JP2016047236A - 霧発生装置及びミスト浴装置 - Google Patents

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JP2016047236A JP2015159732A JP2015159732A JP2016047236A JP 2016047236 A JP2016047236 A JP 2016047236A JP 2015159732 A JP2015159732 A JP 2015159732A JP 2015159732 A JP2015159732 A JP 2015159732A JP 2016047236 A JP2016047236 A JP 2016047236A
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Shinji Konno
信次 金野
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勇太 金野
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Abstract

【課題】
簡便な構造であり、設置にコストや時間がかからない霧発生装置及びミスト浴装置を提供する
【解決手段】
ミスト浴のために用いられる霧発生装置10であって、
霧発生手段2を備える貯水タンク11、霧発生手段2より発生した霧62を流通させる低温流通経路31及び高温流通経路32、加熱手段5並びに切り替え手段41及び42を備え、
加熱手段5は、高温流通経路32を流通する霧62を加熱し、
切り替え手段41及び42は、霧62が低温流通経路31及び高温流通経路32の何れを流通するか制御することを特徴とする、霧発生装置10。
【選択図】図1

Description

本発明はミスト浴のための霧発生装置及びミスト浴装置に関する。
浴室において温水又は熱水を霧状に噴射することで入浴者の体を温めるミストサウナが広く一般に普及している。
一方、浴室において常温の水や冷水を霧状に噴射し、かかる霧が入浴者の体に付着し気化する際の気化熱を利用して、入浴者に涼感を与えるミスト浴も一般に普及している。
そして近年、体を温める目的の温水の霧と、体を冷却する目的の低温の霧を同時に、又は交互に噴霧するタイプのミスト浴が行われるようになってきた。
特許文献1には、ノズルから温水をミスト状にして噴射することで浴室内を加湿しながら加熱するサウナ運転及び該ノズルから冷水をミスト状にして噴射することで該浴室内を冷却するクールダウン運転を行うミスト式空調システムが開示されている。
特許文献2には、浴室空間に発汗ゾーンと涼感ゾーンを形成して、発汗ゾーンには高温ミストを、涼感ゾーンには低温ミストを噴霧することが記載されている。
また、特許文献3には、ミストサウナ中に涼水ミストを噴出しクールダウンすることが記載されている。また、涼水ミストが入浴者に不快感を与えないように噴霧量、循環風量、還気風量で制御することが記載されている。
特開2002−143265号公報 特開2008−237478号公報 特開2009−030942号公報
特許文献1〜3に開示されているような従来のミストサウナ装置は、水をノズルから噴出することによって霧を発生させるため、水道管やコンプレッサーに接続する必要がある。また、温水ミストを噴出するには給湯器から湯を供給する必要があるため、給湯器との接続も必要となる。
したがって、従来のミストサウナ装置は壁や天井への取り付け工事だけではなく、水道管や給湯機への接続工事も必要であり、また、構造が複雑であった。そのため設置にコストや時間がかかるものであった。
本発明が解決しようとする課題は、上記問題点を解決することである。すなわち、簡便な構造であり、設置にコストや時間がかからない霧発生装置及びミスト浴装置を提供することが、本発明が解決しようとする課題である。
また、好ましい形態では、入浴者の体を効率的に温め、そして冷却させることができる霧発生装置及びミスト浴装置を提供することを課題とする。
また、本発明の好ましい形態によれば、入浴者がより心地よいミスト浴を楽しむことができる霧発生装置及びミスト浴装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明は、ミスト浴のために用いられる霧発生装置であって、霧発生手段を備える貯水タンク、霧発生手段より発生した霧を流通させる低温流通経路及び高温流通経路、加熱手段並びに切り替え手段を備え、加熱手段は、高温流通経路を流通する霧を加熱し、切り替え手段は、霧が低温流通経路及び高温流通経路の何れを流通するか制御することを特徴とする、霧発生装置である。
