JP2016040645A - プリンタコントローラ及びジョブ処理制御プログラム並びにジョブ処理制御方法 - Google Patents

プリンタコントローラ及びジョブ処理制御プログラム並びにジョブ処理制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジョブを効率的に処理しつつ、色補正を適切に実施する。
【解決手段】ジョブに対して色変換及びレンダリングを含むRIP処理を実施し、RIP処理後の画像データを画像形成装置に送信して印刷出力を指示するRIP部26を備え、色変換に際して参照するテーブルを更新する色補正が実施可能なプリンタコントローラ20であって、複数ページからなるジョブの処理中に色補正を実施する際に、ジョブの設定を解析するジョブ設定解析部25と、ジョブの設定に基づいてジョブを中断するページを特定するページ特定部27と、特定したページの印刷出力が完了した後、ジョブを中断して色補正を実施し、色補正の実施後、中断したジョブを再開するジョブ処理制御部28と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタコントローラ及びジョブ処理制御プログラム並びにジョブ処理制御方法に関し、特に、画像形成装置を制御するプリンタコントローラ及びジョブ処理中の色補正のタイミングを制御するジョブ処理制御プログラム並びにジョブ処理制御方法に関する。
カラー印刷機能を備えた複写機や複合機(MFP:Multi Function Peripheral)などの画像形成装置が普及している。画像形成装置を用いてカラー印刷を行う場合、ジョブの各ページに含まれる色を正確に再現するために定期的に色補正が行われる。色補正の方法として、用紙上にパッチを配列したカラーチャートの画像を形成し、画像形成装置に設けたインラインセンサで用紙上に形成した各パッチを測色し、インラインセンサの測色値が適正な範囲に収まるように随時フィードバックを行う方法が用いられている。
ここで、ジョブの処理中に色補正の実施時期が到来した場合、ジョブの処理を中断するなどの制御が必要になる。色補正に関する技術ではないが、ジョブの処理を中断する制御に関して、例えば、下記特許文献1には、受け付けたジョブを実行する画像形成装置であって、処理を開始したジョブを終了する前のジョブ処理中に、当該ジョブの中止指示を受け付ける受付手段と、中止指示を受け付けた当該ジョブの中止要因を判別して、当該ジョブを再処理対象のジョブとして保存手段に保存させてジョブを終了させるか、当該ジョブを再処理対象のジョブとせずに終了させるかを切り替える制御手段と、を備える画像形成装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、通信媒体を介して情報処理装置から印刷情報を受信可能な印刷制御装置において、前記印刷情報をページ単位にデータ処理して印刷部から出力可能な出力データを生成する処理手段と、前記処理手段による前記印刷情報の処理中止を行う印刷処理中止手段と、前記印刷処理中止手段が印刷中止を行う場合に、前記印刷情報から取得される識別情報および印刷情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記印刷情報の処理中止を行った印刷処理を、前記識別情報に基づいて選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記印刷情報の処理中止を行った印刷処理を、前記記憶手段に記憶された前記印刷情報に基づいて前記処理手段がデータ処理すべき印刷情報の処理を行う再処理手段とを備えた印刷制御装置が開示されている。
特開2013−168705号公報 特開2006−350803号公報
ジョブの処理中(印刷中)に色補正が必要になった場合、ジョブの途中で色補正を実施すると、色補正前に印刷したページと色補正後に印刷したページとで色味が変化するなど、仕上がりに違和感が生じてしまう場合がある。そこで、従来は、ジョブの最後のページまで印刷してから色補正を実施するか、若しくは、ジョブを中止して色補正を実施し、色補正の結果を反映してジョブの最初のページから再印刷するかのいずれかの制御が行われていた。
しかしながら、ジョブ終了後に色補正を実施する方法では、印刷物に色補正の結果が反映されないため、適切な色で形成された印刷物を取得することができない。また、色補正後にジョブを再実施する方法では、印刷を初めからやり直すため、ジョブを効率的に実施することができないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、ジョブを効率的に処理しつつ、色補正を適切に実施することができるプリンタコントローラ及びジョブ処理制御プログラム並びにジョブ処理制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、ジョブに対して色変換及びレンダリングを含むRIP処理を実施し、RIP処理後の画像データを画像形成装置に送信して印刷出力を指示するRIP部を備え、前記色変換に際して参照するテーブルを更新する色補正が実施可能なプリンタコントローラであって、複数ページからなるジョブの処理中に前記色補正を実施する際に、前記ジョブの設定を解析するジョブ設定解析部と、前記ジョブの設定に基づいて前記ジョブを中断するページを特定するページ特定部と、前記特定したページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施し、前記色補正の実施後、前記中断したジョブを再開するジョブ処理制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、ジョブに対して色変換及びレンダリングを含むRIP処理を実施し、RIP処理後の画像データを画像形成装置に送信して印刷出力を指示する機能を備え、前記色変換に際して参照するテーブルを更