JP2016035817A - モジュールカバー上部構造体、電池モジュール及び電池モジュールの熱暴走防止方法 - Google Patents

モジュールカバー上部構造体、電池モジュール及び電池モジュールの熱暴走防止方法 Download PDF

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Shinpei Todaka
心平 戸▲高▼
秀保 高辻
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秀保 高辻
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Abstract

【課題】樹脂製のモジュールカバーから外部へ放出された高温ガスが電池モジュール内へ再度侵入することに起因した熱暴走の伝播を防止できるモジュールカバー上部構造体を提供する。【解決手段】複数の電池セル1を直列または並列に接続した組電池の通電部、及び複数の電池セルの各圧力開放弁1bがモジュールカバー20で覆われている1または複数の電池モジュール10に対し、モジュールカバー20の上部を覆うように設置される底面が開放されて壁面を有する箱状のモジュールカバー上部構造体40であって、モジュールカバー上部構造体40の壁面は、最上段の外壁面である天井面42と、天井面42から下側に所定の間隔を設けて配置された1または複数段の仕切壁44とを備え、仕切壁44は、電池セル1から放出されるガス温度で溶融しない材料よりなり、少なくとも電池セル1の圧力開放弁1b上に位置する開口部45を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばリチウムイオン二次電池モジュール等に適用されるモジュールカバー上部構造体、電池モジュール及び電池モジュールの熱暴走防止方法に関する。
近年、リチウムイオン二次電池などの電池セルは、電気自動車などの移動体用の電池システムや、風力や太陽光のような自然エネルギー発電と組み合わせた系統連系円滑化蓄電システムなどの定置用の電池システムに用いられている。
図8及び図9に示すリチウムイオン二次電池モジュール(以下、「電池モジュール」と呼ぶ)10は、複数の電池セル1を直列または並列に接続した組電池である。そして、電池モジュール10の上部には、すなわち端子1a等の通電部品が配置されている各電池セル1の上部には、樹脂製等のモジュールカバー20を設置して防滴・防塵性能を確保することが行われている。
なお、図中の符号1bは圧力開放弁(「安全弁」ともいう)、2は検出ボード、3はバスバー、4は締結ボルト、5はセル検出ケーブル、11は電池モジュール10の外部出力端子、12は複数のセル検出ケーブル5を束ねたセル検出集合ケーブル、13は電池セル1の外周を結束するステンレスバンド、14は電池セル1の間に挟持された絶縁材、21はモジュールカバー20と電池セル1との間に設けた止水材である。
リチウムイオン二次電池においては、熱暴走と呼ばれる現象が知られている。この熱暴走は、内部短絡や過充電等の要因をきっかけにして電池内部の特定部材が発熱し、この発熱がさらに他の部材の発熱を引き起こすことから、電池温度の上昇が続くことによって発生する現象であり、電池内部で材料が燃え、電池の異常発熱や発火に至ることがある。
このような熱暴走対策としては、例えば下記の特許文献1及び2に開示されているように、ケースに収納される二次電池間に、熱伝導筒に一体的に成形されたプラスチック製の熱暴走壁を設けることが行われている。
また、下記の特許文献3には、筐体に設けた吸気口または排気口に対し、熱膨張性耐火樹脂材料によって構成される耐火閉塞部材を配置した空冷式の電池冷却構造が開示されている。
特開2006−339017号公報 特開2007−66773号公報 特開2013−246920号公報
ところで、上述した電池セル1は、性能劣化が生じると、内部積層体の膨張に伴って電池セル自体が膨張する。また、電池セル1は、劣化の進展や異物混入等により電池内部で短絡が発生した場合、大電流が流れて発熱するため電池温度の上昇を招くことがある。この際、電池セル1の内圧も急上昇するため、例えば図10に示すように、各電池セル1の上面に設けられた圧力開放弁1bの開放により、高温ガス(固体を含む高温ガスも包含)Gが電池セル1の外部に放出されてモジュールカバー20に衝突する。
