JP2013206098A - 情報生成装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 データ容量を抑えつつ、交通信号制御に必要な情報を含めた走行軌跡情報を生成することができる情報生成装置等を提供することを目的とする。
【解決手段】 車載装置1は、取得した位置情報がプローブ制御交差点ISXの近傍に含まれる場合にはこの位置情報を含むプローブデータを生成するとともに、この位置情報が上記近傍に含まれない場合にはこの位置情報に対応する走行リンクを特定して、その走行リンクを含めたプローブデータを生成する。ただし、当該走行リンクが、車両5の出発地点から最初に非生活道路リンク(非生活道路に係るリンク)に至るまでに当該車両5が走行する生活道路リンク(生活道路に係るリンク)に該当する場合には、当該走行リンクを含めずにプローブデータを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交通信号制御の入力情報となる交通指標を算出するのに利用可能な走行軌跡情報を生成して、外部に送信する情報生成装置と、その情報生成処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムに関する。
車両の待ち行列台数と飽和交通流率とに基づいて負荷率を算出し、この負荷率に基づいて交差点に設置された信号灯器の制御を行うMODERATO(Management by Origin-DEstination Related Adaptation for Traffic Optimization)制御が知られている(例えば、非特許文献1)。
このMODERATO制御では、車両の待ち行列台数の精度が高くなればなるほど、最適な制御が可能となる。
そこで、道路を走行する車両から、その車両の時系列の位置情報等を含む走行軌跡情報(プローブデータ)を、例えば光ビーコンを通じて取得し、この走行軌跡情報に含まれる車両の位置や時刻等の情報を利用して車両の待ち行列台数を精度良く推定することが検討されている。
「改訂 交通信号の手引き」 編集・発行 社団法人 交通工学研究会(16〜18頁、83〜87頁)
しかし、光ビーコンに送信可能なデータ容量には制限がある(例えば、58バイト)ので、過去の光ビーコンの通過時点以降の時系列の位置情報の全てを、走行軌跡情報に含めることができない場合がある。
一方で、走行軌跡情報に基づいて車両の待ち行列台数を精度良く推定するためには、例えば、交差点の上流500mまでの時系列の位置情報など、交差点近傍のある程度の時系列の位置情報が必要となる。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、データ容量を抑えつつ、交通信号制御に必要な情報を含めた走行軌跡情報を生成することができる情報生成装置等を提供することを目的とする。
第1発明に係る情報生成装置は、移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する情報生成装置であって、前記移動体の異なる時点での位置情報を取得する取得手段と、前記位置情報が、下記の条件Aを満たす所定の交差点の位置から所定の範囲内に含まれるか否かを判定する交差点近傍判定手段と、前記交差点近傍判定手段が肯定的な判定を行った場合に、前記位置情報を含めて前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記交差点近傍判定手段が否定的な判定を行った場合に、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成する生成手段とを備える情報生成装置である(請求項1)。
・ 条件A:前記走行軌跡情報に基づいて当該交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御機が設置された交差点である。
第1発明によれば、位置情報が所定の交差点の近傍に含まれる場合にはこれを含む走行軌跡情報を生成するとともに、位置情報が上記近傍に含まれない場合にはこれを含まない走行軌跡情報を生成するので、データ容量を抑えつつ、交通信号制御に必要な情報を含めた走行軌跡情報を生成することができる。
また、第1発明に係る情報生成装置は、前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定する特定手段をさらに備え、前記生成手段は、前記交差点近傍判定手段が否定的な判定を行った場合には、前記走行リンクを含めて前記走行軌跡情報を生成することが好ましい(請求項2)。
例えば、渋滞がよく発生する渋滞区間の代替路となる迂回路を把握するためには、当該渋滞区間の周辺における移動体の走行経路の情報が必要となる。
そこで、位置情報が所定の交差点の近傍に含まれない場合には、その位置情報に対応する走行リンクを特定して、その走行リンクを含めて走行軌跡情報を生成すれば、移動体の走行経路を推定する元となる情報を、データ容量を抑えつつ、走行軌跡情報に含めることができる。
また、第1発明に係る情報生成装置は、前記走行リンクが下記の条件Bを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定する生活道路リンク判定手段をさらに備え、前記生成手段は、前記生活道路リンク判定手段が肯定的な判定を行った場合には、前記走行リンクを含めずに前記走行軌跡情報を生成することが好ましい(請求項3)。
・ 条件B:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクである。
ここで、生活道路とは、その地域に生活する人が住宅などから国道や都道府県道、市町村道などの主要な道路に出るまでに利用する道のことをいう。
走行リンクが、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンク(例えば、国道、都道府県道、市町村道のリンク)に至るまでに当該移動体が走行する生活道路リンクに該当する場合には、走行リンクを含めずに走行軌跡情報を生成することにより、移動体の搭乗者のプライバシーを保護することができる。
また、前記生活道路リンク判定手段は、さらに前記走行リンクが下記の条件Cを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定し、前記生成手段は、前記生活道路リンク判定手段により前記走行リンクが前記条件B及び前記条件Cの双方を満たす所定の生活道路リンクに該当すると判定された場合には、前記走行リンクを含めて前記走行軌跡情報を生成することが好ましい(請求項4)。
・ 条件C:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクのうち、当該生活道路リンク以外のリンクの所定数手前までの生活道路リンクである。
走行リンクが、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに当該移動体が走行する生活道路リンクに該当する場合であっても、上記生活道路リンク以外のリンクに至る所定の本数手前まで(例えば、1本手前まで)の生活道路リンクに該当する場合は、当該生活道路リンクを含めて走行軌跡情報を生成することにより、生活道路から国道などの生活道路以外の道路に流入する交通の把握に役立てることができる。
また、第1発明に係る情報生成装置は、前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定する特定手段をさらに備え、前記走行リンクが前記所定の交差点に流入する道路に係るリンクである流入リンクに該当するか否かを判定する流入リンク判定手段をさらに備え、前記生成手段は、前記交差点近傍判定手段が肯定的な判定を行った場合であっても、前記流入リンク判定手段が否定的な判定を行った場合には、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成することが好ましい(請求項5)。
交通信号制御に特に必要となるのは、移動体が交差点に流入する道路を走行しているときの位置情報であるから、位置情報が流入リンクに対応しない場合には、この位置情報を含めずに走行軌跡情報を生成すれば、交通信号制御に必要となる位置情報を走行軌跡情報に確保しつつ、走行軌跡情報のデータ容量を抑えることができる。
第2発明に係る情報生成装置は、移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する情報生成装置であって、前記移動体の異なる時点での位置情報を取得する取得手段と、前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定する特定手段と、前記特定手段が特定した走行リンクの有無を判定する走行リンク有無判定手段と、前記走行リンク有無判定手段が有と判定した場合に、前記位置情報と前記走行リンクの少なくとも一方を含めて前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記走行リンク有無判定手段が無と判定した場合に、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成する生成手段とを備える情報生成装置である(請求項6)。
