JP2016035286A - エンドキャップ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボールねじ機構によるアクチュエータにおいて、ボール循環方式の種類に関わらず共通のエンドキャップを用いることができるエンドキャップ構造を提供すること。【解決手段】 ボールねじ機構により軌道に沿って移動可能に設置されたスライダの端部のエンドキャップ構造において、上記スライダの端部にはエンドキャップが着脱可能に設置され、上記スライダの端部にはボールをリターンさせるためのエンドデフレクタが選択的に突出・配置され、上記エンドキャップには上記選択的に突出・配置されるエンドデフレクタを収容する凹部が設けられていて、上記スライダの端部に上記エンドデフレクタが突出・配置されない場合には上記凹部にダミー部材を嵌めるようにしたもの。【選択図】 図3

Description

本発明は、ボールねじ機構により軌道に沿って移動されるスライダの端部のエンドキャップ構造に係り、特に、ボール循環方式の違いに関わらず共通のエンドキャップを用いることができるように工夫したものに関する。
従来のボールねじ機構によるアクチュエータの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。
特許文献1には、ボールねじ一体型直動案内ユニットが記載されている。このボールねじ一体型直動案内ユニットには、まず、長さ方向に延長されたガイドレールがあり、このガイドレールの長さ方向両端にはそれぞれ軸受け板が取り付けられている。これらの軸受け板により、ボールねじ軸が回転可能に支持されており、このボールねじ軸にはボールねじナットが螺合されている。上記ボールねじ軸の螺旋溝と上記ボールねじナットの内周側の螺旋溝との間の空間、及び、上記ボールねじナットの外側に設置されたボール循環チューブ内を複数のボールねじ軸のボールが転動・循環している。
また、このボールねじナットは、上記ガイドレールによって長さ方向にガイドされている。上記ボールねじナット内のボール戻り通路と上記ボールねじナットの両端にそれぞれ設置されたエンドキャップの湾曲路、及び、上記ガイドレールのボール転動溝と上記ボールねじナットのボール転動溝との間の空間、にも複数のリニアガイドのボールが転動・循環している。そして、上記ボールねじ軸がモータによって駆動されて、上記ボールねじナットが上記ガイドレールに沿って移動されることで、アクチュエータとして使用される。
上記エンドキャップには、グリスニップルが設置されているとともに、上記ボールねじ軸の螺旋溝と上記ボールねじナットの内周側の螺旋溝との間の空間及び上記湾曲路に連通する給油路が形成されている。そして、上記グリスニップル及び給油路を介して、上記ボールねじ軸の螺旋溝と上記ボールねじナットの内周側の螺旋溝との間の空間及び上記湾曲路を介して上記ガイドレールのボール転動溝と上記ボールねじナットのボール転動溝との間の空間にグリスが供給されるようになっている。
また、上記ボール循環チューブの代わりに、ボールねじナットにボールリターン路が形成されたリターンプレートを使用したアクチュエータもある。このリターンプレート方式の場合も、エンドキャップには、グリスニップルが設置されているとともに、ボールねじ軸の螺旋溝とボールねじナットの内周側の螺旋溝との間の空間及び湾曲路に連通する給油路が形成されている。
また、その他にも、エンドデフレクタを使用したアクチュエータもある。すなわち、ボールねじナット内に無負荷循環路が形成されており、この無負荷循環路内にボールねじのボールが循環される。また、上記ボールねじナットの両端側にそれぞれエンドデフレクタが設置されていて、上記ボールねじナットの両端側に転動・循環されたボールねじ軸のボールを、このエンドデフレクタ内のリターン路を介して、上記無負荷循環路へと転動・循環させていくようになっている。
なお、この場合は、上記エンドデフレクタが上記ボールねじナットの両端に突出・配置されることになり、その為、上記エンドキャップには凹部が形成されており、この凹部内に上記エンドデフレクタが収容・配置されるようになっている。
また、上記エンドデフレクタにはボールねじ軸の螺旋溝とボールねじナットの内周側の螺旋溝との間の空間及び湾曲路に連通する給油路が形成されている。又、上記エンドキャップにはグリスニップルが設けられているとともに上記エンドデフレクタの給油路に連通する短い給油路が形成されている。
実開平6−43408号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
前述したように、ボールねじ機構を採用したアクチュエータには、ボール循環チューブ又はリターンプレート方式、エンドデフレクタ方式、の二種類があり、その為、それぞれの方式に適した二種類のエンドキャップが必要となり、部品管理が面倒になるとともに、コストが上昇してしまうという問題があった。
