JP2016033464A - 物理量センサーの製造方法、物理量センサー、電子機器および移動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】寸法精度に優れ、信頼性の高い物理量センサーの製造方法および物理量センサーを提供すること。【解決手段】本発明の物理量センサーの製造方法は、ジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4が設けられた支持基板2と、同一面上に開放する凹部51および凹部52が設けられているとともに、凹部51に連通する貫通孔53と、凹部52に連通する貫通孔54を有する封止基板5と、を用意する用意工程と、凹部51にジャイロセンサー素子3を収納するとともに、凹部52に加速度センサー素子4を収納するように支持基板2に封止基板5を接合する接合工程と、貫通孔53、54に、支持基板2および封止基板5の融点または軟化点よりも融点が低い封止材6A、6Bを充填して凹部51、52を封止する封止工程と、を有する。【選択図】図5
Description
本発明は、物理量センサーの製造方法、物理量センサー、電子機器および移動体に関するものである。
例えば、角速度センサーと加速度センサーとを備える複合センサーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている複合センサーは、2つのセンサーと、各センサーが配置されたセンサー基板と、センサー基板に接合され、各センサーをそれぞれ収納する2つの凹部を有するキャップ基板とを備えている。また、各センサーが収納された凹部は、気密封止されており、互いに圧力が異なっている。
特許文献1において、このような複合センサーを製造するには、溝を有するセンサー基板用母材に各センサー素子を配置し、次いで各センサー素子が各凹部に収納されるようにキャップ基板用母材をセンサー基板に接合する。この接合を大気圧よりも圧力が低い第1の圧力状態で行うことで、各凹部内が第1の圧力状態のまま各センサー素子を封止することができる。なお、2つの凹部のうちの一方の凹部は、溝を介して外部と連通している。
そして、各母材が接合された接合体の雰囲気を第1の圧力状態よりも圧力が高い第2の圧力状態とする。これにより、溝を介して外部と連通する一方の凹部内は第2の圧力状態となる。最後に、その第2の圧力状態で加熱および加圧を行うことにより、溝を潰すように各母材を変形させる。これにより、第2の凹部が第2の圧力状態で気密封止される。このようにして互いに異なる圧力で各センサー素子を気密封止することができる。
しかしながら、第2の凹部を封止する際、溝を潰すようにして封止するため、その程度によっては、複合センサーの寸法精度が低下し、信頼性が低くなる。
本発明の目的は、寸法精度に優れ、信頼性の高い物理量センサーの製造方法および物理量センサー、電子機器および移動体を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
[適用例1]
本発明の物理量センサーは、第1のセンサー素子および第2のセンサー素子が設けられた支持基板と、第1の凹部および第2の凹部が前記支持基板側に設けられているとともに、前記第1の凹部と連通する貫通孔を有する封止基板と、を用意する用意工程と、
前記第1の凹部に前記第1のセンサー素子を収納するとともに、前記第2の凹部に前記第2のセンサー素子を収納するように前記支持基板に前記封止基板を接合する接合工程と、
前記貫通孔に、前記支持基板および前記封止基板の融点または軟化点よりも融点が低い封止材を充填して前記第1の凹部を封止する封止工程と、を有することを特徴とする。
[適用例1]
本発明の物理量センサーは、第1のセンサー素子および第2のセンサー素子が設けられた支持基板と、第1の凹部および第2の凹部が前記支持基板側に設けられているとともに、前記第1の凹部と連通する貫通孔を有する封止基板と、を用意する用意工程と、
前記第1の凹部に前記第1のセンサー素子を収納するとともに、前記第2の凹部に前記第2のセンサー素子を収納するように前記支持基板に前記封止基板を接合する接合工程と、
前記貫通孔に、前記支持基板および前記封止基板の融点または軟化点よりも融点が低い封止材を充填して前記第1の凹部を封止する封止工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、第2の凹部を、支持基板と封止基板との接合により封止した後に、封止後の第2の凹部内の圧力と異なる雰囲気で封止工程を行うことによって、封止後の第1の凹部内の圧力と、第2の凹部内の圧力とを異ならせることができる。
また、第1の貫通孔に封止材を充填するという方法で第1の凹部を封止するため、「特開2010−107325(特許文献1)」のような、溝を潰すように基板を変形させる工程を省略することができる。よって、支持基板を変形させることなく、第1の凹部を封止することができる。したがって、本製造方法により得られた物理量センサーは、寸法精度に優れ、信頼性が高いものとなる。
さらに、封止材の融点は、支持基板および封止基板の融点または軟化点よりも低い。これにより、例えば、封止材、支持基板および封止基板を、封止材の融点以上で、かつ、支持基板および封止基板の融点または軟化点よりも低い温度に加熱することにより、各基板が熱変形するのを防止しつつ、封止材を溶融して第1の凹部を封止することができる。
[適用例2]
本発明の物理量センサーでは、前記接合工程では、前記第2の凹部を、前記支持基板と前記封止基板との接合によって封止するのが好ましい。
本発明の物理量センサーでは、前記接合工程では、前記第2の凹部を、前記支持基板と前記封止基板との接合によって封止するのが好ましい。
これにより、接合工程と同時に第2の凹部の封止を行うことができる。よって、第2の凹部を封止する工程を別途行うのを省略することができる分、本製造方法は、簡素になる。
また、接合工程後には、第2の凹部が封止されているため、各基板の雰囲気の圧力を変化させることにより、第1の凹部の圧力を第2の凹部内の圧力と異ならせることができる。したがって、第1の凹部と第2の凹部とを異なる圧力状態で封止することができる。
[適用例3]
本発明の物理量センサーでは、前記貫通孔を第1の貫通孔とし、前記封止材を第1の封止材としたとき、
前記封止基板は、前記第2の凹部と連通する第2の貫通孔を有し、
前記接合工程後に、前記第2の貫通孔に第2の封止材を充填して前記第2の凹部を封止する第2の封止工程を有しているのが好ましい。
本発明の物理量センサーでは、前記貫通孔を第1の貫通孔とし、前記封止材を第1の封止材としたとき、
前記封止基板は、前記第2の凹部と連通する第2の貫通孔を有し、
前記接合工程後に、前記第2の貫通孔に第2の封止材を充填して前記第2の凹部を封止する第2の封止工程を有しているのが好ましい。