新する色補正が実施可能なプリンタコントローラで動作するジョブ処理制御プログラムであって、前記プリンタコントローラに、複数ページからなるジョブの処理中に前記色補正を実施する際に、前記ジョブの設定を解析する第1処理、前記ジョブの設定に基づいて前記ジョブを中断するページを特定する第2処理、前記特定したページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施し、前記色補正の実施後、前記中断したジョブを再開する第3処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、ジョブに対して色変換及びレンダリングを含むRIP処理を実施し、RIP処理後の画像データを画像形成装置に送信して印刷出力を指示する機能を備え、前記色変換に際して参照するテーブルを更新する色補正が実施可能なプリンタコントローラにおけるジョブ処理制御方法であって、複数ページからなるジョブの処理中に前記色補正を実施する際に、前記ジョブの設定を解析する第1処理と、前記ジョブの設定に基づいて前記ジョブを中断するページを特定する第2処理と、前記特定したページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施し、前記色補正の実施後、前記中断したジョブを再開する第3処理と、を実行することを特徴とする。
本発明のプリンタコントローラ及びジョブ処理制御プログラム並びにジョブ処理制御方法によれば、ジョブを効率的に処理しつつ、色補正を適切に実施することができる。
その理由は、画像形成装置(ジョブ処理制御プログラム)は、ジョブの処理中に色補正が要求された場合に、ジョブの設定に基づいて仕上がりに違和感がないページを特定し、そのページの印刷処理が終了した段階で色補正を実施する制御を行うからである。
本発明の一実施例に係る印刷システムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るクライアント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るプリンタコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置のエンジンの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るプリンタコントローラの動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るプリンタコントローラの動作(ジョブ中断ページ特定処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置に表示される画面(色補正保留設定画面)の一例を示す図である。
背景技術で示したように、画像形成装置では、印刷ジョブの各ページに含まれる色を正確に再現するために定期的に色補正が実施されるが、ジョブの処理中に色補正のタイミングが到来した場合、ジョブの途中の任意のページで色補正を実施すると、仕上がりに違和感が生じてしまう場合がある。そこで、従来はジョブの最後まで印刷してから色補正を実施するか、ジョブを中止して色補正を実施し、色補正の結果を反映してジョブの最初のページから再印刷を実施するかのいずれかの制御を行っていた。
しかしながら、前者の場合、色補正の結果が反映されないため、適切な色で形成された印刷物を取得することができず、また、後者の場合は、印刷を初めからやり直すため、資源を無駄に消費し、ジョブを効率的に実施することができない。このような背景から、仕上がりに違和感が生じることなく、できるだけ最新の色補正の結果を反映しつつ、ジョブを効率的に実施できる仕組みの提案が求められている。
そこで、本発明の一実施の形態では、ジョブの処理中に色補正の要求を受け付けた場合に、ジョブの設定に基づいて、ジョブの途中で色補正を実施しても仕上がりに違和感が生じない適切なページを特定して、特定したページの印刷出力が完了した時点でジョブを中断する。そして、ジョブの中断後に色補正を実施し、色補正後に、印刷出力が完了していないページから色補正の結果を反映させて印刷出力を再開する。これにより、ジョブを効率的に処理しつつ、色補正を適切に実施できるようにする。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係るプリンタコントローラ及びジョブ処理制御プログラム並びにジョブ処理制御方法について、図1乃至図9を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例の印刷システムの構成を示す模式図であり、図3は、クライアント装置の構成を示すブロック図である。また、図4は、本実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図であり、図5は、本実施例の画像形成装置の構成を示すブロック図、図6は、画像形成装置のエンジンの構成を示す模式図である。また、図7及び図8は、本実施例のプリンタコントローラの動作を示すフローチャート図であり、図9は、画像形成装置に表示される画面の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システムは、イントラネット上に、通信ネットワークで接続可能なクライアント装置10、プリンタコントローラ20、画像形成装置30がそれぞれ配置される。なお、通信ネットワークの規格としてEthernet(登録商標)などを用いることができるが、プリンタコントローラ20から画像形成装置30へのデータ転送はEthernet(登録商標)以外にもIEEE1394、Parallelなどを用いることも可能である。また、図1では、プリンタコントローラ20を画像形成装置30とは別に設けているが、図2に示すように、プリンタコントローラ20が画像形成装置30に包含される構成としてもよい。以下、各装置について詳細に説明する。
