JP2002117081A - 建築積算システム - Google Patents

建築積算システム

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JP2002117081A
JP2002117081A JP2000311753A JP2000311753A JP2002117081A JP 2002117081 A JP2002117081 A JP 2002117081A JP 2000311753 A JP2000311753 A JP 2000311753A JP 2000311753 A JP2000311753 A JP 2000311753A JP 2002117081 A JP2002117081 A JP 2002117081A
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board
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JP2000311753A
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Hirokazu Yorimitsu
浩和 頼光
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POWERS SERVICE CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実際の施工ベースに基づく部材単位の積算を行
い、余分な資材の発注を無くし、必要な工期を確保し
て、効率的な建築管理を行うことができる建築積算シス
テムを提供する。この建築積算システムは、同時に、従
来の建築数量積算基準で求めていた積算値も求めること
ができる。 【解決手段】建築の積算に於いて、施工ベースに基づく
部材単位の数量の算出を行うことを特徴とする建築積算
システムである。本システムは、作図工程及び割付工程
を有し、作図工程が、基準点を設けその基準点に対して
数値を与えることにより作図し面を定義する手段、面に
対して属性を与える手段を備え、割付工程が、作図面に
割付面を定義する手段、該割付面に部材を割付ける手段
及び割付により生じた端材を割付面に再利用する手段を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築の積算を行う
システムに関する。更に詳しくは、建築現場に於ける施
工ベースに基づく部材単位の数量を算出し、資材の発
注、物流管理やコスト管理にも使用できる建築積算シス
テムに関する。このシステムは、同時に、建築数量積算
基準に基づく数量を算出をすることもできる。
【0002】
【従来の技術】建築は、施主が設計事務所やゼネコンと
称される総合建築会社と施工契約を結ぶことから始ま
る。施主が設計事務所やゼネコンに建築を依頼する場合
には、基本的な建築の仕様が施主から示される。その基
本的な建築仕様に基づいて、設計事務所やゼネコン設計
部に於いて基本計画が作成され、基本設計図が作成され
る。更に、この基本計画と基本設計図に基づいて、建築
現場で実施計画書及び実施図面とが作成される。これら
の実施計画書及び実施図面に基づいて、サブコンと呼ば
れる複数の下請け企業が、自分の担当する分野につき、
現場で使用する基準及び数量に基づく施工計画と施工図
面を立案し、それに基づいて、必要な資材の発注手配を
行うとともに、実際の施工を行う。
【0003】建築施工に於いては、ゼネコンを元請とし
たビラミツド構造を有し、施工の実務はサブコンに大き
く依存しているのが特徴である。また、建築技術の観点
からは、工事運営が現場監督者に大きく依存する、職人
技量レベルの落差が大きい、施工分野でのITを使った
戦略的な事例が少ないという問題がある。ゼネコンに於
いても研究所等では先進の技術研究開発はなされている
ものの、実際の工事の運営は現場監督者に任されること
多く、現場による工事運営の落差が大きいのが現状であ
る。
【0004】建築に際しては、当然のことながら建築費
がいくらかかるかということが大きな関心事の一つであ
る。建築に要する費用を算出する作業を、業界では積算
と称している。積算には詳細な図面を必要とするが、当
初の設計段階では、実際の仕様を反映した詳細図面が作
成されることが極めて少ないという問題がある。また、
