JP2016032155A - 遠隔会議システム、サーバ装置用のプログラム及び端末装置用のプログラム - Google Patents

遠隔会議システム、サーバ装置用のプログラム及び端末装置用のプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】遠隔会議において1台の端末装置で端末装置用のプログラムを複数起動し複数の会議プロセスが実行される場合において音の出力と未出力を制御することができる、遠隔会議システム、サーバ装置用のプログラム及び端末装置用のプログラムを提供する。【解決手段】サーバ装置では、複数の端末装置のそれぞれから送信される遠隔会議への接続要求に含まれる、会議室情報と接続要求の送信元である端末装置を識別する端末情報が関連付けて第一記憶領域に登録される。複数の端末装置のそれぞれで実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して音データが取得される。第一記憶領域で、取得された音データの送信元装置を識別する第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる、第二種端末情報により識別される転送先装置で実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して音データが送信される。【選択図】図11

Description

本発明は、複数の端末装置とサーバ装置を含む遠隔会議システムと、サーバ装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムと、端末装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムに関する。
ネットワークを介した遠隔会議に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、多地点画像通信方式が開示されている。この多地点画像通信方式は、複数の通信端末装置と多地点接続装置により実現される。各通信端末装置は、複数のテレビカメラを備える。各通信端末装置は、複数のテレビカメラからの画像信号を多重化し、多地点接続装置へ送信する。その時、有効チャネル情報も送信される。多地点接続装置は、各通信端末装置に、他の通信端末装置の有効チャネル情報を通知する。各通信端末装置は、他の通信端末装置とその有効チャネルの中から、会議の進行上必要とする有効チャネルを選択して表示操作部から入力する。この選択情報は多地点接続装置に送信される。多地点接続装置では、有効チャネルの画像信号が多重化される。各通信端末装置では、多地点接続装置からの多重化画像信号が分離されてモニタに表示される。
特開平5−292494号公報
相手方装置を操作する会議相手との遠隔会議に参加するユーザが操作する端末装置では、遠隔会議の実行時に、端末装置用のプログラムが実行される。このプログラムによる1個のプロセスで、自装置に設けられた撮影部のうちの1台の撮影部で撮影された映像を処理対象とする仕様が考えられる。発明者は、このような仕様において、複数の撮影部を備える1台の端末装置で、端末装置用のプログラムを複数起動させて、同一の遠隔会議に接続する仕様について検討を行った。プログラム起動後の各プロセスでは、異なる撮影部で撮影された映像がそれぞれ処理対象とされる。この場合、遠隔会議を実行するサーバ装置からは、1台の端末装置で同時に実行される各会議プロセスは、それぞれ別の接続先として取り扱われる。そのため、前述の1台の端末装置では、複数の撮影部で撮影された各映像を多重化する必要がない。従って、例えば、端末装置の処理能力が高性能でない場合であっても、従来技術と同様の機能を得ることができる。
上述したように、1台の端末装置で実行される複数の会議プロセスがそれぞれ同一の遠隔会議に接続した場合、複数の会議プロセスは、サーバ装置からはそれぞれ別の接続先として取り扱われる。そのため、第一の会議プロセスで送信された音データが第二以降の会議プロセスで取得され再生されることとなる。この端末装置のユーザは、例えば、自分が発した自分の声を、その後、遅れて聞くこととなる。
本発明は、遠隔会議において1台の端末装置で端末装置用のプログラムを複数起動し複数の会議プロセスが実行される場合において音の出力と未出力を制御することができる、遠隔会議システム、サーバ装置用のプログラム及び端末装置用のプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面は、ネットワークに接続された遠隔会議に用いられる複数の端末装置と、前記ネットワークに接続された遠隔会議を実行するサーバ装置と、を含む遠隔会議システムであって、前記端末装置は、接続先となる遠隔会議を識別する会議室情報を取得する第一取得手段と、前記第一取得手段で取得された会議室情報により識別される遠隔会議において、自端末装置を識別する端末情報を取得する第二取得手段と、前記第一取得手段で取得された会議室情報と、前記第二取得手段で取得された端末情報と、を含む、前記第一取得手段で取得された会議室情報により識別される遠隔会議への接続要求を、前記ネットワークに接続された自端末装置の第一通信部から前記サーバ装置に送信する第一送信制御手段と、自端末装置の集音部で集音された音に対応する音データを、接続要求に応じて、自端末装置で実行されている会議プロセスと前記サーバ装置との間で確立されたセッションを介して、前記第一通信部から送信する第二送信制御手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記複数の端末装置のそれぞれから送信される接続要求に含まれる、会議室情報と、接続要求の送信元である前記端末装置を識別する端末情報と、を関連付けて前記サーバ装置の第一記憶領域に登録する第一登録手段と、前記複数の端末装置のそれぞれからの接続要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記複数の端末装置のそれぞれから送信される音データを、前記ネットワークに接続された前記サーバ装置の第二通信部を介して取得する第三取得手段と、前記第一記憶領域で、前記第三取得手段で取得された音データの送信元である前記複数の端末装置のうちの送信元装置を識別する端末情報としての第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる、端末情報としての第二種端末情報により識別される、前記複数の端末装置から前記送信元装置を除いた転送先装置からの接続要求に応じて、前記転送先装置で実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第三取得手段で取得された音データを、前記第二通信部から送信する第三送信制御手段と、を備える遠隔会議システムである。
これによれば、サーバ装置では、音データの転送先装置を遠隔会議に接続している端末装置毎に管理することができる。会議室情報と端末情報を関連付けて管理することができる。1台の端末装置で複数の会議プロセスが実行されて各会議プロセスとサーバ装置が接続されたとする。サーバ装置では、各端末装置で実行されている複数の会議プロセスは、それぞれ別の接続先として取り扱われる。このような場合であっても、音データは、音データの送信元装置である端末装置を除いた端末装置を転送先装置として送信される。音データが送信元装置に転送されることを防止することができる。
本発明の他の側面は、ネットワークに接続された複数の端末装置による遠隔会議を実行する前記ネットワークに接続されたサーバ装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、前記コンピュータを、前記複数の端末装置のそれぞれから送信される遠隔会議への接続要求に含まれる、接続先となる遠隔会議を識別する会議室情報と、接続要求の送信元である前記端末装置を識別する端末情報と、を関連付けて前記サーバ装置の第一記憶領域に登録する第一登録手段と、前記複数の端末装置のそれぞれからの接続要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記複数の端末装置のそれぞれから送信される音データを、前記ネットワークに接続された前記サーバ装置の第二通信部を介して取得する第三取得手段と、前記第一記憶領域で、前記第三取得手段で取得された音データの送信元である前記複数の端末装置のうちの送信元装置を識別する端末情報としての第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる、端末情報としての第二種端末情報により識別される、前記複数の端末装置から前記送信元装置を除いた転送先装置からの接続要求に応じて、前記転送先装置で実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第三取得手段で取得された音データを、前記第二通信部から送信する第三送信制御手段と、して機能させるプログラムである。
これによれば、音データの転送先装置を遠隔会議に接続している端末装置毎に管理することができる。上記同様の音データの転送を実現することができる。
このプログラムは、前記コンピュータを、前記複数の端末装置のそれぞれからの第一発行要求に応じて、端末情報を発行し、発行された端末情報を前記第二通信部から第一発行要求の送信元である前記端末装置に送信する第一発行手段として機能させる、ようにしてもよい。これによれば、端末装置からの第一発行要求に応じて端末情報を発行することができる。第一発行要求の送信元の端末装置に対して端末情報を通知することができる。
このプログラムは、前記コンピュータを、前記複数の端末装置のそれぞれからの第二発行要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されているセッションを確立させる会議プロセスを識別するプロセス情報を発行し、発行されたプロセス情報を前記第二通信部から第二発行要求の送信元である前記端末装置に送信する第二発行手段として機能させ、前記第一登録手段は、接続要求に含まれる、会議室情報と、端末情報と、前記第二発行手段で発行されたプロセス情報と、を関連付けて前記第一記憶領域に登録する機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、端末装置からの第二発行要求に応じてプロセス情報を発行することができる。第二発行要求の送信元の端末装置に対してプロセス情報を通知することができる。会議室情報と端末情報とプロセス情報を関連付けて管理することができる。
このプログラムにおいて、前記第三送信制御手段は、前記第一記憶領域で、第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる第二種端末情報に対して、前記第一記憶領域に、複数のプロセス情報が関連付けて登録されている場合、複数のプロセス情報のうちの1個の第一種プロセス情報により識別される前記転送先装置で実行されている会議プロセスとしての第一種プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第三取得手段で取得された音データを送信し、複数のプロセス情報から第一種プロセス情報を除いた第二種プロセス情報により識別される前記転送先装置で実行されている会議プロセスとしての第二種プロセスとの間で確立されたセッションを介しては、前記第三取得手段で取得された音データを送信しない、機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、転送先装置で実行されている複数の会議プロセスのうちの1個の第一種プロセスとの間で確立されたセッションを介して音データを送信することができる。転送先装置で実行されている複数の会議プロセスのうちの第二種プロセスとの間で確立されたセッションを介しては音データが送信されない。従って、1台の転送先装置に1個の音データを送信することができる。換言すれば、1台の転送先装置に同一の音データが複数回転送されることを防止することができる。
このプログラムは、前記コンピュータを、前記複数の端末装置のそれぞれからの接続要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記複数の端末装置のそれぞれから送信される映像データを、前記第二通信部を介して取得する第四取得手段と、前記第一記憶領域で、前記第四取得手段で取得された映像データの送信元である前記送信元装置を識別する第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる、第二種端末情報により識別される、前記転送先装置からの接続要求に応じて、前記転送先装置で実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第四取得手段で取得された映像データを、前記第二通信部から送信する第四送信制御手段と、して機能させる、ようにしてもよい。これによれば、映像データについても、音データと同様、転送先装置を遠隔会議に接続している端末装置毎に管理することができる。1台の端末装置で複数の会議プロセスが実行されて各会議プロセスとサーバ装置が接続されたとする。上述した通り、サーバ装置では、各端末装置で実行されている複数の会議プロセスは、それぞれ別の接続先として取り扱われる。このような場合であっても、映像データは、映像データの送信元装置である端末装置を除いた端末装置を転送先装置として送信される。映像データが送信元装置に転送されることを防止することができる。
このプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記複数の端末装置のそれぞれからの第二発行要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されているセッションを確立させる会議プロセスを識別するプロセス情報を発行し、発行されたプロセス情報を前記第二通信部から第二発行要求の送信元である前記端末装置に送信する第二発行手段として機能させ、前記第一登録手段は、接続要求に含まれる、会議室情報と、端末情報と、前記第二発行手段で発行されたプロセス情報と、を関連付けて前記第一記憶領域に登録する機能を含み、前記第四送信制御手段は、前記第一記憶領域で、第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる第二種端末情報に対して、前記第一記憶領域に、複数のプロセス情報が関連付けて登録されている場合、複数のプロセス情報のうちの1個の第一種プロセス情報により識別される前記転送先装置で実行されている会議プロセスとしての第一種プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第四取得手段で取得された映像データを送信し、複数のプロセス情報から第一種プロセス情報を除いた第二種プロセス情報により識別される前記転送先装置で実行されている会議プロセスとしての第二種プロセスとの間で確立されたセッションを介しては、前記第四取得手段で取得された映像データを送信しない、機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、転送先装置で実行されている複数の会議プロセスのうちの1個の第一種プロセスとの間で確立されたセッションを介して映像データを送信することができる。転送先装置で実行されている複数の会議プロセスのうちの第二種プロセスとの間で確立されたセッションを介しては映像データが送信されない。従って、1台の転送先装置に1個の映像データを送信することができる。換言すれば、1台の転送先装置に同一の映像データが複数回転送されることを防止することができる。
本発明の更に他の側面は、ネットワークに接続されたサーバ装置により実行される遠隔会議に用いられる前記ネットワークに接続された端末装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、前記コンピュータを、接続先となる遠隔会議を識別する会議室情報を取得する第一取得手段と、前記第一取得手段で取得された会議室情報により識別される遠隔会議において、自端末装置を識別する端末情報を取得する第二取得手段と、前記第一取得手段で取得された会議室情報と、前記第二取得手段で取得された端末情報と、を含む、前記第一取得手段で取得された会議室情報により識別される遠隔会議への接続を要求する接続要求を、前記ネットワークに接続された自端末装置の第一通信部から前記サーバ装置に送信する第一送信制御手段と、自端末装置の集音部で集音された音に対応する音データを、接続要求に応じて、自端末装置で実行されている前記プログラムによる会議プロセスと前記サーバ装置との間で確立されたセッションを介して、前記第一通信部から送信する第二送信制御手段と、して機能させるプログラムである。
これによれば、上記のプログラムによるサーバ装置により実行される遠隔会議に用いることができる端末装置を実現することができる。
このプログラムにおいて、前記第二取得手段は、前記サーバ装置に対する第一発行要求に応じて、前記サーバ装置から送信される自端末装置を識別する端末情報を、前記第一通信部を介して取得する機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、サーバ装置に対する第一発行要求により端末情報を取得することができる。
このプログラムは、前記コンピュータを、前記第一取得手段で取得された会議室情報と、前記第二取得手段で取得された端末情報と、を関連付けて、自端末装置の第二記憶領域に登録する第二登録手段として機能させ、前記第二取得手段は、前記第二記憶領域に端末情報が登録されている場合、端末情報を前記第二記憶領域から取得する機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、取得された端末情報を会議室情報と関連付けて管理することができる。端末装置で複数の会議プロセスが実行されるとする。端末装置では、会議プロセスの初回起動時にサーバ装置から端末情報が取得される。取得された端末情報は、会議室情報に関連付けて第二記憶領域に登録される。2回目以降の会議プロセスの起動時には、第一発行要求によらずに第二記憶領域から端末情報を取得することができる。
このプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記サーバ装置に対する第二発行要求に応じて、前記サーバ装置で発行され且つ前記サーバ装置から送信される会議プロセスを識別するプロセス情報を、前記第一通信部を介して取得する第五取得手段として機能させ、前記第一送信制御手段は、会議室情報と、端末情報と、前記第五取得手段で取得されたプロセス情報と、を含む接続要求を、前記第一通信部から前記サーバ装置に送信する機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、サーバ装置に対する第二発行要求によりプロセス情報を取得することができる。端末装置では接続要求に、会議室情報と端末情報とプロセス情報を含めることができる。サーバ装置では、接続要求から、会議室情報により識別される遠隔会議に接続を要求する端末装置で実行されている会議プロセスを特定することができる。
このプログラムは、前記コンピュータを、自端末装置の撮影部で撮影された映像に対応する映像データを、会議プロセスと前記サーバ装置との間で確立されたセッションを介して、前記第一通信部から送信する第五送信制御手段と、して機能させる、ようにしてもよい。これによれば、会議プロセスとサーバ装置の間で確立されたセッションを介して映像データを送信することができる。
本発明によれば、遠隔会議において1台の端末装置で端末装置用のプログラムを複数起動し複数の会議プロセスが実行される場合において音の出力と未出力を制御することができる、遠隔会議システム、サーバ装置用のプログラム及び端末装置用のプログラムを得ることができる。
遠隔会議システムの一例を示す図である。 参加者リストの一例を示す図である。上段から中段は、参加者リストへの各IDの登録を示す。中段から下段は、参加者リストからの各IDの削除を示す。 遠隔会議画面の一例を示す図である。 クライアント起動処理のフローチャートである。 音受信処理のフローチャートである。 音送信処理のフローチャートである。 カメラ起動処理のフローチャートである。 カメラ選択画面の一例を示す図である。 終了処理のフローチャートである。 サーバ接続処理のフローチャートである。 音転送処理のフローチャートである。 音転送リストの一例を示す図である。 映像転送処理のフローチャートである。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。他の構成を含むようにしてもよい。
<遠隔会議システム>
遠隔会議システム10について、図1〜図3を参照して説明する。遠隔会議システム10は、図1に示すように、サーバ装置20と、端末装置30と、2台の相手方装置81,82を含む。以下では、端末装置30と2台の相手方装置81,82により行われる遠隔会議を例として説明する。即ち、端末装置30と相手方装置81,82は、所定の会議IDで識別される同一の遠隔会議に接続しているものとする。遠隔会議システム10による遠隔会議は、端末装置30と1台の相手方装置、又は、端末装置30と3台以上の相手方装置で行われるようにしてもよい。会議IDは、端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議を識別する会議室情報である。
会議IDにより識別される遠隔会議において、端末装置30と相手方装置81,82は、端末IDにより識別される。実施形態では、端末装置30と相手方装置81,82の各端末IDは、次の通りとする。端末装置30の端末IDは「PC A」とする。相手方装置81の端末IDは「PC B」とする。相手方装置82の端末IDは「PC C」とする。
サーバ装置20と端末装置30と相手方装置81,82は、ネットワーク90に接続されている。ネットワーク90は、例えば、インターネットのようなネットワークである。遠隔会議システム10において、端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議は、サーバ装置20を経由して行われる。即ち、サーバ装置20は、端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議を実行する。
端末装置30と相手方装置81,82は、ネットワーク90を介した通信機能を有する通信装置である。端末装置30と相手方装置81,82は、パーソナルコンピュータのような通信装置である。端末装置30と相手方装置81,82は、スマートフォン又はタブレット端末のような通信装置であってもよい。端末装置30の構成については後述する。「相手方装置」との名称は、端末装置30を主として説明する実施形態において、この端末装置30と区別するための形式的なものである。相手方装置81,82でも、後述する端末装置30と同様の処理が実行され、同様の機能が実現される。相手方装置81,82に関する説明は適宜省略する。
端末装置30では、サーバ装置20のURLを対象とした操作が受け付けられる。端末装置30は、このURLに従いサーバ装置20にアクセスする。これに伴い、遠隔会議用のクライアント側のプログラムが起動される。実施形態では、遠隔会議用のクライアント側のプログラムを「クライアントプログラム」という。クライアントプログラムを起動させる起動コマンドは、実行ファイルの指定情報と、サーバ装置20の指定情報と、会議IDの指定情報を含む。例えば、起動コマンドは、「ABCJoin.exe /Server=Japan1.ABCJoin.com /Meeting=1234」として定義される。「ABCJoin.exe」は、実行ファイルを指定する指定情報である。「Server=Japan1.ABCJoin.com」は、サーバ装置20を指定する指定情報である。「Meeting=1234」は、会議IDを指定する指定情報である。起動コマンドを介してクライアントプログラムが起動されると、端末装置30では、起動されたクライアントプログラムによるプロセスが実行中となる。実施形態では、クライアントプログラムによるプロセスを「会議プロセス」という。端末装置30で実行中の会議プロセスは、サーバ装置20が実行する会議IDにより識別される遠隔会議に接続された状態となる。即ち、サーバ装置20と端末装置30における会議プロセスの間には、音データの通信用の音セッションと映像データの通信用の映像セッションが確立される。
遠隔会議システム10では、端末装置30と相手方装置81,82の各通信装置でクライアントプログラムを複数起動させることができる。この場合、各通信装置では、起動数に応じた数の会議プロセスが実行される。例えば、端末装置30に、後述するカメラ42,54が撮影範囲を異ならせた状態で2台設けられているとする。端末装置30では、クライアントプログラムを2回起動させ、2個の会議プロセスを実行させることができる。2個の会議プロセスのうちの1個は、カメラ42を対象とする。2個の会議プロセスのうちの他の1個は、カメラ54を対象とする。従って、2個の会議プロセスにおける各映像セッションでは、カメラ42,54のそれぞれで撮影された異なる映像データがサーバ装置20に送信される。
詳細は省略するが、相手方装置81,82のそれぞれでも、端末装置30と同様、相手方装置81,82のそれぞれで実行される会議プロセスは、サーバ装置20と接続される。サーバ装置20と相手方装置81,82のそれぞれにおける会議プロセスの間には、音データの通信用の音セッションと映像データの通信用の映像セッションが確立される。上述した通り、相手方装置81,82のそれぞれでも、クライアントプログラムを複数起動させ、複数の会議プロセスを同時に実行させることができる。
