JP2016038826A - 信号制御パラメータ演算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 信号機の点灯状態の制御パラメータの演算に要する手間を低減可能な信号制御パラメータ演算装置を提供する。【解決手段】 信号制御パラメータ演算装置(5)が、車載装置(3)から車両(2)の走行状態を表す走行状態情報を取得する。続いて、信号制御パラメータ演算装置(5)が、取得した走行状態情報を用いて、選択した対象信号機とこの対象信号機に隣接する交通流上流側の信号機との間の道路区間である対象区間を、実際に走行した場合にかかる時間(対象区間実走行時間)から設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(対象区間推定走行時間)を減算した減算結果である遅れ時間(対象区間遅れ時間)を算出する。続いて、信号制御パラメータ演算装置(5)が、算出した対象区間遅れ時間を用いて、対象信号機の点灯状態の制御パラメータを演算する。【選択図】図1

Description

本発明は、信号制御パラメータ演算装置に関する。
従来、信号制御パラメータ演算装置としては、例えば、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載の技術では、道路上方に設置された車両感知器から得られる道路の交通量や占有率(交通調査の結果)を用いて、信号機の点灯状態の制御パラメータ(以下、「信号制御パラメータ」とも呼ぶ)を演算する。そして、演算した信号制御パラメータに従って、信号機の点灯状態を制御する。これにより、円滑な交通流を実現できる。
特開2012−32866号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、演算した信号制御パラメータと実際の交通流とが合致しない場合には、制御パラメータを見直すために、再度交通量調査を行う必要があった。それゆえ、多くの手間(コスト、時間)がかかる可能性があった。
本発明は、上記のような点に着目し、信号機の点灯状態の制御パラメータの演算に要する手間を低減可能な信号制御パラメータ演算装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、車載装置から車両の走行状態を表す走行状態情報を取得する。続いて、取得した走行状態情報を用いて、選択した対象信号機と該対象信号機に隣接する交通流上流側の信号機との間の道路区間である対象区間を、実際に走行した場合にかかる時間から予め定めた設定速度で走行する場合にかかると推定される時間を減算した減算結果である遅れ時間を算出する。続いて、算出した遅れ時間を用いて、対象信号機の点灯状態の制御パラメータを演算する。
本発明の一態様では、車載装置から取得される走行状態情報をもとに遅れ時間を算出し、算出した遅れ時間をもとに対象信号機の点灯状態の制御パラメータの演算を行う。そのため、例えば、交通量調査をもとに信号機の点灯状態の制御パラメータを演算する方法に比べ、信号機の点灯状態の制御パラメータの演算に要する手間を低減できる。
実施形態に係る信号制御パラメータ演算システム1の概略構成を表す概念図である。 地図情報を説明するための図である。 サイクルの設定方法を説明するための図である。 スプリットの設定方法を説明するための図である。 オフセットの設定方法を説明するための図である。 信号制御パラメータ演算処理を表すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態は、本発明を、信号制御パラメータ演算システム1に適用したものである。
(構成)
図1に示すように、信号制御パラメータ演算システム1は、複数台の車両2が搭載する車載装置3と、交通管制センタ4が有する信号制御パラメータ演算装置5とを備える。車載装置3と信号制御パラメータ演算装置5とは、通信路を介して情報の送受信を行う。
(車載装置3の構成)
車載装置3は、走行状態情報検出部6と、記憶部7と、送信部8とを備える。
走行状態情報検出部6は、車両2が備える各種のセンサ(不図示)で検出した、車両2の走行状態を表す情報(以下、「走行状態情報」とも呼ぶ)を取得する。走行状態情報としては、例えば、車両2の現在位置、車速がある。走行状態情報の取得は、例えば、予め定めた設定時間間隔(例えば、6秒間隔)で行う。そして、走行状態情報検出部6は、取得した走行状態情報を記憶部7に出力する。
記憶部7は、走行状態情報検出部6から走行状態情報を取得する。そして、記憶部7は、取得した走行状態情報に車両2の車両IDを関連づけて記憶する。車両IDとしては、例えば、車両2を一意に特定可能とする識別符号がある。
送信部8は、記憶部7が記憶している走行状態情報を取得する。そして、送信部8は、取得した走行状態情報を信号制御パラメータ演算装置5に送信する。走行状態情報の送信は、例えば、光ビーコンとこの光ビーコンの周辺装置とを通信路として用いる場合には、車両Cが光ビーコンの投光器の通信ゾーンに進入するたびに行う構成とする。
(信号制御パラメータ演算装置5の構成)
