JP2016044125A - 血小板洗浄置換液 - Google Patents

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Abstract

【課題】血小板洗浄置換液(M−sol)を、用時調製が不要な一液型の血小板洗浄置換液として提供する。【解決手段】容器に充填された血小板洗浄置換液であって、前記血小板洗浄置換液は、14.8〜16.2mMのグルコースと、72.8〜80.4mMの塩化ナトリウムと、2.86〜3.15mMの塩化カリウムと、0.97〜1.06mMの塩化カルシウムと、1.48〜1.62mMの硫酸マグネシウムと、4.59〜5.07mMのクエン酸と、9.02〜9.96mMのクエン酸ナトリウムと、19.8〜21.8mMの酢酸ナトリウムと、39.6〜48.5mMの炭酸水素ナトリウムとを含有し、前記容器はオートクレーブ滅菌可能な合成樹脂製容器であり、前記血小板洗浄置換液は前記容器とともにオートクレーブ滅菌され、かつ、オートクレーブ滅菌前pHが6.6〜6.8である、容器に充填された血小板洗浄置換液。【選択図】なし

Description

本発明は、血小板洗浄置換液に関する。より詳細には、本発明は、オートクレーブ滅菌済みの、容器に充填された血小板洗浄置換液に関する。
血小板製剤を輸血する際、一部の患者では血漿が原因と考えらえる輸血副作用(蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下など)を繰り返し発症する場合がある。このような、血小板製剤による輸血副作用を発症する患者に対しては、血漿除去を目的に、血小板を血小板洗浄置換液(以下、単に「洗浄置換液」という場合がある。)で洗浄し、洗浄置換液に分散させた洗浄置換血小板(W/R−PC)を用いると、輸血副作用を抑制できることが知られている。
洗浄置換血小板の調製に用いる洗浄置換液としては、近年、わが国において開発された、血小板機能を長時間維持することが可能な洗浄置換液(M−sol)が挙げられる。M−solは、酢酸リンゲル液、炭酸水素ナトリウム液、硫酸マグネシウム液、ACD−A液、注射用水といった現在市販されている輸液や電解質溶液のみで製造することが可能であり、国内で広く使用されているブドウ糖加酢酸リンゲル液を主液とした洗浄置換液(G−sol)に比べて血小板の機能を良好に保つことができ、血小板保存性能に優れている(非特許文献1)。
しかし、洗浄置換液自体は薬事法による承認を取得して供給されているものはなく、院内製剤として自施設内で用時調製して使用するか、あるいは医療機関からの要請により「技術協力」として洗浄置換血小板を調製する際に用時調製して使用するものである。洗浄置換液の調製は手作業で行われているため、調製時間や人的・経済的コストの問題があり、用時調製が不要な一液型の洗浄置換液が求められている。
用時調製が不要な一液型の洗浄置換液としては、例えば、5〜20mMのグルコースと、2〜20mmol/Lの炭酸水素ナトリウムと、4〜30mMの酢酸および/またはその塩とを含有し、かつpHが6.5〜7.4である洗浄置換液を合成樹脂製の容器に充填し、洗浄置換液を容器ごと加熱滅菌されている、容器に充填された洗浄置換液が提案されている(特許文献1)。この洗浄置換液は、加熱滅菌の際に炭酸水素塩がカルシウムやマグネシウムと反応して炭酸塩の沈殿が生じたり、加熱中の炭酸水素塩の分解に伴うpHの上昇によってグルコースが変性し、洗浄置換液の着色が生じたりしないよう、炭酸水素ナトリウム濃度を20mM以下と低濃度にしている。
特開平8−165245号公報
平山順一、外7名、「市販輸液製剤の混合物である新たな洗浄置換液(M-sol)による血小板の保存」、日本輸血細胞治療学会誌、平成20年、第54巻、第1号、p. 17−22
しかしながら、血小板保存性能に優れた洗浄置換液(M−sol)を、用時調製が不要な一液型の洗浄置換液とすることに対する需要は大きい。
そこで、本発明は、洗浄置換液(M−sol)を用時調製が不要な一液型の血小板洗浄置換剤として提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、洗浄置換液(M−sol)のpHを6.6〜6.8の範囲内に調節することで、オートクレーブ滅菌を行っても洗浄置換液が変色せず、しかも良好な血小板保存性能を維持することを知得し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は次の(1)〜(12)である。
