JP2004357943A - 足浴器 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯を使用することなく、使い勝手を良くし、空気を混合することで高温の加熱液体粒子が直接足に吐出されることがなく、火傷のおそれをなくして吐出口を大きく離す必要をなくし、装置を小型化し、特に、まず足裏から加温を図って足全体の快適な加温をおこない、冷え改善効果を得る。
【解決手段】足を本体1に挿入して温浴する足浴器である。液体タンク2と、液体タンク2から供給される液体を加熱して加熱液体粒子を発生させる加熱手段11と、加熱手段11による加熱液体粒子と空気とを混合した混合空気を挿入された足の足裏に吐出する手段を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、足浴器に関し、詳しくは、足裏からの加温によって、気持ち良さ感やリラックス感を得ながら足全体の快適な加温を図ろうとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、血行促進や冷えの改善を目的として、湯浴やサウナ浴がおこなわれており、全身のミストサウナをおこなうものがある(例えば、特許文献1参照)が、近年、身体を部分的に手軽に温浴することが望まれている。
【0003】
ところで、手や足を湯に浸して加温することにより血行を促進する従来のいわゆる足浴器は、温水を使用するものであり、足などを浸すだけの大量の水を必要とし、更に、常温の水を目標温度に加温するのに時間がかかり、使用後に水を捨てるために、足浴器の持ち運びに労力を要するものである。
【0004】
そこで、湯量の節減をはかるもの(例えば、特許文献2)もあるが、ある程度の湯量は必要となるのである。
【0005】
更に、スチーム式の足浴器(例えば、特許文献3及び4)も提案されているが、これは、一般のスチーム式のホームサウナのように、発生したスチームを足浴器の内部空間全体で撹拌して内部空間全体を昇温・加温するものであり、高温のスチームが足に直接当たることを避けるために、足からスチーム発生部までの充分な距離を設ける必要があり、装置全体が大型化するものであり、又、上記特許文献4も同様に足浴空間へスチームを供給する構造であり、高温のスチームが足に直接触れる危険性がある。
【0006】
因みに、冷え性や抹消の血行不良の方は、足先・足裏が冷えていることが多く、この部分を暖めることで症状の改善や、加温による気持ち良さを感じられるが、例えば特許文献5では、足浴空間内が温まりはするが、足裏が底面に接触しており、足裏が全く加温されず、充分な加温効果を得にくいという問題がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−15019号公報
【特許文献2】
特開平11−89909号公報
【特許文献3】
特開2000−51376号公報
【特許文献4】
特開2000−271188号公報
【特許文献5】
特開2000−271188号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、足裏からの加温によって気持ち良さ感やリラックス感を得ながら、装置を小型化し、それでいて火傷のおそれがなく、足全体の快適な加温を図ることができる足浴器を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明においては、足を本体1に挿入して温浴する足浴器であって、液体タンク2と、液体タンク2から供給される液体を加熱して加熱液体粒子を発生させる加熱手段11と、加熱手段11による加熱液体粒子と空気とを混合した混合空気を挿入された足の足裏に吐出する手段を備えていることを特徴とするものである。
このような構成によれば、加熱されて高温となっている加熱液体粒子と空気とを混合して適温にしてから足裏に吐出することで、従来のように湯を使用することがなく、使い勝手を良くする。空気を混合することで高温の加熱液体粒子が直接足に吐出されることがなく、火傷のおそれをなくして吐出口を大きく離す必要をなくし、装置を小型化できる。特に、まず足裏から加温を図って足全体の快適な加温をおこなうことができ、充分な冷え改善効果が得られる。
【0010】
この場合、加熱液体粒子を放出する空間3を足裏側に設け、前記空間3にて加熱液体粒子と空気を混合可能に構成していることが好ましく、このような構成によれば、加熱液体粒子と空気を足裏の空間3にて混合できる。
【0011】
また、前記空間3に、加熱液体粒子を拡散させる手段を備えていることが好ましく、このような構成によれば、加熱液体粒子と空気との混合の効率を高めることができる。加熱液体粒子を拡散させる手段としては、送風機7が好ましいが、図8に示すように、液体粒子経路18を足裏の空間3に延出し、この液体粒子経路18に多数の液体粒子吐出口24を形成するようにしてもよい。また、他の構成のものでもよい。
【0012】
また、本体1の浴空間4とは別に足裏の空間3を形成し、加熱液体粒子と空気とを混合した混合空気を足裏の空間3に吐出する手段を備えていることが好ましく、このような構成によれば、加熱液体粒子と空気を足裏の空間3にて確実に混合できる。
【0013】