信号制御パラメータ演算装置5は、走行状態情報取得部9と、走行状態情報記憶部10と、地図情報記憶部11と、遅れ時間算出部12と、交差道路側遅れ時間算出部13と、第2車線側遅れ時間算出部14と、制御パラメータ演算部15と、制御パラメータ提示部16とを備える。
走行状態情報取得部9は、複数台の車両2の車載装置3それぞれから走行状態情報(車両2の現在位置、車速、車両ID)を取得(受信)する。そして、走行状態情報取得部9は、取得した走行状態情報を走行状態情報記憶部10に出力する。
走行状態情報記憶部10は、走行状態情報取得部9から走行状態情報を取得する。そして、走行状態情報記憶部10は、取得した走行状態情報を記憶する。これにより、走行状態情報記憶部10は、複数台の車両2の走行状態情報を蓄積する。
地図情報記憶部11は、予め定めた地図情報を記憶している。地図情報としては、例えば、図2に示すように、複数の信号機17の位置、隣接する2つの信号機17で挟まれた小区間(以下、「道路区間」とも呼ぶ)の位置、各道路区間の法定速度がある。
遅れ時間算出部12は、複数の信号機17のうちから、信号制御パラメータの設定を行う信号機(以下、「対象信号機」とも呼ぶ)18を選択する。信号制御パラメータとしては、例えば、サイクル、スプリット、オフセットがある。ここで、サイクルとしては、対象信号機18の信号灯の点灯状態(青色→黄色→赤色)が一巡する時間がある。また、スプリットとしては、例えば、対象信号機18のサイクルに対して、対象信号機18が青信号と黄信号とを点灯する合計時間の比率(合計時間/サイクル)がある。さらに、オフセットとしては、例えば、対象信号機18に隣接する信号機17のうち第1車線(後述)の交通流上流側の信号機17における青信号の点灯が開始されてから、対象信号機18における青信号の点灯が開始されるまでの時間がある。またその際、遅れ時間算出部12は、信号制御パラメータの設定を行う曜日・時間(以下、「対象日時」とも呼ぶ)も併せて選択する。
続いて、遅れ時間算出部12は、走行状態情報記憶部10が記憶している走行状態情報を用いて、選択した対象信号機18とこの対象信号機18に隣接する交通流上流側の信号機17との間の道路区間(以下、「対象区間」とも呼ぶ)を実際に走行した場合にかかる時間(以下、「対象区間実走行時間」とも呼ぶ)を算出する。なお、遅れ時間算出部12は、対象日時の対象区間実走行時間を算出する。また、遅れ時間算出部12は、対象区間を走行した車両Cの走行状態情報群が複数存在する場合には、車両Cが対象区間を実際に走行した場合にかかる時間の平均値を対象区間実走行時間として算出する。
通常は、対象区間に、対象信号機18に向かう車線(以下、「第1車線」とも呼ぶ)に加え、この第1車線と反対方向に向かう車線(以下、「第2車線」とも呼ぶ)がある場合が多いから、第1車線を実際に走行した場合にかかる時間を対象区間実走行時間とする。
続いて、遅れ時間算出部12は、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、対象区間を予め定めた設定速度(例えば、法定速度。40[km/h])で走行する場合にかかると推定される時間(以下、「対象区間推定走行時間」とも呼ぶ)を算出する。
通常は、対象区間に、対象信号機18に向かう車線(第1車線)に加え、この第1車線と反対方向に向かう車線(第2車線)がある場合が多いから、第1車線を設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間を対象区間推定走行時間とする。
続いて、遅れ時間算出部12は、算出した対象区間実走行時間から、算出した対象区間推定走行時間を減算した減算結果(以下、「対象区間遅れ時間」とも呼ぶ)を算出する。
交差道路側遅れ時間算出部13は、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、対象区間が交差点に流入する道路区間であるか否かを判定する。そして、交差道路側遅れ時間算出部13は、交差点に流入する道路区間であると判定した場合、走行状態情報記憶部10が記憶している走行状態情報を用いて、この交差点で対象区間と交差する道路(以下、「交差道路」とも呼ぶ)のうち対象信号機18近傍に設置された信号機17とこの信号機17に隣接する交通流上流側(交差道路の交通流上流側)の信号機17との間の道路区間(以下、「交差道路区間」とも呼ぶ)を実際に走行した場合にかかる時間(以下、「交差道路実走行時間」とも呼ぶ)を算出する。なお、交差道路側遅れ時間算出部13は、対象日時の交差道路実走行時間を算出する。
続いて、交差道路側遅れ時間算出部13は、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、交差道路区間を予め定めた設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(以下、「交差道路推定走行時間」とも呼ぶ)を算出する。続いて、交差点側遅れ時間算出部14は、算出した交差道路実走行時間から、算出した交差道路推定走行時間を減算した減算結果(以下、「交差道路側遅れ時間」とも呼ぶ)を算出する。