本発明の霧発生装置は、貯水タンクに備えた霧発生手段を霧の発生源とするため、水道管やコンプレッサーへの接続を行う必要がない。また、霧を加熱する加熱手段を備えるため、給湯器に接続する必要がない。
本発明の好ましい形態では、霧発生手段が超音波霧発生器である。かかる形態の本発明の霧発生装置は簡便な構造となる。
また、本発明の好ましい形態では、加熱手段が誘導加熱器である。かかる形態の霧発生装置は、簡便な構造ながらも効率よく霧を加熱することができる。
本発明の好ましい形態では、低温流通経路及び高温流通経路が、それぞれ低温噴出口及び高温噴出口へ霧を流通し、低温噴出口が高温噴出口よりも高い位置に設けられている。
暖かい空気は上方へ、冷たい空気は下方へ移動するため、かかる形態の本発明の霧発生装置は、入浴者の体を効率的に温め、そして冷却させることができる。
本発明の好ましい形態では、入浴者の体温を感知する体温感知手段と、体温感知手段と切り替え手段を連動させる連動手段を備え、連動手段は、体温感知手段が感知した入浴者の体温が、所定の温度より高いときは霧を低温流通経路に流通させ、所定の温度より低いときは霧を高温流通経路に流通させるように切り替え手段を制御することを特徴とする。
かかる形態の本発明の霧発生装置は、入浴者の体温を過剰に温めすぎたり冷やしすぎたりすることがないため、入浴者は心地よいミスト浴を楽しむことができる。
本発明の好ましい形態では、前記低温流通経路及び前記高温流通経路を通じて浴室へ前記霧を噴出するための霧発生装置であって、前記高温流通経路の途中に前記加熱手段によって加熱された前記霧が送気される膨張室を備え、前記膨張室は前記浴室からの還気を流通する還気流通経路に接続されている。
このような形態の霧発生装置においては、一度浴室に噴出された霧と、加熱手段によって加熱された霧が膨張室に送気され混ざり合い、浴室へ噴出される。このような構成をとることによって、高温流通経路を通じて浴室へ噴出される霧の温度を容易に調節することができ、また、排水を抑制することができる。
本発明の好ましい形態では、霧発生手段より発生した霧を、低温流通経路及び高温流通経路へ供給する送風手段を備える。
かかる形態の本発明の霧発生装置は、効率的に低温流通経路及び高温流通経路へ霧を供給することができる。
また、さらに好ましい形態では、前記低温流通経路及び前記高温流通経路の入り口に前記送風手段を備える。
低温流通経路及び高温流通経路の入り口に送風手段を備えることによって、より効率的に低温流通経路及び高温流通経路へ霧を供給することができる。
また、本発明は、上記霧発生装置と、低温流通経路及び高温流通経路に接続された浴室を備えるミスト浴装置にも関する。
本発明のミスト浴装置は、水道管やコンプレッサー、給湯機に接続する必要がない簡便な構造であり、容易に設置することができる。
本発明の好ましい形態では、浴室において、低温流通経路が高温流通経路よりも高い位置に接続されている。
暖かい空気は上方へ、冷たい空気は下方へ移動するため、かかる形態の本発明のミスト浴装置は、入浴者の体を効率的に温め、そして冷却させることができる。
本発明は、簡便な構造であり、設置にコストや時間がかからない霧発生装置及びミスト浴装置を提供することができる。また、本発明の好ましい形態によれば、入浴者の体を効率的に温め、そして冷却させることができる。また、本発明の好ましい形態によれば、入浴者は非常に心地よいミスト浴を楽しむことができる。
実施例1の霧発生装置の概略図。 実施例2の霧発生装置の概略図。 実施例3のミスト浴装置の概略図。 実施例4の霧発生装置の平面図 実施例4の霧発生装置の正面図 実施例4の霧発生装置の右側面図 実施例5のミスト浴装置70の概略図
以下、図1〜3を参照しながら、本発明についてさらに説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
<実施例1>霧発生装置
本発明の霧発生装置の構成を、図1を参照しながら説明する。
図1に、実施例1の本発明の霧発生装置10の概略図を示す。実施例1の霧発生装置10は、超音波霧発生器2を備える貯水タンク11、超音波霧発生器2より発生した霧62を流通させる低温流通経路31及び高温流通経路32、誘導加熱器5並びに切り替え弁41及び42を備える。
実施例1の霧発生装置10においては、貯水タンク11に溜められた水61が、超音波霧発生装置2によって霧化されることによって霧62が発生する。そして、ファン12によって貯水タンク11内に気流が形成され、霧62が低温流通経路31及び高温流通経路32に供給される。霧62が低温流通経路31及び高温流通経路32の何れを流通するかは、切り替え弁41及び42によって制御される。低温流通経路31を流通する霧62は、そのまま浴室に噴霧される。一方、高温流通経路32を流通する霧62は、誘導加熱器5によって加熱され、加熱された霧又は水蒸気となって浴室に噴霧される。
