくても、簡単な蓋で注入口8,8を塞ぐだけで、注入口8,8からの水の浸入を防止することができる。よって、貯湯タンクユニット1Aの構成を簡略化できる。
上記した実施形態は本発明を分かりやすくするために詳細に説明したものであり、必ずしも、説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態
の構成に、他の実施形態の構成の一部もしくは全てを加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、実施形態では、真空断熱材5を貯湯タンク2の外周面に接触するようにして巻く構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、外箱3の内壁面(前板3a、側板3b、後板3c、上板3d、底板3eの各内壁)に真空断熱材5を配置する構成であってもよい。これにより、貯湯タンク2の側面(周面側)だけではなく、貯湯タンク2の上方および下方も含めて、貯湯タンク2の周囲全体を覆うことができる。
また、実施形態の変形例として、外箱3Aは、横断面視正八角形状に形成してもよい。このようにしても、貯湯タンク2と外箱との距離が周方向においてほぼ同じになるので、貯湯タンク2の周囲に充填される発泡断熱材6の充填量が前後左右でほぼ同じになる。これにより、貯湯タンク2に作用する発泡断熱材6の発泡圧力Paを均一にでき、貯湯タンク2が変形するなどといった不具合が発生するのを防止することができる。
また、実施形態では、支持部材40を給湯管14のソケット20に係合させる構成としたが、これに限らない。支持部材40は、設置配管の種類を問わない。例えば、出湯管13、浴槽戻り管15のソケット20にそれぞれ係合させる構成としてもよい。
また、本発明は、貯湯タンク2の上部から取り出した熱水と水道水とを熱交換して温水とした水道水を蛇口やシャワーなどの給湯端末18に給湯する水道直結・直圧式の給湯装置など、給湯装置の種類を問わず適用することができる。
また、追い炊き熱交換器HEが貯湯タンクの外部に備わる給湯装置に適用することができる。
1A 貯湯タンクユニット
2 貯湯タンク
2a 胴板
2b 上部鏡板
2c 下部鏡板
3A 外箱
3a 前板(壁面)
3b 側板(壁面)
3c 後板(壁面)
3c1 内壁面(壁面)
3d 上板(壁面)
3e 底板(壁面)
4,4A,4B,4C 内脚
4a 脚受部
8,9 注入口
3s 配管カバー
5 真空断熱材
5a,5b 非重ね部
6 発泡断熱材
6a 発泡液(発泡断熱材)
8,8A,8B,9,9A,9B 注入口
10 ヒートポンプユニット
11 給水管(配管),(外部配管)
12 入水管(配管),(外部配管)
13 出湯管(配管),(外部配管)
14 給湯管(配管),(外部配管)
15 浴槽戻り管(配管),(外部配管)
16 混合弁
17 給湯管,(外部配管)
18 給湯端末
20 ソケット
21 切り欠き
31 ノズル
32 孔
40 支持部材
S,s1,s2,s3 隙間
T1,T2 温度センサ
BT ボルト
HE 熱交換器
G 設置場所
K 給湯機
Pa 発泡圧力
g 鉛直方向の下向き

Claims (5)

  1. 貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクを収容する外箱と、
    前記外箱と前記貯湯タンクとの間に発泡液が注入され発泡してなる発泡断熱材と、
    前記外箱の内部に収容されて前記貯湯タンクに接続された配管と、を備え、
    前記配管は、前記外箱と直交するようにして前記外箱の外部に突出している
    ことを特徴とする、貯湯タンクユニット。
  2. 前記配管は少なくとも、前記貯湯タンクへと水道水が導入される給水管、前記貯湯タンクからヒートポンプへの入水管、前記ヒートポンプから前記貯湯タンクへの出湯管、前記貯湯タンクから給湯端末への給湯管を含むことを特徴とする、請求項1に記載の貯湯タンクユニット。
  3. 前記配管が前記外箱と交差する壁面には、前記発泡断熱材の前記発泡液の充填口が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の貯湯タンクユニット。
  4. 前記発泡液は前記貯湯タンクを横に寝かせた状態で前記充填口から注入されることを特徴とする、請求項3に記載の貯湯タンクユニット。
  5. 前記外箱の外部に突出している前記配管は、配管カバーで覆われていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の貯湯タンクユニット。
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