JP2016033845A - 磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高密度の磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、磁気記録ヘッドは、磁極と、シールドと、を含む。シールドは、磁極と対向する第1対向面を有する。磁極は、シールドと対向する第2対向面を有する。第2対向面は、トラック幅方向の第1、第2磁極端部を有する。第1対向面は、磁極からシールドに向かう第1方向において第1磁極端部と重なる第1シールド端部と、第1方向において第2磁極端部と重なる第2シールド端部と、トラック幅方向において第1シールド端部と第2シールド端部との間に位置するシールド中央部と、を含む。第1磁極端部と第2磁極端部とを結ぶ直線とシールド中央部との間の第1方向に沿った距離は、直線と第1シールド端部との間の第1方向に沿った第1端部距離よりも短く、直線と第2シールド端部との間の第1方向に沿った第2端部距離よりも短い。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置に関する。
磁気記録ヘッドを用いて、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶媒体に情報が記録される。例えば、垂直磁気記録は、高密度記録に有利である。磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置において、記録密度の向上が望まれる。
米国特許第8542463号明細書
本発明の実施形態は、高密度の磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、磁気記録ヘッドは、磁極と、シールドと、を含む。前記シールドは、前記磁極と対向する第1対向面を有する。前記磁極は、前記シールドと対向する第2対向面を有する。前記第2対向面は、トラック幅方向の第1磁極端部及び第2磁極端部を有する。前記第1対向面は、前記磁極から前記シールドに向かう第1方向において前記第1磁極端部と重なる第1シールド端部と、前記第1方向において前記第2磁極端部と重なる第2シールド端部と、前記トラック幅方向において前記第1シールド端部と前記第2シールド端部との間に位置するシールド中央部と、を含む。前記第1磁極端部と前記第2磁極端部とを結ぶ直線と前記シールド中央部との間の前記第1方向に沿った距離は、前記直線と前記第1シールド端部との間の前記第1方向に沿った第1端部距離よりも短く、前記直線と前記第2シールド端部との間の前記第1方向に沿った第2端部距離よりも短い。
第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを示す模式的平面図である。 第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを示す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを搭載するヘッドスライダを示す模式的斜視図である。 第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドの特性を示すグラフ図である。 第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを示す模式的平面図である。 図6(a)及び図6(b)は、第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを示す模式的平面図である。 第2の実施形態に係る磁気記録ヘッドを示す模式的平面図である。 図8(a)及び図8(b)は、磁気記録ヘッドの特性を示す模式的平面図である。 図9(a)及び図9(b)は、磁気記録ヘッドの特性を示す模式図である。 第2の実施形態に係る磁気記録ヘッドの特性を示すグラフ図である。 第2の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを示す模式的平面図である。 第3の実施形態に係る磁気記録再生装置を示す模式的斜視図である。 図13(a)及び図13(b)は、第3の実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を示す模式的斜視図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを例示する模式的平面図である。
