JP2016044804A - 変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセルの操作パターンに応じて副変速機の変速タイミングを制御して、燃費を向上させることができる変速機を提供すること。
【解決手段】エンジン2から出力される動力を無段階で変速する無段変速機3と、無段変速機3が変速した動力を1速と2速とを切り替えて変速する副変速機5と、車速及びタービン回転数毎にアクセルオフが行われた回数を収集し、アクセルオフが行われた頻度の高い車速及びタービン回転数に基づいて変速マップを作成するTM−ECU9と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】エンジン2から出力される動力を無段階で変速する無段変速機3と、無段変速機3が変速した動力を1速と2速とを切り替えて変速する副変速機5と、車速及びタービン回転数毎にアクセルオフが行われた回数を収集し、アクセルオフが行われた頻度の高い車速及びタービン回転数に基づいて変速マップを作成するTM−ECU9と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、無段変速機構と副変速機構とを備える変速機に関する。
車両の変速機として、無段変速機と有段の副変速機とを組み合わせた変速機では、通常の無段変速機に比べて変速領域を拡大することができ、燃費向上を図ることができる。
このような変速機の変速制御では、燃費の向上や変速ショックの低減などを目標として、無段変速機の変速比と副変速機の変速比を掛けて得られるスルー変速比が、車速やエンジン回転数やアクセル開度に対応した変速比になるように、無段変速機の変速比と副変速機の変速段が選択される。
特許文献1には、予め設定された変速マップに基づいて、車速やエンジン回転数やアクセル開度などに応じたスルー変速比や副変速機の変速段を決定し、その決定にしたがって無段変速機と副変速機とを制御することが記載されている。
しかしながら、このような変速機にあっては、標準的な変速マップにより無段変速機と副変速機とを制御しているため、運転者の特性や道路状況によって変化するアクセルの操作パターンによっては、副変速機においてアクセルオン中のシフトアップであるオンアップの頻度が増え、副変速機での動力の損失が大きくなり、燃費が悪化するという問題があった。
そこで、本発明は、アクセルの操作パターンに応じて副変速機の変速タイミングを制御して、燃費を向上させることができる変速機を提供することを目的としている。
上記課題を解決する変速機の発明の一態様は、内燃機関から出力される動力を無段階で変速する無段変速機と、この無段変速機が変速した動力を、第1変速段と当該第1変速段よりも変速比の小さい第2変速段とを切り替えて変速する副変速機と、この副変速機の変速段の切り替えを制御する制御部と、を備え、制御部は、運転者のアクセル操作パターンに基づいて作成された変速マップにより副変速機の変速段の切り替えを制御するものである。
このように本発明の一態様によれば、アクセルの操作パターンに応じて副変速機の変速タイミングを制御して、燃費を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施形態に係る変速機を搭載した車両1は、内燃機関型のエンジン2と、無段変速機(Continuously Variable Transmission、以下、「CVT」ともいう)3と、油圧制御装置4と、副変速機5と、駆動軸6と、駆動輪7と、エンジン制御装置(以下、単に「EG−ECU」という)8と、制御部としての変速機制御装置(以下、単に「TM−ECU」という)9とを含んで構成されている。
図1において、本発明の一実施形態に係る変速機を搭載した車両1は、内燃機関型のエンジン2と、無段変速機(Continuously Variable Transmission、以下、「CVT」ともいう)3と、油圧制御装置4と、副変速機5と、駆動軸6と、駆動輪7と、エンジン制御装置(以下、単に「EG−ECU」という)8と、制御部としての変速機制御装置(以下、単に「TM−ECU」という)9とを含んで構成されている。
エンジン2は、車両1を駆動するための動力を生成するようになっている。エンジン2には、複数の気筒が形成されている。各気筒には、ピストンが往復に移動できるように収納され、ピストンの頭頂部上に燃焼室が画成される。各気筒には、各気筒の燃焼室に向けて燃料を噴射するインジェクタと、燃焼室内の混合気に点火する点火プラグが設けられている。
エンジン2は、ピストンが気筒を2往復する間に吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行うとともに、圧縮行程及び膨張行程の間に、インジェクタによって噴射された燃料を含む混合気に点火する4サイクルのエンジンによって構成されている。
エンジン2は、気筒内の燃焼室で燃料と空気との混合気を燃焼させることによりピストンを往復動させ、コネクティングロッドを介してクランクシャフトを回転させることにより、車両1を駆動させる駆動力を発生するようになっている。