なお、図10(a)は、モジュールカバー20の内部構造等を簡略化した断面図であり、例えば検出ボード2,バスバー3及び止水材14等の図示が省略されている。
しかし、モジュールカバー20は、絶縁の関係で樹脂製となるため、例えば1000℃程度になりえる高温ガスGの衝突により溶融して脱落すると、高温ガスGはモジュールカバー20の外部へ放出されることとなる。
この高温ガスGは、モジュールカバー20の上方に金属性の構造物SP等が存在する場合、この構造物SPに進路を阻まれるため、図中に符号G´で示すようにモジュールカバー20の上部に滞留してしまう。こうして滞留した高温ガスG´の影響を外側から受けるモジュールカバー20は、熱により溶融して脱落することになるので、いったん放出された高温ガスG´は、図中に白抜矢印Grで示すように、電池モジュール10内に再度侵入することとなる。この結果、他の電池セル1にも再度侵入した高温ガスG´の熱が移動するので、熱暴走の伝播が懸念される。
なお、上述した構造物SPとしては、定置用の電池モジュールでは棚板等を例示でき、自動車のような移動用では金属板を例示できる。
このような背景から、リチウムイオン二次電池モジュールのような電池モジュールにおいては、熱暴走の伝播を防止するため、樹脂製のモジュールカバーから外部へ放出された高温ガスが電池モジュール内へ再度侵入することを防止または抑制することが望まれる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、樹脂製のモジュールカバーから外部へ放出された高温ガスが電池モジュール内へ再度侵入することに起因した熱暴走の伝播を防止できるモジュールカバー上部構造体、電池モジュール及び電池モジュールの熱暴走防止方法を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係るモジュールカバー上部構造体は、複数の電池セルを直列または並列に接続した組電池の通電部、及び前記複数の電池セルの各圧力開放弁がモジュールカバーで覆われている1または複数の電池モジュールに対し、前記モジュールカバーの上部を覆うように設置される底面が開放されて壁面を有する箱状のモジュールカバー上部構造体であって、前記壁面は、最上段の外壁面と、該外壁面から下側に所定の間隔を設けて配置された1または複数段の仕切壁とを備え、前記仕切壁は、前記電池セルから放出されるガス温度で溶融しない材料よりなり、少なくとも前記電池セルの圧力開放弁上に位置する開口部を備えていることを特徴とするものである。
このような本発明によれば、モジュールカバーの上部を覆うモジュールカバー上部構造体の壁面は、最上段の外壁面と、該外壁面から下側に所定の間隔を設けて配置された1または複数段の仕切壁とを備えている。そして、仕切壁は、電池セルから放出されるガス温度で溶融しない材料よりなり、少なくとも電池セルの圧力開放弁上に位置する開口部を備えているので、圧力調整弁の開放により放出された高温ガスは、金属を使用できないモジュールカバー(例えば樹脂製)を溶融させて上方へ流出する。
この高温ガスは、少なくとも圧力開放弁上に位置する仕切壁の開口部を通過して上昇するので、開口部を通過した高温ガスは、下方に存在する仕切壁により流路が制限されるので、モジュールカバーの上面に向けて再到達するような流下が抑制される。また、仕切壁を備えたモジュールカバー上部構造体の存在は、電池モジュール上方の熱容量を増すことになるので、熱吸収によるガス温度の低下も期待できる。
上記の発明において、前記仕切壁は、前記開口部の周囲壁面の少なくとも一部が上下方向に連通する孔を備えたハニカム構造であることが好ましく、これにより、仕切壁の伝熱面積を増して高温ガスの温度低下を促進できる。
このようなハニカム構造の孔は、モジュールカバーの上面に向けて再到達するような流下を抑制するため、仕切壁の下段側を小さく密にして上段側へ順次大きくすることが望ましい。
上記の発明において、前記開口部の開口面積は、前記仕切壁の下段側から上段側へ順次小さく設定されていることが好ましく、この結果、高温ガスを分散させてモジュールカバー上部構造体の熱吸収を最適化することができる。
なお、好適な開口部としては、複数の圧力開放弁上を連結するように設けたスリット形状や、圧力開放弁と略同心の円形を例示できる。
上記の発明において、前記仕切壁が上下方向に連通する孔を備えたハニカム構造板であり、これにより、仕切壁の伝熱面積が増すため高温ガスの温度低下を促進できる。
