JP2016046163A - 電池モジュールおよびモジュールカバー - Google Patents

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Takeshi Kitamura
剛 北村
秀保 高辻
Hideyasu Takatsuji
秀保 高辻
大介 智葉
Daisuke Chiba
大介 智葉
小林 克明
Katsuaki Kobayashi
克明 小林
松田 直彦
Naohiko Matsuda
直彦 松田
心平 戸▲高▼
Shinpei Todaka
心平 戸▲高▼
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Abstract

【課題】熱暴走した電池から高温ガスが放出された場合でも、他の電池に熱暴走が伝播するリスクを低減する。【解決手段】複数の電池を覆うモジュールカバー3は、電池ケース5の内部から圧力解放弁8を介して高温ガスが放出される方向に配される第一の部位16が、第一の部位16と異なる第二の部位17より薄い。このような電池モジュールは、第一の部位16の厚さが第二の部位17の厚さと等しい他の電池モジュールに比較して、第一の部位16に衝突することにより第一の部位16に孔が速やかに形成され、高温ガスをモジュールカバー3の外部に速やかに放出することにより、モジュールカバーの内部に滞留した高温ガスにより正常な電池が加熱されることを防止し、熱暴走の伝播のリスクを低減することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、複数の電池を備えた電池モジュールおよび複数の電池を覆うモジュールカバーに関する。
リチウムイオン二次電池などに例示される複数の電池を直列または並列に接続した電池モジュールが知られている。リチウムイオン二次電池は、劣化の進展、異物混入による電池内部の短絡、過充電、加熱など種々の原因で温度が急上昇する熱暴走を起こすことが知られている。電池モジュールは、複数の電池のいずれかが熱暴走したときに、熱暴走した電池が他の正常な電池を加熱することにより、熱暴走が他の電池へ伝播することがある。電池モジュールは、複数の電池のうちのいずれかの電池が熱暴走を起こしても、他の電池の熱暴走を誘発しないことが望まれている。
そこで、特許文献1、2には、隣接する二次電池の間で熱暴走の伝播を阻止する組電池が開示されている。特許文献1、2に記載された組電池は、二次電池の間に熱暴走防止壁を設けることにより、発熱する二次電池の熱が輻射熱により隣の二次電池に移動することを遮断し、二次電池の熱暴走が隣の二次電池に伝播することを防止している。
特許第4958409号公報 特許第4849848号公報
図1は、参考例としての電池モジュールを示している。電池モジュール100は、複数の電池102−1〜102−8とモジュールカバー103とを備えている。モジュールカバー103は、樹脂から形成され、複数の電池102−1〜102−8の端子等が配される上部をカバーすることにより、粉塵、水滴に例示される異物が複数の電池102−1〜102−8の端子等に付着することを防止している。複数の電池102−1〜102−8は、互いに接触しないように設置されており、それぞれ、電池ケースの上部に圧力解放弁が設けられている。圧力解放弁は、電池が熱暴走して電池ケースの内部の圧力が所定の圧力より高くなったときに、電池ケースの内部から高温ガスを放出することにより電池ケースの破裂を防止する。
電池モジュール100は、1つの電池102−i(i=1,2,3,…,8)が熱暴走したときに、電池102−iが膨張して隣接する電池102−j(j=i+1、i−1)と接触し、電池102−iの熱が電池102−jに熱伝導することにより、電池102−jに熱暴走が伝播することがある。
電池モジュール100は、さらに、電池102−iが熱暴走して圧力解放弁から高温ガス104が放出されたときに、樹脂製のモジュールカバー103が高温ガス104の衝突により溶融、脱落し、高温ガスがモジュールカバーの外部に放出される。この際、電池モジュール100は、高温ガスによるモジュールカバー103の溶融に時間を要したときに、モジュールカバー103の内部に滞留する高温ガス105で他の電池も加熱され、結果として、他の電池へと熱暴走が伝播することがある。
このため、電池モジュールは、熱暴走した電池が膨張した場合でも、または、熱暴走した電池から高温ガスが放出された場合でも、熱暴走の伝播をより確実に防止することが望まれている。しかしながら、特許文献1、2には、熱暴走した電池が膨張した場合に、または、熱暴走した電池から高温ガスが放出された場合に、熱暴走の伝播を防止することに関して、何ら示されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、組電池を構成する複数の電池のうちの熱暴走した電池から他の電池に熱暴走が伝播するリスクをより確実に低減する電池モジュールおよびモジュールカバーを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の電池モジュールは、以下の手段を採用する。