積算には建築資材の量を詳細に算出することから、多大
な積算工数を要し、入力データが極めて多く大変な作業
となるので、ゼネコンではサブコン更には多くの下請け
に必要資材の発注、工程管理等の業務を含めて任してい
る現状にある。即ち、資材の発注業務、工程管理業務等
を多くの下請けに任している以上、実際に必要とする資
材の種類とその量、建築工期等はゼネコンにとってはブ
ラックボックスという状態になる。しかも、最終の建築
費に近い額を工事の当初に見積るには、永い見積経験に
裏付けされた熟練した勘が必要である。その上、建築工
事費用が正確に算出されたとしても、この建築工事に付
帯する電灯設備工事や空調機器設備工事等の設備仕様に
ついて、豊富な知識がなければ設備工事費用を含む工事
費全体の見積をすることは困難な状況にある。
【0005】積算は、通常、建築数量積算基準に基づい
て行われる。積算の単位は、m、mやtであって、
実際に使用する部材、即ち、材料や基材の部材単位の数
量(枚、個、箇所)を使用するものではない。また、ゼ
ネコン及び積算事務所の積算は、総量的であるため、階
別、室別の集計を行うためには独自に積算する必要があ
る。更に、物流のためには部材単位の数量を算出する必
要があり、実際の施工には、建築積算基準の積算では十
分に対応できない。
【0006】以上の背景から、建築現場に於ける問題と
して、現場内での材料運搬の無駄ななコストがかかって
いる、材料の廃棄物が大量に発生するという問題が指摘
されている。前者は、建築現場に於ける物流に対する重
要度の認識が低いところに原因があり、物流情報が的確
に把握できない、材料の納入が遅れるたり、数量が不足
するなどが起因し工事が遅延し易いという状況をつくっ
ている。また、後者は、割付の前提とした部材数量の把
握がなされていない、サブコンにゴミを持ち帰らせる措
置を採ってはいるが、根本的な解決策を採っていない等
に原因がある。従って、建設資材の部材単位での数量把
握ができれば、資材運搬の合理化、工事のスケジューリ
ング及び廃材の発生抑制等を図ることが可能になり、建
築現場での工事が効率的に運営できるようになる。
【0007】現状においては、建築の積算は、経験と勘
に基づいて面積当たり、体積当たり、重量当たりの建築
単価を求め、所定の面積、体積等を掛けて、更に、係数
を掛けて求めているのが実状である。その上、公共事業
に於いては、面積、体積当たりの単価で建築費を示すこ
とが求められるので、積算は実際の必要な資材、工期、
労務費等から逐次計算し求められることが少ないのであ
る。
【0008】このような方策は、係数を大きくとって建
築費を大きめに計算することになる。現実には、必要以
上の資材を発注し、長めの工期を設定し労務費を大きく
見積もることにもなっている。従って、建築完成後に
は、使用しなかった資材が残留し、廃棄物の山が築かれ
ることにもなっている。
【0009】更に大きい問題として、建築仕様、基本設
計の変更の問題がある。従来の方式では、ゼネコンを頂
点とするピラミッド構造を形成しているので、基本仕
様、基本設計の変更毎に、実施計画、実施図面、更に、
施工計画、施工図面の変更を強いられ、その都度、積算
がそれぞれの段階でやり直されることになる。このやり
直しに要する時間とコストは膨大なものになり、建築コ
ストを大きくする要因の一つになっているる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の不都
合を解消し、建設現場に於いて各下請けに任されてきた
資材発注のための情報管理、管理業務を一箇所にまとめ
て行い、しかも、実際の施工ベースに基づく部材単位で
の積算を行い、余分な資材の発注を無くし、必要な工期
を確保して、効率的な建築管理を行うことを目的とす
る。同時に、役所等に提出する書類に合致するように、
従来の建築数量積算基準で求めていた積算値も求めるこ
とが出来る建築積算システムを提供しようとするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、建築
の積算に於いて、施工ベースに基づく部材単位の数量の
算出を行う手段を備えたことを特徴とする建築積算シス
テムである。
【0012】請求項2の発明は、作図工程及び割付工程
を備えたことを特徴とする建築積算システムである。
【0013】請求項3の発明は、作図工程が、基準点を
設けその基準点に対して数値を与えることにより作図し
