JP2016032013A - ガスレーザ発振装置 - Google Patents

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良彰 阪本
Yoshiaki Sakamoto
良彰 阪本
林川 洋之
Hiroyuki Hayashikawa
洋之 林川
江口 聡
Satoshi Eguchi
聡 江口
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Abstract

【課題】長期にわたって信頼性を保ち、かつ、環境負荷やコスト面でもすぐれており、さらに、送風手段の重大な故障を事前に自動で検出して警鐘を発して故障前にメンテナンスを実施でき、メンテナンス時間の短縮とオーバーホール部品の削減をするガスレーザ発振装置を提供する。【解決手段】本発明のガスレーザ発振装置は、レーザ媒体を励起する放電手段と、前記レーザ媒体であるレーザガスを送風する送風装置と、前記放電手段と前記送風装置を接続するレーザガス循環経路を備えたガスレーザ発振装置であって、前記送風装置はレーザガスを循環させる翼車室とモータ室を備えてなり、前記翼車室と前記モータ室の間にシール部材を設けたようにしたものである。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザガスを循環させ高出力のレーザ光を出力する流軸型のガスレーザ発振装置に関し、特に、レーザガスの循環に用いられる送風装置の信頼性に関するものである。
送風機によってレーザガスを循環する従来のレーザ発振装置は、送風機の駆動部分のオイルがレーザガス中に漏れでないように構成していた(例えば特許文献1参照)。
図4は従来技術にかかるレーザ発振装置の全体構成図である。
図4において、従来のレーザ発振装置820は、レーザガスを循環させるための送風機808と、上記レーザガスを循環させるためのガス配管経路803と、上記ガス配管経路803にレーザガスを供給するレーザガス供給手段である供給側電磁弁810および装置外部に配置されるレーザガスボンベ830と、ガス配管経路803のレーザガスを排出するレーザガス排出手段である流量制限器811に直列接続された通常排出側電磁弁812と急速排出側電磁弁813および排気ポンプ814と、上記送風機808内のモータ室808cの減圧を行うモータ室減圧手段である流量制限器811および急速排出側電磁弁813に接続する配管経路とオイルトラップ816を有する。
さらに、送風機808の翼車室808bとモータ室808cの圧力差を検出する差圧検出手段845と、予め上記送風機808の翼車室808bとモータ室808cの最低圧力差を差圧下限基準値として設定された差圧下限基準値設定部844と、上記差圧検出手段845の出力信号と上記差圧下限基準値設定部844に設定された差圧下限基準値とを比較する差圧下限比較部843と、予め上記送風機808の翼車室808bとモータ室808cの最高圧力差を差圧上限基準値として設定された差圧上限基準値設定部847と、上記差圧検出手段845の出力信号と上記差圧上限基準値設定部847に設定された差圧上限基準値とを比較する差圧上限比較部846と、上記差圧下限比較部843および差圧上限比較部846の出力をカウントまたは積分する積分手段842と、上記積分手段842の出力が所定値を超えた場合に警報を発生させる警報手段841を有した差圧監視装置850を有している。
図5は従来のガスレーザ発振装置820の送風機808手段周辺の構成図である。送風機808はレーザガスを高速循環させるための翼車808aを有した翼車室808bと、翼車808aを高速回転させるためのモータを有したモータ室808cに大別される。上記翼車室808bとモータ室808cの間にはシール808dが挿入されモータ室808c内の潤滑油808eが翼車室808bに漏れないように構成されていた。
特開2003−110170号公報
しかしながら、従来技術に係るガスレーザ発振装置では、送風装置の翼車室とモータ室が完全に分離されておらず、排気ポンプで圧力差を生じさせてモータ室のオイルを翼車室に混入させないようにするものなので、モータ室内の異物がレーザガスの循環路に混入することを防止するには十分でなかった。
また、気圧差を設けるための排気が常に必要となるため、ガス排気という環境負荷やコストの面で問題があった。さらに、運転中に最適な条件で運転しているかを監視できず、送風装置の故障を事前に検知して効率的なメンテナンスを行うことが出来なかった。
そこで本発明は、長期にわたって信頼性を保ち、かつ、環境負荷やコスト面でもすぐれており、さらに、送風手段の重大な故障を事前に自動で検出して警鐘を発して故障前にメンテナンスを実施でき、メンテナンス時間の短縮とオーバーホール部品の削減をすることができるガスレーザ発振装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るガスレーザ発振装置は、レーザ媒体を励起する放電手段と、前記レーザ媒体であるレーザガスを送風する送風装置と、前記放電手段と前記送風装置を接続するレーザガス循環経路を備えたものであって、前記送風装置はレーザガスを循環させる翼車室とモータ室を備えてなり、前記翼車室と前記モータ室の間にシール部材を設けたものである。