また、浴空間4に空気取込口6を形成し、空気取込口6より取込んだ空気を加熱液体粒子と混合することが好ましく、このような構成によれば、浴空間4の空気を循環させることができ、適温適湿の状態に早く達することができる。
【0014】
また、加熱液体粒子と空気とを混合させる手段に空気又は加熱液体粒子を流入させる送風機7を備えていることが好ましく、このような構成によれば、空気または加熱液体粒子を積極的に取り込んで混合を良くすることができ、使用後、送風機7のみを動作させることで、結露した本体1内に風を送り乾燥を速めることができる。
【0015】
また、送風機7は、混合空気の吐出口8側に設けていることが好ましく、このような構成によれば、送風機7による取り込みを空気と加熱液体粒子の両方として混合状態をさらに良くすることができる。
【0016】
また、送風機7と混合空気の吐出口8とに間に空間9を形成しているがこと好ましく、このような構成によれば、この空間9で混合をおこなうことで、混合を、一層、良くすることができる。
【0017】
また、混合空気の吐出口8は、略水平方向に幅広に形成していることが好ましく、このような構成によれば、足裏の空間3に一様に混合空気を吐出することができる。
【0018】
また、混合空気の吐出口8は、略足幅にしていることが好ましく、このような構成によれば、一層、足裏の空間3に一様に混合空気を吐出することができる。
【0019】
また、混合空気の吐出口8の開口の向きは、足裏面に向いていることが好ましく、このような構成によれば、足裏の特定部に選択的に混合空気を付与し加温できる。
【0020】
また、足置き台10を備えていることが好ましく、また、足置き台10は、足裏の部位によって足裏への接触の割合を変えた構造にしていることが好ましく、このような構成によれば、加温したい部位の露出面積を広くすることで、その部位の加温を集中的におこなうことができる。
【0021】
また、足置き台10は、足裏に立体的に接触する構造にしていることが好ましく、このような構成によれば、足位置を確実に決めることができるので、安定した加温ができる。
【0022】
また、加熱手段11からの加熱液体粒子の発生量を時間とともに変化させる手段を備えていることが好ましく、このような構成によれば、温度刺激に変化があるので、ぬるさ感を感じなく、温かさ感を持続させることができる。
【0023】
また、目標温度に達した後は、加熱手段11からの加熱液体粒子を断続的に供給可能にしていることが好ましく、このような構成によれば、連続的に供給する場合に比べて断続的に供給する際の加熱液体粒子の発生量が多く、足に付与する加熱液体粒子の量を多くできる。
【0024】
また、加熱液体粒子の発生休止時間を本体1の温度に基づいて制御する手段を設けていることが好ましく、このような構成によれば、本体1内の温度が低くなりすぎることを防止することができる。
【0025】
また、加熱液体粒子の発生休止時間を一定になるように制御する手段を備えていることが好ましく、このような構成によれば、加熱液体粒子の発生休止時間が長く続くことを防止できる。
【0026】
また、加熱液体粒子の発生時間と休止時間の割合が一定になるように制御する手段を備えていることが好ましく、このような構成によれば、全体として、単位時間あたりの足に付与する加熱液体粒子量を一定にできる。
【0027】
また、送風機7と混合空気の吐出口8との間の空間9に温度センサー14を設け、温度センサー14の検知結果に基づいて加熱液体粒子の発生時間と休止時間を制御する手段を備えていることが好ましく、このような構成によれば、本体1内の温度に基づく制御に比べて、温度分布などに左右されることなく安定した制御が可能になる。温度センサー14への足からの熱影響を防止できる。
【0028】
また、液体タンク2内の液体を加熱して略一定の温度に維持する手段を備えていることが好ましく、このような構成によれば、加熱液体粒子が発生するまでの時間を短くできる。
【0029】
また、液体タンク2内の液体の温度が目標温度に達したことを報知する手段を備えていることが好ましく、このような構成によれば、好適に使用する時間がわかり使いやすい。
【0030】
また、液体タンク2内の液体の存否を検知する手段を設け、液体タンク2内の液体の不存在の検知結果に基づいて加熱手段11を停止させる手段を備えていることが好ましく、このような構成によれば、加熱手段11の空焚きを防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0032】
図1〜9に示す例の足浴器では、ふくらはぎも含めた下腿全体を挿入可能な本体1を備え、本体1は、液体タンク2と、液体タンク2の一側面に添設されて液体タンク2内の液体を加熱する加熱手段11としてのヒータ15、ヒータ15に電力を供給する電源部37(図24)を備え、図1〜7では、液体タンク2と本体1内の浴空間4に連通した混合部16を備えている。
【0033】
本体1に給水タンク17が着脱自在に設けられ、給水タンク17を本体1に装着すると、あらかじめ給水タンク17内に収容された液体が、液体タンク2ヘと流入する構造になっている。液体タンク2の底部に配設されたヒータ15が液体タンク2内の液体を加熱し、高温の液体粒子を発生させる。加熱液体粒子は、本体1内の浴空間4に連通した液体粒子経路18を通って本体1内の浴空間4に供給される。
