JP2016045551A - 割り付けシステム及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、住宅等の建物の部材の端材として用いる予備数量を正確に算出し得る割り付けシステム及びそのプログラムを提供する。
【解決手段】 外壁ライン作図部12により作図された外壁ライン11と、屋根ライン作図部14により作図された屋根ライン13と、屋根勾配選択部17により選択された屋根勾配とにより軒天領域19を算出する軒天領域算出部18と、軒天領域算出部18により算出された軒天領域19と、軒天板勾配選択部21により選択された軒天板20の勾配とから軒天領域19に配置される軒天板20の種類を選択する軒天板選択部23と、軒天領域19の外壁ライン11に沿った第一の長さを、軒天板20の外壁ライン11に沿った第二の長さで除した際の余りの長さを記憶するメモリ9と、軒天領域19の全てについて軒天板20を割り付けた後に、メモリ9に記憶された余りの長さの総計を第二の長さで除した数を算出するCPU8とを有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コンピュータシステムを利用して住宅等の建物の部材の割り付けを行なう割り付けシステム及びそのプログラムに関するものである。
従来の住宅部材の割り付け作業及び部材の注文は次のような方法で行われていた。先ず、住宅部材の発注者は、建物の平面図と立面図とをもとに、必要とされる部材を、使用長さを住宅部材の長さで割り、使用する部材を選定しながら割り付け作業を行う。
住宅部材を割り付ける際に、屋根の勾配と屋根形状、軒の出寸法等に基づいて軒天板の割り付け、見切り、水切り、換気口等を外壁と屋根との関係から長さを計算して、部材割り付け図を作成し、部材表を作成して発注を行っていた。
住宅部材の発注は、工務店は、納材店に、納材店は問屋に、問屋は建材商社に、建材商社は部品メーカに発注を行っている。しかし、経由先が多くなればなるほど、発注データが手書き用紙であったり、コンピュータ入力用紙であったりして統一性が無い。また、発注方法もファクシミリ(FAX)、電話、電子データ等と様々な発注方法で発注されているのが現状である。
部品メーカは、最終発注先から来た、ファクシミリ(FAX)、電子データを元に社内の製造指示書、出荷指示書に転記、入力し、ユーザの希望先に出荷していた。
しかしながら、上記発注方法では、図面に精通した専門職員が割り付け図を作成しなければならず、屋根と、壁の複雑な取り合いを計算、適切な部材を割り付けるのは時間がかかり、正確な数量を拾い出すことが難しく、予備数量を多めにみて発注する必要があった。
また、発注経路も納材店→問屋→建材商社等のように複数の経路を経由して発注されるため発注内容を間違って自社の注文書に転記する間違いが発生し易く、納期がどのくらいで入るのか、或いは、在庫があるのか否か等の正確な情報がユーザに返答がかえるまでに時間がかかり、また、部品メーカも発注書の内容を誤ってコンピュータに入力手配する等の弊害が発生する場合もあった。
部品メーカは、ファクシミリ(FAX)で注文が入ってきたものを再度手書きし、コンピュータ入力で製造指示書を作成し、このときに入力ミスを生じる等、或いは、電子受注で入った注文書は、中間で電子入力が間違っていた場合にはチェックするすべが無く、後で訂正の依頼を受ける等して手間がかかっていた。
大手の住宅メーカでは、予めCAD(Computer Aided Design;コンピュータによる設計製図)で作成したデータから自動的に割り付けを行なうシステムを構築、そのデータを発注に繋げるシステムを持っている場合もあるが、あくまでも、住宅メーカ毎にそのシステムを使っており、一般の工務店、中小の住宅メーカは、手作業で割り付け部材を拾い出しているのが現実である。
コンピュータシステムを利用した住宅部材の割り付けや見積、発注等を行なうシステムは、特許文献1〜4にも提案されている。
特開2011−129016号公報 特開2003−345835号公報 特開平08−147339号公報 特開2001−034645号公報
しかしながら、前述の特許文献1〜4であっても住宅等の建物の部材の端材として用いる予備数量を正確に算出し得るものは開示されていなかった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、住宅等の建物の部材の端材として用いる予備数量を正確に算出し得る割り付けシステム及びそのプログラムを提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る割り付けシステムの代表的な構成は、建物の外壁ラインを作図する外壁ライン作図手段と、建物の屋根ラインを作図する屋根ライン作図手段と、建物の屋根勾配を選択する屋根勾配選択手段と、前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインと、前記屋根勾配選択手段により選択された屋根勾配とにより軒天領域を算出する軒天領域算出手段と、前記軒天領域に配置される軒天板の勾配を選択する軒天板勾配選択手段と、前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域と、前記軒天板勾配選択手段により選択された軒天板の勾配とから前記軒天領域に配置される軒天板の種類を選択する軒天板選択手段と、前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域の前記外壁ラインに沿った第一の長さを、前記軒天板選択手段により選択された軒天板の前記外壁ラインに沿った第二の長さで除した際の余りの長さを記憶する記憶手段と、前記軒天領域の全てについて前記軒天板を割り付けた後に、前記記憶手段に記憶された余りの長さの総計を前記第二の長さで除した数を算出する端材算出手段と、を有することを特徴とする。
また、前記目的を達成するための本発明に係る割り付けプログラムの代表的な構成は、外壁ライン作図手段により建物の外壁ラインを作図する処理と、屋根ライン作図手段により建物の屋根ラインを作図する処理と、屋根勾配選択手段により建物の屋根勾配を選択する処理と、前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインと、前記屋根勾配選択手段により選択された屋根勾配とに基づいて軒天領域算出手段により軒天領域を算出する処理と、軒天板勾配選択手段により前記軒天領域に配置される軒天板の勾配を選択する処理と、前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域と、前記軒天板勾配選択手段により選択された軒天板の勾配とに基づいて軒天板選択手段により前記軒天領域に配置される軒天板の種類を選択する処理と、前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域の前記外壁ラインに沿った第一の長さを、前記軒天板選択手段により選択された軒天板の前記外壁ラインに沿った第二の長さで除した際の余りの長さを記憶手段に記憶する処理と、前記軒天領域の全てについて前記軒天板を割り付けた後に、前記記憶手段に記憶された余りの長さの総計を前記第二の長さで除した数を端材算出手段により算出する処理と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、住宅等の建物の部材の端材として用いる予備数量を正確に算出することが出来る。
本発明に係る割り付けシステムにおける情報の流れを示すブロック図である。 本発明に係る割り付けシステムの制御系の構成を示すブロック図である。 本発明に係る割り付けシステムに設けられる割り付けプログラムの各処理を説明するフローチャートである。 軒天換気金物の長さに応じて割り付けを行なうプログラムによる各処理を説明するフローチャートである。 軒天換気金物の換気面積に応じて割り付けを行なうプログラムによる各処理を説明するフローチャートである。 軒天換気金物の端部状況に応じて付属品の割り付けを行なうプログラムによる各処理を説明するフローチャートである。 軒天換気金物の端部状況に応じて付属品の割り付けを行なうプログラムによる各処理を説明するフローチャートである。 ユーザが本発明に係る割り付けシステムにアクセスする際の認証画面の一例を示す図である。 建物情報を入力する入力画面の一例を示す図である。 建物の外壁ラインを作図する様子を示す図である。 建物の部屋の広さを変更する様子を示す図である。 建物の屋根ラインを作図する様子を示す図である。 建物の屋根ラインを作図する様子を示す図である。 外壁ライン、屋根ライン及び屋根勾配に基づいて立体完成予想図を作図した様子を示す図である。 軒天領域に軒天板と軒天換気金物を割り付けた様子を示す図である。 軒天領域に軒天板と軒天換気金物を割り付けた様子を示す図である。 割り付けた部材名と品番と数量とを一覧した図である。 割り付けた部材の見積金額を一覧した図である。 軒天板の詳細を一覧した図である。 発注書の一例を示す図である。 割り付け図の一例を示す図である。