(1)容器に充填された血小板洗浄置換液であって、
前記血小板洗浄置換液は、14.8〜16.2mMのグルコースと、72.8〜80.4mMの塩化ナトリウムと、2.86〜3.15mMの塩化カリウムと、0.97〜1.06mMの塩化カルシウムと、1.48〜1.62mMの硫酸マグネシウムと、4.59〜5.07mMのクエン酸と、9.02〜9.96mMのクエン酸ナトリウムと、19.8〜21.8mMの酢酸ナトリウムと、39.6〜48.5mMの炭酸水素ナトリウムとを含有し、
前記容器はオートクレーブ滅菌可能な合成樹脂製容器であり、
前記血小板洗浄置換液は前記容器とともにオートクレーブ滅菌され、かつ、オートクレーブ滅菌前pHが6.6〜6.8である、容器に充填された血小板洗浄置換液。
(2)前記合成樹脂がポリオレフィンまたは塩化ビニルである、(1)に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
(3)さらにガスバリアー性包材で真空包装された、(1)または(2)に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
(4)前記ガスバリアー性包材の炭酸ガス透過性は50ml/m・24hr・atm(25℃−70%RH)以下である、(3)に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
(5)前記ガスバリアー性包材がアルミニウム層を有するラミネート袋である、(3)に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
(6)前記合成樹脂製容器を形成する合成樹脂の表面がガスバリアー性を有する樹脂で被覆された、(1)〜(5)のいずれか1項に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
(7)前記容器が、血小板を収納可能な内部収納力および血小板を注入するための注入口を有する、(6)に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
(8)14.8〜16.2mMのグルコースまたはその水和物と、72.8〜80.4mMの塩化ナトリウムと、2.86〜3.15mMの塩化カリウムと、0.97〜1.06mMの塩化カルシウムと、1.48〜1.62mMの硫酸マグネシウムと、4.59〜5.07mMのクエン酸と、9.02〜9.96mMのクエン酸ナトリウムと、19.8〜21.8mMの酢酸ナトリウムと、39.6〜48.5mMの炭酸水素ナトリウムと、水とを混合し、混合液を調製する混合工程と、
前記混合液のpHを6.6〜6.8の範囲内に調節し、血小板洗浄置換液を調製するpH調節工程と、
前記血小板洗浄置換液を、かつ、オートクレーブ滅菌可能な合成樹脂製の容器に充填する容器充填工程と、
前記血小板洗浄置換液を前記容器とともにオートクレーブ滅菌する滅菌工程と
を備え、
前記混合工程において、炭酸水素ナトリウムを最後に混合することを特徴とする、容器に充填された血小板洗浄置換液の製造方法。
(9)オートクレーブ滅菌する工程の後、さらに、前記容器に充填された血小板洗浄置換液をガスバリアー性包材で真空包装する工程を備える、(8)に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液の製造方法。
(10)前記容器充填工程において、前記血小板洗浄置換液をフィルター滅菌しながら前記容器に充填する、(8)または(9)に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液の製造方法。
(11)(1)〜(7)のいずれか1項に記載の血小板洗浄置換液で置換された洗浄置換血小板。
(12)(8)〜(10)のいずれか1項に記載の製造方法により製造された血小板洗浄置換液で置換された洗浄置換血小板。
本発明によれば、洗浄置換液(M−sol)を、用時調製が不要な一液型の血小板洗浄置換剤として提供することができる。
