JP2017174276A - プログラム及び遠隔会議方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔会議で利用される資料データを会議サーバから所定の端末装置にスムーズに送信することができる、会議サーバ用のプログラムと遠隔会議方法を提供する。
【解決手段】会議サーバでは、第一取得処理と第二取得処理と第一送信処理が実行される。第一取得処理は、ネットワークに接続された第一端末装置と第二端末装置による遠隔会議で設定される第一端末装置に対応するユーザ情報を含む第一端末装置からの遠隔会議への参加要求を、ネットワークに接続された会議サーバの通信部を介して取得する処理である。第二取得処理は、会議サーバがアクセス可能な記憶装置に記憶された複数の資料データから、参加要求に含まれるユーザ情報に関連付けられた、遠隔会議で第一端末装置と第二端末装置の間で共有される資料データを取得する処理である。第一送信処理は、記憶装置から取得された資料データを、通信部から第二端末装置に送信させる処理である。
【選択図】図4

Description

本発明は、遠隔会議の会議サーバを制御するコンピュータに所定の処理を実行させるプログラムと、遠隔会議方法に関する。
ネットワークを介した遠隔会議に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、テレビ会議システムにおける資料配布方法が開示されている。資料配付方法では、端末局でテレビ会議の予約が行われると、会議の参加予定者リストが予約系サーバの会議参加DBに登録される。端末局で予約系サーバに資料データが登録されると、予約系サーバでは、会議参加DBから会議参加予定者のメールアドレスが取得される。メールアドレスリストは、資料データに埋め込まれる。予約系サーバでは、所定のタイミングで、メールアドレスリストに含まれるメールアドレスに対して資料データが送付される。
特開2004−112617号公報
発明者は、遠隔会議における資料データの送信に関し、シンプルな処理の手順について検討を行った。その際、発明者は、事前に予定されたユーザ以外のユーザが、追加的に遠隔会議に参加することがある点を考慮した。発明者は、特定のユーザが操作する端末装置に対して、資料データが送信されないといった事態の発生を抑制できる構成を検討した。
本発明は、遠隔会議で利用される資料データを会議サーバから所定の端末装置にスムーズに送信することができる、会議サーバ用のプログラムと遠隔会議方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、ネットワークを介した遠隔会議の会議サーバを制御するコンピュータに、前記ネットワークに接続された第一端末装置と、前記ネットワークに接続された第二端末装置と、による前記遠隔会議で設定される前記第一端末装置に対応するユーザ情報を含む前記第一端末装置からの前記遠隔会議への参加要求を、前記ネットワークに接続された前記会議サーバの通信部を介して取得する第一取得処理と、前記会議サーバがアクセス可能な記憶装置に記憶された複数の資料データから、前記第一取得処理で取得された前記参加要求に含まれる前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報に関連付けられた、前記遠隔会議で前記第一端末装置と前記第二端末装置との間で共有される前記資料データを取得する第二取得処理と、前記第二取得処理で前記記憶装置から取得された前記資料データを、前記通信部から前記遠隔会議に参加している前記第二端末装置に送信させる第一送信処理と、を実行させるプログラムである。
このプログラムによれば、第一端末装置からの参加要求の取得に応じて、第一端末装置に対応するユーザ情報に関連付けられた資料データを、遠隔会議の相手先となる第二端末装置に送信することができる。
本発明の他の側面は、ネットワークに接続された会議サーバを介した第一端末装置と第二端末装置とによる遠隔会議の遠隔会議方法であって、前記第一端末装置からの保存要求に従い、複数の資料データを記憶する記憶装置に、前記遠隔会議で前記第一端末装置と前記第二端末装置との間で共有される前記資料データを、前記遠隔会議で設定される前記第一端末装置に対応するユーザ情報に関連付けて記憶する記憶工程と、前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報を含む前記第一端末装置からの前記遠隔会議への参加要求を取得する第一取得工程と、前記記憶装置に記憶された前記複数の資料データから、前記第一取得工程で取得された前記参加要求に含まれる前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報に関連付けられた前記資料データを取得する第二取得工程と、前記第二取得工程で前記記憶装置から取得された前記資料データを、前記遠隔会議に参加している前記第二端末装置に送信する第一送信工程と、を含む遠隔会議方法である。
この遠隔会議方法によれば、遠隔会議の開催前に、第一端末装置からの資料データを、第一端末装置に対応するユーザ情報に関連付けて記憶することができる。第一端末装置からの参加要求の取得に応じて、予め記憶させた第一端末装置に対応するユーザ情報に関連付けられた資料データを、遠隔会議の相手先となる第二端末装置に送信することができる。
本発明によれば、遠隔会議で利用される資料データを会議サーバから所定の端末装置にスムーズに送信することができる、会議サーバ用のプログラムと遠隔会議方法を得ることができる。
遠隔会議システムの一例を示す図である。 遠隔会議画面の一例を示す図である。 資料登録処理のフローチャートである。 共有開始処理のフローチャートである。 共有リストの一例を示す図である。 共有解除処理のフローチャートである。 候補抽出処理のフローチャートである。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。他の構成を含むようにしてもよい。
<遠隔会議システム>
遠隔会議システム10の概略について、図1を参照して説明する。遠隔会議システム10は、図1に示すように、会議サーバ20と、登録サーバ30と、オンラインストレージ40と、端末装置を含む。図1では、3台の端末装置が図示されている。端末装置の台数は、実施される遠隔会議のシチュエーションに応じて変化する。実施形態では、3台の端末装置による遠隔会議を例として説明する。図1に図示された3台の端末装置のそれぞれを、端末装置51,52,53という。端末装置51,52,53は、同一の遠隔会議に参加しているユーザによってそれぞれ操作される。
会議サーバ20と登録サーバ30とオンラインストレージ40と端末装置51,52,53は、ネットワーク70に接続されている。ネットワーク70は、例えば、インターネットのようなネットワークである。但し、ネットワーク70は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であってもよい。遠隔会議システム10では、端末装置51,52,53による遠隔会議は、会議サーバ20と端末装置51,52,53のそれぞれとの間でセッションが確立された状態で行われる。
会議サーバ20を介して実行される遠隔会議は、会議IDによって識別される。即ち、端末装置51,52,53による遠隔会議は、会議IDによって、会議サーバ20を介して実行される他の遠隔会議と識別される。会議IDによって識別される遠隔会議において、端末装置51,52,53は、ユーザIDによって識別される。実施形態では、端末装置51,52,53に対応するユーザIDは、次の通りとする。即ち、端末装置51に対応するユーザIDは、「USER51」とする。端末装置52に対応するユーザIDは、「USER52」とする。端末装置53に対応するユーザIDは、「USER53」とする。
遠隔会議システム10では、所定のユーザによって、事前に遠隔会議の開催が予約される。予約は、会議サーバ20、登録サーバ30又は不図示のWebサーバによって提供される所定のサイトにて行われる。この他、予約は、端末装置で実行される遠隔会議用のクライアントプログラム若しくはこれとは異なる所定のアプリケーションを介して行われる。遠隔会議の予約では、端末装置51,52,53に対応するユーザIDが、それぞれ登録される。登録された各ユーザIDには、所定の権限が設定される。権限としては、資料共有権限が例示される。資料共有権限については、後述する。