図により本発明に係る割り付けシステム及びそのプログラムの一実施形態を具体的に説明する。
<割り付けシステム>
図1に示すように、本発明に係る割り付けシステム1は、サーバ装置2と、ユーザ3、納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等で使用されるパーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯端末装置等のコンピュータとの間でコンピュータシステムを利用して情報入力や情報閲覧、入金処理等が可能とされている。
<サーバ装置>
図1に示すサーバ装置2からダウンロードした本発明に係るプログラムソフトウエアをユーザ3、納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等で使用されるパーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯端末装置等のコンピュータにインストールする。その各コンピュータの内部には、図2に示すように、制御手段となるCPU(Central Processing Unit;中央演算装置)8が設けられており、該CPU8には記憶手段となるメモリ9が接続されている。また、CPU8には、図14に示す建物10の図10及び図11に示す平面図上の外壁ライン11を作図する外壁ライン作図手段となる外壁ライン作図部12が接続されている。外壁ライン作図部12は、図10及び図11に示す部屋領域の作成ボタン15を利用して画面上でマウス等をクリックしてコーナ部を設定することでユーザ3が所望する外壁ライン11を図10及び図11に示す平面図上に作図することが出来る。
また、CPU8には、図14に示す建物10の図12及び図13に示す平面図上の屋根ライン13を作図する屋根ライン作図手段となる屋根ライン作図部14が接続されている。屋根ライン作図部14は、図12及び図13に示す屋根の作成ボタン16を利用して画面上でマウス等をクリックしてコーナ部を設定することでユーザ3が所望する屋根ライン13を図12及び図13に示す平面図上に作図することが出来る。
更に、CPU8には、図14に示す建物10の屋根勾配を選択する屋根勾配選択手段となる屋根勾配選択部17が接続されている。屋根勾配選択部17は、図14に示す屋根の作成ボタン16の勾配ボタン16aをマウス等によりクリックして屋根勾配を適宜選択することでユーザ3が所望する屋根勾配を有する建物10の立体完成予想図を作図することが出来る。
更に、CPU8には、軒天領域算出手段となる軒天領域算出部18が接続されている。軒天領域算出部18は、図2に示す外壁ライン作図部12により作図された外壁ライン11と、屋根ライン作図部14により作図された屋根ライン13と、屋根勾配選択部17により選択された屋根勾配とにより図15及び図16に示す軒天領域19を算出する。
図15及び図16に示すように、CPU8はCADデータに基づいて、外壁ライン11から建物10の外側に柱外面よりの見切り取付け迄の寸法を付加した領域を建物10の最外周領域として判定し、屋根ライン13に囲まれた領域から重なり合う建物10の最外周部を除外して、更に屋根ライン13の外側から屋根図面の線と部材との補正位置を差し引いた領域を軒天領域19の水平投影領域として判定し、屋根勾配選択部17により選択された屋根勾配を換算して軒天領域19として算出する。
更に、CPU8には、図15及び図16に示す軒天領域19に配置される軒天板20の勾配を選択する軒天板勾配選択手段となる軒天板勾配選択部21が接続されている。軒天板勾配選択部21は、図9に示す軒天タイプ選択欄22に表示された勾配軒天または水平軒天をマウス等によりクリックして適宜選択することでユーザ3が所望する軒天タイプを選択することが出来る。本実施形態では勾配軒天を選択した場合は、軒天板20の勾配は、屋根勾配と一致する。
更に、CPU8には、図2に示す軒天領域算出部18により算出された軒天領域19と、軒天板勾配選択部21により選択された軒天板20の勾配とから該軒天領域19に配置される軒天板20の種類を選択する軒天板選択手段となる軒天板選択部23が接続されている。軒天板選択部23は、図9に示す軒天板タイプ選択ボタン24をマウス等によりクリックして適宜選択することでユーザ3が所望する軒天板20の種類を選択することが出来る。本実施形態では、軒天板20の長さや幅や厚さ寸法や材質等が異なる複数種類の軒天板20の部材リストが予め記憶手段となる部材情報データベース39に記憶して格納されており、図9に示す軒天板タイプ選択ボタン24をマウス等によりクリックすると、図2に示す軒天領域算出部18により算出された軒天領域19に使用可能な軒天板20の部材リストが表示され、該部材リストの中から所望の軒天板20をマウス等によりクリックして適宜選択することでユーザ3が所望する軒天板20のタイプを選択することが出来る。
CPU8は、図2に示す軒天領域算出部18により算出された図15及び図16に示す軒天領域19の外壁ライン11に沿った第一の長さを、図2に示す軒天板選択部23(図9に示す軒天板タイプ選択ボタン24)により選択された軒天板20の外壁ライン11に沿った第二の長さで除算する算出手段を兼ねる。そして、CPU8により軒天領域19の外壁ライン11に沿った第一の長さを、軒天板20の外壁ライン11に沿った第二の長さで除した際の余りの長さを記憶手段となるメモリ9に記憶する。
そして、図15及び図16に示す軒天領域19の全てについて割り付け手段を兼ねるCPU8により軒天板20を割り付けた後に、メモリ9に記憶された余りの長さの総計を算出手段を兼ねるCPU8により算出する。そして、CPU8により算出された余りの長さの総計を、軒天板20の外壁ライン11に沿った第二の長さで除した数を端材算出手段を兼ねるCPU8により算出する。
更に、CPU8には、図15及び図16に示す軒天領域19に配置される軒天換気金物25の種類を選択する軒天換気金物選択手段となる軒天換気金物選択部26が接続されている。軒天換気金物選択部26は、図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27をマウス等によりクリックして適宜選択することでユーザ3が所望する軒天換気金物25の種類を選択することが出来る。本実施形態では、軒天換気金物25の長さや幅や高さ寸法や材質、或いは、通気穴として機能するスリットの開口面積等が異なる複数種類の軒天換気金物25の部材リストが予め記憶手段となる部材情報データベース39に記憶して格納されており、図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27をマウス等によりクリックすると、図2に示す軒天領域算出部18により算出された軒天領域19に使用可能な軒天換気金物25の部材リストが表示され、該部材リストの中から所望の軒天換気金物25をマウス等によりクリックして適宜選択することでユーザ3が所望する軒天換気金物25のタイプを選択することが出来る。
また、CPU8は、図2に示す軒天領域算出部18により算出された図15及び図16に示す軒天領域19の外壁ライン11に沿った第一の長さを、図2に示す軒天換気金物選択部26(図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27)により選択された軒天換気金物25の外壁ライン11に沿った第二の長さで除算する算出手段を兼ねる。そして、CPU8により軒天領域19の外壁ライン11に沿った第一の長さを、軒天換気金物25の外壁ライン11に沿った第二の長さで除した際の余りの長さをメモリ9に記憶する。
そして、図15及び図16に示す軒天領域19の全てについて割り付け手段を兼ねるCPU8により軒天換気金物25を割り付けた後に、メモリ9に記憶された余りの長さの総計を算出手段を兼ねるCPU8により算出する。そして、CPU8により算出された余りの長さの総計を、軒天換気金物25の外壁ライン11に沿った第二の長さで除した数を端材算出手段を兼ねるCPU8により算出する。