【0034】
本体1内の浴空間4には使用者が足裏を乗せることができる足置き台10が設置されている。足置き台10は、図4のように底部よりの延出体19で足裏に接触する構造でもよく、図6のように本体1の側面より延出した棒状体20であってもよい。また、図1、図10、図11に示すようなものでもよい。本例では、足裏の露出面積を増やす一例として、格子形状で構成され空間部21を確保している。足置き台10は本体1に対して着脱可能にしておけば、使用後の手入れなどがしやすく衛生的でもある。
【0035】
図10(b)の例は指先側と踵側とで空間部21の密度を変えた一例であり、指先側の方が空間部21の開口面積が広くなっているため、加熱液体粒子と空気とを混合した混合空気をより指先側へ選択的に付与できる。冷え性や末梢の血行不良の方は足先・足裏が冷えていることが多く、この部分を温めることで症状の改善や、加温による気持ち良さ感が得られるため、効果的である。
【0036】
また、図11のように足裏を点に近い形状で接触する突起部22を設けておくことで、より足裏の露出面積を大きくすることができるだけでなく、足裏刺激効果が得られる。足裏には、鍼灸でいうところのツボ(足裏には、血行促進に効果があるとされる湧泉とよばれる経穴がある)があるため、突起部22は刺激効果をも与えることができる。また、足型部23があると視覚的にもツボ刺激感が得られてよい。また本例では、土踏まず側に高い突起部22を配置(図12(b)参照)すると足裏へのフィット感が得られる。また、前後方向の中央部の高い突起部22により、青竹踏みと同様に、土踏まず部がこの部分にフイットしやすくなる。使用者は足を置いた感覚だけで、定位置が安定して決まるため、毎回同じ部位に加熱液体粒子と空気を混合した混合空気が安定して付与できる。
【0037】
また、足置き台10の高さが調節できる構造にしてあってもよい。足置き台10の底面に対する高さが得られる別部品が着脱可能な構造であったり、本体1の底部と足置き台10との間に、ばねのような弾性体を配置することで、使用者の自重で高さを調節可能にしてもよい。高さが変えられることで、加熱手段11からの加熱液体粒子と空気の付与の程度が変わるので、使用者の好みの温度の加温が実現できる。また、使用者毎の足長さの違いを吸収しやすくなる。
【0038】
図8は、この足置き台1の下方の空間3に、液体粒子経路18を延出させ、複数の液体粒子吐出口24より加熱液体粒子を吐出し、空気と混合して本体1内の浴空間4に足裏の空間3より供給する構造である。加熱液体粒子を複数箇所の液体粒子吐出口24より分散して吐出することで、加熱液体粒子と足裏の空間3の空気がよく混合された形で、足裏から付与することができる。
【0039】
図9は、足置き台10の下方の空気に加熱液体粒子を混合する空間部に、送風機7を具備した例である。本例では、モータ25とモータ25により回転駆動するファン26、モータ25を固定するモータ基台27とから送風機7が構成される。このように送風機7を備えることで、加熱液体粒子と空気との混合の効率が上がるとともに、送風機7により発生する気流を積極的に足裏に当てることができる。
【0040】
図1〜7、図16〜18は、液体タンク2と足置き台10下の空聞3との間に、加熱液体粒子と空気とを混合する混合部16を設けた例である。図13は、液体タンク2やヒータ15を備える加熱手段11と混合部16等を上面より見た図を示し、加熱液体粒子は、液体粒子経路18を通って混合部16へと供給される。
【0041】
混合部16の空間28にて、液体粒子経路18の先端部の液体粒子取込口からの加熱液体粒子と空気取込口6からの空気とを混合し、混合した混合空気を混合空気吐出口9から、足裏の空間3をへて本体1内の浴空間4へと供給される。
【0042】
混合空気の温度を検知する温度センサー14(図1)を有していれば、好みの温度での加温が可能となり、また、本体1内の浴空間4が異常に熱くなりすぎるという危険性も回避できる。本例では、温度センサー14として混合部16内に測温抵抗体(サーミスタ)を設け、混合空気の温度を検知している。
【0043】
使用者は、本体1内の浴空間4に設けられた足置き台10上に足を置き、混合空気吐出口8からの混合空気を足裏から付与されることになる。本例では、混合空気吐出口8は本体1の底部に近い位置に横幅広形状に形成され(図14(a):本体1の内部より見た図参照)、また、略足幅に開口している(図15:本体1内の足置き台10と混合部16のみの上面図参照)。
【0044】
ところで、加熱手段11から供給される加熱液体粒子をそのまま本体1内に供給して身体に付与する方法においては、本体1内での加熱液体粒子の分布が不均一になりやすいものでもある。本体1が小型になり、本体1の内容積が小さくなるほど不均一さは増加する。加熱液体粒子の密度が高いと異常に熱さ感が強く、火傷の恐れもある。これを低減する方法として、本体1内に供給する加熱液体粒子の供給量を極めて少なくすればよいが、少なくした場合、加熱液体粒子を付与されている感覚が物足りなく感じられる傾向にあり、使用(温浴)感が悪くなる。
【0045】
