JP5962173B2 - 一軸アクチュエータおよび一軸アクチュエータ用スライダ - Google Patents

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Description

この発明は、ねじ式送り装置と直動案内装置が組み合わされた構造の一軸アクチュエータに関する。
ねじ式送り装置と直動案内装置が組み合わされた構造の一軸アクチュエータは、長手方向に垂直な断面がU字状である案内レールと、案内レールのU字状の凹部内に配置されたスライダと、案内レールとスライダの間に配置された複数個の転動体と、スライダ内に案内レールと平行に貫通する雌ねじ穴として形成されたナット部と、このナット部に挿入されたねじ軸とを有する。
案内レールは、スライダの各側面と対向する各内側面に、転動体の転動通路を構成する転動面を有する。スライダは、案内レールの転動面と対向して転動通路を構成する転動面と、転動体の戻し通路と、戻し通路と転動通路とを連通させる方向転換路を有する。転動通路と戻し通路と方向転換路とで構成される循環経路内に、転動体が配置されている。
ナット部は、ねじ軸の螺旋溝に対応する螺旋溝を有し、これらの螺旋溝がねじ式送り機構を構成する。ねじ式送り機構がボールねじ機構の場合は、これらの螺旋溝で形成される軌道に、複数個のボールが配置されている。
そして、一軸アクチュエータは、ねじ軸を回転することにより、その回転力がナット部に伝達されて、転動体が転動通路を負荷状態で転動しながら循環経路内を循環することにより、スライダが案内レールに沿って移動可能とされている。
このような一軸アクチュエータは、スライダおよびねじ軸の上面をカバーで覆って使用される場合がある。
図9および10に示す従来例の一軸アクチュエータは、ボールねじ(ねじ式送り装置)とリニアガイド(直動案内装置)が組み合わされたものであり、案内レール10と、スライダ20と、ねじ軸30と、軸端部材40と、スペーサ−プレート50と、上面カバー60を有する。軸端部材40は、案内レール1の軸方向両端開口部を塞ぎ、ねじ軸30の両端を回転自在に支持する。この軸端部材40に、上面カバー60の両端がねじ止めにより固定されている。スライダ20の上部にスペーサ−プレート50が固定されている。スペーサ−プレート50の上部に、上面カバー60を配置するための凹部50aが形成されている。
この例では、スライダ20のエンドキャップ202に、エンドキャップ202内に潤滑剤を供給するためのグリースニップル203が固定されている。そして、エンドキャップ202内に供給された潤滑剤により、ボールねじ機構とリニアガイド機構の両方を潤滑している。しかし、このグリースニップル203を使用してグリースを自動給脂する場合、グリースニップル203に結合された給脂用配管の配置空間を確保することが、構造上困難な場合がある。
一軸アクチュエータの潤滑に関しては、以下のような提案がある。特許文献1には、スライダに転動体の戻し通路を形成する筒体を配置し、この筒体に潤滑油保持部を設けて、スライダ内に供給された潤滑油を保持することが記載されている。これにより、潤滑油を長期に渡って保持できるため、長時間に渡る潤滑油の安定供給が可能であると記載されている。しかし、特許文献1の提案は、外部からスライダ内に潤滑剤を供給する方法に関する提案ではない。
特許文献2には、スライダを構成するエンドキャップとサイドシールとの間に、潤滑剤供給装置を配置することが記載されている。潤滑剤供給装置は、潤滑剤を含浸させたフェルト材とこれを収納する容器とを備える。フェルト材は、案内レールの内側面および/または案内レールの転動溝に接触する突起と、ねじ軸の外周面および/またはねじ溝に接触する突起を有する。フェルト材の各突起から、案内レールおよびねじ軸の各接触部に潤滑剤が供給される。しかし、この方法には、使用環境により、潤滑剤を含浸させたフェルト材が乾燥して潤滑性能が低下する場合がある。
特許文献3には、スライダの循環経路への給油口を、スライダの幅方向中央から外れた位置に形成し、給油口から左右の循環経路へ向かう給油通路の断面積と距離を左右同一に形成することが記載されている。実施の形態において、給油口はスライダの移動方向端面に形成されている。また、この方法は、スライダおよびねじ軸の上面がカバーで覆われている一軸アクチュエータの問題点を解決するものではない。
