JP2016036648A - マッサージ機およびその制御装置 - Google Patents

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Takashi Yugawa
隆志 湯川
大輔 森川
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Abstract

【課題】ユーザーがマッサージ機の次の動作を簡単に決めることができるマッサージ機およびその制御装置を提供する。
【解決手段】マッサージ機の制御装置40は、マッサージにより変化する生体の生理状態に関する情報である生体生理情報に基づいて、マッサージ機の動作に関して推奨される操作の情報である推奨情報を報知部31に出力させる。
【選択図】図3

Description

本発明はマッサージ機およびその制御装置に関する。
ユーザーの生体の生理状態は例えばマッサージに反応して変化する。従来のマッサージ機の一例によれば、そうした生理状態の変化を利用し、ユーザーのこりの度合を評価する機能を搭載している。特許文献1に記載されるマッサージ機はその一例であり、生体の生理状態に関する情報である生体生理情報を測定し、マッサージの終了後に生体生理情報に基づいてこりの度合を評価し、その結果を表示部に表示させる。このため、ユーザーは自身のこりの度合を認識することができる。
特開2010−183955号公報
特許文献1のマッサージ機を利用するユーザーは表示部に表示されたこりの度合の情報から、マッサージ機によりさらにマッサージすることが好ましいか否かを判断することができる。さらにマッサージすることが好ましいと判断したユーザーは、マッサージ機の次の動作を決めるための操作を行う。このとき、ユーザーがマッサージ機にどのような動作を実行させることが適当かを表示部の情報からすぐに判断できない場合には、マッサージ機の次の動作を決めることに関して煩わしさを覚えるおそれがある。
本発明の目的は、ユーザーがマッサージ機の次の動作を簡単に決めることができるマッサージ機およびその制御装置を提供することである。
本発明の一形態に従うマッサージ機の制御装置は、マッサージにより変化する生体の生理状態に関する情報である生体生理情報に基づいて、マッサージ機の動作に関して推奨される操作の情報である推奨情報を報知部に出力させる。
マッサージ機およびその制御装置の一形態によれば、ユーザーがマッサージ機の次の動作を簡単に決めることができる。
は実施の形態1のマッサージ機の斜視図である。 は図1の施療部のブロック図である。 は図1のマッサージ機のブロック図である。 は図1の施療部の制御に関するフローチャートである。 は図1の施療部の制御に関するフローチャートである。 は図1の報知部に表示される画面の一例である。 は図1の報知部に表示される画面の一例である。 は実施の形態2の施療部の制御に関するフローチャートである。 は変形例の報知部に表示される画面の一例である。 は変形例の報知部に表示される画面の一例である。 は変形例の報知部に表示される画面の一例である。 は変形例の報知部に表示される画面の一例である。 は変形例の報知部に表示される画面の一例である。 は変形例のマッサージ機のブロック図である。
(マッサージ機およびその制御装置が取り得る形態の一例)
〔1〕本発明の一形態に従うマッサージ機の制御装置は、マッサージにより変化する生体の生理状態に関する情報である生体生理情報に基づいて、マッサージ機の動作に関して推奨される操作の情報である推奨情報を報知部に出力させる。
本制御装置は生理状態とそれに適したマッサージ機の動作との関係を参照することにより、そのときどきの生体の生理状態に適したマッサージ機の動作に関する操作をユーザーに促すことができる。ユーザーは生体の生理状態とマッサージ機の動作との関係を自身で判断しなくとも、推奨情報に従いマッサージ機を操作することにより生理状態に適した動作をマッサージ機に実行させることができる。このように、本制御装置によれば、ユーザーがマッサージ機の次の動作を簡単に決めることができる。
〔2〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、前記推奨情報はマッサージを終了する操作を推奨する情報を含む。
本制御装置によれば、以下の各効果の一方または両方が得られる。
(第1の効果)通常のユーザーは生理状態の水準を高めるためにマッサージ機を使用する。このため、ユーザーはマッサージコースが終了したときに生理状態の水準が高いことを自覚した場合、マッサージ機の使用を終了する。しかし、ユーザーが自身で判断した主観的な生理状態の水準によってはマッサージを終了することが適当か否かを判断しにくいことがある。
一方、本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、ユーザーはマッサージコースが終了したときに生体生理情報に基づく客観的な情報である推奨情報を参照してマッサージを終了するか否かを判断することができる。このため、主観的な生理状態の水準だけではユーザーがマッサージ機の次の動作を決めにくい場合、推奨情報によりユーザーの意志決定が補助される。このため、ユーザーはマッサージ機の次の動作を簡単に決めることができる。
(第2の効果)生理状態の水準が高い場合にユーザーにさらにマッサージが施されたとき、そのマッサージの内容によってはユーザーが不快感を覚えるおそれがある。一方、マッサージ機の使用形態の一例によれば、ユーザーは実行中のマッサージコースが自動的に終了するまでマッサージ機の動作を変化させないことがある。このため、例えばマッサージコースの実行中に生理状態が高い水準に達したとしても引き続きそのマッサージコースが継続される可能性が高い。
一方、本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、生体生理情報に基づいてマッサージを終了する操作を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーはマッサージコースの実行中であってもマッサージを終了するきっかけを得ることができる。このため、上述のような問題が生じるおそれが低減される。なお、生理状態の水準の一例はこりの度合であり、その場合における高い水準の生理状態はこりが解消されていることを示し、低い水準の生理状態はこりが解消されていないことを示す。
〔3〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、前記推奨情報はマッサージコースを変更する操作を推奨する情報を含む。
本制御装置によれば、ユーザーは生体生理情報に基づく客観的な情報である推奨情報を参照して、直前まで実行されていたマッサージコースとは別のマッサージコースを選択することが好ましいか否かを判断することができる。このため、ユーザーが自身で判断した主観的な生理状態の水準によっては次に受けるマッサージの内容を決断しにくい場合、推奨情報によりユーザーの意志決定が補助される。このため、ユーザーはマッサージ機の次の動作を簡単に決めることができる。
〔4〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、前記推奨情報はリラックス感を与えるマッサージコースであるリラックスコースの選択を推奨する情報を含む。
マッサージコースの実行中に生理状態が低い水準から高い水準に変化した後にマッサージが終了した場合、ユーザーはマッサージ機の使用により生理状態が改善したことを実感できる。その場合にリラックス感を与えるマッサージが身体にさらに施されたときには、ユーザーが一層好ましい生理状態を獲得する余地が生じ得る。しかし、ユーザーがそのような認識を持ち合わせていない場合には、上述のような好ましいマッサージの形態が選択されにくい。
一方、本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、生体生理情報に基づいてリラックスコースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーはリラックスコースをマッサージ機に実行させるきっかけを得ることができる。このため、本マッサージ機は生理状態の水準を高めるだけでなく、ユーザーにさらにリラックス感を与えることができる。
〔5〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、前記推奨情報は所定の部位を強くまたは弱くマッサージするためのマッサージコースである部位別コースの選択を推奨する情報を含む。