しかし、本例のような混合部16を設けることで、加熱手段11から供給される高温高密度の加熱液体粒子にあらかじめ空気を混合させることができ、加熱液体粒子の供給量を減らすことなく、より低密度で低温の加熱液体粒子に変えて、本体1内の浴空間4に供給できるため、使用感を損なうことなく、異常な熱さ感を低減することができる。更には、本例においては、高温の加熱液体粒子が高密度に集中している液体粒子取込口に直接身体の一部が接触できない構造になっているために安全性が確保できる。万一、使用中に本体1が転倒したりして液体タンク2内の高温の液体が液体粒子経路18を通って飛び出してきても、混合部16が障壁となり、直接当たらない構造となっているため、一層、安全性を確保できる。
【0046】
図16に示す例のように、空気取込口6は本体1外に連通していてもよい。ベンチュリー効果を利用して空気取込口6から吸込んだ空気と加熱手段11からの加熱液体粒子とを混合させて、混合空気吐出口8より本体1内に供給する構造である。空気取込口6に空気を送る手段として、送気ポンプ等を使用しても良い。混合の割合によって、加温の程度を調整することもできるので、使用者の好みにあった温度で温めることができる。混合する空気の割合を多くし、低い温度で加温することで、ゆったりとしたリラックス気分での加温を実現したり、また混合する空気の割合を少なくし、高い温度で加温することで、身体のより深部までのしっかりした温め効果や、高い温度ゆえに自律神経が刺激され、新陳代謝の促進につながる。
【0047】
ところで、空気取込口6を混合用の液体容器内の液体中に開口させておくと、空気の替わりに液体が吸込まれ、この液体と加熱手段11からの加熱液体粒子とを混合することができる。液体は空気よりも熱容量が大きいため、より低温の液体と混合させることで、空気と混合するよりも一層低温の混合空気とすることができる。
【0048】
図17では、空気取込口6は本体1内の浴空間4に連通している。本体1内の浴空間4の空気及び液体粒子を空気取込口6より混合部16に取り込むことになる。本体1内の気流に、加熱手段11からの新しい加熱液体粒子が供給され、気流内で混合される。そして、空気吐出口8より本体1内に供給されるという循環の流れができるため、より短い時間で、本体1内に加熱液体粒子を充満させることができる。また、加熱手段11から常時新しい加熱液体粒子が本体1内の浴空間4に供給されるので、使用者はぬるさ感を感じることなく、使用感が向上する。
【0049】
図18に示す例では、図9同様に、混合部16に送風機7を備えた例である。本例では、モータ25とモータ25により回転駆動するファン26、モータ25を固定するモータ基台27とから送風機7が構成され、混合空気吐出口8側に位置している。
【0050】
ファン26の回転により、混合部16内に気流を発生させる。この例では、空気取込口6から混合空気吐出口8に向かって気流を発生するようなファン構造、モータ回転方向になっている。空気取込口6からの本体1内の混合空気と、加熱手段11からの加熱液体粒子とがファン26に向かって吸込まれる。ファン26の回転によってさらに混合され効率的である。このとき、ファン26と混合空気吐出口8との間に空間9が設けてあると、この空間9で時間をかけて混合されるのでよい。更に、この例では、混合空気吐出口8の開口面積は前記混合部16の空間9の断面積に比べ小さくすることで前記空間9を確保している。気流を発生し撹拌できるものであれば、他の適宜の構成を採用でき、例えば、送気ポンプから構成されるものを用いてもよい。
【0051】
ファン26のような撹拌手段を設けることで、本体1内の浴空間4に供給する際の加熱液体粒子のムラを低減するだけではく、本体1内の浴空間4の加熱液体粒子の分布をより均一にすることができる。また、本体1内の浴空間4をより短時問で加熱液体粒子で充満させることができる。
【0052】
身体の一部に加熱液体粒子が効率よく付与されるためには、本体1内の浴空間4がより多くの加熱液体粒子で充満していることが望ましい。具体的には、加熱液体粒子によって足を加温する場合には、加熱液体粒子が本体1内の浴空間4にあまり充満していない状態であると、ぬるさ感を与えることになる。
【0053】
本体1を動作させ始めてから、より短時間で充満した方が使用感の満足度は高く、これを実現するためには、加熱液体粒子の供給量を増やす必要がある。しかし、この時、加熱液体粒子供給部の開口部における液体粒子密度が極めて高くなるため、ムラとして感じられ、不快感を与えたりすることがある。
【0054】
送風機7を用いることで混合の効率を高めることができ、このムラを低減した形で本体1内の浴空間4に供給され、不快感を少なくできる。さらに、短時間で加熱液体粒子を本体1内の浴空間4に均一に充満させることができるため、使用感を向上させることができる。
【0055】
足浴器の使用後、本体1内の浴空間4には加熱液体粒子の一部が結露として本体1内の浴空間4の壁面に付着している。周囲環境温湿度の条件や、次回使用までの経過時間により、カビや雑菌等が繁殖する場合が考えられる。送風機7を設け本体1内の浴空間4に気流を発生する手段があると、乾燥を早めることができ、衛生的である。
【0056】