遠隔会議の予約では、予約対象の遠隔会議に対して、所定の属性情報を設定することができる。属性情報としては、遠隔会議の開催頻度が例示される。属性情報としての開催頻度には、例えば、毎日、所定期間毎(例えば、1回/週又は1回/月)が含まれる。開催頻度は、任意の設定項目であり、未設定とすることもできる。予約された遠隔会議は、会議リストに登録される。会議リストは、会議IDに関連付けられる。会議リストには、ユーザIDと権限を示す情報が関連付けて登録される。更に、会議リストには、開催頻度が登録される。開催頻度が、毎日又は所定期間毎のように遠隔会議を繰り返し開催させる設定である場合、会議リストには、開催済みの遠隔会議のうち、最新の遠隔会議の開催日時が登録される。
遠隔会議システム10では、遠隔会議の予約に伴い、例えば、遠隔会議の開催を、会議リストに登録されたユーザIDに対応する端末装置51,52,53のユーザに通知することができる。この通知は、例えば、電子メールを用いて行われる。即ち、電子メールの本文には、遠隔会議の開催日時と、会議サーバ20のURLが含められる。会議サーバ20のURLには、例えば、予約された遠隔会議を識別する会議IDに関する情報が含められる。遠隔会議の予約が完了した後、事前に予定されたユーザ以外のユーザが、遠隔会議に参加し、又は不参加となることがある。従って、遠隔会議システム10では、遠隔会議の予約が完了した後、会議リストに登録されたユーザIDを変更することができる。ユーザIDが追加された場合、追加されたユーザIDに対応する端末装置のユーザに対して、前述の電子メールが送信される。
会議サーバ20は、端末装置51,52,53の間を送受信されるデータを中継する。端末装置51,52,53の間を送受信されるデータとしては、映像データと音データが例示される。映像データは、端末装置51,52,53のそれぞれで撮影された撮影画像61(図2参照)に対応するデータである。音データは、端末装置51,52,53のそれぞれで集音された音に対応するデータである。
端末装置51,52,53の各端末装置で、会議サーバ20との間でセッションが確立されると、端末装置51,52,53の各ユーザは、会議IDによって識別される遠隔会議が開催されるバーチャルな会議室に入室した状態となる。例えば、端末装置51では、会議サーバ20との間でセッションが確立されると、端末装置51のカメラで撮影された映像データと端末装置51のマイクで集音された音に対応する音データが、端末装置51の通信部から会議サーバ20に送信される。映像データと音データには、送信元を示すユーザIDがそれぞれ含められる。例えば、端末装置51から送信される映像データと音データには、ユーザID「USER51」が含められる。
会議サーバ20は、端末装置51,52,53からそれぞれ送信された映像データと音データを受信し、受信された映像データと音データを、例えば、その映像データと音データの送信元の端末装置を除く端末装置に送信する。例えば、会議サーバ20は、端末装置51から送信された映像データと音データを、端末装置51を除く端末装置52,53に送信する。会議サーバ20から端末装置51,52,53への映像データと音データの送信は、公知の遠隔会議システムと同様、ストリーミング方式によって行われる。遠隔会議システム10では、映像データと音データの送受信は、公知の遠隔会議システムと同様に行われる。従って、実施形態では、会議サーバ20を介した端末装置51,52,53の間の映像データと音データの送受信に関する説明は、省略する。
この他、会議サーバ20は、資料データを、端末装置51,52,53に送信する。資料データは、遠隔会議で用いられる資料画像62(図2参照)に対応するデータである。遠隔会議システム10では、端末装置51,52,53の間で同一の資料データが共有され、共有された資料データに対応する資料画像62を表示させた状態で、遠隔会議を進行することができる。
登録サーバ30は、資料データの事前登録に関するサービスを提供する。実施形態では、登録サーバ30によって提供される前述のサービスを、「登録サービス」という。登録サービスによれば、資料データが、この資料データの共有元となる端末装置のユーザIDに関連付けられた状態で、記憶装置としてのオンラインストレージ40に記憶される。この点に関する説明は、後述する。
端末装置51,52,53では、遠隔会議の実施中、遠隔会議画面60が表示される(図2参照)。遠隔会議画面60は、撮影画像61と、資料画像62と、退出ボタン63を含む。遠隔会議画面60では、撮影画像61の表示又は非表示を設定することができる。撮影画像61の表示又は非表示は、端末装置51,52,53の各撮影画像61に対して個別に設定することができる。図2に示す遠隔会議画面60に基づけば、端末装置52,53の撮影画像61は、共に表示に設定されている。遠隔会議画面60に自装置の撮影画像61を表示させる場合、自装置の撮影画像61は、自装置での撮影に応じて取得される映像データに従い表示される。遠隔会議の相手先となる端末装置の撮影画像61は、会議サーバ20からの映像データに従い表示される。
退出ボタン63は、遠隔会議からの退出に対応する操作ボタンである。例えば、端末装置51,52,53の各ユーザは、遠隔会議が開催されているバーチャルな会議室から退出する場合、退出ボタン63を押下する操作を、自身が操作する端末装置に対して入力する。端末装置51,52,53では、退出ボタン63の押下が受け付けられる。退出ボタン63の押下が受け付けられた端末装置では、退出要求が会議サーバ20に送信される。退出要求には、自装置に対応するユーザIDが含められる。会議サーバ20で退出要求が受信された場合、会議サーバ20と退出要求の送信元の端末装置の間で、セッションを切断する処理手順が適宜実行される。退出要求の送信元の端末装置では、この処理手順の実行に伴い、会議サーバ20とのセッションが切断され、遠隔会議が終了した状態となる。遠隔会議は、全ての端末装置51,52,53で会議サーバ20とのセッションが切断されたタイミングで、終了する。
遠隔会議システム10では、オンラインストレージ40として、公知のオンラインストレージが利用される。従って、オンラインストレージ40に関する説明は、適宜省略する。端末装置51,52,53は、ネットワーク70を介した通信機能を有する情報処理装置であり、ハードウェア的には、公知の遠隔会議システムに含まれる端末装置と同様の構成を備える。端末装置51,52,53としては、パーソナルコンピュータとスマートフォンとタブレット端末が例示される。実施形態では、端末装置51,52,53として、パーソナルコンピュータが例示されている(図1参照)。従って、端末装置51,52,53に関する説明は、適宜省略する。
<会議サーバ>
会議サーバ20について、図1を参照して説明する。会議サーバ20は、CPU21と、記憶部22と、RAM23と、通信部24を備える。CPU21と記憶部22とRAM23と通信部24は、バス25に接続される。CPU21は、演算処理を実行する。記憶部22は、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。記憶部22としては、ハードディスク及び/又はフラッシュメモリが例示される。この他、記憶部22は、ROMを含むものであってもよい。記憶部22には、各種のプログラムが記憶される。例えば、OS(Operating System)と各種のアプリケーションが記憶部22に記憶される。記憶部22に記憶されるアプリケーションには、会議サーバプログラムが含まれる。会議サーバプログラムは、所定のサーバ装置を、遠隔会議システム10における会議サーバ20として動作させるプログラムである。会議サーバプログラムには、共有開始処理(図4参照)と共有解除処理(図6参照)と候補抽出処理(図7参照)の各プログラムが含まれる。更に、記憶部22には、上述した会議リストが記憶される。
会議サーバプログラムは、記憶部22に事前にインストールされる。事前のインストールは、例えば、半導体メモリ等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶された会議サーバプログラムが、会議サーバ20の読取部(不図示)によって読み取られることで行われる。会議サーバ20が、例えば、光学ドライブ(不図示)を備えている場合、事前のインストールは、光学メディアに記憶された会議サーバプログラムが、光学ドライブによって読み取られることで行われるようにしてもよい。この他、事前のインストールは、ネットワーク70に接続される、登録サーバ30又は図1で不図示のサーバ装置のハードディスク等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶された会議サーバプログラムが、通信部24で伝送信号として受信されることで行われるようにしてもよい。記憶部22への会議サーバプログラムのインストールについて、上述した何れの形態とするかは、諸事情を考慮して適宜決定される。コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、一時的な記憶媒体(例えば、伝送信号)を含まない、非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。