より具体的に説明すると、ボール循環チューブ又はリターンプレート方式の場合には、エンドキャップにはグリスニップルが設置されるとともに、ボールねじ軸の螺旋溝とボールねじナットの内周側の螺旋溝との間の空間及び湾曲路に連通する給油路が形成される。これに対して、エンドデフレクタ方式の場合は、まず、エンドデフレクタが収容・配置される凹部が形成される。また、グリスニップルが設置されるとともに、エンドデフレクタに形成される給油路に連通する短い給油路が形成される。つまり、凹部の有無、形成される給油路の構成、の二点で異なる構成のエンドキャップが必要になってしまう。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、ボールねじ機構により軌道に沿って移動されるスライダにおいて、ボール循環方式の違いに関わらず共通のエンドキャップを用いることができるエンドキャップ構造を提供することにある。
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1によるエンドキャップ構造は、ボールねじ機構により軌道に沿って移動可能に設置されたスライダの端部のエンドキャップ構造において、上記スライダの端部にはエンドキャップが着脱可能に設置され、上記スライダの端部にはボールをリターンさせるためのエンドデフレクタが選択的に突出・配置され、上記エンドキャップには上記選択的に突出・配置されるエンドデフレクタを収容する凹部が設けられていて、上記スライダの端部に上記エンドデフレクタが突出・配置されない場合には上記凹部にダミー部材を嵌めるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項2によるエンドキャップ構造は、請求項1記載のエンドキャップ構造において、上記エンドデフレクタには給油経路が設けられているとともに上記ダミー部材にも同様の給油経路が設けられていることを特徴とするものである。
以上述べたように、本願発明の請求項1のエンドキャップ構造によると、ボールねじ機構により軌道に沿って移動可能に設置されたスライダの端部のエンドキャップ構造において、上記スライダの端部にはエンドキャップが着脱可能に設置され、上記スライダの端部にはボールをリターンさせるためのエンドデフレクタが選択的に突出・配置され、上記エンドキャップには上記選択的に突出・配置されるエンドデフレクタを収容する凹部が設けられていて、上記スライダの端部に上記エンドデフレクタが突出・配置されない場合には上記凹部にダミー部材を嵌めるようにしたので、エンドデフレクタが突出・配置されている場合と突出・配置されていない場合、すなわち、ボール循環方式の違いに関わらず共通のエンドキャップを用いることができる。
また、請求項2のエンドキャップ構造によると、請求項1記載のエンドキャップ構造において、上記エンドデフレクタには給油経路が設けられているとともに上記ダミー部材にも同様の給油経路が設けられているので、上記エンドデフレクタが突出・配置されている場合と突出・配置されていない場合の両方で同様の給油を行うことができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、図1(a)はエンドデフレクタ方式のアクチュエータを示す斜視図、図1(b)は図1(a)のIb−Ib断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、エンドデフレクタ方式のアクチュエータに用いられるスライダの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のIII−III断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、スライダのエンドキャップにエンドデフレクタを組み合わせて、裏面側からみた図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図5(a)はエンドデフレクタ方式のアクチュエータに用いられるスライダのエンドキャップが除去された状態を示す側面図、図5(b)は図5(a)のVb−Vb矢視図、図5(c)は図5(b)のVc−Vc断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、エンドデフレクタ方式のアクチュエータに用いられるスライダのエンドキャップを除去した状態での分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図7(a)はエンドデフレクタ方式のアクチュエータに使用されるエンドデフレクタの表側から見た斜視図、図7(b)はエンドデフレクタ方式のアクチュエータに使用されるエンドデフレクタの裏側から見た斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、リターンプレート方式のアクチュエータに用いられるスライダの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のリターンプレート方式のアクチュエータの要部縦断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、スライダのエンドキャップにダミー部材を組み合わせて、裏面側からみた図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、リターンプレート方式のアクチュエータに用いられるスライダのボールねじナット部の底面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、リターンプレート方式のアクチュエータに用いられるスライダを底面側からみた分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図13(a)はリターンプレート方式のアクチュエータに用いられるスライダの平面図、図13(b)は図13(a)のXIIIb−XIIIb断面図である。