生理状態の水準が身体の部位ごとに異なる場合には生理状態の水準が高い部位を生理状態の水準が低い部位よりも弱くマッサージすることが好ましい。しかし、例えばユーザーがそのような認識を持ち合わせていない場合には、ユーザーが所定の部位における生理状態の水準が高いことを自覚していたとしても、上述のような好ましいマッサージの形態が選択されにくい。
一方、本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、生体生理情報に基づいて部位別コースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーは部位別コースをマッサージ機に実行させるきっかけを得ることができる。このため、本マッサージ機は身体の部位ごとにおける生理状態の水準に合わせてきめ細やかなマッサージを施すことができる。
〔6〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、前記推奨情報はそのときに実行されているマッサージコースである現在のマッサージコース、または、直前に終了したマッサージコースである直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが弱いマッサージコースである弱化コースの選択を推奨する情報を含む。
生理状態の水準が高い場合には生理状態の水準が低い場合よりも弱いマッサージを身体に施すことが好ましい。しかし、例えばユーザーがそのような認識を持ち合わせていない場合には、マッサージコースの終了後においてユーザーが生理状態の水準が高いことを自覚していたとしても、再び強いマッサージが選択されるおそれがある。
一方、本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、生体生理情報に基づいて弱化コースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーは弱化コースをマッサージ機に実行させるきっかけを得ることができる。このため、上述のような問題が生じるおそれが低減される。
〔7〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、前記推奨情報はそのときに実行されているマッサージコースである現在のマッサージコース、または、直前に終了したマッサージコースである直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが強いマッサージコースである強化コースの選択を推奨する情報を含む。
本制御装置によれば、以下の各効果の一方または両方が得られる。
(第1の効果)身体の状態によってはマッサージコースの実行中における生理状態の水準の変化が緩慢であり、マッサージ機の使用により生理状態が改善したことをユーザーが十分に実感できないおそれがある。
一方、本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、生体生理情報に基づいて強化コースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーは強化コースをマッサージ機に実行させるきっかけを得ることができる。このため、例えばマッサージコースの実行中に強化コースが選択された場合には生理状態が改善されやすくなる。このため、上述のような問題が生じるおそれが低減される。
(第2の効果)身体の状態によってはマッサージ機によりマッサージが施されても生理状態に有意な変化が生じず、マッサージコースの終了後における生理状態の水準がマッサージコースの開始前と同様に低い場合がある。その場合には生理状態の水準を高めるために再び同じマッサージコースによるマッサージが身体に施されたとしても生理状態の水準が期待されるように変化しないおそれがある。
一方、本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、生体生理情報に基づいて強化コースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーは強化コースをマッサージ機に実行させるきっかけを得ることができる。このため、上述のような問題が生じるおそれが低減される。
〔8〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、前記生体生理情報に基づいて得られるこりの度合に関する情報であるこり度合情報に応じて前記報知部に出力させる前記推奨情報の内容を決める。
本制御装置によれば、マッサージの効果が最も反映される指標の1つであるこりの度合に基づいて推奨情報の内容が決められる。このため、本制御装置を搭載したマッサージ機はユーザーのこりを解消することに一層寄与し得る。
〔9〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、前記生体生理情報に基づいて得られるこりの度合に関する情報であるこり度合情報に応じて、マッサージを終了する操作を推奨する情報、リラックス感を与えるマッサージコースであるリラックスコースの選択を推奨する情報、所定の部位を強くまたは弱くマッサージするためのマッサージコースである部位別コースの選択を推奨する情報、そのときに実行されているマッサージコースである現在のマッサージコース、または、直前に終了したマッサージコースである直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが弱いマッサージコースである弱化コースの選択を推奨する情報、および、前記現在のマッサージコースまたは前記直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが強いマッサージコースである強化コースの選択を推奨する情報のうちの少なくとも1つを含む前記推奨情報を前記報知部に出力させる。
本制御装置によれば、推奨情報に含まれる情報の内容に応じて、上記〔2〕〜〔8〕に記載されるマッサージ機の制御装置により得られる効果の1つまたは複数が得られる。このため、より好ましい使用形態をユーザーに提供する余地が広げられる。
〔10〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、こりが解消されたことが前記こり度合情報により示唆されるとき、マッサージを終了する操作を推奨する情報、前記弱化コースの選択を推奨する情報、および、前記リラックスコースの選択を推奨する情報のうちの少なくとも1つを含む前記推奨情報を前記報知部に出力させる。
本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、ユーザーはこりが解消した場合に適した推奨情報を参照してマッサージ機の次の動作を決めることができる。このため、ユーザーが自身で判断した主観的なこりの度合によってはマッサージ機の次の動作を決断しにくい場合、推奨情報によりユーザーの意志決定が補助される。このため、ユーザーはマッサージ機の次の動作を簡単に決めることができる。
〔11〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、所定の部位についてこりが解消され、他の部位についてこりが解消されていないことが前記こり度合情報により示唆されるとき、前記部位別コースの選択を推奨する情報を含む前記推奨情報を前記報知部に出力させる。
こりの度合が身体の部位ごとに異なる場合にはこりの度合が低い部位をこりの度合が高い部位よりも弱くマッサージすることが好ましい。しかし、例えばユーザーがそのような認識を持ち合わせていない場合には、ユーザーが所定の部位におけるこりの度合が低いことを自覚していたとしても、上述のような好ましいマッサージの形態が選択されにくい。
一方、本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、生体生理情報に基づいて部位別コースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーは部位別コースをマッサージ機に実行させるきっかけを得ることができる。このため、本マッサージ機は身体の部位ごとにおけるこりの度合に合わせてきめ細やかなマッサージを施すことができる。
〔12〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、こりが解消されていないことが前記こり度合情報により示唆されるとき、前記現在のマッサージコースまたは前記直前のマッサージコースの選択を推奨する情報、前記部位別コースの選択を推奨する情報、および、前記強化コースの選択を推奨する情報の少なくとも1つを含む前記推奨情報を前記報知部に出力させる。