更に、CPU8には、図2に示す軒天領域算出部18により算出された図15及び図16に示す軒天領域19と、図2に示す外壁ライン作図部12により作図された外壁ライン11と、図2に示す屋根ライン作図部14により作図された屋根ライン13とにより小屋裏面積を算出する小屋裏面積算出手段となる小屋裏面積算出部28が接続されている。
図14に示すように、CPU8はCADデータに基づいて、外壁ライン11に囲まれた領域を建物10の内部として判定し、建物10の領域の上に直接、屋根ライン13に囲まれた領域が重なる場合に小屋裏領域が発生すると判定して、その重複した領域を小屋裏面積の水平投影領域として判定し、小屋裏面積として算出する。
また、CPU8は、図2に示す小屋裏面積算出部28により算出された小屋裏面積に対応して必要な換気面積を算出する算出手段を兼ねる。小屋裏面積に対応して必要な換気面積は、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)と住宅金融支援機構の小屋裏換気孔の取り方の基準データテーブル等がメモリ9に記憶されている。CPU8は、メモリ9に記憶されたデータテーブル等から図2に示す小屋裏面積算出部28により算出された小屋裏換気面積に対応して必要な換気面積を呼び出して設定することが出来る。
一方、図2に示す軒天換気金物選択部26(図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27)により選択された軒天換気金物25の換気面積は、予め設定されたデータテーブル等が部材情報データベース39に記憶されている。CPU8は、部材情報データベース39に記憶されたデータテーブル等から図2に示す軒天換気金物選択部26(図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27)により選択された軒天換気金物25の換気面積を呼び出して設定することが出来る。
そして、軒天換気金物算出手段を兼ねるCPU8により図2に示す小屋裏面積算出部28により算出された小屋裏面積に対応して必要な換気面積を、図2に示す軒天換気金物選択部26(図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27)により選択された軒天換気金物25の換気面積で除した際の数を算出する。
<割り付けプログラムのダウンロード>
先ず、図3のステップS1において、本実施形態の割り付けシステム1に使用される割り付けプログラムをインターネット上でダウンロードできるダウンロードページ(ホームページ)を作成し、図1に示すユーザ3から部品メーカ7への割り付けシステム1の提供依頼に応じて、ユーザ3にID(Identification)とパスワードとを提供する。ユーザ3はインターネット上のプログラムソフトウェアのダウンロード画面にアクセスし、IDとパスワードとを入力してログインする。
次に、ステップS2において、ダウンロードファイルをダウンロードする。このときのダウンロードはユーザIDとパスワードとにより管理されており、一つのコンピュータに一つのダウンロードしかできないように設定されている。複数のコンピュータで必要な場合は、その数だけIDとパスワードを割り付けシステム1の提供者から入手する必要がある。
ダウンロードが完了すると、割り付けシステム1が起動するコンピュータが限定される。次に、予めユーザ3にプログラムソフトウェアを起動するためのライセンスコードとパスワードとが付与される。ステップS3において、ユーザ3は図8に示すライセンスコード入力画面29により予め付与されたライセンスコードとパスワードを毎回入力する。図8に示すライセンスコード入力画面29から入力されたライセンスコードとパスワードとをインターネットを介して割り付けシステム1の提供者のサーバ装置2が有効か否かを確認し、プログラムソフトウェアが起動する許可を与えて該プログラムソフトウェアを起動させる。
前記ステップS3において、プログラムソフトウェアが起動したら、ステップS4,S5において、図9に示す物件情報入力画面30により物件名称(邸名)、物件場所(住所)、建物のモジュール、階数、躯体の壁厚(柱幅)、屋根勾配、軒の出寸法、使用する軒天板20、使用する軒天換気金物25等の必要基本事項を入力する。
前記ステップS4,S5において、基本事項の入力が終わったら、ステップS6において、図2に示す外壁ライン作図部12により図10及び図11に示すように、外壁ライン11の入力を行なう。外壁ライン11は、図10及び図11に示す入力モードボタン31の矩形と多角を適宜選択することにより各階の部屋毎に外壁ライン11を入力する矩形入力と、一筆書きで外壁ライン11を入力する多角入力の何れかを選択することができる。
次にステップS7において、図2に示す屋根ライン作図部14により図12及び図13に示すように、屋根ライン13の入力を行なって屋根伏図を作成する。単純な屋根33の場合は、プログラムソフトウェアに組み込まれたCADシステムにより自動生成することが出来る。複雑な屋根33の場合は、部分的に作成し、任意に修正を加えることが可能な任意作成が可能である。
前記ステップS7において、図12及び図13に示す屋根伏図の作成が完了すれば、ステップS8に進んで、図14に示す3D建物パース図(立体完成予想図)を自動作成して建物10の外壁32や屋根33が正しく設計されているか否かの確認を行なうことが出来る。
次に、ステップS9において、データ作成を行い、図15及び図16に示すように、軒天板20及び軒天換気金物25の割り付け計算を行なう。次にステップS10において、図17に示す部材数量明細画面34を確認し、予備数量等を自動計算し、ユーザ3は必要に応じて適宜数量を修正した後、数量確定ボタン34aをクリックして確定する。その後、図20に示すような数量明細や金額等が入った発注書35が作成され、ユーザ3は最終確認を行って、ステップS11に進み、図18に示す発注画面36上に設けられた図示しない発注ボタンをクリックすると発注が完了する。
前記ステップS10において、図20に示す発注書35を出力すると同時に、ステップS12において、割り付けシステム1の提供者に発注番号と発注明細データが送られ、サーバ装置2のメモリ9に格納される。発注番号と発注明細データの格納と同時に、納期、在庫情報をユーザ3に提供する。また、必要に応じて、図21の割り付け画面37で示す部材の割り付け図の出力も可能とする。
前記ステップS1において、ログインに失敗した場合には、ステップS13に進んでプログラムソフトウェアのダウンロードはできない。また、前記ステップS3において、図8に示すライセンスコード入力画面29から入力されたライセンスコードとパスワードとが合致しない場合は、ステップS14に進んでプログラムソフトウェアは起動しない。
<軒天換気金物の割り付け動作>
次に図4を用いて軒天換気金物25の割り付け動作について説明する。前記図3のステップS9において、軒天換気金物25の割り付け動作を行なう場合には、図4のステップS21に進んで軒天換気金物25の割り付けを行なう。前記ステップS21において、外壁ライン11及び屋根ライン13の修正が終わり次第、建物データを作成して軒天換気金物25の自動割り付けを行なう。
ステップS22において、軒天板20の外壁32側及び鼻隠しケラバに軒天換気金物25が取り付く仕様の場合は、軒天換気金物25が取り付く辺の柱芯間の距離を図15に示すCADデータから自動取得して、部材情報データベース39内に登録している軒天換気金物25の長さで割り、該軒天換気金物25の必要本数を算出する。ステップS23において、軒天換気金物25が取り付く辺の柱芯間の距離が軒天換気金物25の長さで割り切れるか否かをCPU8がCADデータに基づいて判断し、割り切れる場合には、ステップS24に進んで、軒天換気金物25が取り付く全ての辺の割り付けが完了するまで、前記ステップS22〜S24を繰り返す。前記ステップS22において、軒天換気金物25が取り付く次の辺の柱芯間の距離を図15に示すCADデータから自動取得して、同様に軒天換気金物25の長さで割る。
前記ステップS23において、軒天換気金物25が取り付く辺の柱芯間の距離が軒天換気金物25の長さで割り切れない場合は、ステップS25に進み、余った辺の箇所と、長さとをメモリ9内に格納して、軒天換気金物25が取り付く次の辺に対して割り付けによる該軒天換気金物25の必要本数の算出処理を行い、軒天換気金物25が取り付く全ての辺の該軒天換気金物25の必要本数の算出処理が終わるまで、ステップS22〜S25の処理を繰り返し行なう。