[クライアント装置]
クライアント装置10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、図3(a)に示すように、制御部11と記憶部12とネットワークI/F部13と表示部14と操作部15などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aと、ROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU11aは、ROM11bや記憶部12からプログラムを読み出し、RAM11cに展開して実行することにより、クライアント装置10の全体制御を行う。
上記制御部11は、図3(b)に示すように、Windows(登録商標)やMacintosh(登録商標)などのOS(Operating System)16と、OS16上でドキュメントを作成する文書作成アプリケーション17と、文書作成アプリケーション17で作成したドキュメントのデータをプリンタコントローラ20で解釈可能な言語(PCL(Printer Control Language)やPS(Post Script)などのPDL(Page Description Language))に変換すると共に、印刷条件や後処理条件を指定して印刷ジョブを生成するプリンタドライバ18などとしても機能する。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、ドキュメントのデータ、印刷ジョブなどを格納する。
ネットワークI/F部13は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、ネットワークを介して繋がっているプリンタコントローラ20との接続を確立し、印刷ジョブなどを送信する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、ドキュメントを作成する画面、ドキュメントの印刷条件(印刷部数、紙種、片面/両面、カラー/モノクロなど)や後処理条件(タブ紙挿入やステープル、パンチなど)を設定する画面などを表示する。操作部15は、キーボードやマウス、表示部14と一体となったタッチパネルなどで構成され、ドキュメントの作成、印刷条件や後処理条件の設定などの操作を可能にする。
[プリンタコントローラ]
プリンタコントローラ20はコンピュータ装置などの制御装置であり、図4(a)に示すように、制御部21と記憶部22とネットワークI/F部23とプリンタI/F部24などで構成される。
制御部21は、CPU21aと、ROM21bやRAM21cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU21aは、ROM21bや記憶部22からプログラムを読み出し、RAM21cに展開して実行することにより、プリンタコントローラ20の全体制御を行う。
上記制御部21は、図4(b)に示すように、ジョブ設定解析部25と、RIP(Raster Image Processing)部26と、ジョブ中断ページ特定部27と、ジョブ処理制御部28などとしても機能する。
ジョブ設定解析部25は、クライアント装置10から受信した印刷ジョブのPDLコマンドを解析し、印刷部数、紙種、両面/片面、カラー/モノクロ、各ページに使用されているオブジェクト(Image/Graphic/Text)、タブ紙挿入やステープル、パンチなどの後処理などのジョブ設定を取得する。
RIP部26は、PDLデータを翻訳して中間データを生成し、中間データに対して色変換テーブルを用いて色変換を行い、レンダリングを行ってビットマップ画像データを生成する(この一連の処理をRIP処理と呼ぶ。)。また、RIP部26は、必要に応じて、ビットマップ画像データに対して、スクリーン処理、階調補正、濃度バランス調整、細線化、網点処理などを行う。そして、RIP部26は、生成したビットマップ画像データを画像形成装置30に出力し、画像形成装置30に印刷処理を実施させる。
ジョブ中断ページ特定部27は、複数ページからなるジョブの処理中に画像形成装置30から色補正要求を受けた時に、ジョブ設定解析部25が解析したジョブ設定に基づいて、ジョブの途中で色補正を実施しても仕上がりに違和感が生じないページ(以下、中断ページと呼ぶ。)を特定する。具体的には、未出力ページにカラーページが含まれているか、色補正対象の紙種の未出力ページ数が所定枚数(後述する色補正保留設定画面で設定された枚数)よりも多いか、複数部の印刷であるか、後処理の設定があるか、両面印刷であるかなどを判断し、未出力ページにカラーページが含まれている場合(必要に応じて、未出力ページ数が所定枚数よりも多い場合)、中断ページを特定する処理を実行する。例えば、印刷部数が複数の場合は、印刷中の部の最後のページを中断ページとして特定する。また、タブ紙挿入やステープル、パンチなどの後処理が設定されている場合、印刷中の章や節などの区切りの最後のページ、ステープルやパンチを行う一群のページの中の最後のページを中断ページとして特定する。また、両面印刷に設定されている場合は、裏面のページを中断ページとして特定する。また、各ページのオブジェクトを認識し、イメージオブジェクトが無くなる最後のページを中断ページとして特定する。
ジョブ処理制御部28は、画像形成装置30の印刷処理の進行状況を監視し、ジョブ中断ページ特定部27が特定した中断ページの印刷処理を終了した時点でジョブの処理を中断し、画像形成装置30に色補正のための測色を実施させる。そして、画像形成装置30から取得した測色データに基づき、測定した色が所定の色域に入るように、色変換テーブルを更新するなどの色補正を実施する。その後、中断ページの次のページからジョブを再開する。具体的には、RIP部26にビットマップ画像データを生成させ、画像形成装置30に生成したビットマップ画像データに基づく印刷処理を実行させる。その際、紙出力済みのページ(中断ページ以前のページ)に関しては、特に処理を行わないようにしてもよいが、複数部印刷の場合、これから印刷する部は更新後の色変換テーブルを適用してRIP処理を実施することが好ましいことから、紙出力済みのページに対してもRIP部26にビットマップ画像データの生成処理を実施させ、画像形成装置30には当該ページの紙出力は実施させないようにすることができる。
