JP6162660B2 - 磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置に関する。
磁気記録ヘッドを用いて、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録媒体に情報が記録される。例えば、垂直磁気記録は、高密度記録に有利である。磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置において、記録密度の向上が望まれる。
米国特許第8542463号明細書
本発明の実施形態は、高密度の磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、瓦書きにより磁気記録媒体に情報を記録する磁気記録ヘッドが提供される。前記磁気記録ヘッドは、磁極と、前記磁極と対向するシールドと、と含む。前記磁極は、前記シールドに対向するシールド対向面を有する。前記シールド対向面は、第1部分と、第2部分と、を含む。前記磁極から前記シールドに向かう第1方向と交差するトラック幅方向における前記第2部分の位置は、前記トラック幅方向における前記第1部分の位置とは異なる。前記第1部分は、前記瓦書きにおいて前記第2部分よりも後に前記磁気記録媒体に前記情報を記録する。前記第1部分と前記シールドとの間の第1距離は、前記第2部分と前記シールドとの間の第2距離よりも短い。前記シールド対向面は、前記第1方向に対して傾斜している。前記第1距離と前記第2距離との差の、前記シールド対向面の前記トラック幅方向の幅に対する比は、0.03以上0.18以下である。
本発明の別の実施形態によれば、磁極と、前記磁極と対向するシールドと、を含み磁気記録媒体に情報を記録する磁気記録ヘッドが提供される。前記磁極は、前記シールドに対向するシールド対向面を有する。前記シールド対向面は、第1部分と、第2部分と、を含む。前記磁極から前記シールドに向かう第1方向と交差するトラック幅方向における前記第2部分の位置は、前記トラック幅方向における前記第1部分の位置とは異なる。前記磁気記録媒体は、前記トラック幅方向に並ぶ第1〜第3領域を含み、前記第1領域と前記第3領域の間に前記第2領域が配置される。前記磁極は、第1時刻において、前記第1部分が前記第1領域に対向して前記第1領域の磁化の方向を制御し、前記第1時刻において、前記第2部分が前記第2領域に対向して前記第2領域の磁化の方向を制御し、前記磁極は、前記第1時刻の後の第2時刻において、前記第1部分が前記第2領域に対向して前記第2領域の前記磁化の方向を制御し、前記第2時刻において、前記第2部分が前記第3領域に対向して前記第3領域の前記磁化の方向を制御する。前記第1部分と前記シールドとの間の第1距離は、前記第2部分と前記シールドとの間の第2距離よりも短い。前記シールド対向面は、前記第1方向に対して傾斜している。前記第1距離と前記第2距離との差の、前記シールド対向面の前記トラック幅方向の幅に対する比は、0.03以上0.18以下である。

第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを示す模式的平面図である。 第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを示す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを搭載するヘッドスライダを示す模式的斜視図である。 第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドの動作を示す模式的平面図である。 図5(a)及び図5(b)は、磁気記録ヘッドの特性を示す模式図である。 図6(a)及び図6(b)は、磁気記録ヘッドの特性を示す模式図である。 図7は、磁気記録ヘッドの特性を示すグラフ図である。 第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを示す模式的平面図である。 第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを示す模式的平面図である。 第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを示す模式的平面図である。 第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を示す模式的斜視図である。 図12(a)及び図12(b)は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を示す模式的斜視図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを例示する模式的平面図である。
図1は、後述する媒体対向面における、磁気記録ヘッド110の平面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る磁気記録ヘッド110は、磁極20と、シールド10と、を含む。磁極20は、磁気記録媒体に情報を記録する。シールド10は、トレーリングシールドである。