面を定義する手段及び面に対して属性を与える手段を備
えたことを特徴とする建築積算システムである。
【0014】請求項4の発明は、割付工程が、作図面に
属性を与えることにより割付面を定義する手段、該割付
面に部材を割付ける手段及び割付により生じた端材を割
付面に再利用する手段を備えたことを特徴とする建築積
算システムである。
【0015】請求項5の発明は、廃材の量を算出する手
段を備えたことを特徴とする建築積算システムである。
【0016】請求項6の発明は、階別、室別の積算が可
能なことを特徴とする建築積算システムである。
【0017】請求項7の発明は、施工に必要な資材を出
力する手段を備えたことを特徴とするる建築積算システ
ムである。
【0018】請求項8の発明は、建築数量積算基準に基
づいて積算する積算手段を備えたことを特徴とする建築
積算システムである。
【0019】本発明のポイントは、施工ベースに基づく
部材単位の数量の算出を行うことができる点にある。従
来の、建築数量積算基準に基づく積算では、集計単位が
やmで、部材単位の数量、例えば、枚、個や箇所の
単位では計上されていない。これに対して、本発明で
は、従来の建築数量積算基準に基づくmやm単位で集
計ができるとともに、部材単位、例えば、枚や箇所での
集計も同時に可能な積算システムを提供する。
【0020】部材単位の積算を可能にするため、本発明
の積算システムは、作図工程及び割付工程を備えたこと
を特徴とする。作図工程は、基準点を設けその基準点に
対して数値を与えることにより作図し面を定義する手段
及び該面に対して属性、即ち、細目及び細目を構成する
部材情報を与える手段を備えたことを特徴としている。
割付工程は、作図面に割付面を定義する手段、該割付面
に部材を割付ける手段及び割付により生じた端材を割付
面に再利用する手段を備えたことを特徴としている。更
に、本システムは、廃材の量を算出する手段、階別、室
別の積算を行う手段、施工に必要な資材の種類と量を出
力する手段を備えている。
【0021】
【発明の実施の形態】従来から積算用、割り付け用のソ
フトウエアが種々知られている。積算ソフトウエアは、
数値入力を行い入力された数値に基づいて計算するとい
うものである。また、割付ソフトウエアは、線で囲まれ
た部分を面と仮定し、その中に部材の寸法の線を、縦方
向、横方向に割り当てていくものである。そのため、積
算ソフトウエアは、属性に対して作図がなされていな
い、積算数量は算出されるが、部材数量は算出されない
という問題がある。また、割付ソフトウエアは、作図は
されるが属性が付加されないので、割り当てた部材数量
はmやm単位で算出されるが属性は示されないという
問題がある。更に、積算部分と割付部分とが連動してい
ないという問題がある。
【0022】これに対して、本発明では、基準座標を定
めてそれに対して数値入力を行い面を定義し、定義した
面に対して属性を入力し、これにより数量を算出する。
また、その属性の付いた面情報に対して割付を行ない、
部材数量の算出を行うものである。基本的な数量算出の
フローを図1に示した。面を定義し、定義した面に属
性、即ち、細目及び細目を構成する部材の情報を割り当
てる。この作業を、タイプ、部屋及び間仕切り毎に繰り
返し行い、積算に必要な情報を入力する。入力された情
報に基づいて、従来から行われている、建築数量積算基
準に基づく積算値を得たい場合は、直ちに積算し、積算
されたデータは出力される。一方、部材単位ベースの積
算を希望する場合は、更に、割付の作業を行う。即ち、
作図に於いて定義した面に属性を与えて割付面を定義
し、定義した割付面に部材を割付け、更に、割付により
生じる端材を割付面に再利用するめの割付を行う。割付
の確認を行い、必要に応じて修正を行う。このようにし
て割付が済めば、部材単位ベースでの積算値を出力する
ことができる。その上、発注すべき資材のリストも出力
することもできるし、廃棄物の量も算出することができ
る。本システムを運用するには、コンピュータを利用す
る。中央演算装置、入力装置、表示装置、記憶装置、出
力装置等を備えるものであればよい。パソコンでも十分
対応することができる。
【0023】本発明の基本となる作図による面の定義に
ついて説明する。例えば、部屋の床面を定義するケース
を考える。図2に示したAなる床面を定義する。まず、
基準点Oを定める。基準点Oからの距離(X3,Y3)