送風機7によって本体1内の浴空間4に循環する混合空気を積極的に身体の一部に当てることができ、本体1内の浴空間4の気体と液体粒子が効率よく混合された状態で身体の一部に付与できる。一般的に、冷え症の方々は、末梢の血行不良により、指先の冷えを強く訴える。足部を加温する場合、混合空気吐出口8をつま先例に位置させることで、集中的に指先から加熱液体粒子を付与できる。
【0057】
図19には、混合空気吐出口8を上方に傾けた一例を示している。このようにすると混合空気吐出口8からの混合空気は足裏に積極的に付与することができるため、さらに効果的である。
【0058】
液体タンク2内に液体がない状態(例えば、足浴器の使用後で、液体タンク2内の液体を使い切った状態)でヒータ15を駆動させると、液体タンク2内の空気を温めることができる。この時、送風機7を駆動して気流を発生させると、ヒータ15により温められた空気が混合部16に吸込まれ、混合空気吐出口8から、本体1内の浴空間4に温風を送出することができる。このようにすることで、本体1内の浴空間4の乾燥を一層早めることができるので、結露問題に対して、より衛生的である。
【0059】
ところで、ヒータ温度過昇防止のためには、ヒータ15の温度を検知してヒータ15に供給される電源部37からの電力を制御したり、また、PTC方式のヒータを使用すればよい。PTC方式のヒータは、ある一定温度以上になると、急激にヒータ抵抗値が上昇し電流が流れにくくなり、自己制御的に異常発熱を防止する性質をもつものとして知られている。
【0060】
次に、人の皮膚の温度感覚についての説明をする。温度感覚の特徴として、一定の温度に対しては慣れてしまう(順応と呼ばれる)一方で、温度変化に対しては敏感に反応するという性質がある。つまり、一定温度で加温しても、加温初めは温かさを感じるものの、すぐに感じなくなってしまう(順応してしまう)だけでなく、逆にぬるさ感を感じることにつながる。
【0061】
また、身体部位を加温する際の大切な要素として、加温部位の温度が上がることはもちろん、加温によって温かいと感じる「温かさ感」がある。なぜなら、この温かさ感は、自律神経系の副交感神経の活動を優位にさせる。この副交感神経の活動が優位になると、心拍がゆっくりとなりリラックスした状態になるほか、全身の血管を拡張しようと働くので、冷え性の方が冷えて困っている、足や手といった末梢の部位の血行が良くなる。
【0062】
以上の理由から、身体の一部を加温した際の加温効果を上げるためには、加温の温度刺激に変化があり、また温かさ感を与えられる、というのが重要になってくる。
【0063】
一般に、湯のような液体は熱容量が大きいので、温めにくく、冷めにくい性質がある。これに対し、本例のように、液体を加熱して発生させた加熱液体粒子と空気を混合させた混合空気は、湯に比べて熱容量が小さいので、温度を変えようとした場合にすぐ変わる(速応性がある)。この点は、湯を用いての湯式足浴器ではできない、大きな差異である。
【0064】
また、効果を上げるために加温温度に変化をつける方法として、断続的に液体粒子を足に付与する方法がある。例えば、図23に示すような加温温度の変え方である。
【0065】
例えば、本体1を、湯浴の温度として一般的な42℃一定に保つのに250Wの電力を必要とする温度特性であると仮定する。また、250Wのヒータでの加熱液体粒子の発生量が5cc/minであったとする。ここで、タイマー等の手段によって断続的に加熱液体粒子を発生させるとして、ヒータに電力を供給している時間(ヒータのオン時間)と、供給しない時間(ヒータのオフ時間)とを同じくなるような方法を用いると、ヒータのオン時は500W必要となり、これは、10cc/minの加熱液体粒子発生量に相当する。つまり、断続にすることで、連続的に付与する場合に比べて、本体1内の浴空間4に供給する際の加熱液体粒子の量を大きく増やせるので、足に付与された際の温かさ感をさらに高めることができ効果的である。
【0066】
また、断続にすることで、加熱液体粒子が足に付与されたり、されなかったりと、ゆらぎの加温をしていることとなり、これは、温度変化として感じられ、付与された際の温かさ感を際立たせることができるので、足の血行促進にはより効果的である。
【0067】
断続的に加熱液体粒子を発生させるには、ヒータヘの電力量を経時的に切り替えればよいが、切替方法として、3例を表1に示す。
【0068】
【表1】
Figure 2004357943
【0069】
使用者が選択した設定温度は、混合部16内に配設した温度センサー14にて確保される。表1に示すように、この設定温度を超えないように、本体1内の浴空間4の温度が上昇する(オン時)ように、また、本体1内の浴空間4の温度が下降する(オフ時)ようにヒータ15ヘの電力量を設定しておく。オフ時の電力量は全く零である必要はなく、本体1内の浴空間4の温度を保持できず減少させてしまう電力量であればよい。本例では、オン時からオフ時への切替は、設定温度が基準となる。これにより、本体1内の浴空間4の温度が設定温度以上の人体に危険な温度になることがなくなるため、安全性の確保が容易になる。
【0070】
オフ時からオン時への切替方法の一つとして、温度変化幅をパラメータとする。設定温度に対して、ある一定温度幅下降した下限温度を混合部16内に設けた温度センサー14にて検知すればよい。これにより、本体1内の浴空間4の温度が低くなりすぎて、使用者にぬるく感じるさせてしまうことを防止できる。