本発明の洗浄置換液(M−sol)は、驚くべきことに、各成分の濃度を本発明の所定の濃度に調整し、オートクレーブ滅菌前pHを6.6〜6.8の範囲内に調節した後、オートクレーブ滅菌したことにより、市販されている輸液や電解質溶液のみで製造した洗浄置換液(M−sol)と同等の血小板保存性能を有しながら、滅菌が保証されるので、従来の洗浄置換液(M−sol)よりも長期にわたり性能が保証され得る。そのため、患者の急な輸血プランの変更にも対応が容易になる。
図1は、実施例1(オートクレーブ滅菌前pH6.6に調節;Ex. 1)および比較例1(オートクレーブ滅菌前pH6.4に調節;Comp. ex. 1)の洗浄置換液を用いて調製した洗浄置換血小板製剤のP−セレクチン試験の結果を表すグラフである。横軸は、洗浄置換血小板製剤調製後の日数(Day)を、縦軸はP−セレクチン陽性細胞(P-Selectinpositive cell)の割合(%)を、それぞれ示す。 図2は、実施例1(オートクレーブ滅菌前pH6.6に調節;Ex. 1)および比較例1(オートクレーブ滅菌前pH6.4に調節;Comp. ex. 1)の洗浄置換液を用いて調製した洗浄置換血小板製剤の低浸透圧性ショック回復(HSR)試験の結果を表すグラフである。横軸は、洗浄置換血小板製剤調製後の日数(Day)を、縦軸は透過率(Transmittance)(%)を、それぞれ示す。
本発明の血小板洗浄置換液について、説明する。
本発明の血小板洗浄置換液は、容器に充填された血小板洗浄置換液であって、前記血小板洗浄置換液は、14.8〜16.2mMのグルコースと、72.8〜80.4mMの塩化ナトリウムと、2.86〜3.15mMの塩化カリウムと、0.97〜1.06mMの塩化カルシウムと、1.48〜1.62mMの硫酸マグネシウムと、4.59〜5.07mMのクエン酸と、9.02〜9.96mMのクエン酸ナトリウムと、19.8〜21.8mMの酢酸ナトリウムと、39.6〜48.5mMの炭酸水素ナトリウムとを含有し、前記容器はオートクレーブ滅菌可能な合成樹脂製容器であり、前記血小板洗浄置換液は前記容器とともにオートクレーブ滅菌され、かつ、オートクレーブ滅菌前pHが6.6〜6.8である、容器に充填された血小板洗浄置換液である。
本発明の洗浄置換液は、各成分を水(蒸留水)と混合、溶解し、pHを6.6〜6.8に調節した後、容器に充填し、容器ごとオートクレーブ滅菌することにより製造することができる。水は、特に限定されないが、エンドトキシンフリーの、イオン交換水または蒸留水が好ましく、蒸留水がより好ましい。
グルコースは、特に限定されず、固体を用いてもよいし、所定の終濃度とすることができれば、水溶液を用いてもよい。また、グルコース(固体)としては、無水物および水和物(例えば、一水和物)のいずれも使用することができる。洗浄置換液中のグルコース濃度は、14.8〜16.2mMであり、15.1〜15.9mMが好ましい。
塩化ナトリウムは、特に限定されず、固体を用いてもよいし、所定の終濃度とすることができれば、水溶液を用いてもよい。洗浄置換液中の塩化ナトリウム濃度は、72.8〜80.4mMであり、74.6〜78.6mMが好ましい。
塩化カリウムは、固体を用いてもよいし、所定の終濃度とすることができれば、水溶液を用いてもよい。洗浄置換液中の塩化カリウム濃度は、2.86〜3.15mMであり、3.00〜3.08mMが好ましい。
塩化カルシウムは、特に限定されず、固体を用いてもよいし、所定の終濃度とすることができれば、水溶液を用いてもよい。また、塩化カルシウム(固体)としては、無水物および水和物(例えば、二水和物)のいずれも使用することができる。洗浄置換液中の塩化カルシウム濃度は0.97〜1.06mMであり、0.99〜1.04mMが好ましい。
硫酸マグネシウムは、特に限定されず、固体を用いてもよいし、所定の終濃度とすることができれば、水溶液を用いてもよい。また、硫酸マグネシウム(固体)としては、無水物および水和物(例えば、七水和物)のいずれも使用することができる。洗浄置換液中の硫酸マグネシウム濃度は1.48〜1.62mMであり、1.51〜1.59mMが好ましい。
クエン酸は、特に限定されず、固体を用いてもよいし、所定の終濃度とすることができれば、水溶液を用いてもよい。また、クエン酸(固体)としては、無水物および水和物(例えば、一水和物)のいずれも使用することができる。洗浄置換液中のクエン酸濃度は4.59〜5.07mMであり、4.71〜4.96mMが好ましい。