図1は、後述する媒体対向面からみた、磁気記録ヘッド110の平面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る磁気記録ヘッド110は、磁極20と、シールド10と、を含む。磁極20は、磁気記録媒体に情報を書き込む。シールド10は、トレーリングシールドである。
シールド10は、第1対向面10aを有する。第1対向面10aは、磁極20と対向する。
磁極20は、第2対向面20aを有する。第2対向面20aは、シールド10と対向する。すなわち、第1対向面10aと第2対向面20aとが、互いに対向する。
この例では、第1対向面10aには、第1凸部10pが設けられている。そして、磁極20の第2対向面20aは、曲面である。この例では、磁極20の第2対向面20aは、凹面である。
磁極20とシールド10との間には、ギャップ絶縁部30が設けられる。この例では、第1サイドシールド41及び第2サイドシールド42がさらに設けられる。第1サイドシールド41及び第2サイドシールド42の間に磁極20が配置される。この例では、シールド43がさらに設けられる。シールド10とシールド43との間に、第1サイドシールド41、第2サイドシールド42及び磁極20が配置されている。シールド43と磁極20との間には、絶縁部31が設けられている。ギャップ絶縁部30及び絶縁部31には、例えば、アルミニウムの酸化物を含む材料が用いられる。
磁極20からシールド10に向かう第1方向をX軸方向とする。X軸方向は、例えば、スキュー角がゼロの場合のダウントラック方向に対応する。X軸方向に対して垂直な1つの方向をY軸方向とする。Y軸方向は、トラック幅方向である。X軸方向とY軸方向とに対して垂直な方向をZ軸方向とする。Z軸方向は、ハイト方向である。なお、スキュー角は、磁極20からシールド10に向かう方向と、ダウントラック方向と、の間の角度である。
例えば、磁気記録ヘッド110に第1サイドシールド41及び第2サイドシールド42が設けられる場合、第1サイドシールド41と第2サイドシールド42とを結ぶ方向がトラック幅方向に対応する。
図2は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを例示する模式的断面図である。
磁気記録ヘッド110は、磁気記録媒体80(例えば磁気ディスクなど)に対向して配置される。磁気記録ヘッド110は、媒体対向面51(ABS:Air Bearing Surface)を有する。
トラック幅方向(Y軸方向)は、磁気記録ヘッド110に設けられる媒体対向面51に対して平行で、磁極20からシールド10に向かう第1方向に対して垂直な方向である。 磁気記録媒体80は、例えば媒体基板82と、媒体基板82の上に設けられた磁気記録層81と、を含む。磁気記録層81に複数の記録ビット84が設けられる。磁気記録媒体80は、媒体移動方向85に沿って、磁気記録ヘッド110に対して相対的に移動する。媒体移動方向85は、例えば、磁極20からシールド10に向かう方向(第1方向)に対応する。
磁気記録媒体80の特定の部分80pは、磁極20と対向した後に、シールド10と対向する。
磁気記録ヘッド110から印加される磁界により、複数の記録ビット84のそれぞれにおいて、磁化83が制御される。これにより書き込み動作が実施される。
磁気記録ヘッド110には、磁化83の方向を検出する再生部(図示しない)がさらに設けられても良い。
図3は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを搭載するヘッドスライダを例示する模式的斜視図である。
磁気記録ヘッド110は、ヘッドスライダ3に搭載される。ヘッドスライダ3には、例えばAl/TiCなどが用いられる。ヘッドスライダ3は、磁気記録媒体80の上を、浮上または接触しながら、磁気記録媒体80に対して相対的に運動する。
ヘッドスライダ3は、例えば、空気流入側3Aと空気流出側3Bとを有する。磁気記録ヘッド110は、ヘッドスライダ3の空気流出側3Bの側面などに配置される。これにより、ヘッドスライダ3に搭載された磁気記録ヘッド110は、磁気記録媒体80の上を浮上または接触しながら磁気記録媒体80に対して相対的に運動する。
図1に示すように、この例では、媒体対向面51における磁極20の形状は、略台形状である。すなわち、磁極20は、第1部分21と、第2部分22と、を含む。第2部分22は、第1部分21とシールド10との間に設けられる。第2部分22のトラック幅方向(Y軸方向)の幅は、第1部分21のトラック幅方向の幅よりも広い。これにより、例えば、スキュー角が非ゼロとなったときのトラック幅方向の特性がよくなる。
本実施形態においては、図1に示すように、第1対向面10aには、第1凸部10pが設けられている。この例では、第1凸部10pは、曲面状である。