本発明による電池モジュールは、電池ケースの内部の圧力が所定の圧力より大きくなった場合に前記電池ケースの内部の高温ガスを外部に放出する圧力解放弁をそれぞれ有する複数の電池と、該複数の電池の各圧力解放弁を覆うモジュールカバーとを備えている。前記モジュールカバーは、前記複数の電池の各圧力解放弁から前記高温ガスが放出される方向に配される第一の部位と、前記第一の部位に隣接する第二の部位とを含んで形成されている。前記第一の部位は、前記複数の電池のうち高温ガスが放出された熱暴走電池があった場合に、前記第二の部位に比較して短時間に、前記電池より放出された高温ガスを前記モジュールカバーの外部に放出可能に形成されている。
複数の電池のうちの熱暴走した電池の圧力解放弁から放出された高温ガスは、モジュールカバーの内部に滞留したときに、複数の電池のうちの熱暴走していない正常な電池を加熱して熱暴走させる「熱暴走の伝播」を引き起こすことがある。このような電池モジュールは、圧力解放弁から高温ガスが放出される方向に配された第一の部位が、隣接する第二の部位に比べ高温ガスを外部に短時間に放出可能に形成されていることから、モジュールカバーの内部に滞留した高温ガスにより正常な電池が加熱されることを防止し、熱暴走の伝播のリスクを低減することができる。
前記第一の部位には、前記モジュールカバーの内部から前記モジュールカバーの外部に貫通する孔が形成されている。
このような電池モジュールは、熱暴走した電池の圧力解放弁から放出された高温ガスを第一の部位の孔からモジュールカバーの外部に放出することにより、モジュールカバーの内部に滞留した高温ガスにより正常な電池が加熱されることを防止し、熱暴走の伝播のリスクを低減することができる。
前記モジュールカバーは、前記孔を閉塞するカバーフィルムをさらに備えている。前記カバーフィルムは、前記高温ガスに接触することにより溶融する材料から形成されている。
このような電池モジュールは、複数の電池のいずれかが熱暴走したときに熱暴走の伝播のリスクを低減することに加えて、孔を介して異物(粉塵、水滴)がモジュールカバーの内部に侵入することを防止し、複数の電池に異物が付着することによる悪影響を防止することができる。
前記モジュールカバーは、前記高温ガスに接触することにより溶融する材料から形成されている。前記第一の部位の厚さは、前記第二の部位の厚さよりも薄い。
このような電池モジュールは、熱暴走電池の圧力解放弁から高温ガスが放出されたときに、第一の部位が高温ガスに接触することにより溶融脱落し、第一の部位に形成された孔を介して高温ガスをより短時間にモジュールカバーの外部に放出することができる。このような電池モジュールは、第一の部位の厚さが第二の部位の厚さと等しい他の電池モジュールに比較して、第一の部位に孔をより短時間に形成することでき、高温ガスをより短時間にモジュールカバーの外部に放出することにより、モジュールカバーの内部に滞留した高温ガスによる正常な電池が加熱されることを防止し、熱暴走の伝播のリスクを低減することができる。
本発明による電池モジュールは、さらに、前記複数の電池のうちの隣接する2つの電池の間に配され、前記隣接する2つの電池が所定の距離より接近することを防止するスペーサを備えている。
このような電池モジュールは、熱暴走した電池が膨張した場合でも、熱暴走した電池が他の正常な電池に接触することをスペーサが妨げ、熱暴走した電池から他の電池に移動する熱を低減することができ、熱暴走の伝播のリスクを低減することができる。
前記スペーサは、内部に空洞が形成されている。
このようなスペーサは、中空でないスペーサに比較して、熱伝導しにくく、熱伝導により2つの電池の一方から他方に移動する熱をより低減することができる。このため、このような電池モジュールは、中空でないスペーサを備える他の電池モジュールに比較して、電池間を移動する熱をより低減することができ、熱暴走の伝播をより高効率に低減することができる。
前記スペーサは、前記隣接する2つの電池の対向面に配される板状部と、該板状部の両端から前記隣接する2つの電池の一方の電池に向かって突出し、該一方の電池を挟持する突出部とを有している。
このようなスペーサは、突出部が一方の電池を挟むことにより、板状部が2つの電池の間に配置されるように電池に固定されることができるため、スペーサを電池に接合する接着剤が不要であり、容易に2つの電池の間に設置されることができる。スペーサが容易に設置されることにより、電池モジュールを容易に組み立てることができる。
前記スペーサは、前記隣接する2つの電池のうちの少なくとも一方の電池から所定温度以上の熱が発生した場合に、該熱により発泡する材料から形成されている。