こりが解消していない場合には引き続きマッサージを継続することが好ましい。一方、こりの感じ方はユーザーごとに異なるため、こりが解消していない場合であってもユーザーによってはこりが解消していると判断することがある。その場合には、こりが解消しないままマッサージ機によるマッサージが終了するおそれがある。
一方、本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、ユーザーはこりが解消していない場合に適した推奨情報を参照してマッサージ機の次の動作を決めることができる。このため、本マッサージ機はユーザーのこりを解消することに一層寄与し得る。
〔13〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、前記こり度合情報を前記報知部にさらに出力させる。
本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、ユーザーは報知部から提供された推奨情報を選択するときに、こりの度合に関する客観的な情報であるこり度合情報を参照できる。このため、ユーザーはこりの度合に関する主観的な判断結果、および、こり度合情報に基づいてより適切なマッサージ機の動作を選択できる。
〔14〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、マッサージコースの実行中およびマッサージコースの終了後の少なくとも一方において前記推奨情報を前記報知部に出力させる。
本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、マッサージが生理状態に及ぼす影響が反映された推奨情報がユーザーに提供される。このため、生理状態に応じたマッサージ機の動作が選択される機会が多くなる。
〔15〕前記マッサージ機の制御装置の一例によれば、マッサージコースの実行中において所定の時間が経過するごとに前記報知部に出力させる前記推奨情報を更新する。
本制御装置を搭載したマッサージ機によれば、ユーザーは報知部から提供される推奨情報を参照して、きめ細かくマッサージ機の動作を変更するきっかけが得られる。このため、本マッサージ機は例えば生理状態の水準を高めることに一層寄与し得る。
〔16〕本発明の一形態に従うマッサージ機は、マッサージ機に関する情報を出力する報知部と、マッサージにより変化する生体の生理状態に関する情報である生体生理情報を測定する生体生理情報測定部と、前記生体生理情報測定部により測定された前記生体生理情報に基づいて、マッサージ機の動作に関して推奨される操作の情報である推奨情報を前記報知部に出力させる制御装置とを備え、前記制御装置が前記〔1〕〜〔15〕のいずれか一項に記載の制御装置である。
(実施の形態1)
図1〜図3を参照して、マッサージ機1の構成について説明する。
図1に示されるように、マッサージ機1は、座11を備える椅子10、揉み玉26を動作させる施療部20、マッサージ機1の動作に関する内容を操作する操作部30、および、マッサージ機1の動作を制御する制御装置40を備える。
椅子10は、座11、座11の後方に取り付けられる背もたれ12、座11の右側と左側とに取り付けられる肘掛け13、および、座11の前方に取り付けられるオットマン14を備える。背もたれ12は、座11との接続部分を軸として回転できるように座11に取り付けられている。オットマン14は、座11との接続部分を軸として回転できるように座11に取り付けられている。
背もたれ12の内部には、背もたれ12の長手方向に延びるように形成されているレール12Aが配置されている。レール12Aは、このレール12A上に沿って移動できるように施療部20が取り付けられている。
施療部20は、複数の機械要素を含む施療ブロック21、施療ブロック21に接続されている一対のアーム25、および、各アーム25の端部に取り付けられている揉み玉26を備える。
図2に示されるように、施療ブロック21は、上下方向に移動するための上下駆動部22、アーム25(図1参照)を幅方向に移動させるための幅駆動部23、および、アーム25を前後方向に回転させるための強弱駆動部24を備える。アーム25は、幅駆動部23および強弱駆動部24を介して施療ブロック21に取り付けられている。
施療ブロック21は、上下駆動部22を介してレール12A(図1参照)に取り付けられている。上下駆動部22は、一例として、椅子10(図1参照)の幅方向に延びている第1の回転軸(図示略)、および、この第1の回転軸に接続されているモーター22Aを備える。第1の回転軸には、ピニオン(図示略)が形成されている。このピニオンは、レール12A上を移動できるようにレール12A上に形成されているラック(図示略)に噛み合わせられている。このため、モーター22Aが回転することにより施療ブロック21がレール12A上を上下方向に移動する。
幅駆動部23は、一例として、椅子10の幅方向に延びている第2の回転軸(図示略)、および、この第2の回転軸に接続されているモーター23Aを備える。第2の回転軸は、例えばボールねじ(図示略)であり、ねじ軸(図示略)およびナット(図示略)を含む。アーム25は、このナットに取り付けられている。このため、モーター23Aが回転することによりアーム25が第2の回転軸に対して幅方向に移動する。
強弱駆動部24は、一例として、椅子10の幅方向に延びている第3の回転軸(図示略)、および、この第3の回転軸に接続されているモーター24Aを備える。第3の回転軸には、アーム25を前後方向に回転させるための歯車(図示略)が形成されている。この歯車は、アーム25と一体的に回転する歯車に噛み合わせられている。このため、モーター24Aが回転することによりアーム25が前後方向に回転し、揉み玉26が前後方向に移動する。
操作部30(図1参照)は、マッサージコース等を選択する選択ボタン(図示略)、および、マッサージコースを実行する開始ボタン(図示略)等を備える。選択ボタンは、一例として、複数のマッサージコースの中から1つのマッサージコースを選択できる構成を持つ。
図3に示されるように、操作部30には、マッサージ機1(図1参照)に関する情報を出力する報知部31が備えられている。報知部31の一例は、ディスプレイである。
制御装置40は、マッサージにより変化する生体の生理状態に関する情報である生体生理情報を測定する生体生理情報測定部61と電気的に接続されている。生体生理情報測定部61の一例は、生体に取り付けられる生体情報センサーである。
生体生理情報測定部61は、マッサージの効果に関わるこり、血行、疲労、または、痛み等に関係した指標である生体生理情報を測定する。一例として、生体情報センサーにより発汗量に関する生体生理情報が測定される。こりまたは痛みがある部位をマッサージしたときに発汗することから、この発汗量を生体生理情報として用いることができる。この発汗量に関する生体生理情報には、皮膚電気活動(Electro-Dermal Activity:EDA)、および、皮膚電気反応(Electro-Dermal Response:EDR)に関する情報が含まれる。生体生理情報測定部61は、一例として、生体生理情報であるEDAの変化量とEDRの振幅値とを算出し、この生体生理情報を制御装置40に出力する。
図3を参照して、制御装置40の構成について説明する。
制御装置40は、揉み玉26の動作を制御するマッサージ制御部41、および、生体のこりの度合に関する評価を行う評価部50を備える。
マッサージ制御部41は、揉み玉26の動作に関する情報を含む複数のマッサージ手技、および、このマッサージ手技の組み合わせにより構成される複数のマッサージコースを記憶している。各マッサージ手技は、例えば揉み、指圧、さすり、叩き、および、伸ばし等である。各マッサージコースが実行される時間は、それぞれ予め設定されている。マッサージ制御部41は、各マッサージコースに対応する内容に基づいて各駆動部22〜24(図2参照)を制御する。
複数のマッサージコースは、一例として、複数の基本コース、弱化コース、強化コース、リラックスコース、および、部位別コースを含む。各基本コースは、例えばマッサージ手技の組合せ、および、マッサージコースが実行される時間等が異なっている。操作部30の選択ボタンが操作されることにより、複数の基本コースの中から1つのマッサージコースが選択される。
弱化コースは、一例として、基本コースが実行された後に実行される。弱化コースは、実行されているマッサージコースである現在のマッサージコース、または、直前に終了したマッサージコースである直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが弱いマッサージコースである。すなわち、この弱化コースは、基本コースよりもマッサージの強さが弱いマッサージコースであり、基本コースよりもマッサージの強さが弱いマッサージ手技の組み合わせにより構成される。また、弱化コースは、生体のこりが解消されているときに実行されることが好ましい。
