JP2016032712A5 - - Google Patents
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Description
パチンコ機等の遊技機では、本体枠と扉枠との隙間からピアノ線等の細長い不正工具を遊技領域内に侵入させて、受入口への遊技媒体の受入れを検知するセンサを誤作動させたり、遊技領域内に植設された障害釘を曲げたりする不正行為が行われる問題があった。この問題に対して、扉枠を開閉可能に支持する一対のヒンジ機構の間に、弾性変形可能な板状のガイド部を備え、扉枠と本体枠の間にバール等を挿入して隙間を広げようとしても、弾性変形するガイド部によって隙間を覆って不正工具を挿入することができないようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、従来の遊技機では、線材を取り付けた遊技媒体を、通常の遊技媒体と同様に貯留部から遊技領域内へ発射して行うような不正行為については考慮されていなかった。
そこで、本発明は上記の実情に鑑み、遊技媒体に線材を付着して行われる不正行為を抑止することが可能な遊技機の提供を課題とするものである。
本発明は、
複数の遊技媒体を貯留可能な貯留手段と、
前記貯留手段に貯留された遊技媒体を通過口を介して発射位置に送り出す球送り手段と、
前記球送り手段により前記発射位置に送り出された遊技媒体を遊技領域に向けて一つずつ発射可能な発射手段と、
を具備する遊技機であって、
前記球送り手段は、
金属板材の先端から基端側へ向かって伸びる分割線を挟んで一方側の先端と他方側の先端とが相対的に遠ざかるように前記金属板材の板面に対して前記一方側の先端のみを直角方向へ屈曲させ、基端側へ向かうに従って隙間が狭くなるように形成された不正防止部材を具備し、
前記金属板材は、遊技媒体に設けられる線材を前記隙間に誘導可能な誘導部を有し、該誘導部は、前記金属板材の先端から前記分割線に向けて斜状に形成され、
前記通過口の開口縁の一部が前記金属板材における前記隙間と連通しており、
前記球送り手段には、前記不正防止部材を収容可能な収容部が形成され、
前記不正防止部材は、前記通過口の開口縁のうち、前記発射位置から発射された遊技媒体の進行方向側の部位に前記隙間が位置するように、前記収容部に収容され、
さらに、前記金属板材における前記直角方向に屈曲していない非屈曲部の面積は、前記直角方向に屈曲している部位の面積よりも大きい
ことを特徴とする。
また、本発明とは別に開示する別発明の手段を以下に示す。
手段1:遊技機において、
「遊技者の操作によって遊技媒体が打込まれる遊技領域と、
該遊技領域の後端を区画し、正面視略中央に前後方向へ貫通した開口部を有する板状の遊技パネルと、
該遊技パネルの後側で前記開口部よりも下側に配置され左右方向へ延びた板状のユニットベースと、
該ユニットベースの左右方向略中央の位置に昇降可能に支持され、前記遊技領域内に遊技媒体が打込まれることで変化する遊技状態に応じて正面視前記開口部の内側と下側との間で昇降する板状で所定の装飾を有した中装飾体と、
該中装飾体の左右両側の位置で基端側が前記ユニットベースによって回動可能に支持されると共に、前記中装飾体が正面視前記開口部の内側へ上昇した状態で正面視前記開口部の内側へ回動させると先端同士が当接して前記中装飾体の外周を囲うように形成され、前記遊技状態に応じて前記中装飾体とは独立して正面視前記開口部の内側と外側との間で回動する板状で所定の装飾を有した一対のサイド装飾体と、
該サイド装飾体及び前記中装飾体の前側で左右方向略中央の位置に前記ユニットベースによって昇降可能に支持され、前記遊技状態に応じて前記中装飾体及び前記サイド装飾体とは独立して正面視前記開口部の内側と下側との間で昇降する板状で所定の装飾を有した前装飾体と
を具備する」ものであることを特徴とする。
複数の遊技媒体を貯留可能な貯留手段と、
前記貯留手段に貯留された遊技媒体を通過口を介して発射位置に送り出す球送り手段と、
前記球送り手段により前記発射位置に送り出された遊技媒体を遊技領域に向けて一つずつ発射可能な発射手段と、
を具備する遊技機であって、
前記球送り手段は、
金属板材の先端から基端側へ向かって伸びる分割線を挟んで一方側の先端と他方側の先端とが相対的に遠ざかるように前記金属板材の板面に対して前記一方側の先端のみを直角方向へ屈曲させ、基端側へ向かうに従って隙間が狭くなるように形成された不正防止部材を具備し、
前記金属板材は、遊技媒体に設けられる線材を前記隙間に誘導可能な誘導部を有し、該誘導部は、前記金属板材の先端から前記分割線に向けて斜状に形成され、
前記通過口の開口縁の一部が前記金属板材における前記隙間と連通しており、
前記球送り手段には、前記不正防止部材を収容可能な収容部が形成され、
