JP2016030606A - 組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ及びそれを備える組立式ユニットボックス - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、組立式ユニットボックスに関するものであり、より詳しくは、作業性に優れ、十分な強度を提供する組立式ユニットボック及びそのための折り畳み式スリーブに関し、作業性に優れ、十分な強度を提供する組立式ユニットボック及びそのためのスリーブを提供することを目的とする。
【解決手段】組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブは、第1壁部;前記第1壁部と対向して向かい合う第2壁部;コーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が、前記第1壁部の一端と前記第2壁部の一端とに回転可能に結合される第3壁部;及びコーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が、前記第1壁部の他端と前記第2壁部の他端とに回転可能に結合される第4壁部、を含み、前記第3壁部と前記第4壁部とのそれぞれは、中間ヒンジ構造によって回転可能に結合される第1壁体と第2壁体とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブは、第1壁部;前記第1壁部と対向して向かい合う第2壁部;コーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が、前記第1壁部の一端と前記第2壁部の一端とに回転可能に結合される第3壁部;及びコーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が、前記第1壁部の他端と前記第2壁部の他端とに回転可能に結合される第4壁部、を含み、前記第3壁部と前記第4壁部とのそれぞれは、中間ヒンジ構造によって回転可能に結合される第1壁体と第2壁体とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、M字型折り畳み部を備える組立式ユニットボックスに関するものであり、より詳しくは、作業性に優れ、十分な強度を提供する組立式ユニットボック及びそのための折り畳み式スリーブに関するものである。
本発明の対象であるユニットボックスは、コンテナパレット、ボックスパレットなどと呼ばれるものであり、貨物の運搬が容易になるように、コンテナの底をパレットに構成したものである。最近では、分解・組立が可能な組立式ユニットボックスの使用が増加している。組立式ユニットボックスは、一般的にパレットと、パレットの上に取り付けられて側壁を形成するスリーブと、スリーブの上に取り付けられる蓋と、を備える。スリーブは、保管スペースを減らすため、折り畳んだり広げたりできるように構成され、折り畳まれた際には、板状にその形態が変わる。しかし、従来の折り畳み式スリーブは、容易に折り畳んだり広げたりできるように、合成樹脂等の可撓性の材質からなるものが一般的で、十分な強度を確保しにくく、大きな負荷の貨物に使用するのは困難である。
本発明の目的は、作業性に優れ、十分な強度を提供する組立式ユニットボック及びそのためのスリーブを提供することにある。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明の一態様によれば、
第1壁部;前記第1壁部と対向して向かい合う第2壁部;コーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が前記第1壁部の一端と前記第2壁部の一端とに回転可能に結合される第3壁部;及びコーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が前記第1壁部の他端と前記第2壁部の他端とに回転可能に結合される第4壁部、を含み、前記第3壁部と、前記第4壁部のそれぞれは、中間ヒンジ構造によって回転可能に結合される第1壁体と第2壁体とを備えることを特徴とする組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブが提供される。
第1壁部;前記第1壁部と対向して向かい合う第2壁部;コーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が前記第1壁部の一端と前記第2壁部の一端とに回転可能に結合される第3壁部;及びコーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が前記第1壁部の他端と前記第2壁部の他端とに回転可能に結合される第4壁部、を含み、前記第3壁部と、前記第4壁部のそれぞれは、中間ヒンジ構造によって回転可能に結合される第1壁体と第2壁体とを備えることを特徴とする組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブが提供される。
前記コーナーヒンジ構造は、連結される前記壁部と前記壁体とを0度から90度の範囲で折り畳んだり広げたりできるように結合してもよい。