第2車線側遅れ時間算出部14は、対象区間に第1車線に加え、この第1車線と反対方向に向かう車線(第2車線)があるか否かを判定する。そして、第2車線側遅れ時間算出部14は、第1車線に加え第2車線があると判定した場合、走行状態情報記憶部10が記憶している走行状態情報を用いて、第2車線を実際に走行した場合にかかる時間(以下、「第2車線実走行時間」とも呼ぶ)を算出する。なお、第2車線側遅れ時間算出部14は、対象日時の第2車線実走行時間を算出する。なお、第2車線側遅れ時間算出部14は、第2車線を走行した車両Cの走行状態情報群が複数存在する場合には、車両Cが第2車線を実際に走行した場合にかかる時間の平均値を第2車線実走行時間として算出する。
続いて、第2車線側遅れ時間算出部14は、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、第2車線を予め定めた設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(以下、「第2車線推定走行時間」とも呼ぶ)を算出する。続いて、第2車線側遅れ時間算出部14は、算出した第2車線実走行時間から、算出した第2車線推定走行時間を減算した減算結果(以下、「第2車線側遅れ時間」とも呼ぶ)を算出する。
制御パラメータ演算部15は、遅れ時間算出部12で算出した対象区間遅れ時間を用いて、遅れ時間算出部12で選択した対象信号機18の信号制御パラメータを演算する。
具体的には、制御パラメータ演算部15は、対象区間が重要交差点に流入する道路区間であるか否かを判定する。重要交差点としては、例えば、大きい幹線道路が相互に交差する交差点がある。そして、制御パラメータ演算部15は、重要交差点に流入する道路区間であると判定した場合、遅れ時間算出部12で算出した対象区間遅れ時間が長いほど、対象信号機18のサイクルを長くする。具体的には、制御パラメータ演算部15は、図3に示すように、対象区間区遅れ時間が0以上で且つ第1設定値T1(>0)未満である場合にはサイクルパターンC1が表すサイクルTC1(>0)を対象信号機18のサイクルとする。以下同様に、制御パラメータ演算部15は、対象区間区遅れ時間が第1設定値T1以上で且つ第2設定値T2(>T1)未満である場合にはサイクルパターンC2が表すサイクルTC2(>TC1)を対象信号機18のサイクルとし、対象区間区遅れ時間が第2設定値T2以上で且つ第3設定値T3(>T2)未満である場合にはサイクルパターンC3が表すサイクルTC3(>TC2)を対象信号機18のサイクルとする。
また、制御パラメータ演算部15は、対象区間区遅れ時間が第3設定値T3以上で且つ第4設定値T4(>T3)未満である場合にはサイクルパターンC4が表すサイクルTC4(>TC3)を対象信号機18のサイクルとし、対象区間区遅れ時間が第4設定値T4以上で且つ第5設定値T5(>T4)未満である場合にはサイクルパターンC5が表すサイクルTC5(>TC4)を対象信号機18のサイクルとする。さらに、制御パラメータ演算部15は、対象区間区遅れ時間が第5設定値T5以上で且つ第6設定値T6(>T5)未満である場合にはサイクルパラメータC6が表すサイクルTC6(>TC5)を対象信号機18のサイクルとし、対象区間区遅れ時間が第6設定値T6以上で且つ第7設定値T7(>T6)未満である場合にはサイクルパターンC7が表すサイクルTC7(>TC6)を対象信号機18のサイクルとし、対象区間区遅れ時間が第7設定値T7以上で且つ第8設定値T8(>T7)未満である場合にはサイクルパターンC8が表すサイクルTC8(>TC7)を対象信号機18のサイクルとする。
また、制御パラメータ演算部15は、対象区間が交差点に流入する道路区間である場合に、遅れ時間算出部12で算出した対象区間遅れ時間が、交差道路側遅れ時間算出部13で算出した交差道路側遅れ時間より長いほど、対象信号機18のスプリットを大きくする。具体的には、制御パラメータ演算部15は、図4に示すように、対象区間遅れ時間と交差道路側遅れ時間との合計値に対し対象区間遅れ時間の比率が第1設定値(例えば、30%)未満である場合にはスプリットSaを対象信号機18のスプリットとする。
以下同様に、制御パラメータ演算部15は、対象区間遅れ時間の比率が第1設定値以上で且つ第2設定値(>第1設定値。例えば、60%)未満である場合にはスプリットSb(>Sa)を対象信号機18のスプリットとする。また、制御パラメータ演算部15は、対象区間遅れ時間の比率が第2設定値(60%)以上である場合にはスプリットSc(>Sb)を対象信号機18のスプリットとする。
さらに、制御パラメータ演算部15は、対象区間に第1車線に加え第2車線があると判定した場合に、遅れ時間算出部12で算出した対象区間遅れ時間が、第2車線側遅れ時間算出部14で算出した第2車線側遅れ時間より長いほど、対象信号機18のオフセットを短くする。具体的には、制御パラメータ演算部15は、図5に示すように、対象区間遅れ時間と第2車線側遅れ時間との合計値に対し対象区間遅れ時間の比率が第1設定値(例えば、30%)未満である場合にはオフセットOaを対象信号機18のオフセットとする。