位置情報をもとに走行リンクを特定できない場合には、移動体は道路地図データに登録されていないような生活道路を走行していると推定することができる。
第2発明によれば、位置情報から走行リンクを特定できない場合には、この位置情報を含めずに走行軌跡情報を生成するので、移動体の搭乗者のプライバシーを保護することができる。
また、第2発明に係る情報生成装置は、前記走行リンクが下記の条件Bを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定する生活道路リンク判定手段をさらに備え、前記生成手段は、前記走行リンク有無判定手段が有と判定した場合であっても、前記生活道路リンク判定手段が肯定的な判定を行った場合には、前記位置情報(前記走行リンクを特定することとなった位置情報)及び前記走行リンクを含めずに前記走行軌跡情報を生成することが好ましい(請求項7)。
・ 条件B:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクである。
位置情報から走行リンクを特定できる場合であっても、その走行リンクが、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンク(例えば、国道、都道府県道、市町村道のリンク)に至るまでに当該移動体が走行する生活道路リンクに該当する場合には、この位置情報を含めずに走行軌跡情報を生成することにより、移動体の搭乗者のプライバシーを保護することができる。
また、前記生活道路リンク判定手段は、さらに前記走行リンクが下記の条件Cを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定し、前記生成手段は、前記生活道路リンク判定手段により前記走行リンクが前記条件B及び前記条件Cの双方を満たす所定の生活道路リンクに該当すると判定された場合には、前記位置情報又は前記走行リンクを含めて前記走行軌跡情報を生成することが好ましい(請求項8)。
・ 条件C:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクのうち、当該生活道路リンク以外のリンクの所定数手前までの生活道路リンクである。
位置情報から特定した走行リンクが、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに当該移動体が走行する生活道路リンクに該当する場合であっても、上記生活道路リンク以外のリンクに至る所定の本数手前まで(例えば、1本手前まで)の生活道路リンクに該当する場合は、上記位置情報又は当該生活道路リンクを含めて走行軌跡情報を生成することにより、生活道路から国道などの生活道路以外の道路に流入する交通の把握に役立てることができる。
第3発明に係る情報生成装置は、移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する情報生成装置であって、前記移動体の異なる時点での位置情報を取得する取得手段と、前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定する特定手段と、前記走行リンクが下記の条件Bを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定する生活道路リンク判定手段と、前記生活道路リンク判定手段が肯定的な判定を行った場合に、前記位置情報及び前記走行リンクを含めずに前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記生活道路リンク判定手段が否定的な判定を行った場合に、前記位置情報と前記走行リンクの少なくとも一方を含めて前記走行軌跡情報を生成する生成手段とを備える情報生成装置である(請求項9)。
・ 条件B:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクである。
第3発明によれば、位置情報から走行リンクを特定した場合に、その走行リンクが、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンク(例えば、国道、都道府県道、市町村道のリンク)に至るまでに当該移動体が走行する生活道路リンクに該当する場合には、この位置情報を含めずに走行軌跡情報を生成するので、移動体の搭乗者のプライバシーを保護することができる。
第4発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する処理を実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記移動体の異なる時点での位置情報を取得するステップと、前記位置情報が、下記の条件Aを満たす所定の交差点の位置から所定の範囲内に含まれるか否かを判定する交差点近傍判定ステップと、前記交差点近傍判定ステップにおいて肯定的な判定を行った場合に、前記位置情報を含めて前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記交差点近傍判定ステップにおいて否定的な判定を行った場合に、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成するステップとを実行させるコンピュータプログラムである(請求項10)。
・ 条件A:前記走行軌跡情報に基づいて当該交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御機が設置された交差点である。
第4発明に係るコンピュータプログラムは、第1発明と同一の発明に係るコンピュータプログラムである。
第5発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する処理を実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記移動体の異なる時点での位置情報を取得するステップと、前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定するステップと、前記特定した走行リンクの有無を判定する走行リンク有無判定ステップと、前記走行リンク有無判定ステップにおいて有と判定した場合に、前記位置情報と前記走行リンクの少なくとも一方を含めて前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記走行リンク有無判定ステップにおいて無と判定した場合に、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成するステップとを実行させるコンピュータプログラムである(請求項11)。
第5発明に係るコンピュータプログラムは、第2発明と同一の発明に係るコンピュータプログラムである。
第6発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する処理を実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記移動体の異なる時点での位置情報を取得するステップと、前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定するステップと、前記走行リンクが下記の条件Bを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定する生活道路リンク判定ステップと、前記生活道路リンク判定ステップにおいて肯定的な判定を行った場合に、前記位置情報及び前記走行リンクを含めずに前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記生活道路リンク判定ステップにおいて否定的な判定を行った場合に、前記位置情報と前記走行リンクの少なくとも一方を含めて前記走行軌跡情報を生成するステップとを実行させるコンピュータプログラムである(請求項12)。
・ 条件B:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクである。
第6発明に係るコンピュータプログラムは、第3発明と同一の発明に係るコンピュータプログラムである。
本発明によれば、データ容量を抑えつつ、交通信号制御に必要な情報を含めた走行軌跡情報を生成することができる。