なお、上記ジョブ設定解析部25、RIP部26、ジョブ中断ページ特定部27、ジョブ処理制御部28(特に、ジョブ中断ページ特定部27及びジョブ処理制御部28)はハードウェアとして構成してもよいし、制御部21を、ジョブ設定解析部25、RIP部26、ジョブ中断ページ特定部27、ジョブ処理制御部28(特に、ジョブ中断ページ特定部27及びジョブ処理制御部28)として機能させるジョブ処理制御プログラムとして構成し、当該ジョブ処理制御プログラムをCPU21aに実行させるようにしてもよい。
記憶部22は、HDDやSSDなどで構成され、CPU21aが各部を制御するためのプログラム(上記ジョブ処理制御プログラムを含む。)、印刷ジョブ、ビットマップ画像データ、色変換テーブル、中断ページの情報などを記憶する。
ネットワークI/F部23は、NICやモデムなどで構成され、ネットワークを介して繋がっているクライアント装置10との接続を確立し、印刷ジョブなどを受信する。プリンタI/F部24は、画像形成装置30に接続するための専用インターフェイスであり、画像形成装置30にビットマップ画像データや指示情報を送信したり、画像形成装置30から色補正要求を受信したりする。
[画像形成装置]
画像形成装置30は、プリンタコントローラ20の指示に従って印刷を実行する複合機などであり、図5に示すように、制御部31とコントローラI/F部32とスキャン部33とパネル操作部34とプリント部35とインラインセンサ36などで構成される。
制御部31は、CPU31aと、ROM31bやRAM31cなどのメモリとで構成され、これらはバスを介して接続されている。CPU31aは、ROM31bからプログラムを読み出し、RAM31cに展開して実行することにより、画像形成装置30の全体制御を行う。また、制御部31は、カラー印刷の枚数や装置の使用時間などをカウントし、カウント値が予め定めた値になったら、色補正が必要な状態になったと判断して、プリンタコントローラ20に色補正要求を送信する。
コントローラI/F部32は、プリンタコントローラ20に接続するための専用インターフェイスであり、プリンタコントローラ20からビットマップ画像データや指示情報を受信したり、プリンタコントローラ20に色補正要求を送信したりする。
スキャン部33は、原稿台上に載置された原稿から画像データを光学的に読み取る部分であり、原稿を走査する光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサと、電気信号をA/D変換するA/D変換器等により構成され、プリント部35が出力した測色用紙の各部を測色して測色データとして出力する。
パネル操作部34は、LCDなどの表示部上に格子状の透明電極からなるタッチセンサが形成されたタッチパネルであり、後述する色補正保留設定画面を含む各種画面を表示すると共に、上記画面での各種操作を可能にする。
プリント部35は、ビットマップ画像データに基づいて印刷処理を実行する。具体的には、図6に示すように、画像データに基づいてレーザ光を照射して露光する露光部と、感光体ドラムと現像装置と帯電装置と感光体クリーニング部と1次転写ローラとを備え、CMYKの各色のトナー像を形成する画像形成部と、ローラによって回転され、画像形成部で形成されたトナー像を用紙に搬送する中間転写体として機能する中間ベルトと、中間ベルト上に形成されたトナー像を用紙に転写する2次転写ローラと、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着部と、用紙を搬送する給紙ローラやレジストローラ、ループローラ、反転ローラ、排紙ローラ等の搬送部などで構成される。
インラインセンサ36は、必要に応じて、上記定着部と排紙トレイとの間の用紙の搬送経路に設けられた、例えばRGBの3種類のセンサで構成され、プリント部35が印刷した測色用紙の各部を測色して測色データとして出力する。
なお、図1乃至図6は本実施例の印刷システムの一例であり、中断ページを特定し、中断ページの紙出力が完了した時点でジョブを中断して色補正を実施し、色補正後に中断したジョブを再開する制御が可能な限りにおいて、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
次に、上記構成の印刷システムにおける通常の印刷動作について概説する。
まず、印刷を行うための原稿は、クライアント装置10に予めインストールされた文書作成アプリケーション17(例えば、Microsoft(登録商標)社のWord(登録商標)、Excel(登録商標)など)により作成される。文書作成アプリケーション17によって作成されたアプリケーションファイル形式のデータは、プリンタドライバ18によりPDLファイル形式のPDLデータに変換され、イントラネットを経由してプリンタコントローラ20に送信される。その際、プリンタドライバ18の設定によりPDLデータに画像形成装置30固有の後処理を行うための指示を設定する。
プリンタコントローラ20はPDLデータを受信し、PDLデータは到着順にプリンタコントローラ20内に配置され、ジョブ設定解析部25によりジョブの設定が解析され、RIP部26によりビットマップ画像データに変換される。そして、ビットマップ画像データと共にジョブ設定に基づく指示情報が画像形成装置30に送信され、画像形成装置30はビットマップ画像データ及び指示情報に従って印刷処理を実行する。