の四角形Ocgfを描く。次に、基準点から(X1,Y
1)の距離にある四角形D(Oahd)、基準点から
(X3,Y3)−(X2,Y2)の距離にある四角形C
(imgk)及び基準点から(0,Y2)−(X1,Y
3)の距離にある四角形B(ejlf)を描く。四角形
Ocgfから、四角形B、C及びDを減算すると目的の
床面Aを得る。このようにして、床面が定義される。作
成された面には、床部位が設定される。床面が定義され
たら、その面積及び周長は計算により簡単に求められ
る。
【0024】床面の種類には、基本面、減区分面及び柱
底面の三種がある。基本面は、図2に於いて、最初に描
いた四角形Ocgfであり、減区分面というのは、図2
に於いて、四角形B、C又はDのような、減算する面を
いう。
【0025】床面について説明したとおり、面は複数の
線分から構成され、面を定義すると面の面積、周長は簡
単に計算により求めることができる。面には、床面、天
井面、壁面、柱側面、柱上下面、梁側面、上り/下り天
井側面、梁下り面、上り天井上面/下り天井下面、建具
開口面、建具面、間仕切り面及び減区分面がある。建具
というのは、ドアや窓のことで、建具面はドア面や窓面
である。建具開口というのは、建具を取り付ける部分
(壁など)に建具を取り付けるための穴をあける。その
穴の部分が建具開口面である。面の主要なものを図3に
示した。
【0026】面に対して、積算用データとして部位、項
目、建具等の割り当てを行う。例えば、図4に示したよ
うに、定義した面に、主工事、副工事、部位、項目、仕
様・規格、単位等の細目(項目)を割り当てていく。こ
こで部位というのは、天井、床、壁等を意味する。細目
(項目)というのは、該当部位に使用する部材の仕様の
名称である。面に細目、部位を割り当てると、割り当て
られた細目、部位の数量が面の面積から計算される。減
区分面に指定された面は、基本面に割り付けられた細
目、部位から減区分面の面積に相当する数量が計算さ
れ、該数量を基本面の数量から減算する。また、建具面
又は建具開口面には、建具を割り付けた面の細目、部位
数量から建具面又は建具開口面の面積に相当する数量を
計算し、基本面の数量から減算される。線は、図形を形
成する最小単位である。面定義時に線の長さは、計算に
より簡単に求められる。線に、積算用データとして細
目、部位を割り付けることができる。
【0027】定義した床面に対して、高さ情報を与える
と、対応する天井基本面が自動的に定まる。基本面、減
区分面、柱上面、梁、上り天井及び下り天井が設定され
る。天井に、梁、上り天井又は下り天井がある場合は、
梁、上り天井、下り天井高さを入力し、梁、上り天井下
面、下り天井上面等の減区分面、梁下面、上り天井上
面、下り天井下面の基本面及び減区分面が設定され、
梁、上り天井、下り天井側面の基本面及び減区分面が設
定される。また、壁は、複数の天井面から構成される。
床基本面を決定すると、部屋高さ、床基本面の辺を元に
自動的に作成される。基本面、即ち、一つだけの床基本
面、減区分面、巾木面、腰壁面、建具開口面が設定され
る。
【0028】柱に関しては、床又は天井の一つの面を柱
に指定し、高さを入力することにより作成される。同時
に、柱が床、天井に接する面は、床、天井の減区分面と
して設定される。柱側面は、柱底面又は柱上面の辺の長
さを巾として、入力された柱高さを高さとする基本面が
設定される。柱の面には、基本面、減区分面、巾木面及
び腰壁面がある。間仕切りは、複数の面から構成され、
建具を割り当てることができる。
【0029】このように、作図に基づく面の定義及び割
り当てを、タイプ、部屋及び間仕切り毎に行う。タイプ
は、部屋と間仕切りにより特徴ずけられ、部屋は、床、
天井、壁、柱及び梁、上り/下り天井、部屋高さ等によ
って特徴ずけられる。
【0030】以上のように、作図をして面を定義し、定
義した面に細目を割り当てることにより、建築数量積算
基準に基づく積算を行うことができる。図1に於いて、
建築数量積算基準を選択すれば、建築数量積算基準に基
づく積算が行われ、その結果を出力することができる。
そして、作図に基づく面の定義及び割り当てを、タイ
プ、部屋及び間仕切り毎に行ているので、従来の建築数
量積算基準では求めることのできない、タイプ毎、階
毎、部屋毎の積算ができるという特徴を有する。建築数
量積算基準に基づいて積算した結果を出力する例を図5
に示す。同様に工事内訳の例を図6に示す。