RAM23は、CPU21が各種のプログラムを実行する際に利用される記憶領域となる。RAM23には、処理の実行途中に、処理で利用される所定のデータ及び情報が所定の領域に記憶される。例えば、資料リストと共有リストと記憶リストが、RAM23に記憶される。但し、資料リストと共有リストと記憶リストは、記憶部22に記憶されてもよい。資料リストと共有リストと記憶リストに関する説明は、後述する。上記では、会議リストの記憶先を記憶部22としたが、会議リストは、RAM23に記憶されてもよい。会議サーバ20では、CPU21が記憶部22に記憶されたOSと図4、図6及び図7の各処理のプログラムを含む会議サーバプログラムを実行する等して、会議サーバ20を制御する。これにより、会議サーバ20では、各種の処理が実行される。
通信部24は、会議サーバ20をネットワーク70に接続し、ネットワーク70を介したデータ通信を行う。会議サーバ20では、通信部24を介して、端末装置51,52,53のそれぞれとの間で各種のデータが送受信される。通信部24は、例えば、イーサネット(登録商標)規格に適合するインターフェース回路である。通信部24によるネットワーク70への接続は、有線接続とされる。但し、通信部24によるネットワーク70への接続は、無線接続であってもよい。
会議サーバ20は、図4、図6及び図7の各処理のプログラムを含む会議サーバプログラムが記憶部22に記憶されている点が、公知のサーバ装置と相違する。但し、会議サーバ20は、ハードウェア的には、公知のサーバ装置と同じである。従って、会議サーバ20は、更に、公知のサーバ装置が備える構成を備える。
<登録サーバ>
登録サーバ30について、図1を参照して説明する。登録サーバ30は、CPU31と、記憶部32と、RAM33と、通信部34を備える。CPU31と記憶部32とRAM33と通信部34は、バス35に接続される。CPU31は、演算処理を実行する。記憶部32は、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。記憶部32としては、ハードディスク及び/又はフラッシュメモリが例示される。この他、記憶部32は、ROMを含むものであってもよい。記憶部32には、各種のプログラムが記憶される。例えば、OS(Operating System)と各種のアプリケーションが記憶部32に記憶される。記憶部32に記憶されるアプリケーションには、登録サーバプログラムが含まれる。登録サーバプログラムは、所定のサーバ装置を、遠隔会議システム10における登録サーバ30として動作させるプログラムである。登録サーバプログラムには、資料登録処理(図3参照)のプログラムが含まれる。
登録サーバプログラムは、記憶部32に事前にインストールされる。事前のインストールは、例えば、半導体メモリ等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶された登録サーバプログラムが、登録サーバ30の読取部(不図示)によって読み取られることで行われる。登録サーバ30が、例えば、光学ドライブ(不図示)を備えている場合、事前のインストールは、光学メディアに記憶された登録サーバプログラムが、光学ドライブによって読み取られることで行われるようにしてもよい。この他、事前のインストールは、ネットワーク70に接続される、会議サーバ20又は図1で不図示のサーバ装置のハードディスク等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶された登録サーバプログラムが、通信部34で伝送信号として受信されることで行われるようにしてもよい。記憶部32への登録サーバプログラムのインストールについて、上述した何れの形態とするかは、諸事情を考慮して適宜決定される。コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、一時的な記憶媒体(例えば、伝送信号)を含まない、非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。
RAM33は、CPU31が各種のプログラムを実行する際に利用される記憶領域となる。RAM33には、処理の実行途中に、処理で利用される所定のデータ及び情報が所定の領域に記憶される。登録サーバ30では、CPU31が記憶部32に記憶されたOSと図3の資料登録処理のプログラムを含む登録サーバプログラムを実行する等して、登録サーバ30を制御する。これにより、登録サーバ30では、各種の処理が実行される。
通信部34は、登録サーバ30をネットワーク70に接続し、ネットワーク70を介したデータ通信を行う。登録サーバ30では、通信部34を介して、端末装置51,52,53のそれぞれとの間で各種のデータが送受信される。通信部34は、例えば、イーサネット(登録商標)規格に適合するインターフェース回路である。通信部34によるネットワーク70への接続は、有線接続とされる。但し、通信部34によるネットワーク70への接続は、無線接続であってもよい。
登録サーバ30は、図3の資料登録処理のプログラムを含む登録サーバプログラムが記憶部32に記憶されている点が、公知のサーバ装置と相違する。但し、登録サーバ30は、ハードウェア的には、公知のサーバ装置と同じである。従って、登録サーバ30は、更に、公知のサーバ装置が備える構成を備える。
<資料登録処理>
登録サーバ30で実行される資料登録処理について、図3を参照して説明する。登録サーバ30では、資料登録処理の実行によって、登録サービスが提供される。登録サーバ30では、資料登録処理の開始に際し、端末装置51,52,53のうち、登録サービスの提供先となる端末装置との間で、次のような処理手順が実行される。この処理手順の説明では、登録サービスの提供先となる端末装置は、端末装置51とする。
端末装置51のユーザは、登録サーバ30へのアクセス指示を、端末装置51に入力する。これに伴い、端末装置51は、登録サーバ30にアクセスする。登録サーバ30へのアクセスは、例えば、端末装置51にインストールされたウェブブラウザを用いて行われる。登録サーバ30と端末装置51の間では、ユーザID「USER51」と所定のパスワードを用いた認証が行われる。登録サーバ30は、ユーザID「USER51」に対応するパスワードを、所定のデータベースから取得する。前述のデータベースは、会議サーバ20がユーザ管理に用いるものであり、例えば、ネットワーク70を介して通信可能な不図示のデータベースサーバに記憶されている。但し、このデータベースは、記憶部32や、会議サーバ20に記憶されていてもよい。登録サーバ30では、端末装置51からのユーザID「USER51」とパスワードが、前述のデータベースに関連付けて登録されているかが判断される。端末装置51からのユーザID「USER51」とパスワードが、前述のデータベースに関連付けて登録されている場合、登録サーバ30では、認証は成功したと判断される。一方、端末装置51からのユーザID「USER51」とパスワードが、前述のデータベースに関連付けて登録されていない場合、登録サーバ30では、認証は失敗したと判断される。
登録サーバ30では、上述したように実行される認証が成功した場合、資料登録処理が開始される。資料登録処理を開始させたCPU31は、保存要求が取得されたかを判断する(S11)。認証された端末装置には、その端末装置がアクセス可能な記憶部に記憶された電子ファイル形式のデータを選択する操作が入力される。この端末装置では、この操作が受け付けられ、選択されたデータが特定される。その後、特定されたデータは、資料データとして保存要求に含められ、認証された端末装置から登録サーバ30に送信される。複数のデータが資料データとして選択された場合、選択された全ての資料データが保存要求に含められ、登録サーバ30に送信される。保存要求には、資料データと共に、自装置に対応するユーザIDが含められる。登録サーバ30では、端末装置からの保存要求が、通信部34で受信される。CPU31は、通信部34を介して保存要求を取得する。