次に、上記印刷ジョブの処理中に色補正要求を受けた場合のプリンタコントローラ20の動作の一例について説明する。CPU21aは、ROM21b又は記憶部22に記憶したジョブ処理制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、図7及び図8のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、画像形成装置30の制御部31は、カラー印刷の枚数や装置の使用時間などをカウントすることによって、自動的に色補正の要否を判断し、色補正が必要な状態になったと判断した場合、プリンタコントローラ20に対して自動色補正要求を送信するものとする。
まず、プリンタコントローラ20は、クライアント装置10から印刷ジョブ(PDLデータ)を受け付け(S101)、ジョブ設定解析部25は、PDLデータを翻訳し、RIP部26は、ビットマップ画像データに展開する等の処理を開始し、印刷ジョブを実行する。印刷ジョブの実行中、制御部21(ジョブ中断ページ特定部27)は、画像形成装置30からの自動色補正要求を監視し(S103)、自動色補正要求を受信しなければ、S102に戻って印刷ジョブの処理を継続する。
印刷ジョブの実行中に画像形成装置30からの自動色補正要求を受信した場合は、制御部21(ジョブ中断ページ特定部27)は、中断ページを特定するために、ジョブ設定解析部25から実行中のジョブのジョブ設定(印刷部数や紙種、片面/両面、カラー/モノクロ、後処理の有無など)を取得し(S104)、取得したジョブ設定に基づいて、中断ページを特定する(S105)。このステップの詳細は後述する。
次に、制御部21(ジョブ処理制御部28)は、ジョブの処理状態(紙出力が完了したページ)を監視し、上記ジョブ中断ページ特定処理で特定した中断ページの紙出力が完了したら、印刷ジョブを中断する(S106)。その際、制御部21(ジョブ処理制御部28)は、ジョブ中断時の紙出力済の部数やページ数を取得し、記憶部22などに格納しておく。
印刷ジョブの中断後、制御部21(ジョブ処理制御部28)は、自動色補正要求の対象の紙種に対して色補正を実行する(S107)。具体的には、制御部21(ジョブ処理制御部28)は、画像形成装置30に測色用紙(例えば、その紙種の用紙にカラーパッチを配列したカラーチャート)などの出力を指示し、プリント部35は測色用紙を印刷し、スキャン部33又はインラインセンサ36は測色用紙を測色して測色データをプリンタコントローラ20に送信する。そして、制御部21(ジョブ処理制御部28)は、測色した色が予め定めた色域に入るように色変換テーブルを更新する。色補正対象の紙種が複数ある場合は(S108のNo)、S107に戻り、色補正を繰り返す。
全ての自動色補正の対象の紙種に対して色補正を完了したら(S108のYes)、RIP部26は、更新した色変換テーブルを用いてRIP処理を開始する。このとき、中断ページ以前のページに関しては更新前の色変換テーブルを用いてRIP処理済みであるが、複数部数印刷する場合、これから印刷する部は更新後の色変換テーブルを用いてRIP処理を実施することが好ましい。そこで、本実施例では、RIP部26は、更新した色変換テーブルを用いて印刷ジョブの最初のページからRIPを開始する(S109)。そして、RIP部26は、未出力のページ(中断ページよりも後のページ)のRIP処理を開始したら(S110のYes)、画像形成装置30に当該ページの紙出力を開始させ(S111)、ジョブ設定分の紙出力が完了したら(S112のYes)、一連の印刷ジョブを終了する。
次に、S105のジョブ中断ページ特定処理について、図8のフローチャート図を参照して説明する。
まず、ジョブ中断ページ特定部27は、必要に応じて、色補正保留設定が行われているか(色補正要求に対してジョブ処理の中断を保留するように設定されているか)を確認する(S201)。この色補正保留設定の詳細は後述するが、例えば、図9に示すような色補正保留設定画面40で設定することができる。色補正保留設定が行われていない場合、S213にスキップし、ジョブ中断ページ特定部27は、現在印刷処理を行っているページを中断ページとして特定し、ジョブ処理制御部28は、ジョブの制御方法を「すぐ中断」に決定する。
色補正保留設定が行われている場合は、ジョブ中断ページ特定部27は、実行中の印刷ジョブの未出力ページにカラーページが含まれているか否かを確認する(S202)。未出力ページにカラーページが含まれていない場合、すぐに色補正を実施する必要はないため、S207にスキップし、ジョブ中断ページ特定部27は、中断ページを特定せず、ジョブ処理制御部28は、ジョブの制御方法を「色設定保留」に決定する。
未出力ページにカラーページが含まれている場合は、色補正が必要であるため、ジョブ中断ページ特定部27は、ジョブの設定から、実行中の印刷ジョブの色補正対象の紙種を取得し(S203)、当該印刷ジョブに含まれる紙種毎の未出力ページ数を取得する(S204)。そして、ジョブ中断ページ特定部27は、ジョブ設定から、中断ページを特定するための情報(部数、後処理条件、両面/片面など)を抽出する(S205)。
次に、ジョブ中断ページ特定部27は、S204で取得した未出力ページ数と色補正保留設定画面で設定された色補正保留枚数とを比較し(S206)、未出力ページ数が色補正保留枚数以下の場合は(S206のNo)、色補正を実施しないで最後まで印刷した方が効率的であると考えられるため、中断ページを特定せず、ジョブ処理制御部28は、ジョブの制御方法を「色設定保留」に決定する(S207)。
未出力ページ数が色補正保留枚数よりも多い場合(S206のYes)、色補正を適切に実施するために、ジョブ中断ページ特定部27は、印刷中のジョブが1部印刷であるか否かを判断し(S208)、印刷中のジョブが複数部印刷の場合は(S208のNo)、部の途中で色補正を実施せず、印刷中の部の最終ページを中断ページとして特定し、ジョブ処理制御部28は、ジョブの制御方法を「部の最終ページまで印刷して中断」に決定する(S209)。