以下同様に、制御パラメータ演算部15は、対象区間遅れ時間の比率が第1設定値以上で且つ第2設定値(>第1設定値。例えば、60%)未満である場合にはオフセットOb(>Oa)を対象信号機18のオフセットとする。また、制御パラメータ演算部15は、対象区間遅れ時間の比率が第2設定値(60%)以上である場合にはオフセットOc(>Ob)を対象信号機18のオフセットとする。
制御パラメータ提示部16は、制御パラメータ演算部15で設定したサイクル、スプリット、オフセットをディスプレイに表示する。なお、制御パラメータ提示部16は、対象区間が重要交差点に流入する道路区間ではない場合には、対象区間が属しているサブエリアの核となる重要交差点の信号機17のサイクルを対象信号機18のサイクルとしてディスプレイに表示する構成としてもよい。これにより、制御パラメータ提示部16は、対象日時における対象信号機18の信号制御パラメータをオペレータに提示する。
(演算処理)
次に、本実施形態の信号制御パラメータ演算装置5が実行する演算処理(以下、「信号制御パラメータ演算処理」とも呼ぶ)について説明する。信号制御パラメータ演算処理は、オペレータが、信号制御パラメータ演算装置5を操作し、信号制御パラメータの設定を行う信号機(対象信号機)18と対象日時とを選択するたびに実行される。
図6に示すように、ステップS101では、信号制御パラメータ演算装置5(遅れ時間算出部12)は、オペレータによる対象信号機18の選択結果に従い、複数の信号機17のうちから、信号制御パラメータの設定を行う対象信号機18を選択する。続いて、信号制御パラメータ演算装置5(遅れ時間算出部12)は、オペレータによる対象日時の選択結果に従い、信号制御パラメータの設定を行う対象日時を選択する。
続いてステップS102に移行して、信号制御パラメータ演算装置5(遅れ時間算出部12)は、走行状態情報記憶部10が記憶している走行状態情報を用いて、ステップS101で選択した対象信号機18とこの対象信号機18に隣接する交通流上流側の信号機17との間の道路区間(対象区間)を実際に走行した場合にかかる時間(対象区間実走行時間)を算出する。なお、遅れ時間算出部12は、対象日時の対象区間実走行時間を算出する。通常、対象区間に、対象信号機18に向かう第1車線に加え、この第1車線と反対方向に向かう第2車線がある場合が多いから、第1車線を実際に走行した場合にかかる時間を対象区間実走行時間とする。
続いて、信号制御パラメータ演算装置5(遅れ時間算出部12)は、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、対象区間を予め定めた設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(対象区間推定走行時間)を算出する。通常、対象区間に、対象信号機18に向かう第1車線に加え、この第1車線と反対方向に向かう第2車線がある場合が多いから、第1車線を設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間を対象区間推定走行時間とする。
続いて、信号制御パラメータ演算装置5(遅れ時間算出部12)は、算出した対象区間実走行時間から、算出した対象区間推定走行時間を減算した減算結果である対象区間遅れ時間を算出する。
続いてステップS103に移行して、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ演算部15)は、ステップS102で算出した対象区間遅れ時間が予め定めた設定時間(例えば、30秒)以上であるか否かを判定する。そして、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ演算部15)は、対象区間遅れ時間が設定時間(30秒)以上であると判定した場合には(Yes)、ステップS104に移行する。一方、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ演算部15)は、対象区間遅れ時間が設定時間(30秒)未満であると判定した場合には(No)、この信号制御パラメータ演算処理を終了する。
ステップS104では、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ演算部15)は、ステップS102で選択した対象区間が重要交差点に流入する道路区間であるか否かを判定する。そして、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ演算部15)は、対象区間が重要交差点に流入する道路区間であると判定した場合には(Yes)、ステップS105に移行する。一方、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ演算部15)は、重要交差点に流入する道路区間でないと判定した場合には(No)、ステップS106に移行する。