実施形態1に係る情報生成装置(車載装置)を含む交通信号制御システムの道路平面図である。 車載装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るプローブデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る車載装置が生成するプローブデータの具体例を説明するための図である。 実施形態2に係るプローブデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係るプローブデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る車載装置が生成するプローブデータの具体例を説明するための図である。
実施形態1:
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
〔システムの全体構成〕
図1は、実施形態1に係る情報生成装置を含む交通信号制御システムを示す道路平面図である。図1に示すように、本実施形態の交通信号制御システムは、本発明の情報生成装置の適用対象である車載装置1、路上通信装置2、交通信号機3及び中央装置4などを含んでいる。
中央装置4は、交通管制センター内に設置されており、複数の交差点ISのそれぞれに設置された交通信号機3、複数の道路のそれぞれに設置された路上通信装置2等と電話回線等の通信回線を介して接続されている。
車両5に搭載された車載装置(情報生成装置)1は、路上通信装置2の通信領域を通過する際に、時系列の位置情報等を含むプローブデータ(走行軌跡情報)を当該路上通信装置2に送信するとともに、周辺の道路それぞれの渋滞情報等を含む交通情報を当該路上通信装置2から受信する。
交通信号機3には、プローブデータに基づく交通信号制御を実行するプローブ制御交通信号機3Xと、プローブデータに基づく交通信号制御を実行しない非プローブ制御交通信号機3Yとがある。ここで、プローブ制御交通信号機3Xがプローブデータに基づく交通信号制御を実行するとは、プローブ制御交通信号機3Xが直接的にプローブデータに基づいて交通信号制御を行う(例えば、プローブデータに基づいて歩行者青時間を調整する)場合だけでなく、プローブ制御交通信号機3Xが間接的にプローブデータに基づいて交通信号制御を行う、すなわち、中央装置4等の外部装置がプローブデータに基づいて信号制御パラメータ等を決定し、この信号制御パラメータ等に基づいてプローブ制御交通信号機3Xが交通信号制御を行う場合も含む。
また、交差点ISには、プローブ制御交通信号機3Xが設置された交差点であるプローブ制御交差点ISXと、非プローブ制御交通信号機3Yが設置された交差点又は交通信号機3が設置されていない交差点である非プローブ制御交差点ISYとがある。
路上通信装置2は、車載装置1から受信したプローブデータを中央装置4に送信するとともに、プローブ制御交通信号機3Xに送信する。
なお、中央装置4は、交通管制センター内に設置されず、道路上に設置されていても良い。
また、プローブ制御交差点ISXの流出リンクL5、L6、L7、L8のそれぞれに路上通信装置2は設置されているが、図1ではこれらのうち流出リンクL7に設置された路上通信装置2のみを図示しており、それ以外の流出リンクに設置された路上通信装置2の図示を省略している。ここで、リンクとは、上り方向と下り方向で区別した交差点間の道路のことをいう。
〔中央装置〕
中央装置4は、所定時間毎(例えば、5分毎)に、不図示の車両感知器から取得した車両感知情報、路上通信装置2から取得したプローブデータ等に基づいて、複数の交通信号機3それぞれが交通信号制御を実行する際に用いる信号制御パラメータ等を含む信号制御指令を生成するとともに、複数の道路それぞれの渋滞情報等を含む交通情報を生成する。そして、中央装置4は、これらの信号制御指令を対応する交通信号機3(3X、3Y)に送信するとともに、交通情報を複数の路上通信装置2に送信する。
中央装置4は、例えば、プローブデータに基づいて、次のような信号制御パラメータの算出を行う。
・ サブエリア構成の決定
プローブデータに含まれる位置情報や走行リンクに基づいて複数の移動体の走行経路を特定し、連続して通過する割合の大きい交差点ができるだけ同一のサブエリアとなるように、サブエリア構成を決定する(詳細は特開2010-79327参照)。
・ 渋滞区間への流入制御
プローブデータに含まれる位置情報や走行リンクに基づいて複数の移動体の走行経路を特定し、渋滞区間とこの渋滞区間の代替路となる迂回路を特定する。そして、渋滞区間において渋滞が発生した場合に、渋滞区間に流入する交通量が少なくなるとともに、迂回路に流入する交通量が多くなるように、スプリット、サイクル長等を決定する(詳細は特開2008-305299参照)。
また、中央装置4は、例えば、プローブ制御交差点ISX近傍のプローブデータに基づいて、次のようなプローブ制御交通信号機3X向けの信号制御パラメータの算出を行う。
・ 待ち行列台数の算出
プローブデータに基づいて移動体の停止位置を算出し、その停止位置までの移動体の台数を算出するとともに、そのプローブデータに係る移動体が車両感知器を通過した時点から飽和流が継続していると見なせる間隔で当該車両感知器を通過した移動体の台数を算出し、これらを加算した台数を待ち行列台数とする(詳細は特開2012-038021参照)。
・ 渋滞判定に基づくスプリットの調整
車両感知器が設置されていない流入路の渋滞の有無を、プローブデータに含まれる位置情報に基づいて算出した移動体の速度から判定し、渋滞有りと判定した場合には、各流入路のスプリットを変更する。
〔交通信号機〕
交通信号機3(3X、3Y)は、交通信号制御機3aと複数の信号灯器3bなどを含んでいる。
プローブ制御交通信号機3Xの交通信号制御機3axは、中央装置4から信号制御指令を受信するとともに、路上通信装置2からプローブデータを受信し、これらの信号制御指令及びプローブデータに基づいて各信号灯器3bの青、黄、赤、右折矢等の各信号灯の点灯、消灯及び点滅を制御する。
非プローブ制御交通信号機3Yの交通信号制御機3ayは、中央装置4から信号制御指令を受信し、当該信号制御指令に基づいて各信号灯器3bの青、黄、赤、右折矢等の各信号灯の点灯、消灯及び点滅を制御する。
プローブ制御交通信号機3Xは、例えば、プローブデータに基づいて次のような交通信号制御を実行する。
・ 歩行者青時間の調整
ある流入路について渋滞が発生している場合に、プローブデータに含まれる複数の移動体の位置情報に基づいて、当該流入路における歩行者青のときの速度と歩行者赤のときの速度を算出し、両者の速度の差が所定の閾値よりも大きい場合には、当該流入路では歩行者と左折車両の交錯により渋滞が発生していると判定し、歩行者青時間を例えば最小保証時間に短縮する(詳細は特開2011-197751参照)。
〔路上通信装置〕
路上通信装置2は、光ビーコンなどの狭域通信装置であり、車両5に搭載された車載装置1との間で各種情報を無線通信する。
路上通信装置2は、車載装置1と各種情報の通信を行う通信部2bと、通信部2bを制御する通信制御装置2aとを含んでいる。
路上通信装置2は、中央装置4から交通情報を受信して、車載装置1に送信するとともに、車載装置1からプローブデータを受信して、中央装置4及びプローブ制御交通信号機3Xに送信する。
〔車載装置〕
車載装置1は路上通信装置2との間で各種情報を無線通信する。車載装置1は、プローブデータを路上通信装置2に送信するとともに、当該路上通信装置2から交通情報を受信する。
図2は車載装置1の構成を示すブロック図である。
GPS処理部102は、GPS衛星からのGPS信号を受信し、GPS信号に含まれる時刻情報、GPS衛星の軌道、測位補正情報に基づいて、車載装置1(車両5)の位置(緯度、経度及び高度)を検出する。
記憶部103は、道路地図データ、プローブ制御交差点テーブル等を記憶している。
道路地図データには、それぞれの交差点ISについての交差点IDと位置座標(経度、緯度)とを対応付けた交差点データ、それぞれのリンクについてのリンクIDと、リンクの始点・終点・補間点(道路が折れ曲がる地点に対応)それぞれの位置座標と、リンクコストと、リンクの始点に接続するリンクのリンクIDと、リンクの終点に接続するリンクのリンクIDと、リンクの道路種別とを対応付けたリンクデータなどの情報が登録されている。
リンクコストは、例えば、リンクと次に接続するリンクの組合せの数だけ設定されており、リンクの始点に進入してから当該リンクの終点を退出し、次に接続するリンクの始点に進入するまでに要する時間が設定されている。この場合、リンクコストには、リンクの始点から終点までを走行するのに要するコストと、リンクの終点から次のリンクの始点までを走行するのに要するコスト、すなわち、交差点を通過するのに要するコストが含まれている。