前記ステップS24において、軒天換気金物25が取り付く全ての辺に対して該軒天換気金物25の割り付け処理が終了したら、ステップS26に進み、前記ステップS25においてメモリ9に格納した余りの辺の格納データが有るか否かのチェックを行なう。
前記ステップS26において、前記ステップS25でメモリ9に格納した余りの辺の格納データが有る場合は、ステップS27に進んで、余った辺のそれぞれの長さを全て加算して、新品の軒天換気金物25を割り当てる際に該軒天換気金物25の本数が最も少なくなるように割り当てて該軒天換気金物25を各部の必要な長さにカットする。
各部の必要な長さに軒天換気金物25をカットして残った該軒天換気金物25の端材が180mm以上の場合には、ステップS28に進んで、軒天換気金物25の本数が最も少なくなるように次の余った辺に割り当てて利用する。
本実施形態では、施工の効率化や付属品の増加を抑えるために、余った辺の一箇所につき、カットした軒天換気金物25の一個を割り付けるように設定されている。従って、前記ステップS27,S28において、カットした軒天換気金物25の端材が180mm未満になった場合や、或いは、余った辺の一箇所にカットした軒天換気金物25の端材を割り当てても長さが足りない場合は、それぞれステップS29,S30に進んで、カットした軒天換気金物25の端材を破棄し、新品の軒天換気金物25を残った余りの辺に軒天換気金物25の本数が最も少なくなるように割り当てて行く。
前記ステップS26において、前記ステップS25でメモリ9に格納した全ての余りの辺に対する軒天換気金物25の割り付けが完了したら、ステップS31に進んで、使用した軒天換気金物25の数量を集計する。軒天換気金物25の端材がある場合は、該軒天換気金物25の端材のカット割り付け状況を図21に示す割り付け画面37上に表示して、どこに軒天換気金物25の端材を使用したか、どの端材が同じ軒天換気金物25からカットされたものかが目視出来るようにする。
図3及び図4に示すように、本実施形態の割り付けシステム1をコンピュータシステムを利用して実行する割り付けプログラムは、図3のステップS6に示すように、図2に示す外壁ライン作図部12により図10及び図11に示すように、建物10の外壁ライン11を作図する処理と、図3のステップS7に示すように、図2に示す屋根ライン作図部14により図12及び図13に示すように、建物10の屋根ライン13を作図する処理と、図2に示す屋根勾配選択部17(図9に示す勾配ボタン16a)により建物10の屋根勾配を選択する処理と、外壁ライン作図部12により作図された外壁ライン11と、屋根ライン作図部14により作図された屋根ライン13と、屋根勾配選択部17により選択された屋根勾配とに基づいて、図2に示す軒天領域算出部18により図15及び図16に示す軒天領域19を算出する処理と、図3のステップS5に示すように、図2に示す軒天換気金物選択部26(図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27)により図15及び図16に示す軒天領域19に配置される軒天換気金物25の種類を選択する処理と、図4のステップS22〜S25に示すように、図2に示す軒天領域算出部18により算出された図15及び図16に示す軒天領域19の外壁ライン11に沿った第一の長さを、図2に示す軒天換気金物選択部26(図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27)により選択された軒天換気金物25の外壁ライン11に沿った第二の長さで除した際の余りの長さをメモリ9に記憶する処理と、図15及び図16に示す軒天領域19の全てについて軒天換気金物25を割り付けた後に、メモリ9に記憶された余りの長さの総計を軒天換気金物25の外壁ライン11に沿った第二の長さで除した数を端材算出手段となるCPU8により算出する処理とを有する。
尚、本実施形態の割り付けシステム1をコンピュータシステムを利用して実行する割り付けプログラムは、軒天換気金物25に代えて軒天板20を割り付けるプログラムとしても同様に適用出来る。例えば、図3のステップS6に示すように、図2に示す外壁ライン作図部12により図10及び図11に示すように、建物10の外壁ライン11を作図する処理と、図3のステップS7に示すように、図2に示す屋根ライン作図部14により図12及び図13に示すように、建物10の屋根ライン13を作図する処理と、図2に示す屋根勾配選択部17(図9に示す勾配ボタン16a)建物10の屋根勾配を選択する処理と、外壁ライン作図部12により作図された外壁ライン11と、屋根ライン作図部14により作図された屋根ライン13と、屋根勾配選択部17により選択された屋根勾配とに基づいて図2に示す軒天領域算出部18により図15及び図16に示す軒天領域19を算出する処理と、図2に示す軒天板勾配選択部21(図9に示す軒天タイプ選択欄22)により図15及び図16に示す軒天領域19に配置される軒天板20の勾配(傾斜配置、或いは、水平配置)を選択する処理と、図2に示す軒天領域算出部18により算出された図15及び図16に示す軒天領域19と、図2に示す軒天板勾配選択部21(図9に示す軒天タイプ選択欄22)により選択された軒天板20の勾配とに基づいて、図2に示す軒天板選択部23(図9に示す軒天板タイプ選択ボタン24)により図15及び図16に示す軒天領域19に配置される軒天板20の種類を選択する処理と、図4のステップS22〜S25において、軒天換気金物25の代わりに軒天板20として、図2に示す軒天領域算出部18により算出された図15及び図16に示す軒天領域19の外壁ライン11に沿った第一の長さを、図2に示す軒天板選択部23(図9に示す軒天板タイプ選択ボタン24)により選択された軒天板20の外壁ライン11に沿った第二の長さで除した際の余りの長さをメモリ9に記憶する処理と、図15及び図16に示す軒天領域19の全てについて軒天板20を割り付けた後に、メモリ9に記憶された余りの長さの総計を軒天板20の外壁ライン11に沿った第二の長さで除した数を端材算出手段となるCPU8により算出する処理とを有する軒天板20の割り付けプログラムとすることが出来る。図19は割り付けられた軒天板20の枚数の一例を示す。
<軒天換気金物の換気面積に基づいた割り付け動作>
次に図5を用いて軒天換気金物25の換気面積に基づいた割り付け動作について説明する。前記図3のステップS9において、軒天換気金物25の換気面積に基づいた割り付け動作を行なう場合には、図5のステップS41に進んで軒天換気金物25の換気面積に基づいた割り付けを行なう。前記ステップS41において、外壁ライン11及び屋根ライン13の修正が終わり次第、建物データを作成して軒天換気金物25の換気面積に基づいた自動割り付けを行なう。
本実施形態では、図5のステップS42において、軒天換気金物25が軒天板20の長手方向の中心に取り付く場合の仕様について説明する。前記ステップS42において、図14に示す屋根33と建物領域との関係から小屋裏面積が自動で判断できる。これにより小屋裏面積を自動算出し、軒裏吸排気方法による必要な換気面積を自動算出する。
次に、ステップS43において、取り付ける軒天換気金物25の換気面積と、当該建物10の必要な換気面積とから、必要となる軒天換気金物25の本数を自動算出する。次に、ステップS44において、軒天換気金物25を取り付け可能な箇所に並行する建物10の外壁32を自動判定し、最も長い外壁32の辺に軒天換気金物25を一本割り付ける。そして、ステップS45に進んで、軒天換気金物25を割り付けた外壁32の辺の長さから割り付けた軒天換気金物25の長さを引いた長さと、次に長い取り付け可能な外壁32の辺の長さとを比較して、より長い外壁32の辺に軒天換気金物25を一本割り付ける(ステップS44)。
前記ステップS44において、算出した軒天換気金物25の必要本数がなくなるまで、前記ステップS44〜S45の動作を繰り返して建物10の外壁32の全ての辺に対して必要となる軒天換気金物25を割り付けて行く。前記ステップS44において、算出した軒天換気金物25の全ての本数を割り付けたら、ステップS46に進み、軒天換気金物25を割り付けた外壁32の辺の中心から、その辺に割り付ける軒天換気金物25の本数を均等に配置し、外壁32の辺のどこに軒天換気金物25を施工すべきか目視でわかるように図21に示す割り付け画面37上に表示する。