会議IDにより識別される遠隔会議において、端末装置30と相手方装置81,82のそれぞれで実行される会議プロセスは、プロセスIDにより識別される。プロセスIDは、会議プロセスを識別するプロセス情報である。端末装置30と相手方装置81,82のそれぞれで実行される会議プロセスにおいて確立された音セッションは、音セッションIDにより識別される。音セッションIDは、音セッションを識別する情報である。端末装置30と相手方装置81,82のそれぞれで実行される会議プロセスにおいて確立された映像セッションは、映像セッションIDにより識別される。映像セッションIDは、映像セッションを識別する情報である。
図1では、端末装置30と相手方装置81,82の各通信装置がそれぞれ2台のカメラを備える構成が示されている。但し、各通信装置が備えるカメラの台数は1台又は3台以上としてもよい。更に、各通信装置が備えるカメラの台数は、それぞれ異なる台数としてもよい。
サーバ装置20では、参加者リストが記憶される。参加者リストは、図2に示すように、会議IDに関連付けて、端末IDとプロセスIDと音セッションIDと映像セッションIDを登録したリストである。この参加者リストにおいて、プロセスIDと音セッションIDと映像セッションIDのそれぞれは、同じ端末IDに対して1個又は複数個関連付けられる。例えば、端末装置30と相手方装置81,82の各通信装置における会議プロセスが2個である場合、会議ID「1234」により識別される遠隔会議における参加者リストは、図2に示すような登録状態となる。図2に示す参加者リストに登録されたプロセスIDと音セッションIDと映像セッションIDは、次の通りである。
プロセスID「Process3」は、相手方装置81で実行されている第三の会議プロセスを識別するプロセスIDである。音セッションID「Audio3」は、第三の会議プロセスによる音セッションを識別する音セッションIDである。映像セッションID「Video3」は、第三の会議プロセスによる映像セッションを識別する映像セッションIDである。プロセスID「Process4」は、相手方装置81で実行されている第四の会議プロセスを識別するプロセスIDである。音セッションID「Audio4」は、第四の会議プロセスによる音セッションを識別する音セッションIDである。映像セッションID「Video4」は、第四の会議プロセスによる映像セッションを識別する映像セッションIDである。
プロセスID「Process5」は、相手方装置82で実行されている第五の会議プロセスを識別するプロセスIDである。音セッションID「Audio5」は、第五の会議プロセスによる音セッションを識別する音セッションIDである。映像セッションID「Video5」は、第五の会議プロセスによる映像セッションを識別する映像セッションIDである。プロセスID「Process6」は、相手方装置82で実行されている第六の会議プロセスを識別するプロセスIDである。音セッションID「Audio6」は、第六の会議プロセスによる音セッションを識別する音セッションIDである。映像セッションID「Video6」は、第六の会議プロセスによる映像セッションを識別する映像セッションIDである。
プロセスID「Process1」は、端末装置30で実行されている第一の会議プロセスを識別するプロセスIDである。音セッションID「Audio1」は、第一の会議プロセスによる音セッションを識別する音セッションIDである。映像セッションID「Video1」は、第一の会議プロセスによる映像セッションを識別する映像セッションIDである。プロセスID「Process2」は、端末装置30で実行されている第二の会議プロセスを識別するプロセスIDである。音セッションID「Audio2」は、第二の会議プロセスによる音セッションを識別する音セッションIDである。映像セッションID「Video2」は、第二の会議プロセスによる映像セッションを識別する映像セッションIDである。
サーバ装置20は、端末装置30と相手方装置81,82の各通信装置における会議プロセス毎の音セッションを利用して、各会議プロセスから送信された音データを受信する。サーバ装置20は、端末装置30と相手方装置81,82の各通信装置における会議プロセス毎の映像セッションを利用して、各会議プロセスから送信された映像データを受信する。サーバ装置20からの音データの送信と映像データの送信については後述する。
音データは、MPEG−4 AAC又はG.411等の所定の圧縮方式で圧縮されたデータである。映像データは、所定の圧縮方式の動画データである。圧縮方式としては、例えば、H.264が挙げられる。サーバ装置20からの音データと映像データの送信は、ストリーミング方式により行われる。
端末装置30と相手方装置81,82の各通信装置では、サーバ装置20からの映像データの送信に応じて、遠隔会議画面60の表示が会議プロセス毎に行われる。遠隔会議画面60は、映像領域61と、共有資料領域66を含む(図3参照)。映像領域61は、映像データに対応する映像を表示する領域である。端末装置30と相手方装置81,82では、映像領域61での表示対象を設定することができる。
例えば、端末装置30と相手方装置81,82のそれぞれで2個の会議プロセスが実行されているとする。但し、端末装置30における第一の会議プロセスでは、映像領域61での表示対象は、次のように設定されているとする。即ち、端末装置30における第一の会議プロセスが対象とするカメラ42で撮影された映像は、非表示に設定されている。端末装置30における第二の会議プロセスが対象とするカメラ54で撮影された映像は、非表示に設定されている。相手方装置81における第三の会議プロセスによる映像62は、表示に設定されている。相手方装置81における第四の会議プロセスによる映像63は、表示に設定されている。相手方装置82における第五の会議プロセスによる映像64は、表示に設定されている。相手方装置82における第六の会議プロセスによる映像65は、表示に設定されている。この場合、端末装置30における第一の会議プロセスでは、図3に示す遠隔会議画面60が表示される。即ち、遠隔会議画面60では、映像領域61に4枚の映像62,63,64,65が表示される。
遠隔会議画面60の映像領域61における映像の表示の設定に関し、自装置の映像データに対応する映像が表示に設定されている場合、この映像は、自装置で実行されている会議プロセスによる内部処理により表示される。例えば、端末装置30では、カメラ42を対象とする第一の会議プロセスと、カメラ54を対象とする第二の会議プロセスが実行されているとする。第一の会議プロセスでは、遠隔会議画面60の映像領域61における映像の表示の設定として、カメラ42で撮影された映像とカメラ54で撮影された映像が共に表示に設定されているとする。カメラ42で撮影された映像は、通信部46を介した取得によらずに第一の会議プロセスの内部処理により直接映像領域61に表示される。カメラ54で撮影された映像は、第一の会議プロセスにおいて、通信部46を介した取得によらずに第二の会議プロセスとのプロセス間通信によりカメラ54で撮影された映像に対応する映像データが取得されて直接映像領域61に表示される。
共有資料領域66は、共有資料67を表示する領域である。共有資料67は、端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議で共有して用いられる資料である。共有資料67を用いた遠隔会議は、公知の遠隔会議システムでも実現されている。そのため、これに関するこの他の説明は省略する。
<サーバ装置>
サーバ装置20は、図1に示すように、CPU22と、記憶装置24と、RAM26と、通信部28を備える。これら各部22〜28は、バス29に接続される。
CPU22は、演算処理を実行する。記憶装置24は、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体により構成される。例えば、記憶装置24は、ハードディスク及び/又はフラッシュメモリにより構成される。この他、記憶装置24は、ROMを含むものであってもよい。記憶装置24には、各種のプログラムが記憶される。例えば、OS(Operating System)と各種のアプリケーションが記憶装置24に記憶される。記憶装置24に記憶されるアプリケーションには、遠隔会議用のサーバ側のプログラムが含まれる。実施形態では、遠隔会議用のサーバ側のプログラムを「サーバプログラム」という。サーバプログラムには、後述する図10,図11及び図13に示す各処理を実行するプログラムが含まれる。後述する各処理を実行するプログラムは、記憶装置24に事前にインストールされる。
事前のインストールは、例えば、半導体メモリ等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムが、サーバ装置20の読取部(不図示)により読み取られることで行われる。サーバ装置20が、例えば、光学ドライブ(不図示)を備えている場合、事前のインストールは、光学メディアに記憶されたプログラムが、光学ドライブにより読み取られることで行われるようにしてもよい。この他、事前のインストールは、ネットワーク90に接続されるサーバ装置20とは別のサーバ装置のハードディスク等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムが、サーバ装置20の通信部28で伝送信号として受信されることで行われるようにしてもよい。何れの形態とするかは、諸事情を考慮して適宜決定される。なお、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、一時的に伝送される信号を含まなくてもよい。コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、一時的な信号を含まない非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。
RAM26は、CPU22が各種のプログラムを実行する際に利用される記憶領域となる。RAM26には、処理の実行途中に、処理で利用される所定のデータ及び情報が所定の記憶領域に記憶される。例えば、参加者リスト(図2参照)がRAM26に記憶される。サーバ装置20では、CPU22が記憶装置24に記憶されたOSと図10,図11及び図13に示す各処理のプログラムを実行する等して、サーバ装置20を制御する。これにより、サーバ装置20では、各種の処理が実行され、各種の機能手段が実現される。
通信部28は、サーバ装置20をネットワーク90に接続し、ネットワーク90を介したデータ通信を行う。サーバ装置20では、通信部28を介して端末装置30と相手方装置81,82の各通信装置との間で各種のデータが送受信される。通信部28は、例えば、イーサネット(登録商標)規格に適合するインターフェース回路等である。通信部28によるネットワーク90への接続は、有線接続とされる。但し、通信部28によるネットワーク90への接続は、無線接続であってもよい。
サーバ装置20は、後述する各処理(図10,図11及び図13参照)のプログラムを含むサーバプログラムが記憶装置24に記憶されている点が、公知のサーバ装置と相違する。但し、サーバ装置20は、ハードウェア的には、公知のサーバ装置と同一の通信機能を有する情報処理装置である。従って、上記では説明を省略したが、サーバ装置20は、上述した各部22〜28の他、公知のサーバ装置が備える構成を備える。
<端末装置>
端末装置30は、図1に示すように、CPU32と、記憶装置34と、RAM36と、表示部38と、操作部40と、カメラ42と、スピーカ44と、通信部46と、接続インターフェース48を備える。これら各部32〜48は、バス50に接続される。実施形態では、接続インターフェース48を「接続I/F48」と記載する。接続I/F48には、マイク52とカメラ54が接続される。
CPU32は、演算処理を実行する。記憶装置34は、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体により構成される。例えば、記憶装置34は、ハードディスク及び/又はフラッシュメモリにより構成される。この他、記憶装置34は、ROMを含むものであってもよい。記憶装置34には、各種のプログラムが記憶される。例えば、OSと各種のアプリケーションが記憶装置34に記憶される。記憶装置34に記憶されるアプリケーションには、クライアントプログラムが含まれる。クライアントプログラムには、後述する図4〜図7及び図9に示す各処理を実行するプログラムが含まれる。起動コマンドにおいて指定された実行ファイルもクライアントプログラムに含まれる。後述する各処理を実行するプログラムは、記憶装置34に事前にインストールされていてもよいが、遠隔会議への接続に際し、端末装置30がサーバ装置20にアクセスした場合に、サーバ装置20からネットワーク90を介して伝送信号として端末装置30に送信され、そのタイミングで、記憶装置34にインストールされるようにしてもよい。この場合、プログラムは、RAM36に記憶されてもよい。
