JP2016036767A - 粉砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性の異なる各種の砕料に広く応用でき、かつ砕料の素材特性を損ねることなく、効率よく粉砕できる粉砕機を提供する。【解決手段】粉砕室11の上部から一端が動力伝導手段30を設け、他端に粉砕手段40を設けた主軸20を回動自在に支持し、主軸に砕料が通過する内部孔4110と、矩形を呈する複数のガイド孔とを穿設した下板41と、砕料が通過する通過孔を穿設し、かつガイド孔に対応する位置にユニバーサルジョイント44を設けた上板42とを設け、上板と下板との間には上端がユニバーサルジョイントに連結し、下端が該ガイド孔に挿設される中心軸431を具えた複数の粉砕ロール43を設けてなり、粉砕室の内壁の粉砕手段の粉砕ロールに対応する位置に、円周に沿って設ける環状の固定子50と、中心軸に嵌設し、かつ粉砕ロールの上下両端面に密接するとともに、近接した位置に突起部50を一体に形成してなるパッキンを具える。【選択図】図1

Description

この発明は、各種食品素材、薬品等の砕料を粉砕して粉体にする、湿式・乾式兼用の粉砕装置に関する。
粉砕機は業界において常用される機具であって、粉砕、もしくは研磨によって金属、食材、薬品、化粧品、肥料、石材、化学物質などの粉体を生成するために応用されている。
また、従来の粉砕機は、ほとんどが乾式粉砕を行うように設計されている。例えば図8に開示する従来の粉砕機は、立設したドラム8を具えてなり、ドラム8の内部中央の位置を粉砕室81とする。粉砕室81には主軸91と、揺動自在に設けたカッター92とを具える粉砕手段90を設ける。また、ドラム底面85の下方には伝導手段93を設け、伝導手段93から主軸91を介してカッター92に動力を伝達し、カッター92を駆動して砕料を粉砕する。
別途、粉砕室81の上端には電動機82を設けて分級ブレード83を回転させる。分級ブレード83は、粉粒体を大きさによって分級する機能を有する。
さらに、粉砕室81上部には、気体抽出管84を外部から接続する。気体抽出管84の他端には、気体抽出手段(図示しない)を設け、気体を抽出することによって粉砕手段90が研磨した微細粉末粒子を抽出して収集する。
図8に開示する従来の乾式粉砕機は、粉砕機以外のその他手段などを付加することによって粉砕機としての機能を達成する。例えば、高出力の気体抽出手段を必要とし、微細粉末粒子を上方から抽出し、大きさによって篩分け収集する。よって、係る構造の従来の乾式粉砕機は、構造が複雑になる。
また、上述する乾式粉砕機に見られる最も顕著な欠点は、粉料の粉砕を行う環境上の条件が限定されという点である。即ち、粉料の粉砕を可能とする範囲で乾燥した環境において粉砕を行わなければならない。その為に乾燥工程という非常にコストが掛かる工程を採用しなければならない。更に研磨、もしくは切削を行う場合、特殊な砕料に応用できず、その応用範囲は大きく限定される。例えば、米材料を砕料とした場合、比較的高い澱粉損傷率が発生する。このため、粒径が不均一になるなどの粉末粒子の品質低下を招く。
また、軟質、もしくは含水量の高い材質には乾式粉砕機を応用することができない。食品の素材を粉末化する場合、係る素材は油脂、糖質、繊維、香りなどの成分を含有している、さらに砕料の比重、水分、粉末化する粒度の範囲、成分の損失、酸化の影響などの要素を考えるに、粉末化が可能な範囲は極めて狭く、周知の粉砕機は係る問題を克服していない。
また、油脂、もしくは糖質を多く含む素材は、圧砕、砕壊することによって含有する油脂、糖質が圧出されて粉砕室内に付着する。香辛料の場合は香りの成分が放出されて、利用できない粉末が発生し、一部の素材が無駄になる。