図3及び図5に示すように、本実施形態の割り付けシステム1をコンピュータシステムを利用して実行する割り付けプログラムは、図3のステップS6に示すように、図2に示す外壁ライン作図部12により図10及び図11に示すように、建物10の外壁ライン11を作図する処理と、図3のステップS7に示すように、図2に示す屋根ライン作図部14により図12及び図13に示すように、建物10の屋根ライン13を作図する処理と、図2に示す屋根勾配選択部17(図9に示す勾配ボタン16a)により建物10の屋根勾配を選択する処理と、外壁ライン作図部12により作図された外壁ライン11と、屋根ライン作図部14により作図された屋根ライン13と、屋根勾配選択部17により選択された屋根勾配とに基づいて、図2に示す軒天領域算出部18により図15及び図16に示す軒天領域19を算出する処理と、図3のステップS5に示すように、図2に示す軒天換気金物選択部26(図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27)により図15及び図16に示す軒天領域19に配置される軒天換気金物25の種類を選択する処理と、図5のステップS42に示すように、軒天領域算出部18により算出された軒天領域19と、外壁ライン作図部12により作図された外壁ライン11と、屋根ライン作図部14により作図された屋根ライン13とに基づいて、図2に示す小屋裏面積算出部28により小屋裏面積を算出する処理と、図5のステップS43に示すように、図2に示す小屋裏面積算出部28により算出された小屋裏面積に対応して必要な換気面積を、図2に示す軒天換気金物選択部26(図15及び図16に示す換気部材の内容ボタン27)により選択された軒天換気金物25の換気面積で除した際の数を軒天換気金物算出手段となるCPU8により算出する処理とを有する。
<付属品の割り付け動作>
次に図6及び図7を用いて付属品の割り付け動作について説明する。図4に示すステップS31、或いは、図5に示すステップS46において、軒天換気金物25の割り付けが完了した後は、図6のステップS51に進んで付属品を割り付ける。軒天換気金物25を軒天板20の外壁32側に取り付ける場合や鼻隠しケラバ側に取り付ける場合で仕様が異なる。製品同士の接続箇所や屋根勾配や軒天板20の勾配によって軒天換気金物25の端部の接続に使用する付属品が異なる。このため自動割り付けを行なった軒天換気金物25の端部の要素や建物10の形状を自動で判断して、適切な付属品を選別して割り付ける。
先ず、図4に示すステップS31、或いは、図5に示すステップS46において、軒天換気金物25の割り付けが完了したら、ステップS51に進んで、軒天換気金物25の端部の状況を一箇所ずつ全てについてチェックする。ステップS52において、軒天換気金物25の端部に、次の軒天換気金物25が直線状に接続されるか否かをCPU8がCADデータに基づいて判断し、隣設される軒天換気金物25が直線状に接続される場合にはステップS53に進んで、隣設される軒天換気金物25間にジョイント部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS52において、隣設される軒天換気金物25が直線状に接続されない場合には、ステップS54に進み、軒天換気金物25の端部に何もなく、ここで終了するか否かをCPU8がCADデータに基づいて判断する。前記ステップS54において、軒天換気金物25の端部に何もない場合は、ステップS55に進み、軒天換気金物25の端部にエンドカバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS54において、軒天換気金物25の端部が終端部でない場合は、ステップS56に進み、軒天換気金物25の端部が建物10の出隅部に配置されるか否かをCPU8がCADデータに基づいて判断し、軒天換気金物25の端部が建物10の出隅部に配置される場合には、ステップS57に進んで、CPU8がCADデータに基づいて屋根33の形状や軒天形状を更に判断して最適な付属品を選択する。
先ず、ステップS57において、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で水平軒天、または、切妻屋根や片流れ屋根33で勾配軒天、または、陸屋根の場合は、ステップS58に進んで、軒天換気金物25の端部に出隅カバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS57において、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で水平軒天でなく、または、切妻屋根や片流れ屋根33で勾配軒天でなく、または、陸屋根ではない場合には、ステップS59に進んで、CPU8がCADデータに基づいて、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で勾配軒天か否かを判断する。前記ステップS59において、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で勾配軒天である場合には、ステップS60に進んで、軒天換気金物25の端部に屋根勾配に適合する勾配出隅カバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS59において、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で勾配軒天で無い場合には、ステップS61に進んで、CPU8は、建物10の屋根形状や軒天形状が切妻屋根や片流れ屋根で水平軒天であると判断し、ステップS62に進んで、軒天換気金物25の端部にエンドカバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS56において、軒天換気金物25の端部が建物10の出隅部に取り付かない場合には、図7に示すステップS63に進んで、CPU8がCADデータに基づいて、軒天換気金物25の端部が建物10の入隅部に配置されるか否かを判断する。前記ステップS63において、軒天換気金物25の端部が建物10の入隅部に配置される場合には、ステップS64に進んで、建物10の屋根形状や軒天形状に基づいて更に付属品を選択する。
前記ステップS64において、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で水平軒天、または切妻屋根や片流れ屋根で水平軒天、または切妻屋根や片流れ屋根で勾配軒天で、且つ屋根一面内に建物10の入隅部がある場合、または陸屋根の場合には、ステップS65に進んで、軒天換気金物25の端部に入隅カバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS64において、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で水平軒天でなく、または切妻屋根や片流れ屋根で水平軒天でなく、または切妻屋根や片流れ屋根で勾配軒天でなく、屋根一面内に建物10の入隅部がない場合、または陸屋根でない場合には、ステップS66に進んで、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で勾配軒天、または切妻屋根や片流れ屋根で勾配軒天で、且つ屋根二面が接点となる建物10の入隅部か否かをCPU8がCADデータに基づいて判断し、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で勾配軒天、または切妻屋根や片流れ屋根で勾配軒天で、且つ屋根二面が接点となる建物10の入隅部である場合には、ステップS67に進んで、軒天換気金物25の端部に屋根勾配に適合する勾配入隅カバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS66において、建物10の屋根形状や軒天形状が寄棟屋根で勾配軒天でなく、または切妻屋根や片流れ屋根で勾配軒天でなく、屋根二面が接点となる建物10の入隅部で無い場合には、ステップS68に進んで、CPU8は、建物10の屋根形状や軒天形状が切妻屋根や片流れ屋根で勾配軒天で且つ軒先端部が外壁32に突き当たる場合であると判断して、ステップS69に進み、軒天換気金物25の端部にエンドカバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS63において、CPU8がCADデータに基づいて、軒天換気金物25の端部が建物10の入隅部に配置されないと判断した場合には、ステップS70に進み、CPU8がCADデータに基づいて、軒天換気金物25の端部が切妻屋根の棟頂部に配置されるか否かを判断する。前記ステップS70において、軒天換気金物25の端部が切妻屋根の棟頂部に配置される場合には、ステップS71に進んで、軒天換気金物25の端部に屋根勾配に適合する勾配頂部カバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS70において、軒天換気金物25の端部が切妻屋根の棟頂部に配置されない場合には、ステップS72に進んで、CPU8は、軒天換気金物25の端部に母屋下がり開始部分があると判断し、ステップS73に進んで、CPU8がCADデータに基づいて、軒天形状を判断して更に付属品を選択する。