特開平11−280866号公報 特開2003−206926号公報 特開2005−6062号公報
この発明の課題は、スライダおよびねじ軸の上面をカバーで覆われた一軸アクチュエータにおいて、外部からスライダ内への自動給脂ができ、カバーを外さずに、自動給脂のメンテナンスが容易にできるようにすることである。
上記課題を解決するために、この発明は、下記の構成(1) 〜(9) を有する一軸アクチュエータを提供する。
(1) 長手方向に垂直な断面がU字状である案内レールと、前記案内レールのU字状の凹部内に配置されたスライダと、前記案内レールと前記スライダの間に配置された複数個の転動体と、前記スライダ内に、前記案内レールと平行に貫通する雌ねじ穴として形成されたナット部と、前記ナット部に挿入され、前記ナット部と共にねじ式送り機構を構成するねじ軸と、を有する。
(2) 前記案内レールは、スライダの各側面と対向する各内側面に、前記転動体の転動通路を構成する転動面を有する。前記スライダは、案内レールの転動面と対向して転動通路を構成する転動面と、前記転動体の戻し通路と、前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有する。前記転動通路と前記戻し通路と前記方向転換路とで構成される循環経路内に、前記転動体が配置されている。
(3) 前記スライダは、前記転動面、前記戻し通路、および前記ナット部が形成されたスライダ本体と、前記方向転換路と前記ねじ軸を通す貫通穴が形成され、前記スライダ本体の前記案内レールの長手方向の両端に配置されたエンドキャップと、を有する。
(4) 前記スライダ本体の上面に潤滑剤供給口が形成され、前記スライダ本体は前記潤滑剤供給口から前記エンドキャップ側の端面に向かう潤滑剤供給路を有する。前記潤滑剤供給口に雌ねじが形成されている。前記エンドキャップは、前記潤滑剤供給路に接続されて前記方向転換路および前記ねじ軸に潤滑剤を供給する潤滑剤供給路を有する。
(6) 前記スライダおよび前記ねじ軸の上側がカバーで覆われている。
(7) 前記スライダ本体の上部に固定される底板部を備えたスペーサ−プレートを有し、前記底板部の幅は前記スライダの幅より大きく、前記底板部の上側に前記カバーが配置されている。
(8) 前記底板部の側面が前記案内レールの側板の上方で露出し、前記側面の露出部分に潤滑剤供給管が接続される接続口が形成され、前記底板部の下面に、前記スライダ本体の潤滑剤供給口と接続する開口が形成され、前記スペーサ−プレートは、前記接続口から前記開口に向かう潤滑剤供給路を有する。
(9) 前記ねじ軸を回転することにより、その回転力が前記ナット部に伝達されて、前記転動体が前記転動通路を負荷状態で転動しながら前記循環経路内を循環することにより、前記スライダが前記案内レールに沿って移動する。
この発明の一軸アクチュエータは、前記スペーサ−プレートの接続口に潤滑剤供給管を接続することにより、前記スペーサ−プレートの潤滑剤供給路を介して前記スライダ本体の潤滑剤供給路に潤滑剤を供給することができる。そのため、外部からスライダ内への自動給脂を行うことができる。また、カバーを外さずに、カバー外に配置された潤滑剤供給配管が着脱ができるため、自動給脂のメンテナンスが容易にできる。
また、前記スライダ本体の前記潤滑剤供給口に雌ねじが形成されているため、そのスライダ本体は、前記スライダおよび前記ねじ軸の上側をカバーで覆わない一軸アクチュエータ用のスライダ本体としても使用することができる。
その場合は、例えば、前記潤滑剤供給口の雌ねじに潤滑剤供給管の雄ねじを螺合することにより、スライダの上部からスライダ本体の潤滑剤供給路に潤滑剤を供給できる。或いは、前記潤滑剤供給路のスライダ本体の上面から垂直に延びる部分に、バネとボールをこの順に挿入した後、前記雌ねじに中央に貫通穴を有する止めねじ部材を螺合することにより、スライダ本体の上面にグリースニップルと同じ機構を設けることもできる。
この発明の一軸アクチュエータは、スライダおよびねじ軸の上面がカバーで覆われているが、外部からスライダ内への自動給脂ができ、自動給脂のメンテナンスをカバーを外さずに容易に行うことができる。
