JP2016041483A - 基板加工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】融点未満の温度で結晶化する側鎖結晶性ポリマーを含有し、かつ発泡剤が添加されている感温性粘着シート1を介して基板11Aを積層する工程と、粘着シート1の温度を特定の温度にして側鎖結晶性ポリマーを流動させた後に結晶化させて第1積層体10を得る工程と、第1積層体10を加工して第2積層体20を得る工程と、粘着シート1の温度を特定の温度にして粘着シート1の粘着力を低下させ、第2積層体20を構成している加工された基板11Bを粘着シート1から剥離する工程と、を備える、基板加工方法である。
【選択図】図1
Description
しかし、複数のガラス基板の積層に接着剤を使用すると、以下のような問題がある。
(b)互いに隣接するガラス基板間に気泡が発生するのを防ぐため、接着剤を余分に塗布する必要がある。そのため、複数のガラス基板を積層接着したとき、余分な接着剤が積層体の外周部からはみ出してしまう。はみ出した接着剤は、廃棄になることから、材料ロスが発生してコストが高くなる。
(c)接着剤層の厚みに厚薄差(バラツキ)が大きく、厚み精度が悪いことから、加工精度が低下し易い。
(d)スマートフォン、タブレット端末等の印刷パターン部には、紫外線を十分に照射できず、それゆえ接着剤層の硬化部位にバラツキが発生し易い。その結果、ガラス基板を接着剤層から剥離したとき、接着剤層の未硬化部分が剥離したガラス基板上に残る糊残りが発生する。糊残りが発生すると、洗浄工程および検査工程がさらに必要になり、結果として生産性が低下し、コストも高くなる。
(e)複数のガラス基板を積層接着した後、紫外線を照射して接着剤層を硬化させる必要があることから、ガラス基板の加工をスムーズに行うことができない。また、接着剤層の硬化に高額な紫外線照射装置等が必要になることから、コストが高くなる。
(f)接着剤の溶媒に使用されている有機溶剤等が、呼気または皮膚等を介して作業者の体内に侵入することによって健康被害が発生するおそれがある。
(1)融点未満の温度で結晶化し、かつ前記融点以上の温度で流動性を示す側鎖結晶性ポリマーを含有するとともに、前記融点よりも高い温度で膨張ないし発泡を開始する発泡剤が添加されている感温性粘着シートを介して複数の基板を積層する第1工程と、前記感温性粘着シートの温度を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度よりも低い温度にして前記側鎖結晶性ポリマーを流動させた後に前記融点未満の温度にして前記側鎖結晶性ポリマーを結晶化させ、前記複数の基板のうち互いに隣接している基板同士を前記感温性粘着シートによって固定して第1積層体を得る第2工程と、前記第1積層体を加工して第2積層体を得る第3工程と、前記感温性粘着シートの温度を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度にして前記感温性粘着シートの粘着力を低下させ、前記第2積層体を構成している加工された前記複数の基板のそれぞれを前記感温性粘着シートから剥離する第4工程と、を備える、基板加工方法。
(2)前記融点が、35℃以上である、前記(1)に記載の基板加工方法。
(3)前記側鎖結晶性ポリマーが、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート30〜100重量部と、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレート0〜70重量部と、極性モノマー1〜10重量部と、を重合させて得られる共重合体である、前記(1)または(2)に記載の基板加工方法。
(4)前記炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートが、ブチルアクリレートであり、前記極性モノマーが、2−ヒドロキシエチルアクリレートである、前記(3)に記載の基板加工方法。
(5)前記炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートが、ベヘニルアクリレートである、前記(3)または(4)に記載の基板加工方法。
(6)前記側鎖結晶性ポリマーが、ベヘニルアクリレート35〜55重量部、ブチルアクリレート35〜65重量部および2−ヒドロキシエチルアクリレート1〜10重量部を重合させることによって得られる共重合体である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の基板加工方法。
(7)前記側鎖結晶性ポリマーの重量平均分子量が、50万〜80万である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の基板加工方法。
(8)前記側鎖結晶性ポリマーは、前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度における貯蔵弾性率E’が、1.0×103〜2.0×105Paである、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の基板加工方法。