図1乃至図13を参照しながら本発明の一実施の形態について説明する。
前述したように、アクチュエータには、ボールの循環方式によって、エンドデフレクタ方式と、循環チューブ又はリターンプレート方式、の2種類があり、この一実施の形態の場合には、その何れの方式においても、共通のリターンキャップを使用できるようにしている。
以下、詳細に説明する。
まず、図1乃至図7を参照しながら上記エンドデフレクタ方式のアクチュエータ1の構成について説明する。
まず、図1(a)に示すように、ベース2があり、このベース2には、前後方向(図1(a)中左下から右上に向かう方向)に延長された基板5がある。この基板5の幅方向(図1中左上から右下に向かう方向)両端には、前後方向(図1(a)中左下から右上に向かう方向)に延長されたガイドレール7a、7bが図1(a)中上側に向けて一体的に立設されている。上記ガイドレール7aには、前後方向(図1(a)中左下から右上に向かう方向)に延長されたガイド用凹部9a、9bが形成されており、上記ガイドレール7bにも、前後方向(図1(a)中左下から右上に向かう方向)に延長されたガイド用凹部9c、9dが形成されている。上記ガイドレール7a、7bは、それぞれの上記ガイド用凹部9a、9b9c、9dを対向させた状態で配置されている。
なお、上記基板5、ガイドレール7a、7bは、例えば、鉄製である。
上記基板5と上記ガイドレール7a、7bの前端(図1(a)中左下端)には、前端プレート11が、複数本(この一実施の形態の場合には4本)の固定ねじ12によって取付・固定されており、上記基板5と上記ガイドレール7a、7bの後端(図1(a)中右上端)には、モータブラケット13が、図示しない複数本の固定ねじによって取付・固定されている。
また、上記基板5、上記ガイドレール7a、7b、上記前端プレート11、及び、上記モータブラケット13に囲まれた内部には、ボールねじ軸15が回転可能に設置されている。すなわち、上記ボールねじ軸15の前端側(図1(a)中左下端側)は上記前端プレート11に内装された図示しない軸受によって回転可能に支持されていると共に、上記ボールねじ軸15の後端側(図1(a)中右上端側)は上記モータブラケット13に内装された図示しない軸受によって回転可能に支持されている。
上記モータブラケット13には、図示しない駆動モータが設置され、上記ボールねじ軸15は、この図示しないモータの回転軸にカップリング(図示せず)を介して連結される。そして、駆動モータを回転させることにより上記ボールねじ軸15を適宜の方向に回転させる。
また、上記ガイドレール7a、7b間には、上記ボールねじ軸15によって貫通されたスライダ21が設置されている。このスライダ21には、まず、図2に示すように、スライダ本体23がある。このスライダ本体23には、図6に示すように、貫通孔25が、前後方向(図6中左下から右上に向かう方向)に延長・形成されている。そして、例えば、図3に示すように、この貫通孔25の前方側(図3中左側)は縮径されていて、そこに第1螺旋溝26aと第2螺旋溝26bが形成されている。上記ボールねじ軸15は、上記貫通孔25を貫通している。
また、図5、図6に示すように、上記第1螺旋溝26a、第2螺旋溝26bの前方(図6中左下方向)の開口部側には、エンドデフレクタ係合用凹部27a、27bが形成されており、同様に、上記第1螺旋溝26a、第2螺旋溝26bの後方(図5中右方向)の開口部側にも、エンドデフレクタ係合用凹部27c、27dが形成されている。
また、図5、図6に示すように、上記貫通孔25の外周側には、ボールねじナット側循環路29a、29bが、上記スライダ本体23を前後方向(図6中左下から右上に向かう方向)に貫通して形成されている。
上記エンドデフレクタ係合用凹部27aの上側と上記エンドデフレクタ係合用凹部27bの下側には、エンドデフレクタ固定用雌ねじ部30、30がそれぞれ形成されている。また、上記エンドデフレクタ係合用凹部27cの上側と上記エンドデフレクタ係合用凹部27dの下側にも、図示しないエンドデフレクタ固定用雌ねじ部がそれぞれ形成されている。
また、上記スライダ本体23の幅方向一方側(図6中左上側)には、ガイド側ボール循環路31a、31bが、前後方向(図6中左下から右上に向かう方向)に貫通して形成されている。また、同様に、上記スライダ本体23の幅方向他方側(図6中右下側)には、ガイド側ボール循環路31c、31dが、前後方向(図6中左下から右上に向かう方向)に貫通して形成されている。