具体的には、第1対向面10aは、第1対向部分10bを含む。第1対向部分10bは、第1方向(X軸方向)において、磁極20と重なる。すなわち、第1対向部分10bは、Y−Z平面に投影したときに磁極20と重なる。Y−Z平面は、磁極20からシールド10に向かう第1方向(X軸方向)に対して交差する平面である。この例では、Y−Z平面は、第1方向(X軸方向)に対して垂直である。
なお、第1対向面10aは、第1対向部分10b以外の部分も含む。例えば、第1対向部分10b以外の部分は、平面である。すなわち、第1対向面10aは、非対向部分10xをさらに含む。非対向部分10xは、第1方向(X軸方向)において、磁極20と重ならない。すなわち、非対向部分10xは、Y−Z平面に投影したときに、磁極20と重ならない。そして、この例では、非対向部分10xは、平面である。例えば、非対向部分10xの凹凸は、第1対向部分10bの凹凸よりも小さい。換言すれば、第1対向部分10bに設けられる第1凸部10pの大きさ(高さ)は、非対向部分10xの凹凸の大きさ(高さ)よりも大きい(高い)。
これにより、磁極20とシールド10との間の距離が、トラック幅方向(Y軸方向)において変化する。
すなわち、第2対向面20aは、磁極端部20eと、磁極端部20fと、磁極中央部20cと、を有する。磁極端部20eは、トラック幅方向における磁極20の端部である。磁極端部20fは、トラック幅方向における磁極20の他方の端部である。磁極中央部20cは、トラック幅方向における磁極20の中央部である。磁極中央部20cは、トラック幅方向において、磁極20の端(磁極端部20e及び磁極端部20f)から離間している。磁極端部20eのトラック幅方向(Y軸方向)における位置を位置Py1とする。磁極端部20fのトラック幅方向(Y軸方向)における位置を位置Py2とする。
一方、第1対向部分10bは、シールド端部10eと、シールド中央部10cと、を含む。シールド端部10eは、第1方向(X軸方向)において、磁極端部20eと重なる。すなわち、シールド端部10eは、上記の平面(Y−Z平面)に投影したときに磁極端部20eと重なる。シールド端部10eの位置は、Y−Z平面に投影したときに磁極端部20eの位置に、位置する。シールド中央部10cは、第1方向(X軸方向)において、磁極中央部20cと重なる。すなわち、シールド中央部10cは、上記の平面に投影したときに、磁極中央部20cと重なる。シールド中央部10cの位置は、Y−Z平面に投影したときに、磁極中央部20cの位置に、位置する。
磁極端部20eとシールド端部10eとの間の距離を端部距離deとする。磁極中央部20cとシールド中央部10cとの間の距離を中央部距離dcとする。
実施形態においては、第1対向部分10bに、第1凸部10pが設けられている。このため、中央部距離dcは、端部距離deよりも短い。これにより、トラック中央部に磁界を集中させることができ、トラック内のビット長を短くできる。すなわち、BPI(bit per inch)を向上できる。
実施形態において、端部距離deは、中央部距離dcの1.1倍以上であることが好ましい。これにより、トラック中央部に磁界が集中して信号雑音比がよくなる。中央部距離dcは、端部距離deの1.5倍以下であることが好ましい。これにより、磁界が中央に集中しすぎて磁極が飽和する現象を抑制し、信号雑音比の低下を抑えることができる。
図4は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドの特性を例示するグラフ図である。
図4は、磁気記録ヘッド110において、中央部距離dc及び端部距離deを変えたときの信号雑音比のシミュレーション結果を例示している。この例では、ビット長が50ナノメートルであり、平均ギャップ長が22ナノメートルである。ビット長は、磁極20のY軸方向における最大幅である。平均ギャップ長は、中央部距離dc及び端部距離deの平均(すなわち、(dc+de)/2)である。シミュレーションでは、(dc+de)/2を一定として、端部距離deの中央部距離dcに対する比(de/dc)を変えている。図4の横軸は、de/dcであり、縦軸は、信号雑音比SNR(dB)である。
図4に示すように、de/dcが1.1以上において、信号雑音比SNRが高くなる。de/dcが1.1以上1.4以下において、de/dcが高くなると、信号雑音比SNRが高くなる。de/dcが1.4を超えると、de/dcの上昇に対して信号雑音比SNRは低下する傾向がある。de/dcが1.5を超えると、信号雑音比SNRは、低い。
例えば、de/dcは、1.1以上1.5以下であることが好ましい。de/dcは、1.15以上1.49以下でも良い。より高い信号雑音比SNRが得られる。de/dcは、1.27以上1.48以下がさらに好ましい。このとき、信号雑音比SNRは、約11dB以上である。de/dcは、1.35以上1.45以下がさらに好ましい。このとき、信号雑音比SNRは、約11dB以上である。