(9)前記複数の基板が、ガラス基板である、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の基板加工方法。
(10)前記複数の基板が、ディスプレイ用である、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の基板加工方法。
(11)前記第4工程を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度の温水中に前記第2積層体を浸漬することによって行う、前記(1)〜(10)のいずれかに記載の基板加工方法。
(12)融点未満の温度で結晶化し、かつ前記融点以上の温度で流動性を示す側鎖結晶性ポリマーを含有するとともに、前記融点よりも高い温度で膨張ないし発泡を開始する発泡剤が添加されている感温性粘着剤層をフィルム状の基材の両面に有する感温性両面粘着テープを介して複数の基板を積層する第1工程と、前記感温性両面粘着テープの温度を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度よりも低い温度にして前記側鎖結晶性ポリマーを流動させた後に前記融点未満の温度にして前記側鎖結晶性ポリマーを結晶化させ、前記複数の基板のうち互いに隣接している基板同士を前記感温性両面粘着テープによって固定して第1積層体を得る第2工程と、前記第1積層体を加工して第2積層体を得る第3工程と、前記感温性両面粘着テープの温度を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度にして前記感温性両面粘着テープの粘着力を低下させ、前記第2積層体を構成している加工された前記複数の基板のそれぞれを前記感温性両面粘着テープから剥離する第4工程と、を備える、基板加工方法。
図1および図2に示すように、本実施形態では、複数の基板11Aの加工に感温性粘着シート(以下、「粘着シート」と言うことがある。)1を使用する。本実施形態の粘着シート1は、基材レスの粘着シートである。シートとは、シート状のみに限定されるものではなく、本実施形態の効果を損なわない限りにおいて、シート状ないしフィルム状をも含む概念である。本実施形態の粘着シート1は、側鎖結晶性ポリマーを含有しているとともに、発泡剤が添加されている。
まず、図1(a)に示すように、上述した粘着シート1を介して複数の基板11Aを積層する。第1工程は、粘着シート1の温度が融点未満の温度で行ってもよいし、粘着シート1の温度が融点以上の温度であり、かつ発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度よりも低い温度で行ってもよい。
次に、粘着シート1の温度を、融点以上の温度であり、かつ発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度よりも低い温度にして側鎖結晶性ポリマーを流動させた後に融点未満の温度にして側鎖結晶性ポリマーを結晶化させ、複数の基板11Aのうち互いに隣接している基板11A,11A同士を粘着シート1によって固定して第1積層体10を得る。具体例を挙げると、側鎖結晶性ポリマーの融点が40〜45℃、発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度が90℃以上であるとき、粘着シート1の温度は、50〜60℃にした後に室温(23℃)にすればよい。
次に、第1積層体10を加工して、図1(b)に示す第2積層体20を得る。加工方法としては、例えば切断、研削、研磨、エッチング加工等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。本実施形態では、第1積層体10を切断することによって複数の第2積層体20を形成しており、複数の第2積層体20のうちの1つを図1(b)に示している。
最後に、粘着シート1の温度を、融点以上の温度であり、かつ発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度にして粘着シート1の粘着力を低下させ、第2積層体20を構成している加工された複数の基板11Bのそれぞれを粘着シート1から剥離する。本実施形態によれば、上述した粘着シート1を使用していることから、接着剤層を硬化させることによる硬化部位のバラツキ発生がなく、それゆえ接着剤層の未硬化部分が剥離した基板11B上に残る糊残りの発生を抑制することができる。その結果、洗浄工程および検査工程を省略することができ、生産性を向上させてコストを削減することができる。
感温性粘着剤層4,4のその他の構成は、上述した一実施形態に係る粘着シート1と同様であるので、説明を省略する。
その他の構成は、上述した一実施形態に係る基板加工方法と同様であるので、説明を省略する。
