JP2016030604A - 組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ及びそれを備える組立式ユニットボックス - Google Patents

組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ及びそれを備える組立式ユニットボックス Download PDF

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【課題】組立式ユニットボックスに関するものであり、より詳しくは、作業性に優れた組立式ユニットボック及びそのためのスリーブに関し、作業性に優れた組立式ユニットボックス及びそのためのヒンジを備える折り畳み式スリーブを提供する。【解決手段】組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ140は、長方形板状の第1壁部141;長方形板状の第2壁部145;及び前記第1壁部と第2壁部とを連結するヒンジ構造150、を含み、前記ヒンジ構造は、前記第1壁部と第2壁部とが0〜90度の夾角を有するように、前記両方の壁部を連結する。組立式ユニットボックス100は、この組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、組立式ユニットボックスに関するものであり、より詳しくは、作業性に優れた組立式ヒンジを備える折り畳み式ユニットボックス及びそのためのスリーブに関するものである。
本発明の対象であるユニットボックスは、コンテナパレット、ボックスパレットなどと呼ばれるものであって、貨物の運搬が容易になるように、コンテナの底面をパレットとして構成したものである。最近では、分解・組立が可能な組立式ユニットボックスの使用が増加している。組立式ユニットボックスは、一般的にパレットと、パレットの上に取り付けられて側壁を形成するスリーブと、スリーブの上に取り付けられる蓋を備える。スリーブは、保管スペースを減らすために、折ったり広げたりできるように構成されるが、折り畳まれた際には、板状にその形態が変わる。しかしながら、ユニットボックスのサイズが大きい場合、従来のスリーブは、体積が大きいため、一人が持ってパレットに取り付け・取り外しすることが困難で、作業性が低下するという問題が発生する。
韓国登録実用新案第20−0444006号公報
本発明の目的は、作業性に優れた組立式ユニットボックス及びそのためのヒンジを備える折り畳み式スリーブを提供することにある。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明の一態様によれば、
長方形板状の第1壁部;長方形板状の第2壁部;及び前記第1壁部と第2壁部とを連結するヒンジ構造を含み、前記ヒンジ構造は、前記第1壁部と第2壁部とが0〜90度の夾角を有するように、前記両方の壁部を連結し、前記ヒンジ構造は、前記第1壁部の幅方向の一端部から厚さ方向に突出して形成され、その内部に前記第1壁部の高さ方向に沿って延びる円形の挿入通路が設けられた第1結合部と、前記第2壁部の幅方向の一端部に形成され、前記挿入通路に挿入され回転する挿入部を備える第2結合部と、を備えることを特徴とする組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブが提供される。
前記第1結合部には、前記挿入通路の円周方向の一部区間を開放させるスリット開口部が形成され、前記第2結合部は、前記スリット開口部を通って、前記挿入部と前記第2壁部とを連結する連結部をさらに備えてもよい。
前記挿入通路には、前記挿入部の回転区間を制限するための内部係止部がさらに設けられ、前記挿入部には、前記内部係止部と相互作用する内部係止突起がさらに形成されてもよい。
前記第1結合部の外周には外側に突出している外部係止部がさらに設けられ、前記第2結合部は、前記外部係止部と相互作用する外部係止突起をさらに備えてもよい。
前記挿入管は、管形状であり、前記ヒンジ構造は、前記挿入管に結合される締付けネジをさらに含んでもよい。
前記締付けネジの頭は、前記挿入通路を覆ってもよい。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明の他の態様によれば、