保存要求が取得されていない場合(S11:No)、CPU31は、この判断を繰り返して実行する。保存要求が取得された場合(S11:Yes)、CPU31は、保存要求に含まれる資料データとユーザIDを関連付けて記憶させる(S13)。記憶先は、オンラインストレージ40とされる。CPU31は、保存要求から取得される資料データを、この資料データと共に取得されるユーザIDに関連付けて、RAM33に記憶させる。続けて、CPU31は、オンラインストレージ40に対する記憶要求の送信指令を通信部34に出力する。記憶要求は、取得された資料データをユーザIDに関連付けて記憶することを要求する、オンラインストレージ40に対する指示である。前述のユーザIDは、前述の資料データと共に保存要求から取得されたユーザIDである。記憶要求には、取得された資料データとユーザIDが関連付けられた状態で含められる。送信指令に従い、資料データとユーザIDを含む記憶要求が、通信部34からオンラインストレージ40に送信される。オンラインストレージ40では、受信された記憶要求に従い、資料データがユーザIDに関連付けて記憶される。オンラインストレージ40では、資料データの記憶日時(年月日)が、記憶された資料データに関連付けられる。
次に、CPU31は、保存完了通知を送信させる(S15)。保存完了通知は、資料データの記憶が完了したことを示す情報である。保存完了通知の送信先は、S13によってオンラインストレージ40に記憶された資料データを含む保存要求の送信元である端末装置とされる。CPU31は、保存完了通知の送信指令を通信部34に出力する。送信指令に従い、保存完了通知が、通信部34から、前述の端末装置に送信される。端末装置では、保存完了通知の受信に応じて、選択された資料データの保存が完了したことを示す情報が、自装置の表示部に表示される。S15を実行した後、CPU31は、資料登録処理を終了する。
オンラインストレージ40では、記憶要求に従った上述の記憶が完了した場合、記憶応答を登録サーバ30に送信するようにしてもよい。この場合、オンラインストレージ40から送信された記憶応答は、通信部34で受信される。CPU31は、通信部34を介して記憶応答を取得する。CPU31は、記憶応答の取得に応じて、S15を実行する。
<共有開始処理>
会議サーバ20で実行される共有開始処理について、図4を参照して説明する。共有開始処理を開始させたCPU21は、参加要求が取得されたかを判断する(S21)。例えば、端末装置51,52,53では、遠隔会議の予約の完了に応じて会議サーバ20から送信される電子メールに記載のURLに対する操作が、遠隔会議の開催予定日時に合わせて入力される。端末装置51,52,53では、この操作が受け付けられた場合、参加要求が会議サーバ20に送信される。端末装置51,52,53では、参加要求の送信に際し、遠隔会議用のクライアントプログラムが起動され、ユーザIDが入力される。端末装置51,52,53では、入力されたユーザIDが取得される。但し、前述のURLにユーザIDを含め、このURLからユーザIDを取得するようにしてもよい。参加要求には、ユーザIDが含められる。この他、端末装置51,52,53では、遠隔会議用のクライアントプログラムを起動させる操作が、遠隔会議の開催予定日時に合わせて入力され、会議IDとユーザIDが入力されるようにしてもよい。端末装置51,52,53では、入力された会議IDとユーザIDが取得される。参加要求には、会議IDとユーザIDが含められる。端末装置51,52,53では、このような操作が受け付けられた場合、参加要求が会議サーバ20に送信される。会議サーバ20では、参加要求が通信部24で受信される。CPU21は、通信部24を介して参加要求を取得する。取得された参加要求は、RAM23に記憶される。
参加要求が取得されていない場合(S21:No)、CPU21は、この判断を繰り返して実行する。参加要求が取得された場合(S21:Yes)、CPU21は、参加要求の送信元の端末装置との間で、セッションが確立されたかを判断する(S23)。CPU21は、アクセス先のURLに含まれる会議ID又は参加要求に含まれる会議IDに関連付けられた会議リストに、参加要求に含まれるユーザIDが登録されているかを判断する。アクセス先のURLに含まれる会議ID又は参加要求に含まれる会議IDは、RAM23に記憶される。前述のユーザIDが会議リストに登録されている場合、CPU21は、参加要求の送信元の端末装置との間で、セッションを確立する処理手順を、更に実行する。会議サーバ20では、このようにして、参加要求の送信元の端末装置との間で、セッションが確立される。セッションを確立する処理手順は、公知の遠隔会議システムで実行される処理手順と同様である。従って、セッションを確立する処理手順に関する説明は、省略する。前述のユーザIDが会議リストに登録されていない場合、参加要求の送信元の端末装置との間で、セッションは確立されない。
セッションが確立されない場合(S23:No)、CPU21は、処理をS21に戻す。その後、CPU21は、再度、S21を実行する。セッションが確立された場合(S23:Yes)、CPU21は、取得された参加要求からユーザIDを取得する(S25)。取得されたユーザIDは、RAM23に記憶される。なお、S23は、省略するようにしてもよい。この場合、S21が肯定(S21:Yes)されると、S25が実行される。続けて、CPU21は、資料共有権限が、取得されたユーザIDに関連付けられているかを判断する(S27)。資料共有権限は、会議IDによって識別される遠隔会議で共有される資料データの共有元となれる権限である。この判断には、会議リストが用いられる。判断に用いられる会議リストは、新たなセッションの確立に用いられたURLに含まれる会議ID又は参加要求に含まれる会議IDに関連付けられた会議リストである。資料共有権限が関連付けられていない場合(S27:No)、CPU21は、処理をS21に戻す。その後、CPU21は、再度、S21以降の処理を実行する。
資料共有権限が関連付けられている場合(S27:Yes)、CPU21は、候補抽出処理を実行する(S29)。候補抽出処理については、後述する。S29を実行した後、CPU21は、候補抽出処理で生成された資料リストを送信させる(S31)。資料リストは、候補抽出処理で抽出された資料情報を含む。資料情報は、資料データに対応する情報である。資料情報は、資料データのファイル名とされる。CPU21は、資料リストの送信指令を通信部24に出力する。資料リストの送信先は、端末装置51,52,53のうち、S25で取得されたユーザIDに対応する端末装置とされる。送信指令に従い、資料リストが、通信部24から前述した端末装置に送信される。
次に、CPU21は、資料リストの送信先の端末装置で選択された資料情報が取得されたかを判断する(S33)。この判断は、S31を実行後、予め定めた所定期間繰り返される。資料リストの送信先の端末装置では、S31で送信された資料リストが受信され、受信された資料リストが、自装置の表示部に表示される。この端末装置のユーザは、端末装置を操作し、資料リストに含まれる資料情報から、1個又は複数の資料情報を選択する。端末装置では、選択の操作が受け付けられ、選択された資料情報が特定される。その後、端末装置では、特定された資料情報が、会議サーバ20に送信される。会議サーバ20では、端末装置からの資料情報が、通信部24で受信される。CPU21は、通信部24を介して資料情報を取得する。
資料情報が上述した所定期間内に取得されない場合(S33:No)、CPU21は、処理をS21に戻す。その後、CPU21は、再度、S21以降の処理を実行する。資料情報が取得された場合(S33:Yes)、CPU21は、取得された資料情報に対応する資料データを取得する(S35)。会議サーバ20では、取得された資料情報に対応する資料データが、オンラインストレージ40からダウンロードされる。CPU21は、ダウンロード要求の送信指令を通信部24に出力する。ダウンロード要求には、取得された資料情報が含められる。ダウンロード要求の送信先は、オンラインストレージ40とされる。送信指令に従い、ダウンロード要求が、通信部24からオンラインストレージ40に送信される。オンラインストレージ40では、ダウンロード要求に含まれる資料情報に対応する資料データが特定される。ダウンロード要求には、S25で取得されたユーザIDを含めるようにしてもよい。この場合、オンラインストレージ40では、ダウンロード要求に含まれるユーザIDに一致するユーザIDに関連付けられた資料情報が特定され、特定された資料情報に対応する資料データが特定される。オンラインストレージ40では、特定された資料データが会議サーバ20に送信される。CPU21は、通信部24を介してオンラインストレージ40から送信された資料データを取得する。取得された資料データは、RAM23に記憶される。