実施形態の一軸アクチュエータの構成を説明するための斜視図である。 実施形態の一軸アクチュエータを示す平面図である。 実施形態の一軸アクチュエータを示す側面図である。 図2のA−A断面図である。 実施形態の一軸アクチュエータに形成された潤滑剤供給経路を示す断面図である。 潤滑剤供給口に雌ねじが形成されているスライダ本体の使用例を示す断面図である。 潤滑剤供給口に雌ねじが形成されているスライダ本体の使用例であって、図6とは異なる例を示す断面図である。 リニアガイド機構の転動体がころの場合のスライダ本体の一例を示す平面図(a)、側面図(b)、正面図および背面図(c)である。 一軸アクチュエータの従来例を示す平面図である。 図9のB−B断面図である。
以下、この発明の実施形態について説明する。
この実施形態の一軸アクチュエータは、ボールねじ(ねじ式送り装置)とリニアガイド(直動案内装置)を組み合わせた構造である。
図1〜4に示すように、この一軸アクチュエータは、案内レール1と、スライダ2と、ねじ軸3と、軸端部材41,42と、スペーサ−ブロック43と、スペーサープレート5と、上面カバー6と、モータ取り付けブラケット45と、グリースニップル7を有する。この一軸アクチュエータは、また、案内レール1とスライダ2との間に配置された複数個のボール(転動体)15と、スライダ2とねじ軸3とのの間に配置された複数個のボール17を有する。
案内レール1の長手方向に垂直な断面はU字状であり、U字状の凹部内にスライダ2が収納されている。案内レール1の各側板11の内側面に、ボール15の転動溝(転動面)11aが形成されている。
スライダ2は、直動方向で、スライダ本体21と、エンドキャップ22と、サイドシール23と、サイドカバー24とに分割される。スライダ2の上部の幅方向両側には、直動方向全体に渡って、案内レール1の側板11の上面に配置されるスライド板25が形成されている。
スライダ本体21には、ナット部21aと、ボール15の転動溝(転動面)21bと、ボール15の戻し通路21cと、潤滑剤供給路21dと、雌ねじ22eが形成されている。ナット部21aは、案内レール1と平行に貫通する雌ねじ穴であり、スライダ本体21の幅方向中心部に、螺旋溝211を直接加工することにより形成されている。転動溝21bは、スライダ本体21の各側面の、案内レール1の転動溝11aと対向する位置に形成されている。戻し通路21cは、転動溝21bと同じ高さに形成されている。
図5に示すように、潤滑剤供給路21dは、スライダ本体21の上面に形成された上部開口(潤滑剤供給口)21fから、スライダ本体21のエンドキャップ22側の端面に形成された端部開口21gに向かう。この実施形態では、スライダ本体21の上面に垂直な穴を端部開口21gの位置より深く開け、スライダ本体21のエンドキャップ22側の端面に垂直な穴を上部開口21fの位置より奥まで開けることで、スライダ本体21に潤滑剤供給路21dを形成している。
エンドキャップ22には、ボール15の方向転換路と、ねじ軸3を通す貫通穴22a(図1参照)と、潤滑剤供給溝22b(図5参照)が形成されている。そして、図5に示すように、スライダ本体21の端部開口21gは、エンドキャップ22の潤滑剤供給溝22bと直接接続する位置に形成されている。
ねじ軸3は、スライダ本体21のナット部21a、エンドキャップ22の貫通穴22a、およびサイドシール23とサイドカバー24の貫通穴に挿入され、軸端部材41,42まで延びている。ナット部21aの螺旋溝211とねじ軸3の螺旋溝31で形成される軌道に、複数個のボール17が配置されている。これによりボールねじ機構が形成されている。
軸端部材41,42は、案内レール1の軸方向両端開口部を塞ぎ、ねじ軸3の両端を回転自在に支持するものである。一方の軸端部材42に、モータ取り付けブラケット45が固定されている。ねじ軸3の軸端部材42から突出している端部が、使用時にモータに取り付けられる。軸端部材42の上面の二カ所に雌ねじ42aが形成されいてる。スペーサ−ブロック43は、軸端部材41の上部に固定されている。スペーサ−ブロック43の上面の二カ所に雌ねじ43aが形成されている。