事前のインストールは、例えば、半導体メモリ等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムが、端末装置30の読取部(不図示)により読み取られることで行われる。端末装置30が、例えば、光学ドライブ(不図示)を備えている場合、事前のインストールは、光学メディアに記憶されたプログラムが、光学ドライブにより読み取られることで行われるようにしてもよい。この他、事前のインストールは、ネットワーク90を介して端末装置30に接続されるサーバ装置(サーバ装置20又は不図示のサーバ装置)のハードディスク等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムが、端末装置30の通信部46で伝送信号として受信されることで行われるようにしてもよい。何れの形態とするかは、諸事情を考慮して適宜決定される。なお、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、一時的に伝送される信号を含まなくてもよい。コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、一時的な信号を含まない非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。
RAM36は、CPU32が各種のプログラムを実行する際に利用される記憶領域となる。RAM36には、処理の実行途中に、処理で利用される所定のデータ及び情報が記憶される。端末装置30では、CPU32が記憶装置34に記憶されたOSとクライアントプログラムを適宜実行する等して端末装置30を制御する。これにより、端末装置30では、例えば、上述した第一の会議プロセスと第二の会議プロセスを含む各種のプロセスが実行され、各種の機能手段が実現される。
表示部38は、例えば液晶ディスプレイである。表示部38には、各種の情報が表示される。表示部38には、遠隔会議画面60と後述するカメラ選択画面70(図4参照)が表示される。操作部40は、端末装置30に対する各種の指示等の入力を受け付ける。操作部40は、キーボード及びマウスを含む。詳細は省略するが、キーボード及びマウスへの各操作に対応する操作情報を生成する処理は、公知のパーソナルコンピュータで採用されている技術であり、端末装置30でも採用される。
カメラ42は、例えば、端末装置30に内蔵された撮影部である。カメラ42は、端末装置30の正面の特定方向の外界像を撮影する。スピーカ44は、音を出力する音出力部である。スピーカ44での出力対象は、例えば、上述したサーバ装置20から送信される音データに対応する音である。通信部46は、端末装置30をネットワーク90に接続し、ネットワーク90を介したデータ通信を行う。端末装置30では、通信部46を介してサーバ装置20との間で各種のデータが送受信される。通信部46は、例えば、イーサネット(登録商標)規格に適合するインターフェース回路等である。通信部46によるネットワーク90への接続は、無線接続又は有線接続の何れであってもよい。
接続I/F48は、端末装置30に所定の装置を接続するインターフェースである。接続I/F48は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポートを含むインターフェースである。接続I/F48に接続されたマイク52は、外界音を集音する集音部である。例えば、マイク52は、端末装置30を操作するユーザが発した音声を集音する。端末装置30を操作するユーザが2人いる場合、マイク52は、2人のユーザが発した音声を集音する。接続I/F48に接続されたカメラ54は、端末装置30に外付けされた撮影部である。カメラ54は、カメラ42とは異なる方向の外界像を撮影できる状態で端末装置30にセットされる。例えば、端末装置30を操作し、同じ遠隔会議に参加するユーザが2人いるとする。カメラ42は、2人のユーザのうちの1人を含む外界像を撮影する。カメラ54は、2人のユーザのうちのもう1人を含む外界像を撮影する。
端末装置30は、後述する各処理(図4〜図7及び図9参照)のプログラムを含むクライアントプログラムが記憶装置34又はRAM36に記憶される点が、公知の通信装置と相違する。但し、端末装置30は、ハードウェア的には、公知の通信装置と同一の通信装置である。
<端末装置で実行される処理>
端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議が実行される場合に、端末装置30で実行される、クライアント起動処理と音受信処理と音送信処理とカメラ起動処理と終了処理について説明する。
<クライアント起動処理>
クライアント起動処理について図4を参照して説明する。クライアント起動処理の開始に際し、端末装置30では、上述した通り、サーバ装置20のURLを対象とした操作が受け付けられる。実施形態では、サーバ装置20のURLを対象とした操作は、サーバ装置20のURLに対する直接的な操作の他、例えば、起動コマンドを入力する操作を含む。即ち、起動コマンドにおけるサーバ装置20を指定する指定情報は、サーバ装置20のURLに対応する。上述した起動コマンド「ABCJoin.exe /Server=Japan1.ABCJoin.com /Meeting=1234」に基づけば、「Japan1.ABCJoin.com」は、サーバ装置20のURLに対応する情報である。CPU32は、サーバ装置20のURLを対象とした操作が受け付けられた場合、起動コマンドに基づきクライアントプログラムを起動し、クライアント起動処理を開始する。CPU32は、クライアントプログラムを起動した後、この起動の起動コマンドをRAM36に記憶する。
クライアント起動処理を開始させたCPU32は、RAM36に記憶させた起動コマンドを取得する(S11)。続けて、CPU32は、第二発行要求の送信を制御する(S13)。第二発行要求は、S11で取得された起動コマンドに含まれる会議IDにより識別される遠隔会議において、今回のクライアントプログラムの起動による会議プロセスを識別するプロセスIDの発行をサーバ装置20に対して要求する指令である。第二発行要求は、S11で取得された起動コマンドに含まれる会議IDを含む。送信先は、サーバ装置20に設定される。CPU32は、第二発行要求の送信指令を通信部46に出力する。これに伴い、第二発行要求が通信部46からサーバ装置20に送信される。
サーバ装置20は、第二発行要求に応じて、プロセスIDを発行し、発行されたプロセスIDを要求元の端末装置30に送信する(図10のS97参照)。CPU32は、通信部46を介してこのプロセスIDを取得する(S15)。CPU32は、取得されたプロセスIDを接続ファイルに登録する(S17)。接続ファイルは、端末装置30において接続中の遠隔会議を識別する会議IDと、端末IDと、プロセスIDが関連付けて登録されたテーブル形式のファイルである。接続ファイルは、記憶装置34又はRAM36の何れかに確保された所定の記憶領域に記憶される。即ち、CPU32は、S11で取得された起動コマンドに含まれる会議IDと、S15で取得されたプロセスIDを関連付けて接続ファイルに登録する。
次に、CPU32は、S11で取得された起動コマンドに含まれる会議IDに関連付けて端末IDが接続ファイルに登録されているかを判断する(S19)。前述した会議IDに関連付けて端末IDが登録されている場合(S19:Yes)、CPU32は、接続ファイルからこの端末IDを取得する(S21)。前述した会議IDに関連付けて端末IDが登録されていない場合(S19:No)、CPU32は、第一発行要求の送信を制御する(S23)。第一発行要求は、S11で取得された起動コマンドに含まれる会議IDにより識別される遠隔会議において、自装置を識別する端末IDの発行をサーバ装置20に対して要求する指令である。第一発行要求は、S11で取得された起動コマンドに含まれる会議IDを含む。送信先は、サーバ装置20に設定される。CPU32は、第一発行要求の送信指令を通信部46に出力する。これに伴い、第一発行要求が通信部46からサーバ装置20に送信される。
サーバ装置20は、第一発行要求に応じて、端末IDを発行し、発行された端末IDを要求元の端末装置30に送信する(図10のS93参照)。CPU32は、通信部46を介してこの端末IDを取得する(S25)。CPU32は、取得された端末IDを、S11で取得された起動コマンドに含まれる会議IDとS15で取得されたプロセスIDに関連付けて接続ファイルに登録する(S27)。
S21又はS27を実行した後、CPU32は、会議IDにより識別される遠隔会議への接続要求の送信を制御する(S29)。即ち、CPU32は、接続要求の送信指令を通信部46に出力する。送信先は、サーバ装置20に設定される。これに伴い、接続要求が通信部46からサーバ装置20に送信される。接続要求には、接続ファイルにおいて関連付けられた会議IDと端末IDとプロセスIDが含められる。会議IDは、S11で取得された起動コマンドに含まれる会議IDである。その後、CPU32は、サーバ装置20との間で所定の手順を実行する。これにより、会議プロセスとサーバ装置20との間に音セッションと映像セッションが確立され、両者は接続された状態となる。音セッションと映像セッションは、S11で取得された起動コマンドにより起動されたクライアントプログラムによる会議プロセスを対象として確立される。
次に、CPU32は、音受信処理を開始し、音送信処理を開始する(S31)。音受信処理と音送信処理については後述する。続けて、CPU32は、映像データの再生を開始し、カメラ起動処理を開始する(S33)。再生される映像データは、図4のS29で送信された接続要求に応じて確立された映像セッションを介してサーバ装置20から送信され、通信部46で受信される。CPU32は、通信部46を介して映像データを取得する。CPU32は、取得された映像データをデコードする。CPU32は、デコードにより得られた映像データに対応する映像の出力指令を表示部38に出力する。これに伴い、表示部38に表示されている遠隔会議画面60の映像領域61への映像の表示が開始される。カメラ起動処理については後述する。
S33を実行した後、CPU32は、クライアント起動処理を終了する。S31とS33に関し、音受信処理と音送信処理と映像データの再生とカメラ起動処理の開始順序は、前述した順序とは異なる順序であってもよい。例えば、映像データの再生、カメラ起動処理、音受信処理、音送信処理の順で開始するようにしてもよい。この他、音送信処理、カメラ起動処理、音受信処理、映像データの再生の順で開始するようにしてもよい。
<音受信処理>
図4のS31で開始される音受信処理について、図5を参照して説明する。音受信処理を開始させたCPU32は、スピーカ44への接続を設定する(S41)。この設定は、OSで管理される。会議プロセスが初回起動による会議プロセスではない、即ち、既存の会議プロセスが存在する状態で起動された、例えば2個目の会議プロセスであるとする。この場合、2個の会議プロセスのそれぞれが1台のスピーカ44に接続された状態となる。
続けて、CPU32は、音データの再生を開始する(S43)。即ち、CPU32は、図4のS29で送信された接続要求に応じて確立された音セッションを介してサーバ装置20から送信される音データの通信部46を介した取得を開始する。CPU32は、取得された音データをデコードする。CPU32は、デコードにより得られた音データに対応する音の出力指令をスピーカ44に出力する。これに伴い、スピーカ44からの音の出力が開始される。S43を実行した後、CPU32は、音受信処理を終了する。
例えば、端末装置30で第一の会議プロセスと第二の会議プロセスが実行されているとする。詳細は後述するが、サーバ装置20では、例えば、第一の会議プロセスに対して送信済みの音データは、第二の会議プロセスに対しては送信されない。従って、第二の会議プロセスにおいて、スピーカ44への接続が設定されたとしても、CPU32は、第二の会議プロセスでは、音データを取得しない。その結果、第二の会議プロセスでは、スピーカ44からの音の出力は制御されない。
<音送信処理>
図4のS31で開始される音送信処理について、図6を参照して説明する。音送信処理を開始させたCPU32は、マイク52への接続を設定する(S51)。この設定は、OSで管理される。会議プロセスが初回起動による会議プロセスではない、即ち、既存の会議プロセスが存在する状態で起動された、例えば2個目の会議プロセスであるとする。この場合、2個の会議プロセスのそれぞれが1台のマイク52に接続された状態となる。