印刷中のジョブが1部印刷の場合(S208のYes)、ジョブ中断ページ特定部27は、印刷中のジョブに後処理(タブ紙挿入やステープル、パンチ)が設定されているか(すなわち、章や節などの区切りが設定されているか)否かを判断し(S210)、後処理設定がされている場合は(S210のYes)、章や節などの区切りの最終ページを中断ページとして特定し、ジョブ処理制御部28は、ジョブの制御方法を「章の最終ページまで印刷して中断」に決定する(S211)。
後処理が設定されていない場合(S210のNo)、ジョブ中断ページ特定部27は、印刷中のジョブが両面印刷であるか否かを判断し(S212)、片面印刷の場合は(S212のNo)、現在印刷処理を行っているページを中断ページとして特定し、ジョブ処理制御部28は、ジョブの制御方法を「すぐ中断」に決定する(S213)。また、両面印刷の場合は(S212のYes)、現在印刷処理を行っているページの裏面ページを中断ページとして特定し、ジョブ処理制御部28は、ジョブの制御方法を「裏面ページまで印刷して中断」に決定する(S214)。
そして、ジョブ中断ページ特定部27は、色補正要求がされたジョブ内の全ての紙種についてジョブ中断ページ特定処理を終えたか確認し(S215)、ジョブ中断ページ特定処理を終えてなければ、S206に戻って同様の処理を繰り返し、ジョブ中断ページ特定処理を終えたらサブルーチンの一連の処理を終了する。
次に、色補正保留設定について、図9を参照して説明する。図9は、画像形成装置30のパネル操作部34に表示される色補正保留設定画面40(GUI:Graphical User Interface)の一例であり、ユーザはパネル操作部34を操作することにより、色補正処理を保留するか否かを設定することができる。
図中の41は、色補正保留設定を実施するかしないかを選択する第1選択欄である。この第1選択欄41で「する」を選択した場合、図中の42の、紙種毎に保留ページを設定するかしないかを選択する第2選択欄が表示される。この第2選択欄42で「する」を選択した場合、図中の43の、紙種毎に残ページ数を設定する個別設定欄が設定できるようになる。一方、第2選択欄42で「しない」を選択した場合、全ての紙種に対して同じ残ページ数が適用される。
例えば、普通紙に「50」、上質紙に「30」と入力し、普通紙と上質紙を含む印刷ジョブで両方の紙種に対して色補正要求があった場合、図8のフローチャート図のS206で、印刷ジョブの未出力ページの中の普通紙のページが50ページ以下の場合は普通紙に対する色補正を保留し、51ページ以上の場合は普通紙に対する色補正を実施する。また、未出力ページの中の上質紙のページが30ページ以下の場合は上質紙に対する色補正を保留し、31ページ以上の場合は上質紙に対する色補正を実施する。そして、色補正を保留した場合は、印刷ジョブの完了後に保留した紙種に対する色補正を実施する。
以上説明したように、印刷ジョブの実行中の色補正要求を受けた場合に、ジョブ設定や色補正保留設定画面40の設定に基づいて中断ページを特定し、特定した中断ページの紙出力が行われた時点でジョブを中断して色補正を実施し、色補正実施後にジョブを再開して残りのページの紙出力を実施することにより、仕上がりに違和感の生じない印刷物を得ることができ、ジョブを効率的に処理しつつ、色補正を適切に実施することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、印刷システム及び各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、中断ページを特定するジョブの設定として、印刷部数、紙種、片面/両面、カラー/モノクロ、後処理を例示したが、色補正を実施しても仕上がりに違和感が生じないページを特定可能な任意の設定を利用することができる。
また、上記実施例では、色補正に際して、画像形成装置30のスキャン部33又はプリント部35に設けたインラインセンサ36を用いて測色を行ったが、印刷システムに測色器を設置し、測色器に測色を実施させるようにしてもよい。
本発明は、画像形成装置を制御するプリンタコントローラ及び当該プリンタコントローラで動作するジョブ処理制御プログラム並びに当該ジョブ処理制御プログラムを記録した記録媒体並びにジョブ処理制御方法に利用可能である。
10 クライアント装置
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 ネットワークI/F部
14 表示部
15 操作部
16 OS
17 文書作成アプリケーション
18 プリンタドライバ
20 プリンタコントローラ
21 制御部
21a CPU
21b ROM
21c RAM
22 記憶部
23 ネットワークI/F部
24 プリンタI/F部
25 ジョブ設定解析部
26 RIP部
27 ジョブ中断ページ特定部
28 ジョブ処理制御部
30 画像形成装置
31 制御部
31a CPU
31b ROM
31c RAM
32 コントローラI/F部
33 スキャン部
34 パネル操作部
35 プリント部
36 インラインセンサ
40 色補正保留設定画面
41 第1選択欄
42 第2選択欄
43 個別設定欄

Claims (24)

  1. ジョブに対して色変換及びレンダリングを含むRIP処理を実施し、RIP処理後の画像データを画像形成装置に送信して印刷出力を指示するRIP部を備え、前記色変換に際して参照するテーブルを更新する色補正が実施可能なプリンタコントローラであって、
    複数ページからなるジョブの処理中に前記色補正を実施する際に、前記ジョブの設定を解析するジョブ設定解析部と、
    前記ジョブの設定に基づいて前記ジョブを中断するページを特定するページ特定部と、