シールド10は、磁極対向面10aを有する。磁極対向面10aは、磁極20と対向する。
磁極20は、シールド対向面20aを有する。シールド対向面20aは、シールド10と対向する。すなわち、磁極対向面10aとシールド対向面20aとが、互いに対向する。
磁極20からシールド10に向かう第1方向をX軸方向とする。X軸方向は、例えば、スキュー角がゼロの場合のダウントラック方向に対応する。X軸方向に対して垂直な1つの方向をY軸方向とする。Y軸方向は、トラック幅方向である。X軸方向とY軸方向とに対して垂直な方向をZ軸方向とする。Z軸方向は、ハイト方向である。なお、スキュー角は、磁極20からシールド10に向かう方向と、ダウントラック方向と、の間の角度である。
この例では、シールド対向面20aは、第1方向に対して傾斜している。後述するように、シールド対向面20aの一部が、第1方向に対して傾斜しても良い。一方、磁極対向面10aは、第1方向に対して垂直である。
磁極20とシールド10との間には、ギャップ絶縁部30が設けられる。この例では、第1サイドシールド41及び第2サイドシールド42がさらに設けられる。第1サイドシールド41及び第2サイドシールド42の間に磁極20が配置される。この例では、シールド43がさらに設けられる。シールド10とシールド43との間に、第1サイドシールド41、第2サイドシールド42及び磁極20が配置されている。シールド43と磁極20との間には、絶縁部31が設けられている。ギャップ絶縁部30及び絶縁部31には、例えば、アルミニウムの酸化物を含む材料が用いられる。
例えば、磁気記録ヘッド110に第1サイドシールド41及び第2サイドシールド42が設けられる場合、第1サイドシールド41と第2サイドシールド42とを結ぶ方向がトラック幅方向に対応する。
磁極20のシールド対向面20aは、第1部分20eと、第2部分20fと、を含む。
磁極20からシールド10に向かう第1方向と交差するトラック幅方向(Y軸方向)における第2部分20fの位置Py2は、トラック幅方向における第1部分20eの位置Py1とは、異なる。例えば、第1部分20eは、トラック幅方向(Y軸方向)における1つの端を含む。例えば、第2部分20fは、トラック幅方向において第1部分20eから離間した部分である。この例では、第2部分20fは、トラック幅方向における他方の端である。
磁極20のシールド対向面20aは、中央部分20cをさらに含む。中央部分20cは、第1部分20eと第2部分20fとの間に位置する。
シールド対向面20aは、第1方向に対して傾斜しているため、第1部分20eとシールド10との間の第1距離deは、第2部分20fとシールド10との間の第2距離dfとは異なる。この例では、第1距離deは、第2距離dfよりも短い。
この例では、中央部分20cとシールド10との間の第3距離dcは、第1距離deと第2距離dfとの間である。
図1に示すように、この例では、磁極20をX−Y平面で切断した形状は、略台形状である。すなわち、磁極20は、第1端領域21と、第2端領域22と、を含む。第2端領域22は、第1端領域21とシールド10との間に設けられる。第2端領域22のトラック幅方向(Y軸方向)の幅は、第1端領域21のトラック幅方向の幅よりも広い。これにより、例えば、スキュー角が非ゼロとなった場合のオフトラック特性がよくなる。
磁極20のシールド対向面20aのトラック幅方向の幅wt(位置Py1と位置Py2との間の距離)は、例えば、トラックピッチの1.0倍以上2.0倍以下である。
図2は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを例示する模式的断面図である。
磁気記録ヘッド110は、磁気記録媒体80(例えば磁気ディスクなど)に対向して配置される。磁気記録ヘッド110は、媒体対向面51(ABS:Air Bearing Surface)を有する。
トラック幅方向(Y軸方向)は、磁気記録ヘッド110に設けられる媒体対向面51に対して平行で、磁極20からシールド10に向かう第1方向に対して垂直な方向である。 磁気記録媒体80は、例えば媒体基板82と、媒体基板82の上に設けられた磁気記録層81と、を含む。磁気記録層81に複数の記録ビット84が設けられる。磁気記録媒体80は、媒体移動方向85に沿って、磁気記録ヘッド110に対して相対的に移動する。媒体移動方向85は、磁極20からシールド10に向かう方向(第1方向)に対応する。
磁気記録媒体80の特定の部分80pは、磁極20と対向した後に、シールド10と対向する。
磁気記録ヘッド110から印加される磁界により、複数の記録ビット84のそれぞれにおいて、磁化83が制御される。これにより情報の記録動作が実施される。
磁気記録ヘッド110には、磁化83の方向を検出する再生部(図示しない)がさらに設けられても良い。
図3は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドを搭載するヘッドスライダを例示する模式的斜視図である。