前記ステップS73において、CPU8がCADデータに基づいて、軒天形状が水平軒天であるか否かを判断する。前記ステップS73において、軒天形状が水平軒天である場合には、ステップS74に進んで、軒天換気金物25の端部に屋根勾配に適合する角部カバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。ただし、軒天換気金物25の端部が鼻隠しケラバに取り付く仕様の場合は、軒天換気金物25の端部にエンドカバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS73において、軒天形状が水平軒天でない場合には、CPU8は、軒天形状が勾配軒天であると判断し(ステップS75)、ステップS76に進んで、軒天換気金物25の端部にエンドカバー部材を一つ取り付けて図21に示す割り付け画面37上に表示し、次の軒天換気金物25の端部をチェックする。
前記ステップS53,S55,S58,S60,S62,S65,S67,S69,S71,S74,S76からそれぞれステップS77に進み、建物10の全ての軒天換気金物25の端部のチェックが完了するまで、前記ステップS51〜S76に示すチェックを繰り返す。前記ステップS77において、建物10の全ての軒天換気金物25の端部のチェックが終了したら、ステップS78に進んで、建物10の全ての軒天換気金物25の端部に取り付ける付属品の割り付け動作を行ない、割り付けた付属品を集計する。
本実施形態では、図2に示す外壁ライン作図部12により、図10及び図11に示すように、住宅等の建物10の外壁ライン11をコンピュータの表示画面上で入力し、図10及び図11に示す屋根の作成ボタン16をマウス等によりクリックして屋根33の種類を選択し、更に、図2に示す屋根勾配選択部17により図10及び図11に示す勾配ボタン16aをマウス等によりクリックして屋根勾配を選択し、更に、図10及び図11に示す軒出ボタン16bをマウス等によりクリックして軒の出寸法を選択し、図2に示す軒天板勾配選択部21により図9に示す軒天タイプ選択欄22をマウス等によりクリックして軒天板20が水平軒天か勾配軒天かを選択し、更に、図2に示す記憶手段となる建物情報データベース38に格納された建物情報から図9に示す物件情報入力画面30の躯体の壁厚ボタン30aをマウス等によりクリックして外壁32の厚み等の各種建物情報を選択する。
更に、予め登録された建物10の寸法モジュール、軒天板20、該軒天板20に取り合う各種部材の種別と、それらの定尺部材、更には、それらの各種部材を建物10の適正な位置に割り付けし、切断位置、寸法を指し示す図21の割り付け画面37で示される割り付け図と、図17の部材数量明細画面34で示される割り付け部材表とを生成し、図18の発注画面36で示される部材の割り付け情報と、住宅情報とを関連付けてメモリ9に記憶し、記憶手段となる部材情報データベース39に格納された各種部材と、その単価とを呼び出して図17の部材数量明細画面34で示される割り付け部材表に対応して当該建物10に使用する部材の見積りを算定し、図18の発注画面36上に設けられた図示しない発注ボタンをマウス等によりクリックして図20に示す発注書35を出力して発行する割り付け見積もり発注システムとして構成される。
図20に示す発注書35の出力要求があったときには、CPU8により発注番号が自動発行され、記憶手段となる発注情報データベース40に格納された発注情報(図20に示す発注書35)と、発注番号とが関連付けて該発注情報データベース40に記憶される。同時に、納期と在庫情報とをサーバ装置2から自動的にユーザ3の端末装置等に送信する。
サーバ装置2に格納した情報と、ユーザ3が発注ルートを選ばずに行った正式発注に発注番号が記載されていれば、サーバ装置2の発注情報データベース40に格納された発注情報を検索し、瞬時に注文明細を取り出し、製造、出荷手配を行なうことができる。
図2に示す外壁ライン作図部12で作成した図10及び図11に示す外壁ライン11と、図2に示す屋根ライン作図部14で作成した図12及び図13に示す屋根ライン13と、図2に示す建物情報データベース38に格納されている建物情報とにより、図14に示すように、瞬時に屋根33の3D建物パース図(立体完成予想図)が生成され、外壁32と屋根33との取り合いが分かる。これにより割り付ける建物10が間違いないか否かを視覚的に確認できる。
軒天板20や軒天換気金物25の割り付けにおいて、定尺部材を切断した場合の余りを他部分に使用することで現場ロスを最小限に抑えることができる。また、軒天換気金物25が割り付けられた状態で換気面積を算出して表示することで目視確認できる。
図2に示す外壁ライン作図部12で作成した図10及び図11に示す外壁ライン11と、図2に示す屋根ライン作図部14で作成した図12及び図13に示す屋根ライン13と、図2に示す建物情報データベース38に格納されている建物情報をCADデータ等から読み込み、図21の割り付け画面37で示される割り付け図、図17の部材数量明細画面34で示される割り付け部材表、図18の発注画面36で示される図20に示す発注書35を発行することができる。
また、ユーザ3の端末装置から割り付けシステム1の提供者のサーバ装置2に送信され、発注情報データベース40に格納された発注情報を、ユーザ3と割り付けシステム1の提供者との間に入る納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等の中間業者に予めパスワード等を付与してアクセス権限を与え、その中間業者は、ユーザ3からの注文パスワードをキーとして入手できる。
ユーザ3は、割り付けシステム1のサーバ装置2から送信されてきた図18に示す発注画面36上に設けられた図示しない発注ボタンをマウス等によりクリックして自動作成された図20に示す発注書35を部品メーカ7の部材を購入できる納材店4等にファクシミリ(FAX)や電子メール等で発注できる。
ユーザ3と割り付けシステム1の提供者との間に入る納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等の中間業者は、ユーザ3からの発注を物流の下流側から次々と次の上流側の発注先に発注し、物流の最上流側の部品メーカ7にユーザ3からの発注が届く。ここですでに割り付けシステム1の提供者のサーバ装置2の発注情報データベース40にユーザ3からの発注内容が格納されている。
割り付けシステム1の提供者は、納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等の中間業者に予め受注データを閲覧可能なCSV(comma separated value;データベース等で各項目のデータをカンマで区切ったテキスト形式のファイル)を入手可能なインターネット上のウエブサイト(ホームページ)のアドレスと、アクセスキーを付与しておく。
ユーザ3から納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等の中間業者に図20に示す発注書35が到着した時点で、発注番号とアクセスキーとで、ユーザ3の発注明細を閲覧可能なCSV等の電子データが入手可能となる。
納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等の中間業者は、このデータを使って、自社のコンピュータ等の端末装置への入力ができ、発注書の作成に使用することことが出来る。次の中間業者も同様な手続きで発注明細を入手でき、仮に、アクセスキーを持たない中間業者であっても、ユーザ3が発行する図20に示す発注書35や前発注先の独自の発注書にユーザ3の発注番号が記載されていれば、次に発注する中間業者がアクセスキーを付与されている中間業者であれば、発注情報を電子データで入手でき、活用が可能となる。
物流の最上流側の部品メーカ7も発注番号をキーに、発注情報データベース40に格納された発注情報の中から、発注明細を抽出し、電子データを自社の受注システムにインプット可能となり、従来のような手入力による手間や間違いが防止出来る。