強化コースは、一例として、基本コースが実行された後に実行される。強化コースは、現在のマッサージコースまたは直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが強いマッサージコースである。すなわち、この強化コースは、基本コースよりもマッサージの強さが強いマッサージコースであり、基本コースよりもマッサージの強さが強いマッサージ手技の組み合わせにより構成される。また、強化コースは、生体のこりが解消されていないときに実行されることが好ましい。
リラックスコースは、一例として、基本コースが実行された後に実行される。リラックスコースは、リラックス感を与えるマッサージコースである。このリラックスコースは、例えばマッサージの強さが弱いさすり、および、伸ばし等の組合せにより構成される。リラックスコースは、生体のこりが解消されているときに実行されることが好ましい。
部位別コースは、一例として、基本コースが実行された後に実行される。部位別コースは、所定の部位を強くまたは弱くマッサージするマッサージコースである。部位別コースは、一例として、こりが解消されている部位に対しては基本コースよりも弱くマッサージし、こりが解消されていない部位に対しては基本コースよりも強くマッサージする。部位別コースは、評価部50による評価結果に基づいて所定の部位に対する適切なマッサージの強さを有するマッサージ手技の組合せが自動で構築される。また、部位別コースは、所定の部位について生体のこりが解消され、他の部位についてこりが解消されていないときに実行されることが好ましい。
図2に示されるように、マッサージ制御部41は、揉み玉26がユーザーから受ける力を検出する力検出部62、および、ユーザーの体格を検出する体格検出部63と電気的に接続されている。
力検出部62の一例は、ひずみゲージまたは弾性体の変位を計測できる計測装置である。力検出部62は、ユーザーがマッサージされるときに揉み玉26がユーザーから受ける力である反力を検出する。力検出部62は、検出した反力に関する情報を含む検出信号をマッサージ制御部41に出力する。
体格検出部63は、揉み玉26をユーザーに押し当てながら上下方向に移動させることにより肩および腰の位置を検出する。この肩および腰の位置の検出には、揉み玉26の反力を一定に保持させながら揉み玉26を上下方向に移動させたときの前後方向の位置から検出する方法、または、揉み玉26の前後方向の位置を一定に保持させながら揉み玉26を上下方向に移動させたときの揉み玉26の反力から検出する方法等が用いられる。
また、ユーザーの身体の幅方向に対する検出も同様の方法により検出することができる。具体的には、人体は、一般に背中の幅方向においては背骨を頂点とする凸形状であるため、幅方向において背骨から離れる方向に揉み玉26の位置を変更する場合に揉み玉26の反力が小さくなる。これにより、体格検出部63は、ユーザーの体格を検出し、その検出された体格に関する情報をマッサージ制御部41に出力する。
図3に示されるように、評価部50は、揉み玉26が接触している身体の部位である施療部位を判別する施療部位判別部51、および、生体の生理状態を評価する生理状態評価部52を備える。評価部50は、生理状態評価部52による最新の評価結果に基づいて、マッサージ機1(図1参照)の動作に関して推奨される操作の情報である推奨情報を提供する推奨情報提供部53をさらに備える。
施療部位判別部51は、マッサージ制御部41から揉み玉26が動作している位置に関する情報を取得し、その情報に基づいて施療部位を判別する。また、施療部位判別部51は、マッサージ制御部41から反力に関する情報を取得する。施療部位判別部51は、施療部位に関する情報と反力に関する情報とを生理状態評価部52に出力する。
生理状態評価部52は、生体生理情報測定部61から生体生理情報を取得し、施療部位判別部51から施療部位に関する情報と反力に関する情報とを取得する。生理状態評価部52は、これらの取得した情報に基づいて施療部位ごとの生体の生理状態の水準を評価する。生体の生理状態の水準の一例は生体のこりの度合であり、こりの度合が高い状態であるこりが解消されていない状態は低い水準の生理状態を示唆し、こりの度合が低い状態であるこりが解消されている状態は高い水準の生理状態を示唆する。生理状態評価部52は、一例として、マッサージ開始時、推奨情報提供部53による推奨情報の出力時、および、マッサージ終了時に生体のこりの度合を評価する。生理状態評価部52は、この生体のこりの度合に関する情報であるこり度合情報を評価結果として推奨情報提供部53および報知部31に出力する。
推奨情報提供部53は、生理状態評価部52から得られるこり度合情報に応じて推奨情報の内容を決める。この推奨情報には、一例として、マッサージを終了する操作を推奨する情報、および、マッサージコースを変更する操作を推奨する情報が含まれる。マッサージコースを変更する操作を推奨する情報には、例えば弱化コース、強化コース、リラックスコース、および、部位別コースの少なくとも1つの選択を推奨する情報が含まれる。推奨情報提供部53は、一例として、基本コースの実行中および基本コースの終了後の少なくとも一方において推奨情報を報知部31に出力させる。
図4Aおよび図4Bを参照して、マッサージ機1の制御について説明する。
図4Aに示されるように、制御装置40は、ステップS11において、操作部30の選択ボタンがユーザーにより操作されることにより複数の基本コースの中から1つのマッサージコースが選択され、その選択されたマッサージコースを実行する。
生理状態評価部52は、ステップS12において、生体生理情報測定部61から取得した生体生理情報と、施療部位判別部51から取得した施療部位に関する情報および反力に関する情報とに基づいて施療部位ごとのユーザーのこりの度合を評価する。そして、生理状態評価部52は、ユーザーのこりの度合に関する情報であるこり度合情報を評価結果として報知部31に出力させる。
図5Aに示されるように、報知部31は、生理状態評価部52(図3参照)により得られた評価結果であるこり度合情報をマッサージ開始時に表示画面100に表示する。図5Aは、マッサージ開始時におけるユーザーのこりの度合を示している。表示画面100には、マッサージ開始時におけるユーザーのこりの度合が身体の部位と関連する施療ポイント101ごとに表示される。この各施療ポイント101は、こりの度合が識別できるように出力される。一例として、こりの度合が高い状態はドットの密度が高く、こりの度合が低い状態はドットの密度が低くなるように出力される。これにより、ユーザーはマッサージ開始時における自身のこりの度合を認識することができる。
図4Aに示されるように、制御装置40は、ステップS13において、実行されているマッサージコースが終了したか否かを判定する。マッサージコースが終了している場合、ステップS21に移行する。マッサージコースが終了していない場合、すなわちマッサージコースが実行中である場合、ステップS14に移行する。
制御装置40は、ステップS14において、ユーザーのこりが解消されたか否かを判定する。ユーザーのこりが解消されたか否かは、予め決められた所定のこりの度合よりもこりが解消しているか否かにより判定される。制御装置40は、例えばドットの密度が一番高い、すなわちこりの度合が一番高いことを示唆する施療ポイント101の全部が解消されることによりユーザーのこりが解消されたと判定する。ユーザーのこりが解消されていない場合、ステップS13に戻る。ユーザーのこりが解消された場合、ステップS15に移行する。
推奨情報提供部53は、ステップS15において、生理状態評価部52から得られるこり度合情報に応じた推奨情報を報知部31に出力させる。この推奨情報には、マッサージを終了する操作を推奨する情報、弱化コースの選択を推奨する情報、および、リラックスコースの選択を推奨する情報が含まれる。また、生理状態評価部52は、このときのユーザーのこりの度合である最新のこり度合情報を報知部31に出力させる。制御装置40は、操作部30がユーザーにより操作されることにより推奨情報の中から1つの情報が選択され、その選択されたマッサージ機1の動作が実行される。例えば、制御装置40は、ステップS15において推奨情報の中から弱化コースの選択を推奨する情報が選択されたとき弱化コースが実行され、弱化コースが終了することによりマッサージ機1の動作を終了させる。
