JP3237160U - 尿飛沫防止用便座取付テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】座居用便器で男性が座居で小用を足す時に便座と便器の隙間から飛び出す尿飛沫を防止し、尿が残留して清掃が困難であったり不衛生になることを防止し、また高価で処理困難な廃棄物となることもなく、頻繁な交換もできる尿飛沫防止用便座取付テープを提供する。【解決手段】尿飛沫防止用便座取付テープは、水溶性もしくは水分散性の素材を用いた横長幅広テープ状シート1の片面においてその上寄部に粘着層を設けるとともに、他面を疎水性にして、立ち小便禁止を意味する表示3を施す。【選択図】図2

Description

この考案は、座居用便器の上に置く便座に取り付ける尿飛沫防止用具に関する。
周知のように、座居用便器の上に載置される便座で男性が座居で小用を足す時、便座と便器の隙間からの尿飛び出しが多く、便器周辺が汚れて掃除が常態化し、不衛生であると同時に清掃の労力も大きなものとなっている。、
これを防止するために、便器と便座の隙間に設置するクッション状のパッキンが各種考案され、既に市販もされている。
このようなパッキン類は吸水性のスポンジ状となっており、飛び出し尿を吸収するものの、それがすぐ除去できないために汚れ易く、臭気が発生し清掃が困難であって、非水溶性であるため水洗トイレに流すこともできない。また高価なため頻繁な交換もできないという問題点があった。本考案はかかる問題点を解決することを課題とする。
水溶性もしくは水分散性の素材を用いた横長幅広テープ状シート1の片面においてその上寄部に粘着層2を設けるとともに、他面を疎水性にして、本考案の尿飛沫防止用便座取付テープとする。
またその他面において、立ち小便禁止を意味する表示3を施すものとする。これは立ち小便をしようとする輩が便座を持ち上げたときにその表示が目に入るようにするためである。
ここで言う水溶性もしくは水分散性の素材は、いわゆる水溶紙やトイレットペーパーのように既に製品化されているものであり、また横長幅広テープ状シート1とはいわゆるガムテープを所定長さに裁断したような形状のものが該当する。
該シート1の片面に設けられる粘着層2は、例えば粘着又は接着テープに用いられているような粘着材が塗布されている箇所であって、これを便座4の前端部に圧着しぶら下がるように取り付けることにより、便器5との隙間を閉じるようにする。従って粘着層2が設けられる位置は、該シート1片面の全幅1/4程度の上縁に沿った上寄部が望ましいことになる。
なお他面を疎水性にするのは、尿飛沫が他面にまで浸透することを防いで、取り扱い上、清潔感を保つためである。具体的にはフッ素やシリコン等の撥水材を塗布すること等が挙げられる。
その他面において施される立ち小便禁止を意味する表示3は文字や図柄等で表現されるが、これは印刷やスタンプ等で容易に実現できる。
本考案によれば、座居用便器の便座で男性が座居で小用を足す時に便器と便座の隙間から尿飛沫が飛散するのを防ぐことができ、その際、その尿が残留して不衛生になったり大きな清掃労力を要することもなく、また低コストで廃棄物処理に困ることもなく、頻繁な交換が出来るという効果がある。また座居用便器での立ち小便による汚れを防止する効果もある。
水溶性紙材を基材とし、その厚さ0.5~2mmのものを幅40mm、長さ180mmに裁断し、その片面の下部30mmの位置に立ち小便禁止マークと透明又は白色の疎水性インキのベタ塗り印刷を施す。或いは全面的にフッ素系又はシリコン系の撥水加工をする。
その他面の上端寄りにおいて幅10mmの低粘着加工を施す。なお本考案はかかる例に限定されるものではない。
本考案の尿飛沫防止用便座取付テープは、現在困っている問題点を悉く解決するものであってニーズが高く、量産体制や流通面も現実的に問題ないので、産業上の利用可能性は十分にあると言える。
本考案一例の正面図 本考案一例の背面図 本考案を取り付けた状態を示す見取図
1……横長幅広テープ状シート
2……粘着層
3……立ち小便禁止を意味する表示
4……便座
5……便器

Claims (2)

  1. 水溶性もしくは水分散性の素材を用いた横長幅広テープ状シートの片面においてその上寄部に粘着層を設けるとともに、その他面が疎水性であることを特徴とする尿飛沫防止用便座取付テープ。
  2. その他面に、立ち小便禁止を意味する表示が施された請求項1記載の尿飛沫防止用便座取付テープ。
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