このようなハニカム構造板において、前記孔は、前記仕切壁の下段側から上段側へ順次小さくなることが好ましく、これにより、高温ガスは、モジュールカバーから遠く孔の断面積が小さく密になる上段側の仕切壁上に滞留しやすくなる。
上記の発明においては、前記外壁面がアブレーション材層を備えているので、熱吸収により高温ガスの温度を低下させ、さらに、アブレーション材のガス化により高温ガスを希釈することができる。なお、アブレーション材としては、例えばテフロン(登録商標)を例示できる。
上記の発明においては、前記外壁面の下面に配置したハニカム構造板を備えていることが好ましく、これにより、伝熱面積を増して高温ガスの温度低下をより一層促進することができる。
本発明に係る電池モジュールは、複数の電池セルを直列または並列に接続した組電池と、前記組電池の通電部、及び前記複数の電池セルの各圧力開放弁を覆うモジュールカバーと、前記モジュールカバーの上部を覆うように設置される底面が開放されて壁面を有する箱状のモジュールカバー上部構造体と、を含む電池モジュールであって、前記壁面は、最上段の外壁面と、該外壁面から下側に所定の間隔を設けて配置された1または複数段の仕切壁とを備え、前記仕切壁は、前記電池セルから放出されるガス温度で溶融しない材料よりなり、少なくとも前記電池セルの圧力開放弁上に位置する開口部を備えていることを特徴とするものである。
このような本発明によれば、上述したモジュールカバー上部構造体を備えているので、圧力調整弁の開放により放出された高温ガスは、モジュールカバーを溶融させて上方へ流出する。しかし、この高温ガスは、少なくとも圧力開放弁上に位置する仕切壁の開口部を通過して上昇するので、開口部を通過した高温ガスは、下方に存在する仕切壁によりモジュールカバーの上面に向けて再到達するような流下が抑制される。また、仕切壁を備えたモジュールカバー上部構造体の存在は、電池モジュール上方の熱容量を増すことになるので、熱吸収によるガス温度の低下も期待できる。
本発明に係る電池モジュールの熱暴走防止方法は、複数の電池セルを直列または並列に接続した組電池の通電部、及び前記複数の電池セルの各圧力開放弁がモジュールカバーで覆われている1または複数の電池モジュールの熱暴走防止方法であって、前記電池セルから放出されるガス温度で溶融しない材料よりなり、少なくとも前記電池セルの圧力開放弁上に配置された開口部を備えている仕切壁を、前記モジュールカバーの上部に所定の間隔で1または複数段設置することを特徴とするものである。
このような本発明によれば、電池セルから放出されるガス温度で溶融しない材料よりなり、少なくとも電池セルの圧力開放弁上に配置された開口部を備えている仕切壁を、モジュールカバーの上部に所定の間隔で1または複数段設置するので、圧力調整弁の開放により放出された高温ガスがモジュールカバーを溶融させて流出すると、この高温ガスは、少なくとも圧力開放弁上に位置する仕切壁の開口部を通過して上昇する。このため、開口部を通過した高温ガスは、下方に仕切壁が存在しているので、モジュールカバーの上面に向けて再到達するような流下が抑制される。また、仕切壁を備えたモジュールカバー上部構造体の存在は、電池モジュール上方の熱容量を増すことになるので、熱吸収によるガス温度の低下も期待できる。
上述した本発明によれば、リチウムイオン二次電池モジュールのような電池モジュールにおいて、樹脂製のモジュールカバーから外部へ放出された高温ガスが電池モジュール内へ再度侵入することを防止または抑制できるようになり、この結果、圧力開放弁から放出された高温ガスが電池モジュール内へ再度侵入することに起因した熱暴走の伝播を防止または抑制できる。
本発明に係るモジュールカバー上部構造体、電池モジュール及び電池モジュールの熱暴走防止方法について第1の実施形態を示す図であり、(a)はモジュールカバー上部構造体を備えている電池モジュールの縦断面図、(b)は仕切壁の開口部を示す(a)のA−A断面図、(c)は開口部の変形例を示す(a)のA−A断面図である。 本発明に係るモジュールカバー上部構造体、電池モジュール及び電池モジュールの熱暴走防止方法について第2の実施形態を示す図であり、(a)はモジュールカバー上部構造体を備えている電池モジュールの縦断面図、(b)は仕切壁の開口部を示す(a)のB−B断面図、(c)は開口部の変形例を示す(a)のB−B断面図である。 