【0071】
2つめは、オフ時の時間を決めておくことである。このオフ時時間はあらかじめ制御回路にて記憶素子を設けて設定しておけばよい。これにより、オフ時間が長時間続き、加熱液体粒子を足に付与できなくなることを防止できる。
【0072】
最後は、オン時時間とオフ時時間の比(Duty ratio)を変える方法である。オフ時時間を制御するのと同様に、Duty ratioを制御回路にて制御する。この方法の場合、単位時間あたりの足に付与する加熱液体粒子量を一定にできるため、液体タンク2内の液体の量が同じなら、液体がなくなるまでの時間を一定にすることができる。また、加熱液体粒子の付与過剰や付与不足を防止できる。
【0073】
また、温度によりオン時間やオフ時間を制御する方法の場合、本体1内の浴空間4の温度を基準とするのが普通である。しかし本体1内の浴空間4は比較的広いため、混合空気が吐出口8から放出されてから、本体1内の温度センサー14の近傍が暖まるまで時間がかかる。更に、本体1の浴空間4の温度分布や使用条件は一定ではないので、温度センサー14が設定温度に達したとき、混合空気の温度や本体1内の他の箇所の温度を類推することは困難であり、制御が不安定になる。このため、温度センサー14を混合空気の生成場所(送風機7と混合空気吐出口8との間)に設置し、生成されたばかりの混合空気の温度を基準として制御する方法を用いた。この方法により、本体1内の温度分布にかかわらず、本体1の浴空間4に放出される混合空気の要因のみで制御をおこなうことができるようになった。また、本体1内にある温度センサー14が、人体の影響で本来の検知ができなくなるような事態も防止できる。
【0074】
使用者は、好みの温度に合わすことができる。図24は、本体1に取り付けられた操作部29の一例であり、操作部29部分で断面表示した拡大図である。操作部29には、運転ボタン30、温度切替ボタン31、温度表示部32等により構成される。操作部29での動作は、下方にある制御回路を含む操作回路33に連動している。運転ボタン30により、本体1の動作/停止を切り替えることができる。また、温度切替ボタン31により、設定温度の高/低を切り替える。本例では、設定温度の幅を5段階で切り替えることができるようになっている(例えば、42,43,44,45,46℃の1℃刻みの5段階)。各設定温度に合わせて、5つの温度表示部(LEDランプ等)32が点灯しておくようにして、使用者に識別させることができる。ここで選択された設定温度は、操作回路33上の制御回路にて、混合部16に設けられた温度センサー14で検知された温度と比較され、ヒータ15ヘの電力供給量を制御する。ヒータ15ヘの電力供給量、もしくは供給時間を増やせば加熱液体粒子の発生量が増えるので、加温温度を高くすることができる。
【0075】
適温で加温することの利点は、使用者はリラックス感を得られる点である。リラックスできると、それは、前記のとおり、副交感神経の活動が優位になっているということであるので、末梢の血行が良くなり、加温している足だけでなく、全身の温まりが得られる。
【0076】
温度変化を与える方法として、足裏へ冷風を当てるだけでも良く、前記送風機7と同様のものを本体1に具備してもよい。送風することができれば、送気ポンプでもよい。本体1内の混合空気を付与するのでは循環の効果になるので、本体1外に連通し、空気を取り込み送風できるのがよい。 また、低温の液体を付与すると、変化のある温度刺激としてより、一層、効果的である。付与する手段としての、液体噴霧機構は、低温の液体を収容する容器と容器内の液体に負圧なり正圧をかけることのできる加圧手段と、足に向かって開口した微細な孔を有していればよい。この孔より高圧をかけて液体を噴出すれば、霧状に発生した液体粒子を足に付与できる。また、超音波の振動を用いて液体を霧化する機構でもよく、この場合は液体を収容する容器と超音波振動子から構成される。
【0077】
また、本例では、本体1内にお湯36を入れてもよい構造になっている。図25に示すように、本体内壁34に生じる間隙は、本体内壁34と混合部16との接合部であるが、この部分の接合部にはシール部材(独立発泡体等)35を間に配しているので、液体粒子のみならず、液体が注入されても漏れない構造になっている。
【0078】
こうすることで、使用者は、その時の気分に合わせて、足先だけを温めたいときには、湯36を用いた加温が選べ、また、足先から膝下までしっかり温めたいときには、加熱液体粒子と空気とを混合した混合空気による加温が選べ、使用者にとって便利である。この時、足置き台10が本体1から着脱可能にしておけば、お湯36を用いた際の水深を深くでき、加温面積を広げることができる。
【0079】
また、ファン26の回転を反転させると、空気取込口6から本体1内へ液体粒子と空気が混合された混合空気が吐出される。こうすると、足先部分をお湯36で加温し、それより上位の部分は加熱液体粒子と空気との混合空気により加温するという、同時に2種類の加温ができるため、相乗効果により、一層、足部加温の効果をあげることができる。
【0080】