S35を実行した後、CPU21は、S35で取得された資料データを送信させる(S37)。CPU21は、資料データの送信指令を通信部24に出力する。資料データの送信先は、端末装置51,52,53とされる。送信指令に従い、資料データが、通信部24から端末装置51,52,53に送信される。端末装置51,52,53では、資料データが受信され、受信された資料データに対応する資料画像62が、自装置で表示中の遠隔会議画面60に表示される。
続けて、CPU21は、共有リストに、ユーザIDと資料情報を関連付けて登録する(S39 図5参照)。前述のユーザIDは、S25で取得されたユーザIDである。前述の資料情報は、S37で送信された資料データに対応する資料情報である。共有リストでは、関連付けて登録されるユーザIDと資料情報の組み合わせは、識別番号によって識別される。例えば、共有リストに、ユーザID「USER51」と資料情報「Document1」(識別番号:1)及び「Documen2」(識別番号:2)が関連付けて登録されている状態(図5上段参照)で、S25でユーザID「USER52」が取得され、S37で資料情報「Document3」の資料データが送信されたとする。この場合、CPU21は、識別番号「3」のユーザIDと資料情報として、ユーザID「USER52」と資料情報「Document3」を関連付けて登録する(図5下段参照)。S39を実行した後、CPU21は、処理をS21に戻す。その後、CPU21は、再度、S21以降の処理を実行する。
<共有解除処理>
会議サーバ20で実行される共有解除処理について、図6を参照して説明する。共有解除処理を開始させたCPU21は、退出要求が取得されたかを判断する(S41)。退出要求は、上述した通り、端末装置51,52,53のうち、退出ボタン63を押下する操作が受け付けられた端末装置から送信される。会議サーバ20では、退出要求が、通信部24で受信される。CPU21は、通信部24を介して退出要求を取得する。退出要求が取得された場合、CPU21は、共有解除処理の実行と並行して、退出要求の送信元の端末装置との間で、セッションを切断する処理手順を適宜実行する。この処理手順は、公知の遠隔会議システムで実行される処理手順と同様である。従って、セッションを切断する処理手順に関する説明は、省略する。
退出要求が取得されていない場合(S41:No)、CPU21は、この判断を繰り返して実行する。退出要求が取得された場合(S41:Yes)、CPU21は、取得された退出要求に含まれるユーザIDを取得する(S43)。取得されたユーザIDは、RAM23に記憶される。RAM23では、図4のS25でのユーザIDとS43でのユーザIDは、区別された状態で記憶される。続けて、CPU21は、共有リストに登録された全ての組み合わせが、S47〜S51の処理対象として選択されたかを判断する(S45)。前述の組み合わせは、識別番号によって識別される1組のユーザIDと資料情報である。実施形態では、共有リストに関連付けて登録された1組のユーザIDと資料情報を、単に「組み合わせ」という。この判断は、共有リストとS47でRAM23に記憶される識別番号に従い行われる。共有リストに登録された全ての組み合わせが処理対象として選択されている場合(S45:Yes)、CPU21は、処理をS53に移行する。
共有リストに登録された全ての組み合わせが処理対象として選択されていない場合(S45:No)、CPU21は、共有リストの各組み合わせのうちの1つの組み合わせを処理対象として選択する(S47)。選択対象とされる共有リストの組み合わせは、S47で処理対象として選択されていない組み合わせである。上述した通り、CPU21は、S47を実行する毎に、選択された組み合わせの識別番号をRAM23に記憶する。CPU21は、RAM23に記憶されていない識別番号の組み合わせのうちの1つの組み合わせを、処理対象として選択する。
続けて、CPU21は、2個のユーザIDが同一であるかを判断する(S49)。判断対象とされるユーザIDは、処理対象の組み合わせに含まれるユーザIDと、S43で取得されたユーザIDである。2個のユーザIDが同一である場合(S49:Yes)、CPU21は、処理対象の組み合わせに含まれる資料情報を、RAM23に記憶させる(S51)。2個のユーザIDが同一でない場合(S49:No)又はS51を実行した後、CPU21は、処理をS45に戻す。その後、CPU21は、再度、S45以降の処理を実行する。例えば、共有リストが図5下段に示す状態である場合、S45〜S51は、3回繰り返される。
S53でCPU21は、解除指示を送信させる。解除指示は、図4のS37で送信された資料データの共有を解除させる指示である。解除指示には、S51でRAM23に記憶された資料情報が含められる。CPU21は、解除指示の送信指令を通信部24に出力する。解除指示の送信先は、端末装置51,52,53のうち、S43で取得されたユーザIDに対応する端末装置を除く端末装置とされる。送信指令に従い、解除指示が、通信部24から前述の端末装置に送信される。解除指示を受信した端末装置では、解除指示に含まれる資料情報に対応する資料データの共有が解除される。即ち、解除指示を受信した端末装置では、前述の資料データに対応する資料画像62が遠隔会議画面60に表示されている場合、この資料画像62が、遠隔会議画面60から消去される。解除指示を受信した端末装置では、解除指示に含まれる資料情報に対応する資料データが消去されるようにしてもよい。S53を実行した後、CPU21は、処理をS41に戻す。その後、CPU21は、再度、S41以降の処理を実行する。
<候補抽出処理>
図4のS29で実行される候補抽出処理について、図7を参照して説明する。候補抽出処理を開始させたCPU21は、端末装置51,52,53による遠隔会議の会議IDに関連付けられた会議リストを取得する(S61)。CPU21は、前述の会議IDを、候補抽出処理の開始前に実行された最新のセッションを確立する処理手順(図4のS21:Yes参照)でRAM23に記憶された会議IDから特定する。続けて、CPU21は、取得された会議リストから開催頻度を取得する(S63)。取得された開催頻度は、RAM23に記憶される。
次に、CPU21は、記憶リストを取得する(S65)。記憶リストは、次に記載の資料情報と記憶日時が、関連付けて登録されたリストである。前述の資料情報は、次に記載のユーザIDに関連付けてオンラインストレージ40に記憶された資料データに対応する資料情報である。前述のユーザIDは、候補抽出処理の開始前に実行された最新の図4のS25で取得されたユーザIDである。前述の記憶日時は、前述の資料情報に対応する資料データが、オンラインストレージ40に記憶された日時である。CPU21は、リスト要求の送信指令を通信部24に出力する。リスト要求には、前述のユーザIDが含められる。リスト要求の送信先は、オンラインストレージ40とされる。送信指令に従い、リスト要求が、通信部24からオンラインストレージ40に送信される。オンラインストレージ40では、リスト要求に含まれるユーザIDに関連付けて記憶された資料データが全て特定され、記憶リストが生成される。記憶リストには、特定された資料データに対応する資料情報と記憶日時が登録される。オンラインストレージ40では、生成された記憶リストが、会議サーバ20に送信される。会議サーバ20では、記憶リストが通信部24で受信される。CPU21は、通信部24を介して記憶リストを取得する。取得された記憶リストは、RAM23に記憶される。
S65を実行した後、CPU21は、記憶リストに登録された全ての資料情報が、S69〜S71の処理対象として選択されたかを判断する(S67)。この判断は、記憶リストとS69でRAM23に記憶される資料情報に従い行われる。記憶リストに登録された全ての資料情報が処理対象として選択されている場合(S67:Yes)、CPU21は、候補抽出処理を終了する。
記憶リストに登録された全ての資料情報が処理対象として選択されていない場合(S67:No)、CPU21は、記憶リストに登録された資料情報のうちの1つの資料情報を処理対象として選択する(S69)。上述した通り、CPU21は、S69を実行する毎に、選択された資料情報をRAM23に記憶する。CPU21は、RAM23に記憶されていない資料情報のうちの1つの資料情報を、処理対象として選択する。CPU21は、記憶リストで、処理対象として選択された資料情報に関連付けて登録された記憶日時を特定する。続けて、CPU21は、特定された記憶日時が、S63で取得された開催頻度に対応しているかを判断する(S71)。