これにより、各凹部を封止するタイミングを容易にずらすことができる。よって、一方の凹部を先に封止し、その後に各基板の雰囲気の圧力を変化させ、他方の凹部を封止することができる。したがって、第1の凹部と第2の凹部とを異なる圧力で封止することができる。
[適用例4]
本発明の物理量センサーでは、前記封止材は、金属材料を含み、
前記封止工程では、前記封止材を溶融させることにより、前記第1の凹部を封止するのが好ましい。
本発明の物理量センサーでは、前記封止材は、金属材料を含み、
前記封止工程では、前記封止材を溶融させることにより、前記第1の凹部を封止するのが好ましい。
これにより、溶融した封止材を貫通孔の内側面に密着させることができる。よって、第1の凹部を容易かつ効果的に封止することができる。
[適用例5]
本発明の物理量センサーでは、前記第1の凹部の封止と前記第2の凹部の封止とは、互いに圧力が異なる雰囲気下で行われるのが好ましい。
本発明の物理量センサーでは、前記第1の凹部の封止と前記第2の凹部の封止とは、互いに圧力が異なる雰囲気下で行われるのが好ましい。
これにより、封止工程後の、第1の凹部内の圧力と第2の凹部内の圧力とを異ならせることができる。
[適用例6]
本発明の物理量センサーでは、前記第1のセンサー素子は、ジャイロセンサー素子であり、前記第2のセンサー素子は、加速度センサー素子であり、
前記第1の凹部の封止は、大気圧よりも低い圧力の第1の雰囲気下で行われ、前記第2の凹部の封止は、前記第1の雰囲気下よりも圧力が高い第2の雰囲気下で行われるのが好ましい。
これにより、各センサーは、それぞれ、優れた検出精度を発揮することができる。
本発明の物理量センサーでは、前記第1のセンサー素子は、ジャイロセンサー素子であり、前記第2のセンサー素子は、加速度センサー素子であり、
前記第1の凹部の封止は、大気圧よりも低い圧力の第1の雰囲気下で行われ、前記第2の凹部の封止は、前記第1の雰囲気下よりも圧力が高い第2の雰囲気下で行われるのが好ましい。
これにより、各センサーは、それぞれ、優れた検出精度を発揮することができる。
[適用例7]
本発明の物理量センサーは、支持基板と、
前記支持基板の一方の面上に設けられた第1のセンサー素子と、
前記支持基板の前記一方の面上で、かつ、前記第1のセンサー素子とは異なる位置に設けられた第2のセンサー素子と、
前記第1のセンサー素子を収納する第1の凹部と、前記第2のセンサー素子を収納する第2の凹部と、前記第1の凹部に連通する貫通孔とを有し、前記支持基板に接合された封止基板と、
前記貫通孔に充填され、前記第1の凹部を封止する封止材と、を備え、
前記封止材の融点は、前記支持基板および前記封止基板の融点または軟化点よりも低いことを特徴とする。
本発明の物理量センサーは、支持基板と、
前記支持基板の一方の面上に設けられた第1のセンサー素子と、
前記支持基板の前記一方の面上で、かつ、前記第1のセンサー素子とは異なる位置に設けられた第2のセンサー素子と、
前記第1のセンサー素子を収納する第1の凹部と、前記第2のセンサー素子を収納する第2の凹部と、前記第1の凹部に連通する貫通孔とを有し、前記支持基板に接合された封止基板と、
前記貫通孔に充填され、前記第1の凹部を封止する封止材と、を備え、
前記封止材の融点は、前記支持基板および前記封止基板の融点または軟化点よりも低いことを特徴とする。
このような本発明では、例えば、第2の凹部を、支持基板と封止基板との接合により封止した後に、封止後の第2の凹部内の圧力と異なる雰囲気で封止工程を行うことによって、第1の凹部を封止することができる。
また、第1の貫通孔に封止材を充填するという方法で第1の凹部を封止するため、「特開2010−107325(特許文献1)」のような、溝を潰すように基板を変形させる工程を省略することができる。よって、支持基板を変形させることなく、第1の凹部を封止することができる。したがって、本製造方法により得られた物理量センサーは、寸法精度に優れ、信頼性が高いものとなる。
さらに、封止材の融点は、支持基板および封止基板の融点または軟化点よりも低い。これにより、例えば、封止材、支持基板および封止基板を、封止材の融点以上で、かつ、支持基板および封止基板の融点または軟化点よりも低い温度に加熱することにより、各基板が熱変形するのを防止しつつ、封止材を溶融して第1の凹部を封止することができる。
[適用例8]
本発明の物理量センサーでは、前記貫通孔は、前記第1の凹部に向って横断面積が減少している部分を有しているのが好ましい。
本発明の物理量センサーでは、前記貫通孔は、前記第1の凹部に向って横断面積が減少している部分を有しているのが好ましい。
これにより、封止材を溶融して貫通孔に充填するに際し、溶融する以前の封止材を安定的に配置することができる。
[適用例9]
本発明の電子機器は、本発明の物理量センサーを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器を得ることができる。
本発明の電子機器は、本発明の物理量センサーを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器を得ることができる。
[適用例10]
本発明の移動体は、本発明の物理量センサーを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体を得ることができる。
本発明の移動体は、本発明の物理量センサーを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体を得ることができる。
以下、本発明の物理量センサーの製造方法、物理量センサー、電子機器および移動体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の物理量センサーについて説明する。
1.物理量センサー
<第1実施形態>
図1は、本発明の物理量センサーを示す断面図である。図2は、図1に示す物理量センサーが備えるジャイロセンサー素子を示す平面図である。図3は、図1に示す物理量センサーが備える加速度センサー素子を示す平面図である。
1.物理量センサー
<第1実施形態>
図1は、本発明の物理量センサーを示す断面図である。図2は、図1に示す物理量センサーが備えるジャイロセンサー素子を示す平面図である。図3は、図1に示す物理量センサーが備える加速度センサー素子を示す平面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図2、図3中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。また、図1〜図7では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸が図示されている。また、以下では、X軸に平行な方向(左右方向)を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向(上下方向)を「Z軸方向」と言う。