続けて、CPU32は、音データの送信を開始する(S53)。即ち、CPU32は、マイク52で集音された音をエンコードし、音データの生成を開始する。CPU32は、生成された音データの送信指令を通信部46に出力する。これに伴い、通信部46からサーバ装置20への音データの送信が開始される。音データの送信には、今回の起動による会議プロセスにおいて確立された音セッションが用いられる。S53を実行した後、CPU32は、音送信処理を終了する。
<カメラ起動処理>
図4のS33で開始されるカメラ起動処理について、図7を参照して説明する。カメラ起動処理を開始させたCPU32は、カメラ選択画面70を作成する(S71)。続けて、CPU32は、作成されたカメラ選択画面70の表示を制御する(S73)。即ち、CPU32は、カメラ選択画面70の表示指令を表示部38に出力する。これに伴い、表示部38には、カメラ選択画面70が表示される。
カメラ選択画面70は、図8に示すように、選択領域71と、撮影確認領域72と、OKボタン73を含む。選択領域71には、接続中カメラ一覧が表示される。接続中カメラ一覧は、端末装置30に設けられたカメラの一覧である。端末装置30に設けられたカメラは、OSで管理されている。選択領域71は、接続中カメラ一覧の中から特定の1台のカメラを選択する選択指示を受け付ける領域である。例えば、CPU32は、OSに対して端末装置30に設けられたカメラを問い合わせる。そして、CPU32は、OSから取得されたカメラの一覧を、選択領域71における接続中カメラ一覧に含ませる。実施形態は、端末装置30に設けられたカメラとしてカメラ42,54を例とする。従って、選択領域71には、カメラ42,54が選択肢として含まれる接続中カメラ一覧が表示される。選択指示は、操作部40を介した選択領域71に対する操作に応じて受け付けられる。
撮影確認領域72は、選択領域71で受け付けられているカメラで撮影中の映像を表示する領域である。CPU32は、選択指示が受け付けられた場合に選択指示を取得する。例えば、選択領域71でカメラ42の選択が受け付けられているとする。この場合、CPU32は、カメラ42を示す選択指示を取得する。CPU32は、カメラ42から撮影中の映像を取得し、撮影確認領域72へのこの映像の表示を制御する。CPU32は、取得された映像の表示指令を表示部38に出力する。これに伴い、表示部38では、撮影確認領域72にカメラ42で撮影された映像が表示される(図8参照)。端末装置30のユーザは、この映像を確認しつつ、1台のカメラを選択することができる。
OKボタン73は、選択領域71で受け付けられているカメラの選択を確定させる確定指示を受け付けるボタンである。確定指示の受け付けにより、特定の1台のカメラの選択が確定される。確定指示は、操作部40を介したOKボタン73に対する操作に応じて受け付けられる。CPU32は、確定指示が受け付けられた場合に確定指示を取得する。
CPU32は、確定指示の取得のタイミングで選択されているカメラを、今回起動されたクライアントプログラムによる会議プロセスで使用するカメラとして確定する。CPU32は、選択されたカメラを初期化する(S75)。その際、CPU32は、選択されたカメラへの接続を設定する。この設定は、OSで管理される。続けて、CPU32は、初期化されたカメラからの映像に対応する映像データの送信を開始する(S77)。即ち、CPU32は、初期化されたカメラからの映像をエンコードし、映像データの生成を開始する。CPU32は、生成された映像データの送信指令を通信部46に出力する。これに伴い、通信部46からサーバ装置20への映像データの送信が開始される。映像データの送信には、今回の起動による会議プロセスにおいて確立された映像セッションが用いられる。S77を実行した後、CPU32は、カメラ起動処理を終了する。
<終了処理>
終了処理について、図9を参照して説明する。終了処理は、会議プロセスの終了指示が受け付けられた場合に開始される。終了指示は、例えば、操作部40を介した会議プロセスによる遠隔会議画面60を閉じる操作に応じて受け付けられる。この場合、閉じる操作がされた遠隔会議画面60に対応する会議プロセスが終了対象の会議プロセスとなる。終了指示を取得し終了処理を開始させたCPU32は、退出要求の送信を制御する(S81)。即ち、CPU32は、退出要求の送信指令を通信部46に出力する。送信先は、サーバ装置20に設定される。これに伴い、退出要求が通信部46からサーバ装置20に送信される。退出要求には、接続ファイルにおいて関連付けられた会議IDと端末IDとプロセスIDが含められる。退出要求の送信により、会議プロセスとサーバ装置20との間の映像セッションと音セッションは切断される。退出要求の送信には、確立されている音セッション又は映像セッションを用いるようにしてもよい。
S81を実行した後、CPU32は、終了処理を終了する。これにより、終了対象の会議プロセスによる遠隔会議は終了する。端末装置30で実行されている全ての会議プロセスに対して終了処理が実行された場合、端末装置30を用いた相手方装置81,82との遠隔会議は終了する。
CPU32は、所定の会議プロセスを対象とする終了処理の終了に伴い、この会議プロセスにおける図4のS31で開始させた音受信処理(図5参照)を終了する。CPU32は、図5のS41で接続に設定されたスピーカ44を解放する。即ち、CPU32は、このスピーカ44への接続の解放を、スピーカ44への接続を管理するOSに通知する。端末装置30で実行されている会議プロセスがなくなった場合、スピーカ44は、クライアントプログラムによる会議プロセスから完全に解放される。
CPU32は、所定の会議プロセスを対象とする終了処理の終了に伴い、この会議プロセスにおける図4のS31で開始させた音送信処理(図6参照)を終了する。CPU32は、図6のS51で接続に設定されたマイク52を解放する。即ち、CPU32は、このマイク52への接続の解放を、マイク52への接続を管理するOSに通知する。端末装置30で実行されている会議プロセスがなくなった場合、マイク52は、クライアントプログラムによる会議プロセスから完全に解放される。
CPU32は、所定の会議プロセスを対象とする終了処理の終了に伴い、この会議プロセスにおける図4のS33で開始させた映像データの再生を終了する。CPU32は、所定の会議プロセスを対象とする終了処理の終了に伴い、この会議プロセスにおける図7のS77で開始させた映像データの送信を終了する。CPU32は、図7のS75に際し接続に設定されたカメラを解放する。即ち、CPU32は、このカメラへの接続の解放を、カメラへの接続を管理するOSに通知する。例えば、図7のS75でカメラ54が接続に設定されていたとする。この場合、CPU32は、カメラ54への接続の解放をOSに通知する。
<サーバ装置で実行される処理>
端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議が実行される場合に、サーバ装置20で実行される、サーバ接続処理と音転送処理と映像転送処理について説明する。
<サーバ接続処理>
サーバ接続処理について図10を参照して説明する。サーバ接続処理は、例えば、サーバ接続処理の開始指示がサーバ装置20の不図示の操作部で受け付けられ、CPU22がこの開始指示を取得した場合に開始される。サーバ接続処理を開始させたCPU22は、第一発行要求が通信部28を介して取得されたかを判断する(S91)。第一発行要求は、図4のS23で送信される。CPU22は、第一発行要求に含まれる会議IDにより、取得された第一発行要求の認証処理を行う。第一発行要求が取得された場合(S91:Yes)、CPU22は、端末IDを発行し、発行された端末IDの送信を制御する(S93)。第一発行要求が取得された場合は、正当ではない第一発行要求が取得された場合を含まない。正当ではない第一発行要求は、端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議を識別する会議IDを含まない。例えば、第一発行要求が端末装置30で実行されている第一の会議プロセスにおいて送信されていたとする。この場合、CPU22は、会議IDにより識別される遠隔会議において端末装置30を識別する端末IDとして「PC A」を発行する。CPU22は、端末ID「PC A」の送信指令を通信部28に出力する。送信先は、第一発行要求の送信元装置である端末装置30に設定される。これに伴い、端末ID「PC A」が通信部28から端末装置30に送信される。その後、CPU22は、処理をS109に移行する。
第一発行要求が取得されていない場合(S91:No)、CPU22は、第二発行要求が通信部28を介して取得されたかを判断する(S95)。第一発行要求が取得されていない場合は、正当ではない第一発行要求が取得された場合を含む。第二発行要求は、図4のS13で送信される。CPU22は、第二発行要求に含まれる会議IDにより、取得された第二発行要求の認証処理を行う。第二発行要求が取得された場合(S95:Yes)、CPU22は、プロセスIDを発行し、発行されたプロセスIDの送信を制御する(S97)。第二発行要求が取得された場合は、正当ではない第二発行要求が取得された場合を含まない。正当ではない第二発行要求は、端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議を識別する会議IDを含まない。例えば、第二発行要求が端末装置30で実行されている第二の会議プロセスにおいて送信されていたとする。この場合、CPU22は、会議IDにより識別される遠隔会議において第二の会議プロセスを識別するプロセスIDとして「Process2」を発行する。CPU22は、プロセスID「Process2」の送信指令を通信部28に出力する。送信先は、第二発行要求の送信元装置である端末装置30に設定される。これに伴い、プロセスID「Process2」が通信部28から端末装置30に送信される。その後、CPU22は、処理をS109に移行する。
第二発行要求が取得されていない場合(S95:No)、CPU22は、接続要求が通信部28を介して取得されたかを判断する(S99)。第二発行要求が取得されていない場合は、正当ではない第二発行要求が取得された場合を含む。接続要求は、図4のS29で送信される。CPU22は、接続要求に含まれる会議IDにより、取得された接続要求の認証処理を行う。接続要求が取得された場合(S99:Yes)、CPU22は、接続要求の送信元装置で実行されている会議プロセスとの間で音セッションと映像セッションを確立する(S101)。接続要求が取得された場合は、正当ではない接続要求が取得された場合を含まない。正当ではない接続要求は、端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議を識別する会議IDを含まない。S101でCPU22は、この会議プロセスとの間で所定の手順を実行する。これにより、この会議プロセスとサーバ装置20との間に音セッションと映像セッションが確立され、両者は接続された状態となる。
続けて、CPU22は、会議室IDと端末IDとプロセスIDと音セッションIDと映像セッションIDを関連付けて参加者リストに登録する(S103)。前述した各IDのうち、会議室IDと端末IDとプロセスIDは、取得された接続要求に含まれる。音セッションIDは、この接続要求に応じて新たに確立された音セッションを識別する情報である。登録に際し、CPU22は、新たな音セッションIDを発行する。映像セッションIDは、この接続要求に応じて新たに確立された映像セッションを識別する情報である。登録に際し、CPU22は、新たな映像セッションIDを発行する。
例えば、端末装置30で実行されている第二の会議プロセスからの接続要求が取得されたとする。この場合、接続要求には、会議ID「1234」と端末ID「PC A」とプロセスID「Process2」が含まれる。参加者リストの登録状態は図2上段とする。CPU22は、接続要求から会議ID「1234」と端末ID「PC A」とプロセスID「Process2」を取得する。CPU22は、新たに確立された音セッションに対して音セッションID「Audio2」を発行する。CPU22は、新たに確立された映像セッションに対して映像セッションID「Video2」を発行する。CPU22は、会議ID「1234」と端末ID「PC A」とプロセスID「Process2」と音セッションID「Audio2」と映像セッションID「Video2」を関連付けて参加者リストに登録する。これにより、参加者リストには、会議ID「1234」と端末ID「PC A」とプロセスID「Process2」と音セッションID「Audio2」と映像セッションID「Video2」が関連付けて登録される(図2中段参照)。その後、CPU22は、処理をS109に移行する。