さらに、従来のロール式粉砕装置は、素材を乾燥させ水分率を少なくして、粉末化することが多い。係る方式は、乾燥させた砕料を粉末化する上で粉砕効率を高めて粉体の粒子を細かくすることができ、コストの面においても利用価値を高めることができた。但し、粉砕効率を高めるのに伴って、固形素材の素材特性が損なわれることがあった。また、粉砕ロールを使用する方式は、その原理からみれば砕料の特性の範囲を極めて限定させざるを得ない機械仕様であった。すなわち、粉砕部に設けられた粉砕ロールを高速回転させて固形素材への粉砕力の作用を強めると、粉砕部内での発熱量が多くなる、その為に、素材特性を粉砕熱によって損なわれることがある。次に、粉砕する素材の特性には比重の重い物・軽い物、或いは堅い物・軟らかい物及び高含水率等があり、それら粉砕素材の全てを粉体にすることが出来ない。例えば、紙の様な軽い物・軟らかい物を粉体にすると、粉砕システム上、粉砕ロール回転による旋回流やブロワーによる引張り等にて粉砕部を通過するかロール部に挿入しても、そのまま圧縮されたままに形になることが多く、どんな素材でも適応するという方式でもない。同様に粉砕ロールが固定板に素材を細かくする為にロール外周面が均一に接触することが必要である、が投入サイズは所望の粉末にする為に徐々に細かくする必要があり、その為に数段のロールを設けるか、ロールに対して強制的に圧力を掛けるか等の方法が採用されてきた。
しかしながら、上述する問題に対応するために、例えば粉砕工程を長くして工数を増やしたり、装置全体の構造を大型化・複雑化したり、または専用機を別途増設したりするなどの対応は好ましくない。従って、大型化や小型化に複雑化することなく、多品種少量・中量型生産の要求にも対応可能な汎用性を備えた構成とすることが望まれている。
また、上述する従来の乾式粉砕機には、別途欠点を有する。即ち、粉末粒子を上方から抽出して収集するため、大量の空気や電気エネルギーを必要とする。特に気体抽出手段に係るシステムが費やす電気エネルギーの量は極めて多い。さらに気体をガイドするシステムなどの保守も、極めて高いコストを必要とし、かつ保守のためにかなりの広さの場所を必要とすることも欠点の一つである。
また、周知の乾式粉砕機は、付装する導管などの部材が多い。よって、一種類の砕料の粉砕を行った後、異なる特性の砕料を粉砕するのなら、残留する砕料が次の砕料に混入することを防ぐために、乾式粉砕機と附装する部材に残留する粉末を除去しなければならない。係る作業は煩雑で、かつ時間を浪費する。この点も周知の乾式粉砕機の欠点と言える。
上述する従来の技術を鑑みるに、乾式と湿式の粉砕方式を兼ね備えた粉砕機が望ましいが、但し、係る粉砕機はいまだに実用化されていない。また、近年環境保全の意識が高揚しているが、機械設備に対しても省エネ、素材乾燥工程、設備空間の節減などが要求されている。粉砕機についても機械構造の単純化が望まれている。
しかしながら、問題解決は事実上困難である。その主な原因は、従来の粉砕、研磨手段のほとんどが自転式研磨方式を採用しているからである。係る方式によれば、投入された砕料が遠心力によって固定子に接触する場合、投入する砕料の粒径がそれぞれ異なることから砕料がロールの外周の接触面と固定子との間に進入し、粉砕ロールの重量によって遠心力が発生し、反復して圧砕、砕壊され、徐々に細かくなる。よって、必要とする粉末の特性と粒度を得るためには、粉砕、研磨手段と固定子との隙間について、上下の差を付けるよう設計する必要がある。
そこで、粉砕手段の負荷と粉砕ロールの長さと固定子との間の隙間をあらかじめ調整することができ、粉砕ロールの外周面の形状に基づいて粉末化できる自転式粉砕、研磨装置の開発が望まれている。
この発明は、湿式・乾式兼用であって、特性の異なる各種の砕料に広く応用でき、かつ砕料の素材特性を損ねることなく、効率よく粉砕することのできる粉砕機を提供することを課題とする。
