JP2010199267A - ガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機 - Google Patents

ガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機 Download PDF

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Yoshiaki Sakamoto
良彰 阪本
Hiroyuki Hayashikawa
洋之 林川
Satoshi Eguchi
聡 江口
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Abstract

【課題】ガスレーザ発振装置における送風手段のレーザガスの循環流量を増すことにより高効率で大出力が出せるだけで無く、長期に渡って省エネルギーで安定した性能を維持する事を目的とする。
【解決手段】そこで本発明の送風手段は、軸駆動手段によって回転を行なう回転部と、回転を行なわない非回転部から成り、前記回軽部は先端に翼車部を設けた回転軸と、前記回転軸に結合された上部軸受および下部軸受とを備え、前記回転部とは分離された駆動部と、前記駆動部から前記回転軸に回転を伝達する駆動伝達部を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は主として板金切断、溶接などの用途に用いられるガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機に関するものである。
図3に従来の軸流型ガスレーザ発振装置の概略構成の一例を示す。以下、図3を参照しながら従来の軸流型ガスレーザ発振装置を説明する。
この図に於いて、901はガラスなどの誘電体よりなる放電管であり、902、903は前記放電管周辺に設けられた電極である。904は前記電極に接続された電源である。905は前記電極902、903間に挟まれた放電管901内の放電空間である。906は全反射鏡、907は部分反射鏡であり、この全反射鏡906、部分反射鏡907は前記放電空間905の両端に固定配置され、光共振器を形成している。908は前記部分反射鏡907より出力されるレーザビームである。矢印909はレーザガス流を示しており、軸流型ガスレーザ発振装置の中を循環している。910はレーザガス流路であり、911および912は放電空間905における放電と送風機の運転により温度上昇したレーザガスの温度を下げるための熱交換機、913はレーザガスを循環させるための送風手段であり、この送風手段913により放電空間905にて約100m/sec程度のガス流を得ている。レーザガス流路910と放電管1は、レーザガス導入部914で接続されている。
図4は従来の板金切断レーザ加工機の概略構成の一例を示す。以下、図4を参照しながら従来のレーザ加工機を説明する。
この図に於いて、レーザビーム908は、反射鏡915にて反射され、ワーク916近傍へ導かれる。レーザビーム908は、トーチ917内部に備えられた集光レンズ918によって高密度のエネルギビームに集光され、ワーク916に照射され、切断加工が行われる。ワーク916は加工テーブル919上に固定されており、X軸モータ920あるいはY軸モータ921によって、トーチ917はワーク916に対して相対的に移動する事で、所定の形状の加工が行われる。
以上が従来のガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機の構成である。次にその動作について説明する。
送風手段913より送り出されたレーザガスは、レーザガス流路910を通り、レーザガス導入部914より放電管901内へ導入される。この状態で電源904に接続された電極902、903から放電空間5に放電を発生させる。放電空間905内のレーザガスは、この放電エネルギーを得て励起され、その励起されたレーザガスは全反射鏡906および部分反射鏡907により形成された光共振器で共振状態となり、部分反射鏡907からレーザビーム908が出力される。このレーザビーム908がレーザ加工等の用途に用いられる。
送風手段913としては、一般的に遠心式の送風手段が用いられる。図5は従来の送風手段の構成例である。モータロータ922は回転軸923と結合され、回転軸923の先端に翼車924が備えられている。モータロータ922と同軸にモータステータ926が配置され、モータステータ926はケーシング925に固定されている。モータステータ926へ外部より交流電力が供給されると、発生した回転磁界によりモータロータ922が回転し、回転軸923を介して翼車924を回転させる。翼車924の周囲にはスクロール927が配置され、翼車924の回転によりレーザガス流909が発生する。
回転軸923は上下2箇所に配置された軸受928によって回転可能な状態で支持されている。軸受928は回転軸923と結合されている。送風手段913の構成は回転部と非回転部とに分けられ、回転部は前記モータロータ922、回転軸923、翼車924および軸受928から構成されている。
なお、ガスレーザ発振装置の送風手段に関する従来技術の異なる一例としては、ターボ翼とシャフトとが機械的に結合され、ターボ翼が一体となったモータ部によって高速で回転させるものがある(例えば特許文献1を参照)。
特開平2−194679号公報
この様な従来のガスレーザ発振装置は、下記課題を有している。上述したようにレーザ発振装置のレーザガスの循環は、翼車と駆動部が一体となった送風手段が用いられているが、しかし、翼車と駆動部が一体となった送風手段では、内蔵するロータによる回転軸の回転数が翼車の回転数の限界となり、そのためレーザガスの循環流量を増やして効率よく入出力を出すことができない問題があった。さらに、長期にわたって高回転で駆動する場合には、回転による共振を防止する必要がある。
本発明は、レーザガスの循環流量を増す事により高効率で大出力が出せるだけで無く、長期に渡って省エネルギーで安定した性能を維持する事を目的とする。
上記問題点を解決するために、本発明のガスレーザ発振装置は、レーザ媒体を励起する放電手段と、レーザガスを送風する送風手段と、前記放電手段と送風手段との間のレーザガスの循環経路を形成するレーザガス経路とを備えたガスレーザ発振装置であって、前記送風手段は軸駆動手段によって回転を行なう回転部と、回転を行なわない非回転部から成り、前記回軽部は先端に翼車部を設けた回転軸と、前記回転軸に結合された上部軸受および下部軸受とを備え、前記回転部とは分離された駆動部と、前記駆動部から前記回転軸に回転を伝達する駆動伝達部を備えたことを特徴とするものである。
好ましくは、前記駆動伝達部がタイミングベルトと複数のプーリからなり、前記駆動部の回転速度に対して前記回転軸の回転速度の方が大きくなるように各々のプーリの径を設定したものである。