リンクの道路種別には、例えば、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道、生活道路などが含まれている。ここで、生活道路とは、その地域に生活する人が住宅などから国道や都道府県道、市町村道などの主要な道路に出るまでに利用する道のことをいう。以下、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道などの生活道路以外の道路を、非生活道路と定義する。
また、プローブ制御交差点テーブルには、各プローブ制御交差点ISXについて、交差点ID、位置座標(経度、緯度)、流入するリンクのリンクIDなどの情報が登録されている。
また、記憶部103は、制御部101が後述するプローブデータ生成処理を実行することにより生成したプローブデータを記録する。
また、記憶部103は、路上通信装置2から受信した交通情報を記録する。
通信部104は、路上通信装置2から交通情報を受信するとともに、路上通信装置2にプローブデータを送信する。
表示部105は、制御部101が探索した目的地までの誘導経路等を表示する。
音声出力部106は、制御部101が探索した上記誘導経路に沿って各種の案内を音声で車両5の搭乗者に報知する。
制御部101は、1又は複数のマイクロコンピュータにより構成されており、CD−ROMやハードディスク、メモリなどの所定の記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを実行することにより、GPS処理部102、記憶部103、通信部104、表示部105、音声出力部106の制御を行う。
また、制御部101は、上記のコンピュータプログラムを実行することにより、GPS処理部102が検出した位置情報等に基づいて後述するプローブデータ生成処理を実行することにより、プローブデータを生成する。
また、制御部101は、目的地までの誘導経路を探索する等、各種の演算を実行する。
以下、車載装置1の制御部101が実行するプローブデータ生成処理について詳細を説明する。
図3は、プローブデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS01において、制御部101は、所定のサンプリング周期(例えば、1秒)が経過すると、GPS処理部102によって検出された車載装置1の位置情報を取得する。
ステップS02では、制御部101は、取得した位置情報と、プローブ制御交差点テーブルに登録されている各プローブ制御交差点ISXの位置座標とを比較し、最も距離が近いプローブ制御交差点ISXを抽出する。
ステップS03では、制御部101は、取得した位置情報と抽出したプローブ制御交差点ISXの位置座標との距離が所定の距離閾値(例えば、500m)未満であるか否かを判定する。
制御部101は、所定の距離閾値未満であると判定した場合には(ステップS03においてYES)、ステップS04以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS03においてNO)、ステップS05以降の処理を実行する。
ステップS04では、制御部101は、取得した位置情報を検出時刻とともにプローブデータに追加登録する。
ステップS05では、制御部101は、取得した位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定する(取得した位置情報に対して、道路地図データを用いたいわゆるリンクマッチング処理を実行し、走行リンクを特定する)。
ステップS06では、制御部101は、リンクマッチング処理により走行リンクが特定できた場合、すなわち、走行リンクのリンクIDがある場合には(ステップS06においてYES)、ステップS07以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS06においてNO)、ステップS11以降の処理を実行する。
ステップS07では、制御部101は、ステップS06の走行リンクのリンクIDが新規のリンクIDであるか否かを判定する。すなわち、制御部101は、ステップS06の走行リンクのリンクIDが、1つ前のサンプリング周期の経過時点において特定した走行リンクのリンクIDと異なるか否かを判定する。
新規のリンクIDでなければ、すでにプローブデータに追加登録されているため、さらに重複して追加登録する必要がないからである。
制御部101は、新規のリンクIDであると判定した場合(すなわち、前周期の走行リンクのリンクIDと異なると判定した場合)には(ステップS07においてYES)、ステップS08以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS07においてNO)、ステップS11以降の処理を実行する。
ステップS08では、制御部101は、ステップS05で特定した走行リンクが生活道路に係るリンクである生活道路リンクであるか否かを判定する。具体的には、道路地図データを参照して、走行リンクの道路種別が生活道路であるか否かを判定する。
制御部101は、生活道路リンクであると判定した場合(すなわち、走行リンクの道路種別が生活道路であると判定した場合)には(ステップS08においてYES)、ステップS09以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS08においてNO)、ステップS10以降の処理を実行する。
ステップS09では、制御部101は、ステップS05で特定した走行リンクが、車両(移動体)の出発地点から最初に非生活道路に係るリンクである非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクに該当するか否かを判定する。
具体的には、制御部101は、ステップS05で特定した走行リンクから車両の出発地点まで道路地図データを用いて経路探索を行い、探索した経路を構成するリンクの道路種別が全て生活道路であるか否かを判定する。
あるいは、車両の出発地点からステップS05で特定した走行リンクを全て記憶部103に記録しておき、それらの走行リンクの道路種別が全て生活道路であるか否かを判定しても良い。
制御部101は、該当すると判定した場合(すなわち、経路を構成するリンクの道路種別が全て生活道路であると判定した場合)には(ステップS09においてYES)、ステップS11以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS09においてNO)、ステップS10以降の処理を実行する。
ステップS10では、制御部101は、ステップS05で特定した走行リンクのリンクIDを、ステップS01で取得した位置情報の検出時刻とともにプローブデータに追加登録する。
ステップS11では、制御部101は、路上通信装置2へのアップリンクが可能であるか否か、すなわち、記憶部103に記録しているプローブデータを路上通信装置2に送信することが可能であるか否かを判定する。
制御部101は、可能であると判定した場合には(ステップS11においてYES)、ステップS12の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS11においてNO)、ステップS01以降の処理を実行する。
ステップS12では、制御部101は、記憶部103に記録していたプローブデータを路上通信装置2に送信し、当該プローブデータを記憶部103から消去する。
以下、具体例を用いて、車載装置1の制御部101が生成するプローブデータについて説明する。
図4は、車載装置が生成するプローブデータの具体例を説明するための図である。
ここでは、車載装置1を搭載した車両5が、出発地点Oから生活道路リンクL101、生活道路リンクL102、非生活道路リンクL11、非生活道路リンクL1、非生活道路リンクL7を走行し、車載装置1がリンクL7に設置されている路上通信装置2にプローブデータを送信する場合を想定する。
車載装置1は、車両5が出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに走行する生活道路リンクについては、プローブデータに含めない。
従って、車両5が出発地点Oから最初に非生活道路リンクL11に至るまでに生活道路リンクL101、L102を走行している間、車載装置1は取得した位置情報に対してリンクマッチング処理を実行して特定した走行リンクL101、L102については、プローブデータに含めない。
また、車載装置1は、プローブ制御交差点ISXからの距離が所定の距離閾値以上となっている位置情報についてはプローブデータに含めず、これらの位置情報に対してリンクマッチング処理を実行して特定した走行リンク(ただし、車両5が出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに走行する生活道路リンクを除く)をプローブデータに含める。