前記コーナーヒンジ構造は、前記壁部の幅方向の一端部から厚さ方向に突出して形成され、その内部に前記壁部の高さ方向に沿って延びる円形の挿入通路が設けられた第1結合部と、前記壁体の幅方向の一端部に形成され、前記挿入通路に挿入されて回転する挿入部を備える第2結合部と、を備えてもよい。
前記中間ヒンジ構造は、第1、第2挿入通路が形成された中間結合部材と、前記第1挿入通路に回転可能に挿入され、前記第1壁体に結合される第1挿入部を備える第1中間結合部と、前記第2挿入通路に回転可能に挿入され、前記第2壁体に結合される第2挿入部を備える第2中間結合部と、を備えてもよい。
前記中間ヒンジ構造は、前記第1壁体と前記第2壁体を0度〜180度の範囲で折り畳んだり広げたりできるように、回転区間を制限してもよい。
前記第1、第2、第3、第4壁部は、アルミニウム製の構造部を備えてもよい。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明の他の態様によれば、
パレット;及び前記パレットの上に取り付けられる折り畳み式スリーブ、を含み、前記折り畳み式スリーブは、上述した構成の折り畳み式スリーブであることを特徴とする組立式ユニットボックスが提供される。
パレット;及び前記パレットの上に取り付けられる折り畳み式スリーブ、を含み、前記折り畳み式スリーブは、上述した構成の折り畳み式スリーブであることを特徴とする組立式ユニットボックスが提供される。
本発明によれば、前述した本発明の目的をすべて達成することができる。具体的には、スリーブがアルミニウム製であり、スリーブの4つの壁部がコーナーヒンジ構造によって連結され、4つの壁部のうち対向する2つの壁部が中間ヒンジ構造によって連結される2つの壁体を備えることで、十分な強度を提供しながら、作業性が優れている。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。
図1〜図3には、本発明の一実施例に係る組立式ユニットボックスが示されている。図1〜図3を参照すると、組立式ユニットボックス100は、パレット110と、蓋120と、スリーブ130と、を含む。パレット110、蓋120、スリーブ130は、分解可能な形で組み立てられ、内部に運搬対象貨物が収容される貨物収容スペースを提供する組立式ユニットボックス100を構成する。
パレット110は、底面111と、多数の突出部115と、トレンチ溝117と、を備える。
底面111は、略長方形状をなしている。底面111の上に荷物が載置される。
多数の突出部115は、底面111の反対側に突出して形成される。突出部115の間にフォークリフトのような運搬手段に設けられたフォークを安定的に差し込むことができるフォーク収容部116が設けられる。
トレンチ溝117は、底面111の枠に設けられ、その枠の周に沿って延び、長方形状の単一閉曲線を形成する。トレンチ溝117にスリーブ130の下端が挿入される。
蓋120は、カバー面121とトレンチ溝125とを備える。
カバー面121は、パレット110の底面111と対応する大きさと形態とを有する。カバー面121は、パレット110の底面111と離隔した状態で対向して貨物収容空間101の上部を覆う。
トレンチ溝125は、カバー面121の枠にその周りに沿って延び、長方形状の単一閉曲線を形成する。トレンチ溝125にスリーブ130の上端が挿入される。
スリーブ130は、折り畳んだり広げたりできる構造で、完全に広げられた際には、組立式ユニットボックス100の側壁を形成し、完全に折り畳まれた際には、平らな板状を有する。スリーブ組立体130の下端と上端とは、それぞれパレット110のトレンチ溝117と蓋120のトレンチ溝125とに挿入されて結合される。
スリーブ130は、向かい合う第1、第2壁部141、145と、向かい合う第3、第4壁部151、155と、4つのコーナーヒンジ構造160a、160b、160c、160dと、を含む。スリーブ130は、第1壁部141と第2壁部145との間に第3壁部151と第4壁部155のそれぞれが二重に重なった状態で位置するように折り畳むことができる。
第1壁部141は、略長方形状であり、少なくとも一部がアルミニウム材質からなる。
第2壁部145は、略長方形状であり、スリーブ130が完全に広げられた際に、第1壁部141とは十分な距離を置いて離隔した状態で対向するようになる。第2壁部145は、第1壁部141と同じ大きさを有する。第2壁部145は、少なくとも一部がアルミニウム材質からなる。
第3壁部151は、対向する第1壁部141の幅方向の一端部と第2壁部145の幅方向の一端部とを連結する。第3壁部151は、第1壁部141に対して、コーナーヒンジ構造160aによって折り畳んだり広げたりできるように連結された第1壁体152と、第2壁部145に対して、コーナーヒンジ構造160bによって折り畳んだり広げたりできるように連結された第2壁体153と、2つの壁体152、153を折り畳んだり広げたりできるように連結する中間ヒンジ構造180と、を備える。第3壁部151は、第1、第2壁部141、145よりも小さい幅を有する。
第1壁体152は、一定の幅と高さを有する長方形状であり、幅方向の一端部は、コーナーヒンジ構造160aによって第1壁部141に対して折り畳んだり広げたりできるように結合される。第1壁体152は、少なくとも一部がアルミニウム材質からなる。