接続要求が取得されていない場合(S99:No)、CPU22は、退出要求が通信部28を介して取得されたかを判断する(S105)。退出要求は、図9のS81で送信される。接続要求が取得されていない場合は、正当ではない接続要求が取得された場合を含む。退出要求が取得された場合(S105:Yes)、CPU22は、退出要求に含まれる会議室IDと端末IDとプロセスIDに一致する会議室IDと端末IDとプロセスIDと、これら各IDに関連付けられた音セッションIDと映像セッションIDを参加者リストから削除する(S107)。
例えば、端末装置30で実行されている第一の会議プロセスからの退出要求が取得されたとする。この場合、退出要求には、会議ID「1234」と端末ID「PC A」とプロセスID「Process1」が含まれる。参加者リストの登録状態は図2中段とする。CPU22は、退出要求から会議ID「1234」と端末ID「PC A」とプロセスID「Process1」を取得する。CPU22は、参加者リストから会議ID「1234」と端末ID「PC A」とプロセスID「Process1」が関連付けられたレコードを特定する。即ち、CPU22は、図2中段に示す参加者リストにおける下から2行目のレコードを特定する。CPU22は、特定されたレコードにおいて関連付けられた会議ID「1234」と端末ID「PC A」とプロセスID「Process1」と音セッションID「Audio1」と映像セッションID「Video1」を参加者リストから削除する。これにより、参加者リストから、会議ID「1234」と端末ID「PC A」とプロセスID「Process1」と音セッションID「Audio1」と映像セッションID「Video1」が削除される(図2下段参照)。その後、CPU22は、処理をS109に移行する。
S109でCPU22は、サーバ接続処理の終了指示が取得されたかを判断する。終了指示は、サーバ接続処理の開始指示と同様、サーバ装置20の操作部(不図示)で受け付けられる。終了指示が取得されていない場合(S109:No)、CPU22は、処理をS91に戻す。その後、CPU22は、S91以降の処理を繰り返して実行する。終了指示が取得された場合(S109:Yes)、CPU22は、サーバ接続処理を終了する。
<音転送処理>
音転送処理について、図11を参照して説明する。音転送処理は、例えば、サーバ接続処理の開始に合わせて開始される。音転送処理を開始させたCPU22は、通信部28を介して音データを取得したかを判断する(S111)。音データは、端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議において、端末装置30と相手方装置81,82のうちの何れかの通信装置で実行されている会議プロセスとの間で確立された音セッションを介してサーバ装置20に送信される。音データが取得されていない場合(S111:No)、CPU22は、処理をS127に移行する。音データが取得された場合(S111:Yes)、CPU22は、参加者リストに登録されたプロセスIDのうちの1つを処理対象として選択する(S113)。処理対象として選択されるプロセスIDは、S115〜S121の処理の対象とされていないプロセスIDのうちの1つである。
次に、CPU22は、参加者リストにおいて処理対象のプロセスIDに関連付けられた端末IDと、取得された音データの送信元装置を識別する端末IDが一致するかを判断する(S115)。CPU22は、参加者リストにアクセスし、処理対象のプロセスIDに関連付けられた端末IDを取得する。実施形態では、参加者リストにおいて処理対象のプロセスIDに関連付けられた端末IDを「処理対象の端末ID」という。CPU22は、音データが取得された音セッションを特定する。CPU22は、参加者リストにアクセスし、特定された音セッションを識別する音セッションIDに関連付けられた端末IDを取得する。S115でCPU22は、処理対象の端末IDと、前述した音セッションに基づいた端末IDを比較し、両端末IDの同一性を判断する。
両端末IDが一致する場合(S115:Yes)、CPU22は、処理をS123に移行する。両端末IDが一致しない場合(S115:No)、CPU22は、処理対象の端末IDに一致する端末IDが音転送リストに登録されているかを判断する(S117)。音転送リストは、RAM26に記憶される。音転送リストについては後述する。処理対象の端末IDに一致する端末IDが音転送リストに登録されている場合(S117:Yes)、CPU22は、処理をS123に移行する。
処理対象の端末IDに一致する端末IDが音転送リストに登録されていない場合(S117:No)、CPU22は、取得された音データの送信を制御する(S119)。音データの送信は、参加者リストにおいて処理対象のプロセスIDに関連付けられた音セッションIDにより識別される音セッションを介して行われる。続けて、CPU22は、処理対象の端末IDを音転送リストに登録する(S121)。音転送リストは、会議室IDにより識別される遠隔会議においてサーバ装置20で今回取得された音データがS119で送信された通信装置を識別する端末IDを登録したリストである(図12参照)。
S121を実行した後、CPU22は、S115〜S121の処理対象として参加者リストに登録された全てのプロセスIDを選択したかを判断する(S123)。参加者リストが図2中段に示す登録状態であるとする。例えば、S113で処理対象として選択済みのプロセスIDが「Process3」と「Process4」と「Process5」と「Process6」である場合、未選択のプロセスIDとして「Process1」と「Process2」が存在する。この場合、CPU22は、S123を否定し(S123:No)、処理をS113に戻す。その後、CPU22は、S113以降の処理を実行する。一方、S113で処理対象として選択済みのプロセスIDが「Process3」と「Process4」と「Process5」と「Process6」と「Process1」と「Process2」である場合、未選択のプロセスIDは存在しない。この場合、CPU22は、S123を肯定し(S123:Yes)、処理をS125に移行する。
S125でCPU22は、音転送リストに登録された端末IDを全て削除する。例えば、端末装置30(端末ID:PC A)の第一の会議プロセス(プロセスID:Process1)からの音データが取得されていたとする。この場合、音転送リストには端末ID「PC B」と「PC C」が登録されている(図12参照)。S125でCPU22は、音転送リストに登録された端末ID「PC B」と「PC C」を削除する。これにより、音転送リストは、端末IDが未登録の状態となる。続けて、CPU22は、サーバ接続処理が実行中であるかを判断する(S127)。CPU22は、OSに対してサーバ接続処理が実行中であるかを問い合わせる。CPU22は、この問い合わせに対するOSからの応答に従い、サーバ接続処理が実行中であるかを判断する。サーバ接続処理が実行中である場合(S127:Yes)、CPU22は、処理をS111に戻す。その後、CPU22は、S111以降の処理を繰り返して実行する。サーバ接続処理が実行中ではない場合(S127:No)、CPU22は、音転送処理を終了する。サーバ接続処理は、上述した通り、終了指示の取得に応じて終了する(図10のS109:Yes参照)。即ち、CPU22は、終了指示の取得に応じて音転送処理を終了する。
<映像転送処理>
映像転送処理について、図13を参照して説明する。映像転送処理は、例えば、サーバ接続処理の開始に合わせて開始される。映像転送処理を開始させたCPU22は、通信部28を介して映像データを取得したかを判断する(S131)。映像データは、端末装置30と相手方装置81,82による遠隔会議において、端末装置30と相手方装置81,82のうちの何れかの通信装置で実行されている会議プロセスとの間で確立された映像セッションを介してサーバ装置20に送信される。映像データが取得されていない場合(S131:No)、CPU22は、処理をS147に移行する。映像データが取得された場合(S131:Yes)、CPU22は、参加者リストに登録されたプロセスIDのうちの1つを処理対象として選択する(S133)。処理対象として選択されるプロセスIDは、S135〜S141の処理の対象とされていないプロセスIDのうちの1つである。
次に、CPU22は、参加者リストにおいて処理対象のプロセスIDに関連付けられた端末IDと、取得された映像データの送信元装置を識別する端末IDが一致するかを判断する(S135)。CPU22は、参加者リストにアクセスし、処理対象のプロセスIDに関連付けられた端末IDを取得する。実施形態では、参加者リストにおいて処理対象のプロセスIDに関連付けられた端末IDを「処理対象の端末ID」という。CPU22は、映像データが取得された映像セッションを特定する。CPU22は、参加者リストにアクセスし、特定された映像セッションを識別する映像セッションIDに関連付けられた端末IDを取得する。S135でCPU22は、処理対象の端末IDと、前述した映像セッションに基づいた端末IDを比較し、両端末IDの同一性を判断する。
両端末IDが一致する場合(S135:Yes)、CPU22は、処理をS143に移行する。両端末IDが一致しない場合(S135:No)、CPU22は、処理対象の端末IDに一致する端末IDが映像転送リストに登録されているかを判断する(S137)。映像転送リストは、RAM26に記憶される。映像転送リストについては後述する。処理対象の端末IDに一致する端末IDが映像転送リストに登録されている場合(S137:Yes)、CPU22は、処理をS143に移行する。
処理対象の端末IDに一致する端末IDが映像転送リストに登録されていない場合(S137:No)、CPU22は、取得された映像データの送信を制御する(S139)。映像データの送信は、参加者リストにおいて処理対象のプロセスIDに関連付けられた映像セッションIDにより識別される映像セッションを介して行われる。続けて、CPU22は、処理対象の端末IDを映像転送リストに登録する(S131)。映像転送リストは、会議室IDにより識別される遠隔会議においてサーバ装置20で今回取得された映像データがS139で送信された通信装置を識別する端末IDを登録したリストである。映像転送リストは、図12に示す音転送リストと同一形式のリストである。
S141を実行した後、CPU22は、S135〜S141の処理対象として参加者リストに登録された全てのプロセスIDを選択したかを判断する(S143)。参加者リストが図2中段に示す登録状態であるとする。例えば、S133で処理対象として選択済みのプロセスIDが「Process3」と「Process4」と「Process5」と「Process6」である場合、未選択のプロセスIDとして「Process1」と「Process2」が存在する。この場合、CPU22は、S143を否定し(S143:No)、処理をS133に戻す。その後、CPU22は、S133以降の処理を実行する。一方、S133で処理対象として選択済みのプロセスIDが「Process3」と「Process4」と「Process5」と「Process6」と「Process1」と「Process2」である場合、未選択のプロセスIDは存在しない。この場合、CPU22は、S143を肯定し(S143:Yes)、処理をS145に移行する。
S145でCPU22は、映像転送リストに登録された端末IDを全て削除する。例えば、端末装置30(端末ID:PC A)の第一の会議プロセス(プロセスID:Process1)からの映像データが取得されていたとする。この場合、映像転送リストには端末ID「PC B」と「PC C」が登録されている。S145でCPU22は、映像転送リストに登録された端末ID「PC B」と「PC C」を削除する。これにより、映像転送リストは、端末IDが未登録の状態となる。続けて、CPU22は、サーバ接続処理が実行中であるかを判断する(S147)。CPU22は、OSに対してサーバ接続処理が実行中であるかを問い合わせる。CPU22は、この問い合わせに対するOSからの応答に従い、サーバ接続処理が実行中であるかを判断する。サーバ接続処理が実行中である場合(S147:Yes)、CPU22は、処理をS131に戻す。その後、CPU22は、S131以降の処理を繰り返して実行する。サーバ接続処理が実行中ではない場合(S147:No)、CPU22は、映像転送処理を終了する。サーバ接続処理は、上述した通り、終了指示の取得に応じて終了する(図10のS109:Yes参照)。即ち、CPU22は、終了指示の取得に応じて映像転送処理を音転送処理と共に終了する。
<実施形態の効果>