制御装置40は、ステップS21において、ユーザーのこりが解消されたか否かを判定する。ユーザーのこりが解消されたか否かの判定方法は、ステップS14の判定方法と実質的に同じである。ユーザーのこりが解消されていない場合、ステップS31(図4B参照)に移行する。ユーザーのこりが解消された場合、ステップS22に移行する。このステップS22の内容は、ステップS15の内容と実質的に同じである。
図4Bに示されるように、推奨情報提供部53は、ステップS31において、生理状態評価部52から得られるこり度合情報に応じた推奨情報を報知部31に出力させる。この推奨情報には、マッサージを終了する操作を推奨する情報、強化コースの選択を推奨する情報、および、部位別コースの選択を推奨する情報が含まれる。また、生理状態評価部52は、このときのユーザーのこりの度合である最新のこり度合情報を報知部31に出力させる。制御装置40は、操作部30がユーザーにより操作されることにより推奨情報の中から1つの情報が選択され、その選択されたマッサージ機1の動作が実行される。
制御装置40は、ステップS32において、マッサージを終了させるか否かを判定する。具体的には、制御装置40は、ステップS31において推奨情報の中からマッサージを終了する操作を推奨する情報が選択された場合、マッサージ機1の動作を終了させる。また、制御装置40は、ステップS31において推奨情報の中からマッサージを終了する操作を推奨する情報以外の推奨情報が選択された場合、ステップS33に移行する。
制御装置40は、ステップS33において、ユーザーのこりが解消されたか否かを判定する。ユーザーのこりが解消されたか否かの判定方法は、ステップS14の判定方法と実質的に同じである。ユーザーのこりが解消されていない場合、ユーザーのこりが解消されるまでステップS33の判定を繰り返す。ユーザーのこりが解消された場合、ステップS34に移行する。このステップS34の内容は、ステップS15の内容と実質的に同じである。
図5Bに示されるように、報知部31は、生理状態評価部52(図3参照)により得られた評価結果であるこり度合情報をマッサージの終了時に表示画面100に表示する。図5Bは、マッサージの終了時におけるユーザーのこりの度合を示している。これにより、ユーザーはマッサージ終了時における自身のこりの度合を認識することができる。
マッサージ機1の制御装置40は、以下の作用および効果を奏する。
(1)制御装置40は生理状態とそれに適したマッサージ機1の動作との関係を参照することにより、そのときどきの生体の生理状態に適したマッサージ機1の動作に関する操作をユーザーに促すことができる。ユーザーは生体の生理状態とマッサージ機1の動作との関係を自身で判断しなくとも、推奨情報に従いマッサージ機1を操作することにより生理状態に適した動作をマッサージ機1に実行させることができる。このように、制御装置40によれば、ユーザーがマッサージ機1の次の動作を簡単に決めることができる。
(2)通常のユーザーはこりを解消させるためにマッサージ機1を使用する。このため、ユーザーはマッサージコースが終了したときにこりが解消したことを自覚した場合、マッサージ機1の使用を終了する。しかし、ユーザーが自身で判断した主観的なこりの度合によってはマッサージを終了することが適当か否かを判断しにくいことがある。
一方、制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、ユーザーはマッサージコースが終了したときに生体生理情報に基づく客観的な情報である推奨情報を参照してマッサージを終了するか否かを判断することができる。このため、主観的なこりの度合だけではユーザーがマッサージ機1の次の動作を決めにくい場合、推奨情報によりユーザーの意志決定が補助される。このため、ユーザーはマッサージ機1の次の動作を簡単に決めることができる。
(3)こりが解消された場合にユーザーにさらにマッサージが施されたとき、そのマッサージの内容によってはユーザーが不快感を覚えるおそれがある。一方、マッサージ機1の使用形態の一例によれば、ユーザーは実行中のマッサージコースが自動的に終了するまでマッサージ機1の動作を変化させないことがある。このため、例えばマッサージコースの実行中にこりが解消したとしても引き続きそのマッサージコースが継続される可能性が高い。
一方、制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、生体生理情報に基づいてマッサージを終了する操作を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーはマッサージコースの実行中であってもマッサージを終了するきっかけを得ることができる。このため、上述のような問題が生じるおそれが低減される。
(4)マッサージコースの実行中にこりの度合が高い状態からこりの度合が低い状態に変化した後にマッサージが終了した場合、ユーザーはマッサージ機1の使用によりこりが解消されたことを実感できる。その場合にリラックス感を与えるマッサージが身体にさらに施されたときには、ユーザーが一層好ましいこりの度合を獲得する余地が生じ得る。しかし、ユーザーがそのような認識を持ち合わせていない場合には、上述のような好ましいマッサージの形態が選択されにくい。
一方、制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、生体生理情報に基づいてリラックスコースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーはリラックスコースをマッサージ機1に実行させるきっかけを得ることができる。このため、マッサージ機1はこりを解消させるだけでなく、ユーザーにさらにリラックス感を与えることができる。
(5)こりの度合が身体の部位ごとに異なる場合にはこりの度合が低い部位をこりの度合が高い部位よりも弱くマッサージすることが好ましい。しかし、例えばユーザーがそのような認識を持ち合わせていない場合には、ユーザーが所定の部位におけるこりの度合が低いことを自覚していたとしても、上述のような好ましいマッサージの形態が選択されにくい。
一方、制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、生体生理情報に基づいて部位別コースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーは部位別コースをマッサージ機1に実行させるきっかけを得ることができる。このため、マッサージ機1は身体の部位ごとにおけるこりの度合に合わせてきめ細やかなマッサージを施すことができる。
(6)こりの度合が低い場合にはこりの度合が高い場合よりも弱いマッサージを身体に施すことが好ましい。しかし、例えばユーザーがそのような認識を持ち合わせていない場合には、マッサージコースの終了後においてこりが解消されていることをユーザーが自覚していたとしても、再び強いマッサージが選択されるおそれがある。
一方、制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、生体生理情報に基づいて弱化コースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーは弱化コースをマッサージ機1に実行させるきっかけを得ることができる。このため、上述のような問題が生じるおそれが低減される。
(7)身体の状態によってはマッサージコースの実行中におけるこりの度合の変化が緩慢であり、マッサージ機1の使用によりこりが解消したことをユーザーが十分に実感できないおそれがある。
一方、制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、生体生理情報に基づいて強化コースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーは強化コースをマッサージ機1に実行させるきっかけを得ることができる。このため、例えばマッサージコースの実行中に強化コースが選択された場合にはこりの度合が改善されやすくなる。このため、上述のような問題が生じるおそれが低減される。
(8)身体の状態によってはマッサージ機1によりマッサージが施されてもこりの度合に有意な変化が生じず、マッサージコースの終了後におけるこりの度合がマッサージコースの開始前と同様に高い場合がある。その場合にはこりを解消させるために再び同じマッサージコースによるマッサージが身体に施されたとしてもこりの度合が期待されるように変化しないおそれがある。