この例では、最大のBPI改善比率は、約12%である。実施形態において、磁界の集中、及び、磁極の飽和は、de/dcで決まる。
図5は、第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを例示する模式的平面図である。
本実施形態に係る別の磁気記録ヘッド110aにおいては、第1凸部10pは、ステップ状である。この場合も、中央部距離dcは、端部距離deよりも短い。これにより、トラック中央部に磁界を集中させることができ、トラック内のビット長を短くできる。すなわち、BPIを向上できる。このように、第1凸部10pは、曲面状でも良く、ステップ状でも良い。ステップ状におけるステップの数は、任意である。
図6(a)及び図6(b)は、第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを例示する模式的平面図である。
図6(a)に示すように、本実施形態に係る別の磁気記録ヘッド111においても、第1対向部分10bに第1凸部10pが設けられている。そして、磁極20の第2対向面20aは、第2凸部20pを有する。中央部距離dcは、端部距離deよりも短い。これにより、トラック中央部に磁界を集中させることができ、トラック内のビット長を短くできる。すなわち、BPIを向上できる。この例において、第2凸部20pは、曲面状である。第2凸部20pは、ステップ状でも良い。
図6(b)に示すように、本実施形態に係る別の磁気記録ヘッド111aにおいても、第1対向部分10bに第1凸部10pが設けられている。磁極20の第2対向面20aは、平面である。磁気記録ヘッド111aにおいても、中央部距離dcは、端部距離deよりも短い。これにより、トラック中央部に磁界を集中させることができ、トラック内のビット長を短くできる。この例において、第2凸部20pは、曲面状である。第2凸部20pは、ステップ状でも良い。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る磁気記録ヘッドを例示する模式的平面図である。
図7に示すように、本実施形態に係る磁気記録ヘッド120においても、シールド10及び磁極20が設けられる。第1対向部分10bは、第1凸部10pを含む。そして、第2対向面20aは、凹部20dを含む。
この例では、第2対向面20aの凹部20dの形状は、第1対向部分10bの第1凸部10pの形状に沿っている。例えば、磁極端部20eとシールド端部10eとの間の端部距離deは、磁極中央部20cとシールド中央部10cとの間の中央部距離dcと、実質的に同じである。例えば、端部距離deと中央部距離dcとの差は、磁極20の幅(第2対向面20aのトラック幅方向の幅wt)の0.1倍以下である。
第1の実施形態においては、端部距離deと中央部距離dcとの差をトラック幅方向において変更することで、BPIが向上できることについて説明した。一方、本実施形態においては、端部距離deと中央部距離dcとの差が実質的に一定である、このときも、第1対向部分10bに第1凸部10pを設けることで、磁気記録媒体80に形成されるビットパターンの形状を制御して、その結果としてBPIが向上できる。
磁気記録ヘッド120において、シールド10の第1凸部10pにおける突出量を、高さdfとする。高さdfは、シールド10のうちの非対向部分10xのX軸方向における位置と、第1凸部10pのX軸方向における位置と、の間のX軸方向における距離(距離の最大値)である。後述するように、高さdfは、磁極20の幅(第2対向面20aのトラック幅方向の幅wt)よりも小さいことが好ましい。
図8(a)及び図8(b)は、磁気記録ヘッドの特性を例示する模式的平面図である。 図8(a)は、第2の実施形態に係る磁気記録ヘッド120の特性を例示する模式的平面図である。
図8(b)は、参考例の磁気記録ヘッド119の特性を例示する模式的平面図である。
磁気記録ヘッド119においては、シールド10の第1対向面10aは平面であり、第1凸部が設けられていない。そして、磁極20の第2対向面20aも平面であり、凹部が設けられていない。すなわち、磁気記録ヘッド119においては、磁極20とシールド10との間の距離は一定である。
図8(a)及び図8(b)は、磁気記録ヘッドにより情報が書き込まれた磁気記録媒体80における、磁化83のヒットパターンを例示している。図中に観察される明部D1及び暗部D2は、例えば、磁化83の上下方向にそれぞれ対応する。図9(a)及び図9(b)は、磁気記録ヘッド120及び磁気記録ヘッド119にそれぞれ対応する。既に説明したように、磁気記録ヘッド119においては、シールド10の第1対向面10a及び磁極20の第2対向面20aのそれぞれが平面である。