図1に示す物理量センサー1は、支持基板2と、この支持基板2に接合・支持されたジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4と、各センサー素子3、4を覆うように設けられた封止基板5とを有する。
以下、物理量センサー1を構成する各部について説明する。
(支持基板)
支持基板2は、ジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4を支持する機能を有する。
(支持基板)
支持基板2は、ジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4を支持する機能を有する。
この支持基板2は、板状をなし、その上面(一方の面)には、空洞部(凹部)21、22が設けられている。空洞部21は、支持基板2を平面視したときに、後述するジャイロセンサー素子3の可動体31と、振動体32と、4つの可動駆動電極部36とを包含するように形成されていて、内底を有する。このような空洞部21は、可動体31と、振動体32と、4つの可動駆動電極部36とが支持基板2に接触するのを防止する逃げ部を構成する。これにより、ジャイロセンサー素子3の変位を許容することができる。
一方、空洞部22は、支持基板2を平面視したときに、後述する加速度センサー素子4の可動部43とを包含するように形成されていて、内底を有する。このような空洞部22は、加速度センサー素子4の可動部43が支持基板2に接触するのを防止する逃げ部を構成する。これにより、加速度センサー素子4の変位を許容することができる。
このような支持基板2の構成材料としては、具体的には、高抵抗なシリコン材料、ガラス材料を用いるのが好ましく、特に、ジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4がシリコン材料を主材料として構成されている場合、アルカリ金属イオン(可動イオン)を含むガラス材料(例えば、パイレックスガラス(登録商標)のような硼珪酸ガラス)を用いるのが好ましい。これにより、各センサー素子3、4がシリコンを主材料として構成されている場合、支持基板2と各センサー素子3、4とをそれぞれ陽極接合することができる。
また、支持基板2の融点または軟化点(以下、単に「融点」と言う)T2は、特に限定されないが、例えば、500℃以上1000℃以下であるのが好ましく、600℃以上900℃以下であるのがより好ましい。
また、支持基板2の構成材料は、ジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4の構成材料との熱膨張係数差ができるだけ小さいのが好ましく、具体的には、支持基板2の構成材料と各センサー素子3、4の構成材料との熱膨張係数差が3ppm/℃以下であるのが好ましい。これにより、支持基板2と各センサー素子との接合時等に高温下にさらされても、支持基板2と各センサー素子との間の残留応力を低減することができる。
(ジャイロセンサー素子)
図2に示すように、ジャイロセンサー素子3は、可動体31と、振動体32と、梁部33と、4つの固定部34と、4つの駆動バネ部35と、4つの可動駆動電極部36と、4対の固定駆動電極部38a、38bと、可動検出電極部37と、固定検出電極部39と、を有する。
図2に示すように、ジャイロセンサー素子3は、可動体31と、振動体32と、梁部33と、4つの固定部34と、4つの駆動バネ部35と、4つの可動駆動電極部36と、4対の固定駆動電極部38a、38bと、可動検出電極部37と、固定検出電極部39と、を有する。
また、固定部34、駆動バネ部35、振動体32、可動駆動電極部36、可動体31、梁部33および可動検出電極部37は、例えばシリコン基板をパターニングすることによって一体的に形成されている。また、このシリコン基板には、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されている。
可動体31は、長方形の板状をなしている。この可動体31の外側には、四角形の枠状をなす振動体32が設けられている。可動体31と振動体32とは、一対の梁部33によって連結されている。
各梁部33は、可動体31の4つの角部のうちの+Y軸側の2つの角部に連結されている。梁部33は、ねじり変形可能に構成され、このねじり変形により、可動体31をZ軸方向に変位させることができる。
振動体32の4つの角部には、それぞれ、駆動バネ部35の一端部がそれぞれ連結されている。また、各駆動バネ部35は、複数回蛇行した形状をなしており、他端部がそれぞれ4つの固定部34に連結されている。
各固定部34は、例えば陽極接合によって支持基板2に固定されている。
各固定部34は、例えば陽極接合によって支持基板2に固定されている。
可動駆動電極部36は、振動体32の+Y軸側の辺に2つ設けられ、−Y軸側の辺に2つ設けられている。各可動駆動電極部36は、振動体32からY軸方向に延出している幹部と、該幹部からX軸方向に延出している複数の枝部と、を有する櫛歯状の電極である。
固定駆動電極部38a、38bは、各可動駆動電極部36を介して対向するように設けられている。
可動駆動電極部36および固定駆動電極部38a、38bによって、振動体32は、X軸方向に(X軸に沿って)振動することができる。
可動検出電極部37は、可動体31に設けられている。可動体31は、不純物をドープすることによって形成されていてもよく、可動体31の表面に形成された金属層によって構成されていてもよい。
固定検出電極部39は、支持基板2の空洞部21の底部に設けられた金属層で構成されている。この固定検出電極部39は、可動検出電極部37と対向して設けられている。
次に、ジャイロセンサー素子3の動作について説明する。
次に、ジャイロセンサー素子3の動作について説明する。
可動駆動電極部36と固定駆動電極部38a、38bとの間に電圧を印加すると、可動駆動電極部36と固定駆動電極部38a、38bとの間に静電力を発生させることができる。これにより、駆動バネ部35をX軸方向に伸縮させつつ、振動体32をX軸方向に振動させることができる。また、可動体31は、振動体32の振動に伴い、X軸方向に振動する。
振動体32がX軸方向に振動を行っている状態で、ジャイロセンサー素子3にY軸まわりの角速度(Y軸を軸とする角速度)ωyが加わると、コリオリ力が働き、可動体31は、Z軸方向に変位する。可動体31がZ軸方向に変位することにより、可動検出電極部37は、固定検出電極部39に接近または離間する。そのため、可動検出電極部37と固定検出電極部39との間の静電容量は、変化する。この可動検出電極部37と固定検出電極部39との間の静電容量の変化量を検出することにより、Y軸まわりの角速度ωyを求めることができる。
(加速度センサー素子)
