JP2016037841A

JP2016037841A - 便器の汚れ付着防止シート（フィルム又はシール）

Info

Publication number: JP2016037841A
Application number: JP2014168835A
Authority: JP
Inventors: 和正竹本; Kazumasa Takemoto
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-08-05
Filing date: 2014-08-05
Publication date: 2016-03-22

Abstract

【課題】便器の縁裏などの水洗では流し切れない汚れが溜まり易く、狭く清掃のしにくい部分への尿の飛沫・飛散などの汚れを遮断して、しつこい尿石汚れなどが付着することを防止する。
【解決手段】便器の形に適合するシートで便器の縁裏への隙間や清掃しにくい狭い部分など水洗によって完全に流し切れない汚れの残り易い部分を覆い、排尿時の飛沫の飛散を遮断し、シートが水洗で流されないように便器に粘着するよう貼り付ける。またシート自体が水洗されるように、適切に切れ込みを入れ、水流の上流側のシートを粘着させておくことで、シート表面を洗浄できるようにする。
【選択図】図１

Description

この発明は、便器に対する排尿時に便器の内側の縁の裏など清掃のしにくい狭い部分への汚れや尿の飛沫の飛散による尿石の付着や固着を防止するためのシート（フィルム又はシール）である。

便器の構造として内側内周上部の穴から水を流し、便器を洗浄するものであるが、従来排尿によって便器の内側の縁の裏に飛散した尿は、水洗時の水流のための穴の周りなどに付着するため、水洗しても必ずしも洗浄しきれず、水流で薄まったとしても成分が残っていればどうしても汚れとして残留し、日常的に小まめに清掃しない限り、付着した尿が乾燥して、やがてはしつこく頑固な尿石となり、除去するためには強力な洗剤・薬剤を用いて便器の縁裏を覗き込んで何時間も磨き擦るような多大な労力を必要とするものであった。

以下は代表的なものとして、洋式便器を例にとり、説明する。
洋式便器の構造として便座の下の卵型をした鉢の内側内周上部の縁の裏に点在する穴から水を流し、反時計回りの水流で便器を洗浄するものであるが、従来立ち姿勢であれ着座姿勢であれ、排尿によって洋式便器の上部内周の縁の裏に飛散した尿は、水洗用の水流のための穴の周りなどに付着するため、いわば水道の蛇口が汚れた場合、いくら水を流しても蛇口自体の汚れは取り除けないのと同様に、水洗しても洗浄されず、日常的に小まめに清掃しない限り、付着した尿が乾燥してしまえば、やがてはしつこく頑固な尿石となり、便器の縁裏を何時間も磨き擦るような多大な労力を必要とし、清掃のために水資源を無駄遣いし、除去するためには強力な洗剤・薬剤を用いて下水の水質を汚染するものであった。

そこで、この発明は、便器の縁裏という水洗・清掃の非常にやりにくい場所への尿の飛散による尿石汚れの付着・固着を防止すると共に、清掃時間や労力の大幅な短縮と削減や水の無駄遣い防止と下水の水質保全を課題とする。

以上の課題を解決するために、この発明は、便器の形に適合するような、水洗用の穴を塞がぬシートを便器の鉢の上部から縁裏への隙間を覆うように被せて粘着させて貼り付けてしまうことで、縁裏への尿の飛散・付着自体を遮断してしまおうというものである。

この発明によれば、シートで便器の縁裏への隙間を覆ってしまうのであるから、洋式便器ならば立ち姿勢であれ着座姿勢であれ、また他の便器でも排尿時の縁裏への尿の飛沫・飛散・付着が一切無く、しつこい尿石が固着する事が全くなくなる。また、シートに適切な切れ込みを入れ、水洗の上流側を便器に粘着させることにより、水洗の水流をシートの上に誘導しシート自体を洗浄することも出来、シートの清潔をも保てるものである。また、便座下の鉢の上円周囲や縁の表にも粘着させ貼り付けることにより、シートが水流で流されることもなく、便器の間口を狭めることもない。あるいはシートの材質をトイレに流せる素材に工夫すれば、汚れのひどくなったシートはトイレに流し、貼り替えればよいだけである。尿石除去のために水を流し続けたり、何時間もの清掃作業や、強力な洗剤液が不要となり、水資源の節約と環境保全にも役立つ。
つまりシートを貼り付けるだけで、便器が汚れなくなり、清掃時間も労力も大幅に短縮・削減され、洗剤が不用になることで、水資源の節約と水質保全にもなるのである。

以下、本発明を実施するための形態について説明する。
代表として洋式便器を例にとると、便座下の卵型の鉢の外周に適合するやや円錐状のシートの内側をくりぬき、縁裏に達しない長さの切れ込みを内周に等しい間隔で入れる。
便器の鉢の上部および縁の表側および切れ込みの水流の上流側と接する部分のシートを便器に粘着させ貼り付ける。
これを、より便器の曲線に適合し易くするために、シートそのものを適宜細かく等分割して、それぞれを便器に貼り付けてもよい。

この発明の一実施形態を示す平面図である。この発明の一実施形態を示す斜視図である。便座を上げた洋式便器に設置した時の俯瞰図である。便座を上げた洋式便器に設置した時の俯瞰図の分割図である。

１便器の鉢の外周
２便器の鉢の内周
３便器の縁の表
４便器の縁裏への隙間
５切れ込み
６非粘着部分
７便器の鉢の上部
８便器の鉢の外側への貼り付け部分
９分割する場合の分割線
１０水流の向きの例示

Claims

便器の内側の縁の裏への隙間などの水洗で流し切れない汚れの残り易い部分や清掃のしにくい狭い部分に尿などの汚れが飛散・付着しないように、便器の曲線に沿うビニールなどのシート・フィルム・シール・テープ状のものを貼り付けて汚れの付着を遮断することを特徴とする。
シートは水洗によって流されないように、またシート自体の表面を水洗浄できるように、便器に粘着するよう貼り付けて水流をシート上に誘導することを特徴とする。
シートは貼り替え出来ることを特徴とする。