図8(b)に示すように、磁気記録ヘッド119においては、明部D1及び暗部D2の形状が大きく湾曲している。すなわち、トラック幅方向(Y軸方向)の全体において、明部D1及び暗部D2の外形線は、大きくカーブしている。
これに対して、本実施形態に係る磁気記録ヘッド120においては、明部D1及び暗部D2の湾曲が軽減されている。例えば、トラック幅方向(Y軸方向)の中央部分においては、明部D1及び暗部D2の外形線は、実質的に直線状である。このように、磁気記録ヘッド120においては、磁気記録媒体80に形成されるビットパターン(明部D1及び暗部D2)の形状の湾曲を軽減できる。
このような違いは、以下に説明するように、磁気記録ヘッドで形成される有効磁界の分布の差に起因していると考えられる。
図9(a)及び図9(b)は、磁気記録ヘッドの特性を例示する模式図である。
これらの図は、磁気記録ヘッド120及び磁気記録ヘッド119によって形成される有効磁場の分布のシミュレーション結果を例示している。これらの図における濃淡は、磁場の強度に対応している。図中の破線は、12kOeの磁場Hを示している。
図9(b)に示すように、磁気記録ヘッド119においては、12kOeの磁場Hを示す破線は、磁極中央部20cの近傍において、大きく湾曲している。そして、磁場の等高線(磁界傾度)は、磁極中央部20cの近傍に比べて、磁極端部20eの近傍において大きい。磁界傾度の差が大きい。
これに対して、図9(a)に示すように、磁気記録ヘッド120においては、12kOeの磁場Hを示す破線は、磁極中央部20cの近傍において、実質的に直線状である。そして、磁極端部20eの近傍における磁場の等高線(磁界傾度)は、磁極中央部20cの状態に近づいている。磁界傾度の差が縮小している。
このように、本実施形態によれば、磁気記録ヘッドで形成される有効磁界の分布を所望の状態に制御できる。これにより、磁気記録媒体80に形成されるビットパターン(明部D1及び暗部D2)の形状の湾曲を軽減できる。その結果としてBPIが向上できる。このように、本実施形態によれば、高密度の磁気記録ヘッドが提供できる。
以下、第1凸部10pの高さdfと、幅wtと、が、磁気記録ヘッド120の特性に与える影響の例について、説明する。
図10は、第2の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドの特性を例示するグラフ図である。
図10は、磁気記録ヘッド120において、第1凸部10pの高さdfと、幅wtと、を変えたときの信号雑音比のシミュレーション結果を例示している。この例では、幅wtを一定として、高さdfを変えている。図10の横軸は、df/wtであり、縦軸は、信号雑音比SNR(dB)である。
図10に示すように、df/wtが0.05以上において、信号雑音比SNRが高くなる。df/wtが0.04以上0.15以下において、df/wtが高くなると、信号雑音比SNRが高くなる。df/wtが0.15を超えると、df/wtの上昇に対して信号雑音比SNRは低下する傾向がある。df/wtが0.21を超えると、信号雑音比SNRは、低い。
例えば、df/wtは、0.04以上0.21以下であることが好ましい。df/wtは、例えば、0.05以上0.2以下である。このとき、より高い信号雑音比SNRが得られる。df/wtは、0.07以上0.19以下がさらに好ましい。このとき、信号雑音比SNRは、約10dB以上である。df/wtは、0.1以上0.18以下がさらに好ましい。このとき、信号雑音比SNRは、約10.2dB以上である。
この例では、最大のBPI改善比率は、約3.5%である。
本実施形態において、例えば、端部距離deと中央部距離dcとの差は、磁極20の幅(第2対向面20aのトラック幅方向の幅wt)の0.1倍以下である(図7参照)。上記のように、シールド中央部10cの突出量(高さdf)は、磁極20の幅(第2対向面20aのトラック幅方向の幅wt)の0.05倍以上であることが好ましい。これにより、有効磁界の湾曲の改善効果が現れる。高さdfは、幅wtの0.15倍以下であることが好ましい。信号雑音比SNRが安定して得られる。有効磁界の湾曲率が10%〜15%程度であるので、磁極20をそれ以上の程度で変形させる(高さdfが幅wtの15%より大)と、磁束の流れが阻害されると考えられる。
図11は、第2の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを例示する模式的平面図である。 図11に示すように、本実施形態に係る磁気記録ヘッド121においても、シールド10及び磁極20が設けられる。第1対向部分10bは、第1凸部10pを含む。そして、第2対向面20aは、凹部20dを含む。