以下、各構成についてさらに詳述する。
本発明において貯水タンク11は、水61を貯留することができる構造であれば特にその形態は限定されない。
本発明においては、水61に人体に好適に使用できる有効成分やリラックス効果ある香り成分を溶解させてもよい。このような水溶液を貯水タンク11に貯留することによって、霧発生手段2によって水61と共にエアロゾル化した上記成分によって入浴者を曝露することができる。かかる実施の形態の本発明によれば、入浴者のさらなる健康増進やリラックス効果を図ることができる。
本発明における霧発生手段は霧を発生させることができれば、特にその形態は限定されない。
本発明の実施の形態においては、図1に示すように霧発生手段として超音波霧発生器2を用いることが好ましい。
超音波霧発生器とは液体を超音波によって霧状にする装置のことをいう。本発明においては、一般に流通している市販品を用いることができる。すなわち、圧電セラミックスの振動子に高周波の交流電圧を加え、発生した超音波の振動エネルギーを水面に伝えることにより、微細な霧を発生させる超音波霧発生器を用いることができる。
超音波霧発生器2より発生した霧62は、低温流通経路31及び高温流通経路32を流通する。低温流通経路31及び高温流通経路32は、互いに霧62を独立して流通させることができれば特にその形態は限定されないが、図1に示すようにパイプ状とすることが好ましい。
高温流通経路32は、加熱された霧62又は加熱された霧62が気化した水蒸気が流通するため、耐熱性がある素材で構成することが好ましい。
また、図1に示すように、加熱手段によって高温流通経路32自体を加熱することにより間接的に霧62を加熱する構成とする場合には、高温流通経路32は金属製とすることが好ましい。
本発明における加熱手段としては、霧を加熱することができればその形態は特に限定されず、電熱によって加熱する形態が好適に例示できる。
本発明における加熱手段として電熱を用いる場合には、抵抗加熱、誘導加熱、誘電加熱、アーク加熱、ヒートポンプ加熱、放射加熱の何れの原理による電熱器を用いてもよい。
本発明の好ましい実施の形態では、図1に示すように加熱手段として誘導加熱器5を用いる。
実施例1のように、加熱手段として誘導加熱器5を用いる場合には、誘導加熱器5は高温流通経路32を取り巻くように設ける。そして、少なくとも誘導加熱器5が設けられた部分においては、高温流通経路32は金属で構成する。
一方、低温流通経路31は霧62をそのまま流通させる形態としてよい(図1)。
または、低温流通経路31に冷却手段を設けて、低温流通経路31を流通する霧62を冷却するような形態としてもよい。
冷却手段の構成としては、特に限定されないが、低温流通経路31の少なくとも一部を放熱効率の良好な素材又は構成とし、その外側に周知の空冷式又は水冷式の冷却ユニットを設ける構成とすることもできる。
実施例1の霧発生装置は、切り替え手段として切り替え弁41及び42を備える。切り替え弁41及び42は、霧が低温流通経路31及び高温流通経路32の何れを流通するか制御する。
実施例1においては切り替え手段として切り替え弁41及び42を用いているが、霧の流通を制御できればその形態は特に限定されない。
ここで、「霧が低温流通経路及び高温流通経路の何れを流通するか制御する」とは、霧が低温流通経路と高温流通経路の両経路を流通する状態と、霧が低温流通経路と高温流通経路の何れか一方を流通する状態を制御することを言う。
したがって、本発明の霧発生装置は低温の霧と高温の霧を同時に噴出することもできるし、何れか一方を噴出することもできる。
本発明の好ましい実施の形態では、霧発生手段より発生した霧を、低温流通経路及び高温流通経路へ供給する送風手段を備える。送風手段の形態は特に限定されないが、図1に示すようにファン12を貯水タンク11の壁面に備えるようにしても良い。
実施例1の霧発生器10は固定型としても移動型としてもよい。
固定型とする場合には、霧発生器10を壁や天井、床に固定してもよい。
移動型とする場合には、霧発生器10の底部に車輪を設け、容易に移動できるように構成してもよい。
実施例1の霧発生装置10によれば、高温流通経路32へ霧62を流通し、高温の霧62を浴室へ噴霧する加温運転と、低温流通経路31へ霧62を流通し低温の霧62を浴室に噴霧する冷却運転を交互に繰り返すことができる。
加温運転と冷却運転を交互に繰り返すことによって、加温運転による過度な体温上昇や冷却運転による過度な体温低下を防ぐことができる。つまり、霧発生装置10は入浴者に与える負担が少ない、心地の良いミスト浴を実現する。
入浴者に与える負担が少ないため霧発生装置10は、繊細なボディケアが必要不可欠なスポーツ選手や、体の弱い病人や老人のミスト浴のために用いることが好ましい。