クエン酸ナトリウムは、特に限定されず、固体を用いてもよいし、所定の終濃度とすることができれば、水溶液を用いてもよい。また、クエン酸ナトリウム(固体)としては、無水物および水和物(例えば、二水和物)のいずれも使用することができる。洗浄置換液中のクエン酸ナトリウム濃度は9.02〜9.96mMであり、9.26〜9.74mMが好ましい。
酢酸ナトリウムは、特に限定されず、固体を用いてもよいし、所定の終濃度とすることができれば、水溶液を用いてもよい。また、酢酸ナトリウム(固体)としては、無水物および水和物(例えば、三水和物)のいずれも使用することができる。洗浄置換液中の酢酸ナトリウム濃度は19.8〜21.8mMであり、20.2〜21.4mMが好ましい。
炭酸水素ナトリウムは、特に限定されず、固体を用いてもよいし、所定の終濃度とすることができれば、水溶液を用いてもよい。洗浄置換液中の炭酸水素ナトリウム濃度は39.6〜48.5mMであり、41.8〜46.3mMが好ましい。本発明の洗浄置換液は、炭酸水素ナトリウムを、特許文献1(特開平8−165245号公報)に記載の洗浄置換液よりも高濃度で含有するので、高いpH緩衝能により、血小板の代謝産物によるpH変動に対抗することができ、良好な血小板保存性能を実現する。なお、炭酸水素ナトリウムは、上記各成分を水(蒸留水)に添加した後、最後に添加することが好ましい。炭酸水素イオンの分解による炭酸ガスの発生を抑制し、pHの上昇を防止するとともに緩衝能を低下させないようにするためである。
本発明の洗浄置換液のオートクレーブ滅菌前pHは6.6〜6.8の範囲内である。オートクレーブ滅菌前pHが6.6未満である場合には、洗浄置換血小板製剤(W/R−PC)を調製した場合に血小板活性化率が高く、血小板が凝集しやすくなり、血小板保存性能が劣化する。一方、オートクレーブ前pHが6.8超である場合には、オートクレーブ滅菌時にグルコースが分解、変性し、洗浄置換液が茶色く変色するため、洗浄置換液として使用できない。
また、本発明の洗浄置換液のオートクレーブ滅菌後のpHは、オートクレーブ滅菌前のpH6.6〜pH6.8から大きく変動するものではないが、pH6.4〜pH7.1の範囲内であることが好ましい。この範囲内では、高い血小板保存性能が得られる。
さらに、本発明の洗浄置換液は、血小板製剤(PC)に含まれる血漿を、好ましくは70%(v/v)以上、より好ましくは90%(v/v)以上置換するものであるが、通常雰囲気下で少なくとも5日間の血小板の保存においても、洗浄置換血小板製剤(W/R−PC)のpHを好ましくは6.5〜7.4の範囲内、より好ましくは6.7〜7.1の範囲内に維持できるものである。
容器としては、オートクレーブ滅菌可能な合成樹脂製容器であれば特に限定されず、硬質容器、軟質容器のいずれでもよい。取扱いの容易なこと、保存中に内部に空気が残らないことから、軟質容器が好ましく、例えば、血液保存容器(例えば、血液バッグ、血液成分分離バッグ等)、さらに輸液用のプラスチック容器等の使用が可能である。
合成樹脂としては、輸液用プラスチック容器試験に適合するものであれば特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等であり、オートクレーブ滅菌可能なものが使用できる。
容器は、ガスバリアー性包材により包装するか、容器を形成する合成樹脂の表面にガスバリアー性を有する樹脂を被覆することが好ましい。合成樹脂は、ある程度のガス透過性を有するため、充填した洗浄置換液中の水分の蒸散により、成分濃度が変化、炭酸ガスの流出による炭酸水素ナトリウムの濃度変化などの可能性があるからである。
ガスバリアー性包材により容器入り血小板洗浄置換液を包装する場合、容器外面の滅菌性を保証するためには、ガスバリアー性包材内に容器入り洗浄置換液を収納した状態で、オートクレーブ滅菌することが好ましい。このため、ガスバリアー性包材としては、オートクレーブ滅菌に耐えられるものが好ましい。
ガスバリアー性包材としては、炭酸ガス透過性が50mL/m・24hr・atm(25℃−70%RH)以下のものが好ましい。このようなガスバリアー性包材の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアミド(PA)およびアルミラミネートから選択されるもの、これらの材質の組合せからなる多層フィルムからなるもの、またはこれらの多層フィルムに酸化金属やセラミックを蒸着コートしたものが挙げられる。容器をガスバリアー性包材で包装する形態については、通常の工程によっておこなわれている真空包装が好ましい。