ステップS105では、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ演算部15)は、図3に示すように、ステップS102で算出した対象区間遅れ時間が長いほど、対象信号機18のサイクルを長くした後、ステップS106に移行する。
ステップS106では、信号制御パラメータ演算装置5(交差道路側遅れ時間算出部13)は、ステップS102で選択した対象区間が交差点に流入する道路区間であるか否かを判定する。そして、信号制御パラメータ演算装置5(交差道路側遅れ時間算出部13)は、対象区間が交差点に流入する道路区間であると判定した場合、走行状態情報記憶部10が記憶している走行状態情報を用いて、この交差点で対象区間と交差する道路(交差道路)のうち対象信号機18近傍に設置された信号機17とこの信号機17に隣接する交通流上流側の信号機17との間の道路区間(交差道路区間)を実際に走行した場合にかかる時間(交差道路実走行時間)を算出する。なお、交差道路側遅れ時間算出部13は、対象日時の交差道路実走行時間を算出する。
続いて、信号制御パラメータ演算装置5(交差道路側遅れ時間算出部13)は、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、交差道路区間を予め定めた設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(交差道路推定走行時間)を算出する。続いて、信号制御パラメータ演算装置5(交差道路側遅れ時間算出部13)は、算出した交差道路実走行時間から、算出した交差道路推定走行時間を減算した減算結果である交差道路側遅れ時間を算出する。続いて、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ演算部15)は、ステップS102で選択した対象区間が交差点に流入する道路区間である場合に、図4に示すように、ステップS102で算出した対象区間遅れ時間が、算出した交差道路側遅れ時間より長いほど、対象信号機18のスプリットを大きくする。
続いてステップS107に移行して、信号制御パラメータ演算装置5(第2車線側遅れ時間算出部14)は、対象区間に、対象信号機18に向かう第1車線に加え、この第1車線と反対方向に向かう第2車線があるか否かを判定する。そして、信号制御パラメータ演算装置5(第2車線側遅れ時間算出部14)は、第1車線に加え第2車線があると判定した場合に、走行状態情報記憶部10が記憶している走行状態情報を用いて、第2車線を実際に走行した場合にかかる時間(第2車線実走行時間)を算出する。なお、第2車線側遅れ時間算出部14は、対象日時の第2車線実走行時間を算出する。
続いて、信号制御パラメータ演算装置5(第2車線側遅れ時間算出部14)は、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、第2車線を予め定めた設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(第2車線推定走行時間)を算出する。続いて、信号制御パラメータ演算装置5(第2車線側遅れ時間算出部14)は、算出した第2車線実走行時間から、算出した第2車線推定走行時間を減算した減算結果である第2車線側遅れ時間を算出する。続いて、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ演算部15)は、ステップS102で選択した対象区間に第1車線に加え第2車線があると判定した場合に、図5に示すように、ステップS102で算出した対象区間遅れ時間が、算出した第2車線側遅れ時間より長いほど、対象信号機18のオフセットを短くする。
続いてステップS108に移行して、信号制御パラメータ演算装置5(制御パラメータ提示部16)は、ステップS105で設定したサイクル、ステップS106で設定したスプリット、ステップS107で設定したオフセット等、対象日時における対象信号機18の信号制御パラメータをディスプレイに表示した後、この演算処理を終了する。
(動作)
次に、本実施形態の信号制御パラメータ演算システム1の動作を説明する。
まず、オペレータが、信号制御パラメータ演算装置5を操作し、信号制御パラメータの設定を行う信号機(対象信号機)18と対象日時とを選択したとする。すると、信号制御パラメータ演算装置5が、信号制御パラメータ演算処理を実行し、選択結果に従い、信号制御パラメータの設定を行う対象信号機18と対象日時とを選択する(図6のステップS101)。続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、走行状態情報記憶部10が記憶している走行状態情報を用いて、選択した対象信号機18とこの対象信号機18に隣接する交通流上流側の信号機17との間の道路区間(対象区間)を実際に走行した場合にかかる時間(対象区間実走行時間)を算出する(図6のステップS102)。なお、信号制御パラメータ演算装置5は、対象日時の対象区間実走行時間を算出する。