    前記特定したページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施し、前記色補正の実施後、前記中断したジョブを再開するジョブ処理制御部と、を備える、
    ことを特徴とするプリンタコントローラ。
  2. 前記ジョブ処理制御部は、前記色補正の実施後、前記特定したページ以前のページに対して、前記色補正の結果を反映して更新したテーブルを参照して前記RIP処理のみを実施し、前記特定したページより後のページに対して、前記更新したテーブルを参照して前記RIP処理を実施すると共に、当該ページの印刷出力を指示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタコントローラ。
  3. 前記ページ特定部は、前記ジョブで指定された印刷部数が複数部の場合、現在印刷中の部の最終ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記ジョブ処理制御部は、現在印刷中の部の最終ページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンタコントローラ。
  4. 前記ページ特定部は、前記ジョブで後処理が指定されている場合は、前記後処理で規定される区切りの最終ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記ジョブ処理制御部は、前記区切りの最終ページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンタコントローラ。
  5. 前記ページ特定部は、前記ジョブで両面印刷が指定されている場合は、現在印刷中の用紙の裏面ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記ジョブ処理制御部は、前記裏面ページの印刷が完了し、当該用紙が出力された後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンタコントローラ。
  6. 前記ページ特定部は、前記ジョブの少なくとも1ページにイメージオブジェクトを含む場合は、前記イメージオブジェクトを含む最終ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記ジョブ処理制御部は、前記イメージオブジェクトの最終ページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンタコントローラ。
  7. 前記ページ特定部は、前記色補正の実施を保留する保留ページ数が予め設定されている場合は、印刷出力が行われていない未出力ページ数と前記保留ページ数とを比較し、前記未出力ページ数が前記保留ページ数よりも多い場合に、前記ジョブを中断するページを特定する、
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一に記載のプリンタコントローラ。
  8. 前記色補正が紙種毎に実施可能であり、前記保留ページ数が紙種毎に設定可能な場合、
    前記ジョブ処理制御部は、前記ページ特定部が前記ジョブを中断するページを特定しなかった紙種に対しては、前記ジョブの完了後に前記色補正を実施し、前記色補正の実施後、前記紙種のページに対して、前記色補正の結果を反映して更新したテーブルを参照して前記RIP処理を実施する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のプリンタコントローラ。
  9. ジョブに対して色変換及びレンダリングを含むRIP処理を実施し、RIP処理後の画像データを画像形成装置に送信して印刷出力を指示する機能を備え、前記色変換に際して参照するテーブルを更新する色補正が実施可能なプリンタコントローラで動作するジョブ処理制御プログラムであって、
    前記プリンタコントローラに、
    複数ページからなるジョブの処理中に前記色補正を実施する際に、
    前記ジョブの設定を解析する第1処理、
    前記ジョブの設定に基づいて前記ジョブを中断するページを特定する第2処理、
    前記特定したページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施し、前記色補正の実施後、前記中断したジョブを再開する第3処理、を実行させる、
    ことを特徴とするジョブ処理制御プログラム。
  10. 前記第3処理では、前記色補正の実施後、前記特定したページ以前のページに対して、前記色補正の結果を反映して更新したテーブルを参照して前記RIP処理のみを実施し、前記特定したページより後のページに対して、前記更新したテーブルを参照して前記RIP処理を実施すると共に、当該ページの印刷出力を指示する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のジョブ処理制御プログラム。
  11. 前記第2処理では、前記ジョブで指定された印刷部数が複数部の場合、現在印刷中の部の最終ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記第3処理では、現在印刷中の部の最終ページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載のジョブ処理制御プログラム。
  12. 前記第2処理では、前記ジョブで後処理が指定されている場合は、前記後処理で規定される区切りの最終ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記第3処理では、前記区切りの最終ページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載のジョブ処理制御プログラム。