本実施形態の割り付けシステム1は、部材情報データベース39に予め格納された各種部材のメーカが提供する部材情報としての製品種別、製品種別の本体長さ、役物種類とその役物が使われる条件、設計価格等と、ユーザ3により入力された外壁ライン11を入力するためのモジュール、建物階数、壁厚、屋根勾配、屋根形状、軒の出寸法、軒天板20が水平軒天か勾配軒天か等の建物情報に基づいて建物10の外壁32と、屋根33との取り合い情報を入力する。
更に、建物10の1階、2階、3階の外壁ライン11を割り付けシステム1に組み込まれたCADシステムで入力し、各階での屋根伏図を自動で、或いは任意に適合する屋根33を生成する。外壁ライン11と、軒天板20、屋根形状、屋根勾配、軒の出寸法、軒天板20が水平軒天か勾配軒天か等の建物情報に基づいてCPU8が計算し、3DのCAD情報に落とし込み、屋根伏図、3D建物パース図を作成する。
更に、図21の割り付け画面37で示す部材の割り付け図を作成する。ユーザ3が入力した情報が正しいか否かを図14に示す3D建物パース図や図21の割り付け画面37で示す部材の割り付け図で確認できる。
図14に示す3D建物パース図や図21の割り付け画面37で示す部材の割り付け図で確認された割り付けに基づいて該図21の割り付け画面37で示す部材の割り付け図、図17の部材数量明細画面34で示す割り付け表、図18に示す発注画面36で示す部材設計単価を元に設計価格見積りの出力や図20に示す発注書35の出力ができる。
尚、ユーザ3毎の単価は、まちまちであることから、購入する納材店4での購入価格をユーザ3自身が入力しておけば、実際の購入価格での見積りの出力が可能である。図20に示す発注書35には自動的に発注番号が付番されて該発注書35が出力される。発注書35の出力と同時に割り付けシステム1の提供者のサーバ装置2に発注情報や発注番号が送信され、該サーバ装置2に設けられた発注情報データベース40に格納される。
サーバ装置2は、発注内容を受けて、その部材の在庫と、標準納期をユーザ3の端末装置に返信、またはそれを閲覧可能とする。ユーザ3は発行された発注書35を部品メーカ7の部材を購入可能な納材店4等にファクシミリ(FAX)を送信するか。或いは、電子メールで発注する。
すでに発注書35の内容は、割り付けシステム1の提供者のサーバ装置2の発注情報データベース40に発注番号とともに格納されている。これによりユーザ3から割り付けシステム1の提供者までの発注ルートが複数あっても途中で誤った情報に変更されていても発注番号が付いた発注書35が割り付けシステム1の提供者に到着次第、予め発注情報データベース40に格納しているユーザ3の発注内容に基づいて、従来のように手書きや手入力せずに速やかにサーバ装置2の発注情報データベース40から発注データを読み出して、製造や出荷手続きが可能となる。
ユーザ3から割り付けシステム1の提供者までの発注ルートのどこかで間違った情報を入力したり転記した場合でも、予め発注情報データベース40に格納された発注情報の確認により間違った発注を防止できる。また、正式な発注書35が届き次第、ユーザ3に確定した納入明細や納期回答が可能となる。
また、図2に示す外壁ライン作図部12による図10及び図11に示す外壁ライン11の入力や図2に示す屋根ライン作図部14による図12及び図13に示す屋根ライン13の入力や図14に示す建物10の外壁32や屋根33の3D建物パース図(立体完成予想図)を自動作成する手段は、簡単なCADシステムで作成可能であるが、より入力を確実、簡単にするためにユーザ3のCADデータから、例えば、CEDXM(シーデクスマ)データ等の情報を出力、入手できれば、その情報を処理できるシステムを搭載し、CADデータの入力のみで図21の割り付け画面37に示す割り付け図や図17の部材数量明細画面34に示す割り付け表や図20に示す発注書35の発行までを簡単に行なうことが可能となる。
CEDXM(シーデクスマ)とは、プレカット用のプログラムの統一基準である。各種CAD(CEDXM協会に加盟しているCAD)で作成した建物のCADデータをCEDXM(シーデクスマ)に変換すると、そのデータからプレカットの加工ができるデータを取得できる。そのデータでプレカットメーカは自社での加工図、加工指示を自動化して効率を図ることが出来る。本実施形態の割り付けシステム1にもCEDXM(シーデクスマ)が応用可能である。CEDXM(シーデクスマ)のデータを本実施形態の割り付けシステム1に入れると、自動的に割り付けができるようにプログラムすることができる。
ユーザ3から割り付けシステム1の提供者までの発注ルートが複数介在する場合、納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等の中間業者で受注入力方式や発注システムが異なり、ユーザ3の発注先の選択でも発注ルートが多種、多様となり、統一された発注システムの構築は難しい。
しかし、発注システムで最も手間となるのは、手入力による発注内容の入力であり、間違いなく正確に入力するのは確認等を含めて大変な業務となる。本実施形態では、割り付けシステム1で、部品メーカ7は、ユーザ3の発注内容を電子データで入手可能となり、発注番号と中間業者のアクセスキーで、納材店4等の中間業者にアクセスを許可し、データを提供、閲覧可能とする。
中間業者にアクセス権が無くても、発注ルートの中間業者は、図20に示す発注書35をファクシミリ(FAX)等で次の中間業者に発注し、最終的には割り付けシステム1の提供者へ発注が到着する。直近の発注先から部品メーカ7に発注が届いた後、発注データをCSV等で提供し、その前の中間業者にCSV等のデータを次々返してやれば、全て物流の下流側からデータを提供可能となり、中間業者の入力業務の簡素化が可能となる。
本実施形態では、ユーザ3が発注する際の手間が省けるように、住宅等の建物10の部材の割り付けシステム1のプログラムをインターネット上で公開し、ユーザ3が、簡単、正確に割り付け作業ができ、その割り付けが正しいか否かが確認可能な図14に示す3Dのパース図(立体的な完成予想図)を提供し、図21に示す割り付け画面37からなる割り付け図と、図17に示す部材数量明細画面34からなる部材表と、図20に示す発注書35の出力が可能となる。
また、ユーザ3と割り付けシステム1の提供者との間に納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等の中間業者が複数介在しても、正確な受注情報を部品メーカ7に提供でき、ユーザ3には、発注書35の出力と同時に発注金額と在庫数、納期を提供することが出来る。また、納材店4、問屋5、建材商社6及び部品メーカ7等の中間業者には、予めアクセスコードを付与し、ユーザ3から注文が入ったら、注文ナンバーとアクセスコードとで割り付けシステム1のサーバ装置2にアクセスすれば、ユーザ3からの注文内容を中間業者も参照でき、更に、発注データも入手でき、自社のコンピュータに入力が可能となり、転記ミスや手入力の手間を省くことが可能となる。
本実施形態では、住宅等の建物10の部材の割り付け作業を、図2に示す外壁ライン作図部12により図10及び図11に示す外壁ライン11の入力と、図2に示す屋根ライン作図部14により図12及び図13に示す屋根ライン13の入力と、屋根33の種類、屋根勾配、軒の出寸法、軒天板20が水平軒天か勾配軒天か、或いは、壁の厚み等の建物情報等を入力することにより、外壁ライン11に沿って配置される軒天板20や軒天換気金物25や該軒天換気金物25の端部に付属する付属品等をコンピュータ上で自動的に割り付けし、図21に示す割り付け画面37からなる割り付け図と、図17に示す部材数量明細画面34からなる部材表と、図20に示す発注書35等を発行し、割り付けされた部材の単価を登録すれば、見積金額が即座に分かり、発注書35を出力すれば、割り付けシステム1のサーバ装置2により自動発生した注文番号と、注文内容、建物情報等が送られ、部品メーカ7のサーバ装置からは部材納期、在庫が送信される。
本発明の活用例として、コンピュータシステムを利用して住宅等の建物の部材の割り付けを行なう割り付けシステム及びそのプログラムに適用出来る。
1 …割り付けシステム
2 …サーバ装置
3 …ユーザ
4 …納材店
5 …問屋
6 …建材商社
7 …部品メーカ
8 …CPU(端材算出手段;軒天換気金物算出手段)
9 …メモリ(記憶手段)
10 …建物
11 …外壁ライン
12 …外壁ライン作図部(外壁ライン作図手段)
13 …屋根ライン
14 …屋根ライン作図部(屋根ライン作図手段)