発泡するスペーサは、発泡しないスペーサに比較して、熱伝導により2つの電池の一方から他方に移動する熱がより小さい。このため、このような電池モジュールは、発泡しないスペーサを備える他の電池モジュールに比較して、電池の間を移動する熱をより低減することができ、熱暴走の伝播をより高効率に低減することができる。
本発明による電池モジュールは、複数の電池と、前記複数の電池のうちの隣接する2つの電池の間にそれぞれ配され、前記隣接する2つの電池の対向面より小さく形成され、前記隣接する2つの電池が所定の距離より接近することを防止する複数のスペーサを備えている。
このような電池モジュールは、熱暴走した電池が膨張した場合でも、熱暴走した電池が他の正常な電池に接触することをスペーサが妨げることができ、さらに、隣接する2つの電池の対向面の全部を覆わないように取り付けられることにより、隣接する2つの電池の一方から他方に熱伝導する部分の伝熱断面積を低減し、熱暴走した電池から他の電池に移動する熱を低減することができ、熱暴走の伝播のリスクを低減することができる。
本発明によるモジュールカバーは、複数の電池それぞれの、電池ケースの内部の圧力が所定の圧力より大きくなった場合に前記電池ケースの内部の高温ガスを外部に放出する圧力解放弁を覆うものである。本発明によるモジュールカバーは、前記複数の電池の各圧力解放弁から前記高温ガスが放出される方向に少なくとも配される第一の部位と、前記第一の部位に隣接する第二の部位とを含んで形成されている。前記第一の部位は、前記複数の電池のうち高温ガスが放出された電池があった場合に、前記複数の電池のうちの前記モジュールカバーの内部に滞留する高温ガスにより加熱される他の電池が熱暴走するよりも前に、該熱暴走電池より放出された高温ガスを前記モジュールカバーの外部に放出可能である。
このようなモジュールカバーは、熱暴走した電池から放出された高温ガスにより正常な電池が加熱されて熱暴走するより前に、高温ガスをモジュールカバーの外部に放出することができることにより、熱暴走した電池から放出された高温ガスにより正常な電池が加熱されることを防止し、熱暴走の伝播のリスクを低減することができる。
本発明による電池モジュールおよびモジュールカバーは、熱暴走セルから放出された高温ガスをより短時間にモジュールカバーの外部に放出することができ、高温ガスにより正常セルが加熱されることを防止し、熱暴走の伝播のリスクを低減することができる。
電池モジュールが備える複数の電池の熱暴走の伝播を示す断面図である。 第1の実施形態の電池モジュールを示す斜視図である。 図2の電池モジュールが備える電池を示す斜視図である。 第1の実施形態の電池モジュールを示す横断面図である。 第2の実施形態の電池モジュールを示す斜視図である。 第3の実施形態の電池モジュールを示す斜視図である。 第4の実施形態の電池モジュールを示す縦断面図である。 第4の実施形態の電池モジュールを示す横断面図である。 第5の実施形態の電池モジュールを示す横断面図である。 第6の実施形態の電池モジュールを示す縦断面図である。 第6の実施形態の電池モジュールの組み立て方を示す斜視図である。 第7の実施形態の電池モジュールを示す横断面図である。
以下に、本発明に係る電池モジュールの一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、下記実施形態では、電池として、リチウムイオン二次電池を一例にとって説明するものとする。また、各図面において、電池を構成する各部の形状は、明確性の観点から寸法や縮尺を実際と異ならせていることがある。
[第1の実施形態]
第1の実施形態における電池モジュール1は、図2に示されるように、複数の電池2−1〜2−8とモジュールカバー3とを備えている。電池2−i(i=1,2,3,…,8)は、図3に示されるように、電池ケース5と正極端子6と負極端子7と圧力解放弁8とを備えている。電池ケース5の内部には、積層体と電解液とが収容されている。積層体は、正極と負極とを含む複数の層がセパレータを介して積層されることにより形成されている。正極と負極とは、電解液に浸漬されている。
正極端子6は、導体から形成され、電池ケース5の上面10に配置されている。正極端子6は、さらに、電池ケース5に電気的に絶縁され、電池ケース5の内部に配置される正極に電気的に接続されている。負極端子7は、導体から形成され、電池ケース5の上面10に配置されている。負極端子7は、さらに、電池ケース5に電気的に絶縁され、電池ケース5の内部に配置される負極に電気的に接続されている。
圧力解放弁(安全弁)8は、電池ケース5の上面10に配置され、例えば、上面10のうちの正極端子6と負極端子7との間に配置されている。圧力解放弁8は、電池ケース5の内部の圧力がある規定の圧力まで上昇したときに、電池ケース5の内部と外部とを繋ぐ流路を開放し、電池ケース5の内部に滞留している高温ガスを、電池ケース5の上面10の概ね法線方向に放出する。圧力解放弁8は、電池ケース5の内部の圧力がある規定の圧力まで上昇したときに電池ケース5の内部の高温ガスを速やかに放出することにより、電池ケース5が破裂することを防止している。