磁気記録ヘッド110は、ヘッドスライダ3に搭載される。ヘッドスライダ3には、例えばAl/TiCなどが用いられる。ヘッドスライダ3は、磁気記録媒体80の上を、浮上または接触しながら、磁気記録媒体80に対して相対的に運動する。
ヘッドスライダ3は、例えば、空気流入側3Aと空気流出側3Bとを有する。磁気記録ヘッド110は、ヘッドスライダ3の空気流出側3Bの側面などに配置される。これにより、ヘッドスライダ3に搭載された磁気記録ヘッド110は、磁気記録媒体80の上を浮上または接触しながら磁気記録媒体80に対して相対的に運動する。
本実施形態に係る磁気記録ヘッド110は、以下に説明する瓦書き(SMR:Shingle Magnetic Recording)により、磁気記録媒体80に情報を記録する。
図4は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドの動作を例示する模式的平面図である。 図4は、瓦書きの状態を例示している。磁気記録媒体80において、第1位置86aにおいて情報が記録される。その後、第2位置86bにおいて情報が記録される。その後、第3位置86cにおいて情報が記録される。
例えば、磁気記録媒体80は、トラック幅方向に並ぶ第1〜第3領域87a〜87cを含む。第1領域87aと第3領域87cの間に第2領域87bが配置されている。
第1時刻において、第1部分20eが第1領域87aに対向する。磁極20は、第1領域87aの磁化83の方向を制御する。その第1時刻において、第2部分20fが第2領域87bに対向している。磁極20は、第2領域87bの磁化83の方向を制御する。
第1時刻の後の第2時刻において、第1部分20eが第2領域87bに対向する。磁極20は、第2領域87bの磁化83の方向を制御する。この第2時刻において、第2部分20fが第3領域87cに対向している。磁極20は、第3領域87cの磁化83の方向を制御する。
このようにして、磁気記録媒体80の1つの領域において、複数回、情報の記録が行われる。
そして、第1部分20eは、瓦書きにおいて、第2部分20fよりも後に、磁気記録媒体80に情報を記録する。すなわち、第2部分20fにより情報が記録された領域において、第1部分20eにより、重ねて情報が記録される。
実施形態においては、このような第1部分20eとシールド10との間の距離(第1距離de)は、第2部分20fとシールド10との間の距離(第2距離df)よりも短く設定される。
本実施形態においては、瓦書きにおいて後から記録する第1部分20eにおける記録ギャップ(第1距離de)を狭くしているので、記録密度を向上することができる。
例えば、磁極20の全体にわたって磁極20とシールド10との間の距離を狭くする参考例がある。この場合には、磁界は、磁極20とシールド10との間に短絡し、磁気記録媒体80まで届きにくくなる。このため、磁気記録媒体80での磁界傾度は良くなるが、十分な磁界強度が得られず、結果として、記録密度の改善は、難しい。
これに対して、本実施形態においては、瓦書きにおいて後から記録する第1部分20eにおける記録ギャップを、第2部分20fにおける記録ギャップよりも狭くしている。このため、瓦書きされて最終的に残存する部分に、磁界を集中することができる。したがって、磁界強度を保ったまま磁界傾度を改善することができる。これにより、記録密度を向上することができる。
実施形態によれば、高密度の磁気記録ヘッドが提供できる。
磁気記録ヘッド110の磁極20の傾斜面は、例えば、磁極20となる膜を形成した後、その膜を第1方向に対して傾斜した方向において異方性エッチング(例えばRIE:Reactive Ion Etching)することで得られる。その後、ギャップ絶縁部30となる膜を形成し、その膜を第1方向に対して垂直なるように平坦化(例えばCMP:Chemical Mechanical Polishing)する。その上にシールド10を形成する。これにより、磁気記録ヘッド110が得られる。
図5(a)及び図5(b)は、磁気記録ヘッドの特性を例示する模式図である。
これらの図は、磁気記録ヘッドにより情報が書き込まれた磁気記録媒体80における、磁化83のビットパターンを例示している。図5(a)は、実施形態に係る磁気記録ヘッド110の特性に対応する。図5(b)は、参考例の磁気記録ヘッド119の特性に対応する。磁気記録ヘッド119においては、磁極20のシールド対向面20aが第1方向に対して傾斜していない。すなわち、磁気記録ヘッド119においては、磁極20とシールド10との間の距離は、トラック幅方向において一定である。
図中に観察される明部D1は、例えば、磁化83の上方向に対応し、暗部D2は、例えば、磁化83の下方向に対応する。これらの図に示した破線は、磁極20の形状を示している。
磁気記録ヘッド110においては、シールド10の磁極対向面10a及び磁極20のシールド対向面20aのそれぞれが平面である。