上述した実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)遠隔会議システム10では、会議IDにより識別される遠隔会議で用いられる端末装置30で、クライアントプログラムを複数起動させることができるようにした。従って、端末装置30では、同時に複数の会議プロセスが実行される。各会議プロセスは、サーバ装置20との間で確立された音セッションと映像セッションにより、サーバ装置20と接続される。端末装置30では、クライアントプログラムの起動に伴い、図4に示すクライアント起動処理が実行される。相手方装置81,82でも、クライアントプログラムを複数起動させることができる。相手方装置81,82でも、クライアントプログラムの起動に伴い、図4に示すクライアント起動処理が実行される。サーバ装置20では、図10に示すサーバ接続処理が実行される。
クライアント起動処理では、第二発行要求がサーバ装置20に送信される(図4のS13参照)。サーバ接続処理では、第二発行要求が取得された場合(図10のS95:Yes参照)、第二発行要求に応じてプロセスIDが発行され、発行されたプロセスIDが第二発行要求の送信元装置に送信される(図10のS97参照)。第二発行要求の送信元装置が端末装置30である場合、発行されたプロセスIDは、端末装置30に送信される。端末装置30では、今回起動された会議プロセスを識別するプロセスIDが取得される(図4のS15参照)。取得されたプロセスIDは接続ファイルに登録される(図4のS17参照)。
クライアント起動処理では、端末IDが接続ファイルに登録されているかが判断される(図4のS19参照)。端末IDが接続ファイルに登録されている場合(図4のS19:Yes参照)、接続ファイルから端末IDが取得される(図4のS21参照)。端末IDが接続ファイルに登録されていない場合(図4のS19:No参照)、第一発行要求がサーバ装置20に送信される(図4のS23参照)。サーバ接続処理では、第一発行要求が取得された場合(図10のS91:Yes参照)、第一発行要求に応じて端末IDが発行され、発行された端末IDが第一発行要求の送信元装置に送信される(図10のS93参照)。第一発行要求の送信元装置が端末装置30である場合、発行された端末IDは、端末装置30に送信される。端末装置30では、会議IDにより識別される遠隔会議において自装置を識別する端末IDが取得される(図4のS25参照)。取得された端末IDは接続ファイルに登録される(図4のS27参照)。
クライアント起動処理では、接続ファイルに関連付けて登録された会議IDと端末IDとプロセスIDを含む接続要求がサーバ装置20に送信される(図4のS29参照)。サーバ接続処理では、接続要求が取得された場合(図10のS99:Yes参照)、音セッションと映像セッションが接続要求の送信元装置で実行されている会議プロセスとの間で確立される(図10のS101参照)。接続要求の送信元装置が端末装置30である場合、音セッションと映像セッションが端末装置30で実行されている第一の会議プロセス又は第二の会議プロセスとの間で確立される。会議室IDと端末IDとプロセスIDと音セッションIDと映像セッションIDが関連付けて参加者リストに登録される(図2及び図10のS103参照)。会議室IDと端末IDとプロセスIDは、接続要求に含まれる。音セッションIDは、音セッションの確立に応じて発行される。映像セッションIDは、映像セッションの確立に応じて発行される。クライアント起動処理では、音セッションの確立に応じて、音受信処理(図5参照)が開始され、音送信処理(図6参照)が開始される(図4のS31参照)。音データの送受信は、確立された音セッションを介して行われる。クライアント起動処理では、映像セッションの確立に応じて、サーバ装置20からの映像データの再生が開始され、カメラ起動処理(図7参照)が開始される(図4のS33参照)。カメラ起動処理では、選択されたカメラで撮影された映像に対応する映像データの送信が開始される(図7のS77参照)。映像データの送受信は、確立された映像セッションを介して行われる。
そのため、遠隔会議システム10では、サーバ装置20を介した端末装置30と相手方装置81,82の間の音データの送受信を、端末IDとプロセスIDと音セッションIDにより、各通信装置で実行されている会議プロセスを識別した状態で行うことができる。その際、各会議プロセスとサーバ装置20の間で確立された音セッションを介して音データの送受信を行うことができる。遠隔会議システム10では、サーバ装置20を介した端末装置30と相手方装置81,82の間の映像データの送受信を、端末IDとプロセスIDと映像セッションIDにより、各通信装置で実行されている会議プロセスを識別した状態で行うことができる。その際、各会議プロセスとサーバ装置20の間で確立された映像セッションを介して映像データの送受信を行うことができる。
サーバ装置20では、端末装置30からの第一発行要求に応じて端末IDを発行し、発行された端末IDを端末装置30に通知することができる。端末装置30では、第一発行要求により自装置を識別する端末IDを取得することができる。端末装置30では、既に会議プロセスが実行されている場合、第一発行要求によらずに接続ファイルから端末IDを取得することができる。サーバ装置20では、端末装置30からの第二発行要求に応じてプロセスIDを発行し、発行されたプロセスIDを端末装置30に通知することができる。端末装置30では、第二発行要求により新たに起動された会議プロセスを識別するプロセスIDを取得することができる。
(2)図11に示す音転送処理では、音データが取得された場合(図11のS111:Yes参照)、参加者リストと音転送リストへの登録状態に基づき、音データの転送先装置を次のように決定することとした。即ち、音データの取得に応じて、処理対象のプロセスIDに関連付けられた端末ID(処理対象の端末ID)が参加者リストから取得される。音データが取得された音セッションを識別する音セッションIDに関連付けられた端末IDが参加者リストから取得される。両端末IDが一致するかが判断される(図11のS115参照)。両端末IDが一致する場合(図11のS115:No参照)、処理対象の端末IDに一致する端末IDが音転送リストに登録されているかが判断される(図11のS117参照)。処理対象の端末IDに一致する端末IDが音転送リストに登録されていない場合(図11のS117:No参照)、取得された音データが、参加者リストで処理対象のプロセスIDに関連付けられた音セッションIDにより識別される音セッションを介して送信される(図11のS119参照)。音データが送信された場合、処理対象の端末IDが音転送リストに登録される(図11のS121参照)。S115又はS117が肯定される場合(図11のS115、S117:Yes参照)、S119は未実行とされる。
そのため、端末装置30と相手方装置81,82の一部又は全部の通信装置で複数の会議プロセスが実行されていたとしても、端末装置30と相手方装置81,82のうち、参加者リストで、音データが取得された音セッションを識別する音セッションIDに関連付けられた端末IDにより識別される通信装置を転送先装置から除外することができる。音データの送信元装置にその音データが転送されることを防止することができる。端末装置30と相手方装置81,82の一部又は全部の通信装置で複数の会議プロセスが実行されていたとしても、端末装置30と相手方装置81,82のうち、音転送リストに登録された端末IDにより識別される通信装置を転送先装置から除外することができる。音データが送信済みである通信装置に再度同じ音データが転送されることを防止することができる。端末装置30と相手方装置81,82の各通信装置でクライアントプログラムを複数起動し複数の会議プロセスが実行される場合において、サーバ装置20での音データの送信の実行又は未実行により、各通信装置での音の出力と未出力を制御することができる。
(3)図13に示す映像転送処理では、映像データが取得された場合(図13のS131:Yes参照)、参加者リストと映像転送リストへの登録状態に基づき、映像データの転送先装置を次のように決定することとした。即ち、映像データの取得に応じて、処理対象のプロセスIDに関連付けられた端末ID(処理対象の端末ID)が参加者リストから取得される。映像データが取得された映像セッションを識別する映像セッションIDに関連付けられた端末IDが参加者リストから取得される。両端末IDが一致するかが判断される(図13のS135参照)。両端末IDが一致する場合(図13のS135:No参照)、処理対象の端末IDに一致する端末IDが映像転送リストに登録されているかが判断される(図13のS137参照)。処理対象の端末IDに一致する端末IDが映像転送リストに登録されていない場合(図13のS137:No参照)、取得された映像データが、参加者リストで処理対象のプロセスIDに関連付けられた映像セッションIDにより識別される映像セッションを介して送信される(図13のS139参照)。映像データが送信された場合、処理対象の端末IDが映像転送リストに登録される(図13のS141参照)。S135又はS137が肯定される場合(図13のS135、S137:Yes参照)、S139は未実行とされる。
そのため、端末装置30と相手方装置81,82の一部又は全部の通信装置で複数の会議プロセスが実行されていたとしても、端末装置30と相手方装置81,82のうち、参加者リストで、映像データが取得された映像セッションを識別する映像セッションIDに関連付けられた端末IDにより識別される通信装置を転送先装置から除外することができる。映像データの送信元装置にその映像データが転送されることを防止することができる。端末装置30と相手方装置81,82の一部又は全部の通信装置で複数の会議プロセスが実行されていたとしても、端末装置30と相手方装置81,82のうち、映像転送リストに登録された端末IDにより識別される通信装置を転送先装置から除外することができる。映像データが送信済みである通信装置に再度同じ映像データが転送されることを防止することができる。端末装置30と相手方装置81,82の各通信装置でクライアントプログラムを複数起動し複数の会議プロセスが実行される場合において、サーバ装置20での映像データの送信の実行又は未実行により、各通信装置での映像の出力と未出力を制御することができる。
<変形例>
上述した実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例のうちの幾つかの構成は、適宜組み合わせて採用することもできる。以下では上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は適宜省略する。
(1)上記では、1個の会議プロセスとサーバ装置20の間に音セッションと映像セッションが確立されることとした。両者間に確立されるセッションは、1つのセッションであってもよい。この場合、音データと映像データは、この1つのセッションを介して送受信される。会議IDにより識別される遠隔会議において、このセッションは、セッションIDにより識別される。
(2)上記では、起動コマンドとして「ABCJoin.exe /Server=Japan1.ABCJoin.com /Meeting=1234」を例示し、起動コマンドに会議IDを含めることとした。起動コマンドは、会議IDを含まない形式としてもよい。この場合、例えば、クライアントプログラムは、起動コマンドの入力に応じてユーザ認証の認証用画面を表示させるモジュールを含む。これにより、端末装置30では、クライアントプログラムが起動されると認証用画面(不図示)が表示部38に表示される。端末装置30のユーザは、操作部40を操作し、認証用画面に認証用のIDを入力する。CPU32は、入力された認証用のIDを、上述した会議IDとして取得する。
図10に示すサーバ接続処理のS91では、上述した通り、取得された第一発行要求に含まれる認証用のIDに対応する会議IDにより認証処理が実行される。会議IDとして入力された認証用のIDが正当ではない場合、S91は否定される(図10のS91:No参照)。S95では、上述した通り、取得された第二発行要求に含まれる認証用のIDに対応する会議IDにより認証処理が実行される。会議IDとして入力された認証用のIDが正当ではない場合、S95は否定される(図10のS95:No参照)。S99では、上述した通り、取得された接続要求に含まれる認証用のIDに対応する会議IDにより認証処理が実行される。会議IDとして入力された認証用のIDが正当ではない場合、S99は否定される(図10のS99:No参照)。
(3)上記では、図7に示すカメラ起動処理において、接続中カメラ一覧を含むカメラ選択画面70を作成し、表示部38に表示することとした(図7のS71及びS73、図8参照)。接続中カメラ一覧に含ませるカメラに関し、既存の会議プロセスで使用されているカメラは、接続中カメラ一覧から除外するようにしてもよい。上記同様、端末装置30に2台のカメラ42,54が設けられているとする。この状態で、既に、会議プロセスがカメラ42を対象として実行されているとする。この場合、2回目のクライアントプログラムの起動時には、S71とS73を省略し、CPU32は、カメラ54を自動的に選択し、S75以降の処理を上記同様に実行するようにしてもよい。