従って、車両5が非生活道路リンクL11を走行している間、車載装置1は取得した位置情報についてはプローブデータに含めず、これらの位置情報に対してリンクマッチング処理を実行して特定した走行リンクL11をプローブデータに含める。また、車両5が非生活道路リンクL1を走行している間、車載装置1はプローブ制御交差点ISXからの距離が所定の距離閾値(500m)以上となっている位置情報についてはプローブデータに含めず、これらの位置情報に対してリンクマッチング処理を実行して特定した走行リンクL1をプローブデータに含める。
また、車載装置1は、プローブ制御交差点ISXからの距離が所定の距離閾値未満となっている位置情報についてはプローブデータに含める。
従って、車両5が非生活道路リンクL1を走行している間、プローブ制御交差点ISXからの距離が所定の距離閾値(500m)未満となってからは、車載装置1は取得した位置情報をプローブデータに含める。また、車両5が非生活道路リンクL7を走行している間、プローブ制御交差点ISXからの距離が所定の距離閾値(500m)以上となるまでは、車載装置1は取得した位置情報をプローブデータに含める。
よって、図4の場合、車載装置1からリンクL7に設置されている路上通信装置2に送信されるプローブデータには、リンクL11、リンクL1、プローブ制御交差点ISXからの距離が500m未満となっている位置情報が含まれることになる。
以上のように、実施形態1に係る車載装置(情報生成装置)1は、位置情報がプローブ制御交差点ISXの近傍に含まれる場合にはこれを含むプローブデータ(走行軌跡情報)を生成するとともに、位置情報が上記近傍に含まれない場合にはこれを含まないプローブデータを生成する。これにより、車載装置1は、データ容量を抑えつつ、交通信号制御に必要な情報を含めたプローブデータを生成することができる。
また、車載装置(情報生成装置)1は、位置情報がプローブ制御交差点ISXの近傍に含まれない場合には、その位置情報に対応する走行リンクを特定して、その走行リンクを含めてプローブデータを生成する。これにより、車載装置1は、中央装置4が車両(移動体)5の走行経路を特定するために必要となる情報を、データ容量を抑えつつ、プローブデータに含めることができる。
また、車載装置(情報生成装置)1は、位置情報に基づいて特定した走行リンクが、車両(移動体)5の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに当該車両5が走行する生活道路リンクに該当する場合には、走行リンクを含めずに走行軌跡情報を生成する。これにより、車両5の搭乗者のプライバシーを保護することができる。
<変形例1−1>
上述の実施形態1においては、ステップS03では、ステップS01で取得した位置座標と、ステップS02で抽出したプローブ制御交差点の位置座標との距離が所定の距離情報未満であるか否かを判定する構成であったが、これに限定されず、さらに次のような処理を追加で行う構成であっても良い。
まず、車載装置1の制御部101は、ステップS01で取得した位置情報に対して、道路地図データを用いたいわゆるリンクマッチング処理を実行し、走行リンクを特定する。
次に、制御部101は、ステップS02で抽出したプローブ制御交差点に流入するリンクのリンクIDをプローブ制御交差点テーブルから参照し、特定した走行リンクのリンクIDが含まれているか否かを判定する。
そして、制御部101は、ステップS01で取得した位置情報とステップS02で抽出したプローブ制御交差点の位置座標との距離が所定の距離閾値未満であると判定し、かつ、ステップS02で抽出したプローブ制御交差点に流入するリンクのリンクIDに特定した走行リンクのリンクIDが含まれていると判定した場合には、ステップS04以降の処理を実行し、それ以外の場合には、ステップS05以降の処理を実行する。
これを、図4の例を用いて説明する。プローブ制御交差点テーブルでは、プローブ制御交差点ISXに流入するリンクのリンクIDとして、L1、L2、L3、L4が登録されているものとする。
車両5が非生活道路リンクL1を走行している間、プローブ制御交差点ISXからの距離が所定の距離閾値(500m)未満となってからは、リンクL1はプローブ制御交差点ISXの流入リンクであるため、車載装置1は取得した位置情報をプローブデータに含める。
一方、車両5が非生活道路リンクL7を走行している間、プローブ制御交差点ISXからの距離が所定の距離閾値(500m)以上となるまでであっても、リンクL7はプローブ制御交差点ISXの流入リンクではないため、車載装置1は取得した位置情報をプローブデータに含めず、これらの位置情報に基づいて特定した走行リンクL7をプローブデータに含める。
よって、車載装置1からリンクL7に設置されている路上通信装置2に送信されるプローブデータには、リンクL11、リンクL1、プローブ制御交差点ISXからの距離が500m未満となっており、かつ、車両5がリンクL1上を走行している間の位置情報、リンクL7が含まれることになる。
このような構成とすることにより、車載装置1は、位置情報がプローブ制御交差点の下流近傍に含まれる場合には当該位置情報を含めずにプローブデータを生成するので、さらにプローブデータのデータ容量を抑制することができる。
<変形例1−2>
上述の実施形態1においては、ステップS09では、ステップS05で特定した走行リンクが、車両(移動体)の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクに該当するか否かを判定する構成であったが、これに限定されず、さらに次のような処理を追加で行う構成であっても良い。
すなわち、車載装置1の制御部101は、ステップS05で特定した走行リンクが、車両の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクのうち、当該非生活道路リンクに至る所定の本数手前まで(例えば、1本手前まで)の生活道路リンクに該当するか否かを判定する。
そして、制御部101は、ステップS05で特定した走行リンクが、車両(移動体)の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクに該当すると判定し、かつ、ステップS05で特定した走行リンクが、車両の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクのうち、当該非生活道路リンクに至る所定の本数手前まで(例えば、1本手前まで)の生活道路リンクに該当しないと判定した場合には、ステップS11以降の処理を実行し、それ以外の場合には、ステップS10以降の処理を実行する。
これを、図4の例を用いて説明する。
車両5が生活道路リンクL101を走行している間、車載装置1が取得した位置情報に基づいて特定した走行リンクL101は、最初に非生活道路リンクL11に至るまでに車両5が走行する生活道路リンクL101、L102のうち、当該非生活道路リンクL11に至る1本手前までの生活道路リンクL102には該当しないため、車載装置1はL101についてはプローブデータに含めない。
一方、車両5が生活道路リンクL102を走行している間、車載装置1が取得した位置情報に基づいて特定した走行リンクL102は、最初に非生活道路リンクL11に至るまでに車両5が走行する生活道路リンクL101、L102のうち、当該非生活道路リンクL11に至る1本手前までの生活道路リンクL102に該当するため、車載装置1はL102についてはプローブデータに含める。
よって、車載装置1からリンクL7に設置されている路上通信装置2に送信されるプローブデータには、リンクL102、リンクL11、リンクL1、プローブ制御交差点ISXからの距離が500m未満となっている位置情報が含まれることになる。
このような構成とすることにより、車載装置1は、位置情報から特定した走行リンクが、車両(移動体)の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに当該車両が走行する生活道路リンクに該当する場合であっても、当該非生活道路リンクに至る所定の本数手前までの生活道路リンクに該当する場合には、当該生活道路リンクを含めてプローブデータ(走行軌跡情報)を生成するので、これを路上通信装置2経由で取得した中央装置4は生活道路から非生活道路に流入する交通を把握することができる。
<その他の変形例>
上述の車載装置1は、位置情報がプローブ制御交差点ISXの近傍に含まれる場合にはこれを含むプローブデータを生成するとともに、位置情報が上記近傍に含まれない場合にはこの位置情報に基づいて特定した走行リンクを含むプローブデータを生成する構成であったが、これに限られない。
位置情報が交差点の近傍に含まれる場合(交差点からの距離が所定の距離閾値未満となっている場合)にはこれを含むプローブデータを生成するとともに、位置情報が上記近傍に含まれない場合にはこの位置情報に基づいて特定した走行リンクを含むプローブデータを生成する構成であっても良い。