図1及び図2に示した実施形態の仕切壁に関する変形例を示す図であり、(a)は開口部の周囲壁面をハニカム構造とした要部の平面図、(b)は仕切壁の上段側と下段側とでハニカム構造の孔の大きさを変化させた構成例を示す電池モジュールの縦断面図である。 本発明に係るモジュールカバー上部構造体、電池モジュール及び電池モジュールの熱暴走防止方法について第3の実施形態を示す図であり、(a)はモジュールカバー上部構造体を備えている電池モジュールの縦断面図、(b)はハニカム構造とした仕切壁の一部を示す平面図である。 図4に示した第3の実施形態に係る第1変形例を示すモジュールカバー上部構造体を備えている電池モジュールの縦断面図である。 図4に示した第3の実施形態に係る第2変形例を示すモジュールカバー上部構造体を備えている電池モジュールの縦断面図である。 モジュールカバー上部構造体を複数の電池モジュール上に設置する第4の実施形態を示す図で、モジュールカバー上部構造体の仕切板下部断面を示す横断面図である。 リチウムイオン二次電池モジュールの概要を示す一部断面斜視図である。 リチウムイオン二次電池モジュールの冷却構造に係る従来例を示す図であり、(a)は電池セルの正面図(図8のC−C断面図)、(b)は電池セルの端子間を接続するバスバー周辺構造例を示す図(図8のD−D断面図)である。 従来構造の課題を説明する図であり、(a)はリチウムイオン二次電池モジュールの上方に金属性の構造物が存在する状態を簡略化して示す縦断面図、(b)は電池セルの平面図である。
以下、本発明に係るモジュールカバー上部構造体、電池モジュール及び電池モジュールの熱暴走防止方法について、一実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係るモジュールカバー上部構造体及び電池モジュールとして、リチウムイオン二次電池モジュールに適用した構成例を図面に基づいて説明する。
本実施形態のリチウムイオン二次電池モジュール(以下、「電池モジュール」と呼ぶ)10は、例えば図1に示すように、複数(図示の例では8個)の電池セル1を直列または並列に接続した組電池である。なお、図1(a)は、上述した図10(a)と同様にモジュールカバー20の内部構造等を簡略化した断面図であり、例えば検出ボード2,バスバー3及び止水材14等の図示が省略されている。
そして、電池モジュール10の上部には、通電部品の防滴・防塵性能を確保するため、樹脂製等のモジュールカバー20が上面部を上方から覆うように設置されている。この結果、モジュールカバー20によって形成される空間30の内部には、図8〜10に示すように、各電池セル1の端子1a及び圧力開放弁1bや、検出ボード2,バスバー3及びセル検出ケーブル5等が配設された構造となっている。
通電部は、各電池セル1の端子1a、及び各電池セル1の端子間を接続するバスバー3を少なくとも含む部位であって、本実施形態のように、セルの電圧値や温度などのセル状態を検出するための検出ボード2やセル検出ケーブル5を有する場合は、これらも含む。
なお、モジュールカバー20の樹脂素材としては、例えばポリプロピレン(PP)を例示できる。
このように構成された電池モジュール10は、以下に説明するモジュールカバー上部構造体(以下、「上部構造体」と呼ぶ)40を備えている。
上部構造体40は、上述したように、複数の電池セル1を直列または並列に接続した組電池である電池モジュール10の通電部、及び圧力開放弁1bを覆うモジュールカバー20の上部に設置される箱状の構造体である。すなわち、上部構造体40は、1または複数の電池モジュール1に対し、モジュールカバー20の上部を壁面で覆うように設置される底面を開放した箱状の構造体である。
以下では、1つの電池モジュール10に対応した上部構造体40について、図1を参照して詳細に説明する。
図1(a)に示す上部構造体40は、略直方体形状の底面となる一面を開放した箱状の構造体であり、電池セル1の上面に設けられた圧力開放弁1bが開放して放出される高温ガス(固体を含む高温ガスも包含する)Gのガス温度(熱)で溶融しない材料により構成されている。
モジュールカバー20の上部を覆う上部構造体40の壁面は、外壁面を形成する箱状形成部41の天井面42を備えている。すなわち、箱状形成部41は、四方を取り囲むように設けた外壁面の側壁43と、各側壁43の上端部側に連結された天井面42とにより、略直方体形状の底面を開放した箱形の形状となっている。