エンジン2は、気筒内の燃焼室で燃料と空気との混合気を燃焼させることによりピストンを往復動させ、コネクティングロッドを介してクランクシャフトを回転させることにより、車両1を駆動させる駆動力を発生するようになっている。
CVT3は、エンジン2によって生成された動力を変速するようになっている。CVT3は、プライマリプーリ20と、セカンダリプーリ21と、ベルト22とを有している。ベルト22は、プライマリプーリ20及びセカンダリプーリ21にそれぞれ形成されたV溝に巻き掛けられている。CVT3は、プライマリプーリ20及びセカンダリプーリ21のV溝の内壁部とベルト22との間の摩擦力によって動力を伝達するようになっている。
プライマリプーリ20には、TM−ECU9によって制御された油圧で駆動するプライマリソレノイド23が設けられている。プライマリソレノイド23は、TM−ECU9による制御に応じて、プライマリプーリ20のV溝の幅を変化させることにより、プライマリプーリ20におけるベルト22の巻き掛け径を変更するようになっている。
セカンダリプーリ21には、TM−ECU9によって制御された油圧で駆動するセカンダリソレノイド24が設けられている。セカンダリソレノイド24は、TM−ECU9による制御に応じて、セカンダリプーリ21のV溝の幅を変化させることにより、セカンダリプーリ21におけるベルト22の巻き掛け径を変更するようになっている。
このように、CVT3は、プライマリプーリ20及びセカンダリプーリ21におけるベルト22の巻き掛け径をそれぞれ変更することにより、動力の変速比を無段階に変化させることができるようになっている。なお、プライマリプーリ20におけるベルト22の巻き掛け径でセカンダリプーリ21におけるベルト22の巻き掛け径を割った値をプーリー比という。
エンジン2のクランクシャフトとCVT3の入力軸との間にはトルクコンバータ26が設けられている。トルクコンバータ26は、エンジン2から入力されたトルクを所定のトルク比でCVT3に伝達する。
油圧制御装置4は、油圧回路と、複数のソレノイド弁とを有し、副変速機5を制御するようになっている。油圧制御装置4は、TM−ECU9によって制御される複数のソレノイド弁により、副変速機5に供給する作動油の流路を切り替えるとともに、作動油の油圧を調整するようになっている。
副変速機5は、CVT3によって変速された動力を更に変速させるようになっている。副変速機5は、複数の遊星歯車機構と、クラッチ及びブレーキを構成する複数の摩擦係合要素とを有する自動変速機によって構成される。
副変速機5は、TM−ECU9によって制御された油圧制御装置4から供給される作動油に応じて、各摩擦係合要素の掴み変えを行うことにより、所望の変速段を形成するようになっている。
本実施形態において、副変速機5は、第1変速段としての1速及び第2変速段としての2速の2つの前進変速段および1つの後進変速段のうちいずれかの変速段を形成するものとする。副変速機5によって変速された動力は、ファイナルギヤ機構27を介して駆動軸6に伝達され、駆動輪7を回転させる。
副変速機5は、例えば、1速クラッチと、2速クラッチを備えている。副変速機5は、1速クラッチのクラッチ圧を上げて締結状態とし、2速クラッチのクラッチ圧を下げて開放状態とすると変速段が1速になる。また、副変速機5は、1速クラッチを開放状態とし、2速クラッチを締結状態とすると変速段が2速になる。
EG−ECU8は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートと、ネットワークモジュールとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
ネットワークモジュールは、TM−ECU9等の他のECU(Electronic Control Unit)とCAN(Controller Area Network)を介して通信を行うことができるようになっている。なお、本実施の形態において、EG−ECU8及びTM−ECU9は、CANを介して通信を行うものとして説明するが、フレックスレイ等の他の規格に準拠したネットワークを介して通信を行うようにしてもよい。
EG−ECU8のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをEG−ECU8として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、EG−ECU8において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、EG−ECU8として機能する。