あるいは、位置情報が、交通信号機3(3X、3Y)が設置された交差点である信号交差点の近傍に含まれる場合(信号交差点からの距離が所定の距離閾値未満となっている場合)にはこれを含むプローブデータを生成するとともに、位置情報が上記近傍に含まれない場合にはこの位置情報に基づいて特定した走行リンクを含むプローブデータを生成する構成であっても良い。
あるいは、位置情報が重要交差点の近傍に含まれる場合(重要交差点からの距離が所定の距離閾値未満となっている場合)にはこれを含むプローブデータを生成するとともに、位置情報が上記近傍に含まれない場合にはこの位置情報に基づいて特定した走行リンクを含むプローブデータを生成する構成であっても良い。なお、重要交差点と一般交差点の定義は以下の通りである。
・ 重要交差点:普段から負荷率が大きくボトルネックになることが多い交差点のことを重要交差点といい、一般に、幹線・準幹線道路相互の交差点がこれに該当する。
・ 一般交差点:重要交差点に比べて従道路の交通需要が少なく、例えば単に横断歩行者の青信号の時間を確保すればよいような交差点のことを一般交差点という。
また、上述の実施形態1では、車載装置1は、位置情報がプローブ制御交差点ISXの近傍に含まれる場合にはこれを含むプローブデータを生成するとともに、位置情報が上記近傍に含まれない場合にはこの位置情報に基づいて特定した走行リンクを含むプローブデータを生成する構成であったが、これに限られない。
車載装置1は、位置情報が交差点の近傍に含まれる場合にはこれをそのまま含むプローブデータを生成するとともに、位置情報が上記近傍に含まれない場合にはこの位置情報を間引いて含めたプローブデータを生成する構成であっても良い。
実施形態2:
以下、本実施形態について、上述の実施形態1との相違点である車載装置1のプローブデータ生成処理を中心に説明する。
図5、図6は、実施形態2に係るプローブデータ生成処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS21において、車載装置1の制御部101は、所定のサンプリング周期(例えば、1秒)が経過すると、GPS処理部102によって検出された車載装置1の位置情報を取得する。
ステップS22では、制御部101は、路上通信装置2へのアップリンクが可能であるか否か、すなわち、記憶部103に記録しているプローブデータを路上通信装置2に送信することが可能であるか否かを判定する。
制御部101は、可能であると判定した場合には(ステップS22においてYES)、ステップS24以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS22においてNO)、ステップS23の処理を実行する。
ステップS23では、制御部101は、取得した位置情報を、この位置情報を検出した時刻とともに記憶部103に記録する。
ステップS24では、制御部101は、記憶部103に記録されている全ての位置情報について、ステップS25以降の処理が完了しているか否かを判定し、完了していると判定した場合には(ステップS24においてYES)、ステップS30の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS24においてNO)、記憶部に記録されている位置情報のうち、ステップS25以降の処理が完了していない、最も検出時刻の古いものを1つ抽出して、ステップS25の処理を実行する。
ステップS25では、制御部101は、ステップS24で抽出した位置情報に対して、道路地図データを用いたいわゆるリンクマッチング処理を実行し、走行リンクを特定する。
ステップS26では、制御部101は、リンクマッチング処理により走行リンクが特定できた場合、すなわち、走行リンクのリンクIDがある場合には(ステップS26においてYES)、ステップS27以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS26においてNO)、ステップS29以降の処理を実行する。
ステップS27では、制御部101は、ステップS25で特定した走行リンクが生活道路リンクであるか否かを判定し、生活道路リンクであると判定した場合には(ステップS27においてYES)、ステップS28以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS27においてNO)、ステップS31以降の処理を実行する。
ステップS28では、制御部101は、ステップS25で特定した走行リンクが、車両(移動体)の出発地点から非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクに該当するか否かを判定する。
制御部101は、該当すると判定した場合には(ステップS28においてYES)、ステップS29以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS28においてNO)、ステップS31以降の処理を実行する。
ステップS29では、制御部101は、ステップS24で抽出した位置情報を破棄する。
ステップS30では、制御部101は、記憶部103に記録していたプローブデータを路上通信装置2に送信し、当該プローブデータを記憶部103から消去する。
ステップS31では、制御部101は、ステップS24で抽出した位置情報と、道路地図データに登録されている各交差点の位置座標とを比較し、最も距離が近い交差点を抽出する。
ステップS32では、制御部101は、ステップS24で抽出した位置情報とステップS31で抽出した交差点の位置座標との距離が所定の距離閾値(例えば、500m)未満であるか否かを判定する。
制御部101は、所定の距離閾値未満であると判定した場合には(ステップS32においてYES)、ステップS34以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS32においてNO)、ステップS33以降の処理を実行する。
ステップS33では、制御部101は、ステップS24で抽出した位置情報と直前にプローブデータに追加登録した位置情報との距離が、一定走行距離(例えば、200m)以上であるか否かを判定する。
制御部101は、一定走行距離以上であると判定した場合には(ステップS33においてYES)、ステップS34以降の処理を実行し、それ以外の場合には(ステップS33においてNO)、ステップS35以降の処理を実行する。
ステップS34では、制御部101は、ステップS24で抽出した位置情報を検出時刻とともにプローブデータに追加登録する。
ステップS35では、制御部101は、ステップS24で抽出した位置情報を破棄する。
以下、具体例を用いて、実施形態2に係る車載装置1の制御部101が生成するプローブデータについて説明する。
図7は、実施形態2に係る車載装置が生成するプローブデータの具体例を説明するための図である。
ここでは、車載装置1を搭載した車両5が、出発地点Oから生活道路リンクL101、生活道路リンクL102、非生活道路リンクL11、非生活道路リンクL1、非生活道路リンクL7を走行し、車載装置1がリンクL7に設置されている路上通信装置2にプローブデータを送信する場合を想定する。
車載装置1は、出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでの間の位置情報については、プローブデータに含めない。
従って、車両5が出発地点Oから最初に非生活道路リンクL11に至るまでに生活道路リンクL101、L102を走行している間、車載装置1は取得した位置情報をプローブデータに含めない。
また、車載装置1は、交差点ISからの距離が所定の距離閾値以上となっている位置情報については、前回にプローブデータに含めた位置情報から車両5が一定走行距離(200m)走行するまでの間の位置情報を間引いてプローブデータに含める。
従って、車両5が非生活道路リンクL11、L1を走行している間、車載装置1は交差点ISからの距離が所定の距離閾値(500m)以上となっている位置情報については、間引いてプローブデータに含める。
また、車載装置1は、交差点ISからの距離が所定の距離閾値未満となっている位置情報については、そのままプローブデータに含める。
従って、車両5が非生活道路リンクL11、L1、L7を走行している間、車載装置1は交差点ISからの距離が所定の距離閾値(500m)未満となっている位置情報については、そのままプローブデータに含める。
以上のように、実施形態2に係る車載装置(情報生成装置)1は、交差点ISの近傍に含まれる位置情報については、これらをそのまま含むプローブデータ(走行軌跡情報)を生成するとともに、上記近傍に含まれない位置情報については、これらを間引いて含めるプローブデータを生成する。これにより、車載装置1は、データ容量を抑えつつ、交通信号制御に必要な情報を含めたプローブデータを生成することができる。