そして、箱状形成部41の内部には、最上段となる天井面42から下側に所定の間隔を設けて、好適には10〜20mm程度の隙間を設けることにより、1または複数段の仕切壁44が配設されている。図示の構成例では、天井面42の下方に2段の仕切壁44を設けてあるが、1段または3段以上としてもよい。なお、仕切壁44についても、高温ガスGのガス温度で溶融しない材料が採用されている。
また、仕切壁44の各段には、少なくとも電池セル1の圧力開放弁1b上に位置する開口部45を備えている。
図1(b)に示す開口部45は、同一直線上に配列された圧力開放弁1bの上部に位置し、圧力開放弁1bの配列方向に連続するスリット状(細長い長方形)となっている。この開口部45は、圧力開放弁1bの平面視寸法より大きな値とされ、例えば20mm程度のスリット幅を有している。このような開口部45は、1枚の板材から長方形を切り抜いた仕切壁44としてもよいし、あるいは、2枚用意した板材間に開口部45となる隙間を形成して設置した仕切壁44としてもよい。なお、この実施形態において、仕切壁44に設ける開口部45は、各段が全て同じ形状及び大きさとなっている。
また、図1(c)に示す変形例のように、各圧力開放弁1bの真上となる位置に、好ましくは各圧力開放弁1bの平面視形状より大きい形状の開口部45´を切り抜いた仕切壁44´としてもよい。この場合の開口部45´は、各段が全て同じ形状及び大きさを有するものとなっている。なお、図示の変形例では、圧力開放弁1bの平面視形状が円形であり、この円形より大きな径を有する略同心円状に開口部45´を切り抜いた仕切壁44´となっている。
このように構成された上部構造体40をモジュールカバー20の上部に被せて設置した電池モジュール10は、圧力調整弁1bの開放により高温ガスGが空間30内に放出されると、樹脂製のモジュールカバー20を溶融させて上方へ流出する。しかし、モジュールカバー20の上方には高温ガスGで溶融しない上部構造体40が存在しているので、モジュールカバー20を溶融させた高温ガスGは、少なくとも圧力開放弁1b上に位置する仕切壁44,44´の開口部45,45´を通過して上昇する。この場合、モジュールカバー20を溶融させて流出する高温ガスGのガス温度は、放出時に1000℃程度の高温となることから、上部構造体40の構成部材には、このようなガス温度で溶融しない金属材料(例えば鉄板等)や複合材(炭素繊維等)等の素材を使用する。
こうして開口部45,45´を通過した高温ガスGは、下方に仕切壁44,44´が存在しているので、モジュールカバー20の上面に向けて再到達するような流下が抑制される。すなわち、高温ガスGがいったん開口部45,45´を通過した後には、狭い開口部45,45´を通って下方のモジュールカバー20に流下しにくくなる。この結果、開口部45,45´を通過した高温ガスGは、例えば図中に符号Ga,Gbで示すように、仕切壁間に形成される空間内または仕切壁44,44´と天井面42との間に形成される空間内において、仕切壁44,44´の壁面上に滞留することとなる。
このため、モジュールカバー20の上部に被せて設置される上部構造体40は、リチウムイオン二次電池モジュールのような電池モジュール10において、樹脂製のモジュールカバー20から外部へ放出された高温ガスGが電池モジュール10内へ再度侵入することの防止または抑制に有効である。従って、本実施形態の上部構造体40は、高温ガスGが電池モジュール10内へ再度侵入することに起因した熱暴走の伝播を抑制または防止するために有効となる。
また、仕切壁44,44´を備えた上部構造体40を設置すると、上部構造体40を備えた電池モジュール10は、電池モジュール10の上方で熱容量を増すことになる。すなわち、高温ガスGの保有する熱で上部構造体40が温度上昇するので、熱吸収による高温ガスGのガス温度を低下させることも期待できる。このような高温ガスGの温度低下は、電池モジュール10内へ再度侵入した高温ガスGによる熱暴走を抑制または防止することが可能になる。
さらに、上述した仕切壁44,44´は、図3(a)に示す変形例の仕切壁44Aのように、開口部45,45´の周囲となる壁面の少なくとも一部についてハニカム構造としてもよい。この場合、ハニカム構造の仕切壁44Aは、上下方向に連通する多数の孔46を備えているので、高温ガスGと接触する仕切壁44Aの伝熱面積が増し、この結果、高温ガスGの温度低下を促進することができる。