本実施形態において、EG−ECU8の入力ポートには、アクセルポジションセンサ31と、車速センサ32と、エンジン回転数センサ33と、タービン回転数センサ34が接続されている。アクセルポジションセンサ31は、アクセルペダル30の操作量を表すアクセル開度を検出する。車速センサ32は、駆動軸6の回転から車速に比例したパルス数の車速パルス信号を出力する。EG−ECU8は、車速パルス信号に基づいて車速を検出できるようになっている。エンジン回転数センサ33は、エンジン2のクランクシャフトの回転からクランクシャフトの回転数に比例したパルス数のエンジン回転数パルス信号を出力する。EG−ECU8は、エンジン回転数パルス信号に基づいてエンジン回転数を検出できるようになっている。
タービン回転数センサ34は、トルクコンバータ26の出力軸の回転からトルクコンバータ26の出力軸の回転数(以下、タービン回転数という)に比例したパルス数のタービン回転数パルス信号を出力する。EG−ECU8は、タービン回転数パルス信号に基づいてタービン回転数を検出できるようになっている。
EG−ECU8は、アクセルポジションセンサ31が検出するアクセル開度を予め設定された時間間隔で記憶しておき、アクセル開度の時間変化量であるアクセル開速度を算出するようになっている。アクセル開速度が正の値であると、アクセルペダル30は開く方向に操作されている。アクセル開速度が負の値であると、アクセルペダル30は閉じる方向に操作されている。
一方、EG−ECU8の出力ポートには、図示は省略するが、インジェクタと、点火プラグと、スロットルバルブとが接続されている。スロットルバルブは、エンジン2の吸入空気量を調整するものである。
TM−ECU9は、CPUと、RAMと、ROMと、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートと、ネットワークモジュールとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。ネットワークモジュールは、EG−ECU8等の他のECUとCANを介して通信を行うことができるようになっている。
TM−ECU9のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをEG−ECU8として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、TM−ECU9において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、TM−ECU9として機能する。
本実施形態において、TM−ECU9の入力ポートには、不図示の各種センサ類等が接続されている。一方、TM−ECU9の出力ポートには、前述のプライマリソレノイド23、セカンダリソレノイド24及び油圧制御装置4が接続されている。
EG−ECU8は、運転者の操作によるアクセル開度に基づきエンジン2の要求負荷を算出し、その要求負荷に応じてエンジン2の吸入空気量や点火時期を算出する。そして、EG−ECU8は、算出した吸入空気量や点火時期になるようにスロットルバルブや点火プラグを制御してエンジン2の運転状態を制御する。
一方、TM−ECU9は、EG−ECU8が算出した要求負荷や、アクセルポジションセンサ31、車速センサ32、エンジン回転数センサ33、タービン回転数センサ34などの検出情報に基づいて、所定の変速比になるように、プライマリソレノイド23、セカンダリソレノイド24にかかる油圧を制御する。また、TM−ECU9は、アクセルポジションセンサ31、車速センサ32、エンジン回転数センサ33、タービン回転数センサ34などの検出情報に基づいて、副変速機5の変速タイミングを判断し、油圧制御装置4を制御して副変速機5の変速段を切り替えさせる。
ここで、副変速機5の変速タイミングについて説明する。
一般的に、CVT3のプーリー比が1のとき、ベルト部の滑り量が最小となり、プーリー比が1から離れるほど滑り量が大きくなる。したがって、横軸にスルー変速比、縦軸に変速機の伝達効率をとった場合、副変速機5の1速段及び2速段を使った場合の伝達効率は図2に示すようになる。伝達効率の観点から考えると、1速段と2速段それぞれの伝達効率が交差する変速点aで副変速機5の変速をするのが最も適している。しかし、変速点aは、車両1が発進してから加速中のタイミングであり、アクセルオン中のアップシフトであるオンアップになる頻度が高くなる。なお、図2の横軸は、右に行くほど変速比は小さくなり高速(Hi)側になる。
一般的に、CVT3のプーリー比が1のとき、ベルト部の滑り量が最小となり、プーリー比が1から離れるほど滑り量が大きくなる。したがって、横軸にスルー変速比、縦軸に変速機の伝達効率をとった場合、副変速機5の1速段及び2速段を使った場合の伝達効率は図2に示すようになる。伝達効率の観点から考えると、1速段と2速段それぞれの伝達効率が交差する変速点aで副変速機5の変速をするのが最も適している。しかし、変速点aは、車両1が発進してから加速中のタイミングであり、アクセルオン中のアップシフトであるオンアップになる頻度が高くなる。なお、図2の横軸は、右に行くほど変速比は小さくなり高速(Hi)側になる。