また、上記スライダ本体23の一方の側面(図6中左側の側面)には、ガイド用凹部33a、33bが、前後方向(図6中左下から右上に向かう方向)に延長・形成されている。同様に、上記スライダ本体23の他方の側面(図6中右側の側面)には、ガイド用凹部33c、33dが、前後方向(図6中左下から右上に向かう方向)に延長・形成されている。
そして、上記スライダ本体23は、幅方向(図6中左上から右下に向かう方向)中央部(貫通孔25が設けられた部分)が、ボールねじナット部35として機能し、幅方向(図6中左上から右下に向かう方向)両端側(ガイド用凹部33a、33bが設けられた部分、及び、ガイド用凹部33c、33dが設けられた部分)が、被ガイド部37、37として機能するものである。
上記スライダ本体23の前端面(図6中左側の面)には、エンドキャップ固定用雌ねじ部39、39、39、39が形成されている。また、上記スライダ本体23の後端面(図6中右側の面)には、図示しないエンドキャップ固定用雌ねじ部が形成されている。
また、上記スライダ本体23の上面(図6中上側の面)には、取付用雌ねじ部40、40、40、40が形成されている。例えば、図示しないボルトをこの取付用雌ねじ部40、40、40、40に螺合させることによって、図示しない取付対象物が上記スライダ本体23に取り付けられる。
なお、上記スライダ本体23は、例えば、鉄製である。
また、図3及び図6に示すように、上記第1螺旋溝26a、第2螺旋溝26bの前端側と後端側にはエンドデフレクタ41a、41bが設置されている。上記エンドデフレクタ41aは、図7に示すように、エンドデフレクタ本体43と、裏面側(図7(a)中右側)に突出・形成された係合用凸部45a、45bとから構成されている。上記エンドデフレクタ本体43には、貫通孔47が形成されており、この貫通孔47は上記ボールねじ軸15によって貫通される。
上記係合用凸部45aにはボールねじナット側リターン路49aが形成されている。このボールねじナット側リターン路49aは、上記ボールねじナット側循環路29aに連通される。また、上記係合用凸部45bにはボールねじナット側リターン路49bが形成されている。このボールねじナット側リターン路49bは、上記ボールねじナット側循環路29bに連通される。
また、上記エンドデフレクタ本体43の裏面側(図7(b)中左側)には、給油溝51a、51bが形成されている。この給油溝51a、51bによって上記エンドデフレクタ本体43の外周側と上記貫通孔47の内周側とが連絡されている。
また、上記エンドデフレクタ本体43には、前後方向(図7(a)中左右方向)に延長された固定ねじ用貫通孔53、53が形成されている。
また、エンドデフレクタ41bも、図7に示すように、上記エンドデフレクタ41aと同様の構成であり、図中同一部分には同一符号を付して示す。
上記エンドデフレクタ41aが上記スライダ本体23に設置されると、係合用凸部45aが上記スライダ本体23のエンドデフレクタ係合用凹部27aに係合され、係合用凸部45bが上記スライダ本体23のエンドデフレクタ係合用凹部27bに係合され、エンドデフレクタ本体43が上記スライダ本体23の前面側(図2中左下側)に突出・配置される。
また、上記エンドデフレクタ41bが上記スライダ本体23に設置されると、係合用凸部45aが上記スライダ本体23のエンドデフレクタ係合用凹部27cに係合され、係合用凸部45bが上記スライダ本体23のエンドデフレクタ係合用凹部27dに係合され、エンドデフレクタ本体43が上記第1螺旋溝26a、第2螺旋溝26bの後端(図5(c)中右側)から貫通孔25の後端側(図5(c)中右側)内部に突出・配置される。
また、上記エンドデフレクタ41aは、固定用ねじ55、55を、固定ねじ用貫通孔53、53を貫通させて、上記スライダ本体23のエンドデフレクタ固定用雌ねじ部30、30に螺合させることにより固定される。上記エンドデフレクタ41bも、同様に、固定用ねじ55、55を図示しないエンドデフレクタ固定用雌ねじ部に螺合させることにより固定される。
また、上記ボールねじ軸15の外周側には、第1螺旋溝57a、第3螺旋溝57c、第2螺旋溝57b、第4螺旋溝57dが形成されている。例えば、図3に示すように、上記第1螺旋溝57aに対して図3中左側に所定の距離だけずれた位置に上記第3螺旋溝57cが形成されており、上記第3螺旋溝57cに対して図3中左側に所定の距離だけずれた位置に上記第2螺旋溝57bが形成されており、上記第2螺旋溝57bに対して図3中左側に所定の距離だけずれた位置に上記第4螺旋溝57dが形成されている。
また、上記スライダ本体23の第1螺旋溝26aとボールねじ軸15の第1螺旋溝57aとの間の空間、上記エンドデフレクタ41aのボールねじナット側リターン路49a、ボールねじナット側循環路29a、及び、上記エンドデフレクタ41bのボールねじナット側リターン路49aには、複数のボール59aが転動・循環している。
また、上記スライダ本体23の第2螺旋溝26bとボールねじ軸15の第2螺旋溝57bとの間の空間、上記エンドデフレクタ41aのボールねじナット側リターン路49b、ボールねじナット側循環路29b、及び、上記エンドデフレクタ41bのボールねじナット側リターン路49bには、複数のボール59bが転動・循環している。