スペーサープレート5は、スライダ本体21の上部に固定される底板部51と、底板部51の幅方向両端から立ち上がる側板部52とからなる。底板部51の幅は案内レール1の幅より大きく、スライダ本体21に固定された状態で幅方向両端部が案内レール1からはみ出した状態となる。スペーサープレート5の底板部51と側板部52とで形成される凹部の幅は、上面カバー6の幅より僅かに大きい。
底板部51の側面に、グリースニップル7が取り付けられる接続口51aが形成されている。底板部51の下面に、スライダ本体21の上部開口21fと接続する下部開口51bが形成されている。底板部51は、接続口51aから下部開口51bに向かう潤滑剤供給路51cを有する。潤滑剤供給路51cは、接続口51aから底板部51の板面と平行に延びた後に、下部開口51bの上方で垂直に曲がって下部開口51bに至る。
底板部51は、また、スライダ本体21の雌ねじ21eと合う位置で、底板部51の板面に垂直に延びるボルト穴51dを有する。スペーサ−5の側板部52の上面に、スライド部材を取り付ける取付穴52aが形成されている。
上面カバー6は、案内レール1と同じ幅を有し、止めねじ64を通す貫通穴61が、軸端部材42の雌ねじ42aおよびスペーサ−ブロック43の雌ねじ43aと合う位置に形成されている。
この実施形態の一軸アクチュエータは、以下のようにして組み立てる。
案内レール1とスライダ2とねじ軸3と軸端部材41,42、スペーサブロック43を備えた状態の一軸アクチュエータに対して、モータ取り付けブラケット45を一方の軸端部材42に固定する。接続口51aにグリースニップル7が取り付けられたスペーサープレート5を、 スライダ本体21の上面にボルト54で固定する。これにより、図5に示すように、スライダ本体21の潤滑剤供給路21dとスペーサープレート5の底板部51の潤滑剤供給路51cが接続された状態となる。
次に、上面カバー6をスペーサープレート5の凹部に入れ、上面カバー6の貫通穴61から挿入した止めねじ64を、軸端部材41の雌ねじ41aおよびスペーサブロック43の雌ねじ41aに螺合することで、上面カバー6の長さ方向両端部を軸端部材41およびスペーサブロック43に固定する。
これにより、スライダ2およびねじ軸3の上側が、上面カバー6で覆われる。また、スペーサープレート5の底板部51の側面が、案内レール1の側板11の上方で露出した状態になる。この露出部分に、底板部51の接続口51aに取り付けられたグリースニップル7が存在する。
そして、この実施形態の一軸アクチュエータは、グリースニップル7に給脂用配管を結合し、モータ取り付けブラケット45を介してねじ軸3にモータを取り付け、モータを稼動することにより使用される。
これにより、ねじ軸3が回転し、その回転力が、ねじ軸3とナット部21aの相対する螺旋溝31,211間に配置されたボール17を介してスライダ2のナット部21aに伝達されて、スライダ2と案内レール1の相対する転動溝21b,11aからなる転動通路を、ボール15が負荷状態で転動しながら循環経路内を循環することにより、スライダ2が案内レール1に沿って移動する。
そして、グリースニップル7に結合された給脂用配管から、潤滑剤が、スペーサープレート5の潤滑剤供給路51cおよびスライダ本体21の潤滑剤供給路21dを通って、エンドキャップ22の潤滑剤供給溝22bに供給される。エンドキャップ22の潤滑剤供給溝22bに供給された潤滑剤は、エンドキャップ22の貫通穴22aからねじ軸3に供給され、エンドキャップ22の方向転換路からボール15に供給される。これにより、ボールねじ機構およびリニアガイド機構の両方が潤滑される。
したがって、この実施形態の一軸アクチュエータによれば、ボールねじ機構およびリニアガイド機構の両方に、長期に渡って潤滑剤が供給される。また、上側カバー6を外さずに、上側カバー6外に配置された潤滑剤供給配管が着脱できる。よって、給脂配管を含む自動給脂装置のメンテナンスが容易にできる。
また、スライダ本体21の潤滑剤供給口21fに雌ねじが形成されていると、このスライダ本体21を、スライダ2およびねじ軸3の上側をカバー6で覆わない一軸アクチュエータ用としても使用することができる。スライダ2およびねじ軸3の上側をカバー6で覆う場合と覆わない場合とでスライダ本体を共通化することにより、コスト削減を図ることができる。