次に、オンアップ時の変速動作について説明する。図3に示すように、T1において変速動作が開始されると、「副変速機入力回転数」のタイムチャートに示すように、副変速機5への入力回転数と変速先の2速段の入力回転数に差がある状態で、すぐ下の「クラッチ圧」のタイムチャートに示すように、2速クラッチのクラッチ圧が上げられ、2速クラッチの締結が開始され、副変速機5への入力回転数と2速段の入力回転数の差がゼロになるまで(図中、T1からT2までの期間)クラッチ部分で摩擦が生じ、動力の損失が大きくなる。
アクセルオフ中のアップシフトであるオフアップ時は、図4に示すように、アクセルがオフにされると変速動作が開始されるが、エンジントルクが負になるため、2速クラッチのクラッチ圧を上げなくても、「副変速機入力回転数」のタイムチャートに示すように、副変速機5への入力回転数が下がる。このため、副変速機5への入力回転数と変速先の2速段の入力回転数が同期するT3から2速クラッチのクラッチ圧を上げていけば、2速クラッチ締結まで(図中、T3からT4までの期間)クラッチ部分での摩擦は生じず、損失も少ない。
次に、車両1の発進時にアクセル操作に違いがあった場合について図5を参照して説明する。図5では、「アクセル開度[%]」のタイムチャート中に、図2で示した変速点a、bを示している。なお、変速点bは、アクセルパターンによりタイミングが異なるため、それぞれの対応するタイミングに変速点を示している。図5に示すように、発進後すぐにアクセルをオフにする第1アクセルパターンの場合、アクセルオン中の変速点aがオンアップで、アクセルオフ後の変速点bではオフアップとなるため、変速点bにおいて変速したほうが副変速機5での動力の損失は少ない。
発進後しばらくアクセルをオンに維持する第2アクセルパターンの場合、変速点a、bのどちらでもオンアップとなってしまうため、伝達効率の良い変速点aで変速するほうがCVT3での動力の損失が少なくなる。
第1アクセルパターンになるか、第2アクセルパターンになるかは、道路の渋滞状況などの道路状況や運転者の特性によって異なるため、各車両の使用状況に応じた変速点の設定が望ましい。
第1アクセルパターンになるか、第2アクセルパターンになるかは、道路の渋滞状況などの道路状況や運転者の特性によって異なるため、各車両の使用状況に応じた変速点の設定が望ましい。
そこで、本実施形態のTM−ECU9は、アクセルがオフされたときの車速やタービン回転数などのデータを収集し、収集したデータから副変速機5の1速から2速への変速点のマップである変速マップを作成する。
TM−ECU9は、アクセルが閉じる方向に操作されていることを検出した場合、タイマーのカウントを開始し、その時のタービン回転数及び車速をRAMに記憶する。なお、アクセルが閉じる方向に操作されていることを検出した時点をアクセルオフ開始点という。
そして、TM−ECU9は、タイマーのカウント開始から所定の経過時間以内にアクセルがオフになったことを検出した場合、アクセルオフ開始点で記憶したタービン回転数及び車速に対応したカウンタに1を加算する。所定の経過時間は、予め実験等により求められ、TM−ECU9のROMに記憶されている。
TM−ECU9は、例えば、タービン回転数及び車速をそれぞれ複数のカテゴリに分割し、タービン回転数のカテゴリと車速のカテゴリの組み合わせに対応したカウンタを設ける。そして、TM?ECU9は、アクセルオフを検出すると、アクセルオフ開始点でのタービン回転数及び車速の値が該当するカテゴリの組み合わせに対応したカウンタに1加算する。TM−ECU9は、このような処理を繰り返してデータを収集する。すなわち、TM−ECU9は、タービン回転数と車速のカテゴリの組み合わせで決まるスルー変速比においてアクセルオフされた回数を計数する。
TM−ECU9は、このようにして収集したデータに基づき、車速のカテゴリ毎におけるアクセルオフの頻度分布により副変速機5の1速から2速への変速点のマップを作成する。
具体的には、TM−ECU9は、予め設定された車速Vspのカテゴリ毎にアクセルオフされたタービン回転数の平均値AVEと標準偏差σを算出する。そして、TM−ECU9は、以下に示す式(1)、式(2)によりX、Yを算出する。
X[rpm]=Ratio_Hi×Vsp−AVE−a×σ…(1)
Y[rpm]=AVE+a×σ−Ratio_Hi×Vsp…(2)
具体的には、TM−ECU9は、予め設定された車速Vspのカテゴリ毎にアクセルオフされたタービン回転数の平均値AVEと標準偏差σを算出する。そして、TM−ECU9は、以下に示す式(1)、式(2)によりX、Yを算出する。
X[rpm]=Ratio_Hi×Vsp−AVE−a×σ…(1)
Y[rpm]=AVE+a×σ−Ratio_Hi×Vsp…(2)
ここで、Ratio_Hi[rpm/(km/h)]は、副変速機5が1速でCVT3の変速比が最も小さい場合(最高速側)のスルー変速比であり、最もオフアップの頻度が高くなるスルー変速比である。また、aは、重み係数であり、考慮したい収集データの信頼区間に応じて設定される。なお、X、Yの値が負の値になった場合は、値は「0」とする。
そして、TM−ECU9は、以下に示す式(3)により副変速機5の1速から2速への変速点のタービン回転数を算出する。
(b×X/(X+Y)+Ratio_Hi)×Vsp…(3)