15 …部屋領域の作成ボタン
16 …屋根の作成ボタン
16a …勾配ボタン
16b …軒出ボタン
17 …屋根勾配選択部(屋根勾配選択手段)
18 …軒天領域算出部(軒天領域算出手段)
19 …軒天領域
20 …軒天板
21 …軒天板勾配選択部(軒天板勾配選択手段)
22 …軒天タイプ選択欄
23 …軒天板選択部(軒天板選択手段)
24 …軒天板タイプ選択ボタン
25 …軒天換気金物
26 …軒天換気金物選択部(軒天換気金物選択手段)
27 …換気部材の内容ボタン
28 …小屋裏面積算出部(小屋裏面積算出手段)
29 …ライセンスコード入力画面
30 …物件情報入力画面
30a …躯体の壁厚ボタン
31 …入力モードボタン
32 …外壁
33 …屋根
34 …部材数量明細画面
34a …数量確定ボタン
35 …発注書
36 …発注画面
37 …割り付け画面
38 …建物情報データベース
39 …部材情報データベース
40 …発注情報データベース

Claims (6)

  1. 建物の外壁ラインを作図する外壁ライン作図手段と、
    建物の屋根ラインを作図する屋根ライン作図手段と、
    建物の屋根勾配を選択する屋根勾配選択手段と、
    前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインと、前記屋根勾配選択手段により選択された屋根勾配とにより軒天領域を算出する軒天領域算出手段と、
    前記軒天領域に配置される軒天板の勾配を選択する軒天板勾配選択手段と、
    前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域と、前記軒天板勾配選択手段により選択された軒天板の勾配とから前記軒天領域に配置される軒天板の種類を選択する軒天板選択手段と、
    前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域の前記外壁ラインに沿った第一の長さを、前記軒天板選択手段により選択された軒天板の前記外壁ラインに沿った第二の長さで除した際の余りの長さを記憶する記憶手段と、
    前記軒天領域の全てについて前記軒天板を割り付けた後に、前記記憶手段に記憶された余りの長さの総計を前記第二の長さで除した数を算出する端材算出手段と、
    を有することを特徴とする割り付けシステム。
  2. 建物の外壁ラインを作図する外壁ライン作図手段と、
    建物の屋根ラインを作図する屋根ライン作図手段と、
    建物の屋根勾配を選択する屋根勾配選択手段と、
    前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインと、前記屋根勾配選択手段により選択された屋根勾配とにより軒天領域を算出する軒天領域算出手段と、
    前記軒天領域に配置される軒天換気金物の種類を選択する軒天換気金物選択手段と、
    前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域の前記外壁ラインに沿った第一の長さを、前記軒天換気金物選択手段により選択された軒天換気金物の前記外壁ラインに沿った第二の長さで除した際の余りの長さを記憶する記憶手段と、
    前記軒天領域の全てについて前記軒天換気金物を割り付けた後に、前記記憶手段に記憶された余りの長さの総計を前記第二の長さで除した数を算出する端材算出手段と、
    を有することを特徴とする割り付けシステム。
  3. 建物の外壁ラインを作図する外壁ライン作図手段と、
    建物の屋根ラインを作図する屋根ライン作図手段と、
    建物の屋根勾配を選択する屋根勾配選択手段と、
    前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインと、前記屋根勾配選択手段により選択された屋根勾配とにより軒天領域を算出する軒天領域算出手段と、
    前記軒天領域に配置される軒天換気金物の種類を選択する軒天換気金物選択手段と、
    前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域と、前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインとにより小屋裏面積を算出する小屋裏面積算出手段と、
    前記小屋裏面積算出手段により算出された小屋裏面積に対応して必要な換気面積を、前記軒天換気金物選択手段により選択された軒天換気金物の換気面積で除した際の数を算出する軒天換気金物算出手段と、
    を有することを特徴とする割り付けシステム。
  4. 外壁ライン作図手段により建物の外壁ラインを作図する処理と、
    屋根ライン作図手段により建物の屋根ラインを作図する処理と、
    屋根勾配選択手段により建物の屋根勾配を選択する処理と、
    前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインと、前記屋根勾配選択手段により選択された屋根勾配とに基づいて軒天領域算出手段により軒天領域を算出する処理と、
    軒天板勾配選択手段により前記軒天領域に配置される軒天板の勾配を選択する処理と、
    前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域と、前記軒天板勾配選択手段により選択された軒天板の勾配とに基づいて軒天板選択手段により前記軒天領域に配置される軒天板の種類を選択する処理と、
    前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域の前記外壁ラインに沿った第一の長さを、前記軒天板選択手段により選択された軒天板の前記外壁ラインに沿った第二の長さで除した際の余りの長さを記憶手段に記憶する処理と、
    前記軒天領域の全てについて前記軒天板を割り付けた後に、前記記憶手段に記憶された余りの長さの総計を前記第二の長さで除した数を端材算出手段により算出する処理と、
    を有することを特徴とする割り付けプログラム。
  5. 外壁ライン作図手段により建物の外壁ラインを作図する処理と、
    屋根ライン作図手段により建物の屋根ラインを作図する処理と、
    屋根勾配選択手段により建物の屋根勾配を選択する処理と、
    前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインと、前記屋根勾配選択手段により選択された屋根勾配とに基づいて軒天領域算出手段により軒天領域を算出する処理と、
    軒天換気金物選択手段により前記軒天領域に配置される軒天換気金物の種類を選択する処理と、
    前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域の前記外壁ラインに沿った第一の長さを、前記軒天換気金物選択手段により選択された軒天換気金物の前記外壁ラインに沿った第二の長さで除した際の余りの長さを記憶手段に記憶する処理と、
    前記軒天領域の全てについて前記軒天換気金物を割り付けた後に、前記記憶手段に記憶された余りの長さの総計を前記第二の長さで除した数を端材算出手段により算出する処理と、
    を有することを特徴とする割り付けプログラム。
  6. 外壁ライン作図手段により建物の外壁ラインを作図する処理と、
    屋根ライン作図手段により建物の屋根ラインを作図する処理と、
    屋根勾配選択手段により建物の屋根勾配を選択する処理と、
    前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインと、前記屋根勾配選択手段により選択された屋根勾配とに基づいて軒天領域算出手段により軒天領域を算出する処理と、
    軒天換気金物選択手段により前記軒天領域に配置される軒天換気金物の種類を選択する処理と、
    前記軒天領域算出手段により算出された軒天領域と、前記外壁ライン作図手段により作図された外壁ラインと、前記屋根ライン作図手段により作図された屋根ラインとに基づいて小屋裏面積算出手段により小屋裏面積を算出する処理と、
    前記小屋裏面積算出手段により算出された小屋裏面積に対応して必要な換気面積を、前記軒天換気金物選択手段により選択された軒天換気金物の換気面積で除した際の数を軒天換気金物算出手段により算出する処理と、
    を有することを特徴とする割り付けプログラム。
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