図6および7に示す例では、潤滑剤供給口21fを含む潤滑剤供給路21dの、スライダ本体21の上面から垂直に延びる部分に、雌ねじ21hが形成されている。そして、図6に示すように、潤滑剤供給路21dの雌ねじ21hに、直接、グリースニップル7の雄ねじ71を螺合することで、スライダ2の上部からスライダ本体21の潤滑剤供給路21dに潤滑剤を供給することができる。
また、図7に示すように、潤滑剤供給口21fから潤滑剤供給路21d内に、コイルバネ81とボール82をこの順に挿入した後、中央に六角貫通穴83aを有する止めねじ部材83を、六角レンチで雌ねじ21hに螺合することで、スライダ本体21の上部にグリースニップルと同じ機構を設けることができる。
図7(b)は、潤滑剤供給配管を取り付けていない通常時であって、ボール82が止めねじ部材83の六角貫通穴83aを塞いでいる状態を示す。図7(c)は、潤滑剤供給配管を取り付けている給脂時であって、封入圧によりコイルバネ81が押されて縮み、ボール82が止めねじ部材83の六角貫通穴83aから外れている状態を示す。
なお、上述の実施形態では、リニアガイド機構の転動体がボールの場合を説明したが、この発明は、リニアガイド機構の転動体がころの場合にも適用できる。その場合のスライダ本体21Aの一例を図8に示す。図8(a)はスライダ本体21Aの平面図、図8(b)はスライダ本体21Aの側面図、図8(c)はスライダ本体21Aの正面および背面図である。図8(a)のY−Y断面は図6に示すスライダ本体21の断面と同じである。
図8のスライダ本体21Aは、図1〜5に示すスライダ本体21の転動溝21bに代えて、ころの転動面21kを二対四列有する。また、各列のころの戻し通路に対応する位置に貫通穴21jが形成されている。各貫通穴21jにスリープを挿入することで戻し通路が形成される。これ以外の点は、図1〜5に示すスライダ本体21と同じである。
また、上述の実施形態では、ねじ式送り機構としてボールねじ機構を用いた場合を説明したが、この発明は、ナット部とねじ軸との間にボールを介在させない送りねじ機構の場合にも適用できる。
1 案内レール
10 案内レール
11 案内レールの側板
11a 案内レールの転動溝(転動面)
15 リニアガイド機構のボール(転動体)
17 ボールねじ機構のボール
2 スライダ
20 スライダ
21 スライダ本体
21a ナット部
21b スライダの転動溝(転動面)
21c 戻し通路
21d スライダ本体の潤滑剤供給路
21e 雌ねじ
21f 上部開口(潤滑剤供給口)
21g 端部開口
21h 雌ねじ
21j 戻し通路用の貫通穴
21k スライダの転動面
211 ナット部の螺旋溝
22 エンドキャップ
202 エンドキャップ
22a エンドキャップの貫通穴
22b 潤滑剤供給溝
23 サイドシール
24 サイドカバー
25 スライド板
203 グリースニップル
3 ねじ軸
30 ねじ軸
31 ねじ軸の螺旋溝
4 軸端部材
40 軸端部材
41 軸端部材
42 軸端部材
42a 雌ねじ
43 スペーサ−ブロック
43a 雌ねじ
45 モータ取り付けブラケット
5 スペーサ−プレート
50 スペーサ−プレート
51 底板部
51a 接続口
51b 下部開口
51c スペーサープレートの潤滑剤供給路
51d ボルト穴
52 側板部
52a 取付穴
53 グリースニップル(給脂用配管を結合する結合口)
54 ボルト
6 上面カバー
61 貫通穴
64 止めねじ
7 グリースニップル
71 雄ねじ
81 コイルバネ
82 ボール
83 止めねじ部材
83a 六角貫通穴

Claims (2)

  1. 長手方向に垂直な断面がU字状である案内レールと、
    前記案内レールのU字状の凹部内に配置されたスライダと、
    前記案内レールと前記スライダの間に配置された複数個の転動体と、
    前記スライダ内に、前記案内レールと平行に貫通する雌ねじ穴として形成されたナット部と、
    前記ナット部に挿入され、前記ナット部と共にねじ式送り機構を構成するねじ軸と、
    を有し、
    前記案内レールは、スライダの各側面と対向する各内側面に、前記転動体の転動通路を構成する転動面を有し、
    前記スライダは、案内レールの転動面と対向して転動通路を構成する転動面と、前記転動体の戻し通路と、前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有し、前記転動通路と前記戻し通路と前記方向転換路とで構成される循環経路内に、前記転動体が配置され、