また、この発明は、装置の構造を大型化、もしくは複雑化することなく、多品種少量・中量型生産の要求にも対応でき、汎用性に優れるとともに、素材乾燥工程及びランニングコストを低減させることのできる粉砕機を提供することを課題とする。
また、この発明は、残留した砕料の除去が容易な粉砕機を提供することを課題とする。
そこで、本発明者は従来の粉砕機に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、上部を粉砕室とし下方を吐出口とする筒状本体の上端側に被粉砕物の投入口と気体送入口とそれぞれ形成し、かつ粉砕室の上部から一端が動力伝導手段を設け他端に粉砕手段を設けた主軸を回動自在に支持し、該主軸に 砕料が通過する内部孔と矩形を呈する複数のガイド孔とを穿設した下板と、砕料が通過する通過孔を穿設し、かつ該ガイド孔に対応する位置にユニバーサルジョイントを設けた上板とを設け、該上板と該下板との間には上端が該ユニバーサルジョイントに連結し下端が該ガイド孔に挿設される中心軸を具えた複数のロールを設けてなり、該粉砕室の内壁の該粉砕手段のロールに対応する位置に、円周に沿って設ける環状の固定子と、該中心軸に嵌設し、かつ該粉砕ロールの上下両端面に密接するとともに、該粉砕ロールの上下両端面に近接した位置に突起部を一体に形成してなるパッキンと、を具えてなる粉砕機によって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づいて本発明を完成させた。以下この発明について説明する。
請求項1に記載する粉砕機は、 上部を粉砕室とし、該粉砕室の上端に近接した位置に、被粉砕物の投入口と気体送入口とそれぞれ形成し、かつ該投入口に被粉砕物投入管を接続し、かつ該気体送入口気体送入管を接続するとともに、該粉砕室の下方を被粉砕物の吐出口とする筒状本体と、
該粉砕室の上部から挿設し、軸受を介して回動自在に支持するとともに、該粉砕室の外部に位置する一端には動力伝導手段を設け、該粉砕室の内部に位置する一端には粉砕手段を嵌設してなる主軸と、
被粉砕物が通過する内部孔と、矩形を呈する複数のガイド孔とを穿設した下板と、砕料が通過する通過孔を穿設し、かつ該ガイド孔に対応する位置にユニバーサルジョイントを設けた上板と、を該主軸に設けるとともに、該上板と該下板との間には上端が該ユニバーサルジョイントに連結し、下端が該ガイド孔に挿設される中心軸を具えた複数の粉砕ロールを設けてなり、該動力伝導手段を介して伝導される動力を受けて該主軸が回転する粉砕手段と、
該粉砕室の内壁の該粉砕手段の粉砕ロールに対応する位置に、円周に沿って設ける環状の固定子と、
該中心軸に嵌設し、かつ該粉砕ロールの上下両端面に密接するとともに、該粉砕ロールの上下両端面に近接した位置に突起部を一体に形成してなるパッキンと、を具えてなる。
請求項2に記載する粉砕機は、請求項1における固定子の外周面と該ロールの外周面との間に錐体状の砕料進入空間を形成する。
請求項3に記載する粉砕機は、請求項1における前記粉砕室内の周縁から下方に延伸する壁面の内径が漸縮してホッパー部を形成する。
請求項4に記載する粉砕機は、請求項1における吐出口を該粉砕室の下端部側面に設け、かつ被粉砕物を吐出する吐出管を該粉砕室の下端側面に設けた該吐出口に設ける。
請求項5に記載する粉砕機は、請求項1における内部孔が調整ブロックに穿設され、かつ該調整ブロックが着脱自在に該下板に設けられる
この発明による粉砕機は、乾式粉砕と湿式粉砕のいずれにも対応することができるため実用的であり、使用上の利便性ら得られるという利点を有する。また、筒状本体の上方から砕料を投入し、打壊、切削、延伸、研磨し、重力を利用して該筒状本体の下方、もしくは下方調整板や側面から吐出する方式を採用したことから、従来の上方から気体とともに抽出して収集する方式に比して、消費するエネルギーを節減するのみならず、従来の粉砕機の如く気体抽出手段などの送風システムを付設必要がないため、余剰のエネルギーを消費することなく、かつ設備のコストも低減させることができ、機械設備の占める設置空間も縮減することができるため、機械設備の小型化を達成しつつ、多様化した量産を低いランニングコストで行うことができるという利点を有する。