ここで、bは、適合変数であり、車両1の伝達効率やオンアップ時のロスの大きさに応じて決定される。
(b×X/(X+Y)+Ratio_Hi)×Vsp…(3)
ここで、bは、適合変数であり、車両1の伝達効率やオンアップ時のロスの大きさに応じて決定される。
式(3)で算出された値が、AVE+a×σ以下の場合、TM−ECU9は、式(3)の値を車速Vspでの副変速機5の1速から2速への変速点のタービン回転数とする。
また、式(3)で算出された値が、AVE+a×σより大きい場合、TM−ECU9は、以下の式(4)で算出された値を車速Vspでの副変速機5の1速から2速への変速点のタービン回転数とする。
Ratio_Low×Vsp…(4)
ここで、Ratio_Low[rpm/(km/h)]は、CVT3の伝達効率が最大となるスルー変速比である。
また、式(3)で算出された値が、AVE+a×σより大きい場合、TM−ECU9は、以下の式(4)で算出された値を車速Vspでの副変速機5の1速から2速への変速点のタービン回転数とする。
Ratio_Low×Vsp…(4)
ここで、Ratio_Low[rpm/(km/h)]は、CVT3の伝達効率が最大となるスルー変速比である。
式(3)の値は、Xの値が大きくなると大きくなり、変速点はRatio_Low×Vspに近づく。Xの値が大きくなるということは、副変速機5の変速段が2速の状態でのアクセルオフの頻度が高いということなので、オンアップになる比率が高いため、変速点を伝達効率の良いRatio_Low×Vspに近づけている。
一方、Yの値が大きくなると、式(3)の値は小さくなり、変速点はRatio_Hi×Vspに近づく。Yの値が大きくなるということは、アクセルオフの頻度が高いスルー変速比がRatio_Hi×Vspに近いということなので、オフアップの頻度を高くできるRatio_Hi×Vspに変速点を近づける。
また、式(3)で算出された値が、AVE+a×σより大きい場合、変速点を式(3)のタービン回転数にしてもRatio_Low×Vspにしてもオンアップになる頻度は変わらない。この場合、伝達効率が最大となるRatio_Low×Vspを変速点とする。
このようにして作成された変速マップに従い、TM−ECU9は、車速から変速マップの変速点のタービン回転数を求め、実際のタービン回転数が変速点のタービン回転数以下となった場合に、副変速機5の変速段を1速から2速に切り替える。
以上のように構成された本実施形態の変速機による変速マップ作成処理について図6から図9を参照して説明する。なお、以下に説明する変速マップ作成処理は、TM−ECU9の動作開始と同時に開始され、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
なお、変速マップ作成処理では、車速に等間隔のVspi(i=1,…,n)が設定され、両端(Vsp1及びVspn)を除きそれぞれを中央値とした同じ値の幅のカテゴリに分けられる。同様に、タービン回転数には等間隔のNtj(j=1,,m)が設定され、両端(Nt1及びNtm)を除きそれぞれを中央値とした同じ値の幅のカテゴリに分けられる。また、両端においては、同じ値の幅に加え、Vsp1またはNt1では「0」までの値を含み、VspnまたはNtmではそれ以上の値を含むカテゴリとしている。
図6に示すように、まず、TM−ECU9は、前述のEG−ECU8が算出したアクセル開速度が負の値であるか否かを判定する(ステップS101)。アクセル開速度が負の値でないと判定した場合、TM−ECU9は、処理を終了する。
一方、アクセル開速度が負の値であると判定した場合、TM−ECU9は、タイマカウントをスタートするとともに、タービン回転数をNtとして記憶し、車速をVspとして記憶する(ステップS102)。
次いで、TM−ECU9は、タイマカウントの値が予め設定されたtより小さいか否かを判定する(ステップS103)。タイマカウントの値がtより小さくないと判定した場合、TM−ECU9は、処理を終了する。
一方、タイマカウントの値がtより小さいと判定した場合、TM−ECU9は、アクセルポジションセンサ31が検出するアクセル開度が「0」であるか否かを判定する(ステップS104)。アクセル開度が「0」ではないと判定した場合、TM−ECU9は、ステップS104に戻って、アクセル開度が「0」になるのを待つ。
一方、アクセル開度が「0」であると判定した場合、TM−ECU9は、図7に示す処理Aを実行する(ステップS105)。
図7に示すように、TM−ECU9は、まず、記憶している車速Vspが「0」以上、かつ、(Vsp1+Vsp2)/2より小さいか否かを判定する(ステップS201)。車速Vspが「0」以上、かつ、(Vsp1+Vsp2)/2より小さいと判定した場合、TM−ECU9は、iを1として(ステップS202)、後述する図8に示す処理Bを実行する(ステップS203)。