第2壁体153は、一定の幅と高さを有する長方形状であり、第1壁体152と同じ大きさを有する。第2壁体153の幅方向の一端部は、コーナーヒンジ構造160bによって第2壁部145に対して折り畳んだり広げたりできるように結合される。第2壁体153は、少なくとも一部がアルミニウム材質からなる。第2壁体153は、中間ヒンジ構造180によって第1壁体152に対して0度から180度の範囲で折り畳んだり広げたりできるように連結される。
図4および図5を参照すると、中間ヒンジ構造180は、中間結合部材181と、第1、第2中間結合部185a、185bと、第1、第2締付けネジ198a、198bと、を備える。中間ヒンジ構造180は、第1壁体152の第1壁部141に対する回転と、第2壁体153の第2壁部145に対する回転に対応して、第1壁体152と第2壁体153とを0度から180度の範囲で折り畳んだり広げたりできるように連結する。第1壁体152と第2壁体153が完全に折り畳まれてその夾角が0度をなす際に、第1壁体152の外面と第2壁体153の外面が向かい合うようになる。
一体型で形成された中間結合部材181には、互いに隣接してスリーブ130の高さ方向に沿って直線状に延びてスリーブ130を貫通する円形の第1、第2挿入通路182a、182bが設けられる。中間結合部材181には、2つの挿入通路182a、182bの円周方向の一部区間をそれぞれ開放させる第1、第2スリット開口部183a、183bが設けられる。両方のスリット開口部183a、183bは、スリーブ130の外側面に向かうように形成される。各スリット開口部183a、183bは、第3壁部151の高さ方向に沿って直線状に延びる。第1スリット開口部183aの幅は、第1壁体152が0度から90度の範囲で回転できるように適切に決定される。また、第2スリット開口部183bの幅は、第2壁体153が0度から90度の範囲で回転できるように適切に決定される。第1、第2挿入通路182a、182bの外周面の円周方向の一部区間領域1811a、1811bは、対応する挿入通路182a、182bを中心とする弧状の曲面を有する。これは、第1、第2壁体152、153が回転の際に、干渉を避けるためである。第1挿入通路182aの内周面には、内側に突出した第1A、第2A内部係止部1821a、1822aが設けられる。両方の内部係止部1821a、1822aは、第1壁体152の回転を0度から90度の範囲で制限する。第1挿入通路182aの外周には、外側に突出した第1外部係止部184aが設けられる。第1外部係止部184aは、第1壁体152が90を超えて回転しないように、第1壁部152の回転を制限する。第2挿入通路182bの内周面には、内側に突出した第1A、第2A内部係止部1821b、1822bが設けられる。両方の内部係止部1821b、1822bは、第2壁体153の回転を0度から90度の範囲で制限する。第2挿入通路182bの外周には、外側に突出した第2外部係止部184bが設けられる。第2外部係止部184bは、第2壁体153が90を超えて回転しないように、第1壁部152の回転を制限する。本実施例では、中間結合部材181は、アルミニウム製のものとして説明する。
第1中間結合部185aは、第1壁体152の幅方向の一端部に形成される。第1中間結合部185aは、第1挿入部材186aと第1外部係止突起188aとを備える。
第1挿入部材186aは、中間結合部材181の第1挿入通路182aに挿入される第1挿入部187aと、第1挿入部187aと第1壁体152とを連結する第1連結部1871aと、を備える。第1挿入部187aは、側面円周方向の一部区間が開放された円形の管形状である。第1挿入部187aは、第1挿入通路182aに挿入されて回転可能である。第1挿入部187aには、外側に突出して形成され、第1挿入通路182aの内部に位置する第1A、第2A内部係止突起1873a、1874aが設けられる。第1A内部係止突起1873aは、第1挿入通路182aに形成された第1A内部係止部1821aに引っ掛かり、第2A内部係止突起1874aは、第1挿入通路182aに形成された第2A内部係止部1822aに引っ掛かって、第1壁体152の回転区間を0度から90度に制限する。第1挿入部187aは、第1挿入通路182aにスライド方式で挿入される。第1連結部1871aは、第1挿入部187aから外側に延び、中間結合部材181の第1スリット開口部183aを経て、第1壁体152の幅方向の一端部に固定される。
第1外部係止突起188aは、第1壁体152の幅方向の一端部から幅方向に突出して形成され、第1外部係止突起188aは、第1外部係止部184aと相互作用して、第1壁体152が90を超えて回転しないように、第1壁体152の回転を制限する。本実施例では、第1中間結合部185aは、アルミニウム製のものとして説明する。
第2中間結合部185bは、第2壁体153の幅方向の一端部に形成される。第2中間結合部185bは、第2挿入部材186bと第2外部係止突起188bとを備える。