液体タンク2内に液体を入れてから加熱液体粒子が発生し混合空気が生成されるまでの間、本体1内に足をいれたまま使用者を待たせることを避けるため、液体タンク2内の液体を事前に充分に加熱する手段(予熱手段:図示せず)を設けた。使用者は、液体タンク2内に液体を入れた後、予熱手段を作動させ、そのまましばらく放置しておく。予熱手段により液体タンク2内の液体が充分に加熱されたら、予熱が完了したことを使用者に報知する。使用者はこの段階で本体1内に足を入れ、機器を動作させる(図26、図27)。
【0081】
予熱の温度が低温すぎると、機器を動作させても加熱液体粒子が発生するまでにさらに待ち時間が必要となってしまう。高温すぎると、予熱中に加熱液体粒子が大量に発生してしまい、液体タンク2内の液体が減少してしまう。このことから、予熱温度は略一定の適温に保持することが必要である。
【0082】
予熱状態のままずっと放置されると、少しずつとはいえ加熱液体粒子が発生するため、液体が減少しないうちにすみやかに機器を動作させるように使用者を催促する必要がある。LEDランプやブザーを用いて、予熱完了を報知する機能を設ける。催促してもなお放置されることも考えられるため、一定時間予熱状態が続いたときは予熱を停止させる機能を設けることも有効である。
【0083】
液体タンク2内に液体を入れ忘れたまま予熱手段を作動させたり、機器を動作させたりすると、加熱手段11が空焚き状態になって異常に高温になり、加熱手段11の破壊や本体1の溶融が発生する可能性がある。これを防止するため、加熱手段11に温度センサーを取り付け、異常な高温になったら自動的に加熱を停止させるようにした。停止の原因が使用者にわかるように、LEDランプやブザーを用いて、液体タンク2内に液体が入っていないことを検知し報知する手段も設ける。
【0084】
また、機器の動作中に液体タンク2内の液体がすべてなくなってしまった場合も同様に、上記の不具合が発生する可能性がある。この場合も上記手段によって停止状態にしてもよい。しかし、使用者が入れた液体をすべて使い切ったのであるから、正常状態のまま機器の動作を終了させるほうが望ましいと考えられる。
【0085】
さらに安全性を確保するため、加熱手段11に温度ヒューズなどを取り付け、万が一温度センサー14が動作しなかった場合でも、安全に壊れるような構造にしておけば、さらに安全性を増すことができる。
【0086】
制御回路に異常が発生したり壊れたりしても、本体1内が人体に対して危険な温度となった状態が持続しないようにしておく必要がある。考えられる事態は、次の3つである。
1.オン時間の制御が動作せず、設定温度を超えて本体1内温度が上昇する場合。
2.温度センサー14(温度検知手段)が動作せず、設定温度を超えて本体1内の温度が上昇する場合。
【0087】
3.加熱手段11の制御回路が短絡し、加熱状態が継続する場合。
【0088】
上記1の場合は、温度センサー14が危険な温度を検知したら、加熱手段11をすみやかに停止させ、異常が発生したことを使用者に報知することで安全を確保できる。
【0089】
上記2の場合には、温度の検知ができないため上記の方法は使用できない。温度の検知ができないということは、温度センサー14からの検知信号が一定のままで変化がないということであるから、この検知信号が一定時間変化がない場合は温度検知手段が異常であるとみなすことができる(温度検知手段が定常なら、多少なりとも変化があるはず)。これにより、異常を発見でき、安全を確保できる。
【0090】
上記3の場合には、加熱手段11がオフできなくなるため、温度検知手段がオフ信号を送っていても停止が不可能である。従って、一連の制御装置とは別に安全装置を用意しなければ安全を確保できない。例えば、加熱手段11を強制的にオフできるようなリレーを設け、温度検知手段からの信号でこのリレーを制御できるような装置を設ける必要がある。
【0091】
【発明の効果】
請求項1の発明においては、従来のように湯を使用することなく、使い勝手を良くし、空気を混合することで高温の加熱液体粒子が直接足に吐出されることがなく、火傷のおそれをなくして吐出口を大きく離す必要をなくし、装置を小型化でき、特に、まず足裏から加温を図って足全体の快適な加温をおこなうことができ、冷え改善効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の足浴器の実施の一形態を示す全体断面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】同上の全体斜視図である。
【図4】同上の足置き台の他の実施の形態を示す全体断面図である。
【図5】図4のB矢視図である。
【図6】同上の足置き台の更に他の実施の形態を示す全体断面図である。
【図7】図6のC矢視図である。
【図8】本発明における液体粒子吐出口の一例を示し、足浴器の全体概略断面図である。
【図9】同上の送風器の配置例を示す部分概略断面図である。
【図10】(a)(b)はそれぞれ足置き台の更に他の実施の形態を示す部分平面図である。
【図11】(a)は同上の足置き台の更に他の実施の形態を示す部分平面図、(b)は部分正面図である。
【図12】同上の足置き台及び混合空気の流れを示す説明図である。
【図13】同上の加熱手段、混合部、空気取込口及び混合空気吐出口の関係を示す平面図である。
【図14】(a)は同上の混合空気吐出口を示す説明図、(b)は混合空気吐出口の他の実施の形態の説明図である。