ガスバリアー性包材の具体例としては、アルミ箔ラミネートフィルム(ラミジップAL,生産日本社製;PET/PE/AL/PE)、アルミナ蒸着PETフィルム(PET−Al,富士産業株式会社製;PET/アルミナ蒸着PET/CPP(ポリプロピレン))、エチレンビニルアルコール共重合体ラミネートフィルム(富士産業株式会社製;PET/EVOH/NY(ナイロン)/CPP)、ポリ塩化ビニリデンラミネートフィルム(細川洋行社製;酸化金属蒸着PET/PVDC−MA(メチルアクリレート)/PA(ポリアミド)/CPP)、ラミネートPETフィルム(凸版印刷社製;PET/SiOx蒸着PET/CPP)などが挙げられる。
また、血小板洗浄置換液の容器を形成する合成樹脂の表面にガスバリアー性を有する樹脂の被覆方法としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアミド(PA)等を被覆することが考えられる。
容器の内容量は、特に限定されないが、洗浄置換血小板を調製する際の扱い易さから、100mL〜1000mLの範囲内が好ましく、300mL〜700mLの範囲内がより好ましい。また、2個以上の容器を連結してもよく、2個以上の容器の内容量は同一であっても相違していてもよい。
また、洗浄置換液を封入した容器内で血小板の洗浄置換処理を行う場合には、容器は、血小板を収納可能な内部収納力を有し、かつ、血小板を注入するための注入口を有することが好ましい。血小板を収納可能な内部収納力としては、血小板製剤(PC)の約10倍容量の洗浄置換液を用いて、容器ごと振盪して洗浄することから、処理する血小板製剤(PC)の9倍〜30倍容量が好ましく、12倍〜15倍容量がより好ましい。また、前記注入口としては、無菌的に接続可能なものが好ましい。
内部に血小板洗浄置換液が充填された容器は、このまま、もしくは、上記のようにガスバリアー性包材で包装された後、オートクレーブ滅菌される。オートクレーブ滅菌は、例えば、115〜118℃で30分間以上、121〜129℃で10分間以上の高圧蒸気滅菌を行うことが好ましく、121〜124℃で10分間以上の高圧蒸気滅菌を行うことがより好ましく、121℃で13〜15分間の高圧蒸気滅菌を行うことがさらに好ましい。
本発明の洗浄置換剤(M−sol)を用いて洗浄置換血小板製剤(W/R−PC)を調製する方法としては、洗浄置換液(M−sol)を加えた血小板製剤(PC)を延伸し、血漿を除去した後、もう一度洗浄置換液を加えて血小板を再浮遊させる方法(洗浄置換法)や、洗浄置換液(M−sol)を添加せずに血小板製剤(PC)をそのままの状態で遠心し、上清の血漿を除去後に洗浄置換液を加える方法(置換法)が挙げられる(秋野光明 外10名、二種類の洗浄・置換血小板の調製法に関する検討、日本輸血細胞治療学会誌、2009年、第55巻、第6号、p. 698-704)が、これらに限定されるものではない。
次に、本発明の血小板洗浄置換液の具体的実施例について説明する。
[実施例1〜3;比較例1,2]
〈血小板洗浄置換液の製造〉
グルコース・一水和物、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム・二水和物、硫酸マグネシウム・七水和物、クエン酸・一水和物、クエン酸ナトリウム・二水和物、酢酸ナトリウム・三水和物および炭酸水素ナトリウムを、各成分の濃度が表1に示す濃度となるように蒸留水に混合および溶解した。各成分を蒸留水に混合する際には、炭酸ガスの発生を抑制するため、炭酸水素ナトリウムを最後に添加した。次いで、混合液のpHをガラス電極法で測定しながら、1M塩酸および/または1M水酸化ナトリウム水溶液を用いて、表1に示すオートクレーブ滅菌前pHに調節した。pHを調節した後の混合液を、除菌フィルター付バッグ(KBP−1000F、川澄化学工業社製)に充填し、オートクレーブ滅菌した(121℃、20分間)。また、オートクレーブ滅菌後に、血小板洗浄置換液を肉眼観察し、着色の有無と、着色がある場合の色を判定した。オートクレーブ滅菌前pHの測定値およびオートクレーブ滅菌後の着色の判定結果を表1の該当欄に示す。
〈血小板保存安定性の評価〉