一方、制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、生体生理情報に基づいて強化コースの選択を推奨する推奨情報が出力されるため、ユーザーは強化コースをマッサージ機1に実行させるきっかけを得ることができる。このため、上述のような問題が生じるおそれが低減される。
(9)制御装置40によれば、マッサージの効果が最も反映される指標の1つであるこりの度合に基づいて推奨情報の内容が決められる。このため、制御装置40を搭載したマッサージ機1はユーザーのこりを解消することに一層寄与し得る。
(10)制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、ユーザーはこりが解消した場合に適した推奨情報を参照してマッサージ機1の次の動作を決めることができる。このため、ユーザーが自身で判断した主観的なこりの度合によってはマッサージ機1の次の動作を決断しにくい場合、推奨情報によりユーザーの意志決定が補助される。このため、ユーザーはマッサージ機1の次の動作を簡単に決めることができる。
(11)こりが解消していない場合には引き続きマッサージを継続することが好ましい。一方、こりの感じ方はユーザーごとに異なるため、こりが解消していない場合であってもユーザーによってはこりが解消していると判断することがある。その場合には、こりが解消しないままマッサージ機1によるマッサージが終了するおそれがある。
一方、制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、ユーザーはこりが解消していない場合に適した推奨情報を参照してマッサージ機1の次の動作を決めることができる。このため、マッサージ機1はユーザーのこりを解消することに一層寄与し得る。
(12)制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、ユーザーは報知部31から提供された推奨情報を選択するときに、こりの度合に関する客観的な情報であるこり度合情報を参照できる。このため、ユーザーはこりの度合に関する主観的な判断結果、および、こり度合情報に基づいてより適切なマッサージ機1の動作を選択できる。
(13)制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、マッサージの実行中およびマッサージコースの終了後にマッサージがこりの度合に及ぼす影響が反映された推奨情報がユーザーに提供される。このため、こりの度合に応じたマッサージ機1の動作が選択される機会が多くなる。
(14)制御装置40を搭載したマッサージ機1は、生理状態評価部52により得られた評価結果をマッサージ開始時およびマッサージ終了時に表示画面100に表示する。このため、ユーザーはマッサージ開始時およびマッサージ終了時のこりの度合を視覚的に認識することができる。このため、ユーザーはマッサージの効果の実感が得られやすい。
(15)制御装置40を搭載したマッサージ機1は、生理状態評価部52により施療部位に関する情報、反力に関する情報、および、生体生理情報に基づいて施療部位ごとのユーザーのこりの度合を評価する。このため、生理状態評価部52により得られる評価結果は、ユーザーの精神状態および外部環境による影響を受けにくくなる。このため、評価結果であるこり度合情報の推定精度が向上しやすい。
(実施の形態2)
実施の形態2のマッサージ機1の制御装置40は、以下に説明する点において実施の形態1のマッサージ機1の制御装置40と相違し、その他の点において実施の形態1のマッサージ機1の制御装置40と実質的に同じ構成を備える。なお、実施の形態2のマッサージ機1の制御装置40の説明は、実施の形態1のマッサージ機1の制御装置40と共通する構成に同一の符号を付し、その構成の説明の一部または全部を省略する。
マッサージ制御部41が記憶する複数のマッサージコースは、改善コースをさらに含む。改善コースは、生体のこりが解消されるまで実行される。マッサージ制御部41は、改善コースが実行されるとき、マッサージコースの実行中において所定の時間が経過するごとに推奨情報を報知部31に出力させ、生理状態評価部52により生体のこりの度合である最新のこり度合情報を報知部31に出力させる。改善コースの実行中において出力される推奨情報には、強化コースの選択を推奨する情報、および、部位別コースの選択を推奨する情報が含まれることが好ましい。改善コースは、操作部30の選択ボタンが操作されることにより実行される。なお、改善コースは、改善コースの実行中において推奨情報が出力されるまで、例えば基本コースと実質的に同じ内容のマッサージが実行される。
図6を参照して、マッサージ機1の制御について説明する。
制御装置40は、ステップS41において、操作部30の選択ボタンがユーザーにより操作されることにより改善コースが選択され、その改善コースを実行する。
生理状態評価部52は、ステップS42において、生体生理情報測定部61から取得した生体生理情報と、施療部位判別部51から取得した施療部位に関する情報および反力に関する情報とに基づいて施療部位ごとのユーザーのこりの度合を評価する。そして、生理状態評価部52は、ユーザーのこりの度合に関する情報であるこり度合情報を評価結果として報知部31に出力させる。
制御装置40は、ステップS43において、マッサージコースの開始時から所定時間が経過したか否かを判定する。この所定時間は、例えば1分である。マッサージコースの開始時から所定時間が経過している場合、ステップS44に移行する。マッサージコースの開始時から所定時間が経過していない場合、ステップS43を繰り返す。また、2回目以降のステップS43においては、前回の所定時間の経過からさらに所定時間が経過したか否かを判定する。
制御装置40は、ステップS44において、ユーザーのこりが解消されたか否かを判定する。ユーザーのこりが解消されていない場合、ステップS45に移行する。ユーザーのこりが解消された場合、改善コースを終了させ、ステップS46に移行する。
推奨情報提供部53は、ステップS45において、生理状態評価部52から得られるこり度合情報に応じた推奨情報を報知部31に出力させる。この推奨情報には、強化コースの選択を推奨する情報、および、部位別コースの選択を推奨する情報が含まれる。また、生理状態評価部52は、このときのユーザーのこりの度合である最新のこり度合情報を報知部31に出力させる。制御装置40は、操作部30がユーザーにより操作されることにより推奨情報の中から1つの情報が選択され、その選択されたマッサージ機1の動作が実行される。制御装置40は、ステップS44においてユーザーのこりが解消されたと判定されるまで、ステップS43〜ステップS45を繰り返す。
推奨情報提供部53は、ステップS46において、生理状態評価部52から得られるこり度合情報に応じた推奨情報を報知部31に出力させる。この推奨情報には、マッサージを終了する操作を推奨する情報、弱化コースの選択を推奨する情報、および、リラックスコースの選択を推奨する情報が含まれる。また、生理状態評価部52は、このときのユーザーのこりの度合である最新のこり度合情報を報知部31に出力させる。制御装置40は、操作部30がユーザーにより操作されることにより推奨情報の中から1つの情報が選択され、その選択されたマッサージ機1の動作が実行される。
マッサージ機1の制御装置40は、実施の形態1の(1)〜(15)の効果に加えて、以下の作用および効果を奏する。
(16)制御装置40を搭載したマッサージ機1によれば、マッサージコースの実行中において所定の時間が経過するごとに推奨情報を報知部31に出力させる。このため、ユーザーは報知部31から提供される推奨情報を参照して、きめ細かくマッサージ機1の動作を変更するきっかけが得られる。このため、マッサージ機1は例えばこりを解消させることに一層寄与し得る。
(変形例)
マッサージ機が取り得る具体的な形態は、上記各実施の形態に例示された形態に限定されない。マッサージ機は、上記各実施の形態とは異なる各種の形態を取り得る。以下に示される上記各実施の形態の変形例は、マッサージ機が取り得る各種の形態の一例である。
・実施の形態2の変形例のマッサージ機1によれば、改善コースの実行中において出力される推奨情報には、指定コースの選択を推奨する情報が含まれる。この指定コースを含む推奨情報を報知部31に出力させるとき、図5Aおよび図5B等に示されるようなユーザーのこりの度合である最新のこり度合情報と、身体の部位に関する情報である対象部位情報とを関連付けて報知部31に出力させる。指定コースは、操作部30が操作されることにより選択された対象部位情報に対応するマッサージコースである。例えばユーザーが表示画面100の施療ポイント101を押すことにより、その施療ポイント101に対応する部位がマッサージされる。