続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、対象区間を設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(対象区間推定走行時間)を算出する(図6のステップS102)。続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、算出した対象区間実走行時間から、算出した対象区間推定走行時間を減算した減算結果である対象区間遅れ時間を算出する(図6のステップS102)。
ここで、対象区間遅れ時間が設定時間(30秒)以上であり、対象区間が重要交差点に流入する道路区間であったとする。すると、信号制御パラメータ演算装置5が、対象区間遅れ時間が設定時間(30秒)以上であり、対象区間が重要交差点に流入する道路区間であると判定する(図6のステップS103「Yes」、ステップS104「Yes」)。続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、図3に示すように、算出した対象区間遅れ時間が長いほど、対象信号機18のサイクルを長くする(図6のステップS105)。
このように、本実施形態では、対象区間遅れ時間が長いほどサイクル、つまり、対象信号機18の信号灯の点灯状態(青色→黄色→赤色)が一巡する時間を長くする。それゆえ、対象区間遅れ時間が長いほど、対象信号機18の青信号の点灯時間を増大できる。そのため、対象区間を走行する車両2の信号待ちの時間をより適切に短縮することができる。
また、本実施形態では、対象区間が重要交差点に流入する道路区間であると判定した場合に、対象区間遅れ時間が長いほどサイクルを長くする。それゆえ、重要交差点に流入する道路区間の対象信号機18の青信号の点灯時間を増大できる。そのため、重要交差点に流入する対象区間を走行する車両2の信号待ちの時間をより短縮することができる。
続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、対象区間が交差点に流入する道路区間であると判定し、走行状態情報記憶部10が記憶している走行状態情報を用いて、この交差点で対象区間と交差する道路のうち対象信号機18近傍に設置された信号機17とこの信号機17に隣接する交通流上流側の信号機17との間の道路区間(交差道路区間)を実際に走行した場合にかかる時間(交差道路実走行時間)を算出する(図6のステップS106)。なお、信号制御パラメータ演算装置5は対象日時の交差道路実走行時間を算出する。
続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、交差道路区間を設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(交差道路推定走行時間)を算出する(図6のステップS106)。続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、算出した交差道路実走行時間から、算出した交差道路推定走行時間を減算した減算結果である交差道路側遅れ時間を算出する(図6のステップS106)。続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、図4に示すように、算出した対象区間遅れ時間が、算出した交差道路側遅れ時間より長いほど、対象信号機18のスプリットを大きくする(図6のステップS106)。
このように、本実施形態では、対象区間が交差点に流入する道路区間である場合に、対象区間遅れ時間が交差道路側遅れ時間より長いほどスプリット、つまり、対象信号機18の信号灯の点灯状態(青色→黄色→赤色)が一巡する時間(サイクル)に対し、対象信号機18が青信号と黄信号とを点灯する合計時間の比率を大きくする。それゆえ、対象区間遅れ時間が長いほど、対象信号機18の青信号の点灯時間を増大できる。そのため、対象区間を走行する車両2の信号待ちの時間をより適切に短縮することができる。
ここで、対象区間に、対象信号機18に向かう第1車線に加え、この第1車線と反対方向に向かう第2車線があったとする。すると、信号制御パラメータ演算装置5が、走行状態情報記憶部10が記憶している走行状態情報を用いて、第2車線を実際に走行した場合にかかる時間(第2車線実走行時間)を算出する(図6のステップS107)。なお、信号制御パラメータ演算装置5は、対象日時の第2車線実走行時間を算出する。
続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、地図情報記憶部11が記憶している地図情報を用いて、第2車線を設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(第2車線推定走行時間)を算出する(図6のステップS107)。続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、算出した第2車線実走行時間から、算出した第2車線推定走行時間を減算した減算結果である第2車線側遅れ時間を算出する(図6のステップS107)。続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、図5に示すように、算出した対象区間遅れ時間が、算出した第2車線側遅れ時間より長いほど、対象信号機18のオフセットを短くする(図6のステップS107)。