図7に示すように、TM−ECU9は、まず、記憶している車速Vspが「0」以上、かつ、(Vsp1+Vsp2)/2より小さいか否かを判定する(ステップS201)。車速Vspが「0」以上、かつ、(Vsp1+Vsp2)/2より小さいと判定した場合、TM−ECU9は、iを1として(ステップS202)、後述する図8に示す処理Bを実行する(ステップS203)。
ステップS201において、車速Vspが「0」以上でない、または、(Vsp1+Vsp2)/2より小さくないと判定した場合、TM−ECU9は、車速Vspが(Vspn-1+Vspn)/2以上であるか否かを判定する(ステップS204)。車速Vspが(Vspn-1+Vspn)/2以上であると判定した場合、TM−ECU9は、iをnとして(ステップS205)、後述する図8に示す処理Bを実行する(ステップS206)。
一方、車速Vspが(Vspn-1+Vspn)/2以上でないと判定した場合、TM−ECU9は、iを2からn-1まで1ずつ変えて以下のステップS208からステップS210までの処理を繰り返す(ステップS207)。
まず、TM−ECU9は、記憶している車速Vspが(Vspi-1+Vspi)/2以上、かつ、(Vspi+Vspi+1)/2より小さいか否かを判定する(ステップS207)。車速Vspが(Vspi-1+Vspi)/2以上でない、または、(Vspi+Vspi+1)/2より小さくないと判定した場合、TM−ECU9は、ステップS207に戻って、iに1加算してステップS208から処理を行う。
一方、車速Vspが(Vspi-1+Vspi)/2以上、かつ、(Vspi+Vspi+1)/2より小さいと判定した場合、TM−ECU9は、後述する図8に示す処理Bを実行し(ステップS209)、繰り返し処理を抜けて(ステップS210)、処理Aの処理を終了する。
処理Bの処理内容は、図8に示すように、TM−ECU9は、まず、記憶しているタービン回転数Ntが「0」以上、かつ、(Nt1+Nt2)/2より小さいか否かを判定する(ステップS301)。タービン回転数Ntが「0」以上、かつ、(Nt1+Nt2)/2より小さいと判定した場合、TM−ECU9は、車速iカテゴリのタービン回転数1カテゴリのカウンタFreqi1を1加算する(ステップS302)。
一方、タービン回転数Ntが「0」以上ではない、または、(Nt1+Nt2)/2より小さくないと判定した場合、TM−ECU9は、タービン回転数Ntが(Ntm-1+Ntm)/2以上か否かを判定する(ステップS303)。タービン回転数Ntが(Ntm-1+Ntm)/2以上であると判定した場合、TM−ECU9は、車速iカテゴリのタービン回転数mカテゴリのカウンタFreqimを1加算する(ステップS304)。
一方、タービン回転数Ntが(Ntm-1+Ntm)/2以上でないと判定した場合、TM−ECU9は、jを2からm-1まで1ずつ変えて以下のステップS306からステップS308までの処理を繰り返す(ステップS305)。
まず、TM−ECU9は、記憶しているタービン回転数Ntが(Ntj-1+Ntj)/2以上、かつ、(Ntj+Ntj+1)/2より小さいか否かを判定する(ステップS305)。タービン回転数Ntが(Ntj-1+Ntj)/2以上でない、または、(Ntj+Ntj+1)/2より小さくないと判定した場合、TM−ECU9は、ステップS305に戻って、jに1加算してステップS306から処理を行う。
一方、タービン回転数Ntが(Ntj-1+Ntj)/2以上、かつ、(Ntj+Ntj+1)/2より小さいと判定した場合、TM−ECU9は、車速iカテゴリのタービン回転数jカテゴリのカウンタFreqijを1加算し(ステップS306)、繰り返し処理を抜けて(ステップS307)、処理Bの処理を終了する。
このようにして、車速Vspi(i=1,…,n)を中央値としたn個のカテゴリと、タービン回転数Ntj(j=1,…,m)を中央値としたm個のカテゴリと、のそれぞれの組み合わせにおけるアクセルオフ回数を集計したMAP_iが作成される。
図6に戻り、ステップS105の処理Aの処理が終了すると、TM−ECU9は、図9に示す処理Cの処理を実行する(ステップS106)。
図9に示すように、TM−ECU9は、kを1からnまで1ずつ変えて以下のステップS402からステップS407までの処理を繰り返す(ステップS401)。
まず、TM−ECU9は、車速Vspkにおける収集データであるMAP_kのタービン回転数の平均値AVEkと標準偏差σkを算出する(ステップS402)。
図9に示すように、TM−ECU9は、kを1からnまで1ずつ変えて以下のステップS402からステップS407までの処理を繰り返す(ステップS401)。
まず、TM−ECU9は、車速Vspkにおける収集データであるMAP_kのタービン回転数の平均値AVEkと標準偏差σkを算出する(ステップS402)。
次いで、TM−ECU9は、標準偏差σkに重み係数akを掛けてakσkを算出する(ステップS403)。
次いで、TM−ECU9は、前述の式(1)、式(2)によりYk及びXkを算出する(ステップS404)。
次いで、TM−ECU9は、前述の式(1)、式(2)によりYk及びXkを算出する(ステップS404)。