電池ケース5は、角型の電池ケースであって、電池対向面11と外側面12とが形成されている。電池対向面11は、上面10に隣り合い、上面10に垂直であり、かつ、正極端子6と負極端子7とが並ぶ方向に概ね平行である。外側面12は、上面10と電池対向面11とに隣り合い、上面10に垂直であり、かつ、電池対向面11に垂直である。
複数の電池2−1〜2−8は、図2に示されるように、上面10が1つの平面上に概ね重なるように、外側面12が別の1つの平面上に概ね重なるように、1列に並べられている。このとき、電池2−iは、電池対向面11が他の電池の電池対向面11に対向するように、かつ、他の電池と所定の距離離れるように、並べられている。
電池モジュール1は、図示されていない複数のバスバーをさらに備えている。複数のバスバーは、金属板から形成され、複数の電池2−1〜2−8の正極端子6と負極端子7とを適切に電気的に接続することにより、複数の電池2−1〜2−8を直列または並列に接続している。
モジュールカバー3は、複数の電池2−1〜2−8の上面10を覆う底面が開放された箱型の形状であって、上面部14と側面部15とで構成される。上面部14は、複数の電池2−1〜2−8の各上面10と所定の間隔を空けて対向する部位であって、複数の電池2−1〜2−8の各上面10に配置された正極端子6、負極端子7及び複数の電池間を接続するバスバーを覆うように形成される。側面部15は、上面部14の周縁から複数の電池2−1〜2−8の各側面12の上方の位置まで延設された部位である。モジュールカバー3は、熱暴走した電池の圧力解放弁8から放出される高温ガスの温度で溶融する樹脂から形成されている。モジュールカバー3は、複数の電池2−1〜2−8の上面10を覆うことにより、粉塵、水滴に例示される異物が複数の電池2−1〜2−8に付着することを防止している。
モジュールカバー3の上面部14は、第一の部位16と第二の部位17とを含んでいる。第一の部位16は、複数の電池2−1〜2−8の各圧力解放弁8から高温ガスが放出される方向に少なくとも配される。本実施形態では、複数の電池2−1〜2−8の各圧力解放弁8が並ぶ方向に平行である直線に沿って形成されている。第一の部位16は、モジュールカバー3が複数の電池2−1〜2−8の上面10を覆っているときに、複数の電池2−1〜2−8の圧力解放弁8に対向する領域に形成され、すなわち、複数の電池2−1〜2−8の圧力解放弁8から放出される高温ガスが衝突するように形成されている。
第二の部位17は、モジュールカバー3の上面部14のうちの第一の部位16を除く部分から形成され、第一の部位16を囲むように第一の部位16に隣接して形成されている。第二の部位17は、モジュールカバー3が十分な強度を有するように、厚さが所定の厚さ以上になるように形成されている。第二の部位17の厚さとしては、2.5mmが例示される。側面部15に関しても、モジュールカバー3が十分な強度を有するように、厚さが所定の厚さ以上になるように形成されている。
第一の部位16は、図4に示されるように、第二の部位17及び側面部15より薄く形成されている。たとえば、第一の部位16の厚さは、第二の部位17の厚さの20〜80%が適切であり、第二の部位17の厚さが2.5mmであるときに、0.5mm〜2mmが例示される。第一の部位16は、第二の部位17及び側面部15より薄くなるように形成されていることにより、高温のガスが衝突されたときに、第二の部位17と側面部15とに比較して、より短時間に加熱され、より短時間に溶融し、貫通する孔がより短時間に形成される。
以上に説明した本実施形態の電池モジュール1の構成によれば、以下の作用効果を奏する。
複数の電池2−1〜2−8のうちの1つの電池2−iが、万一、劣化、内部短絡、過充電、加熱などにより熱暴走すると、電池2−iの電池ケース5の内部の圧力が上昇する。圧力解放弁8は、電池ケース5の内部の圧力が規定の圧力より大きくなると、電池ケース5の内部と外部とを繋ぐ流路を開放する。圧力解放弁8が開放されると、電池ケース5の内部に滞留している高温ガスは、圧力解放弁8を介して電池ケース5の上面10の概ね法線方向に放出される。
高温ガスは、圧力解放弁8から放出されると、その放出方向に位置するモジュールカバー3の上面部14の第一の部位16に衝突する。第一の部位16は、高温ガスが衝突した部分が高温ガスにより加熱され、溶融し、モジュールカバー3の内側から外側に貫通する孔が形成される。高温ガスは、第一の部位16に孔が形成されると、その孔を介してモジュールカバー3の内側から外側に放出される。