このように、本実施形態では、対象区間に第1車線に加え第2車線があると判定した場合に、対象区間遅れ時間が第2車線側遅れ時間より長いほど、対象信号機18のオフセットを短くする。それゆえ、青信号の点灯開始時を早めることができる。そのため、第1車線を走行する車両2の信号待ちの時間をより適切に短縮することができる。
続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、設定したサイクル、設定したスプリット、設定したオフセット等、対象日時における対象信号機18の信号制御パラメータをディスプレイに表示する(図6のステップS108)。これにより、オペレータが、表示された信号制御パラメータに従い、対象信号機18の信号制御パラメータを設定する。
このように、本実施形態では、車載装置3から車両2の走行状態を表す走行状態情報を取得する。続いて、取得した走行状態情報を用いて、選択した対象信号機18とこの対象信号機18に隣接する交通流上流側の信号機17との間の道路区間である対象区間を、実際に走行した場合にかかる時間(対象区間実走行時間)から設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(対象区間推定走行時間)を減算した減算結果である遅れ時間(対象区間遅れ時間)を算出する。続いて、算出した対象区間遅れ時間を用いて、対象信号機18の点灯状態の制御パラメータを演算する。それゆえ、例えば、交通量調査をもとに信号機17の点灯状態の制御パラメータを演算する方法に比べ、信号機17の点灯状態の制御パラメータの演算に要する手間(コスト、時間)を低減できる。
本実施形態では、図1の走行状態情報取得部9が走行状態情報取得部を構成する。以下同様に、図1の遅れ時間算出部12が遅れ時間算出部を構成する。また、図1の制御パラメータ演算部15が制御パラメータ演算部を構成する。さらに、図1の交差道路側遅れ時間算出部13が交差道路側遅れ時間算出部を構成する。また、図1の第2車線側遅れ時間算出部14が第2車線側遅れ時間を構成する。さらに、対象車線遅れ時間が第1車線側遅れ時間を構成する。
(本実施形態の効果)
本実施形態に係る信号制御パラメータ演算システム1は、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態に係る信号制御パラメータ演算システム1によれば、信号制御パラメータ演算装置5が、車載装置3から車両2の走行状態を表す走行状態情報を取得する。続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、取得した走行状態情報を用いて、選択した対象信号機18とこの対象信号機18に隣接する交通流上流側の信号機17との間の道路区間である対象区間を、実際に走行した場合にかかる時間(対象区間実走行時間)から設定速度(法定速度)で走行する場合にかかると推定される時間(対象区間推定走行時間)を減算した減算結果である遅れ時間(対象区間遅れ時間)を算出する。続いて、信号制御パラメータ演算装置5が、算出した対象区間遅れ時間を用いて、対象信号機18の点灯状態の制御パラメータを演算する。
このような構成によれば、車載装置3から取得される走行状態情報をもとに遅れ時間(対象区間遅れ時間)を算出し、算出した対象区間遅れ時間をもとに対象信号機18の点灯状態の制御パラメータ(サイクル、スプリット、オフセット)の演算を行う。そのため、例えば、交通量調査をもとに信号機17の点灯状態の制御パラメータを演算する方法に比べ、信号機17の点灯状態の制御パラメータの演算に要する手間を低減できる。
(2)本実施形態に係る信号制御パラメータ演算システム1によれば、制御パラメータは、対象信号機18の信号灯の点灯状態が一巡する時間であるサイクルを含む。そして、信号制御パラメータ演算装置5が、対象区間遅れ時間が長いほどサイクルを長くする。
このような構成によれば、対象区間遅れ時間が長いほどサイクル、つまり、対象信号機18の信号灯の点灯状態(青色→黄色→赤色)が一巡する時間を長くする。それゆえ、対象区間遅れ時間が長いほど、対象信号機18の青信号の点灯時間を増大できる。そのため、対象区間を走行する車両2の信号待ちの時間をより適切に短縮することができる。
(3)本実施形態に係る信号制御パラメータ演算システム1によれば、信号制御パラメータ演算装置5が、対象区間が重要交差点に流入する道路区間であると判定した場合に、対象区間遅れ時間が長いほどサイクルを長くする。
このような構成によれば、重要交差点に流入する道路区間の対象信号機18の青信号の点灯時間を増大できる。そのため、重要交差点に流入する対象区間を走行する車両2の信号待ちの時間をより短縮することができる。
(4)本実施形態に係る信号制御パラメータ演算システム1によれば、制御パラメータは、対象信号機18の信号灯の点灯状態が一巡する時間であるサイクルに対して、対象信号機18が青信号と黄信号とを点灯する合計時間の比率であるスプリットを含む。そして、信号制御パラメータ演算装置5が、対象区間が交差点に流入する道路区間である場合に、対象区間遅れ時間が交差道路側遅れ時間より長いほどスプリットを大きくする。