図5(a)に示した磁気記録ヘッド110の例において、磁極20のトラック幅方向の幅wtは、90ナノメートル(nm)である。第1距離deは、18ナノメートルであり、第2距離dfは、26ナノメートルである。一方、磁気記録ヘッド119においては、磁極20のトラック幅方向の幅wtは90nmで、第1距離de及び第2距離dfのそれぞれは、22nmである。
図5(b)に示すように、磁気記録ヘッド119においては、明部D1及び暗部D2の形状が大きく湾曲している。すなわち、トラック幅方向(Y軸方向)の全体において、明部D1及び暗部D2の外形線は、大きくカーブしている。
これに対して、図5(a)に示すように、本実施形態に係る磁気記録ヘッド110においては、明部D1及び暗部D2の湾曲が軽減されている。例えば、トラック幅方向(Y軸方向)の中央部分においては、明部D1及び暗部D2の外形線は、実質的に直線状である。このように、磁気記録ヘッド110においては、磁気記録媒体80に形成されるビットパターン(明部D1及び暗部D2)の形状の湾曲を軽減できる。
図6(a)及び図6(b)は、磁気記録ヘッドの特性を例示する模式図である。
図6(b)は、磁気記録ヘッド110の平面図である。磁極20のシールド対向面20aと、Z−Y平面と、の間の角度を傾斜角θとする。傾斜角θは、磁極20のシールド対向面20aを含む平面と、シールド10の磁極対向面10aを含む平面と、の間の角度に対応する。
図6(a)は、傾斜角θを変えたときの信号雑音比SNRをシミュレーションした結果を例示している。この例では、傾斜角θを0度〜12度の範囲で変えている。傾斜角θが0度のときは、シールド対向面20aは、傾斜しておらず、参考例に対応する。
このシミュレーションにおいては、傾斜角θを変えると共に第1距離deを変えている。図6(a)に示した結果は、傾斜角θのそれぞれにおいて信号雑音比SNRが最高になるときの第1距離deが採用されている。傾斜角θが0度〜12度の範囲において、第1距離deは、12ナノメートル〜22ナノメートルの間である。
図6(a)において、横軸は傾斜角θ(度)である。縦軸は、信号雑音比SNR(dB)である。
図6(a)に示すように、傾斜角θが0度を超え約6度以下の範囲において、傾斜角θの増大と共に、信号雑音比SNRは上昇する。傾斜角θが約6度を超えると、傾斜角θの増大と共に、信号雑音比SNRは低下する。
傾斜角θが0度のときに、信号雑音比SNRは、約12.4dBである。傾斜角が2度以上9度以下において、信号雑音比SNRは、12.5dB以上である。傾斜角が3.5度以上7度以下において、信号雑音比SNRは、13dB以上である。傾斜角が約6度のときに、信号雑音比SNRは、最高になる。
実施形態において、傾斜角θ(シールド対向面20aを含む平面と、磁極対向面10aを含む平面と、の間の角度)は、2度以上9度以下であることが好ましい。傾斜角θは、3.5度以上7度以下であることがさらに好ましい。
従って、シールド対向面20aと、第1方向(X軸方向)と、の間の角度は、81度以上88度以下であことが好ましい。この角度は、83度以上86.5度以下であることがさらに好ましい。
このような傾斜角θを採用することで、信号雑音比SNRが向上できる。
このように、本実施形態によれば、高密度の磁気記録ヘッドが提供できる。
実施形態において、第1距離deと第2距離dfとの差の、シールド対向面20aのトラック幅方向の幅wtに対する比は、0.03(傾斜角θが約2度)以上0.18(傾斜角θが約10度)以下であることが好ましい。この比が0.03未満であると、信号雑音比SNRの改善は明確ではない。この比が0.18を超えると、磁界がエッジ部に集中しすぎて磁極部が飽和し、磁界傾度が悪化する。
図7は、磁気記録ヘッドの特性を例示するグラフ図である。
図7は、傾斜角θを変えたときの、磁界傾度のトラック幅方向の分布を示す。横軸は、トラック幅方向(この例ではY軸方向)の位置Py(nm)である。縦軸は、磁界傾度H1(Oe/nm)である。この例では、磁界強度が13kOeのときの磁界傾度H1が例示されている。図7の横軸の一部の領域Reは、瓦書きにおいて、書き込んだ情報が残る領域に対応する。
傾斜角θが0度のとき、磁界傾度H1は、トラック幅方向において対称の特性を示す。傾斜角θが大きくなると、磁界傾度H1の非対称性が大きくなる。
傾斜角θが6度のときに、磁界傾度H1が最高となっている。このことは、図6(a)に示した信号雑音比SNRが、傾斜角θが約6度のときに最高になることに対応している。
図8は、第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを例示する模式的平面図である。
本実施形態に係る別の磁気記録ヘッド111においても、磁極20のシールド対向面20aは、第1方向(X軸方向)に対して傾斜している。この例では、シールド対向面20aは、第1方向に対して傾斜する曲面である。
図9は、第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを例示する模式的平面図である。