また、この発明による粉砕機は、湿式粉砕に応用することができるため、粉砕加工において発生する熱量を抑制することができる。よって、食品の素材を砕料とした場合、澱粉損傷率が低減し、素材の破壊、変質が発生しにくくなる。さらに、砕料の水分の含有量の多寡を問わず広く応用することができ、広い適用性、汎用性を具えるという利点を有する。
また、この発明による粉砕機は、投入口から切線方向から砕料が投入される。被粉砕物は水分を含むため、極めて均一に、かつ衝撃力が平均的に粉砕室の内周面に分散し、自動的に粉砕ロールと固定子の間に進入して粉砕されることから。粉砕、研磨加工の時間を短縮することができ、粉砕機の稼働率を高めることができるという利点を有する。
さらに、この発明における固定子を傾斜させることによって、粉砕ロールの該周面との間に比較的大きな錐体状の空間を形成させる。よって砕料が容易に進入して、より細かく研磨することができ、粉砕、研磨加工の品質を高めることができるという利点を有する。
また、この発明場は該粉砕ローラの上下両端面に突起部451とを具えるパッキンを設けることから、該粉砕ローラが回転する場合、該パッキンの突起部が粉該砕ロールの端面から僅かにわずかに離れて隙間が形成され、該隙間の作用によって、摩擦によって発生する熱を減衰させることができ、粉砕ローラ43から伝導される摩擦熱の温度を効率よく制御することができる。 該粉砕ロールが停止した場合は、該パッキンの突起部が該粉砕ロールの端面に密接した状態に復帰する。該突起部と該粉砕ロールの端面とが完全に密接することによって、洗浄する場合、もしくは粉料自体の水分が放出された場合、水分が中心軸に流れることを防ぐ。よって、使用後の洗浄作業が容易になり、延いては部品の使用寿命を延長することができるという利点を有する。
この発明による粉砕機の断面構造を示した説明図である。 この発明における粉砕手段を示した斜視図である。 この発明の粉砕機における粉砕、研磨の動作を示した説明図である。 この発明における粉砕ロールを示した斜視図である。 この発明における粉砕ロールとパッキンと中心軸との関係を示した説明図である。 図4bに開示する粉砕ロールとパッキンとを示した局部拡大説明図である。 図4bに開示する粉砕ロールとパッキンとを示した他の局部拡大説明図である。 の発明における筒状本体と被粉砕部投入管との関係を示した説明図である。 この発明による粉砕機の砕料を粉砕する状態を示した説明図である。 第2の実施の形態による粉砕機の断面構造を示した説明図である。 従来の乾式粉砕機の断面構造を示した説明図である。
この発明は、湿式・乾式兼用であって、装置の構造を大型化、もしくは複雑化することなく、特性の異なる各種の砕料に広く応用でき、かつ砕料の素材特性を損ねることなく、ランニングコストを低減させるとともに、残留した砕料の除去が容易な粉砕機を提供するものであって、上部を粉砕室とし下方を吐出口とする筒状本体の上端側に被粉砕物の投入口と気体送入口とそれぞれ形成し、かつ粉砕室の上部から一端が動力伝導手段を設け他端に粉砕手段を設けた主軸を回動自在に支持し、該主軸に 砕料が通過する内部孔と矩形を呈する複数のガイド孔とを穿設した下板と、砕料が通過する通過孔を穿設し、かつ該ガイド孔に対応する位置にユニバーサルジョイントを設けた上板とを設け、該上板と該下板との間には上端が該ユニバーサルジョイントに連結し下端が該ガイド孔に挿設される中心軸を具えた複数の粉砕ロールを設けてなり、該粉砕室の内壁の該粉砕手段の粉砕ロールに対応する位置に、円周に沿って設ける環状の固定子と、該中心軸に嵌設し、かつ該粉砕ロールの上下両端面に密接するとともに、該粉砕ロールの上下両端面に近接した位置に突起部を一体に形成してなるパッキンと、を具えてなる。係る粉砕機の構造と特徴を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図面を参照にして以下に詳述する。
