JP2016046089A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】平板状の基板に複数の発光素子を横一列に実装しても、所望の方向に光を出射させることができ、構造の単純化とコストダウンを図ることができる車両用灯具を提供すること。
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成された灯室4内に、基板7に横個一列に実装された複数のLED(発光素子)5と、該LED5からの光を透過させてその配光を制御するインナレンズ6を収容して車両用灯具1を構成し、複数の前記ぇd5をその光軸xが車両前後方向に対して所定角度傾斜するよう平板状の前記基板7に実装するとともに、前記インナレンズ6の各LED5に対向する各入射面を屈折面6bとし、各屈折面6bによって前記各LED5からの光を屈折させて車両前後方向に向けて出射させるようにする。
【選択図】図3
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成された灯室4内に、基板7に横個一列に実装された複数のLED(発光素子)5と、該LED5からの光を透過させてその配光を制御するインナレンズ6を収容して車両用灯具1を構成し、複数の前記ぇd5をその光軸xが車両前後方向に対して所定角度傾斜するよう平板状の前記基板7に実装するとともに、前記インナレンズ6の各LED5に対向する各入射面を屈折面6bとし、各屈折面6bによって前記各LED5からの光を屈折させて車両前後方向に向けて出射させるようにする。
【選択図】図3
Description
本発明は、LED(発光ダイオード)等の複数の発光素子を光源とする車両用灯具に関するものである。
車両用灯具の光源には、高輝度で省電力、寿命が長い等の利点を有するLED等の発光素子が用いられつつある。このような発光素子を光源とする車両用灯具には、例えば車両の前部左右に配置される細長いアクセサリランプがあるが、このアクセサリランプは、車両前部の左右の外観デザインに沿って車両前後方向に対して斜めに配置されており、複数の発光素子が横方向に一列に配列されている。このようなアクセサリランプ等の車両用灯具に関して、特許文献1には、図6に示すようなものが提案されている。
即ち、図6は特許文献1において提案された車両用灯具の平面図であり、図示の車両用灯具101は、車両前後方向(図6の上下方向)に対して所定角度だけ傾斜して配置されており、光源である複数(図示例では、12個)のLED105と、横方向に細長い投影レンズ110を備えている。ここで、複数のLED105は、投影レンズ110に沿って斜めに配列されているが、当該車両用灯具101は車両前方に向けて光を照射するものであるため、各LED105は、その光軸が車両前方を向くように配置されている。このように複数のLED105をその光軸が車両前方を向くよう配置するためには、これらのLED105を実装する基板107を図示のように階段状に成形し、この基板107の複数の各段面に各LED105を実装する必要がある。
しかしながら、特許文献1において提案された図6に示す車両用灯具101においては、基板107を階段状の複雑な形状に成形する必要があるため、その成形や該基板107へのLED105の実装が容易でなく、加工費や組付工数が増加してコストアップを招くという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、平板状の基板に複数の発光素子を横一列に実装しても、所望の方向に光を出射させることができ、構造の単純化とコストダウンを図ることができる車両用灯具を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ハウジングとその開口部を覆うアウタレンズによって画成された灯室内に、基板に横一列に実装された複数の発光素子と、複数の該発光素子からの光を透過させてその配光を制御するインナレンズを収容して車両用灯具を構成し、複数の前記発光素子をその光軸が車両前後方向に対して所定角度傾斜するよう平板状の前記基板に実装するとともに、前記インナレンズの各発光素子に対向する各入射面を屈折面とし、各前記屈折面によって前記各発光素子からの光を屈折させて車両前後方向に向けて出射させるようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記発光素子の光軸と前記インナレンズの前記屈折面とを斜めに交差させ、その交差角θを15°<θ<75°に設定したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2前記の発明において、インナレンズの出射面と前記アウタレンズの少なくとも一方にレンズカットを施したことを特徴とする。