実施例1または比較例1のオートクレーブ滅菌後の血小板洗浄置換液を用いて、血小板製剤中の血漿を10%未満まで置換して洗浄置換血小板を調製し、調製直後、調製後室温(25℃)で1日静置後、および調製後室温(25℃)で3日間静置後に、p−セレクチン試験および低浸透圧ショック回復(HSR)試験を行い、その結果から洗浄置換液の血小板保存安定性の評価を行った。
(p−セレクチン試験)
p−セレクチン試験は、血小板表面のp−セレクチン(CD62P)を、蛍光標識した抗CD62P抗体で標識し、フローサイトメトリー法によりCD62P陽性細胞の割合(%)を計測することにより行った。p−セレクチン(CD62P)は血小板内のα−顆粒の膜に存在し、活性化により血小板表面に現れるため、血小板活性化の指標として用いられる。
p−セレクチン試験の結果を図1に示す。p−セレクチン陽性細胞の割合(%)が大きいほど、活性化した血小板の割合も大きく、洗浄置換液の血小板保存性能が悪い。
(低浸透圧ショック回復(HSR)試験)
HSR試験は透過率測定法により透過率(%)を測定することにより行った。血小板は低浸透圧に曝されると浸透圧差により細胞内に水が流れ込み、一旦体積が膨張するが、その後収縮する。体積の膨張、収縮は吸光度の低下および増加として測定できる。この収縮現象には収縮タンパクや、エネルギーが必要であり、膨張、収縮の程度は輸血後のviabilityと相関することから、血小板製剤の輸血後の有効性の一指標とされる。
HSR試験の結果を図2に示す。透過率(%)が小さいほど細胞の収縮率が小さく、洗浄置換液の血小板保存性能が悪い。
[比較例3]
日本薬局方注射用水(大塚蒸留水、大塚製薬社製)に血液分離バッグ(KBP−66DC、川澄化学工業社製)のプラスチック針を刺し、460mLの注射用水を分取した。それに操作アダプター(TC−MP、テルモ社製)を接続し、日本薬局方硫酸マグネシウム注射液(硫酸Mg補正液1mEq/mL、大塚製薬社製)20mLを加え、硫酸マグネシウム希釈液を調製した(A液)。
血液分離バッグ(KBP−300C、川澄化学工業社製)のプラスチック針を血液保存液A液(カーミパック(R)ACD−A液、川澄化学工業社製)に刺し、85mLのACD−A液を分取した。それに日本薬局方炭酸水素ナトリウム注射液(メイロン(R)静注7%、大塚製薬社製)35mLを加えた(B液)。
B液が入っている血液分離バッグのプラスチック針をA液へ刺し替え、A液50mLをB液に加えた(A+B液)。
A+B液が入っている血液分離バッグのプラスチック針を酢酸リンゲル液へ刺し替え、A+B液の全量と酢酸リンゲル液(ソルアセト(R)F輸液、テルモ社製)500mLを混合した。その混合液を除菌フィルター付バッグ(KBP−1000F、川澄化学工業社製)に接続し、除菌フィルターを通じて、付属の分離バッグに回収することで、血小板洗浄置換液を製造した。
製造した血小板洗浄置換液のオートクレーブ滅菌前pHを測定後、オートクレーブ滅菌し(121℃、20分間)、オートクレーブ滅菌後の洗浄置換液の着色を肉眼で判定した。オートクレーブ滅菌前pHの測定値およびオートクレーブ滅菌後の着色の判定結果を表1の該当欄に示す。
実施例1と比較例1のP−セレクチン試験の結果から、オートクレーブ滅菌前pH6.6の実施例1は、pH6.4の比較例1に比べて、血小板保存性能が大きく優れていることがわかる。一方、HSR試験の結果からも、実施例1の方が比較例1よりも血小板保存性能が優れていることが示唆された。
従来の血小板洗浄液(M−sol)は市販の輸液製剤および電解質製剤を無菌環境で混合して調製するものであるので、原則としてオートクレーブ滅菌を要せず、また、オートクレーブ滅菌をした場合には、成分のグルコースが分解、変質して液の色が褐変するリスクがあったため、あえてオートクレーブ滅菌をしてこなかった。しかし、薬事法による承認を取得して洗浄置換液(M−sol)を製造、供給する上で、滅菌保証は必須であり、従来のM−solと同等の血小板保存性能を維持しながら、オートクレーブ滅菌による滅菌保証をすることは、これまでも検討されてきたが、容易に解決できるものではなかった。本発明者らが鋭意検討の末に知得した、オートクレーブ滅菌前のpHを6.6〜6.8という狭い範囲に調節することによって、オートクレーブ滅菌後の液の着色を防止することができ、しかも、従来のM−solと同等の血小板保存性能を維持しながら、オートクレーブ滅菌による滅菌保証をすることができるということは、驚くべき結果であり、誰も予想することができない結果であった。