また、好ましくは、前記翼車室と前記モータ室の圧力差を検出する圧力測定機器を設け、前記翼車室と前記モータ室の圧力差が運転中に所定の範囲外になった時間を計測し、当該時間が一定以上続いた場合には前記送風手段を停止するようにしたものである。
上記の構成により、本発明に係るガスレーザ発振装置では、送風手段の翼車室とモータ室がシール部材で分離されていることで、モータ室内の異物がレーザガスの循環路に混入することを防止し、気圧差を設けるための排気も不要となり、さらに、最適気圧差で運転されているか常に監視できているので、長期にわたって信頼性を保ち、かつ、環境負荷やコスト面でもすぐれており、さらに、送風手段の重大な故障を事前に自動で検出して警鐘を発して故障前にメンテナンスを実施でき、メンテナンス時間の短縮とオーバーホール部品の削減をすることができる。
本発明の実施形態にかかるガスレーザ発振装置の全体構成図 本発明の実施形態にかかる送風手段の詳細構成を示す断面図 本発明のガスレーザ発振装置を用いたレーザ加工機の概略構成図 従来技術にかかるレーザ発振装置の全体構成図 従来技術にかかる送風手段の詳細構成を示す断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同じ構成要素については同じ符号を付しているので説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
<ガスレーザ発振装置の主要構成>
図1に本発明の実施の形態の一例に係るガスレーザ発振装置の構成を示す。ガスレーザ発振装置100は放電管101、電極102および103、電源104、全反射鏡106、部分反射鏡107、レーザガス流路110、熱交換器111および112、送風機200から構成される。
放電管101はガラスなどの誘電体からなり、電極102および103は前記放電管周辺に設けられ、電源104は前記電極に接続される。前記電極102および103の間に挟まれた放電管101内で放電空間105が形成される。全反射鏡106、部分反射鏡107は前記放電空間105の両端に固定配置され、光共振器を形成している。レーザビーム108は前記部分反射鏡107より出力される。
レーザガス流109はガスレーザ発振装置100の中を循環している。レーザガス流路110は放電管101とレーザガス導入部113で接続されている。熱交換器111および112は放電空間105における放電と送風装置200の運転により温度上昇したレーザガスの温度を下げるはたらきを有する。送風装置200はレーザガスを循環させ、放電空間105にて約100m/sec程度のガス流を得ている。
以上が本発明の実施の形態に係るガスレーザ発振装置の構成である。
<ガスレーザ発振装置の動作>
以上のように構成された本発明のガスレーザ発振装置の動作について図面を用いて説明する。
送風装置200より送り出されたレーザガスは、レーザガス流路110を通り、レーザガス導入部113より放電管101内へ導入される。この状態で電源104に接続された電極102および103から放電空間105に放電を発生させる。
放電空間105内のレーザガスは、この放電エネルギーを得て励起され、その励起されたレーザガスは全反射鏡106および部分反射鏡107により形成された光共振器で共振状態となり、部分反射鏡107からレーザビーム108が出力される。このレーザビーム108がレーザ加工等の用途に用いられる。
<送風装置の構成と動作の詳細>
次に本発明の実施の形態に係る送風装置200の構成と動作を図2を用いながら説明する。送風装置200は、モータロータ201、回転軸202、翼車203、モータステータ204、ハウジング205、スクロール206、上部軸受207、下部軸受208、シール部材209を具備している。
モータロータ201は回転軸202と結合され、回転軸202の先端に翼車203が備えられている。モータロータ201と同軸にモータステータ204が配置され、モータステータ204はハウジング205に固定されている。モータステータ204へ外部より交流電力が供給されると、発生した回転磁界によりモータロータ201が回転し、回転軸202を介して翼車203を回転させる。
翼車203の周囲にはスクロール206が配置され、翼車203の回転によりレーザガス流109が発生する。回転軸202は上下2箇所に配置された軸受207、208によって回転可能な状態で支持されている。軸受207および208は回転軸202と結合されている。
送風装置200の構成は回転部と非回転部とに分けられ、回転部は前記モータロータ201、回転軸202、翼車203および軸受207、208から構成されている。軸受207および208の外周は非回転部であるハウジング205と結合されている。