また、図3に示すように、上記スライダ本体23の前端(図3中左端)には、エンドキャップ61aが設置されており、上記スライダ本体23の後端(図3中右端)には、エンドキャップ61bが設置されている。
上記エンドキャップ61aには、図4に示すように、スライダ本体23側(図4中紙面垂直方向手前側)の面に、ガイド側リターン路用凹部63a、63b、63c、63dが形成されている。上記ガイド側リターン用凹部63a、63b、63c、63dは、上記エンドキャップ61aのスライダ本体23側(図4中紙面垂直方向手前側)の面と側面(図4中右側又は左側の面)に開口されている。また、上記ガイド側リターン路用凹部63a、63b、63c、63dの側面側の端(図4中右端又は左端)からは、それぞれ、リターン用凸部65a、65b、65c、65dが突出・形成されており、上記ガイド側リターン路用凹部63a、63b、63c、63dは、それぞれ、上記リターン用凸部65a、65b、65c、65dの図4中紙面垂直方向手前側の面に延長されている。
また、上記ガイド側リターン路用凹部63a、63bには、リターンガイド67aが設置されている。このリターンガイド67aは上記ガイド側リターン用凹部63a、63bの図4中右端と左端以外を閉塞し、且つ、上記ガイド側リターン用凹部63a、63bの図4中紙面垂直方向奥側の面から離間した状態で設置されている。上記ガイド側リターン路用凹部63a、63bと上記リターンガイド67aとの間の空間は、ガイド側リターン路69a、69bとなっている。
また、同様に、上記ガイド側リターン路用凹部63c、63dには、リターンガイド67bが設置されている。このリターンガイド67bは上記ガイド側リターン用凹部63c、63dの図4中右端と左端以外を閉塞し、且つ、上記ガイド側リターン用凹部63c、63dの図4中紙面垂直方向奥側の面から離間した状態で設置されている。上記ガイド側リターン路用凹部63c、63dと上記リターンガイド67bとの間の空間は、ガイド側リターン路69c、69dとなっている。
また、上記エンドキャップ61aのスライダ本体23側(図4中紙面垂直方向手前側)の面には、図3に示すように、エンドデフレクタ収納凹部71が形成されている。このエンドデフレクタ収納凹部71に、エンドデフレクタ41aのエンドデフレクタ本体43が収納・配置される。
また、上記エンドデフレクタ収納凹部71の底面(図4中紙面垂直方向奥側の面)には、貫通孔73が形成されている。この貫通孔73は上記エンドデフレクタ41aの貫通孔47と連通しており、ボールねじ軸15によって貫通されている。
図2に示すように、上記エンドキャップ61aの反スライダ本体23側(図2中左下側の面側)には、グリスニップル75a、75bが設置されている。上記エンドキャップ61aには、図4に示すように、グリスニップル取付用貫通孔77a、77bが形成されており、これらグリスニップル取付用貫通孔77a、77bには雌ねじ部が設けられている。上記グリスニップル75a、75bは上記グリスニップル取付用貫通孔77a、77bに螺合されることで固定されている。
また、上記エンドキャップ61aのスライダ本体23側(図4中紙面垂直方向手前側)の面には、上記ガイド側リターン路69a、69bと、エンドデフレクタ収納凹部71に連通された給油溝79aと、上記ガイド側リターン路69c、69dと、エンドデフレクタ収納凹部71に連通された給油溝79bが形成されている。上記エンドデフレクタ41aのエンドデフレクタ本体43が上記エンドデフレクタ収納凹部71内に収納・配置されると、上記給油溝79aと上記エンドデフレクタ41aの給油溝51aとが連通され、上記給油溝79bと上記エンドデフレクタ41aの給油溝51bとが連通される。
上記グリスニップル75a、75bに、例えば、図示しないグリスガンを接続することでグリスの供給が行われる。上記グリスニップル75aから供給されたグリスは上記給油溝79aと上記スライダ本体23との間の空間、及び、上記エンドデフレクタ41aの給油溝51aと上記スライダ本体23との間の空間を通過して、貫通孔47の内周側へ供給されるとともに、上記給油溝79aと上記スライダ本体23との間の空間から上記ガイド側リターン路69a、69bへ供給される。また、上記グリスニップル75bから供給されたグリスは上記給油溝79bと上記スライダ本体23との間の空間、及び、上記エンドデフレクタ41aの給油溝51bと上記スライダ本体23との間の空間を通過して、貫通孔47の内周側へ供給されるとともに、上記給油溝79bと上記スライダ本体23との間の空間から上記ガイド側リターン路69c、69dへ供給される。
上記エンドキャップ61aには、固定ねじ用貫通孔81、81、81、81が形成されている。図2に示すように、固定用ねじ83、83、83、83を、この固定ねじ用貫通孔81、81、81、81を貫通させ、上記スライダ本体23のエンドキャップ固定用雌ねじ部39、39、39、39に螺合させることにより、上記エンドキャップ61aが上記スライダ本体23に固定される。