S63で取得された開催頻度が、上述したような遠隔会議を繰り返し開催させる設定であるとする。特定された記憶日時が、会議リストに登録された最新の遠隔会議の開催日時より後の日時である場合、S71の判断は、肯定される(S71:Yes)。特定された記憶日時が、会議リストに登録された最新の遠隔会議の開催日時以前の日時である場合、S71の判断は、否定される(S71:No)。S63で取得された開催頻度が、未設定である場合、S71の判断は、肯定される(S71:Yes)。S71が肯定された場合(S71:Yes)、CPU21は、処理対象の資料情報を、資料リストに登録する(S73)。資料リストは、RAM23に記憶される。候補抽出処理を開始した後、最初に実行されるS73では、資料リストが新たに生成され、処理対象の資料情報が生成された資料リストに登録される。S71が否定された場合(S71:No)又はS73を実行した後、CPU21は、処理をS67に戻す。その後、CPU21は、再度、S67以降の処理を実行する。
<実施形態の効果>
実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)遠隔会議システム10は、会議サーバ20と、登録サーバ30と、オンラインストレージ40と、端末装置51,52,53を含む(図1参照)。登録サーバ30では、端末装置51,52,53による遠隔会議の開催前、端末装置51,52,53のうちの何れかの端末装置から送信された資料データが、資料データの送信元の端末装置に対応するユーザIDに関連付けられた状態で、オンラインストレージ40に記憶される(図3のS13参照)。
会議サーバ20では、端末装置51,52,53のうちの何れかの端末装置からの参加要求が取得され、参加要求の送信元の端末装置との間でセッションが確立される(図4のS21及びS23:Yes参照)。会議サーバ20では、セッションの確立に応じて、資料リストが、参加要求の送信元である端末装置に送信される(図4のS31参照)。資料リストには、前述の端末装置に対応するユーザIDに関連付けてオンラインストレージ40に記憶された資料データに対応する資料情報が含められる(図4のS29及び図7参照)。参加要求の送信元である端末装置では、遠隔会議で共有させる資料データに対応する資料情報が選択され、選択された資料情報が、会議サーバ20に送信される。会議サーバ20では、前述の資料情報が取得され、取得された資料情報に対応する資料データが、端末装置51,52,53に送信される(図4のS33:Yes〜S37参照)。
そのため、遠隔会議の開催前に、遠隔会議で利用される資料データを、オンラインストレージ40に記憶させておくことができる。端末装置51,52,53のうち、セッションが確立されていない端末装置からの参加要求の取得に応じて、その端末装置に対応するユーザIDに関連付けられた資料データを、遠隔会議に参加する全ての端末装置51,52,53に、スムーズに送信することができる。ユーザIDに関連付けられた状態でオンラインストレージ40に記憶されている資料データの中から、今回の遠隔会議で共有させたい所望の資料データを、参加要求の送信元である端末装置のユーザに選択させることができる。
(2)会議サーバ20では、端末装置51,52,53のうちの何れかの端末装置からの退出要求が取得される(図6のS41:Yes参照)。この場合、共有リストに登録された資料情報のうち、退出要求の送信元である端末装置からの資料データに対応する資料情報が特定され、特定された資料情報を含む解除指示が、他の端末装置に送信される(図6のS45〜S53参照)。そのため、開催中の遠隔会議で共有されている資料データのうち、退出要求の送信元である端末装置からの資料データの共有を、自動的に解除させることができる。例えば、端末装置52から退出要求が会議サーバ20に送信されたものの、その後、端末装置51,53では、遠隔会議が継続されることがある。このような場合、遠隔会議に参加していない端末装置52に関連する資料データが、端末装置51,53による遠隔会議で共有されることを抑制することができる。
(3)会議サーバ20では、図4のS31で参加要求の送信元の端末装置に送信される資料リストに含められる資料情報が、資料データのオンラインストレージ40への記憶日時と開催頻度に従い、抽出される(図4のS29及び図7参照)。即ち、図4に示す候補抽出処理では、参加要求の送信元である端末装置に対応するユーザIDに関連付けて記憶リストに登録された資料情報のうち、次に記載の資料情報が抽出される(図7のS67〜S73参照)。前述の資料情報は、資料データのオンラインストレージ40への記憶のタイミングが、会議リストに登録された開催頻度に応じて前回開催された遠隔会議より後のタイミングである資料情報である(図7のS71参照)。そのため、複数の資料情報から今回の遠隔会議で共有される資料情報を、抽出することができる。図4のS31での資料リストの送信に応じて端末装置で行われる資料情報の選択を、スムーズに行わせることができる。
<変形例>
実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例のうちの幾つかの構成は、適宜組み合わせて採用することもできる。以下では、上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は、適宜省略する。
(1)遠隔会議システム10は、会議サーバ20と、登録サーバ30と、オンラインストレージ40と、端末装置51,52,53を含む(図1参照)。遠隔会議システムでは、会議サーバ20と登録サーバ30とオンラインストレージ40のうちの2台の装置又は全ての装置を、インターネットのようなネットワーク70を介さない、1台の装置又は一体的なシステムとして構築するようにしてもよい。
例えば、登録サーバ30とオンラインストレージ40を、1台の装置又は一体的なシステムとしてもよい。この場合、例えば、登録サーバ30の記憶部32の一部の領域が、オンラインストレージ40を例として説明した、資料データを記憶する記憶装置とされる。図3に示す資料登録処理では、S13で、資料データが、ユーザIDに関連付けられた状態で、記憶部32に記憶される。このとき、記憶部32への資料データの記憶日時も、ユーザIDと共に資料データに関連付けられる。図7に示す候補抽出処理のS65では、リスト要求は、登録サーバ30に送信される。登録サーバ30では、上記同様の記憶リストが生成され、生成された記憶リストが会議サーバ20に送信される。資料データを記憶する記憶装置としての登録サーバ30の記憶部は、記憶部32とは異なる登録サーバ30に設けられた記憶部としてもよい。この場合、記憶部32とは異なる前述の記憶部は、LAN又はUSB等の通信ケーブルによって、登録サーバ30に一体的に接続されていてもよい。
この他、会議サーバ20と登録サーバ30とオンラインストレージ40を、1台の装置又は一体的なシステムとしてもよい。この場合、例えば、会議サーバ20の記憶部22の一部の領域が、オンラインストレージ40を例として説明した、資料データを記憶する記憶装置とされる。更に、記憶部22には、記憶部32にインストールされた図3の資料登録処理のプログラムを含む登録サーバプログラムが記憶される。会議サーバ20では、CPU21が、資料登録処理を実行する。図3のS13で、資料データが、ユーザIDに関連付けられた状態で、記憶部22に記憶される。このとき、記憶部22への資料データの記憶日時も、ユーザIDと共に資料データに関連付けられる。図7のS65では、上記同様の記憶リストが、CPU21によって生成される。資料データを記憶する記憶装置としての会議サーバ20の記憶部は、記憶部22とは異なる会議サーバ20に設けられた記憶部としてもよい。この場合、記憶部22とは異なる前述の記憶部は、LAN又はUSB等の通信ケーブルによって、会議サーバ20に一体的に接続されていてもよい。
(2)資料リストは、資料情報として、資料データのファイル名を含む。資料情報は、資料データを特定可能な情報であればよい。例えば、資料情報は、資料データのサムネイル画像としてもよい。資料情報がサムネイル画像である場合、会議サーバ20では、図7に示す候補抽出処理における資料リストへの資料情報の登録に際し(図7のS73参照)、候補抽出処理で抽出された資料情報に対応する資料データの一部又は全体が、オンラインストレージ40からダウンロードされる。