【0031】しかしながら、先に述べたように、従来の
建築数量積算基準に基づく割り当ては、作図面に属性情
報があるわけではないので枚数等は算出できるが部材情
報がついていない、作図面のものに対して定型(寸法は
自由設定)のものを割り当てていくだけなので端材の考
慮がなされない、仕上げ部材の割付を行うため下地と仕
上げ材とによって成り立っているものに対しては下地材
が考慮されない、定型品の割付のみを行うので複数の部
材によって構成されるものに関しては対応していない、
等の問題がある。これに対して、本発明は、更に、作図
面に属性を与えることにより部材情報をもった割付面を
定義する。そしてその面に対して部材を割り付けること
により、施工ベースに基づく部材単位での数量を算出す
る。割付に際して、下地材と仕上げ部材等の関係も考慮
する。下地材のように複数部材の組み合わせで構成され
るものに関しては、部材構成に沿った割付を行う。更
に、割付によって生じた端材については、割付面内にて
再利用を行う。
【0032】割付に際して考慮するものは、割付部位、
割付面、工法及び部材である。割付の対象となる範囲を
割付部位に分類する。割付部位は、床天井及び壁に分け
られる。天井は、更に、天井(通常の天井面を指す)、
下り天井(下り天井又は下地材がある梁型の張り出し天
井部分)、下り壁(下り天井又は下地材のある梁型の張
り出しの壁部分)及び直貼梁型(躯体の梁に直接パネル
を貼る梁型)に分けられる。尚、梁があっても梁から離
して下地材がある場合は下り天井壁とする。壁は、壁
(通常の壁を指す)、間仕切り(通常の壁の下地を指
す)、柱型(通常の柱を指す)及び耐火間仕切(耐火用
の壁を指す)に分けられる。図7に各部位の例を示す。
【0033】割付は部材毎に行うが、部材は大きく下地
材とボード(パネル)に分けることができる。基本的に
下地材の上にボードを貼り付けるが、この下地材とボー
ドでは割付が異なることがあるので、それぞれ異なった
面として割り付ける。割付面は、連続した同一の面から
成り、必ず一つの部位に属し、同一部材で構成される。
例えば、天井の途中に梁が出ていたり、出(入)隅にな
っていたり異なるボードを割り付ける場合は、それぞれ
別の割付面になる。下地材がなくボード(パネル)のみ
を割付ける場合がある。
【0034】下地材割付面は、ボードを貼り付ける下地
材を割付ける面を指す。一つの下地材割付面内では同じ
種類の部材(寸法が異なるものも同種類とする)を使用
する。両面間仕切などのように一つの下地材割付面の両
側にボード割付面が貼り付けられる場合もある。耐火壁
のような部屋をまたがった壁の場合に、一つの下地材割
付面に対し、複数のボード割付面が並んで貼り付けられ
る場合もある。また、躯体(スラブ)までの下地材割付
面に対し、天井までのボード割付面が貼り付けられる場
合のように割付け面のサイズが異なる場合もある。
【0035】ボード割付面は、ボードを割付ける面を指
す。一つのボード割付面内では同じ種類の部材(寸法が
異なるものは異種類とする)を使用する。ある高さまで
ボードA、それ以上はボードBを使用、といったように
同一の壁に異なる種類の部材を割付ける領域に分かれて
いる場合は、それぞれを異なるボード割付面とする。ボ
ード割付面は下地材に貼り付ける場合もあるが、二重貼
のように別のボード割付面に貼りつける場合もある。ま
た、梁型のように躯体に直接貼る場合もある。
【0036】工法は、下地材の工法として各割付部位毎
に以下のものを対象とする。天井に関してはLGS在来
工法、角スタッド工法、壁に関してはLGS在来工法、
角スタッド工法、LVL工法である。部材については、
各場所、下地材工法毎に以下のような部材を割付ける。
LGS在来天井についてはチャンネル、バー(Wバー、Sバ
ー)、吊りボルト(ハンガー、ナット)、クリップ(Wクリ
ップ、Sクリップ)、吊りボルト振り止め、ジョイント、
角パイプ等である。角スタッド天井については、ランナ
ー、スタッドである。LGS在来壁については、ランナ
ー、スタッド、振れ止めチャンネル、スペーサ、開口補
強材、アングル等である。角スタッド壁については、ラ
ンナー、スタッド、開口補強材、アングル等である。耐
火壁については、ランナー、アングル、スタッド、パネ
ル、ボード等である。床に関しては、二重工法、直貼工
法である。部材については、下地パネル、支持ボルト等
である。