また、上記エンドキャップ61bも、上記エンドキャップ61aと同様の構成であり、固定用ねじ85、85、85、85を、上記エンドキャップ61bの固定ねじ用貫通孔81、81、81、81を貫通させ、上記スライダ本体23の後端面(図2中右上側の面)の図示しないエンドキャップ固定用雌ねじ部に螺合させることにより、上記エンドキャップ61bが上記スライダ本体23に固定される。
なお、前述したように、エンドデフレクタ41bは上記スライダ本体23の内部に設置されているため、上記エンドデフレクタ41bのエンドデフレクタ本体43は、上記エンドキャップ61bのエンドデフレクタ収納凹部71内には収容・配置されない。また、上記エンドキャップ61bには、グリスニップルは設置されない。
また、上記スライダ本体23のガイド用凹部33aとガイドレール7aのガイド用凹部9aとの間の空間、上記エンドキャップ61aのガイド側リターン路69a、上記スライダ本体23のガイド側ボール循環路31a、上記エンドキャップ61bのガイド側リターン路69cには、複数のボール87aが転動・循環している。
また、上記スライダ本体23のガイド用凹部33bとガイドレール7aのガイド用凹部9bとの間の空間、上記エンドキャップ61aのガイド側リターン路69b、上記スライダ本体23のガイド側ボール循環路31b、上記エンドキャップ61bのガイド側リターン路69dには、複数のボール87bが転動・循環している。
また、上記スライダ本体23のガイド用凹部33cとガイドレール7bのガイド用凹部9cとの間の空間、上記エンドキャップ61aのガイド側リターン路69c、上記スライダ本体23のガイド側ボール循環路31c、上記エンドキャップ61bのガイド側リターン路69aには、複数のボール87cが転動・循環している。
また、上記スライダ本体23のガイド用凹部33dとガイドレール7bのガイド用凹部9dとの間の空間、上記エンドキャップ61aのガイド側リターン路69d、上記スライダ本体23のガイド側ボール循環路31d、上記エンドキャップ61bのガイド側リターン路69bには、複数のボール87dが転動・循環している。
次に、エンドデフレクタ方式のアクチュエータ1の動作について説明する。
まず、図示しないモータによりボールねじ軸15を回転・駆動させると、スライダ21が前後方向(図1中左下から右上に向かう方向)に進退される。その際、上記スライダ21はガイドレール7a、7bにより前後方向(図1中左下から右上に向かう方向)にガイドされる。
次に、グリスの供給について説明する。
まず、グリスニップル75a、75bに、図示しないグリスガンを接続してグリスを供給する。上記グリスニップル75aから供給されたグリスは上記給油溝79aと上記スライダ本体23との間の空間、及び、上記エンドデフレクタ41aの給油溝51aと上記スライダ本体23との間の空間を通過して、貫通孔47の内周側へと移動されて、ボールねじ軸15側のボール59a、59bに供給される。また、上記給油溝79aと上記スライダ本体23との間の空間から上記ガイド側リターン路69a、69bへと移動されて、ガイドレール7a側のボール87a、87bに供給される。
また、上記グリスニップル75bから供給されたグリスは上記給油溝79bと上記スライダ本体23との間の空間、及び、上記エンドデフレクタ41aの給油溝51bと上記スライダ本体23との間の空間を通過して、貫通孔47の内周側へと移動されて、ボールねじ軸15側のボール59a、59bに供給される。また、上記給油溝79bと上記スライダ本体23との間の空間から上記ガイド側リターン路69c、69dへと移動されて、ガイドレール7b側のボール87c、87dに供給される。
次に、図8乃至図13を参照してリターンプレート方式のアクチュエータの構成について説明する。このリターンプレート方式のアクチュエータの基本的な構成は、図1に示したエンドデフレクタ方式のアクチュエータ1とほぼ同様であるが、スライダ本体23の構成が一部異なっている。すなわち、エンドデフレクタ41a、41bが設置されておらず、ボールねじ軸15と上記スライダ本体23との間のボールの循環経路が異なっている。
また、エンドキャップ61aのエンドデフレクタ収納凹部71には、ダミー部材91が内装されている。
以下、詳細に説明する。
なお、上記リターンプレート方式のアクチュエータとエンドデフレクタ方式のアクチュエータ1とで、共通する構成要素については同じ符号を付している。
図8に示すように、上記スライダ本体23の貫通孔25内には、螺旋溝26aのみが形成されている。また、ボールねじ軸15には、螺旋溝57aと螺旋溝57bが形成されている。
また、例えば、図9に示すように、上記スライダ本体23の底面側(図9中下側)にはリターンプレート収納用凹部92が形成されており、このリターンプレート収納用凹部92内にはリターンプレート93a、93bが設置されている。上記リターンプレート93a、93bは、図12に示すように、略直角三角形の横断面形状を成す部材であり、上記略直角三角形の斜辺同士を向い合せた状態で組み合わせると、略直方体形状となるものである。