また、仕切壁44Aの孔46は、各段の断面積を同じにしてもよいが、図3(b)に示すように、下段側となる仕切壁44Bの断面積を小さく密にして上段側の仕切壁44Cを大きくしている。すなわち、複数段の仕切壁において、ハニカム構造の孔断面積を下段側から上段側へ順次大きく設定することが望ましい。
このようにして各段の孔断面積を変化させれば、モジュールカバー20の上面に向けて再到達するような高温ガスGの流下を抑制できる。
<第2の実施形態>
次に、モジュールカバー上部構造体及び電池モジュールについて、図2に基づいて第2の実施形態を説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の上部構造体40Aでは、仕切壁44,44´に設けた開口部45,45´の開口面積を各段全て同じにした第1の実施形態と異なり、下段側から上段側へ順次小さくなっている。
図2(a),(b)に示す上部構造体40Aは、スリット状の開口部45Aを設けた下段側の仕切壁44Aと、同じくスリット状の開口部45Bを設けた上段側の仕切壁44Bとの2段構造となっている。そして、開口部45Aの幅W1は、開口部45Bの幅W2と比較して幅が狭く(W1>W2)なっている。なお、開口部45A,45Bは、いずれも圧力開放弁1bの上部に配置されている。
また、図2(c)に示すように、円形の開口部45A´,45B´を設ける場合には、下段側となる開口部45A´の直径D1が上段側となる開口部45B´の直径D2より大きな値(D1>D2)に設定されている。
このように、開口部45A,45Bの開口面積が下段側の仕切壁44Dから上段側の仕切壁44Eへ順次小さくなるように設定されている本実施形態の上部構造体40Aは、高温ガスGを仕切壁44A,44Bの各段に分散させることができるので、上部構造体40Aによる熱吸収を最適化することができる。
また、本実施形態の仕切壁44D,44Eにおいても、上述した実施形態と同様に、開口部45A,45B,45A´,45B´の周囲となる壁面の少なくとも一部をハニカム構造としてもよく、さらに、ハニカム構造の孔断面積を下段側から上段側へ順次大きく設定することが望ましい。
<第3の実施形態>
次に、モジュールカバー上部構造体及び電池モジュールについて、図4に基づいて第3の実施形態を説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の上部構造体40Bでは、上述した仕切壁に代えて、上下方向に連通する孔51を備えたハニカム構造板50を採用している。図示の構成例では、3段のハニカム構造体50を設置しているが、最上段のハニカム構造体50については、熱吸収面積を増大させるため天井面42の下面に接触させた配置、あるいは、天井面42の下面近傍に非接触配置となっている。この場合、ハニカム構造体50の孔51は、3段の全てにおいて同じ大きさとなっている。なお、ハニカム構造体50の設置段数については、特に限定されることはない。
このようなハニカム構造板50を仕切壁とすれば、多数の孔51が開口部として機能するだけでなく、単純な板材と比較して仕切壁の表面積を大幅に増大させることができる。この結果、ハニカム構造板50の仕切壁は、高温ガスGから吸熱する伝熱面積の増大により、高温ガスGの温度低下を促進することができる。
このような高温ガスGの温度低下は、電池モジュール10内へ再度侵入する高温ガスGによる熱暴走の抑制または防止に有効である。
ところで、本実施形態では、図5に第1変形例として示す上部構造体40Cのように、仕切壁となる3段のハニカム構造体50A,50B,50Cについて、下段側のハニカム構造体50Aから上段側のハニカム構造体50Cへ、孔51a,51b,51cを順次小さくしている。
このように、下段側に最も大きな孔51aのハニカム構造体50Aを設置し、上段側のハニカム構造体50Cに最も小さな孔51cのハニカム構造体50Cを設置するように、各段の孔51a,51b,51cを順次変化させれば、高温ガスGは、モジュールカバー20から遠く孔の断面積が小さく密になる上段側の仕切壁に熱吸収されやすくなる。
さらに、本実施形態では、図6に第2変形例として示す上部構造体40Dのように、外壁面を形成する天井面42が、箱状形成部41の内側にアブレーション材層60を備えている。このアブレーション材層60は、例えば適度な厚みを有するテフロン(登録商標)を天井面42の内側全面に貼り付けたものであり、400℃程度で溶融して熱吸収することにより、1000℃程度の高温ガスGを温度低下させることができる。