さらに、本発明の実施の形態に係る送風装置200の特徴部分に関して説明する。
送風装置200は大きく2つの部位に分けられる。第1は、レーザガスの流路であり翼車203が高速回転している翼車室210である。第2は、モータロータ201、モータステータ204、上部軸受207、下部軸受208があるモータ室211である。
モータ室211の中には、上部軸受207と下部軸受208の摩耗防止のために、オイル又はグリースといった潤滑剤が使用されている。また、長時間の運転の行うと、わずかではあるが軸受けからダストが発生することがある。この潤滑剤やダストがレーザガスの流路に混入すると安定した放電を妨げるため、かかることがないようにメンテナンスを行う必要がある。
しかしながら、本実施形態にかかる送風装置では、翼車室210とモータ室211の間にシール部材209を備えている。そして、モータ室211のガス圧力が翼車室210のガス圧力より所定の範囲で小さくなるように排気した後、シール部材209で2つの部屋の流通を完全に遮断している。
さらに、翼車室210とモータ室211の圧力差を検出する圧力測定機器300を設けて、翼車室210とモータ室211の圧力差が運転中に常に所定の範囲に入っているか監視を行っている。圧力差が所定の範囲外になった場合は、その時間を計測してその時間が一定以上続いた場合にはシール状態に異常が発生したと判断する。そして警報を発して送風装置200の運転、更に、ガスレーザ発生装置@の運転を停止する。
以上に述べた構成によって、本実施の形態のガスレーザ発振装置は、送風手段の翼車室とモータ室がシール部材で分離されていることで、モータ室内の異物がレーザガスの循環路に混入することを防止し、気圧差を設けるための排気も不要となり、さらに、最適気圧差で運転されているか常に監視できているので、長期にわたって信頼性を保ち、かつ、環境負荷やコスト面でもすぐれており、さらに、送風手段の重大な故障を事前に自動で検出して警鐘を発して故障前にメンテナンスを実施でき、メンテナンス時間の短縮とオーバーホール部品の削減をすることができる。
<レーザ加工機の構成>
次に、図3は本発明の実施の形態に係るガスレーザ発振装置を用いたレーザ加工機の構成図である。
本発明のガスレーザ発振装置100より出力されたレーザビーム108を反射ミラー401によりトーチ402内部に具備された集光レンズ403まで誘導し、集光レンズ403により集光されたレーザビーム108を加工ワーク404に照射し、切断、溶接などの用途に用いている。
加工ワーク404はテーブル405に搭載されており、X軸モータ406、Y軸モータ407により集光レンズ403を移動させることにより、加工ワーク404を任意の形状に加工している。なお、図3では集光レンズ403を動力206、207より移動させているが、テーブル405側にX軸モータ406、Y軸モータ407を接続して移動させても同様の効果を得ることができる。
本発明にかかるガスレーザ発振装置は、長期にわたって信頼性を保ち、かつ、環境負荷やコスト面でもすぐれており、さらに、送風手段の重大な故障を事前に自動で検出して警鐘を発して故障前にメンテナンスを実施でき、メンテナンス時間の短縮とオーバーホール部品の削減をすることができるものであり、レーザガスを循環させ高出力のレーザ光を出力する流軸型のガスレーザ発振装置等において有用である。
100 ガスレーザ発振装置
101 放電管
102 電極
103 電極
104 電源
105 放電空間
106 全反射鏡
107 部分反射鏡
108 レーザビーム
109 レーザガス流
110 レーザガス流路
111 熱交換器
112 熱交換器
113 レーザガス導入部
200 送風装置
201 モータロータ
202 回転軸
203 翼車
204 モータステータ
205 ハウジング
206 スクロール
207 上部軸受
208 下部軸受
209 シール部材
210 翼車室
211 モータ室
300 圧力測定機器
401 反射ミラー
402 トーチ
403 集光レンズ
404 ワーク
405 テーブル
406 X軸モータ
407 Y軸モータ

Claims (2)

  1. レーザ媒体を励起する放電手段と、前記レーザ媒体であるレーザガスを送風する送風装置と、前記放電手段と前記送風装置を接続するレーザガス循環経路を備えたガスレーザ発振装置であって、
    前記送風装置はレーザガスを循環させる翼車室とモータ室を備えてなり、
    前記翼車室と前記モータ室の間にシール部材を設けたガスレーザ発振装置。
  2. 前記翼車室と前記モータ室の圧力差を検出する圧力測定機器を設け、
    前記翼車室と前記モータ室の圧力差が運転中に所定の範囲外になった時間を計測し、当該時間が一定以上続いた場合には前記送風装置を停止する請求項1に記載のガスレーザ発振装置。
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