図1、5にこの発明による粉砕機を開示する、図面の開示によれば、筒状本体10を具えてなり、上部を粉砕室11とし、粉砕室11の下方を被粉砕物の吐出口114とする。吐出口114は周縁から下方に延伸する壁面の内径が漸縮してホッパー部12を形成する。
また、粉砕室11の上端111に近接した位置には、被粉砕物の投入口112と、気体送入口113とそれぞれ形成し、かつ投入口112と気体送入口113とには必要に応じて、それぞれ被粉砕物投入管13と気体送入管14とを接続する。投入口112と気体送入口113とは、互いの圓の中心点が粉砕室11を水平に通る同一線上に位置し、投入口112から投入される被粉砕物と、気体送入口113から挿入される気体とが、粉砕室11の内壁上端から内部に進入するようにする。
図1に開示するように、主軸20は粉砕室11の上部から挿設し、軸受21を介して回動自在に支持する。主軸20の粉砕室11の外部に位置する一端には動力伝導手段30を設ける。動力伝導手段30は周知の装置であって、例えば図示するようにベルトドライブで電動機の動力を伝導する形態であってもよい。また、主軸20の粉砕室11内部に位置する一端には、図2に開示するように粉砕手段40を嵌設する。
図1、図2、図3に開示するように、粉砕手段40は主軸20に上板42と下板41とを設けてなり、動力伝導手段30を介して伝導される動力を受けて主軸20が回転する。上板42には砕料が通過する通過孔421を穿設し、かつ下板41には砕料が通過する内部孔4110とを穿設する。また、下板41には矩形を呈する複数のガイド孔412を穿設し、かつ上板40には下板41のガイド孔412に対応する位置にユニバーサルジョイント44を設ける。
図2に開示するように、前掲の下板41の内部孔4110は調整ブロック411上に設けてもよい。調整ブロック411は着脱自在に下板41に設ける。
よって、砕料を最適の時間で研磨するために、異なる砕料によって内径の異なる内部孔4110を必要とする場合、異なる内径の内部孔4110が穿設された調整ブロック411に交換することによって、砕料を最適の時間で研磨するという目的を達成することができる。
上板41と下板41との間には中心軸431を具える複数の複数の粉砕ロール43を設け、粉砕ロール43の中心軸431は上端4312がユニバーサルジョイント44に連結し、下端4311が下板41のガイド孔412に挿設される。図4aに開示する粉砕ロール43の歯430は、異なる砕料の特性によって変化を加える。
この発明による粉砕機は湿式、乾式兼用である。特殊な砕料を粉砕する場合、水分が放出される。砕料自体は粘性を有する。また、特に砕料を頻繁に変更する場合に適用する。この場合、水を噴射して洗うことが、清潔上の最も速い選択となる。よって、粉砕ロール43が高速回転するという条件下において、回転によって摩擦熱が発生し、該摩擦熱によって砕料が損壊することを防ぐことを目的とした設計が必要になるが、但し、回転が停止した場合、効率よく水分を隔絶し、かつ異物の進入を防ぐための軸桿のシール構造が、極めて重要となる。この場合、目下市場に見られる周知の一般的な接触式オイルシールを用いると、図3に開示するように粉砕手段40の粉砕ロールが高速回転する場合、高温の摩擦熱が発生して砕料の損壊、汚染を招く。よって、新規なシール構造を設計する必要がある。