加速度センサー素子4は、Y軸方向の加速度を検出するものである。加速度センサー素子4は、支持部41、42と、可動部43と、連結部44、45と、複数の第1固定電極指48と、複数の第2固定電極指49と、を有している。また、可動部43は、基部431と、基部431からX軸方向両側に突出している複数の可動電極指432と、を有している。
加速度センサー素子4は、Y軸方向の加速度を検出するものである。加速度センサー素子4は、支持部41、42と、可動部43と、連結部44、45と、複数の第1固定電極指48と、複数の第2固定電極指49と、を有している。また、可動部43は、基部431と、基部431からX軸方向両側に突出している複数の可動電極指432と、を有している。
支持部41、42は、それぞれ、支持基板2の上面に接合されており、導電性バンプ(図示せず)を介して配線(図示せず)と電気的に接続されている。そして、これら支持部41、42の間に可動部43が設けられている。可動部43は、−Y軸側において連結部44を介して支持部41に連結されると共に、+Y軸側において連結部45を介して支持部42に連結されている。これにより、可動部43が支持部41、42に対して矢印bで示すようにY軸方向に変位可能となる。
複数の第1固定電極指48は、可動電極指432のY軸方向一方側に配置され、対応する可動電極指432に対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並んでいる。このような複数の第1固定電極指48は、その基端部にて支持基板2の上面に接合され、導電性バンプを介して配線に電気的に接続されている。
これに対して、複数の第2固定電極指49は、可動電極指432のY軸方向他方側に配置され、対応する可動電極指432に対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並んでいる。このような複数の第2固定電極指49は、その基端部にて、支持基板2の上面に接合され、導電性バンプを介して配線に電気的に接続されている。
このような加速度センサー素子4は、次のようにしてY軸方向の加速度を検出する。すなわち、Y軸方向の加速度が物理量センサー1に加わると、その加速度の大きさに基づいて、可動部43が、連結部44、45を弾性変形させながら、Y軸方向に変位する。このような変位に伴って、可動電極指432と第1固定電極指48との間の静電容量および可動電極指432と第2固定電極指49との間の静電容量の大きさがそれぞれ変化する。そのため、これら静電容量の変化(差動信号)に基づいて加速度を検出することができる。
(封止基板)
封止基板5は、前述したジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4を封止して保護する機能を有する。この封止基板5は、板状をなし、支持基板2の上面に接合されている。また、封止基板5は、一方の面(下面)に開放する凹部(第1の凹部)51および凹部(第2の凹部)52を有している。
封止基板5は、前述したジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4を封止して保護する機能を有する。この封止基板5は、板状をなし、支持基板2の上面に接合されている。また、封止基板5は、一方の面(下面)に開放する凹部(第1の凹部)51および凹部(第2の凹部)52を有している。
凹部51は、ジャイロセンサー素子3を収納し、凹部52は、加速度センサー素子4を収納している。また、各凹部51、52は、各センサー素子3、4をそれぞれ十分に収納し得る程度の大きさを有している。
また、図示の構成では、凹部51、52は、それぞれ略直方体に凹没して形成されているが、これに限定されず、例えば、半球状、三角錐等の形状に凹没していてもよい。
図1に示すように、封止基板5には、その厚さ方向に貫通する貫通孔53、54が設けられている。貫通孔53は、凹部51と連通し、貫通孔54は、凹部52と連通している。
各貫通孔53、54は、それぞれ同様の構成であるため、以下、貫通孔53について代表的に説明する。
貫通孔53は、Z軸方向の全長にわたって横断面形状が円形をなしている。また、貫通孔53の孔径は、凹部51側にいくに従って漸減している。すなわち、貫通孔53の横断面積は、凹部51側にいくに従って漸減している。貫通孔53の上面開口の直径D1と、貫通孔53の下面開口の直径D2との比D1/D2は、4〜100であるのが好ましく、8〜35であるのがより好ましい。これにより、後述するように、貫通孔53に球状の封止材6aを安定的に配置することができる。
また、貫通孔53の上面開口の直径D1は、特に限定されず、例えば、200μm以上、500μm以下であるのが好ましく、250μm以上、350μm以下であるのがより好ましい。一方、貫通孔53の下面開口の直径D2は、特に限定されず、例えば、5μm以上、50μm以下であるのが好ましく、10μm以上、30μm以下であるのがより好ましい。
また、封止基板5の構成材料としては、前述したような機能を発揮し得るものであれば、特に限定されないが、例えば、シリコン材料、ガラス材料等を好適に用いることができる。
また、封止基板5の融点(軟化点)T5は、特に限定されず、例えば、1000℃以上、1600℃以下であるのが好ましく、1100℃以上、1500℃以下であるのがより好ましい。
なお、封止基板5と支持基板2との接合方法としては、特に限定されず、例えば、接着剤を用いた接合方法、陽極接合法等の直接接合法等を用いることができる。
図1に示すように、貫通孔53には、封止材6が充填され、貫通孔54には、封止材7が充填されている。これにより、凹部51、52は、それぞれ、気密封止されている。
封止材6の融点T6は、支持基板2の融点T2および封止基板5の融点T5よりも低く、例えば、270℃以上、360℃以下となっている。
また、封止材6の融点T6と、支持基板2の融点T2または封止基板5の融点T5との差Txは、20℃以上、700℃以下であるのが好ましく、50℃以上、660℃以下であるのがより好ましい。これにより、凹部51を効果的に封止することができる。
差Txが上記下限値を下回った場合、後述の接合工程において、加熱時間(接合時間)が比較的長くなると、封止材6が溶融される可能性がある。一方、差Txが上記上限値を上回った場合、封止材6、封止基板2および封止基板5の構成材料の選定が難しくなる。
封止材7の融点T7は、支持基板2の融点T2および封止基板5の融点T5よりも低く、例えば、320℃以上、380℃以下となっている。また、封止材7の融点T7と、支持基板2の融点T2または封止基板5の融点T5との差の関係についても、上記と同様のことが言える。
また、封止材6の融点T6と封止材7の融点T7とは、T6<T7なる関係を満足している。なお、封止材6の融点T6と封止材7の融点T7とは、T6>T7、であってもよく、T6=T7であってもよい。