請求項1及び2記載の発明によれば、平板状の基板に複数の発光素子をその光軸が車両前後方向に対して所定角度傾斜するよう実装する構成を採用しても、インナレンズの各発光素子に対向する各入射面を屈折面とし、各屈折面によって各発光素子からの光を屈折させて車両前後方向に向けて出射させるようにしたため、基板を従来のように階段状に成形する必要がない。このため、平板状の基板に複数の発光素子を横一列に実装しても、所望の車両前後方向に光を出射させることができ、平板状の基板を用いることによって車両用灯具の構造単純化とコストダウンを図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、インナレンズの出射面とアウタレンズの少なくとも一方にレンズカットを施したため、車両用灯具から出射する光をレンズカットによって拡散させてその強度を横方向に亘って均一なものとすることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両用灯具の斜視図、図2は同車両用灯具の分解斜視図、図3は同車両用灯具の平断面図、図4は図3のA−A線断面図である。
本実施の形態に係る車両用灯具1は。車両前部の左右に配置されるアクセサリランプであって、図3に示すように、車両のフロントバンパ20に組み込まれている。尚、左右の車両用灯具1の基本構成は同じであるため、以下、一方(車両右側)の車両用灯具1についてのみ説明する。
本実施の形態に係る車両用灯具1は、図3に示すように、ハウジング2とその開口部を覆う透明なアウタレンズ3によって画成される灯室4内に、複数(図示例では、10個)のLED5と、各LED5からの光を入射させてその配光を制御するための透明なインナレンズ6を収容して構成されている。ここで、アクセサリランプとしての車両用灯具1は、車両前部の外観デザインに沿って車両前後方向(図3の左右方向)に対して所定角度だけ傾斜して斜めに配置されており、そのアウタレンズ3が車両のフロントバンパ20の前面に開口する横方向に細長い矩形の開口部20aに露出している。
前記ハウジング2は、不透明樹脂によって横方向に細長い矩形ボックス状に一体成形されており、図1及び図2に示すように、その左右両端には取付ブラケット2Aが一体に形成されている。そして、各取付ブラケット2Aにはネジ挿通孔2aがそれぞれ形成されており、ハウジング2は、各ネジ挿通孔2aに挿通する不図示のネジによって車両のフロントバンパ20(図3参照)に取り付けされている。
図3に示すように、灯室4内には、ハウジング2の内面に度って車両前後方向に対して図示の所定角度だけ傾斜して配置された横方向に細長い平板状の基板7が複数のネジ8によってハウジング2に取り付けられている。そして、基板7には、複数の前記LED5が適当な間隔で長手方向(横方向)に沿って一直線状に配列されて実装されており、各LED5は、その光軸xが車両前後方向に対して図示の角度αだけ外側を向くよう配置されている。尚、各LED5は、光軸xを中心とする角度30°(半値角)の範囲に向けて光を出射する。
前記アウタレンズ3は、光透過性樹脂によって一体に成形されており、図1及び図2に示すように、その中心部には前方に向かって突出する空洞状の細い凸部3Aが横方向に沿って一体に突設されており、この凸部3Aの周縁に一体に立設されたフランジ部3Bが図1及び図3に示すようにハウジング2の開口部周縁に取り付けられることによって、該アウタレンズ3とハウジング2によって前記灯室4(図3参照)が形成されている。
前記インナレンズ6は、アクリルやポリカーボネート等の透明樹脂によって構成された横方向に細長い導光性部材であって、図2に示すように、その中心部には前方に向かって突出する横方向に細長い凸部6Aが一体に形成されている。このインナレンズ6の凸部6Aの周縁にはフランジ部6Bが一体に立設されており、このフランジ部6Bの上下左右には計4つのネジ挿通孔6aが形成されている。そして、インナレンズ6は、図4に示すように、凸部6Aをアウタレンズ3の空洞状の凸部3A内に組み込み、周縁のフランジ部6Bに形成されたネジ挿通孔6aに挿通する計4本のネジ9をハウジング2の開口部周縁に取り付けることによってハウジング2に固定される。
而して、本実施の形態では、図3に示すように、インナレンズ6の各LED5に対向する面は、三角プリズムが連続する鋸歯状されており、各LED5に対向する入射面は、各LED5から光軸xに沿って出射する光を車両前方へと屈折させる屈折面6bを構成しており、各屈折面6bは、LED5の光軸xとを斜めに交差し、その交差角θは15°<θ<75°に設定されている。尚、インナレンズ6に入射した光は、図4に示すように、インナレンズ6の内部を全反射を繰り返しながら進んで出射面から出射するが、インナレンズ6の出射面又はアウタレンズ3の一方又は双方には、光拡散処理としての不図示のレンズカットが施されている。
以上のように構成された車両用灯具1において、各LED5に不図示の電源から電流が供給されたこれらのLED5が発光すると、図3に示すように、各LED5からは車両前後方向に対して斜め外側に向かって出射するが、この光は、インナレンズ6の各屈折面6bで屈折されてインナレンズ6内に入射する。そして、インナレンズ6内に入射した光は、図4に示すように、インナレンズ6内で全反射を繰り返しながら出射面に向かって進み、出射面で屈折して車両前方に向かい、透明なアウタレンズ3を透過して車両前方へと照射され、当該車両用灯具1がアクセサリランプとして機能する。尚、本実施の形態では、インナレンズ6の出射面又はアウタレンズ3の一方又は双方にレンズカットを施したため、車両用灯具1から出射する光をレンズカットによって拡散させてその強度を横方向に亘って均一なものとすることができる。