上記リターンプレート93aの上記略直角三角形の斜辺の一端側(図12中左端側)からは、スライダ本体23側(図12中下側)に向けて、すくい上げ用凸部95aが突出・形成されており、上記リターンプレート93aの上記略直角三角形の斜辺の他端側(図12中右端側)からは、スライダ本体23側(図12中下側)に向けて、すくい上げ用凸部95bが突出・形成されている。また、上記リターンプレート93aの上記略直角三角形の斜辺側の面(図12中紙面垂直方向手前側の面)には、ボールねじナット側リターン溝97が形成されている。このボールねじナット側リターン溝97は、すくい上げ用凸部95a、95bの先端にも開口されている。
上記リターンプレート93bも上記リターンプレート93aと同様の構成であり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
そして、上記リターンプレート93a、93bを、上記略直角三角形の斜辺同士を向い合せた状態で組み合わせると、上記リターンプレート93aのボールねじナット側リターン溝97と、上記リターンプレート93bのボールねじナット側リターン溝97とによって、図13(b)に示すように、ボールねじナット側リターン路99が構成される。
また、図12に示すように、上記リターンプレート収納用凹部92の底面(図12中下側の面)には、上記貫通孔25内の螺旋溝26aに連通されたすくい上げ用貫通孔101a、101bが形成されている。上記すくい上げ用貫通孔101aには、上記リターンプレート93aのすくい上げ用凸部95aと上記リターンプレート93bのすくい上げ用凸部95bが挿入・配置され、上記すくい上げ用貫通孔101bには、上記リターンプレート93aのすくい上げ用凸部95bと上記リターンプレート93bのすくい上げ用凸部95aが挿入・配置される。
このような構成により、図13(b)に示すように、スライダ本体23の螺旋溝26aとボールねじ軸15の螺旋溝57aとの間の空間、及び、上記ボールねじナット側リターン路99には、複数のボール103が転動・循環する。また、図12に示すように、リターンプレート93aには固定用貫通孔105、105が形成されており、固定用ねじ109、109をこれら固定用貫通孔105、105に貫通させ、上記リターンプレート収納用凹部92の底面(図12中下側の面)に形成された固定用雌ねじ部107、107に螺合させることにより、上記スライダ本体23に固定される。リターンプレート93bも、同様にして、固定用ねじ109、109を固定用貫通孔105、105に貫通させ、固定用雌ねじ部107、107に螺合することにより上記スライダ本体23に固定される。
また、既に述べているが、図9に示すように、エンドキャップ61aのエンドデフレクタ収納凹部71には、ダミー部材91が内装されている。このダミー部材91は、図10に示すように、エンドデフレクタ41aのエンドデフレクタ本体43と略同様の形状を成しており、中央に貫通孔111が形成されている。この貫通孔111は、上記エンドキャップ61aの貫通孔73と連通しており、ボールねじ軸15によって貫通されている。
また、上記ダミー部材91の裏面側(図10中紙面垂直方向手前側)には、給油溝113a、113bが形成されている。この給油溝113a、113bによって上記ダミー部材91の外周側と上記貫通孔111の内周側とが連絡されている。よって、グリスニップル75aを介してグリスが供給されると、上記グリスは上記エンドキャップ61aの給油溝79aと上記スライダ本体23との間の空間、及び、上記ダミー部材91の給油溝113aと上記スライダ本体23との間の空間を通過して、貫通孔111の内周側へと移動されるとともに、上記エンドキャップ61aの給油溝79aと上記スライダ本体23との間の空間からガイド側リターン路69a、69bへと移動される。また、グリスニップル75bを介してグリスが供給されると、上記グリスは上記エンドキャップ61aの給油溝79bと上記スライダ本体23との間の空間、及び、上記ダミー部材91の給油溝113bと上記スライダ本体23との間の空間を通過して、貫通孔111の内周側へと移動されるとともに、上記エンドキャップ61aの給油溝79bと上記スライダ本体23との間の空間からガイド側リターン路69c、69dへと移動される。
次に、リターンプレート方式のアクチュエータの動作について説明する。まず、図示しないモータによりボールねじ軸15を回転・駆動させると、スライダ21が前後方向(図1中左下から右上に向かう方向)に進退される。その際、ガイドレール7a、7bにより上記スライダ21が前後方向(図1中左下から右上に向かう方向)にガイドされる。
次に、グリスの供給について説明する。まず、グリスニップル75a、75bに、図示しないグリスガンを接続してグリスを供給する。上記グリスニップル75aを介して供給されたグリスは上記エンドキャップ61aの給油溝79aと上記スライダ本体23との間の空間、及び、上記ダミー部材91の給油溝113aと上記スライダ本体23との間の空間を通過して、貫通孔111の内周側へと移動されて、ボールねじ軸15側のボール59aに対して供給される。また、上記エンドキャップ61aの給油溝79aと上記スライダ本体23との間の空間からガイド側リターン路69a、69bへと移動されて、ガイドレール7a側のボール87a、87bに供給される。