次いでTM−ECU9は、前述の式(3)の値がAVEk+akσkより大きいか否かを判定する(ステップS405)。式(3)の値がAVEk+akσkより大きいと判定した場合、TM−ECU9は、前述の式(4)の値Ratio_Low×Vspkを車速Vspkにおける副変速機5の1速から2速への変速点のタービン回転数Bestkとして記憶する(ステップS406)。
一方、式(3)の値がAVEk+akσkより大きくないと判定した場合、TM−ECU9は、式(3)の値を車速Vspkにおける副変速機5の1速から2速への変速点のタービン回転数Bestkとして記憶する(ステップS407)。
このようにして、車速Vspi(i=1,…,n)における副変速機5の1速から2速への変速点のタービン回転数Besti(i=1,…,n)を記憶した変速点マップMAP1-2が作成される。
図6に戻って、TM−ECU9は、処理Cの処理が終了すると、変速マップ作成処理を終了する。
図6に戻って、TM−ECU9は、処理Cの処理が終了すると、変速マップ作成処理を終了する。
このようにして、各カテゴリの車速においてアクセルオフが行われた頻度が高いタービン回転数すなわちスルー変速比が、副変速機5の1速段が使用される領域にある比率が高い場合(前述のXよりYが大きい場合)、変速点をオフアップの頻度が高い副変速機5の1速段の最高速側のスルー変速比のタービン回転数に近づけているため、副変速機5の変速時の損失を抑えて、燃費を向上させることができる。
また、各カテゴリの車速においてアクセルオフが行われた頻度が高いタービン回転数すなわちスルー変速比が、副変速機5の1速段が使用される領域にある比率が低い場合(前述のYよりXが大きい場合)、変速点を伝達効率の良いスルー変速比のタービン回転数に近づけているため、CVT3での伝達効率を良好にして、燃費を向上させることができる。
また、各カテゴリの車速においてアクセルオフが行われた頻度が高いタービン回転数すなわちスルー変速比が、副変速機5の1速段が使用される領域にほとんどない場合、変速点を伝達効率の良いスルー変速比のタービン回転数にしているため、CVT3での伝達効率を良好にして、燃費を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、TM−ECU9が普段の運転状態から変速マップ作成処理を行って変速マップを作成したが、予め他の装置によって運転者のアクセル操作から変速マップを作成しておき、TM−ECU9にその変速マップを使わせるようにしてもよい。また、予め代表的なアクセルパターンに基づいた変速マップを複数用意しておき、例えば、運転者に選択させることにより変速マップを適用させるようにしてもよい。
また、走行中の道路状況に応じたアクセル操作パターンに基づいて作成した変速マップ、例えば、渋滞中の変速マップ、交通量が少ないときの変速マップ、都市部を走行中の変速マップ、地方を走行中の変速マップなどを予め記憶しておき、例えば、カーナビゲーションシステムの取得する渋滞情報や位置情報に基づいて、変速マップを選択するようにしてもよい。すなわち、カーナビゲーションシステムは、本発明の道路状況検出部を構成する。
また、複数の運転者の変速マップを記憶しておき、車両1の運転席に乗車した運転者を特定して、その運転者の変速マップを取得して、使用するようにしてもよい。この運転者特定処理は、図10に示すように、まず、TM−ECU9は、車両1の運転席に運転者が乗車したか否かを判定する(ステップS501)。TM−ECU9は、例えば、運転席におけるシートベルトの装着の有無を検知するシートベルトスイッチなどにより運転席に運転者が乗車したか否かを判定する。
次いで、TM−ECU9は、運転者を特定する情報を取得する(ステップS502)。TM−ECU9は、例えば、運転者が車室内に持ち込んだ携帯端末の所有者情報を取得し、この所有者情報から運転者を特定する。また、TM−ECU9は、例えば、運転席の運転者の顔を撮像可能に設けられた撮像装置によって撮像された運転者の顔の画像データを取得し、この画像データと予め登録されている画像データとを比較して運転者を特定する。また、この他、運転者の指紋や静脈、網膜、虹彩、声色など種々の生体情報を検出し、この生体情報と予め登録されている生体情報とを比較して運転者を特定してもよい。
次いで、TM−ECU9は、特定した運転者に対応する変速マップをROMから、または、外部の記憶媒体等から取得し(ステップS503)、取得した変速マップにより副変速機5を制御するように設定して(ステップS504)、処理を終了する。
このようにすることで、運転者のアクセル操作パターンに対応した変速マップにより副変速機5のシフトアップを制御することができ、燃費を向上させることができる。
このようにすることで、運転者のアクセル操作パターンに対応した変速マップにより副変速機5のシフトアップを制御することができ、燃費を向上させることができる。
このように、上述の実施形態では、TM−ECU9が、運転者のアクセル操作パターンの情報を収集し、収集した情報に基づいて変速マップを作成している。