【0037】割付面に対して、その部位と工法によって
割付ける部材が決まる。天井の割付面には、以下の種類
がある。即ち、1)下地材割付面+ボード割付面(下地
ボード)、2)下地材割付面+ボード割付面(下地ボー
ド)+ボード割付面(仕上げボード)、3)ボード割付面
(下地ボード)並びに4)ボード割付面(下地ボード)+ボ
ード割付面(仕上げボード)である。同様に、壁の割付面
の構成には以下の種類がある。即ち、1)下地材割付面
+ボード割付面+・・・、2)下地材割付面+(ボード
割付面+・・・)+(ボード割付面+・・・)+・・
・、3)ボード割付面+・・・である。ここで、ボード
割付面+・・・は、1層以上のボード割付面が積層され
ていることを示す。
【0038】割付は、1)割付は割付面毎の部材毎に行
う、2)各割付面/部材毎に割付に必要なパラメータを
入力する、3)これらのパラメータに基づいてルールに
従って割付を行う、の原則で行う。割付の基本的な手順
を、図8に示した。割付のためのパラメータ及びルール
を設定し、部材を割り付けた後に生じる端材の再利用す
る範囲を設定する。作図して定義した面を、割付が可能
なように変換、即ち、定義した面を割付を行うべき面を
割付面と定義し、各部材を割付面に割り付けるのであ
る。割付面定義の手順の詳細を、図9に示した。各部
位、即ち、天井、床、間仕切りに於ける割付面の定義
を、間仕切り毎、部屋毎更にタイプ毎に行っていく。
【0039】割付の具体的な手順は、1)面に対して割
付の基準点より定型品を割り付ける、2)端材が発生し
なければ次の定型品を割り付ける、3)1〜2繰り返
す、4)端材が発生したらその端材が次の部分に再利用
可能かどうかを検討し再利用可能ならばその端材を割り
付ける、5)端材の割付が不可ならば再利用プールに保
存する、6)4の部分に定型品を割り当てる、7)端材
が発生するとその端材と前回再利用プールの保存した部
材のうち次の面に対して再利用可能なものを検討し利用
可能であれば割り付ける、8)1〜7を繰り返す(図1
0)。この際、ボードの場合一つの定型品から取れる部
材は2つまでとし、ボードについてはボードのジョイン
ト部分が必ず矩手になることとし、下地材の場合は再利
用が限界になるまで再利用を行う。この際、再利用の限
界値については任意に決定することができる。
【0040】部材割付の手順は、図11に示した。共有
部分と住戸専有部分とに分ける。共有部分は、部屋内割
付を部屋毎に行い、次いでタイプ毎の割付を行う。そし
て、住戸専有部分のタイプ内割付を行各戸毎にう。これ
らの割付を、階毎に行う。タイプ内割付の詳細を、図1
2に示した。まず、優先面、即ち、割付を始める最初の
面を決める。優先面に基づいて、順次、ボード、下地
材、天井の割付を行っていく。ここで、部材別再利用部
材プールとあるのは、部材の割付により生じた端材を、
更に割付面に割り付けて、部材の利用度高めようとする
ものである。
【0041】端材の有効利用に関しては、例えばボード
に再利用に関して、図13に示すように、再利用範囲内
でボードの再利用を行う。壁(および天井)毎にカット
すべきボードについて、再利用プール内の端材ボードの
中から適当なものを選んで再利用する。再利用できるも
のがない場合は、定型材をカットして残りを端材として
再利用プールに入れる。そして、再利用後に残ったもの
を廃材とする。廃材としたものを集計すると、廃棄する
廃材量が算出できる。
【0042】割付を行うことにより、施工ベースの部材
単位での数量を積算することができる。このようにして
積算した部材単位の積算結果の例を図14に示した。ま
た、部材、即ち、資材の発注管理、物流管理を行う基本
となる部材のリストを出力することができる。出力した
部材リストの例を、図15に示した。
【0043】従来の建設工事において、資材の有効活用
がなされていない部分があり、廃材量が多く、資源保
護、廃材問題の観点から資材の有効利用の問題がクロー
ズアップしてきている。本発明では、施工に直結した部
材単位の割付及び部材の再利用を行うことにより、効率
的な建設資材の活用が実現できる。これに基づいて、正
確な施工数量が把握できる、現場における廃材量の低減
ができる、廃材量の予測ができる、割付に沿っての施工
によっての施工品質の均一化が図れる、等の利点があ
る。
【0044】以上本発明の建築積算システムの基本的な
構成を説明してきた。本システムの実際の運用に際して