本実施形態に係る別の磁気記録ヘッド112においては、磁極20のシールド対向面20aの一部が、第1方向(X軸方向)に対して傾斜している。このように、実施形態においては、シールド対向面20aは、第1方向に対して傾斜した部分を含む。
図10は、第1の実施形態に係る別の磁気記録ヘッドを例示する模式的平面図である。 本実施形態に係る別の磁気記録ヘッド113においては、磁極20のシールド対向面20aは、複数の段差を含む。段差により、磁極20とシールド10との間の距離がトラック幅方向において変化する。すなわち、シールド対向面20aは、全体として、Z軸方向に対して傾斜している。
上記の磁気記録ヘッド111〜113においても、第1部分20eとシールド10との間の第1距離deは、第2部分20fとシールド10との間の第2距離dfよりも短い。これにより、瓦書きにおいて、高密度の磁気記録ヘッドを提供することができる。
上記の実施形態において、磁極20には、例えば、Fe及びCoを主成分とした合金などを用いることができる。この合金においては、Feの含有量が多い。シールド10には、例えば、Ni及びFeを主成分とする合金などを用いることができる。第1サイドシールド41、第2サイドシールド42及びシールド43には、例えば、Fe、Co、及びNiを主成分とした合金などを用いることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、磁気記録再生装置に係る。この磁気記録再生装置は、上記の実施形態に係る磁気記録ヘッドのいずれかと、上記の磁極20により情報が記録される垂直磁気記録の磁気記録媒体80と、を含む。以下、磁気記録再生装置の例について説明する。
図11は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的斜視図である。
図12(a)及び図12(b)は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図11に示すように、実施形態に係る磁気記録再生装置150は、ロータリーアクチュエータを用いた形式の装置である。記録用媒体ディスク180は、スピンドルモータ4に装着され、駆動装置制御部からの制御信号に応答するモータにより矢印Aの方向に回転する。本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、複数の記録用媒体ディスク180を備えても良い。磁気記録再生装置150は、記録媒体181を含んでもよい。例えば、磁気記録再生装置150は、ハイブリッドHDD(Hard Disk Drive)である。記録媒体181は、例えば、SSD(Solid State Drive)である。記録媒体181には、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが用いられる。
記録用媒体ディスク180に格納する情報の記録再生を行うヘッドスライダ3は、既に説明したような構成を有し、薄膜状のサスペンション154の先端に取り付けられている。ここで、ヘッドスライダ3の先端付近に、例えば、既に説明した実施形態に係る磁気記録ヘッドのいずれかが搭載される。
記録用媒体ディスク180が回転すると、サスペンション154による押し付け圧力とヘッドスライダ3の媒体対向面(ABS)で発生する圧力とがつりあい、ヘッドスライダ3の媒体対向面は、記録用媒体ディスク180の表面から所定の浮上量をもって保持される。なお、ヘッドスライダ3が記録用媒体ディスク180と接触するいわゆる「接触走行型」としても良い。
サスペンション154は、駆動コイルを保持するボビン部などを有するアクチュエータアーム155の一端に接続されている。アクチュエータアーム155の他端には、リニアモータの一種であるボイスコイルモータ156が設けられている。ボイスコイルモータ156は、アクチュエータアーム155のボビン部に巻き上げられた駆動コイルと、このコイルを挟み込むように対向して配置された永久磁石及び対向ヨークからなる磁気回路とを含むことができる。サスペンション154は、一端と他端とを有し、磁気記録ヘッドは、サスペンション154の一端に搭載され、アクチュエータアーム155は、サスペンション154の他端に接続されている。
アクチュエータアーム155は、軸受部157の上下2箇所に設けられたボールベアリングによって保持され、ボイスコイルモータ156により回転摺動が自在にできるようになっている。その結果、磁気記録ヘッドを記録用媒体ディスク180の任意の位置に移動可能となる。
図12(a)は、磁気記録再生装置の一部の構成を例示しており、ヘッドスタックアセンブリ160の拡大斜視図である。
また、図12(b)は、ヘッドスタックアセンブリ160の一部となる磁気記録ヘッドアセンブリ(ヘッドジンバルアセンブリ:HGA)158を例示する斜視図である。
図12(a)に示すように、ヘッドスタックアセンブリ160は、軸受部157と、この軸受部157から延出したヘッドジンバルアセンブリ158と、軸受部157からHGAと反対方向に延出していると共にボイスコイルモータのコイル162を支持した支持フレーム161と、を有している。