パレット;及び前記パレットの上に取り付けられる一対の折り畳み式スリーブを備えるスリーブ組立体、を含み、前記折り畳み式スリーブのそれぞれは、長方形板状の第1壁部と、長方形板状の第2壁部と、前記第1壁部と第2壁部とを連結するヒンジ構造と、を備えることを特徴とする組立式コンテナスリーブが提供される。
本発明によれば、前述した本発明の目的をすべて達成することができる。具体的には、スリーブの両方の壁部がヒンジ構造により、0度から90度まで折り畳んだり広げたりできるように形成されるので、作業性が優れている。
本発明の一実施例に係る組立式ユニットボックスを示した斜視図である。 図1に示す組立式ユニットボックスの分解斜視図である。 図1に示す組立式ユニットボックスの側断面図である。 図2に示す第1スリーブでヒンジ部を拡大して示す斜視図である。 図4において、締付けネジを外し、ヒンジ部を示した平面図であり、第1スリーブが完全に広げられた際の状態を示す図である。 図4において、締付けネジを外し、ヒンジ部を示した平面図であり、第1スリーブが完全に折り畳まれた際のヒンジ部の状態を示す図である。 図1に示す組立式ユニットボックスの組立過程を順に示す図である。 図1に示す組立式ユニットボックスの組立過程を順に示す図である。 図1に示す組立式ユニットボックスの組立過程を順に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。
図1〜図3には、本発明の一実施例に係る組立式ユニットボックスが示されている。図1〜図3を参照すると、組立式ユニットボックス100は、パレット110と、蓋120と、第1スリーブ140及び第2スリーブ170を備えるスリーブ組立体130と、を含む。パレット110、蓋120、第1スリーブ140、第2スリーブ170は、分解可能な形で組み立てられ、内部に運搬対象貨物が収容される貨物収容空間101を提供する組立式ユニットボックス100を構成する。
パレット110は、底面111と、多数の突出部115と、トレンチ溝117と、を備える。
底面111は、略長方形状をなしている。底面111の上に荷物が載置される。
多数の突出部115は、底面111の反対側に突出して形成される。突出部115の間にフォークリフトのような運搬手段に設けられたフォークを安定的に差し込むことができるフォーク収容部116が設けられる。
トレンチ溝117は、底面111の枠に設けられ、その枠の周に沿って延び、長方形状の単一閉曲線を形成する。トレンチ溝117にスリーブ組立体130の下端が挿入される。
蓋120は、カバー面121とトレンチ溝125とを備える。
カバー面121は、パレット110の底面111と対応する大きさと形態とを有する。カバー面121は、パレット110の底面111と離隔した状態で対向して貨物収容空間101の上部を覆う。
トレンチ溝125は、カバー面121の枠にその周りに沿って延び、長方形状の単一閉曲線を形成する。トレンチ溝125には、スリーブ組立体130の上端が挿入される。
スリーブ組立体130は、分解可能に組み立てられる第1スリーブ140と、第2スリーブ170と、を備える。スリーブ組立体130は、組立式ユニットボックス100の側壁を形成する。スリーブ組立体130の下端と上端とは、それぞれパレット110のトレンチ溝117と蓋120のトレンチ溝125とに挿入されて結合される。
第1スリーブ140は、第1壁部141と、第2壁部145と、両方の壁部141、145を結合するヒンジ構造150と、第2スリーブ170と結合するための結合構造160と、を備える。第1スリーブ140は、第1壁部141と第2壁部145とがヒンジ構造150により0度の夾角を有するように折り畳まれて重なり合ったり、90度の夾角を有するように広げられて”L”字型を形成したりすることになる。
第1壁部141は、略長方形状であり、構造部142と閉塞部143とを備える。
構造部142は、第1壁部141に加わる荷重のほとんどを受ける部分であり、十分な強度を有するように金属製であることが好ましいが、最も好ましくは、軽量ながら十分な強度を提供することができるアルミニウム材質からなる。構造部142は、第1壁部141の縁に沿って延び、長方形の四辺を形成する枠部1421と、枠部1421間を横切って枠部1421を連結し、構造を補強する連結部1422と、を備える。
閉塞部143は、構造部142の間に形成される部分を閉塞する。閉塞部143は、合成樹脂板材などの様々な材質から形成することができるが、場合によっては、閉塞部143が備えられていないこともある。