圧力解放弁8から放出された高温ガスは、第一の部位16に形成された孔を介してモジュールカバー3の外側に放出されるまで、モジュールカバー3の内部に滞留する。複数の電池2−1〜2−8のうちの熱暴走していない正常な電池は、モジュールカバー3の内側に滞留する高温ガスにより加熱され、高温ガスがモジュールカバー3の内部に滞留する滞留時間が長いときに、高温ガスによる加熱により熱暴走することがある。
ここで、本実施形態の電池モジュール1の比較例として、第一の部位16の厚さと第二の部位17の厚さとが等しいモジュールカバーを備えた電池モジュールを考慮する。比較例の電池モジュールも、熱暴走した電池2−iの圧力解放弁8から高温ガスが放出されると、モジュールカバー3のうちの高温ガスが衝突した部分に孔が形成され、孔を介して高温ガスをモジュールカバー3の内側から外側に放出する。しかし、比較例の電池モジュール1のモジュールカバー3は、本実施形態の電池モジュール1のモジュールカバー3に比べて厚みがあるため、溶融に時間を要し、高温ガスがモジュールカバー3の内部に滞留する時間が長くなる。
すなわち、第1の実施形態における電池モジュール1は、比較例の電池モジュールと比較して、第一の部位16が薄いことにより、第一の部位16に孔が短時間に形成され、高温ガスがモジュールカバー3の内部に滞留する滞留時間を短縮することができる。電池モジュール1は、高温ガスがモジュールカバー3の内側に滞留している滞留時間を短縮することにより、正常な電池が高温ガスにより加熱される加熱時間を短縮することができ、正常な電池が高温ガスに加熱されることにより熱暴走するリスクを低減することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態の電池モジュール20は、第1の実施形態の電池モジュール1のモジュールカバー3以外は同様であるため、その説明を適宜省略する。図5は、第2の実施形態における電池モジュール20を示している。電池モジュール20は、モジュールカバー23を備えている。モジュールカバー23は、複数の電池2−1〜2−8の上面10を覆う底面が開放された箱型の形状であって、上面部24と側面部25とで構成される。上面部14は、複数の電池2−1〜2−8の各上面10と所定の間隔を空けて対向する部位であって、複数の電池2−1〜2−8の各上面10に配置された正極端子6、負極端子7及び複数の電池間を接続するバスバーを覆うように形成される。側面部15は、上面部14の周縁から複数の電池2−1〜2−8の各側面12の上方の位置まで延設された部位である。
モジュールカバー23の上面部24は、第1の実施形態におけるモジュールカバー3と同様にして、第一の部位26と第二の部位27とを含んでいる。第一の部位26は、モジュールカバー23が複数の電池2−1〜2−8の上面10を覆っているときに、複数の電池2−1〜2−8の圧力解放弁8から放出される高温ガスが衝突するように形成されている。第二の部位27は、モジュールカバー23の上面部24のうちの第一の部位26を除く部分から形成され、第一の部位26を囲むように形成されている。第一の部位26は、格子に形成され、モジュールカバー23の内側と外側とを貫通する複数の孔が形成されている。第一の部位26に形成される格子としては、間隔が3mm〜10mmであるものが例示され、目開きが30%〜70%であるものが例示される。
電池モジュール20は、電池2−iが熱暴走して電池2−iの圧力解放弁8から高温ガスが放出されると、高温ガスがモジュールカバー23の上面部24の第一の部位16に衝突する。第一の部位16に衝突した高温ガスは、第一の部位26の格子の複数の孔を介してモジュールカバー23の内側から外側に放出される。
第2の実施形態における電池モジュール20は、上記第1の実施形態で例示した比較例の電池モジュールと比べて、第一の部位26が格子に形成されていることにより、高温ガスがモジュールカバー23の内部に滞留する滞留時間を短縮することができる。電池モジュール20は、高温ガスがモジュールカバー23の内側に滞留している滞留時間を短縮することにより、正常な電池が高温ガスにより加熱される加熱時間を短縮することができ、正常な電池が高温ガスに加熱されることにより熱暴走するリスクを低減することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態の電池モジュール30は、第1の実施形態の電池モジュール1のモジュールカバー3以外は同様であるため、その説明を適宜省略する。図6は、第3の実施形態における電池モジュール30を示している。電池モジュール30は、モジュールカバー32を備えている。モジュールカバー32は、第2の実施形態におけるモジュールカバー23にカバーフィルム33が追加されている。カバーフィルム33は、高温ガスにより溶融する材料から形成され、シート状に形成されている。カバーフィルム33の材料としては、製造時と運転時とに与えられる外力(たとえば、圧力、ひっかき等)に耐え得るものが適切であり、カバーフィルム33としては、PET(Polyethylene terephthalate、ポリエチレンテレフタラート)シートが例示される。カバーフィルム33は、第一の部位26に重なるようにモジュールカバー32の上面部24の外側の面に貼付され、モジュールカバー32の上面部24の第一の部位26に形成されている複数の孔を閉塞している。