加温運転と冷却運転の切り替え周期はタイマーによって制御してもよい。
また、浴室の室温を計測する温度センサーと霧発生装置10を接続することによって、ある一定の温度まで浴室の室温が上昇したら冷却運転を開始し、ある一定の温度まで浴室の室温が低下したら加温運転を開始するように制御してもよい。
本発明の好ましい実施の形態では、入浴者の体温を感知する体温感知手段と、体温感知手段と切り替え手段を連動させる連動手段を備える。かかる実施の形態については、実施例3において詳述する。
<実施例2>ハウジング付き霧発生装置
実施例2の霧発生装置101について図2を参照して説明する。実施例2の霧発生装置101はハウジング131を備えることにより、高温となる誘導加熱器5や高温流通経路32と入浴者の接触を防止し、安全性を担保する。
実施例2の霧発生装置101は、そのまま浴室へ載置することによって使用することもできるし、壁や窓などに取り付けて使用することもできる。
また、霧発生装置101の低温噴出口31aと高温噴出口32aにさらにパイプを接続し、かかるパイプを浴室に接続する形態としてもよい。
霧発生装置101の低温噴出口31aと高温噴出口32aから直接浴室に霧62を噴出する場合にあっては、図2に示すように低温噴出口31aを高温噴出口32aよりも高い位置に設けることが好ましい。かかる実施の形態の霧発生装置101は、入浴者の体を効率的に温め、そして冷却させることができる。
<実施例3>ミスト浴装置
実施例3のミスト浴装置70について図3を参照しながら説明する。
ミスト浴装置70は、実施例1の霧発生装置10と浴室71を備える。浴室71には低温流通経路31及び高温流通経路32を通して、霧62が噴霧される構成となっている。
実施例3のミスト浴装置70は水道管やコンプレッサー、給湯機への接続を必要とせず、独立したユニット型のミスト浴装置として使用することができる。
ミスト浴装置70は入浴者9の体温を感知する体温感知手段としてサーモグラフィー81を備えている。そして、サーモグラフィー81は連動手段82に接続されている。
連動手段82は、サーモグラフィー81が感知した入浴者9の体温が、所定の温度より高いときは霧62を低温流通経路31に流通させ、所定の温度より低いときは霧61を高温流通経路32に流通させるように切り替え弁41及び42を制御する。
そのため、ミスト浴装置70によれば、入浴者9の体温を過剰に温めすぎたり冷やしすぎたりすることがないため、入浴者9は心地よいミスト浴を楽しむことができる。
実施例3のミスト浴装置70においては体温感知手段としてサーモグラフィーを採用するが、入浴者の体温を感知することができればその形態は限られない。ここで、「体温」とは、体内の温度だけではなく体表面の温度も含む。
本発明において体温感知手段としては赤外線エネルギーの量を計測し、その量を温度に換算する非接触型の温度センサーを好適に例示することができる。
また、浴室71内の温度と入浴者9の体温の相関関係に基づき、浴室71内の室温を計測する温度計や温度センサーを体温感知手段としてもよい。温度計や温度センサーとしては一般に用いられるものを制限なく用いることができる。
上述の通り、連動手段82は、切り替え弁41及び42を入浴者9の体温に応じて制御する。すなわち、体温が所定の温度より高いときは霧62を低温流通経路31に流通させ、所定の温度より低いときは霧61を高温流通経路32に流通させる。「所定の温度」は適宜設定することができる。
ミスト浴装置70においては、低温流通経路31の開口部である低温噴出口31aが、高温流通経路32の開口部である高温噴出口32aよりも高い位置に設けられている。かかる形態の本発明のミスト浴装置70は、入浴者の体を効率的に温め、そして冷却させることができる。
本発明の好ましい実施の形態では、図3に示すように低温噴出口31aは入浴者9の頭部よりも高い位置に、高温噴出口32aは入浴者9の足元に設ける。
本発明において浴室71の材質は特に限定されず、合成樹脂や木材で構成しても良い。また、浴室71には図3に示すように椅子を設けても良い。
本発明においては、図3に示すように浴室71に換気扇72を設けてもよい。低温噴出口31aより噴出される低温の霧62による涼感は、入浴者9に付着した霧62の気化熱によりもたらされる。したがって、換気扇72によって換気を行い浴室71内の湿度を低下させることによって、より霧62の気化を促し、入浴者9に与える涼感を向上させることができる。
本発明においては、連動手段82と換気扇72を接続して、連動手段82が切り替え弁41を開放するタイミングに合わせて換気扇72を駆動させるように構成してもよい。
<実施例4>霧発生装置
実施例4の霧発生装置について図4〜6を参照しながら説明する。実施例4の霧発生装置10においては、ミストボックス132と低温流通経路31及び高温流通経路32の接続部分、すなわち、低温流通経路31及び高温流通経路32の入り口にファン12が設けられていることを特徴とする。