また、図12(b)に示したように、ヘッドジンバルアセンブリ158は、軸受部157から延出したアクチュエータアーム155と、アクチュエータアーム155から延出したサスペンション154と、を有している。
サスペンション154の先端には、ヘッドスライダ3が取り付けられている。そして、ヘッドスライダ3には、実施形態に係る磁気記録ヘッドのいずれかが搭載される。
すなわち、実施形態に係る磁気ヘッドアセンブリ(ヘッドジンバルアセンブリ)158は、実施形態に係る磁気記録ヘッドと、磁気記録ヘッドが搭載されたヘッドスライダ3と、ヘッドスライダ3を一端に搭載するサスペンション154と、サスペンション154の他端に接続されたアクチュエータアーム155と、を備える。
サスペンション154は、信号の書き込み及び読み取り用、浮上量調整のためのヒーター用、及び、例えばスピントルク発振子用などのためのリード線(図示しない)を有する。これらのリード線と、ヘッドスライダ3に組み込まれた磁気記録ヘッドの各電極と、が電気的に接続される。
また、磁気記録ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の書き込みと読み出しを行う信号処理部190が設けられる。信号処理部190は、例えば、図11に例示した磁気記録再生装置150の図面中の背面側に設けられる。信号処理部190の入出力線は、ヘッドジンバルアセンブリ158の電極パッドに接続され、磁気記録ヘッドと電気的に結合される。
このように、本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、磁気記録媒体と、上記の実施形態に係る磁気記録ヘッドと、磁気記録媒体と磁気記録ヘッドとを離間させ、または、接触させた状態で相対的に移動可能とした可動部と、磁気記録ヘッドを磁気記録媒体の所定記録位置に位置合わせする位置制御部と、磁気記録ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の書き込みと読み出しを行う信号処理部と、を備える。
すなわち、上記の磁気記録媒体として、記録用媒体ディスク180が用いられる。
上記の可動部は、ヘッドスライダ3を含むことができる。
また、上記の位置制御部は、ヘッドジンバルアセンブリ158を含むことができる。
このように、本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、磁気記録媒体と、実施形態に係る磁気ヘッドアセンブリと、磁気ヘッドアセンブリに搭載された磁気記録ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の書き込みと読み出しを行う信号処理部と、を備える。
実施形態によれば、高密度の磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置が提供される。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、磁気記録ヘッドに含まれるシールド、磁極及びサイドシールド、磁気記録再生装置に含まれる磁気記録媒体などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての磁気記録ヘッド及び磁気記録再生装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3…ヘッドスライダ、 3A…空気流入側、 3B…空気流出側、 4…スピンドルモータ、 10…シールド、 10a…磁極対向面、 20…磁極、 20a…シールド対向面、 20c…中央部分、 20e…第1部分、 20f…第2部分、 21、22…第1、第2端領域、 30…ギャップ絶縁部、 31…絶縁部、 41、42…第1、第2サイドシールド、 43…シールド、 51…媒体対向面、 80…磁気記録媒体、 80p…部分、 81…磁気記録層、 82…媒体基板、 83…磁化、 84…記録ビット、 85…媒体移動方向、 86a〜86c…第1〜第3位置、 87a〜87c…第1〜第3領域、 θ…傾斜角、 110〜113、119…磁気記録ヘッド、 150…磁気記録再生装置、 154…サスペンション、 155…アクチュエータアーム、 156…ボイスコイルモータ、 157…軸受部、 158…ヘッドジンバルアセンブリ、 160…ヘッドスタックアセンブリ、 161…支持フレーム、 162…コイル、 180…記録用媒体ディスク、 181…記録媒体、 190…信号処理部、 A…矢印、 D1…明部、 D2…暗部、 H1…磁界傾度、 Py1、Py2…位置、 Re…領域、 SNR…信号雑音比、 dc…第3距離、 de…第1距離、 df…第2距離、 wt…幅

Claims (15)

  1. 磁極と、
    前記磁極と対向するシールドと、
    を備え、瓦書きにより磁気記録媒体に情報を記録する磁気記録ヘッドであって、
    前記磁極は、前記シールドに対向するシールド対向面を有し、