電池モジュール30は、電池2−iが熱暴走して電池2−iの圧力解放弁8から高温ガスが放出されると、高温ガスがモジュールカバー32の上面部24の第一の部位26に衝突する。第一の部位26に衝突した高温ガスは、第一の部位26の格子の複数の孔を通過してカバーフィルム33に衝突し、カバーフィルム33を加熱、溶融、脱落させ、カバーフィルム33に形成された孔を介してモジュールカバー32の内側から外側に放出される。
第3の実施形態における電池モジュール30は、第1、2の実施形態における電池モジュール1、20と同様にして、高温ガスがモジュールカバー32の内部に滞留する滞留時間を短縮し、正常な電池が高温ガスにより加熱される加熱時間を短縮し、正常な電池が高温ガスに加熱されることにより熱暴走するリスクを低減することができる。
第3の実施形態における電池モジュール30は、カバーフィルム33が第一の部位26の格子の複数の孔を閉塞していることにより、通常運転時に第一の部位26の複数の孔を介してモジュールカバー32の内側に異物が浸入することを防止する。この結果、電池モジュール30は、複数の電池2−1〜2−8に異物が付着することによる悪影響を防止することができる。
[第4の実施形態]
図7は、第4の実施形態における電池モジュールを示している。電池モジュール40は、複数の電池2−1〜2−8とモジュールカバー41と複数のスペーサ42−1〜42−7とを備えている。モジュールカバー41は、上面部44と側面部45とを備えている。モジュールカバー41は、側面部45に囲まれる領域に複数の電池2−1〜2−8の正極端子6と負極端子7と圧力解放弁8とが配置されるように、複数の電池2−1〜2−8の上面10が上面部44に対向するように、かつ、複数の電池2−1〜2−8の外側面12が側面部45に対向するように、複数の電池2−1〜2−8の上面10を覆っている。
複数のスペーサ42−1〜42−7は、それぞれ、隣接する2つの電池の間に配され、一つの電池が膨張しても隣接する他方の電池へ熱の伝達を抑制するものである。この複数のスペーサ42−1〜42−7は、熱伝導率が比較的小さい低熱伝導素材から形成されている。低熱伝導素材としては、セラミック、多孔質材料、金属が例示され、金属としては、アルミ合金が例示される。さらに、複数のスペーサ42−1〜42−7は、それぞれ、概ね直方体に形成され、隣接する2つの電池の電池対向面11に対して対向する平行又は略平行な2つの面を有している。
スペーサ42−k(k=1,2,3,…,7)は、複数の電池2−1〜2−8の積層方向の幅が、所定の幅以上になるように形成され、電池2−kの電池対向面11のうちの電池2−(k+1)に対向する電池対向面に接着剤を介して接着されている。さらに、スペーサ42−kは、図8に示されるように、電池2−kの電池対向面11に対向する面の面積が、電池対向面11の面積と比較して十分に小さくなるように形成される。また、スペーサ42−kは、電池2−kの電池対向面11の概ね中央に配置されている。
複数の電池2−1〜2−8のうちの電池2−kは、熱暴走すると、電池ケース5の内部の温度が上昇するとともに、電池ケース5の内部の圧力が上昇し、膨張する。電池モジュール40は、電池2−kが熱暴走により膨張すると、電池2−kの電池対向面11が隣に配置される電池2−kの電池対向面11に接近する。スペーサ42−kは、電池2−kの電池対向面11が隣の電池2−(k+1)の電池対向面11に接近したときに、電池2−kの電池対向面11と電池2−(k+1)の電池対向面11との間に挟まれることにより、電池2−kの電池対向面11と電池2−(k+1)の電池対向面11とが直接に接触することを妨げる。
複数のスペーサ42−1〜42−7を備えていない比較例の電池モジュールでは、電池2−kが熱暴走により膨張したときに、電池2−kの電池対向面11のうちの比較的広い領域が正常な電池2−(k+1)に直接に接触し、熱伝導により電池2−kの熱が正常な電池2−(k+1)に移動し、正常な電池2−(k+1)に熱暴走が伝播することがある。
電池モジュール40は、スペーサ42−kを用いて電池2−kを正常な電池2−(k+1)に直接に接触することを阻害し、電池2−kから電池2−(k+1)に熱を熱伝導により移動させる部分の伝熱断面積を電池2−kの電池対向面11の面積より小さく低減することにより、熱伝導により電池2−kから正常な電池2−(k+1)に移動する熱を低減し、正常な電池2−(k+1)に熱暴走が伝播するリスクを低減することができる。
[第5の実施形態]