実施形態においては、第2対向面20aに、深い凹部20dが設けられている。このため、端部距離deは、中央部距離dcよりも短い。すなわち、磁極20の中央部分におけるギャップ(トレーリングギャップ)よりも、磁極20の端部におけるギャップ(トレーリングギャップ)が小さい。これにより、磁極20の端部における磁界が制御できる。これにより、トラック幅を狭くできる。すなわち、TPI(track per inch)を向上できる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、磁気記録再生装置に係る。この磁気記録再生装置は、上記の実施形態に係る磁気記録ヘッドのいずれかと、上記の磁極20により情報が記録される垂直磁気記録の磁気記録媒体80と、を含む。以下、磁気記録再生装置の例について説明する。
図12は、第3の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的斜視図である。
図13(a)及び図13(b)は、第3の実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図12に示したように、実施形態に係る磁気記録再生装置150は、ロータリーアクチュエータを用いた形式の装置である。記録用媒体ディスク180は、スピンドルモータ4に装着され、駆動装置制御部からの制御信号に応答するモータにより矢印Aの方向に回転する。本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、複数の記録用媒体ディスク180を備えても良い。磁気記録再生装置150は、記録媒体181を含んでもよい。例えば、磁気記録再生装置150は、ハイブリッドHDD(Hard Disk Drive)である。記録媒体181は、例えば、SSD(Solid State Drive)である。記録媒体181には、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが用いられる。
記録用媒体ディスク180に格納する情報の記録再生を行うヘッドスライダ3は、既に説明したような構成を有し、薄膜状のサスペンション154の先端に取り付けられている。ここで、ヘッドスライダ3の先端付近に、例えば、既に説明した実施形態に係る磁気記録ヘッドのいずれかが搭載される。
記録用媒体ディスク180が回転すると、サスペンション154による押し付け圧力とヘッドスライダ3の媒体対向面(ABS)で発生する圧力とがつりあい、ヘッドスライダ3の媒体対向面は、記録用媒体ディスク180の表面から所定の浮上量をもって保持される。なお、ヘッドスライダ3が記録用媒体ディスク180と接触するいわゆる「接触走行型」としても良い。
サスペンション154は、駆動コイルを保持するボビン部などを有するアクチュエータアーム155の一端に接続されている。アクチュエータアーム155の他端には、リニアモータの一種であるボイスコイルモータ156が設けられている。ボイスコイルモータ156は、アクチュエータアーム155のボビン部に巻き上げられた駆動コイルと、このコイルを挟み込むように対向して配置された永久磁石及び対向ヨークからなる磁気回路とを含むことができる。サスペンション154は、一端と他端とを有し、磁気記録ヘッドは、サスペンション154の一端に搭載され、アクチュエータアーム155は、サスペンション154の他端に接続されている。
アクチュエータアーム155は、軸受部157の上下2箇所に設けられたボールベアリングによって保持され、ボイスコイルモータ156により回転摺動が自在にできるようになっている。その結果、磁気記録ヘッドを記録用媒体ディスク180の任意の位置に移動可能となる。
図13(a)は、磁気記録再生装置の一部の構成を例示しており、ヘッドスタックアセンブリ160の拡大斜視図である。
また、図13(b)は、ヘッドスタックアセンブリ160の一部となる磁気記録ヘッドアセンブリ(ヘッドジンバルアセンブリ:HGA)158を例示する斜視図である。
図13(a)に示したように、ヘッドスタックアセンブリ160は、軸受部157と、この軸受部157から延出したヘッドジンバルアセンブリ158と、軸受部157からHGAと反対方向に延出していると共にボイスコイルモータのコイル162を支持した支持フレーム161と、を有している。
また、図13(b)に示したように、ヘッドジンバルアセンブリ158は、軸受部157から延出したアクチュエータアーム155と、アクチュエータアーム155から延出したサスペンション154と、を有している。