また、グリスニップル75bを介してグリスが供給されると、上記グリスは上記エンドキャップ61aの給油溝79bと上記スライダ本体23との間の空間、及び、上記ダミー部材91の給油溝113bと上記スライダ本体23との間の空間を通過して、貫通孔111の内周側へと移動されて、ボールねじ軸15側のボール59aに対して供給される。また、上記エンドキャップ61aの給油溝79bと上記スライダ本体23との間の空間からガイド側リターン路69c、69dへと移動されて、ガイドレール7b側のボール87c、87dに供給される。
すなわち、先に説明したエンドデフレクタ41aが設置されているエンドデフレクタ方式アクチュエータ1では、上記エンドデフレクタ41aの給油溝51a、51bを介して、ボールねじ軸15側のボール59a、59bに対してグリスの供給が行われるが、上記エンドデフレクタ41aが設置されていないリターンプレート方式アクチュエータでは、ダミー部材91の給油溝113a、113bを介して、上記ボールねじ軸15側のボール59aに対してグリスの供給を行われるものである。
次に、本発明の一実施の形態による効果について説明する。
まず、エンドデフレクタ41aが設置されていないリターンプレート方式のアクチュエータでは、エンドキャップ61aのエンドデフレクタ収納凹部71には、上記エンドデフレクタ41aのエンドデフレクタ本体43の代わりにダミー部材91を設置する構成としているので、エンドデフレクタ方式のアクチュエータ1の場合も、上記リターンプレート方式のアクチュエータの場合も、共通のエンドキャップ61a、61bを用いることができる。
また、エンドデフレクタ41aには給油溝51a、51bが形成されているため、エンドデフレクタ方式のアクチュエータ1では、これら給油溝51a、51bを介して、ボールねじ軸15側のボール59a、59bに対してグリスの供給を行うことができる。
また、上記エンドデフレクタ41aが設置されていないリターンプレート方式のアクチュエータでは、ダミー部材91が設置されるが、このダミー部材91にも給油溝113a、113bが形成されているため、これら給油溝113a、113bを介して、上記ボールねじ軸15側のボール59aに対してグリスの供給を行うことができる。
このように、エンドデフレクタ方式のアクチュエータ1、リターンプレート方式のアクチュエータの何れの場合も、共通のエンドキャップ61a、61bを用いることができ、且つ、正常に給油を行うことができる。
また、エンドキャップ61a、61bの共通化が可能になったので部品管理も容易になる。
本発明は、前記一実施の形態に限定されない。
例えば、前記した一実施の形態では、ボールねじ軸15には第1の螺旋溝57a、第2の螺旋溝57b、第3の螺旋溝57b、第4の螺旋溝57dの4つの螺旋溝が形成されていたが、上記ボールねじ軸15の螺旋溝の数はこれに限定されない。
また、前記一実施の形態では、ガイドレール7aにガイド用凹部9a、9bが形成され、ガイドレール7bにガイド用凹部9c、9dが形成されており、上下方向に2列のガイド機構を設置しているが、上下方向に1列のみのガイド機構を設置する場合や、上下方向に3列以上のガイド機構を設置する場合も考えられる。
また、前記一実施の形態では、リターンプレート93a、93bを用いたが、その代わりに、循環チューブを設置し、この循環チューブ内にボール複数のボール103を転動・循環させるようにしてもよい。
その他、図示した構成はあくまで一例であり様々な構成が考えられる。
本発明は、ボールねじ機構により軌道に沿って移動されるスライダの端部のエンドキャップ構造に係り、特に、ボール循環方式の違いに関わらず共通のエンドキャップを用いることができるように工夫したものに関し、例えば、産業用ロボットに用いられるアクチュエータに好適である。
15 ボールねじ軸
21 スライダ
41a エンドデフレクタ
41b エンドデフレクタ
43 エンドデフレクタ本体(突出部)
51a 給油溝(給油経路)
51b 給油溝(給油経路)
61a エンドキャップ
61b エンドキャップ
71 エンドデフレクタ収納凹部
91 ダミー部材
113a 給油溝(給油経路)
113b 給油溝(給油経路)

Claims (2)

  1. ボールねじ機構により軌道に沿って移動可能に設置されたスライダの端部のエンドキャップ構造において、
    上記スライダの端部にはエンドキャップが着脱可能に設置され、
    上記スライダの端部にはボールをリターンさせるためのエンドデフレクタが選択的に突出・配置され、
    上記エンドキャップには上記選択的に突出・配置されるエンドデフレクタを収容する凹部が設けられていて、
    上記スライダの端部に上記エンドデフレクタが突出・配置されない場合には上記凹部にダミー部材を嵌めるようにしたことを特徴とするエンドキャップ構造。
  2. 請求項1記載のエンドキャップ構造において、
    上記エンドデフレクタには給油経路が設けられているとともに上記ダミー部材にも同様の給油経路が設けられていることを特徴とするエンドキャップ構造。
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