而して、本実施の形態に係る車両用灯具1においては、平板状の基板7に複数のLED5をその光軸xが車両前後方向に対して所定角度だけ傾斜するよう実装する構成を採用しても、インナレンズ6の各LED5に対向する各入射面を屈折面6bとし、各屈折面6bによって各LED5からの光を屈折させて車両前方に向けて出射させるようにしたため、基板7を従来のように階段状に成形する必要がない。このため、平板状の基板7に複数のLED5を横一列に実装しても、当該車両用灯具1の光出射方向である車両前方に光を出射させることができ、平板状の基板7を用いることによって車両用灯1具の構造単純化とコストダウンを図ることができるという効果が得られる。
尚、本実施の形態では、インナレンズ6の各屈折面6bを単一の斜面としたが、例えば図5に示すように、複数の三角プリズムを連ねて鋸歯状としても良い。
又、以上は本発明をアクセサリランプとして使用される車両用灯具に対して適用した形態について説明したが、本発明は、他の任意の用途に供される車両用灯具に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
又、以上は本発明をアクセサリランプとして使用される車両用灯具に対して適用した形態について説明したが、本発明は、他の任意の用途に供される車両用灯具に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 車両用灯具
2 ハウジング
3 アウタレンズ
4 灯室
5 LED(発光素子)
6 インナレンズ
6b インナレンズの屈折面
7 基板
x LEDの光軸
θ 屈折面の交差角
2 ハウジング
3 アウタレンズ
4 灯室
5 LED(発光素子)
6 インナレンズ
6b インナレンズの屈折面
7 基板
x LEDの光軸
θ 屈折面の交差角
Claims (3)
- ハウジングとその開口部を覆うアウタレンズによって画成された灯室内に、基板に横一列に実装された複数の発光素子と、複数の該発光素子からの光を透過させてその配光を制御するインナレンズを収容して構成され、
複数の前記発光素子をその光軸が車両前後方向に対して所定角度傾斜するよう平板状の前記基板に実装するとともに、前記インナレンズの各発光素子に対向する各入射面を屈折面とし、各前記屈折面によって前記各発光素子からの光を屈折させて車両前後方向に向けて出射させるようにしたことを特徴とする車両用灯具。 - 前記発光素子の光軸と前記インナレンズの前記屈折面とを斜めに交差させ、その交差角θを15°<θ<75°に設定したことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
- 前記インナレンズの出射面と前記アウタレンズの少なくとも一方にレンズカットを施したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014169450A JP2016046089A (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014169450A JP2016046089A (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 車両用灯具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016046089A true JP2016046089A (ja) | 2016-04-04 |
Family
ID=55636463
Family Applications (1)
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JP2014169450A Pending JP2016046089A (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 車両用灯具 |
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JP (1) | JP2016046089A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018026192A (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具 |
-
2014
- 2014-08-22 JP JP2014169450A patent/JP2016046089A/ja active Pending
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