この封止材6、7の構成材料としては、上記のような融点の関係を満足するものであれば特に限定されず、例えば、Au−Ge系合金や、Au−Sn系合金等の金属材料や、低融点ガラス材料等を用いることができる。
(物理量センサーの製造方法)
次に、本発明の物理量センサーの製造方法について説明する。
次に、本発明の物理量センサーの製造方法について説明する。
図4は、本発明の物理量センサーの製造方法(第1実施形態)を説明するための断面図であって、(a)が用意工程を示す図、(b)が接合工程を示す図、(c)が配置工程を示す図である。図5は、本発明の物理量センサーの製造方法(第1実施形態)を説明するための断面図であって、(a)が第1の圧力調節工程を示す図、(b)が第1の封止工程を示す図、(c)が第2の圧力調節工程を示す図である。図6は、本発明の物理量センサーの製造方法(第1実施形態)における第2の封止工程を示す断面図である。
本発明の物理量センサーの製造方法は、[1]用意工程と、[2]接合工程と、[3]配置工程と、[4]第1の圧力調節工程と、[5]第1の封止工程と、[6]第2の圧力調節工程と、[7]第2の封止工程とを有している。
なお、以下では、支持基板2がアルカリ金属イオンを含むガラス材料で構成され、封止基板5がシリコン材料で構成されている場合を一例として説明する。
また、ジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4は、公知の方法によって形成することができるため、その説明を省略する。
[1]用意工程
まず、図4(a)に示すように、上面にジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4が設けられた支持基板2と、封止基板5とを用意する。
まず、図4(a)に示すように、上面にジャイロセンサー素子3および加速度センサー素子4が設けられた支持基板2と、封止基板5とを用意する。
なお、支持基板2の空洞部21、22、封止基板5の凹部51、52、貫通孔53、54は、エッチングすることにより形成されている。
このエッチング方法としては、特に限定されないが、例えば、プラズマエッチング、リアクティブイオンエッチング、ビームエッチング、光アシストエッチング等の物理的エッチング法、ウェットエッチング等の化学的エッチング法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
[2]接合工程
次いで、図4(b)に示すように、凹部51にジャイロセンサー素子3が収納され、凹部52に加速度センサー素子4が収納されるように、支持基板2の上面に封止基板5を配置する。そして陽極接合によって支持基板2の上面と封止基板5の下面とを接合する。これにより、支持基板2と封止基板5とを高い強度および気密性で接合することができる。
次いで、図4(b)に示すように、凹部51にジャイロセンサー素子3が収納され、凹部52に加速度センサー素子4が収納されるように、支持基板2の上面に封止基板5を配置する。そして陽極接合によって支持基板2の上面と封止基板5の下面とを接合する。これにより、支持基板2と封止基板5とを高い強度および気密性で接合することができる。
なお、接合工程が完了した状態では、凹部51は貫通孔53を介して外側と連通しており、凹部52は、貫通孔54を介して外側と連通している。
[3]配置工程
次いで、図4(c)に示すように、貫通孔53内に、封止材6となる球状の封止材6aを配置し、貫通孔54内に封止材7となる球状の封止材7aを配置する。これら封止材6a、7aの外径(最大外径)は、貫通孔54の下面開口の直径D2よりも大きく、かつ、貫通孔54の上面開口の直径D1よりも小さい。これにより、封止材6a、7aを、貫通孔53、54内に配置することができる(以下、この状態を「配置状態」と言う)。
次いで、図4(c)に示すように、貫通孔53内に、封止材6となる球状の封止材6aを配置し、貫通孔54内に封止材7となる球状の封止材7aを配置する。これら封止材6a、7aの外径(最大外径)は、貫通孔54の下面開口の直径D2よりも大きく、かつ、貫通孔54の上面開口の直径D1よりも小さい。これにより、封止材6a、7aを、貫通孔53、54内に配置することができる(以下、この状態を「配置状態」と言う)。
また、前述したように、貫通孔53、54は、それぞれ、孔径が下側にいくに従って漸減している。これにより、配置状態では、封止材6aは、貫通孔53の孔径と一致した部分で留まることとなる。よって、封止材6aは、貫通孔53内をZ軸方向に移動するのが規制されている。さらに、封止材6aが貫通孔53の孔径と一致した部分で留まることにより、封止材6aがXY平面方向に移動するのも規制することができる。これにより、封止材6aをさらに安定的に貫通孔53内に配置することができる。このことは、封止材7aについても同様である。
このような封止材6a、7aの外径は、100μm以上、500μm以下であるのが好ましく、150μm以上、300μm以下であるのがより好ましい。
[4]第1の圧力調節工程
次いで、図5(a)に示すように、支持基板2および封止基板5の雰囲気を真空状態(第1の雰囲気)にする。ここで、本明細書中では、「真空状態」とは、気圧が10Pa以下の状態のことを言う。
次いで、図5(a)に示すように、支持基板2および封止基板5の雰囲気を真空状態(第1の雰囲気)にする。ここで、本明細書中では、「真空状態」とは、気圧が10Pa以下の状態のことを言う。
なお、本実施形態では、配置工程後に、支持基板2および封止基板5をチャンバー(図示せず)に配置し、該チャンバー内を真空ポンプ等によって真空引きする。
支持基板2および封止基板5の雰囲気を真空状態とすることで、凹部51の空気は、封止材6aと貫通孔53の内側面との間の微小な隙間を介して、凹部51の外側に排出される。これにより、凹部51内は真空状態となる(凹部52についても同様)。
[5]第1の封止工程
次いで、図5(b)に示すように、チャンバー内を加熱し、チャンバー内の温度を封止材6aの融点T6以上として、貫通孔53内の封止材6aを溶融する。これにより、溶融により液状となった封止材6a(以下、この液状の封止材6aを「封止材6b」と言う)は、貫通孔53の内側面に全周にわたって密着する。よって、凹部51内と凹部51の外側の空間とは、封止材6bによって分離された状態となる。その結果、凹部51は、真空状態のまま気密封止される。凹部51内を真空状態で封止することにより、ジャイロセンサー素子3には、駆動時にダンピング(振動の減衰力)が作用するのを防止することができる。その結果、適切な振幅で振動することができ、ジャイロセンサー素子3の検出感度を高めることができる。