(4)上記では、図9に示す終了処理に関し、終了指示による終了対象の会議プロセスを、閉じる操作がされた遠隔会議画面60に対応する会議プロセスとした。終了処理で送信される退出要求は、接続ファイルにおいて関連付けられた会議IDと端末IDとプロセスIDを含む。複数の会議プロセスが実行されている状態で終了指示が受け付けられた場合に終了対象とされる会議プロセスは、実行中の全ての会議プロセスとするようにしてもよい。終了指示は、上記同様、複数の会議プロセスのうちの所定の会議プロセスによる遠隔会議画面60に対する閉じる操作により受け付けられる。この場合、終了処理で送信される退出要求には、会議IDと端末IDが含められる。図10に示すサーバ接続処理では、退出要求が取得された場合(図10のS105:Yes参照)、S107では、退出要求に含まれる会議室IDと端末IDに一致する会議室IDと端末IDと、これら各IDに関連付けられたプロセスIDと音セッションIDと映像セッションIDが参加者リストから削除される。
10 遠隔会議システム
20 サーバ装置
22 CPU
24 記憶装置
26 RAM
28 通信部
29 バス
30 端末装置
32 CPU
34 記憶装置
36 RAM
38 表示部
40 操作部
42,54 カメラ
44 スピーカ
46 通信部
48 接続インターフェース(接続I/F)
50 バス
52 マイク
60 遠隔会議画面
61 映像領域
62,63,64,65 映像
66 共有資料領域
67 共有資料
70 カメラ選択画面
71 選択領域
72 撮影確認領域
73 OKボタン
81,82 相手方装置
90 ネットワーク

Claims (12)

  1. ネットワークに接続された遠隔会議に用いられる複数の端末装置と、前記ネットワークに接続された遠隔会議を実行するサーバ装置と、を含む遠隔会議システムであって、
    前記端末装置は、
    接続先となる遠隔会議を識別する会議室情報を取得する第一取得手段と、
    前記第一取得手段で取得された会議室情報により識別される遠隔会議において、自端末装置を識別する端末情報を取得する第二取得手段と、
    前記第一取得手段で取得された会議室情報と、前記第二取得手段で取得された端末情報と、を含む、前記第一取得手段で取得された会議室情報により識別される遠隔会議への接続要求を、前記ネットワークに接続された自端末装置の第一通信部から前記サーバ装置に送信する第一送信制御手段と、
    自端末装置の集音部で集音された音に対応する音データを、接続要求に応じて、自端末装置で実行されている会議プロセスと前記サーバ装置との間で確立されたセッションを介して、前記第一通信部から送信する第二送信制御手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記複数の端末装置のそれぞれから送信される接続要求に含まれる、会議室情報と、接続要求の送信元である前記端末装置を識別する端末情報と、を関連付けて前記サーバ装置の第一記憶領域に登録する第一登録手段と、
    前記複数の端末装置のそれぞれからの接続要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記複数の端末装置のそれぞれから送信される音データを、前記ネットワークに接続された前記サーバ装置の第二通信部を介して取得する第三取得手段と、
    前記第一記憶領域で、前記第三取得手段で取得された音データの送信元である前記複数の端末装置のうちの送信元装置を識別する端末情報としての第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる、端末情報としての第二種端末情報により識別される、前記複数の端末装置から前記送信元装置を除いた転送先装置からの接続要求に応じて、前記転送先装置で実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第三取得手段で取得された音データを、前記第二通信部から送信する第三送信制御手段と、を備える遠隔会議システム。
  2. ネットワークに接続された複数の端末装置による遠隔会議を実行する前記ネットワークに接続されたサーバ装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記複数の端末装置のそれぞれから送信される遠隔会議への接続要求に含まれる、接続先となる遠隔会議を識別する会議室情報と、接続要求の送信元である前記端末装置を識別する端末情報と、を関連付けて前記サーバ装置の第一記憶領域に登録する第一登録手段と、
    前記複数の端末装置のそれぞれからの接続要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記複数の端末装置のそれぞれから送信される音データを、前記ネットワークに接続された前記サーバ装置の第二通信部を介して取得する第三取得手段と、
    前記第一記憶領域で、前記第三取得手段で取得された音データの送信元である前記複数の端末装置のうちの送信元装置を識別する端末情報としての第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる、端末情報としての第二種端末情報により識別される、前記複数の端末装置から前記送信元装置を除いた転送先装置からの接続要求に応じて、前記転送先装置で実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第三取得手段で取得された音データを、前記第二通信部から送信する第三送信制御手段と、して機能させるプログラム。
  3. 前記コンピュータを、前記複数の端末装置のそれぞれからの第一発行要求に応じて、端末情報を発行し、発行された端末情報を前記第二通信部から第一発行要求の送信元である前記端末装置に送信する第一発行手段として機能させる、請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記コンピュータを、前記複数の端末装置のそれぞれからの第二発行要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されているセッションを確立させる会議プロセスを識別するプロセス情報を発行し、発行されたプロセス情報を前記第二通信部から第二発行要求の送信元である前記端末装置に送信する第二発行手段として機能させ、
    前記第一登録手段は、接続要求に含まれる、会議室情報と、端末情報と、前記第二発行手段で発行されたプロセス情報と、を関連付けて前記第一記憶領域に登録する機能を含む、請求項2又は請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記第三送信制御手段は、前記第一記憶領域で、第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる第二種端末情報に対して、前記第一記憶領域に、複数のプロセス情報が関連付けて登録されている場合、複数のプロセス情報のうちの1個の第一種プロセス情報により識別される前記転送先装置で実行されている会議プロセスとしての第一種プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第三取得手段で取得された音データを送信し、複数のプロセス情報から第一種プロセス情報を除いた第二種プロセス情報により識別される前記転送先装置で実行されている会議プロセスとしての第二種プロセスとの間で確立されたセッションを介しては、前記第三取得手段で取得された音データを送信しない、機能を含む、請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記コンピュータを、
    前記複数の端末装置のそれぞれからの接続要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記複数の端末装置のそれぞれから送信される映像データを、前記第二通信部を介して取得する第四取得手段と、
    前記第一記憶領域で、前記第四取得手段で取得された映像データの送信元である前記送信元装置を識別する第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる、第二種端末情報により識別される、前記転送先装置からの接続要求に応じて、前記転送先装置で実行されている会議プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第四取得手段で取得された映像データを、前記第二通信部から送信する第四送信制御手段と、して機能させる、請求項2又は請求項3に記載のプログラム。
  7. 前記コンピュータを、前記複数の端末装置のそれぞれからの第二発行要求に応じて、前記複数の端末装置のそれぞれで実行されているセッションを確立させる会議プロセスを識別するプロセス情報を発行し、発行されたプロセス情報を前記第二通信部から第二発行要求の送信元である前記端末装置に送信する第二発行手段として機能させ、
    前記第一登録手段は、接続要求に含まれる、会議室情報と、端末情報と、前記第二発行手段で発行されたプロセス情報と、を関連付けて前記第一記憶領域に登録する機能を含み、
    前記第四送信制御手段は、前記第一記憶領域で、第一種端末情報に関連付けられる会議室情報と同一の会議室情報に関連付けられる第二種端末情報に対して、前記第一記憶領域に、複数のプロセス情報が関連付けて登録されている場合、複数のプロセス情報のうちの1個の第一種プロセス情報により識別される前記転送先装置で実行されている会議プロセスとしての第一種プロセスとの間で確立されたセッションを介して、前記第四取得手段で取得された映像データを送信し、複数のプロセス情報から第一種プロセス情報を除いた第二種プロセス情報により識別される前記転送先装置で実行されている会議プロセスとしての第二種プロセスとの間で確立されたセッションを介しては、前記第四取得手段で取得された映像データを送信しない、機能を含む、請求項6に記載のプログラム。
  8. ネットワークに接続されたサーバ装置により実行される遠隔会議に用いられる前記ネットワークに接続された端末装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    接続先となる遠隔会議を識別する会議室情報を取得する第一取得手段と、
    前記第一取得手段で取得された会議室情報により識別される遠隔会議において、自端末装置を識別する端末情報を取得する第二取得手段と、
    前記第一取得手段で取得された会議室情報と、前記第二取得手段で取得された端末情報と、を含む、前記第一取得手段で取得された会議室情報により識別される遠隔会議への接続を要求する接続要求を、前記ネットワークに接続された自端末装置の第一通信部から前記サーバ装置に送信する第一送信制御手段と、
    自端末装置の集音部で集音された音に対応する音データを、接続要求に応じて、自端末装置で実行されている前記プログラムによる会議プロセスと前記サーバ装置との間で確立されたセッションを介して、前記第一通信部から送信する第二送信制御手段と、して機能させるプログラム。
  9. 前記第二取得手段は、前記サーバ装置に対する第一発行要求に応じて、前記サーバ装置から送信される自端末装置を識別する端末情報を、前記第一通信部を介して取得する機能を含む、請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記コンピュータを、前記第一取得手段で取得された会議室情報と、前記第二取得手段で取得された端末情報と、を関連付けて、自端末装置の第二記憶領域に登録する第二登録手段として機能させ、
    前記第二取得手段は、前記第二記憶領域に端末情報が登録されている場合、端末情報を前記第二記憶領域から取得する機能を含む、請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記コンピュータを、前記サーバ装置に対する第二発行要求に応じて、前記サーバ装置で発行され且つ前記サーバ装置から送信される会議プロセスを識別するプロセス情報を、前記第一通信部を介して取得する第五取得手段として機能させ、
    前記第一送信制御手段は、会議室情報と、端末情報と、前記第五取得手段で取得されたプロセス情報と、を含む接続要求を、前記第一通信部から前記サーバ装置に送信する機能を含む、請求項8から請求項10の何れか1項に記載のプログラム。
  12. 前記コンピュータを、自端末装置の撮影部で撮影された映像に対応する映像データを、会議プロセスと前記サーバ装置との間で確立されたセッションを介して、前記第一通信部から送信する第五送信制御手段と、して機能させる、請求項8から請求項11の何れか1項に記載のプログラム。
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