低温流通経路31及び高温流通経路32の入り口にファン12が設けられていることによって、超音波霧発生器2より発生した霧が非常に効率的に低温流通経路31又は高温流通経路32に送気される。つまり、実施例4の霧発生装置は省エネルギー化された構成となっている。
実施例4のように低温流通経路31及び高温流通経路32の入り口にファン12を設ける場合には、ファン12を切り替え手段とすることができる。例えば、低温流通経路31に霧を流通させる場合には、その入り口に設けられたファン12を駆動し、一方の高温流通経路の入り口に設けられたファン12の駆動を停止する。このように低温流通経路31及び高温流通経路32の入り口に設けられたファン12の駆動と停止を制御することによって、低温の霧と高温の霧の発生を切り替えることが可能となる。
実施例4の霧発生装置10においては、ファン12は低温流通経路31及び高温流通経路32の入り口に設けられているが、それぞれの流通経路の途中や、それぞれの流通経路の出口、すなわち低温噴出口や高温噴出口に設けてもよい。
貯水タンク11中の水は超音波霧発生器2によって霧へと変換されるため、長時間使用を続けると貯水タンク11中の水が無くなってしまうおそれがある。しかし、実施例4の霧発生装置10は、貯水タンク11へ水を供給する給水タンク14を備えているため、貯水タンク11中の水が枯渇することを防ぐことができる。
貯水タンク11に水位計を備え、一定の量よりも貯水タンク11中の水位が下回った場合に、給水タンク14から貯水タンク11に水を供給する構成とすることがより好ましい。
図4〜6に示すように、実施例4の霧発生装置10においては、冷却ファン15を取り付け、誘導加熱器5による装置内の過度な温度上昇を防ぐような構成とすることが好ましい。
<実施例5>ミスト浴装置
実施例5のミスト浴装置70について図7を参照しながら説明する。実施例5のミスト浴装置70は高温流通経路32の途中に膨張室321を備えることを特徴とする。膨張室321には、誘導加熱器5によって加熱された霧と、一度浴室71に噴出された霧が供給される。供給された2種の霧は膨張室321において混合され、高温流通経路32を通じて浴室71に噴出される。このような構成を備えるため実施例5のミスト浴装置70は、浴室71に噴出させる霧の温度調整を容易に行うことができる。また、浴室71における排水の発生を抑制することができる。
また、膨張室321は還水管147を介して給水制御タンク141に接続されている。これにより、霧が凝縮することで膨張室321に発生した水を給水制御タンク147に戻すことができ、排水の発生を抑制することが可能となる。
実施例5のミスト浴装置70においては、主制御装置80によって貯水タンク11の水位、膨張室321の温度、そして低温流通経路31と高温流通経路32の切り替えが制御されている。
実施例5のミスト浴装置70において貯水タンク11の水位は以下のように制御されている。貯水タンク11は給水制御タンク141に連結管144を介して接続されており、貯水タンク11における水位に連動して給水制御タンク141の水位が変動するような構成となっている。そして、給水制御タンク141には水位計145が設置されており、給水制御タンク141の水位が一定値を下回った場合には、水位スイッチ84が切り替わり、給水制御弁142が開き給水タンク14から給水制御タンク141に給水され、結果的に貯水タンク11の水位を一定値以上に回復できる。水位が一定値以上まで回復した場合には水位スイッチ84が切り替わり、給水制御弁142を閉じて、給水を停止させることができる。
このような構成をとることによって、貯水タンク11の水が枯渇し霧発生装置10の運転が停止することを防ぐことができる。
実施例5のミスト浴装置70において膨張室321の温度は以下のように制御されている。すなわち、膨張室321に設置された温度センサー85により、膨張室321内の温度が一定値よりも下回っていることを温度調節器83が検知すると、温度調節器83が主制御装置80と誘導加熱器5を通電させ、誘導加熱器5による高温流通経路32の加熱を開始する。また、膨張室321内の温度が一定値を上回っている場合には、温度調節器83が主制御装置80と誘導加熱器5の通電を停止し、誘導加熱器5による高温流通経路32の加熱を停止する。
このような構成をとることによって、浴室71に噴出させる霧の温度を容易に適切な範囲内に調節することができる。