    前記スライダは、前記転動面、前記戻し通路、および前記ナット部が形成されたスライダ本体と、前記方向転換路と前記ねじ軸を通す貫通穴が形成され、前記スライダ本体の前記案内レールの長手方向の両端に配置されたエンドキャップと、を有し、
    前記スライダ本体の上面に潤滑剤供給口が形成され、前記スライダ本体は前記潤滑剤供給口から前記エンドキャップ側の端面に向かう潤滑剤供給路を有し、前記潤滑剤供給口に雌ねじが形成され、
    前記エンドキャップは、前記潤滑剤供給路に接続されて前記方向転換路および前記ねじ軸に潤滑剤を供給する潤滑剤供給路を有し、
    前記スライダおよび前記ねじ軸の上側がカバーで覆われ、
    前記スライダ本体の上部に固定される底板部を備えたスペーサ−プレートを有し、前記底板部の幅は前記スライダの幅より大きく、前記底板部の上側に前記カバーが配置され、前記底板部の側面が前記案内レールの側板の上方で露出し、
    前記側面の露出部分に潤滑剤供給管が接続される接続口が形成され、前記底板部の下面に、前記スライダ本体の潤滑剤供給口と接続する開口が形成され、前記スペーサ−プレートは、前記接続口から前記開口に向かう潤滑剤供給路を有し、
    前記ねじ軸を回転することにより、その回転力が前記ナット部に伝達されて、前記転動体が前記転動通路を負荷状態で転動しながら前記循環経路内を循環することにより、前記スライダが前記案内レールに沿って移動する一軸アクチュエータ。
  2. 長手方向に垂直な断面がU字状である案内レールと、
    前記案内レールのU字状の凹部内に配置されたスライダと、
    前記案内レールと前記スライダの間に配置された複数個の転動体と、
    前記スライダ内に、前記案内レールと平行に貫通する雌ねじ穴として形成されたナット部と、
    前記ナット部に挿入され、前記ナット部と共にねじ式送り機構を構成するねじ軸と、
    を有し、
    前記案内レールは、スライダの各側面と対向する各内側面に、前記転動体の転動通路を構成する転動面を有し、
    前記スライダは、案内レールの転動面と対向して転動通路を構成する転動面と、前記転動体の戻し通路と、前記戻し通路と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有し、前記転動通路と前記戻し通路と前記方向転換路とで構成される循環経路内に、前記転動体が配置され、
    前記スライダは、前記転動面、前記戻し通路、および前記ナット部が形成されたスライダ本体と、前記方向転換路と前記ねじ軸を通す貫通穴が形成され、前記スライダ本体の前記案内レールの長手方向の両端に配置されたエンドキャップと、を有し、
    前記スライダ本体の上面に潤滑剤供給口が形成され、前記スライダ本体は前記潤滑剤供給口から前記エンドキャップ側の端面に向かう潤滑剤供給路を有し、
    前記エンドキャップは、前記潤滑剤供給路に接続されて前記方向転換路および前記ねじ軸に潤滑剤を供給する潤滑剤供給路を有し、
    前記スライダおよび前記ねじ軸の上側がカバーで覆われ、
    前記スライダ本体の上部に固定される底板部を備えたスペーサ−プレートを有し、前記底板部の幅は前記スライダの幅より大きく、前記底板部の上側に前記カバーが配置され、前記底板部の側面が前記案内レールの側板の上方で露出し、
    前記側面の露出部分に潤滑剤供給管が接続される接続口が形成され、前記底板部の下面に、前記スライダ本体の潤滑剤供給口と接続する開口が形成され、前記スペーサ−プレートは、前記接続口から前記開口に向かう潤滑剤供給路を有し、
    前記ねじ軸を回転することにより、その回転力が前記ナット部に伝達されて、前記転動体が前記転動通路を負荷状態で転動しながら前記循環経路内を循環することにより、前記スライダが前記案内レールに沿って移動する一軸アクチュエータを構成する前記スライダであって、
    前記スライダ本体の前記潤滑剤供給口に雌ねじが形成されている一軸アクチュエータ用スライダ。
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