この変形例のマッサージ機1を利用するユーザーは、最新のこり度合情報、および、こりの度合に関するユーザーの主観的な判断結果に基づいてマッサージする部位を選択することができる。このため、より適切なマッサージ機1の動作を選択できる。なお、指定コースは、現在のマッサージコースまたは直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが強いマッサージコースである強化指定コース、または、現在のマッサージコースまたは直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが弱いマッサージコースである弱化指定コースであってもよい。
・変形例の報知部31は、図7に示されるように、生理状態評価部52により得られた評価結果であるこり度合情報を表示画面110に表示する。表示画面110には、マッサージ開始時およびマッサージ終了時における身体の部位ごとのこりの度合を数値により定量化した値が表示される。一例として、数値が大きい方がこりの度合が高い状態であり、数値が小さい方がこりの度合が低い状態であることを示す。また、こりの度合を定量化した値は、一例として、0〜100までの範囲内において示される。この変形例によれば、こりの度合の変化が0〜100までの数値の範囲内において示されるため、ユーザーは自身のこりの度合を詳細に把握することができる。なお、こりの度合を定量化した値は、0〜100までの範囲内に限られず、例えば0〜50までの範囲内であってもよい。
・変形例の報知部31は、図8Aおよび図8Bに示されるように、生理状態評価部52により得られた評価結果であるこり度合情報を表示画面120に表示する。図8Aは、マッサージ開始時におけるユーザーのこりの度合を示す。図8Bは、マッサージ終了時におけるユーザーのこりの度合を示す。表示画面120には、身体の部位ごとのこりの度合を円形である図形121により表示される。この図形121は、大きさ、ドットの密度、および、数値を組み合わせることによりこりの度合が表示される。一例として、図形121が大きく、ドットの密度が高く、数値が大きい方がこりの度合が高い状態であり、図形121が小さく、ドットの密度が低く、数値が小さい方がこりの度合が低い状態であることを示す。この変形例によれば、図形121の大きさ、ドットの密度、および、数値の大きさの3つの指標によりこりの度合が表示されるため、ユーザーがこりの度合を認識しやすい。なお、図形121は、四角または星形等であってもよい。
・変形例の報知部31は、図9に示されるように、生理状態評価部52により得られた評価結果であるこり度合情報を表示画面130に表示する。表示画面130には、こりの度合を示す同一のレベルメーター131に対して、マッサージ開始時レベル132とマッサージ終了時レベル133とが表示される。この変形例によれば、同一のレベルメーター131にマッサージ開始時レベル132とマッサージ終了時レベル133とが表示されているため、マッサージ開始時のこりの度合とマッサージ終了時のこりの度合とを比較させやすい。
・変形例の報知部31は、図10に示されるように、生理状態評価部52により得られた評価結果であるこり度合情報を表示画面140に表示する。表示画面140には、マッサージ開始時のこりの度合とマッサージ終了時のこりの度合とが各図形141,142を用いて同一の人体画像に表示される。図形141は、マッサージ開始時のこりの度合を示す。図形142は、マッサージ終了時のこりの度合を示す。各図形141,142は、大きさが大きい方がこりの度合が高い状態であり、大きさが小さい方がこりの度合が低い状態であることを示す。
・変形例の報知部31は、マッサージ開始時のこりの度合とマッサージ終了時のこりの度合とを表示画面100に同時に表示する。このため、ユーザーはこりの度合の変化を認識しやすい。また、別の変形例の報知部31は、操作部30を操作することにより、マッサージ開始時とマッサージ終了時との間におけるユーザーのこりの度合を呼び出して表示画面100に表示できる。さらに別の変形例の報知部31は、マッサージ開始時からマッサージ終了時までのこりの度合を表示画面100に動画により出力する。
・変形例の報知部31は、生理状態評価部52により得られた評価結果を表示画面100に表示することに代えて、または、加えて、音声により出力する。このため、ユーザーは、聴覚的に自身のこりの度合を認識することができる。
・変形例の体格検出部63は、座11および背もたれ12等に圧電センサーを備えることにより、この圧電センサーからの信号により体格を検出してもよい。
・変形例の生体生理情報測定部61によれば、図11に示されるように、ユーザーが生体情報センサーを手で掴むことにより生体生理情報が測定される。また、別の変形例の生体生理情報測定部61は、揉み玉26の周辺に配置され、揉み玉26の動作にともない移動できるように構成される。
・変形例の生体生理情報測定部61は、発汗量に代えて、または、加えて、筋硬度、血流、皮膚温、心拍(脈拍)、および、筋電図(筋疲労評価)等の少なくとも1つを生体生理情報として用いる。例えば生体生理情報として心拍を用いる場合、痛みがある部位をマッサージしたときに心拍が上がることから、この心拍を生体生理情報として用いることができる。なお、生体生理情報は、マッサージの効果に関わるこり、血行、疲労、または、痛み等に関係した指標であることが好ましい。
・変形例の生理状態評価部52が評価する生体の生理状態の水準は、生体のこりの度合に代えて、生体の筋硬度、血流、皮膚温、または、痛み度合い等である。生体の生理状態の水準の一例が生体の筋硬度である場合、筋硬度が硬い状態は低い水準の生理状態を示唆し、筋硬度が軟らかい状態は高い水準の生理状態を示唆する。また、生体の生理状態の水準の一例が生体の血流である場合、血流が悪い状態は低い水準の生理状態を示唆し、血流が良い状態は高い水準の生理状態を示唆する。また、生体の生理状態の水準の一例が生体の皮膚温である場合、皮膚温が低い状態は低い水準の生理状態を示唆し、皮膚温が高い状態は高い水準の生理状態を示唆する。また、生体の生理状態の水準の一例が生体の痛み度合いである場合、痛み度合いが強い状態は低い水準の生理状態を示唆し、痛み度合いが弱い状態は高い水準の生理状態を示唆する。
・変形例のマッサージ機1は、生理状態評価部52により評価された評価結果を記憶する評価結果記憶部を備える。この場合、推奨情報提供部53は、評価結果記憶部に記憶されている過去の評価結果からユーザーのこりの度合が解消されやすいマッサージ手技を含むマッサージコースに関する推奨情報を報知部31に出力させる。この変形例によれば、ユーザーのこりを解消させることに一層寄与し得る。
・変形例の生理状態評価部52は、マッサージ開始時、推奨情報提供部53による推奨情報の出力時、および、マッサージ終了時のうちの1つまたは2つのタイミングにおいてこり度合情報を報知部31に出力する。また、別の変形例の生理状態評価部52は、こり度合情報を報知部31に出力しない。
・変形例のマッサージ制御部41が記憶している複数のマッサージコースのうちの少なくとも1つは、1つのマッサージ手技が所定時間実行される。
・変形例のマッサージ制御部41が記憶している複数のマッサージコースが実行される時間は、マッサージコースが実行されるごとに任意に設定できる構成であってもよい。
・変形例のマッサージ制御部41が記憶している複数のマッサージコースは、マッサージ手技の組合せ、および、マッサージコースが実行される時間等が異なる複数の弱化コースを含む。
・変形例のマッサージ制御部41が記憶している複数のマッサージコースは、マッサージ手技の組合せ、および、マッサージコースが実行される時間等が異なる複数の強化コースを含む。
・変形例のマッサージ制御部41が記憶している複数のマッサージコースは、マッサージ手技の組合せ、および、マッサージコースが実行される時間等が異なる複数のリラックスコースを含む。
・変形例のマッサージ制御部41が記憶している複数のマッサージコースは、マッサージ手技の組合せ、および、マッサージコースが実行される時間等が異なる複数の部位別コースを含む。
・変形例のマッサージ制御部41は、記憶している複数のマッサージコースから弱化コース、強化コース、リラックスコース、および、部位別コースのうちの少なくとも1つが省略される。この変形例のマッサージ制御部41は、例えば記憶している複数のマッサージコースから弱化コース、強化コース、リラックスコース、および、部位別コースの全部を省略する。この場合、例えば生理状態評価部52から得られるこり度合情報に応じた基本コースの選択を推奨する情報である推奨情報を報知部31に出力する。