これにより、運転者のアクセル操作パターンに対応したタイミングで変速が行われ、燃費を向上させることができる。
これにより、運転者のアクセル操作パターンに対応したタイミングで変速が行われ、燃費を向上させることができる。
また、アクセル操作パターンのうちのアクセルオフ開始点に基づいて変速マップを作成すると好適である。
また、アクセルオフ開始点での車速及びタービン回転数によるスルー変速比と、副変速機5の1速段での最高速側でのスルー変速比と、の関係に基づいて変速マップを作成すると好適である。
また、アクセルオフ開始点での車速及びタービン回転数によるスルー変速比と、副変速機5の1速段での最高速側でのスルー変速比と、の関係に基づいて変速マップを作成すると好適である。
また、アクセルオフが行われた頻度が高いスルー変速比が、副変速機5の1速段での最高速側でのスルー変速比以上の場合、変速点をオフアップの頻度が高い副変速機5の1速段の最高速側に近づけ、アクセルオフが行われた頻度が高いスルー変速比が、副変速機5の1速段の最高速側のスルー変速比より小さい場合、変速点を伝達効率の良いスルー変速比とする。
これにより、アクセルオフが副変速機5の1速段が使用される領域で多く行われている場合は、副変速機5の1速段の最高速側に変速点を近づけて、副変速機5の変速時の損失を抑えて、燃費を向上させることができる。また、アクセルオフが副変速機5の1速段が使用されない領域で多く行われている場合は、伝達効率の良い変速比に変速点を設定して、CVT3での伝達効率を良好にして、燃費を向上させることができる。
また、走行中の道路の状態に応じたアクセル操作パターンに基づいて変速マップを作成し、渋滞情報や位置情報に基づいて、変速マップを選択するようにする。
これにより、走行中の道路の状態に応じた変速が行われ、燃費を向上させることができる。
これにより、走行中の道路の状態に応じた変速が行われ、燃費を向上させることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
2 エンジン(内燃機関)
3 無段変速機
4 油圧制御装置
5 副変速機
6 駆動軸
7 駆動輪
8 エンジン制御装置
9 変速機制御装置(制御部)
30 アクセルペダル
31 アクセルポジションセンサ
32 車速センサ
33 エンジン回転速度センサ
34 タービン回転数センサ
2 エンジン(内燃機関)
3 無段変速機
4 油圧制御装置
5 副変速機
6 駆動軸
7 駆動輪
8 エンジン制御装置
9 変速機制御装置(制御部)
30 アクセルペダル
31 アクセルポジションセンサ
32 車速センサ
33 エンジン回転速度センサ
34 タービン回転数センサ
Claims (5)
- 内燃機関から出力される動力を無段階で変速する無段変速機と、
前記無段変速機が変速した動力を、第1変速段と当該第1変速段よりも変速比の小さい第2変速段とを切り替えて変速する副変速機と、
前記副変速機の前記変速段の切り替えを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、運転者のアクセル操作パターンに基づいて作成された変速マップにより前記副変速機の前記変速段の切り替えを制御する変速機。 - 前記変速マップは、前記アクセル操作パターンのうちのアクセルを閉じるアクセルオフの操作を開始するアクセルオフ開始点に基づいて作成される請求項1に記載の変速機。
- 前記変速マップは、前記アクセルオフ開始点でのスルー変速比と、前記第1変速段における最高速側のスルー変速比との関係に基づいて作成される請求項2に記載の変速機。
- 前記変速マップは、前記アクセルオフ開始点でのスルー変速比が前記第1変速段における最高速側のスルー変速比以上の場合は、前記第1変速段における最高速側のスルー変速比に変速点を近づけ、前記アクセルオフ開始点でのスルー変速比が前記第1変速段における最高速側のスルー変速比よりも小さい場合は、伝達効率の最も良いスルー変速比が変速点として設定される請求項3に記載の変速機。
- 車両周辺の道路状況を検出する道路状況検出部を備え、
前記変速マップは、車両周辺の道路状況に応じた前記アクセル操作パターンに基づいて作成され、
前記制御部は、前記道路状況検出部の検出する車両周辺の道路状況に合った前記変速マップにより前記副変速機の前記変速段の切り替えを制御する請求項1から4のいずれか1項に記載の変速機。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020026840A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | ダイハツ工業株式会社 | 無段変速機の制御装置 |
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-
2014
- 2014-08-27 JP JP2014172261A patent/JP2016044804A/ja active Pending
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