ベヘニルアクリレートを45部、ブチルアクリレートを50部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを5部、および重合開始剤として日油社製の「パーブチルND」を0.5部の割合で、それぞれ酢酸エチル230部に加え、55℃で4時間攪拌して、これらのモノマーを重合させた。得られた共重合体の重量平均分子量、融点、融点−10℃、融点+10℃および90℃における各貯蔵弾性率E’は、以下のとおりである。
重量平均分子量:66万
融点:44℃
融点−10℃における貯蔵弾性率E’:9.5×106Pa
融点+10℃における貯蔵弾性率E’:5.0×103Pa
90℃における貯蔵弾性率E’:2.0×103Pa
2−ヒドロキシエチルアクリレート5部に代えてアクリル酸を5部にした以外は、合成例1と同様にして、これらのモノマーを重合させた。得られた共重合体の重量平均分子量、融点、融点−10℃、融点+10℃および90℃における各貯蔵弾性率E’は、以下のとおりである。
重量平均分子量:62万
融点:44℃
融点−10℃における貯蔵弾性率E’:1.2×107Pa
融点+10℃における貯蔵弾性率E’:1.4×104Pa
90℃における貯蔵弾性率E’:4.8×103Pa
ベヘニルアクリレートを45部に代えて23部にし、ステアリルアクリレートを22部加え、ブチルアクリレート50部に代えてメチルアクリレートを50部にした以外は、合成例1と同様にして、これらのモノマーを重合させた。得られた共重合体の重量平均分子量、融点、融点−10℃、融点+10℃および90℃における各貯蔵弾性率E’は、以下のとおりである。
重量平均分子量:61万
融点:44℃
融点−10℃における貯蔵弾性率E’:5.7×107Pa
融点+10℃における貯蔵弾性率E’:3.4×104Pa
90℃における貯蔵弾性率E’:1.3×104Pa
ベヘニルアクリレートを45部に代えて23部にし、ステアリルアクリレートを22部加え、ブチルアクリレート50部に代えてメチルアクリレートを50部にし、2−ヒドロキシエチルアクリレート5部に代えてアクリル酸を5部にした以外は、合成例1と同様にして、これらのモノマーを重合させた。得られた共重合体の重量平均分子量、融点、融点−10℃、融点+10℃および90℃における各貯蔵弾性率E’は、以下のとおりである。
重量平均分子量:59万
融点:43℃
融点−10℃における貯蔵弾性率E’:1.8×108Pa
融点+10℃における貯蔵弾性率E’:6.4×104Pa
90℃における貯蔵弾性率E’:2.9×104Pa
共重合体をGPCで測定し、得られた測定値をポリスチレン換算することによって得た。
共重合体をDSCで10℃/分の測定条件で測定することによって得た。
融点−10℃、融点+10℃および90℃における各貯蔵弾性率E’は、サーモサイエンティフィック(Thermo Scientific)社製の動的粘弾性測定装置「HAAKE MARSIII」を用いて、1Hz、5℃/分、0〜120℃の昇温過程で測定した。なお、90℃における貯蔵弾性率E’が、発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度における貯蔵弾性率E’に相当する。
<感温性粘着シートの作製>
まず、合成例1〜4で得た各共重合体、すなわち側鎖結晶性ポリマーを表2に示す組み合わせで使用し、かつ発泡剤および架橋剤を添加して混合物(塗布液)を得た。
(組成)
平均粒径が6〜9μmであり、発泡開始温度が90℃以上であるEXPANCEL社製のマイクロバルーン発泡剤「461DU20」
(添加量)
固形分換算で側鎖結晶性ポリマー100部に対して50部
(組成)
実施例1,3:日本ポリウレタン工業社製のイソシアネート化合物「コロネートL−45E」
実施例2,4:川研ファインケミカル社製のアルミニウム有機化合物「アルミキレートA(W)」
(添加量)
実施例1,3:固形分換算で側鎖結晶性ポリマー100部に対して2部
実施例2,4:固形分換算で側鎖結晶性ポリマー100部に対して1部
得られた粘着シートについて、23℃における180°剥離強度および剥離性を評価した。各評価方法を以下に示すとともに、その結果を表2に示す。
23℃の雰囲気温度におけるポリエチレンテレフタレートフィルムに対する180°剥離強度をJIS Z0237に準拠して測定した。具体的には、50℃の雰囲気温度で粘着シートを厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに貼着し、この雰囲気温度で20分間静置した後、雰囲気温度を23℃に下げ、この雰囲気温度で20分間静置した後、ロードセルを用いて300mm/分の速度で180°剥離した。
まず、50℃の雰囲気温度で粘着シートを直径50mm、厚さ500μmの円形のガラス板に貼着した。次に、この雰囲気温度で20分間静置した後、雰囲気温度を50℃から23℃に下げ、この雰囲気温度で20分間静置した後、雰囲気温度を23℃から90℃まで上げ、この雰囲気温度でガラス板が自重のみで粘着シートから剥離する時間を測定した。なお、評価基準は、以下のように設定した。
◎:90℃昇温後1分以内にガラス板が自重のみで粘着シートから剥離した。