は、その他必要なデータを入力し、画面上で操作する。
以下、画面に従って、本システムを説明する。
【0045】対象プロジェクトを識別するためのプロジ
ェクト名を明確にする。これは、対象プロジェクト名を
入力することにより行う。プロジェクト名は、そのプロ
ジェクトに適した名称を適宜使用する。例えば、プロジ
ェクトA、プロジェクトB或いは渋谷共同住宅プロジェ
クト等とすることができる。
【0046】工事概要入力画面(図16)に於いて、対
象工事の概要を入力する。即ち、事業主、建築物の所在
地、施工者、設計事務所名、建築事務所所在地、建築物
の主要用途、工事種別、敷地面積、着工日、竣工日、工
期等を入力する。また、対象プロジェクトに所属する建
築物の棟名を入力する。
【0047】建物概要設定画面に於いて、対象プロジェ
クトの建築物の概要を入力する。棟名称は既に入力され
ている。対象の棟名を選択し、建築物の概要を入力す
る。入力する項目は、主用途、建築物の面積、延べ床面
積、周長、建築物高さ、外壁面数、鉄筋コンクリート造
・鉄骨という主要構造、基礎工法、階数等である。入力
画面の例を図17に示した。建築物の各階毎の、建築基
準法床面積、施工床面積及び階の高さを入力する(図1
8)。床面積に関しては、建築基準法に基づく床面積、
施工床面積及び階高を入力する。
【0048】以下、積算に必要な情報を、階層毎に入力
していく。入力する階層、建築物の階別に、外部、内
部、建具といった項目に分類され、外部は、更に、外部
面、外部共通に分けられており、内部は、住戸共用、店
舗共用、店舗専用に分けられ、住戸共用は、間仕切り下
地、部屋、柱、梁、天井等に分けられている。このよう
に、ツリー状の階層別項目に従って、必要な情報を入力
していく。実際に入力は、入力すべき項目を予めコンピ
ュータに入力記憶させておき、その項目候補の中から選
択する方法をとるのが、入力効率の点から、好ましい。
【0049】図19は部位リストを示す画面で、各部位
に使用される細目が示される。図20は部屋リスト作成
の画面で、部屋に対して使用する部位リストを割り当て
る。図21は建具情報入力画面で、現場で使用する建具
情報を入力する。図22は作図完了時の画面である。作
図に関して、例として、床面を作図している画面を図2
3に示した。また、床面より立ち上げた壁面を作図して
いる画面を、図24に示した。図25は面情報入力画面
で、床面に対しての面情報を入力する。
【0050】既に述べたように、割付けに際して、ボー
ドの場合一つの定型品から取れる部材は2つまでとし、
ボードについてはボードのジョイント部分が必ず矩手に
なることとし、下地材の場合は再利用が限界になるまで
再利用を行う。この際、再利用の限界値については任意
に決定する等のルールを設定する。また、廃棄物量の算
出に際しては、ボードは部材毎にm単位で集計する、
LGSはm単位で集計する、利用先が無く再利用プー
ルに残ったものは廃材とする、等のルールを設定する。
このような割付のルールは、部材毎に設定する。この例
を、図26に示した。ルールに従って部材が各部位に割
付けられる。割付の画面の例を図27に示した。図27
は、天井ボードの割付を示している。この画面では、材
料の使用量、端材数、再利用数、廃棄材量も示される。
【0051】
【発明の効果】従来の建築数量積算基準に基づく積算で
は、mやm等の単位で数量が算出され、施工ベースの
部材単位では行われていないという状況にある。実際の
施工に於ける必要な資材は、サブコンと称される下請け
業者が属人的な知識、経験により算出しているのが現状
である。そのため、資材は多めに発注され、工期を長め
に見積る、施工時部材の端材が多数発生している等の理
由で、建築コストが高めになり、廃棄すべき資材の量が
多くなるという問題がある。これに対して、本発明の建
築積算システムは、建築数量積算基準に基づく積算値が
算出されるとともに、施工ベースに基づく、部材単位で
の数量が算出される。このように算出された数量は、そ
のまま、資材の発注に利用できるものである。しかも、
部材の割付が、割付により生じた端材をも割付に再利用
するなど利用度高く行われるので、廃棄される無駄な資
材の量は著しく減少する。同時に、廃棄物の量も把握す
ることも可能である。このような、効果を発揮する結
果、建築コストを低減することができ、建築業界へ与え