また、本実施形態のアブレーション材層60は、アブレーション材が高熱の影響でガス化することにより、高温ガスGの濃度を希釈することができる。
このような高温ガスGの温度低下や濃度の希釈は、いずれも電池モジュール10内へ再度侵入する高温ガスGによる熱暴走の抑制または防止に有効である。
また、本実施形態で説明したアブレーション材層60及び天井面42の下面に配置したハニカム構造体50については、上述した第1及び第2の実施形態と適宜組み合わせて適用することも可能である。
<第4の実施形態>
次に、モジュールカバー上部構造体及び電池モジュールについて、図7に基づいて第4の実施形態を説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施形態で説明する上部構造体40Eは、複数の電池モジュール10上に設置して使用するものである。図示の上部構造体40Eは、箱状形成部41を大きくしたことにより、合計8組の電池モジュール10上に被せて設置することができる。このような上部構造体40Eの仕切壁(不図示)は、上述した各実施形態及びその変形例で説明した構造から適宜選択して採用することができる。なお、本実施形態では、8組の電池モジュール10に設置して共用する上部構造体40Eを例示したが、共用する電池モジュール10の数については特に限定されることはない。
このように、複数の電池モジュール10に共用可能な上部構造体40Eは、多数の電池モジュール10を集めて使用する状況等において、製造コストや設置作業工数の低減に有効である。
上述したように、本実施形態に係る電池モジュール10は、複数の電池セル1を直列または並列に接続した組電池の通電部がモジュールカバー20で覆われており、かつ、上述した各実施形態またはその変形例の上部構造体40,40A〜40Eを備えている。
このため、圧力調整弁1bの開放により放出された高温ガスGは、モジュールカバー20を溶融させて上方へ流出する。
しかし、この高温ガスGは、圧力開放弁1b上に位置する仕切壁の開口部45や開口部45´などを通過して上昇するので、この高温ガスGは、下方に存在する仕切壁44や仕切壁44´などによりモジュールカバー20の上面に向けて再到達するような流下が抑制される。また、仕切壁44や仕切壁44´などを備えた上部構造体40のような構造物が存在することは、電池モジュール上方の熱容量を増すことになるので、熱吸収による高温ガスGのガス温度を低下させる。
このため、上部構造体40,40A〜40Eを備えた電池モジュール10は、侵入ガス量の低減及びガス温度の低下により、電池モジュール10内へ再度侵入する高温ガスGによる熱暴走を抑制または防止できる。
そして、上述した各実施形態によれば、複数の電池セル1を直列または並列に接続した組電池の通電部がモジュールカバー20で覆われている1または複数の電池モジュール10において、電池セル1の圧力放出弁1bから放出される高温ガスGのガス温度で溶融しない材料よりなり、例えば少なくとも電池セル1の圧力開放弁1b上に配置された開口部45を備えている仕切壁44や、同様の位置に開口部45´を備えている仕切壁44´などの部材を、モジュールカバー20の上部に所定の間隔で1または複数段設置するという熱暴走防止方法が可能となる。
すなわち、上述した熱暴走防止方法は、開口部45を備えている仕切壁44や開口部45´を備えている仕切壁44´などの部材をモジュールカバー20の上部に所定の間隔で1または複数段設置するものである。このため、圧力調整弁1bの開放により放出された高温ガスGがモジュールカバー20を溶融させて流出すると、この高温ガスGは、少なくとも圧力開放弁1bの上方に位置する仕切壁44の開口部45などを通過して上昇する。従って、開口部45を通過した高温ガスGは、下方に仕切壁44のような部材が存在しているので、流下する流路が開口部45に制限され、この結果、モジュールカバー20の上面に向けて再到達するような流下が抑制される。また、仕切壁44を備えた上部構造体40の存在は、電池モジュール10の上方において熱容量を増すため、高温ガスGからの熱吸収によりガス温度を低下させることもできる。