CPU21は、ダウンロード要求の送信指令を通信部24に出力する。ダウンロード要求には、図7のS71が肯定(S71:Yes参照)された処理対象の組み合わせに含まれる資料情報が含まれる。ダウンロード要求の送信先は、オンラインストレージ40とされる。送信指令に従い、ダウンロード要求が、通信部24からオンラインストレージ40に送信される。オンラインストレージ40では、ダウンロード要求に含まれる資料情報に対応する資料データが特定される。ダウンロード要求に、図4のS25で取得されたユーザIDを含めるようにしてもよい。この場合、オンラインストレージ40では、ダウンロード要求に含まれるユーザIDに一致するユーザIDに関連付けられた資料情報が特定され、特定された資料情報に対応する資料データが特定される。オンラインストレージ40では、特定された資料データが会議サーバ20に送信される。CPU21は、通信部24を介してオンラインストレージ40から送信された資料データを取得する。取得された資料データは、RAM23に記憶される。CPU21は、取得された資料データから、その資料データのサムネイル画像を生成し、サムネイル画像を資料リストに登録する。
サムネイル画像を生成した後、RAM23に記憶された資料データは、そのままRAM23に記憶されてもよい。この場合、図4に示す共有開始処理では、S35は、省略される。S37では、RAM23に記憶された資料データのうち、資料リストの送信先の端末装置で選択された資料情報に対応する資料データが、上記同様、端末装置51,52,53に送信される。
資料リストには、図7のS65で取得される記憶リストに含まれる資料情報を全て含めてもよい。この場合、図7のS67〜S71は省略される。図7のS73では、記憶リストに含まれる全ての資料情報(例えば、ファイル名又はサムネイル画像)が資料リストに登録される。資料リストには、資料情報に関連付けて、資料情報に対応する資料データのオンラインストレージ40への記憶日時を登録するようにしてもよい。ユーザは、資料情報の選択に際し、資料情報と共に表示される記憶日時を参考にすることができる。
(3)登録サーバ30では、図3に示す資料登録処理は、ユーザIDとパスワードによる認証が成功した場合に開始される。資料登録処理の開始に際し実行される認証は、次のようにしてもよい。この場合、遠隔会議システム10では、遠隔会議の予約が完了した場合、ユーザIDと権限が、会議サーバ20から登録サーバ30に通知される。登録サーバ30では、登録サービスの利用に際し、端末装置51,52,53のうちの何れかの端末装置からのアクセスが受け付けられる。例えば、端末装置51からのアクセスが受け付けられたとする。この場合、登録サーバ30では、端末装置51からのユーザID「USER51」が、会議サーバ20から通知されたユーザIDに一致するかが判断される。ユーザIDが一致する場合、一致するユーザIDに対して資料共有権限が設定されているかが判断される。前述した2個の判断が共に肯定される場合、登録サーバ30では、認証は成功したと判断される。一方、前述した2個の判断のうちの一方が否定される場合、登録サーバ30では、認証は失敗したと判断される。この認証において、資料共有権限の設定は、認証の条件から除外してもよい。この場合、遠隔会議の予約の完了時、会議サーバ20から登録サーバ30には、ユーザIDが通知される。登録サーバ30では、ユーザIDによって、認証の成功又は失敗が判断される。
(4)資料データとして、電子ファイル形式のデータを例示した。資料データは、電子ファイル形式のデータとは異なる形式のデータであってもよい。例えば、資料データは、所定のURLであってもよい。この場合、資料情報は、URLが示すサイトを特定可能な情報とされる。例えば、資料情報は、URLが示すサイトのタイトルとされる。図4に示す共有開始処理のS35では、資料データとしてURLに従いサイト画像が取得され、図4のS37では、このサイト画像に対応するデータが、資料データとしてのURLに対応するデータとして送信されるようにしてもよい。
この他、資料データは、所定の形式の1個又は複数のデータが格納されたフォルダ単位のデータであってもよい。資料データがフォルダ単位のデータである場合、端末装置51,52,53のうち、登録サーバ30によって提供される登録サービスを利用する端末装置では、1個又は複数のデータを含む資料データとしてのフォルダを選択する操作が受け付けられ、選択された1個又は複数のフォルダが特定される。その後、特定された1個又は複数のフォルダの全体が保存要求に含められ、登録サーバ30に送信される。図3に示す資料登録処理のS13では、1個又は複数のデータを含むフォルダが、資料データとして、オンラインストレージ40にユーザIDに関連付けて記憶される。オンラインストレージ40では、資料データとしてのフォルダの記憶日時が、記憶されたフォルダに関連付けられる。資料情報は、資料データとしてのフォルダの名称とされる。図4のS29で実行される候補抽出処理(図7参照)のS67〜S73は、資料情報としてのフォルダ名に基づき実行される。図4のS31で送信される資料リストは、候補抽出処理で抽出された資料情報としてのフォルダ名を含む。図4のS33では、資料情報としてのフォルダ名が取得されたかが判断され、図4のS35では、資料データとして、取得されたフォルダ名のフォルダが取得される。図4のS37では、取得された資料情報としてのフォルダ名と、S35で取得された1個又は複数のデータを含むフォルダが、端末装置51,52,53に送信される。但し、S37では、前述のフォルダ名と、取得されたフォルダに含まれる1個又は複数のデータが送信されるようにしてもよい。端末装置51,52,53では、受信されたフォルダ内のデータに対応する資料画像62が、自装置で表示中の遠隔会議画面60に表示される。受信されたフォルダに複数のデータが含まれる場合、各データに対応する複数の資料画像62が適宜表示される。端末装置51,52,53では、S37で送信された資料情報としてのフォルダ名と前述のデータに対応する情報が、関連付けて記憶される。図6に示す共有解除処理のS51は、資料情報としてのフォルダ名に基づき実行される。図6のS53で送信される解除指示は、S51で記憶された資料情報としてのフォルダ名を含む。解除指示を受信した端末装置では、次に記載の資料画像62が遠隔会議画面60に表示されている場合、この資料画像62が、遠隔会議画面60から消去される。解除指示を受信した端末装置では、消去される資料画像62に対応するデータも消去される。前述の資料画像62は、図4のS37で送信された資料情報としてのフォルダ名等が受信された場合にこのフォルダ名に関連付けて記憶された前述の情報に対応するデータによる資料画像である。資料情報は、資料データとしてのフォルダを特定可能な情報であればよく、フォルダ名とは異なる情報としてもよい。
(5)遠隔会議システム10では、端末装置51,52,53で、遠隔会議の開催予定日時に合わせて、上述したような所定の操作が受け付けられる。端末装置51,52,53のうちの所定の端末装置で、所定の操作が受け付けられた場合、参加要求が、会議サーバ20に送信される。その後、会議サーバ20と参加要求の送信元の端末装置の間では、セッションを確立する処理手順が実行され、セッションが確立される。会議サーバ20では、参加要求が取得され、参加要求の送信元の端末装置との間でセッションが確立された場合(図4のS21及びS23:Yes参照)、図4に示す共有開始処理のS25〜S39が適宜実行される。遠隔会議システム10では、会議サーバ20との間でセッションを確立する場合の参加要求と、共有開始処理で用いられる参加要求は、それぞれ異なる要求(指示)として設定するようにしてもよい。この説明では、前述した2個の参加要求を区別するため、説明の便宜上、セッション確立用の参加要求を「第一参加要求」といい、共有開始処理で用いられる参加要求を「第二参加要求」という。第一参加要求の送信元の端末装置では、第一参加要求の送信に応じて会議サーバ20との間でセッションが確立されたタイミングで、第二参加要求が、再度、会議サーバ20に送信される。第二参加要求は、上述した参加要求(図4のS21参照)と同様、少なくとも送信元の端末装置に対応するユーザIDを含む。図4のS21では、第二参加要求が取得されたかが判断される。この場合、図4のS23は、上記同様、省略するようにしてもよい。図4のS25では、第二参加要求からユーザIDが取得され、RAM23に記憶される。
退出要求についても、セッションを切断する場合の退出要求と、図6に示す共有解除処理で用いられる退出要求は、それぞれ異なる要求(指示)として設定するようにしてもよい。この説明では、前述した2個の退出要求を区別するため、説明の便宜上、セッション切断用の退出要求を「第一退出要求」といい、共有解除処理で用いられる退出要求を「第二退出要求」という。退出ボタン63を押下する操作が受け付けられた端末装置では、第一退出要求と第二退出要求が、会議サーバ20に送信される。第二退出要求は、退出ボタン63を押下する操作が受け付けられた後で、且つ第一退出要求の送信前又は送信後の所定のタイミングで送信される。第二退出要求は、上述した退出要求(図6のS41参照)と同様、少なくとも送信元の端末装置に対応するユーザIDを含む。図6のS41では、第二退出要求が取得されたかが判断される。図6のS43では、第二退出要求からユーザIDが取得され、RAM23に記憶される。