図3、4b、4cに開示するように、2つのパッキン45は、それぞれ中心軸431に嵌設し、粉砕ロール43の上下両端面432に密接する。パッキン45には、粉砕ロール43の上下両端面432に近接した位置には、突起部451を一体に形成する。突起部451を形成することによって、パッキン45は更に弾性を有する。 また、パッキン45の縦方向の略中間の位置には凹状部452を形成する。パッキン45は突起部451が粉砕ロール43の上下両方の端面432に密接することによって水分が粉砕ロール43と中心軸431との間に進入することを防ぐ。
図1、2、3に開示するように、粉砕室11の内壁には、粉砕手段40の粉砕ロール43に対応する位置に、円周に沿って環状の固定子50を設ける。固定子50と粉砕ロール50との間で投入した砕料に対して打壊、切削、延伸、研磨などを行う。また、固定子50と粉砕ロール43とは非全面接触とする。即ち、投入した砕料が容易に進入するように、固定子50の外周面と粉砕ロール43の外周面との間に傾斜した、もしくは錐体状の砕料進入空間60を形成し、粉砕ロール43の下半部と固定子50との間で投入した砕料に打壊、切削、延伸、研磨などを行い、更に細かくなるよう研磨する。
図3、4b、4dに開示するように、粉砕手段43の粉砕ロール43が回転する場合、パッキン45の突起部451が粉砕ロール43の端面432から僅かにわずかに離れて隙間Sが形成される。実際に測定すると、約0.1mmの隙間である。該隙間Sの作用によって、摩擦によって発生する熱を減衰させることができ、粉砕ローラ43から伝導される摩擦熱の温度を効率よく制御することができる。
粉砕ロール43が停止した場合、パッキン45の突起部451は、図4cに開示するように、粉砕ロール43の端面432に密接した状態に復帰する。突起部451と粉砕ロール43の端面432とが完全に密接することによって、洗浄する場合、もしくは粉料自体の水分が放出された場合、水分が中心軸431に流れることを防ぐ。よって、使用後の洗浄作業が容易になり、延いては部品の使用寿命を延長することができる。
図1、2、3に開示するように、粉砕室11の上端に近接した位置に形成した被粉砕物の投入口112からは、切線方向から砕料である被粉砕物70が投入される。被粉砕物70は水分を含むため、極めて均一に、かつ衝撃力が平均的に粉砕室11の内周面に分散するとともに、上板42の通過孔421から平均的に中央の粉砕手段40に落下する。
図1、2、3に開示するようにこの発明による粉砕機は、粉砕室11の上端に設けた投入口112から切線方向に沿って砕料である被\粉砕物70が投入される。被粉砕物70は水分を含むため、均一に、かつ衝撃力を以って粉砕室11内周面に対して均等に散布する、同時に、上板42の通過孔421から粉砕室11の中央に位置する粉砕手段40に対して平均的に落下する。
粉砕手段40が主軸20の駆動を受けて回転すると、複数の粉砕ロール43は遠心力の作用を受けて外方向に向かって付勢する。この場合、図3に開示するように、粉砕ロール43の中心軸431の上端4312はユニバーサルジョイント44を支点として外方向に押し出され、かつ下端4311が下板41のガイド孔312に沿って外方向に押し出される。このため粉砕ロール43に被粉砕物70を打壊するエネルギーが発生し、固定子50と粉砕ロール43との間に存在する被粉砕物70を打壊する。
また、粉砕ロール43によって打壊されるとともに、その瞬間固定子50と粉砕ロール43との間で摩擦が発生し、不粉砕物70が延伸する。よって、被粉砕物70に固定子50と粉砕ロール43との間において圧壊に対する抵抗力が発生し、破砕される。
また、粉砕ロール43自体は回転するため切断力を具え、被粉砕物70を切断する。
さらに、主軸20と、上板42と、下板41との全体によって回転体が形成され、固定子50との間に研磨力が発生し、被粉砕物70を研磨して微細粉末にする。被粉砕物70が予め設定した大きさの微細粉末になると、重力によって筒体1下方の吐出口114から出て、内径が漸縮してホッパー部12によって下方に移動して収集される。