・変形例の制御装置40は、ユーザーのこりが解消されたと判定された場合に報知部31に出力させる推奨情報から、マッサージを終了する操作を推奨する情報、弱化コースの選択を推奨する情報、および、リラックスコースの選択を推奨する情報のうち1つまたは2つが省略される。
・変形例の制御装置40は、ユーザーのこりが解消されていないと判定された場合に報知部31に出力させる推奨情報として、マッサージを終了する操作を推奨する情報、強化コースの選択を推奨する情報、および、部位別コースの選択を推奨する情報の内の少なくとも1つに代えて、または、加えて、現在のマッサージコースまたは直前のマッサージコースの選択を推奨する情報を含む。
・変形例の制御装置40は、部位別コースが実行されるとき、こりが解消されている部位に対してはマッサージしない。
・変形例の操作部30の選択ボタンは、マッサージする身体の部位、および、マッサージの強さ等を変更する機能を備えてもよい。
・変形例のマッサージ機1は、操作部30が操作されることにより、実行中のマッサージコースを途中で中止することができる。
・変形例のマッサージ機1によれば、マッサージを開始するとき、操作部30の選択ボタンが操作されることにより複数の基本コース、弱化コース、強化コース、および、部位別コースの中から1つのマッサージコースが選択される。
・変形例のマッサージ機1は、ベッド型である。
(課題を解決するための手段に関する付記)
〔付記1〕マッサージにより変化する生体の生理状態に関する情報である生体生理情報に基づいて評価されるこりの度合に関する情報であるこり度合情報と、身体の部位に関する情報である対象部位情報とを関連付けて報知部に出力させ、操作部が操作されることにより選択された前記対象部位情報に対応するマッサージコースである指定コースの選択を推奨する推奨情報を前記報知部にさらに出力させるマッサージ機の制御装置。
〔付記2〕前記推奨情報はそのときに実行されているマッサージコースである現在のマッサージコース、または、直前に終了したマッサージコースである直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが強いマッサージコースである強化指定コースの選択を推奨する情報を含む付記1に記載のマッサージ機の制御装置。
〔付記3〕前記推奨情報はそのときに実行されているマッサージコースである現在のマッサージコース、または、直前に終了したマッサージコースである直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが弱いマッサージコースである弱化指定コースの選択を推奨する情報を含む付記1または2に記載のマッサージ機の制御装置。
1…マッサージ機
31…報知部
40…制御装置
61…生体生理情報測定部

Claims (16)

  1. マッサージにより変化する生体の生理状態に関する情報である生体生理情報に基づいて、マッサージ機の動作に関して推奨される操作の情報である推奨情報を報知部に出力させる
    マッサージ機の制御装置。
  2. 前記推奨情報はマッサージを終了する操作を推奨する情報を含む
    請求項1に記載のマッサージ機の制御装置。
  3. 前記推奨情報はマッサージコースを変更する操作を推奨する情報を含む
    請求項1または2に記載のマッサージ機の制御装置。
  4. 前記推奨情報はリラックス感を与えるマッサージコースであるリラックスコースの選択を推奨する情報を含む
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のマッサージ機の制御装置。
  5. 前記推奨情報は所定の部位を強くまたは弱くマッサージするためのマッサージコースである部位別コースの選択を推奨する情報を含む
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ機の制御装置。
  6. 前記推奨情報はそのときに実行されているマッサージコースである現在のマッサージコース、または、直前に終了したマッサージコースである直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが弱いマッサージコースである弱化コースの選択を推奨する情報を含む
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のマッサージ機の制御装置。
  7. 前記推奨情報はそのときに実行されているマッサージコースである現在のマッサージコース、または、直前に終了したマッサージコースである直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが強いマッサージコースである強化コースの選択を推奨する情報を含む
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のマッサージ機の制御装置。
  8. 前記生体生理情報に基づいて得られるこりの度合に関する情報であるこり度合情報に応じて前記報知部に出力させる前記推奨情報の内容を決める
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のマッサージ機の制御装置。
  9. 前記生体生理情報に基づいて得られるこりの度合に関する情報であるこり度合情報に応じて、マッサージを終了する操作を推奨する情報、リラックス感を与えるマッサージコースであるリラックスコースの選択を推奨する情報、所定の部位を強くまたは弱くマッサージするためのマッサージコースである部位別コースの選択を推奨する情報、そのときに実行されているマッサージコースである現在のマッサージコース、または、直前に終了したマッサージコースである直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが弱いマッサージコースである弱化コースの選択を推奨する情報、および、前記現在のマッサージコースまたは前記直前のマッサージコースよりもマッサージの強さが強いマッサージコースである強化コースの選択を推奨する情報のうちの少なくとも1つを含む前記推奨情報を前記報知部に出力させる
    請求項1に記載のマッサージ機の制御装置。
  10. こりが解消されたことが前記こり度合情報により示唆されるとき、マッサージを終了する操作を推奨する情報、前記弱化コースの選択を推奨する情報、および、前記リラックスコースの選択を推奨する情報のうちの少なくとも1つを含む前記推奨情報を前記報知部に出力させる
    請求項9に記載のマッサージ機の制御装置。
  11. 所定の部位についてこりが解消され、他の部位についてこりが解消されていないことが前記こり度合情報により示唆されるとき、前記部位別コースの選択を推奨する情報を含む前記推奨情報を前記報知部に出力させる
    請求項9または10に記載のマッサージ機の制御装置。
  12. こりが解消されていないことが前記こり度合情報により示唆されるとき、前記現在のマッサージコースまたは前記直前のマッサージコースの選択を推奨する情報、前記部位別コースの選択を推奨する情報、および、前記強化コースの選択を推奨する情報の少なくとも1つを含む前記推奨情報を前記報知部に出力させる
    請求項9〜11のいずれか一項に記載のマッサージ機の制御装置。
  13. 前記こり度合情報を前記報知部にさらに出力させる
    請求項8〜12のいずれか一項に記載のマッサージ機の制御装置。
  14. マッサージコースの実行中およびマッサージコースの終了後の少なくとも一方において前記推奨情報を前記報知部に出力させる
    請求項1〜13のいずれか一項に記載のマッサージ機の制御装置。
  15. マッサージコースの実行中において所定の時間が経過するごとに前記報知部に出力させる前記推奨情報を更新する
    請求項14に記載のマッサージ機の制御装置。
  16. マッサージ機に関する情報を出力する報知部と、
    マッサージにより変化する生体の生理状態に関する情報である生体生理情報を測定する生体生理情報測定部と、
    前記生体生理情報測定部により測定された前記生体生理情報に基づいて、マッサージ機の動作に関して推奨される操作の情報である推奨情報を前記報知部に出力させる制御装置と
    を備え、
    前記制御装置が請求項1〜15のいずれか一項に記載の制御装置である
    マッサージ機。
JP2014163519A 2014-08-11 2014-08-11 マッサージ機およびその制御装置 Pending JP2016036648A (ja)

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