また、実施形態2に係る車載装置(情報生成装置)1は、位置情報から走行リンクを特定できない場合には、この位置情報を含めずにプローブデータを生成する。位置情報をもとに走行リンクを特定できない場合には、車両(移動体)5は道路地図データに登録されていないような生活道路を走行していると推定することができるので、このような位置情報をプローブデータに含めないことにより、車両5の搭乗者のプライバシーを保護することができる。
また、実施形態2に係る車載装置(情報生成装置)1は、位置情報から走行リンクを特定できる場合であっても、その走行リンクが、車両(移動体)5の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに当該車両5が走行する生活道路リンクに該当する場合には、この位置情報を含めずにプローブデータを生成する。これにより、車両5の搭乗者のプライバシーを保護することができる。
<変形例2−1>
上述の実施形態2においては、ステップS28では、制御部101は、ステップS25で特定した走行リンクが、車両(移動体)の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクに該当するか否かを判定する構成であったが、これに限定されず、さらに次のような処理を追加で行う構成であっても良い。
すなわち、制御部101は、ステップS25で特定した走行リンクが、車両の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクのうち、当該非生活道路リンクに至る所定の本数手前まで(例えば、1本手前まで)の生活道路リンクに該当するか否かを判定する。
そして、制御部101は、ステップS25で特定した走行リンクが、車両(移動体)の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクに該当すると判定し、かつ、ステップS25で特定した走行リンクが、車両の出発地点から最初に非生活道路リンクに至るまでに車両が走行する生活道路リンクのうち、当該非生活道路リンクに至る所定の本数手前まで(例えば、1本手前まで)の生活道路リンクに該当しないと判定した場合には、ステップS29以降の処理を実行し、それ以外の場合には、ステップS31以降の処理を実行する。
これを、図7の例を用いて説明する。
車両5が生活道路リンクL101を走行している間、車載装置1が取得した位置情報に基づいて特定した走行リンクL101は、最初に非生活道路リンクL11に至るまでに車両5が走行する生活道路リンクL101、L102のうち、当該非生活道路リンクL11に至る1本手前までの生活道路リンクL102には該当しない。従って、車載装置1は、車両5がL101を走行している間の位置情報についてはプローブデータに含めない。
一方、車両5が生活道路リンクL102を走行している間、車載装置1は取得した位置情報に基づいて特定した走行リンクL102は、最初に非生活道路リンクL11に至るまでに車両5が走行する生活道路リンクL101、L102のうち、当該非生活道路リンクL11に至る1本手前までの生活道路リンクL102に該当する。従って、車載装置1は、車両5がL102を走行している間の位置情報についてはプローブデータに含める。
このような構成とすることにより、車載装置(情報生成装置)1は、位置情報から特定した走行リンクが、車両(移動体)の出発地点から非生活道路リンクに至るまでに当該車両が走行する生活道路リンクに該当する場合であっても、当該非生活道路リンクに至る所定の本数手前までの生活道路リンクに該当する場合には、上記位置情報又は当該生活道路リンクを含めてプローブデータ(走行軌跡情報)を生成するので、これを路上通信装置2経由で取得した中央装置は生活道路から非生活道路に流入する交通を把握することができる。
<その他の変形例>
また、上述の実施形態2では、交差点ISからの距離が所定の距離閾値未満となっている位置情報についてはそのままプローブデータに含め、交差点ISからの距離が所定の距離閾値以上となっている位置情報については間引いてプローブデータに含める構成であったが、これに限られない。
上述の実施形態1と同様に、プローブ制御交差点ISXからの距離が所定の距離閾値未満となっている位置情報についてはそのままプローブデータに含め、プローブ制御交差点ISXからの距離が所定の距離閾値以上となっている位置情報については間引いてプローブデータに含める構成であっても良い。
あるいは、交通信号機3(3X、3Y)が設置された交差点である信号交差点からの距離が所定の距離閾値未満となっている位置情報についてはそのままプローブデータに含め、信号交差点からの距離が所定の距離閾値以上となっている位置情報については間引いてプローブデータに含める構成であっても良い。
あるいは、重要交差点からの距離が所定の距離閾値未満となっている位置情報についてはそのままプローブデータに含め、重要交差点からの距離が所定の距離閾値以上となっている位置情報については間引いてプローブデータに含める構成であっても良い。
今回開示した実施形態(上述の実施形態1、2を含む。)はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上記実施形態ではなく、特許請求の範囲と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上述の実施形態では、車両に搭載された車載装置が情報生成装置を構成する態様を説明したが、これに限られず、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末が情報生成装置を構成する態様であっても良い。
また、上述の実施形態では、車載装置(情報生成装置)は位置情報をプローブデータに登録する際、この位置情報の検出時刻も併せて登録する構成であったが、これに限られない。車載装置が速度センサ等から車両(移動体)の速度を取得できる場合には、位置情報をプローブデータに登録する際、この位置情報の検出時刻だけでなく、その時刻における車両の速度も併せてプローブデータに登録する構成であっても良い。さらに、その時刻における車両のワイパーの動作状態(動作中又は停止)やウィンカーの点灯状況(右ウィンカー点灯中、左ウィンカー点灯中又は消灯)その他の情報を取得できる場合には、これらの情報も併せてプローブデータに登録する構成であっても良い。
1 車載装置(情報生成装置)、 101 制御部、 102 GPS処理部、 103 記憶部、 104 通信部、 105 表示部、 106 音声出力部
2 路上通信装置、 2a 通信制御部、 2b 通信部
3 交通信号機、 3X プローブ制御交通信号機、 3Y 非プローブ制御交通信号機、 3a,3ax,3ay 交通信号制御機、 3b 信号灯器
4 中央装置、 5 車両
IS 交差点、 ISX プローブ制御交差点、 ISY 非プローブ制御交差点
L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8,L9,L10,L11,L12,L101,L102 リンク

Claims (12)

  1. 移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する情報生成装置であって、
    前記移動体の異なる時点での位置情報を取得する取得手段と、
    前記位置情報が、下記の条件Aを満たす所定の交差点の位置から所定の範囲内に含まれるか否かを判定する交差点近傍判定手段と、
    前記交差点近傍判定手段が肯定的な判定を行った場合に、前記位置情報を含めて前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記交差点近傍判定手段が否定的な判定を行った場合に、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成する生成手段と
    を備える情報生成装置。
    ・ 条件A:前記走行軌跡情報に基づいて当該交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御機が設置された交差点である。
  2. 前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定する特定手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記交差点近傍判定手段が否定的な判定を行った場合には、前記走行リンクを含めて前記走行軌跡情報を生成する、
    請求項1に記載の情報生成装置。
  3. 前記走行リンクが下記の条件Bを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定する生活道路リンク判定手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記生活道路リンク判定手段が肯定的な判定を行った場合には、前記走行リンクを含めずに前記走行軌跡情報を生成する、