【図15】同上の混合空気吐出口、足置き台及び混合部との関係で示す平面図である。
【図16】同上の空気取込口の他の実施の形態を示す部分概略断面図である。
【図17】同上の混合部の他の実施の形態を示す部分概略断面図である。
【図18】同上の送風機の他の配置例を示す部分概略断面図である。
【図19】同上の混合空気吐出口の他の実施の形態を示す部分概略断面図である。
【図20】本発明の混合部、空気取込口、混合空気吐出口等を示す斜視図である。
【図21】図20のD−D線断面図である。
【図22】図20のE−E線断面図である。
【図23】(a)はヒータの温度制御特性を示すグラフ、(b)は(a)のF部の拡大図である。
【図24】本発明の浴空間から前方(足先側)を見た一部破断した説明図である。
【図25】同上の更に他の実施の形態の使用例を示す概略断面図である。
【図26】同上のヒータの制御と浴空間の温度の関係を示すグラフである。
【図27】同上のヒータの制御とヒータ温度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 本体
2 液体タンク
3 空間
4 浴空間
6 空気取込口
7 送風機
8 混合空気吐出口
10 足置き台

Claims (23)

  1. 足を本体に挿入して温浴する足浴器であって、液体タンクと、液体タンクから供給される液体を加熱して加熱液体粒子を発生させる加熱手段と、加熱手段による加熱液体粒子と空気とを混合した混合空気を挿入された足の足裏に吐出する手段を備えていることを特徴とする足浴器。
  2. 加熱液体粒子を放出する空間を足裏側に設け、前記空間にて加熱液体粒子と空気を混合可能に構成していることを特徴とする請求項1記載の足浴器。
  3. 前記空間に、加熱液体粒子を拡散させる手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の足浴器。
  4. 本体の浴空間とは別に足裏の空間を形成し、加熱液体粒子と空気とを混合した混合空気を足裏の空間に吐出する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の足浴器。
  5. 浴空間に空気取込口を形成し、空気取込口より取込んだ空気を加熱液体粒子と混合することを特徴とする請求項4記載の足浴器。
  6. 加熱液体粒子と空気とを混合させる手段に空気又は加熱液体粒子を流入させる送風機を備えていることを特徴とする請求項4又は5記載の足浴器。
  7. 送風機は、混合空気の吐出口側に設けていることを特徴とする請求項6記載の足浴器。
  8. 送風機と混合空気の吐出口とに間に空間を形成していることを特徴とする請求項6記載の足浴器。
  9. 混合空気の吐出口は、略水平方向に幅広に形成していることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の足浴器。
  10. 混合空気の吐出口は、略足幅にしていることを特徴とする請求項9記載に足浴器。
  11. 混合空気の吐出口の開口の向きは、足裏面に向いていることを特徴とする請求項4乃至6記載の足浴器。
  12. 足置き台を備えていることを特徴とする請求項1記載の足浴器。
  13. 足置き台は、足裏の部位によって足裏への接触の割合を変えた構造にしていることを特徴とする請求項12記載の足浴器。
  14. 足置き台は、足裏に立体的に接触する構造にしていることを特徴とする請求項12記載の足浴器。
  15. 加熱手段からの加熱液体粒子の発生量を時間とともに変化させる手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の足浴器。
  16. 目標温度に達した後は、加熱手段からの加熱液体粒子を断続的に供給可能にしていることを特徴とする請求項15記載の足浴器。
  17. 加熱液体粒子の発生休止時間を本体の温度に基づいて制御する手段を設けていることを特徴とする請求項1又は15記載の足浴器。
  18. 加熱液体粒子の発生休止時間を一定になるように制御する手段を備えていることを特徴とする請求項15記載の足浴器。
  19. 加熱液体粒子の発生時間と休止時間の割合が一定になるように制御する手段を備えていることを特徴とする請求項15記載の足浴器。
  20. 送風機と混合空気の吐出口との間の空間に温度センサーを設け、温度センサーの検知結果に基づいて加熱液体粒子の発生時間と休止時間を制御する手段を備えていることを特徴とする請求項17記載の足浴器。
  21. 液体タンク内の液体を加熱して略一定の温度に維持する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の足浴器。
  22. 液体タンク内の液体の温度が目標温度に達したことを報知する手段を備えていることを特徴とする請求項21記載の足浴器。
  23. 液体タンク内の液体の存否を検知する手段を設け、液体タンク内の液体の不存在の検知結果に基づいて加熱手段を停止させる手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の足浴器。
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