(6)図4に示す共有開始処理のS37では、S35で取得された資料データが送信される。実施形態において、S37で送信対象とされる、S35で取得された資料データは、S35で取得された資料データから生成された形式の異なる資料データを含む。即ち、S37で送信される資料データは、S35で取得された資料データから生成された形式の異なる資料データであってもよい。この場合、CPU21は、S35を実行した後、S35で取得された資料データを異なる形式のデータに変換する公知の変換処理を実行し、S35で取得された資料データに対応する資料データを生成する。例えば、CPU21は、ワープロソフトのような所定のアプリケーションによって生成された形式の資料データを、異なる形式の資料データ(例えば、画像データ)に変換する。前述の変換処理には、S35で取得された資料データを対象とした公知のキャプチャ処理が含まれる。
(7)図7に示す候補抽出処理では、属性情報として、開催頻度を例示した。候補抽出処理で用いられる属性情報は、開催頻度とは異なる情報であってもよい。例えば、属性情報は、遠隔会議で用いられるバーチャルな会議室に関連する情報であってもよい。具体的には、遠隔会議の予約が行われる際に、予約対象の遠隔会議で用いられるバーチャルな会議室に対して、遠隔会議の種別を特定する種別情報(例えば、報告会、講義、討論会)が属性情報として設定される。種別情報は、フラグ、会議室の名称として含まれる等、任意の形態で設定されてよい。つまり、会議リストには、種別情報が登録されることとなる。
図3に示す資料登録処理のS11において、CPU31が取得する保存要求には、前述の種別情報が含められる。保存要求に含められる種別情報は、フラグ、ファイル名等、任意の形態であってよい。そして、S13において、CPU31は、保存要求に含まれる資料データと種別情報とユーザIDを関連付けて記憶させる。
図7のS63において、CPU21は、S61で取得された会議リストから、開催頻度の代わりに種別情報を取得する。S65で取得される記憶リストでは、上記同様の資料情報に、この資料情報に対応する資料データに関連付けられた種別情報が関連付けて登録される。S71において、CPU21は、記憶リストで、S69で処理対象として選択された資料情報に関連付けて登録された種別情報を特定する。そして、CPU21は、特定された種別情報と、会議リストに登録された種別情報が一致するかを判断する。特定された種別情報と会議リストに登録された種別情報が一致する場合(図7のS71:Yes参照)、CPU21は、処理対象の資料情報を、資料リストに登録する(図7のS73参照)。一方、特定された種別情報と会議リストに登録された種別情報が一致しない場合(図7のS71:No参照)、CPU21は、処理をS67に戻す。
10 遠隔会議システム
20 会議サーバ
21 CPU
22 記憶部
23 RAM
24 通信部
25 バス
30 登録サーバ
31 CPU
32 記憶部
33 RAM
34 通信部
35 バス
40 オンラインストレージ
51,52,53 端末装置
60 遠隔会議画面
61 撮影画像
62 資料画像
63 退出ボタン
70 ネットワーク

Claims (6)

  1. ネットワークを介した遠隔会議の会議サーバを制御するコンピュータに、
    前記ネットワークに接続された第一端末装置と、前記ネットワークに接続された第二端末装置と、による前記遠隔会議で設定される前記第一端末装置に対応するユーザ情報を含む前記第一端末装置からの前記遠隔会議への参加要求を、前記ネットワークに接続された前記会議サーバの通信部を介して取得する第一取得処理と、
    前記会議サーバがアクセス可能な記憶装置に記憶された複数の資料データから、前記第一取得処理で取得された前記参加要求に含まれる前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報に関連付けられた、前記遠隔会議で前記第一端末装置と前記第二端末装置との間で共有される前記資料データを取得する第二取得処理と、
    前記第二取得処理で前記記憶装置から取得された前記資料データを、前記通信部から前記遠隔会議に参加している前記第二端末装置に送信させる第一送信処理と、を実行させるプログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報に関連付けて前記記憶装置に記憶された前記資料データが第一資料データと第二資料データとである場合、前記第一資料データに対応する第一資料情報と、前記第二資料データに対応する第二資料情報と、を前記通信部から前記第一端末装置に送信させる第二送信処理と、
    前記第一資料情報と前記第二資料情報との送信に応じて前記第一端末装置で選択された前記第一資料情報又は前記第二資料情報を、前記通信部を介して取得する第三取得処理と、を実行させ、
    前記第二取得処理は、前記第三取得処理で前記第一資料情報が取得された場合、前記第一資料データを取得し、前記第三取得処理で前記第二資料情報が取得された場合、前記第二資料データを取得する処理である、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報を含む前記第一端末装置からの前記遠隔会議からの退出要求を、前記通信部を介して取得する第四取得処理と、
    前記第四取得処理によって前記退出要求が取得されたことに応じて、前記第一送信処理で前記第二端末装置に送信された前記資料データを特定する特定処理と、
    前記特定処理で特定された前記資料データの共有を解除させる解除指示を、前記通信部から前記第二端末装置に送信させる第三送信処理と、を実行させる、請求項1又は請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記コンピュータに、前記遠隔会議に対して設定された属性情報を取得する第五取得処理を実行させ、
    前記第二取得処理は、前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報に関連付けられた前記資料データのうち、前記第五取得処理で取得された前記属性情報に対応する前記資料データを取得する処理である、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のプログラム。
  5. 前記第五取得処理は、前記属性情報として前記遠隔会議の開催頻度を取得する処理であり、
    前記第二取得処理は、前記第五取得処理で取得された前記属性情報としての開催頻度が前記遠隔会議を繰り返し開催させる設定である場合、前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報に関連付けられた前記資料データのうち、前記資料データの前記記憶装置への記憶のタイミングが、前記属性情報としての開催頻度に応じて前回開催された前記遠隔会議より後のタイミングである前記資料データを取得する処理である、請求項4に記載のプログラム。
  6. ネットワークに接続された会議サーバを介した第一端末装置と第二端末装置とによる遠隔会議の遠隔会議方法であって、
    前記第一端末装置からの保存要求に従い、複数の資料データを記憶する記憶装置に、前記遠隔会議で前記第一端末装置と前記第二端末装置との間で共有される前記資料データを、前記遠隔会議で設定される前記第一端末装置に対応するユーザ情報に関連付けて記憶する記憶工程と、
    前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報を含む前記第一端末装置からの前記遠隔会議への参加要求を取得する第一取得工程と、
    前記記憶装置に記憶された前記複数の資料データから、前記第一取得工程で取得された前記参加要求に含まれる前記第一端末装置に対応する前記ユーザ情報に関連付けられた前記資料データを取得する第二取得工程と、
    前記第二取得工程で前記記憶装置から取得された前記資料データを、前記遠隔会議に参加している前記第二端末装置に送信する第一送信工程と、を含む遠隔会議方法。
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