    前記シールド対向面は、第1部分と、第2部分と、を含み、
    前記磁極から前記シールドに向かう第1方向と交差するトラック幅方向における前記第2部分の位置は、前記トラック幅方向における前記第1部分の位置とは異なり、
    前記第1部分は、前記瓦書きにおいて前記第2部分よりも後に前記磁気記録媒体に前記情報を記録し、
    前記第1部分と前記シールドとの間の第1距離は、前記第2部分と前記シールドとの間の第2距離よりも短く、
    前記シールド対向面は、前記第1方向に対して傾斜しており、
    前記第1距離と前記第2距離との差の、前記シールド対向面の前記トラック幅方向の幅に対する比は、0.03以上0.18以下である、磁気記録ヘッド。
  2. 磁極と、
    前記磁極と対向するシールドと、
    を備え磁気記録媒体に情報を記録する磁気記録ヘッドであって、
    前記磁極は、前記シールドに対向するシールド対向面を有し、
    前記シールド対向面は、第1部分と、第2部分と、を含み、
    前記磁極から前記シールドに向かう第1方向と交差するトラック幅方向における前記第2部分の位置は、前記トラック幅方向における前記第1部分の位置とは異なり、
    前記磁気記録媒体は、前記トラック幅方向に並ぶ第1〜第3領域を含み、前記第1領域と前記第3領域の間に前記第2領域が配置され、
    前記磁極は、
    第1時刻において、前記第1部分が前記第1領域に対向して前記第1領域の磁化の方向を制御し、
    前記第1時刻において、前記第2部分が前記第2領域に対向して前記第2領域の磁化の方向を制御し、
    前記磁極は、
    前記第1時刻の後の第2時刻において、前記第1部分が前記第2領域に対向して前記第2領域の前記磁化の方向を制御し、
    前記第2時刻において、前記第2部分が前記第3領域に対向して前記第3領域の前記磁化の方向を制御し、
    前記第1部分と前記シールドとの間の第1距離は、前記第2部分と前記シールドとの間の第2距離よりも短く、
    前記シールド対向面は、前記第1方向に対して傾斜しており、
    前記第1距離と前記第2距離との差の、前記シールド対向面の前記トラック幅方向の幅に対する比は、0.03以上0.18以下である、磁気記録ヘッド。
  3. 前記第1部分は、前記トラック幅方向における1つの端を含む請求項1または2に記載の磁気記録ヘッド。
  4. 前記シールド対向面と、前記第1方向と、の間の角度は、81度以上88度以下である請求項1〜のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  5. 前記シールド対向面と、前記第1方向と、の間の角度は、83度以上86.5度以下である請求項1〜のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  6. 前記シールドは、前記磁極に対向する磁極対向面を有し、
    前記磁極対向面は、前記第1方向に対して垂直である請求項1〜のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  7. 前記磁極対向面は、平面である請求項記載の磁気記録ヘッド。
  8. 前記シールド対向面を含む平面と、前記磁極対向面を含む平面と、の間の角度は、2度以上9度以下である請求項またはに記載の磁気記録ヘッド。
  9. 前記シールド対向面を含む平面と、前記磁極対向面を含む平面と、の間の角度は、3.5度以上7度以下である請求項またはに記載の磁気記録ヘッド。
  10. 前記シールド対向面は、平面である請求項1〜のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  11. 前記シールド対向面は、前記第1方向に対して傾斜する曲面である請求項1〜のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  12. 前記シールド対向面は、複数の段差を含む請求項1〜のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  13. 前記磁極は、第1端領域と、前記第1端領域と前記シールドとの間に設けられた第2端領域と、を含み、
    前記第2端領域のトラック幅方向の幅は、前記第1端領域の前記トラック幅方向の幅よりも広い請求項1〜1のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  14. 前記シールドは、トレーリングシールドである請求項1〜1のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッド。
  15. 請求項1〜1のいずれか1つに記載の磁気記録ヘッドと、
    前記磁気記録媒体と、
    を備え、
    前記磁記録媒体は、垂直磁気記録媒体である磁気記録再生装置。
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