る効果は計り知れないものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築積算システムの流れを示す図である
【図2】面の定義を説明する図である
【図3】主要な面を示す図である
【図4】細目の例を示す図である
【図5】建築数量積算基準に基づく積算結果の例を示す
図である
【図6】建築数量積算基準に基づく工事内訳の例を示す
図である
【図7】割付部位の例を示す図である
【図8】割付の手順を示す流れ図である
【図9】割付面定義の手順を示す流れ図である
【図10】部材割付の手順を示す流れ図である
【図11】割付の手順を示す流れ図である
【図12】タイプ内部材割付の手順を示す流れ図である
【図13】端材再利用の手順を示す流れ図である
【図14】本システムによる積算結果を出力した例を示
図である
【図15】部材リストを出力した例を示図である
【図16】工事概要入力画面の一例を示す図である
【図17】棟概要入力画面の一例を示す図である
【図18】面積表入力画面の一例を示す図である
【図19】部位リスト画面の一例を示す図である
【図20】部屋リスト作成画面の一例を示す図である
【図21】建具情報入力画面の一例を示す図である
【図22】作図完了時の画面の一例を示す図である
【図23】床面作図画面の一例を示す図である
【図24】壁面作図画面の一例を示す図である
【図25】面情報入力画面の一例を示す図である
【図26】ルール設定画面の一例を示す図である
【図27】割付画面の一例を示す図である

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築の積算に於いて、施工ベースに基づく
    部材単位の数量の算出を行う手段を備えたことを特徴と
    する建築積算システム。
  2. 【請求項2】作図工程及び割付工程を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の建築積算システム。
  3. 【請求項3】作図工程が、基準点を設けその基準点に対
    して数値を与えることにより作図し面を定義する手段及
    び面に対して属性を与える手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の建築積算システム。
  4. 【請求項4】割付工程が、作図面に割付面を定義する手
    段、該割付面に部材を割付ける手段及び割付により生じ
    た端材を割付面に再利用する手段を備えたことを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれかに記載の建築積算
    システム。
  5. 【請求項5】廃材の量を算出する手段を備えたことを特
    徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の建築
    積算システム。
  6. 【請求項6】階別、室別の積算が可能なことを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載の建築積算シ
    ステム。
  7. 【請求項7】施工に必要な資材を出力する手段を備えた
    ことを特徴とするる請求項1から請求項6のいずれかに
    記載の建築積算システム。
  8. 【請求項8】建築数量積算基準に基づいて積算する積算
    手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7の
    いずれかに記載の建築積算システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110659A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Taisei Corp 仕上げ数量算出システム
JP2010262591A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Sekisui Chem Co Ltd 支援装置、支援方法、及びコンピュータープログラム
JP2016045551A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 日本化学産業株式会社 割り付けシステム及びそのプログラム

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