次いで、図5(b)に示すように、チャンバー内を加熱し、チャンバー内の温度を封止材6aの融点T6以上として、貫通孔53内の封止材6aを溶融する。これにより、溶融により液状となった封止材6a(以下、この液状の封止材6aを「封止材6b」と言う)は、貫通孔53の内側面に全周にわたって密着する。よって、凹部51内と凹部51の外側の空間とは、封止材6bによって分離された状態となる。その結果、凹部51は、真空状態のまま気密封止される。凹部51内を真空状態で封止することにより、ジャイロセンサー素子3には、駆動時にダンピング(振動の減衰力)が作用するのを防止することができる。その結果、適切な振幅で振動することができ、ジャイロセンサー素子3の検出感度を高めることができる。
なお、封止材6として金属材料を用いることにより、封止材6bは、比較的表面張力が高く、貫通孔53内に留まり易くなる。したがって、封止材6bが貫通孔53の下面開口から凹部51内に流入するのを防止することができる。
また、封止材6bの粘度は、ある程度高いのが好ましく、具体的には、1×10−3Pa・s以上であるのが好ましく、3×10−3Pa・s以上であるのがより好ましい。これにより、封止材6bが貫通孔53の下面開口から凹部51内に流入するのをより効果的に防止することができる。
さらに、前述したように、貫通孔53の下面開口の開口径が十分に小さい。これにより、上記と相まって、封止材6bが凹部51内に流入するのをさらに効果的に防止することができる。
また、本工程では、チャンバー内の温度は、封止材7の融点T7よりも低い温度とされる。
[6]第2の圧力調節工程
次いで、図5(c)に示すように、チャンバー内の圧力を真空状態よりも圧力が高い大気圧状態(第2の状態)とする。真空状態から大気圧状態とする方法としては、例えば、チャンバー内に空気や、窒素、アルゴン、ヘリウム、ネオン等の不活性ガス等注入する方法が挙げられる。
次いで、図5(c)に示すように、チャンバー内の圧力を真空状態よりも圧力が高い大気圧状態(第2の状態)とする。真空状態から大気圧状態とする方法としては、例えば、チャンバー内に空気や、窒素、アルゴン、ヘリウム、ネオン等の不活性ガス等注入する方法が挙げられる。
また、このとき、前記と同様に、球状の封止材7aと、貫通孔54の内側面との間の微小な隙間を介して、凹部52内には空気(不活性ガス)が流入する。これにより、凹部52内は、真空状態から大気圧状態となる。
なお、本発明では、「第2の雰囲気」としては、真空状態よりも圧力が高ければよく、大気圧状態の他、大気圧よりも圧力が低い減圧状態も含まれる。この減圧状態としては、気圧が0.3×105Pa以上、1×105Pa以下であるのが好ましく、0.5×104Pa以上、0.8×104Pa以下であるのがより好ましい。このような減圧状態で第2の凹部52を封止した場合、加速度センサー素子4には、駆動時に適度なダンピング(振動の減衰力)が作用し、その結果、不要振動が生じるのを防止することができる。よって、加速度センサー素子4の検出感度を高めることができる。
[7]第2の封止工程
そして、図6に示すように、チャンバー内を加熱し、チャンバー内の温度を封止材7aの融点T7以上で、かつ、各基板の融点以下の温度とし、貫通孔54内の封止材7aを溶融する。これにより、溶融により液状となった封止材7bが、貫通孔54の内側面の全周にわたって密着する。よって、凹部52内と凹部52の外側の空間とは、封止材7bによって分離された状態となる。その結果、凹部51は、真空状態のまま気密封止される。
そして、図6に示すように、チャンバー内を加熱し、チャンバー内の温度を封止材7aの融点T7以上で、かつ、各基板の融点以下の温度とし、貫通孔54内の封止材7aを溶融する。これにより、溶融により液状となった封止材7bが、貫通孔54の内側面の全周にわたって密着する。よって、凹部52内と凹部52の外側の空間とは、封止材7bによって分離された状態となる。その結果、凹部51は、真空状態のまま気密封止される。
最後に、封止材6b、7bを、例えば常温に戻すことにより凝固させる。これにより、凹部51は、封止材6によって封止され、凹部52は、封止材7によって封止される。
このように、工程[1]〜[7]を経ることによって、凹部51と凹部52とを、互いに圧力が異なる状態で、それぞれ気密封止することができる。特に、本発明によれば、「特開2010−107325(特許文献1)」のように、溝を潰すように基板を変形させる工程を省略することができる。よって、支持基板2を変形させることなく、凹部51と凹部52とを封止することができる。よって、本製造方法により得られた物理量センサー1は、寸法精度に優れ、信頼性が高いものとなる。
さらに、封止材6、7の融点T6、T7が、支持基板2の融点T2および封止基板5の融点T5よりも低いため、上記第1の封止工程および第2の封止工程において支持基板2および封止基板5に熱変形が生じるのを防止することができる。よって、物理量センサー1は、さらに寸法精度に優れ、さらに信頼性が高いものとなる。
<第2実施形態>
次に、本発明の物理量センサーの製造方法および物理量センサーの第2実施形態について説明する。
次に、本発明の物理量センサーの製造方法および物理量センサーの第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の物理量センサーの製造方法(第2実施形態)を説明するための断面図であって、(a)が第1の圧力調節工程を示す図、(b)が接合工程を示す図、(c)が第2の封止工程を示す図である。
以下、この図を参照して物理量センサーの製造方法および物理量センサーの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
第2実施形態では、封止基板の構成が異なること以外は前記第1実施形態と略同様である。
図7に示すように、物理量センサー1Aでは、封止基板5の貫通孔53が省略されており、貫通孔54のみが設けられている。以下、この物理量センサー1Aの製造方法について説明する。本実施形態の物理量センサー1Aの製造方法は、[1’]用意工程と、[2’]第1の圧力調節工程と、[3’]接合工程と、[4’]第2の圧力調節工程と、[5’]封止工程とを有している。
[1’]用意工程
まず、上面に、各センサー素子3、4が設けられた支持基板2と、貫通孔54のみが形成された封止基板5とを用意する。本実施形態では、予め貫通孔54に球状の封止材7aが配置されている。
まず、上面に、各センサー素子3、4が設けられた支持基板2と、貫通孔54のみが形成された封止基板5とを用意する。本実施形態では、予め貫通孔54に球状の封止材7aが配置されている。
[2’]第1の圧力調節工程
次いで、図7(a)に示すように、本実施形態では、支持基板2と封止基板5とを接合するのに先立って、支持基板2および封止基板5の雰囲気を真空状態とする。これにより、凹部51内は、真空状態となる。
次いで、図7(a)に示すように、本実施形態では、支持基板2と封止基板5とを接合するのに先立って、支持基板2および封止基板5の雰囲気を真空状態とする。これにより、凹部51内は、真空状態となる。
[3’]接合工程