前記不正防止部材は、前記通過口の開口縁のうち、前記発射位置から発射された遊技媒体の進行方向側の部位に前記隙間が位置するように、前記収容部に収容され、
さらに、前記金属板材における前記直角方向に屈曲していない非屈曲部の面積は、前記直角方向に屈曲している部位の面積よりも大きい
ことを特徴とする。
また、本発明とは別に開示する別発明の手段を以下に示す。
手段1:遊技機において、
「遊技者の操作によって遊技媒体が打込まれる遊技領域と、
該遊技領域の後端を区画し、正面視略中央に前後方向へ貫通した開口部を有する板状の遊技パネルと、
該遊技パネルの後側で前記開口部よりも下側に配置され左右方向へ延びた板状のユニットベースと、
該ユニットベースの左右方向略中央の位置に昇降可能に支持され、前記遊技領域内に遊技媒体が打込まれることで変化する遊技状態に応じて正面視前記開口部の内側と下側との間で昇降する板状で所定の装飾を有した中装飾体と、
該中装飾体の左右両側の位置で基端側が前記ユニットベースによって回動可能に支持されると共に、前記中装飾体が正面視前記開口部の内側へ上昇した状態で正面視前記開口部の内側へ回動させると先端同士が当接して前記中装飾体の外周を囲うように形成され、前記遊技状態に応じて前記中装飾体とは独立して正面視前記開口部の内側と外側との間で回動する板状で所定の装飾を有した一対のサイド装飾体と、
該サイド装飾体及び前記中装飾体の前側で左右方向略中央の位置に前記ユニットベースによって昇降可能に支持され、前記遊技状態に応じて前記中装飾体及び前記サイド装飾体とは独立して正面視前記開口部の内側と下側との間で昇降する板状で所定の装飾を有した前装飾体と
を具備する」ものであることを特徴とする。
このように、本発明によれば、遊技媒体に線材を付着して行われる不正行為を抑止することが可能な遊技機を提供することができる。
Claims (2)
- 複数の遊技媒体を貯留可能な貯留手段と、
前記貯留手段に貯留された遊技媒体を通過口を介して発射位置に送り出す球送り手段と、
前記球送り手段により前記発射位置に送り出された遊技媒体を遊技領域に向けて一つずつ発射可能な発射手段と、
を具備する遊技機であって、
前記球送り手段は、
金属板材の先端から基端側へ向かって伸びる分割線を挟んで一方側の先端と他方側の先端とが相対的に遠ざかるように前記金属板材の板面に対して前記一方側の先端のみを直角方向へ屈曲させ、基端側へ向かうに従って隙間が狭くなるように形成された不正防止部材を具備し、
前記金属板材は、遊技媒体に設けられる線材を前記隙間に誘導可能な誘導部を有し、該誘導部は、前記金属板材の先端から前記分割線に向けて斜状に形成され、
前記通過口の開口縁の一部が前記金属板材における前記隙間と連通しており、
前記球送り手段には、前記不正防止部材を収容可能な収容部が形成され、
前記不正防止部材は、前記通過口の開口縁のうち、前記発射位置から発射された遊技媒体の進行方向側の部位に前記隙間が位置するように、前記収容部に収容され、
さらに、前記金属板材における前記直角方向に屈曲していない非屈曲部の面積は、前記直角方向に屈曲している部位の面積よりも大きい
ことを特徴とする遊技機。 - 前記通過口は、遊技媒体が通過可能な第1開口と、該第1開口よりも小さく線材が進入可能な第2開口とが連続して形成されたものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015224522A JP6032773B2 (ja) | 2015-11-17 | 2015-11-17 | 遊技機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015224522A JP6032773B2 (ja) | 2015-11-17 | 2015-11-17 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2016032712A5 true JP2016032712A5 (ja) | 2016-06-16 |
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ID=55451904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015224522A Active JP6032773B2 (ja) | 2015-11-17 | 2015-11-17 | 遊技機 |
Country Status (1)
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2015
- 2015-11-17 JP JP2015224522A patent/JP6032773B2/ja active Active