実施例5のミスト浴装置70において、低温流通経路31と高温流通経路32の切り替えは以下のように制御されている。浴室71は入浴者の体温を感知する体温感知手段としてサーモグラフィー81を備えている。そして、サーモグラフィー81は主制御装置80に接続されている。主制御装置80は、サーモグラフィー81が感知した入浴者の体温が、所定の温度より高いときは低温流通経路31の入り口に備えられたファン12を駆動させ、霧を低温流通経路31に流通させる。反対に、サーモグラフィー81が感知した入浴者の体温が、所定の温度より低いときは高温流通経路32の入り口に備えられたファン12を駆動させ、霧を高温流通経路32に流通させる。
このような構成を備える実施例5のミスト浴装置70によれば、入浴者の体温を過剰に温めすぎたり冷やしすぎたりすることがないため、入浴者は心地よいミスト浴を楽しむことができる。
ミスト浴装置70には、運転状態を表示するランプ86や、装置内の過度の温度上昇を防ぐための冷却ファン15を取り付けてもよい。この場合、ランプ86と冷却ファン15は主制御装置80により制御される構成とすることが好ましい。
本発明は簡易型の霧発生装置及びミスト浴装置に応用することができる。
10 霧発生装置
101 ハウジング付き霧発生装置
11 貯水タンク
12 ファン(送風手段)
131 ハウジング
132 ミストボックス
14 給水タンク
141 給水制御タンク
142 給水制御弁
143 給水管
144 連結管
145 水位計
146 水位計
147 還水管
15 ファン
2 超音波霧発生器(霧発生手段)
31 低温流通経路
31a 低温噴出口
32 高温流通経路
32a 高温噴出口
321 膨張室
41 切り替え弁(切り替え手段)
42 切り替え弁(切り替え手段)
5 誘導加熱器(加熱手段)
61 水
62 霧
70 ミスト浴装置
71 浴室
72 換気扇
80 主制御装置
81 サーモグラフィー(体温感知手段)
82 連動手段
83 温度調節機
84 水位スイッチ
85 温度センサー
86 ランプ

Claims (10)

  1. ミスト浴のために用いられる霧発生装置であって、
    霧発生手段を備える貯水タンク、前記霧発生手段より発生した霧を流通させる低温流通経路及び高温流通経路、加熱手段並びに切り替え手段を備え、
    前記加熱手段は、前記高温流通経路を流通する前記霧を加熱し、
    前記切り替え手段は、前記霧が前記低温流通経路及び前記高温流通経路の何れを流通するか制御することを特徴とする、霧発生装置。
  2. 前記霧発生手段が超音波霧発生器であることを特徴とする、請求項1に記載の霧発生装置。
  3. 前記加熱手段が誘導加熱器であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の霧発生装置。
  4. 前記低温流通経路及び前記高温流通経路が、それぞれ低温噴出口及び高温噴出口へ前記霧を流通し、前記低温噴出口が前記高温噴出口よりも高い位置に設けられていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の霧発生装置。
  5. 入浴者の体温を感知する体温感知手段と、前記体温感知手段と前記切り替え手段を連動させる連動手段を備え、
    前記連動手段は、前記体温感知手段が感知した入浴者の体温が、所定の温度より高いときは前記霧を低温流通経路に流通させ、所定の温度より低いときは前記霧を高温流通経路に流通させるように前記切り替え手段を制御することを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の霧発生装置。
  6. 前記低温流通経路及び前記高温流通経路を通じて浴室へ前記霧を噴出するために用いられ、前記高温流通経路の途中に前記加熱手段によって加熱された前記霧が送気される膨張室を備え、前記膨張室は前記浴室からの還気を流通する還気流通経路に接続されていることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の霧発生装置。
  7. 前記霧発生手段より発生した霧を、前記低温流通経路及び前記高温流通経路へ供給する送風手段を備えることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の霧発生装置。
  8. 前記低温流通経路及び前記高温流通経路の入り口に前記送風手段を備えることを特徴とする、請求項7に記載の霧発生装置。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の霧発生装置と、前記低温流通経路及び前記高温流通経路に接続された浴室を備えるミスト浴装置。
  10. 前記浴室において、前記低温流通経路が前記高温流通経路よりも高い位置に接続されていることを特徴とする、請求項8又は9に記載のミスト浴装置。


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