次いで、図7(b)に示すように、凹部51内が真空状態のまま、第1実施形態での接合工程と同様に支持基板2と封止基板5とを接合する。これにより、凹部51は、真空状態のまま気密封止された状態となる。
次いで、図7(b)に示すように、凹部51内が真空状態のまま、第1実施形態での接合工程と同様に支持基板2と封止基板5とを接合する。これにより、凹部51は、真空状態のまま気密封止された状態となる。
なお、接合工程において、チャンバー内を加熱するが、チャンバー内の温度(支持基板2および封止基板の温度)は、封止材7aの融点よりも低い。これにより、接合工程において、封止材7aが溶融されるのを防止することができる。よって、接合工程において不本意に凹部52が封止されるのを防止することができる。
[4’]第2の圧力調節工程
次いで、図7(c)に示すように、第1実施形態での第2の圧力調節工程と同様に、支持基板2および封止基板5の雰囲気を真空状態から大気圧状態とする。
次いで、図7(c)に示すように、第1実施形態での第2の圧力調節工程と同様に、支持基板2および封止基板5の雰囲気を真空状態から大気圧状態とする。
[5’]封止工程
そして、図7(c)に示すように、貫通孔54内の球状の封止材7aを第1実施形態での第2の封止工程と同様に溶融させて封止材7bとする。その後、封止材7bを凝固させて貫通孔54内に封止材7を充填する。これにより、凹部52が大気圧状態で封止される。
そして、図7(c)に示すように、貫通孔54内の球状の封止材7aを第1実施形態での第2の封止工程と同様に溶融させて封止材7bとする。その後、封止材7bを凝固させて貫通孔54内に封止材7を充填する。これにより、凹部52が大気圧状態で封止される。
このように本実施形態では、接合工程と同時に一方の凹部を省略することができる。よって、第1実施形態での第1の封止工程および第2の封止工程のうちの一方を省略することができる。よって、より容易に物理量センサー1Aを製造することができる。
なお、本実施形態では、用意工程において予め球状の封止材7aが貫通孔54に配置されているが、本発明では、これに限定されず、封止工程を行う以前であれば、どの工程で封止材7aを貫通孔54に配置してもよい。
2.電子機器
次いで、物理量センサー1を適用した電子機器について、図8〜図10に基づき、詳細に説明する。
次いで、物理量センサー1を適用した電子機器について、図8〜図10に基づき、詳細に説明する。
図8は、本発明の物理量センサーを備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度検知手段として機能する物理量センサー1が内蔵されている。
図9は、本発明の物理量センサーを備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度検知手段として機能する物理量センサー1が内蔵されている。
図10は、本発明の物理量センサーを備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなディジタルスチルカメラ1300には、角速度検知手段として機能する物理量センサー1が内蔵されている。
なお、本発明の物理量センサーを備える電子機器は、図8のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図9の携帯電話機、図10のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
3.移動体
次いで、図1に示す物理量センサーを適用した移動体について、図11に基づき、詳細に説明する。
次いで、図1に示す物理量センサーを適用した移動体について、図11に基づき、詳細に説明する。
図11は、本発明の物理量センサーを備える移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。自動車1500には、角速度検知手段として機能する物理量センサー1が内蔵されており、物理量センサー1によって車体1501の姿勢を検出することができる。物理量センサー1からの信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。その他、このような姿勢制御は、二足歩行ロボットやラジコンヘリコプターで利用することができる。以上のように、各種移動体の姿勢制御の実現にあたって、物理量センサー1が組み込まれる。
以上、本発明の物理量センサーの製造方法、物理量センサー、電子機器および移動体を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、物理量センサーを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の物理量センサーの製造方法、物理量センサー、電子機器および移動体は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、前記第1実施形態では、各貫通孔に配置される封止材は、同じ材料でそれぞれ構成されているが本発明では、これに限定されず、互いに異なる材料で構成されていてもよい。
なお、配置工程もチャンバー内で行ってもよく、接合工程もチャンバー内で行ってもよい。
また、前記各実施形態では、貫通孔は、その深さ方向の全長にわたって幅(孔径)が漸減しているが、本発明ではこれに限定されず、段階的に減少していてもよく、幅(孔径)が一定の部分を有していてもよい。
また、前記各実施形態では、凹部は、1つ、または、2つ設けられているが、本発明ではこれに限定されず、凹部は3つ以上形成されており、各凹部にセンサー素子をそれぞれ配置してもよい。
また、前記実施形態では、チャンバー内の温度を上げることによって封止材を溶融しているが、本発明ではこれに限定されず、例えば、レーザーを封止材に照射して封止材を溶融してもよい。
また、前記各実施形態では、第1の凹部を第2の凹部よりも先に封止しているが、本発明ではこれに限定されず、第2の凹部を先に封止してもよい。
1……物理量センサー
1A……物理量センサー
2……支持基板
21……空洞部
22……空洞部
3……ジャイロセンサー素子
31……可動体
32……振動体
33……梁部
34……固定部
35……駆動バネ部
36……可動駆動電極部
37……可動検出電極部
38a……固定駆動電極部
38b……固定駆動電極部
39……固定検出電極部
4……加速度センサー素子
41……支持部
42……支持部
43……可動部
431……基部
432……可動電極指
44……連結部
45……連結部
48……第1固定電極指
49……第2固定電極指
5……封止基板
51……凹部
52……凹部
53……貫通孔
54……貫通孔
6、6a、6b……封止材
7、7a、7b……封止材
1100……パーソナルコンピューター
1102……キーボード
1104……本体部
1106……表示ユニット