図1に開示する粉砕ロール43は、中心軸431の上端4312が支点となり、下端4311が移動端となる。但し、例えば図6に開示するように、下板41のガイド孔412と、上板42のユニバーサルジョイント44などの位置関係を交換することができる。この発明において、係る変更は容易なことであり、同党の効果を有するが、当業者であれば容易に想到し、なし得ることであるので、実施例においては詳細な説明を割愛する。
図7に他の実施の形態を開示する。図面の開示によれば、粉砕手段40の主軸20は、下端が伝ベルトドライブの動力伝導手段30に接続し、電動機などを動力源とする。また、実施例2では図1に開示するように吐出口114を下方に設けたが、図7に開示する第2の実施の形態においては、粉砕室11の下端部側面に変更し、かつ吐出管15を設けて被粉砕物70を吐出する。
また、図6、7に開示するように、いずれの実施の形態であろうと、固定子50は必要に応じて傾斜面を形成し、ロールカッター40の外周面との間に円錐状の収納空間60を形成することが可能である。
10 筒状本体
11 粉砕室
111 上端
112 投入口
113 気体送入口
114 吐出口
12 ホッパー部
13 被粉砕部投入管
14 気体送入管
15 吐出管
20 主軸
30 動力伝導手段
40 粉砕手段
41 下板
411 調整ブロック
4110 内部孔
412 ガイド孔
42 上板
421 通過孔
43 粉砕ロール
430 歯
431 中心軸
4311 下端
4312 上端
432 端面
44 ユニバーサルジョイント
45 パッキン
451 突起部
452 凹状部
50 固定子
60 砕料進入空間
70 被粉砕物
8 ドラム
81 粉砕室
82 電動機
83 篩別ブレード
84 気体抽出管
90 粉砕手段
91 主軸
92 カッター
93 伝導手段
S 隙間

Claims (5)

  1. 上部を粉砕室とし、該粉砕室の上端に近接した位置に、被粉砕物の投入口と気体送入口とそれぞれ形成し、かつ該投入口に被粉砕物投入管を接続し、かつ該気体送入口気体送入管を接続するとともに、該粉砕室の下方を被粉砕物の吐出口とする筒状本体と、
    該粉砕室の上部から挿設し、軸受を介して回動自在に支持するとともに、該粉砕室の外部に位置する一端には動力伝導手段を設け、該粉砕室の内部に位置する一端には粉砕手段を嵌設してなる主軸と、
    被粉砕物が通過する内部孔と、矩形を呈する複数のガイド孔とを穿設した下板と、砕料が通過する通過孔を穿設し、かつ該ガイド孔に対応する位置にユニバーサルジョイントを設けた上板と、を該主軸に設けるとともに、該上板と該下板との間には上端が該ユニバーサルジョイントに連結し、下端が該ガイド孔に挿設される中心軸を具えた複数の粉砕ロールを設けてなり、該動力伝導手段を介して伝導される動力を受けて該主軸が回転する粉砕手段と、
    該粉砕室の内壁の該粉砕手段の粉砕ロールに対応する位置に、円周に沿って設ける環状の固定子と、
    該中心軸に嵌設し、かつ該粉砕ロールの上下両端面に密接するとともに、該粉砕ロールの上下両端面に近接した位置に突起部を一体に形成してなるパッキンと、を具えてなることを特徴とする粉砕機。
  2. 前記固定子の外周面と該粉砕ロールの外周面との間に錐体状の砕料進入空間を形成することを特徴とする請求項1に記載の粉砕機。
  3. 前記粉砕室の吐出口の周縁から下方に延伸する壁面の内径が漸縮してホッパー部を形成することを特徴とする請求項1に記載の粉砕機。
  4. 前記吐出口を該粉砕室の下端部側面に設け、かつ被粉砕物を吐出する吐出管を該粉砕室の下端側面に設けた該吐出口に設けることを特徴とする請求項1に記載の粉砕機。
  5. 前記内部孔が調整ブロックに穿設され、かつ該調整ブロックが着脱自在に該下板に設けられることを特徴とする請求項1に記載の粉砕機。
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