上記のようなガスレーザ発振装置に、さらに前記送風手段の回転部を保持するケーシングに設置された振動センサと、前記振動センサより振動量を検出する振動検出手段と、前記駆動部の回転数を制御するインバータ手段と、前記振動検出手段の検出量が所定の閾値より大きくなった場合に前記インバータ手段に対して前記駆動部の回転速度を変化させるように制御する制御手段を備えたものである。
以上のように構成した本発明は、一般的なターボフロアでは困難だったレーザガスの循環流量増大を安価なモータと駆動伝達装置により可能とし、レーザ発振装置の高効率化と高出力化を図れるだけでなく、長期に渡って省エネルギーで安定した性能を維持し、故障を起こしにくいレーザ発振器装置を提供することができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明の軸流型ガスレーザ発振装置の概略構成の一例を示す。
軸流型ガスレーザ発振装置100は、放電管101、電極102及び103、電源104、全反射鏡106、部分反射鏡107、レーザガス流路110、熱交換機111、112、送風手段113、レーザガス導入部114を、その構成として具備する。
放電管101はガラスなどの誘電体で形成されている。電極102と電極103は放電管101周辺に設けられ、各電極102、103には電源104が接続される。そして、電極102と電極103の間に挟まれた放電管101内に放電空間105が形成される。全反射鏡106と部分反射鏡107は放電空間105の両端に固定配置され、光共振器を形成している。矢印108は部分反射鏡107より出力されるレーザビームを象徴的に表現したものである。
矢印109はレーザガス流を示しており、軸流型ガスレーザ発振装置の中のレーザガス流路110を循環している。熱交換機111および熱交換機112は放電空間105における放電と送風機の運転により温度上昇したレーザガスの温度を下げる。送風手段113はレーザガスを循環させるためのものであり、この送風手段113により放電空間5にて約100m/sec程度のガス流を得ている。レーザガス流路110と放電管101は、レーザガス導入部114で接続されている。
以上が本発明のガスレーザ発振装置100の構成である。次にその動作について説明する。
送風手段113より送り出されたレーザガスは、レーザガス流路110を通り、レーザガス導入部114より放電管101内へ導入される。この状態で電源104に接続された電極102、103から放電空間105に放電を発生させる。
放電空間105内のレーザガスは、この放電エネルギーを得て励起され、その励起されたレーザガスは全反射鏡106および部分反射鏡107により形成された光共振器で共振状態となり、部分反射鏡107からレーザビーム108が出力される。このレーザビーム108がレーザ加工等の用途に用いられる。
送風手段113としては、遠心式の送風手段が用いられる。図2に送風手段の構成の一例を詳細に示す。
回転軸123の先端に翼車124が備えられている。回転軸123は上下2箇所に配置された軸受128によって回転可能な状態で支持されている。軸受128はケーシング125で保持され回転軸123と結合されている。送風手段113の構成は回転部と非回転部とに分けられ、回転部は回転軸123、翼車124および軸受128から構成されている。
この回転部とは分離された駆動部としてモータ204を設ける。モータ204はインバータ回路205によって回転数を制御される。モータ204の回転を回転軸123に伝達するための駆動伝達部として、モータ204の軸に取り付けたタイミングプーリ203、回転軸123に取り付けたタイミングプーリ201、それぞれのタイミングプーリ間を結ぶタイミングベルト202が設けられている。
モータ204の回転はタイミングプーリ203を回転させ、タイミングベルト202を介してタイミングプーリ201に伝えられる。そして、回転軸123を介して翼車124を回転させる。翼車124の周囲にはスクロール127が配置され、翼車124の回転によりレーザガス流109が発生する。
また、各々のタイミングプーリ201、203の径は異なるものとしておく。好ましくは、モータ204の軸に取り付けたタイミングプーリ203の径を回転軸123に取り付けたタイミングプーリ201の径よりも大きく設定している。
以上のように構成することで、まず、駆動部を分離することでより回転数の大きなモータ204を必要なスペックに応じて設定できるので、翼車124の回転を大きくして、結果、レーザガスの循環流量を増大できる。
さらには、タイミングプーリの径の比率を調整することで、モータ204の回転速度に対して回転軸123の回転速度の方を大きくなるように設定して、さらにレーザガスの循環流量を増大できる。
また、駆動部と回転部を分離するメリットとして、特定の回転数のときに共振を生じたとしても、タイミングプーリの径の比率を変えて使用すれば、性能を落すことなく駆動回転数を変えることができ、結果として共振を防止することができる。
次に、高速回転時の共振防止をさらに確実にするために、本体に設けた振動検出素子の信号を、回転数を制御するインバータ回路205にフィードバックすることで共振を抑制することができる。
そのために、送風手段の回転部を保持するケーシング125に設置された振動センサ206と、振動センサ206より振動量を検出する振動検出回路207と、駆動部の回転数を制御するインバータ回路205と、振動検出回路207の検出量が所定の閾値より大きくなった場合にインバータ回路205に対してモータ204の回転速度を変化させるように制御する制御手段208を設ける。
このようにすれば、回転部の回転を増して、レーザガスの循環流量を増大できるようにしても、本体に設けた振動検出素子の信号がフィードバックされるので確実に共振を抑制できる。
本発明によるガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機は、高効率で、かつ、高回転時も安定して動作するので、高性能なガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機として有用である。
本発明の実施の形態に係るガスレーザ発振装置の概略構成図 本発明の実施の形態に係る送風手段の構成を示す断面図 従来技術に係るガスレーザ発振装置の構成図 従来技術に係るガスレーザ加工機の構成図 従来技術に係るガスレーザ発振装置における送風機の構成図
100 ガスレーザ発振装置
101 放電管
102 電極
103 電極
104 電源
105 放電空間
106 全反射鏡
107 部分反射鏡
108 レーザビーム
109 レーザガス流
110 レーザガス流路
111 熱交換器
112 熱交換器
113 送風手段
114 レーザガス導入部
123 回転軸
124 翼車
125 ケーシング
127 スクロール
128 軸受
201 タイミングプーリ
202 タイミングベルト
203 タイミングプーリ
204 モータ
205 インバータ回路
206 振動センサ
207 振動検出回路
208 制御手段