サスペンション154の先端には、ヘッドスライダ3が取り付けられている。そして、ヘッドスライダ3には、実施形態に係る磁気記録ヘッドのいずれかが搭載される。
すなわち、実施形態に係る磁気ヘッドアセンブリ(ヘッドジンバルアセンブリ)158は、実施形態に係る磁気記録ヘッドと、磁気記録ヘッドが搭載されたヘッドスライダ3と、ヘッドスライダ3を一端に搭載するサスペンション154と、サスペンション154の他端に接続されたアクチュエータアーム155と、を備える。
サスペンション154は、信号の書き込み及び読み取り用、浮上量調整のためのヒーター用、及び、例えばスピントルク発振子用などのためのリード線(図示しない)を有する。これらのリード線と、ヘッドスライダ3に組み込まれた磁気記録ヘッドの各電極と、が電気的に接続される。
また、磁気記録ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の書き込みと読み出しを行う信号処理部190が設けられる。信号処理部190は、例えば、図12に例示した磁気記録再生装置150の図面中の背面側に設けられる。信号処理部190の入出力線は、ヘッドジンバルアセンブリ158の電極パッドに接続され、磁気記録ヘッドと電気的に結合される。
このように、本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、磁気記録媒体と、上記の実施形態に係る磁気記録ヘッドと、磁気記録媒体と磁気記録ヘッドとを離間させ、または、接触させた状態で相対的に移動可能とした可動部と、磁気記録ヘッドを磁気記録媒体の所定記録位置に位置合わせする位置制御部と、磁気記録ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の書き込みと読み出しを行う信号処理部と、を備える。
すなわち、上記の磁気記録媒体として、記録用媒体ディスク180が用いられる。
上記の可動部は、ヘッドスライダ3を含むことができる。
また、上記の位置制御部は、ヘッドジンバルアセンブリ158を含むことができる。
このように、本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、磁気記録媒体と、実施形態に係る磁気ヘッドアセンブリと、磁気ヘッドアセンブリに搭載された磁気記録ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の書き込みと読み出しを行う信号処理部と、を備える。
実施形態によれば、高密度の磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置が提供される。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、磁気記録ヘッドに含まれるシールド、磁極及びサイドシールド、磁気記録再生装置に含まれる磁気記録媒体などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3…ヘッドスライダ、 3A…空気流入側、 3B…空気流出側、 4…スピンドルモータ、 10…シールド、 10a…第1対向面、 10b…第1対向部分、 10c…シールド中央部、 10e…シールド端部、 10p…第1凸部、 10x…非対向部分、 20…磁極、 20a…第2対向面、 20c…磁極中央部、 20d…凹部、 20e、20f…磁極端部、 20p…第2凸部、 21、22…第1、第2部分、 30…ギャップ絶縁部、 31…絶縁部、 41、42…第1、第2サイドシールド、 43…シールド、 51…媒体対向面、 80…磁気記録媒体、 80p…部分、 81…磁気記録層、 82…媒体基板、 83…磁化、 84…記録ビット、 85…媒体移動方向、 110、110a、111、111a、119、120、121…磁気記録ヘッド、 150…磁気記録再生装置、 154…サスペンション、 155…アクチュエータアーム、 156…ボイスコイルモータ、 157…軸受部、 158…ヘッドジンバルアセンブリ、 160…ヘッドスタックアセンブリ、 161…支持フレーム、 162…コイル、 180…記録用媒体ディスク、 181…記録媒体、 190…信号処理部、 A…矢印、 D1…明部、 D2…暗部、 Py1、Py2…位置、 dc…中央部距離、 de…端部距離、 df…高さ、 wt…幅

Claims (17)

  1. 磁極と、
    前記磁極と対向する第1対向面を有するシールドと、
    を備え、
    前記磁極は、前記シールドと対向する第2対向面を有し、
    前記第2対向面は、トラック幅方向の第1磁極端部及び第2磁極端部を有し、
    前記第1対向面は、