Claims (12)

  1. 容器に充填された血小板洗浄置換液であって、
    前記血小板洗浄置換液は、14.8〜16.2mMのグルコースと、72.8〜80.4mMの塩化ナトリウムと、2.86〜3.15mMの塩化カリウムと、0.97〜1.06mMの塩化カルシウムと、1.48〜1.62mMの硫酸マグネシウムと、4.59〜5.07mMのクエン酸と、9.02〜9.96mMのクエン酸ナトリウムと、19.8〜21.8mMの酢酸ナトリウムと、39.6〜48.5mMの炭酸水素ナトリウムとを含有し、
    前記容器はオートクレーブ滅菌可能な合成樹脂製容器であり、
    前記血小板洗浄置換液は前記容器とともにオートクレーブ滅菌され、かつ、オートクレーブ滅菌前pHが6.6〜6.8である、容器に充填された血小板洗浄置換液。
  2. 前記合成樹脂がポリオレフィンまたは塩化ビニルである、請求項1に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
  3. さらにガスバリアー性包材で真空包装された、請求項1または2に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
  4. 前記ガスバリアー性包材の炭酸ガス透過性は50ml/m・24hr・atm(25℃−70%RH)以下である、請求項3に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
  5. 前記ガスバリアー性包材がアルミニウム層を有するラミネート袋である、請求項3に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
  6. 前記合成樹脂製容器を形成する合成樹脂の表面がガスバリアー性を有する樹脂で被覆された、請求項1〜5のいずれか1項に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
  7. 前記容器が、血小板を収納可能な内部収納力および血小板を注入するための注入口を有する、請求項6に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液。
  8. 14.8〜16.2mMのグルコースと、72.8〜80.4mMの塩化ナトリウムと、2.86〜3.15mMの塩化カリウムと、0.97〜1.06mMの塩化カルシウムと、1.48〜1.62mMの硫酸マグネシウムと、4.59〜5.07mMのクエン酸と、9.02〜9.96mMのクエン酸ナトリウムと、19.8〜21.8mMの酢酸ナトリウムと、39.6〜48.5mMの炭酸水素ナトリウムと、水とを混合し、混合液を調製する混合工程と、
    前記混合液のpHを6.6〜6.8の範囲内に調節し、血小板洗浄置換液を調製するpH調節工程と、
    前記血小板洗浄置換液を、オートクレーブ滅菌可能な合成樹脂製の容器に充填する容器充填工程と、
    前記血小板洗浄置換液を前記容器とともにオートクレーブ滅菌する滅菌工程と
    を備え、
    前記混合工程において、炭酸水素ナトリウムを最後に混合することを特徴とする、容器に充填された血小板洗浄置換液の製造方法。
  9. オートクレーブ滅菌する工程の後、さらに、前記容器に充填された血小板洗浄置換液をガスバリアー性包材で真空包装する工程を備える、請求項8に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液の製造方法。
  10. 前記容器充填工程において、前記血小板洗浄置換液をフィルター滅菌しながら前記容器に充填する、請求項8または9に記載の容器に充填された血小板洗浄置換液の製造方法。
  11. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の血小板洗浄置換液で置換された洗浄置換血小板。
  12. 請求項8〜10のいずれか1項に記載の製造方法により製造された血小板洗浄置換液で置換された洗浄置換血小板。
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