図9は、第5の実施形態における電池モジュールを示している。電池モジュール50は、第4の実施形態における複数のスペーサ42−1〜42−7が別の複数のスペーサ52−1〜52−7に置換されている。置換された複数のスペーサの各々のスペーサ52−k(k=1,2,3,…,7)は、第4の実施形態におけるスペーサ42−kの内部に中空が形成された筒状に形成されている。
電池モジュール50も、第4の実施形態における電池モジュール40と同様にして、スペーサ52−kが電池2−kを正常な電池2−(k+1)に直接に接触することを阻害することにより、熱伝導により電池2−kから正常な電池2−(k+1)に移動する熱を低減し、正常な電池2−(k+1)に熱暴走が伝播するリスクを低減することができる。スペーサ52−kは、中空に形成されていることにより、第4の実施形態におけるスペーサ42−kに比較して、電池2−kとの接触面積がより小さく、熱伝導する部分の伝熱断面積がより小さい。このため、電池モジュール50も、第4の実施形態における電池モジュール40に比較して、熱伝導により電池2−kから正常な電池2−(k+1)に移動する熱をより低減し、正常な電池2−(k+1)に熱暴走が伝播するリスクをより低減することができる。
[第6の実施形態]
図10は、第6の実施形態における電池モジュールを示している。電池モジュール60は、第4の実施形態における複数のスペーサ42−1〜42−7が別の複数のスペーサ62−1〜62−7に置換されている。複数のスペーサ62−1〜62−7は、それぞれ、熱伝導率が比較的小さい低熱伝導素材から形成されている。
スペーサ62−kは、図11に示されるように、第1突出部63と第2突出部64と板状部65とを備えている。板状部65は、第1突出部63と第2突出部64との間隔が電池2−kの2つの外側面12の距離に等しくなるように、または、第1突出部63と第2突出部64との間隔が電池2−kの2つの外側面12の距離より少し小さくなるように、第1突出部63と第2突出部64との両方に接合されている。スペーサ62−kは、電池2−kと電池2−(k+1)との間に板状部65が配置されるように、第1突出部63と第2突出部64との間に電池2−kが挟まれるように、電池2−kに取り付けられる。
電池モジュール60は、第4の実施形態における電池モジュール40と同様にして、スペーサ62−kの板状部65が電池2−kを正常な電池2−(k+1)に直接に接触することを阻害することにより、熱伝導により電池2−kから正常な電池2−(k+1)に移動する熱を低減し、正常な電池2−(k+1)に熱暴走が伝播するリスクを低減することができる。
スペーサ62−kは、第1突出部63と第2突出部64との間に電池2−kを挟むことにより、接着剤を用いないでスペーサ62−kが電池2−kに取り付けられることができる。このため、電池モジュール60は、スペーサ62−kが容易に電池2−kに取り付けられることにより、第4の実施形態における電池モジュール40に比較して、容易に組み立てることができる。
[第7の実施形態]
図12は、第7の実施形態における電池モジュールを示している。電池モジュール70は、第4の実施形態における複数のスペーサ42−1〜42−7が別のスペーサ72に置換されている。スペーサ72は、加熱されることにより発泡する発泡素材から形成されている。このような発泡素材としては、積水化学工業株式会社製「ADVANCELL(登録商標)EM」が例示される。スペーサ72は、複数の電池2−1〜2−8の電池対向面11のうちの他の電池に対向している電池対向面の概ね全面に塗布されている。このとき、スペーサ72は、加熱されると所定の厚さまで膨張するように塗布されている。
電池2−kは、熱暴走すると、電池2−kの電池対向面11に塗布されているスペーサ72を加熱する。電池2−kに塗布されているスペーサ72は、加熱されることにより、発泡し、所定の厚さまで膨張する。電池モジュール70は、スペーサ72が所定の厚さまで膨張することにより、電池2−kが熱暴走により膨張した場合でも、電池2−kが他の電池に接触することを阻害し、熱伝導により電池2−kから他の電池に移動する熱を低減することができ、他の電池に熱暴走が伝播するリスクを低減することができる。スペーサ72は、さらに、発泡することにより熱伝導率が小さいくなり、発泡しない他のスペーサに比較して、熱伝導により電池2−kから他の電池に移動する熱をより低減することができ、他の電池に熱暴走が伝播するリスクをより低減することができる。
なお、第4の実施形態から第7の実施形態におけるモジュールカバー41は、第1の実施形態におけるモジュールカバー3に置換することができ、第2の実施形態におけるモジュールカバー23に置換することができ、または、第3の実施形態におけるモジュールカバー32に置換することができる。モジュールカバー41がモジュールカバー3、23、32に置換された電池モジュールは、電池2−kが熱暴走により膨張したときに熱伝導により電池2−kから他の電池に移動する熱を低減することに加えて、電池2−kから放出された高温ガスがモジュールカバーの内側に滞留する時間を短縮し、高温ガスにより電池2−kから他の電池に移動する熱を低減することができる。このため、このような電池モジュールは、より確実に熱暴走の伝播のリスクを低減することができる。