このように、上述した各実施形態のモジュールカバー上部構造体、電池モジュール及び電池モジュールの熱暴走防止方法によれば、リチウムイオン二次電池モジュールのような電池モジュール10において、樹脂製のモジュールカバー20を溶融させて外部へ放出される高温ガスGが、電池モジュール10内へ再度侵入するように流下することを防止または抑制できるようになるので、高温ガスGが電池モジュール10内へ再度侵入することに起因する熱暴走の伝播を防止または抑制できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 電池セル
1a 端子
1b 圧力開放弁
3 バスバー
4 締結ボルト
10 リチウムイオン二次電池モジュール(電池モジュール)
20 モジュールカバー
30 空間
40,40´,40A〜40E モジュールカバー上部構造体(上部構造体)
41 箱状形成部
42 天井面(外壁面)
43 側壁(外壁面)
44,44´,44A〜44E 仕切壁
45,45´,45A,45B,45A´,45B´ 開口部
46,51,51a,51b,51c 孔
50,50A,50B,50C ハニカム構造体
60 アブレーション材層

Claims (10)

  1. 複数の電池セルを直列または並列に接続した組電池の通電部、及び前記複数の電池セルの各圧力開放弁がモジュールカバーで覆われている1または複数の電池モジュールに対し、前記モジュールカバーの上部を覆うように設置される底面が開放されて壁面を有する箱状のモジュールカバー上部構造体であって、
    前記壁面は、最上段の外壁面と、該外壁面から下側に所定の間隔を設けて配置された1または複数段の仕切壁とを備え、
    前記仕切壁は、前記電池セルから放出されるガス温度で溶融しない材料よりなり、少なくとも前記電池セルの圧力開放弁上に位置する開口部を備えていることを特徴とするモジュールカバー上部構造体。
  2. 前記仕切壁は、前記開口部の周囲壁面の少なくとも一部が上下方向に連通する孔を備えたハニカム構造であることを特徴とする請求項1に記載のモジュールカバー上部構造体。
  3. 前記孔は、前記仕切壁の下段側から上段側へ順次大きくなることを特徴とする請求項2に記載のモジュールカバー上部構造体。
  4. 前記開口部の開口面積は、前記仕切壁の下段側から上段側へ順次小さく設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のモジュールカバー上部構造体。
  5. 前記仕切壁が上下方向に連通する孔を備えたハニカム構造板であり、前記孔を前記開口部として利用することを特徴とする請求項1に記載のモジュールカバー上部構造体。
  6. 前記孔は、前記仕切壁の下段側から上段側へ順次小さくなることを特徴とする請求項5に記載のモジュールカバー上部構造体。
  7. 前記外壁面がアブレーション材層を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のモジュールカバー上部構造体。
  8. 前記外壁面の下面に配置したハニカム構造板を備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のモジュールカバー上部構造体。
  9. 複数の電池セルを直列または並列に接続した組電池と、
    前記組電池の通電部、及び前記複数の電池セルの各圧力開放弁を覆うモジュールカバーと、
    前記モジュールカバーの上部を覆うように設置される底面が開放されて壁面を有する箱状のモジュールカバー上部構造体と、を含む電池モジュールであって、
    前記壁面は、最上段の外壁面と、該外壁面から下側に所定の間隔を設けて配置された1または複数段の仕切壁とを備え、
    前記仕切壁は、前記電池セルから放出されるガス温度で溶融しない材料よりなり、少なくとも前記電池セルの圧力開放弁上に位置する開口部を備えていることを特徴とする電池モジュール。
  10. 複数の電池セルを直列または並列に接続した組電池の通電部、及び前記複数の電池セルの各圧力開放弁がモジュールカバーで覆われている1または複数の電池モジュールの熱暴走防止方法であって、
    前記電池セルから放出されるガス温度で溶融しない材料よりなり、少なくとも前記電池セルの圧力開放弁上に配置された開口部を備えている仕切壁を、前記モジュールカバーの上部に所定の間隔で1または複数段設置することを特徴とする電池モジュールの熱暴走防止方法。
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