Claims (4)

  1. レーザ媒体を励起する放電手段と、レーザガスを送風する送風手段と、前記放電手段と送風手段との間のレーザガスの循環経路を形成するレーザガス経路とを備えたガスレーザ発振装置であって、
    前記送風手段は軸駆動手段によって回転を行なう回転部と、回転を行なわない非回転部から成り、前記回軽部は先端に翼車部を設けた回転軸と、前記回転軸に結合された上部軸受および下部軸受とを備え、前記回転部とは分離された駆動部と、前記駆動部から前記回転軸に回転を伝達する駆動伝達部を備えたことを特徴とするガスレーザ発振装置。
  2. 前記駆動伝達部がタイミングベルトと複数のプーリからなり、前記駆動部の回転速度に対して前記回転軸の回転速度の方が大きくなるように各々のプーリの径を設定したことを特徴とする請求項1記載のガスレーザ発振装置。
  3. 請求項1または2記載のガスレーザ発振装置であって、さらに前記送風手段の回転部を保持するケーシングに設置された振動センサと、前記振動センサより振動量を検出する振動検出手段と、前記駆動部の回転数を制御するインバータ手段と、前記振動検出手段の検出量が所定の閾値より大きくなった場合に前記インバータ手段に対して前記駆動部の回転速度を変化させるように制御する制御手段を備えたガスレーザ発振装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のガスレーザ発振装置を具備したことを特徴とするガスレーザ加工機。
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