第2壁部145は、略長方形状であり、構造部146と閉塞部147とを備える。第2壁部145の幅方向の長さは、第1壁部141の幅方向の長さと比較して、大きくはなく、本実施例では、小さいものとして説明する。第2壁部145は、第1壁部141にヒンジ構造150により結合され、第1壁部141に対して0度から90度の角度をなすように折り畳まれたり広げられたりする。
構造部146は、第2壁部145に加わる荷重のほとんどを受ける部分であり、十分な強度を有するように金属製であることが好ましいが、最も好ましくは、軽量ながら十分な強度を提供することができるアルミニウム材質からなる。構造部146は、その枠に沿って延び長方形の四辺を形成する枠部1461と、枠部1461間を横切って枠部1461を連結する連結部1462と、を備える。
閉塞部147は、構造部146の間に形成される部分を閉塞する。閉塞部147は、合成樹脂板材などの様々な材質からなることができるが、場合によっては、閉塞部147が備えられていないこともある。
図4〜図6を参照すると、ヒンジ構造150は、第1結合部151と、第2結合部155と、締付けネジ159と、を備える。ヒンジ構造150は、第1壁部141と第2壁部145とが0度から90度の範囲で相対回転し、折り畳んだり広げたりできるように両方の壁部141、145を結合させる。
第1結合部151は、第1壁部141の幅方向の一端部から厚さ方向に突出して形成される。第1結合部151の内側には、第1壁部141の高さ方向に沿って直線状に延びて第1壁部141を貫通する円形の挿入通路152が設けられる。第1結合部151には、挿入通路152の円周方向の一部区間を開放させるスリット開口部153が設けられる。スリット開口部153は、第1壁部141の高さ方向に沿って直線状に延び、スリット開口部153の幅は、第2壁部145が第1壁部141に対して0度から90度の範囲で回転できるように適切に決定される。第1結合部151の外周面の円周方向の一部区間領域1511は、挿入通路152を中心とする弧状の曲面を有する。これは、第2壁部145が回転する際に、干渉を避けるためである。挿入通路152の内周面には、内側に突出した第1、第2内部係止部1521、1522が設けられる。両方の内部係止部1521、1522は、第1壁部141に対する第2壁部145の回転を0度から90度の範囲で制限する。第1結合部151の外周には、外側に突出している外部係止部154が設けられる。外部係止部154は、第1壁部141に対する第2壁部145が90度を超えて回転しないように、第2壁部145の回転を制限する。本実施例では、第1結合部151は、アルミニウム製のものとして説明する。
第2結合部155は、第2壁部145の幅方向の一端部に形成される。第2結合部155は、挿入部材156と外部係止突起158とを備える。
挿入部材156は、第1結合部151の挿入通路152に挿入される挿入部157と、挿入部157及び第2壁部145を連結させる連結部1571と、を備える。挿入部157は、側面円周方向の一部区間が開放された円形の管形状である。挿入部157は、挿入通路152に挿入されて回転可能である。挿入部157には、外側に突出して形成され、挿入通路152の内部に位置する第1、第2内部係止突起1573、1574が設けられる。第1内部係止突起1573は、挿入通路152に形成された第1内部係止部1521に引っ掛かり、第2内部係止突起1574は、挿入通路152に形成された第2内部係止部1522に引っ掛かって、第1壁部141に対する第2壁部145の回転区間を0度ないし90度に制限する。挿入部157は、挿入通路152にスライド方式で挿入される。連結部1571は、挿入部157から外側に延び、第1結合部151のスリット開口部153を経て、第2壁部145の幅方向の一端部に固定される。
外部係止突起158は、第2壁部145の幅方向の一端部から幅方向に突出して形成され、外部係止突起158は、外部係止部154と相互に作用して、第1壁部141に対して第2壁部145が90度を超えて回転しないように、第2壁部145の回転を制限する。本実施例では、第2結合部155は、アルミニウム製のものとして説明する。
締付けネジ159は、第1結合部151の挿入通路152に第2結合部155の挿入部157が挿入された状態で、挿入部157の内部に入り込んで締付けられる。このために、締付けネジ159は、挿入部157の材質(本実施例ではアルミニウム)よりも高い強度を有する材質からなる。締付けネジ159の頭部1591は、挿入通路152を覆うようになる。締付けネジ159は、第1スリーブ140の高さ方向の両端にともに締付けられる。