    前記磁極から前記シールドに向かう第1方向において前記第1磁極端部と重なる第1シールド端部と、
    前記第1方向において前記第2磁極端部と重なる第2シールド端部と、
    前記トラック幅方向において前記第1シールド端部と前記第2シールド端部との間に位置するシールド中央部と、
    を含み、
    前記第1磁極端部と前記第2磁極端部とを結ぶ直線と前記シールド中央部との間の前記第1方向に沿った距離は、前記直線と前記第1シールド端部との間の前記第1方向に沿った第1端部距離よりも短く、前記直線と前記第2シールド端部との間の前記第1方向に沿った第2端部距離よりも短い、磁気記録ヘッド。
  2. 前記第2対向面は、前記トラック幅方向において前記第1磁極端部と前記第2磁極端部との間に位置する磁極中央部を有し、
    前記磁極中央部と前記シールド中央部との間の前記第1方向に沿った中央部距離は、前記第1端部距離よりも短い請求項1記載の磁気記録ヘッド。
  3. 前記第1端部距離は、前記中央部距離の1.1倍以上1.5倍以下である請求項2記載の磁気記録ヘッド。
  4. 前記第2対向面は、凸部を含む請求項2または3に記載の磁気記録ヘッド。
  5. 前記第2対向面は、平面である請求項2または3に記載の磁気記録ヘッド。
  6. 前記第2対向面は、凹部を含む請求項1記載の磁気記録ヘッド。
  7. 前記第1対向面は、前記第1方向において前記磁極と重なる第1対向部を有し、
    前記第2対向面の前記凹部の形状は、前記第1対向部分の形状に沿う請求項6記載の磁気記録ヘッド。
  8. 前記第2対向面は、前記トラック幅方向において前記第1磁極端部と前記第2磁極端部との間に位置する磁極中央部を有し、
    前記磁極中央部と前記シールド中央部との間の中央部距離は、前記第1端部距離と、実質的に同じである請求項6または7に記載の磁気記録ヘッド。
  9. 前記第2対向面は、前記トラック幅方向において前記第1磁極端部と前記第2磁極端部との間に位置する磁極中央部を有し、 前記磁極中央部と前記シールド中央部との間の中央部距離と、前記第1端部距離と、の差は、前記第2対向面の前記トラック幅方向の幅の0.1倍以下である請求項6または7に記載の磁気記録ヘッド。
  10. 前記第1対向面は、前記第1方向において前記磁極と重ならない非対向部分をさらに含み、
    前記非対向部分の前記第1方向の位置と、前記シールド中央部の前記第1方向の位置と、の間の前記第1方向に沿った距離は、前記第2対向面のトラック幅方向の幅の0.04倍以上0.21倍以下である請求項2〜9のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  11. 前記第1対向面は、前記第1方向において前記磁極と重ならない非対向部分をさらに含み、
    前記非対向部分は平面である請求項1〜10のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  12. 前記磁極は、
    第1部分と、
    前記第1部分と前記シールドとの間に設けられた第2部分と、
    を含み、
    前記第2部分の前記トラック幅方向の幅は、前記第1部分の前記トラック幅方向の幅よりも広い請求項1〜9のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  13. 前記第1対向面は、前記第1方向において前記磁極と重なる第1対向部を有し、
    前記第1対向部分は、曲面状である請求項1〜12のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  14. 前記第1対向面は、前記第1方向において前記磁極と重なる第1対向部を有し、
    前記第1対向部分は、ステップ状である請求項1〜12のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  15. 前記シールドは、トレーリングシールドである請求項1〜14のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  16. 請求項1〜15のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッドと、
    前記磁極により情報が記録される垂直磁気記録の磁気記録媒体と、
    を備えた磁気記録再生装置。
  17. 前記磁気記録媒体の特定の部分は、前記磁極と対向した後に、前記シールドと対向する請求項16記載の磁気記録再生装置。
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