  13. 前記第2処理では、前記ジョブで両面印刷が指定されている場合は、現在印刷中の用紙の裏面ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記第3処理では、前記裏面ページの印刷が完了し、当該用紙が出力された後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載のジョブ処理制御プログラム。
  14. 前記第2処理では、前記ジョブの少なくとも1ページにイメージオブジェクトを含む場合は、前記イメージオブジェクトを含む最終ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記第3処理では、前記イメージオブジェクトの最終ページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載のジョブ処理制御プログラム。
  15. 前記第2処理では、前記色補正の実施を保留する保留ページ数が予め設定されている場合は、印刷出力が行われていない未出力ページ数と前記保留ページ数とを比較し、前記未出力ページ数が前記保留ページ数よりも多い場合に、前記ジョブを中断するページを特定する、
    ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一に記載のジョブ処理制御プログラム。
  16. 前記色補正が紙種毎に実施可能であり、前記保留ページ数が紙種毎に設定可能な場合、
    前記第3処理では、前記第2処理で前記ジョブを中断するページを特定しなかった紙種に対しては、前記ジョブの完了後に前記色補正を実施し、前記色補正の実施後、前記紙種のページに対して、前記色補正の結果を反映して更新したテーブルを参照して前記RIP処理を実施する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のジョブ処理制御プログラム。
  17. ジョブに対して色変換及びレンダリングを含むRIP処理を実施し、RIP処理後の画像データを画像形成装置に送信して印刷出力を指示する機能を備え、前記色変換に際して参照するテーブルを更新する色補正が実施可能なプリンタコントローラにおけるジョブ処理制御方法であって、
    複数ページからなるジョブの処理中に前記色補正を実施する際に、
    前記ジョブの設定を解析する第1処理と、
    前記ジョブの設定に基づいて前記ジョブを中断するページを特定する第2処理と、
    前記特定したページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施し、前記色補正の実施後、前記中断したジョブを再開する第3処理と、を実行する、
    ことを特徴とするジョブ処理制御方法。
  18. 前記第3処理では、前記色補正の実施後、前記特定したページ以前のページに対して、前記色補正の結果を反映して更新したテーブルを参照して前記RIP処理のみを実施し、前記特定したページより後のページに対して、前記更新したテーブルを参照して前記RIP処理を実施すると共に、当該ページの印刷出力を指示する、
    ことを特徴とする請求項17に記載のジョブ処理制御方法。
  19. 前記第2処理では、前記ジョブで指定された印刷部数が複数部の場合、現在印刷中の部の最終ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記第3処理では、現在印刷中の部の最終ページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載のジョブ処理制御方法。
  20. 前記第2処理では、前記ジョブで後処理が指定されている場合は、前記後処理で規定される区切りの最終ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記第3処理では、前記区切りの最終ページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載のジョブ処理制御方法。
  21. 前記第2処理では、前記ジョブで両面印刷が指定されている場合は、現在印刷中の用紙の裏面ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記第3処理では、前記裏面ページの印刷が完了し、当該用紙が出力された後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載のジョブ処理制御方法。
  22. 前記第2処理では、前記ジョブの少なくとも1ページにイメージオブジェクトを含む場合は、前記イメージオブジェクトを含む最終ページを、前記ジョブを中断するページとして特定し、
    前記第3処理では、前記イメージオブジェクトの最終ページの印刷出力が完了した後、前記ジョブを中断して前記色補正を実施する、
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載のジョブ処理制御方法。
  23. 前記第2処理では、前記色補正の実施を保留する保留ページ数が予め設定されている場合は、印刷出力が行われていない未出力ページ数と前記保留ページ数とを比較し、前記未出力ページ数が前記保留ページ数よりも多い場合に、前記ジョブを中断するページを特定する、
    ことを特徴とする請求項19乃至22のいずれか一に記載のジョブ処理制御方法。
  24. 前記色補正が紙種毎に実施可能であり、前記保留ページ数が紙種毎に設定可能な場合、
    前記第3処理では、前記第2処理で前記ジョブを中断するページを特定しなかった紙種に対しては、前記ジョブの完了後に前記色補正を実施し、前記色補正の実施後、前記紙種のページに対して、前記色補正の結果を反映して更新したテーブルを参照して前記RIP処理を実施する、
    ことを特徴とする請求項23に記載のジョブ処理制御方法。
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