○:90℃昇温後3分以内にガラス板が自重のみで粘着シートから剥離した。
△:90℃昇温後10分以内にガラス板が自重のみで粘着シートから剥離した。
×:90℃昇温後10分を超えてもガラス板が自重のみで粘着シートから剥離しなかった。
1a 片面
1b 他面
2 セパレーター
3 感温性両面粘着テープ
4 感温性粘着剤層
4a 表面
5 基材
10 第1積層体
11A 基板
11B 加工された基板
12 ダミー材
20 第2積層体
30 温水
Claims (12)
- 融点未満の温度で結晶化し、かつ前記融点以上の温度で流動性を示す側鎖結晶性ポリマーを含有するとともに、前記融点よりも高い温度で膨張ないし発泡を開始する発泡剤が添加されている感温性粘着シートを介して複数の基板を積層する第1工程と、
前記感温性粘着シートの温度を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度よりも低い温度にして前記側鎖結晶性ポリマーを流動させた後に前記融点未満の温度にして前記側鎖結晶性ポリマーを結晶化させ、前記複数の基板のうち互いに隣接している基板同士を前記感温性粘着シートによって固定して第1積層体を得る第2工程と、
前記第1積層体を加工して第2積層体を得る第3工程と、
前記感温性粘着シートの温度を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度にして前記感温性粘着シートの粘着力を低下させ、前記第2積層体を構成している加工された前記複数の基板のそれぞれを前記感温性粘着シートから剥離する第4工程と、を備える、基板加工方法。 - 前記融点が、35℃以上である、請求項1に記載の基板加工方法。
- 前記側鎖結晶性ポリマーが、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート30〜100重量部と、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレート0〜70重量部と、極性モノマー1〜10重量部と、を重合させて得られる共重合体である、請求項1または2に記載の基板加工方法。
- 前記炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートが、ブチルアクリレートであり、
前記極性モノマーが、2−ヒドロキシエチルアクリレートである、請求項3に記載の基板加工方法。 - 前記炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートが、ベヘニルアクリレートである、請求項3または4に記載の基板加工方法。
- 前記側鎖結晶性ポリマーが、ベヘニルアクリレート35〜55重量部、ブチルアクリレート35〜65重量部および2−ヒドロキシエチルアクリレート1〜10重量部を重合させることによって得られる共重合体である、請求項1〜5のいずれかに記載の基板加工方法。
- 前記側鎖結晶性ポリマーの重量平均分子量が、50万〜80万である、請求項1〜6のいずれかに記載の基板加工方法。
- 前記側鎖結晶性ポリマーは、前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度における貯蔵弾性率E’が、1.0×103〜2.0×105Paである、請求項1〜7のいずれかに記載の基板加工方法。
- 前記複数の基板が、ガラス基板である、請求項1〜8のいずれかに記載の基板加工方法。
- 前記複数の基板が、ディスプレイ用である、請求項1〜9のいずれかに記載の基板加工方法。
- 前記第4工程を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度の温水中に前記第2積層体を浸漬することによって行う、請求項1〜10のいずれかに記載の基板加工方法。
- 融点未満の温度で結晶化し、かつ前記融点以上の温度で流動性を示す側鎖結晶性ポリマーを含有するとともに、前記融点よりも高い温度で膨張ないし発泡を開始する発泡剤が添加されている感温性粘着剤層をフィルム状の基材の両面に有する感温性両面粘着テープを介して複数の基板を積層する第1工程と、
前記感温性両面粘着テープの温度を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度よりも低い温度にして前記側鎖結晶性ポリマーを流動させた後に前記融点未満の温度にして前記側鎖結晶性ポリマーを結晶化させ、前記複数の基板のうち互いに隣接している基板同士を前記感温性両面粘着テープによって固定して第1積層体を得る第2工程と、
前記第1積層体を加工して第2積層体を得る第3工程と、
前記感温性両面粘着テープの温度を、前記融点以上の温度であり、かつ前記発泡剤が膨張ないし発泡を開始する温度にして前記感温性両面粘着テープの粘着力を低下させ、前記第2積層体を構成している加工された前記複数の基板のそれぞれを前記感温性両面粘着テープから剥離する第4工程と、を備える、基板加工方法。
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