結合構造160は、多数のロック装置161と、安着溝165と、多数の結合孔166と、を備える。結合構造160は、第1スリーブ140と第2スリーブ170とを分離可能に結合させる。
図7a〜図7cは、図1に示す組立式ユニットボックスの組み立て過程が順に示されている。図7a〜図7cを参照して、図1に示された組立式ユニットボックス100の組立過程を説明すると、次の通りである。まず、図7aに示すように、パレット110に第1スリーブ140を取り付けた後、貨物Cをパレット110の上に積載する。第1スリーブ140をパレット110に取り付ける作業は、第1スリーブ140が”L”字型であるので、一人が容易に行うことができる。次に、図7bに示すように、パレット110に第2スリーブ170を取り付ける。第2スリーブ170をパレット110に取り付ける作業も、第2スリーブ170が”L”字型であるので、一人が容易に行うことができる。次に、図7cに示すように、蓋120をスリーブ組立体130の上に取り付け、図1に示すような組立式ユニットボックス100が完成する。組立式ユニットボックス100を分解する過程は、組み立て過程の逆順であるので、これに対する詳細な説明は省略する。
以上では実施例を通じて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記の実施例は、本発明の趣旨及び範囲を外れることなく修正または変更されることができ、本技術分野で通常の知識を有する者であれば、このような修正と変更も本発明に属することが分かるはずである。
100:組立式ユニットボックス 110:パレット
120:蓋 130:スリーブ組立体
140:第1スリーブ 141:第1壁部
145:第2壁部 150:ヒンジ構造
170:第2スリーブ

Claims (7)

  1. 長方形板状の第1壁部;
    長方形板状の第2壁部;及び
    前記第1壁部及び前記第2壁部を連結するヒンジ構造、を含み、
    前記ヒンジ構造は、前記第1壁部と前記第2壁部とが0〜90度の夾角を有するように、両方の前記壁部を連結し、
    前記ヒンジ構造は、前記第1壁部の幅方向の一端部から厚さ方向に突出して形成され、その内側に前記第1壁部の高さ方向に沿って延びる円形の挿入通路が設けられた第1結合部と、前記第2壁部の幅方向の一端部に形成され、前記挿入通路に挿入されて回転する挿入部を備える第2結合部と、を備えることを特徴とする組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
  2. 前記第1結合部には、前記挿入通路の円周方向の一部区間を開放させるスリット開口部がさらに形成され、前記第2結合部は、前記スリット開口部を通って、前記挿入部と前記第2壁部とを連結する連結部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
  3. 前記挿入通路には、前記挿入部の回転区間を制限するための内部係止部がさらに設けられ、前記挿入部には、前記内部係止部と相互作用する内部係止突起がさらに形成されることを特徴とする請求項1に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
  4. 前記第1結合部の外周には、外側に突出した外部係止部がさらに設けられ、前記第2結合部は、前記外部係止部と相互作用する外部係止突起をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
  5. 前記挿入管は、管の形状であり、前記ヒンジ構造は、前記挿入管に結合される締付けネジをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
  6. 前記締付けネジの頭は、前記挿入通路を覆うことを特徴とする請求項5に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
  7. パレット;及び
    前記パレットの上に取り付けられる一対の折り畳み式スリーブを備えるスリーブ組立体、を含み、
    前記折り畳み式スリーブのそれぞれは、長方形板状の第1壁部と、長方形板状の第2壁部と、前記第1壁部及び第2壁部を連結するヒンジ構造と、を備えることを特徴とする組立式ユニットボックス。
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