    請求項2に記載の情報生成装置。
    ・ 条件B:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクである。
  4. 前記生活道路リンク判定手段は、さらに前記走行リンクが下記の条件Cを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定し、
    前記生成手段は、前記生活道路リンク判定手段により前記走行リンクが前記条件B及び前記条件Cの双方を満たす所定の生活道路リンクに該当すると判定された場合には、前記走行リンクを含めて前記走行軌跡情報を生成する、
    請求項3に記載の情報生成装置。
    ・ 条件C:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクのうち、当該生活道路リンク以外のリンクの所定数手前までの生活道路リンクである。
  5. 前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定する特定手段をさらに備え、
    前記走行リンクが前記所定の交差点に流入する道路に係るリンクである流入リンクに該当するか否かを判定する流入リンク判定手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記交差点近傍判定手段が肯定的な判定を行った場合であっても、前記流入リンク判定手段が否定的な判定を行った場合には、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報生成装置。
  6. 移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する情報生成装置であって、
    前記移動体の異なる時点での位置情報を取得する取得手段と、
    前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定する特定手段と、
    前記特定手段が特定した走行リンクの有無を判定する走行リンク有無判定手段と、
    前記走行リンク有無判定手段が有と判定した場合に、前記位置情報と前記走行リンクの少なくとも一方を含めて前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記走行リンク有無判定手段が無と判定した場合に、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成する生成手段と
    を備える情報生成装置。
  7. 前記走行リンクが下記の条件Bを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定する生活道路リンク判定手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記走行リンク有無判定手段が有と判定した場合であっても、前記生活道路リンク判定手段が肯定的な判定を行った場合には、前記位置情報及び前記走行リンクを含めずに前記走行軌跡情報を生成する、
    請求項6に記載の情報生成装置。
    ・ 条件B:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクである。
  8. 前記生活道路リンク判定手段は、さらに前記走行リンクが下記の条件Cを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定し、
    前記生成手段は、前記生活道路リンク判定手段により前記走行リンクが前記条件B及び前記条件Cの双方を満たす所定の生活道路リンクに該当すると判定された場合には、前記位置情報又は前記走行リンクを含めて前記走行軌跡情報を生成する、
    請求項7に記載の情報生成装置。
    ・ 条件C:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクのうち、当該生活道路リンク以外のリンクの所定数手前までの生活道路リンクである。
  9. 移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する情報生成装置であって、
    前記移動体の異なる時点での位置情報を取得する取得手段と、
    前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定する特定手段と、
    前記走行リンクが下記の条件Bを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定する生活道路リンク判定手段と、
    前記生活道路リンク判定手段が肯定的な判定を行った場合に、前記位置情報及び前記走行リンクを含めずに前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記生活道路リンク判定手段が否定的な判定を行った場合に、前記位置情報と前記走行リンクの少なくとも一方を含めて前記走行軌跡情報を生成する生成手段と
    を備える情報生成装置。
    ・ 条件B:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクである。
  10. コンピュータに、移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する処理を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記移動体の異なる時点での位置情報を取得するステップと、
    前記位置情報が、下記の条件Aを満たす所定の交差点の位置から所定の範囲内に含まれるか否かを判定する交差点近傍判定ステップと、
    前記交差点近傍判定ステップにおいて肯定的な判定を行った場合に、前記位置情報を含めて前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記交差点近傍判定ステップにおいて否定的な判定を行った場合に、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成するステップと
    を実行させるコンピュータプログラム。
    ・ 条件A:前記走行軌跡情報に基づいて当該交差点に設置された信号灯器を制御する交通信号制御機が設置された交差点である。
  11. コンピュータに、移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する処理を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記移動体の異なる時点での位置情報を取得するステップと、
    前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定するステップと、
    前記特定した走行リンクの有無を判定する走行リンク有無判定ステップと、
    前記走行リンク有無判定ステップにおいて有と判定した場合に、前記位置情報と前記走行リンクの少なくとも一方を含めて前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記走行リンク有無判定ステップにおいて無と判定した場合に、前記位置情報を含めずに前記走行軌跡情報を生成するステップと
    を実行させるコンピュータプログラム。
  12. コンピュータに、移動体の走行軌跡に関する走行軌跡情報を生成する処理を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記移動体の異なる時点での位置情報を取得するステップと、
    前記位置情報と、道路地図データに含まれる各リンクの位置座標とを比較して、前記移動体が走行していると推定されるリンクである走行リンクを特定するステップと、
    前記走行リンクが下記の条件Bを満たす所定の生活道路リンクに該当するか否かを判定する生活道路リンク判定ステップと、
    前記生活道路リンク判定ステップにおいて肯定的な判定を行った場合に、前記位置情報及び前記走行リンクを含めずに前記走行軌跡情報を生成するとともに、前記生活道路リンク判定ステップにおいて否定的な判定を行った場合に、前記位置情報と前記走行リンクの少なくとも一方を含めて前記走行軌跡情報を生成するステップと
    を実行させるコンピュータプログラム。
    ・ 条件B:生活道路に係るリンクである生活道路リンクであって、移動体の出発地点から最初に生活道路リンク以外のリンクに至るまでに前記移動体が走行する生活道路リンクである。
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