このような構成によれば、対象区間が交差点に流入する道路区間である場合に、対象区間遅れ時間が交差道路側遅れ時間より長いほどスプリット、つまり、対象信号機18の信号灯の点灯状態(青色→黄色→赤色)が一巡する時間(サイクル)に対し、対象信号機18が青信号と黄信号とを点灯する合計時間の比率を大きくする。それゆえ、対象区間遅れ時間が長いほど、対象信号機18の青信号の点灯時間を増大できる。そのため、対象区間を走行する車両2の信号待ちの時間をより適切に短縮することができる。
(5)本実施形態に係る信号制御パラメータ演算システム1によれば、制御パラメータは、対象信号機18に隣接する第1車線の交通流上流側の信号機における青信号の点灯が開始されてから、対象信号機18における青信号の点灯が開始されるまでの時間であるオフセットを含む。そして、信号制御パラメータ演算装置5が、対象区間に、対象信号機18に向かう第1車線に加え、この第1車線と反対方向に向かう第2車線があると判定した場合に、第1車線側遅れ時間が第2車線側遅れ時間より長いほどオフセットを短くする。
このような構成によれば、対象区間に第1車線に加え第2車線があると判定した場合に、対象区間遅れ時間が第2車線側遅れ時間より長いほど、対象信号機18のオフセットを短くする。それゆえ、青信号の点灯開始時を早めることができる。そのため、第1車線を走行する車両2の信号待ちの時間をより適切に短縮することができる。
9 走行状態情報取得部
12 遅れ時間算出部
13 交差道路側遅れ時間算出部
14 第2車線側遅れ時間算出部
15 制御パラメータ演算部

Claims (5)

  1. 車載装置から車両の走行状態を表す走行状態情報を取得する走行状態情報取得部と、
    取得した前記走行状態情報を用いて、選択した対象信号機と該対象信号機に隣接する交通流上流側の信号機との間の道路区間である対象区間を、実際に走行した場合にかかる時間から予め定めた設定速度で走行する場合にかかると推定される時間を減算した減算結果である遅れ時間を算出する遅れ時間算出部と、
    算出した前記遅れ時間を用いて、前記対象信号機の点灯状態の制御パラメータを演算する制御パラメータ演算部と、を備えたことを特徴とする信号制御パラメータ演算装置。
  2. 前記制御パラメータは、前記対象信号機の信号灯の点灯状態が一巡する時間であるサイクルを含み、
    前記制御パラメータ演算部は、前記遅れ時間が長いほど前記サイクルを長くすることを特徴とする請求項1に記載の信号制御パラメータ演算装置。
  3. 前記制御パラメータ演算部は、前記対象区間が重要交差点に流入する道路区間であると判定した場合に、前記遅れ時間が長いほど前記サイクルを長くすることを特徴とする請求項2に記載の信号制御パラメータ演算装置。
  4. 前記対象区間が交差点に流入する道路区間である場合に、前記走行状態情報を用いて、前記交差点で前記対象区間と交差する道路のうち前記対象信号機近傍に設置された信号機と該信号機に隣接する交通流上流側の信号機との間の道路区間を、実際に走行した場合にかかる時間から予め定めた設定速度で走行する場合にかかると推定される時間を減算した減算結果である交差道路側遅れ時間を算出する交差道路側遅れ時間算出部を備え、
    前記制御パラメータは、前記対象信号機の信号灯の点灯状態が一巡する時間であるサイクルに対して、前記対象信号機が青信号と黄信号とを点灯する合計時間の比率であるスプリットを含み、
    前記制御パラメータ演算部は、前記対象区間が前記交差点に流入する道路区間である場合に、前記遅れ時間が前記交差道路側遅れ時間より長いほど前記スプリットを大きくすることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の信号制御パラメータ演算装置。
  5. 前記対象区間に、前記対象信号機に向かう第1車線に加え、該第1車線と反対方向に向かう第2車線がある場合に、前記第2車線を実際に走行した場合にかかる時間から前記第2車線を予め定めた設定速度で走行する場合にかかると推定される時間を減算した減算結果である第2車線側遅れ時間を算出する第2車線側遅れ時間算出部を備え、
    前記遅れ時間算出部が算出する前記遅れ時間を第1車線側遅れ時間とし、
    前記制御パラメータは、前記対象信号機に隣接する前記第1車線の交通流上流側の信号機における青信号の点灯が開始されてから、前記対象信号機における青信号の点灯が開始されるまでの時間であるオフセットを含み、
    前記制御パラメータ演算部は、前記対象区間に前記第1車線に加え前記第2車線があると判定した場合に、前記第1車線側遅れ時間が前記第2車線側遅れ時間より長いほど前記オフセットを短くすることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の信号制御パラメータ演算装置。
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