以上のように本発明の電気器具の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記各実施形態に限定されるべきものではなく、特許請求の範囲に表現された思想および範囲を逸脱することなく、種々の変形、追加、及び省略が当業者によって可能である。
1 :電池モジュール
2−1〜2−8:複数の電池
3 :モジュールカバー
5 :電池ケース
6 :正極端子
7 :負極端子
8 :圧力解放弁
10:上面
11:電池対向面
12:外側面
14:上面部
15:側面部
16:第一の部位
17:第二の部位
20:電池モジュール
23:モジュールカバー
24:上面部
25:側面部
26:第一の部位
27:第二の部位
30:電池モジュール
32:モジュールカバー
33:カバーフィルム
40:電池モジュール
41:モジュールカバー
42−1〜42−7:複数のスペーサ
44:上面部
45:側面部
50:電池モジュール
52−k:スペーサ
60:電池モジュール
62−1〜62−7:複数のスペーサ
63:第1突出部
64:第2突出部
65:板状部
70:電池モジュール
72:スペーサ

Claims (10)

  1. 電池ケースの内部の圧力が所定の圧力より大きくなった場合に前記電池ケースの内部の高温ガスを外部に放出する圧力解放弁をそれぞれ有する複数の電池と、該複数の電池の各圧力解放弁を覆うモジュールカバーとを備えた電池モジュールであって、
    前記モジュールカバーは、
    前記複数の電池の各圧力解放弁から前記高温ガスが放出される方向に少なくとも配される第一の部位と、
    前記第一の部位に隣接する第二の部位とを含んで形成されており、
    前記第一の部位は、前記複数の電池のうち高温ガスが放出された電池があった場合に、前記第二の部位に比較して短時間に、前記電池より放出された高温ガスを前記モジュールカバーの外部に放出可能に形成されていることを特徴とする電池モジュール。
  2. 前記第一の部位には、前記モジュールカバーの内部から前記モジュールカバーの外部に貫通する孔が形成されている請求項1に記載される電池モジュール。
  3. 前記モジュールカバーは、前記孔を閉塞するカバーフィルムをさらに備え、
    前記カバーフィルムは、前記高温ガスに接触することにより溶融する材料から形成されている請求項2に記載される電池モジュール。
  4. 前記モジュールカバーは、前記高温ガスに接触することにより溶融する材料から形成され、
    前記第一の部位の厚さは、前記第二の部位の厚さよりも薄い請求項1に記載される電池モジュール。
  5. さらに、前記複数の電池のうちの隣接する2つの電池の間に配され、前記隣接する2つの電池が所定の距離より接近することを防止するスペーサを備える請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載される電池モジュール。
  6. 前記スペーサは、内部に空洞が形成されている請求項5に記載される電池モジュール。
  7. 前記スペーサは、
    前記隣接する2つの電池の対向面に配される板状部と、
    該板状部の両端から前記隣接する2つの電池の一方の電池に向かって突出し、該一方の電池を挟持する突出部とを有する請求項5に記載される電池モジュール。
  8. 前記スペーサは、前記隣接する2つの電池のうちの少なくとも一方の電池から所定温度以上の熱が発生した場合に、該熱により発泡する材料から形成される請求項5に記載される電池モジュール。
  9. 複数の電池と、
    前記複数の電池のうちの隣接する2つの電池の間にそれぞれ配され、前記隣接する2つの電池の対向面より小さく形成され、前記隣接する2つの電池が所定の距離より接近することを防止する複数のスペーサと、
    を備えた電池モジュール。
  10. 複数の電池それぞれの、電池ケースの内部の圧力が所定の圧力より大きくなった場合に前記電池ケースの内部の高温ガスを外部に放出する圧力解放弁を覆うモジュールカバーであって、
    前記複数の電池の各圧力解放弁から前記高温ガスが放出される方向に少なくとも配される第一の部位と、
    前記第一の部位に隣接する第二の部位とを含んで形成されており、
    前記第一の部位は、前記複数の電池のうち高温ガスが放出された電池があった場合に、前記第二の部位に比較して、前記電池より放出された高温ガスを前記モジュールカバーの外部に短時間に放出可能に形成されているモジュールカバー。
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