1108……表示部
1200……携帯電話機
1202……操作ボタン
1204……受話口
1206……送話口
1208……表示部
1300……ディジタルスチルカメラ
1302……ケース
1304……受光ユニット
1306……シャッターボタン
1308……メモリー
1310……表示部
1312……ビデオ信号出力端子
1314……入出力端子
1430……テレビモニター
1440……パーソナルコンピューター
1500……自動車
1501……車体
1502……車体姿勢制御装置
1503……車輪
T2……融点
T5……融点
T6a……融点
T6b……融点
1A……物理量センサー
2……支持基板
21……空洞部
22……空洞部
3……ジャイロセンサー素子
31……可動体
32……振動体
33……梁部
34……固定部
35……駆動バネ部
36……可動駆動電極部
37……可動検出電極部
38a……固定駆動電極部
38b……固定駆動電極部
39……固定検出電極部
4……加速度センサー素子
41……支持部
42……支持部
43……可動部
431……基部
432……可動電極指
44……連結部
45……連結部
48……第1固定電極指
49……第2固定電極指
5……封止基板
51……凹部
52……凹部
53……貫通孔
54……貫通孔
6、6a、6b……封止材
7、7a、7b……封止材
1100……パーソナルコンピューター
1102……キーボード
1104……本体部
1106……表示ユニット
1108……表示部
1200……携帯電話機
1202……操作ボタン
1204……受話口
1206……送話口
1208……表示部
1300……ディジタルスチルカメラ
1302……ケース
1304……受光ユニット
1306……シャッターボタン
1308……メモリー
1310……表示部
1312……ビデオ信号出力端子
1314……入出力端子
1430……テレビモニター
1440……パーソナルコンピューター
1500……自動車
1501……車体
1502……車体姿勢制御装置
1503……車輪
T2……融点
T5……融点
T6a……融点
T6b……融点
Claims (10)
- 第1のセンサー素子および第2のセンサー素子が設けられた支持基板と、第1の凹部および第2の凹部が前記支持基板側に設けられているとともに、前記第1の凹部と連通する貫通孔を有する封止基板と、を用意する用意工程と、
前記第1の凹部に前記第1のセンサー素子を収納するとともに、前記第2の凹部に前記第2のセンサー素子を収納するように前記支持基板に前記封止基板を接合する接合工程と、
前記貫通孔に、前記支持基板および前記封止基板の融点または軟化点よりも融点が低い封止材を充填して前記第1の凹部を封止する封止工程と、を有することを特徴とする物理量センサーの製造方法。 - 前記接合工程では、前記第2の凹部を、前記支持基板と前記封止基板との接合によって封止する請求項1に記載の物理量センサーの製造方法。
- 前記貫通孔を第1の貫通孔とし、前記封止材を第1の封止材とし、前記封止工程を第1の封止工程としたとき、
前記封止基板は、前記第2の凹部と連通する第2の貫通孔を有し、
前記第2の貫通孔に充填された第2の封止材により前記第2の凹部を封止する第2の封止工程を有している請求項1に記載の物理量センサーの製造方法。 - 前記封止材は、金属材料を含み、
前記封止工程では、前記封止材を溶融させることにより、前記第1の凹部を封止する請求項3に記載の物理量センサーの製造方法。 - 前記第1の凹部の封止と前記第2の凹部の封止とは、互いに圧力が異なる雰囲気下で行われる請求項2ないし4のいずれか1項に記載の物理量センサーの製造方法。
- 前記第1のセンサー素子は、ジャイロセンサー素子であり、前記第2のセンサー素子は、加速度センサー素子であり、
前記第1の凹部の封止は、大気圧よりも低い圧力の第1の雰囲気下で行われ、前記第2の凹部の封止は、前記第1の雰囲気下よりも圧力が高い第2の雰囲気下で行われる請求項2ないし5のいずれか1項に記載の物理量センサーの製造方法。 - 支持基板と、
前記支持基板の一方の面上に設けられた第1のセンサー素子と、
前記支持基板の前記一方の面上で、かつ、前記第1のセンサー素子とは異なる位置に設けられた第2のセンサー素子と、
前記第1のセンサー素子を収納する第1の凹部と、前記第2のセンサー素子を収納する第2の凹部と、前記第1の凹部と連通する貫通孔とを有し、前記支持基板に接合された封止基板と、
前記貫通孔に充填され、前記第1の凹部を封止する封止材と、を備え、
前記封止材の融点は、前記支持基板および前記封止基板の融点または軟化点よりも低いことを特徴とする物理量センサー。 - 前記貫通孔は、前記第1の凹部に向って横断面積が減少している部分を有している請求項7に記載の物理量センサー。
- 請求項7または8に記載の物理量センサーを備えることを特徴とする電子機器。
- 請求項7または8に記載の物理量センサーを備えることを特徴とする移動体。
Priority Applications (3)
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JP2014155930A JP2016033464A (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 物理量センサーの製造方法、物理量センサー、電子機器および移動体 |
CN201510455242.4A CN105319392A (zh) | 2014-07-31 | 2015-07-29 | 物理量传感器及其制造方法、电子设备及移动体 |
US14/812,255 US20160033273A1 (en) | 2014-07-31 | 2015-07-29 | Method for manufacturing physical quantity sensor, physical quantity sensor, electronic device, and moving body |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014155930A JP2016033464A (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 物理量センサーの製造方法、物理量センサー、電子機器および移動体 |
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Cited By (1)
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2014
- 2014-07-31 JP JP2014155930A patent/JP2016033464A/ja active Pending
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