第2挿入部材186bは、中間結合部材181の第2挿入通路182bに挿入される第2挿入部187bと、第2挿入部187bと第2壁体153とを連結する第2の連結部1871bと、を備える。第2挿入部187bは、側面円周方向の一部区間が開放された円形の管形状である。第2挿入部187bは、第2挿入通路182bに挿入されて回転可能である。第2挿入部187bには、外側に突出して形成され、第2挿入通路182bの内部に位置する第1B、第2B内部係止突起1873b、1874bが設けられる。第1B内部係止突起1873bは、第2挿入通路182bに形成された第1B内部係止部1821bに引っ掛かり、第2B内部係止突起1874bは、第2挿入通路182bに形成された第2B内部係止部1822bに引っ掛かって、第2壁体153の回転区間を0度から90度に制限する。第2挿入部187bは、第2挿入通路182bにスライド方式で挿入される。第2連結部1871bは、第2挿入部187bから外側に延び、中間結合部材181の第2スリット開口部183bを経て、第2壁体153の幅方向の一端部に固定される。
第2外部係止突起188bは、第2壁体153の幅方向の一端部から幅方向に突出して形成され、第2外部係止突起188bは、第2外部係止部184bと相互作用して、第2壁体153が90を超えて回転しないように、第2壁体153の回転を制限する。本実施例では、第2中間結合部185bは、アルミニウム製のものとして説明する。
第1締付けネジ198aは、中間結合部材181の第1挿入通路182aに第1中間結合部185aの第1挿入部187aが挿入された状態で、第1中間結合部185aの内部に入り込んで結合される。このために、第1締付けネジ198aは、第1挿入部187aの材質(本実施例ではアルミニウム)よりも高い強度を有する材質からなる。第1締付けネジ198aの頭部1981aは、第1挿入通路182aを覆うようになる。第1締付けネジ198aは、スリーブ130の高さ方向の両端ともに締付けられる。
第2締付けネジ198bは、中間結合部材181の第2挿入通路182bに第2中間結合部185bの第2挿入部187bが挿入された状態で、第2中間結合部185bの内部に入り込んで結合される。このために、第2締付けネジ198bは、第2挿入部187bの材質(本実施例ではアルミニウム)よりも高い強度を有する材質からなる。第2締付けネジ198bの頭部1981bは、第2挿入通路182bを覆うようになる。第2締付けネジ198bは、スリーブ130の高さ方向の両端にともに締付けられる。
第4壁部155は、第3壁部151と同じ大きさを持って対向し、第1壁部141の幅方向の一端部と第2壁部145の幅方向の一端部とを連結する。第4壁部155は、第1壁部141に対して、コーナーヒンジ構造160cによって折り畳んだり広げたりできるように連結された第1壁体156と、第2壁部145に対して、コーナーヒンジ構造160dによって折り畳んだり広げられたりできるように連結された第2壁体157と、2つの壁体156、157を折り畳んだり広げたりできるよう連結する中間ヒンジ構造190と、を備える。第4壁部155は、第3壁部151と同じ構成であるので、第4壁部155の構成に関する詳細な説明は省略する。
多数のコーナーヒンジ構造160a、160b、160c、160dは、第1壁部141と第3壁部151の第1壁体152とを連結する第1コーナーヒンジ構造160aと、第2壁部145と第3壁部151の第2壁体153とを連結する第2コーナーヒンジ構造160bと、第1壁部141と第4壁部155の第1壁体156とを連結する第3コーナーヒンジ構造160cと、第2壁部145と第4壁部155の第2壁体157とを連結する第4コーナーヒンジ構造160dと、を備える。4つのコーナーヒンジ構造160a、160b、160c、160dは、全てが同一構成であるので、ここでは第1コーナーヒンジ構造160aのみに対してその構成を詳述する。
図6及び図7を参照すると、第1ヒンジ構造160aは、第1結合部161と、第2結合部165と、締付けネジ169と、を備える。第1ヒンジ構造160aは、第1壁部141と第3壁部151の第1壁体152とが0度から90度の範囲で相対回転して、折り畳んだり広げたりできるように、第1壁部141と第1壁体152とを結合する。
第1結合部161は、第1壁部141の幅方向の一端部から厚さ方向に突出して形成される。第1結合部161の内側には、第1壁部141の高さ方向に沿って直線状に延びて第1壁部141を貫通する円形の挿入通路162が設けられる。第1結合部161には、挿入通路162の円周方向の一部区間を開放するスリット開口部163が設けられる。スリット開口部163は、第1壁部141の高さ方向に沿って直線状に延び、スリット開口部163の幅は、第1壁体152が第1壁部141に対して0度から90度の範囲で回転できるように適切に決定される。第1結合部161の外周面の円周方向の一部区間領域1611は、挿入通路162を中心とする弧状の曲面を有する。これは、第1壁体152が回転する際に、干渉を避けるためである。挿入通路162の内周面には、内側に突出した第1、第2内部係止部1621、1622が設けられる。両方の内部係止部1621、1622は、第1壁部141に対する第1壁体152の回転を0度から90度の範囲で制限する。第1結合部161の外周には、外側に突出した外部係止部164が設けられる。外部係止部164は、第1壁部141に対して第1壁体152が90を超えて回転しないように、第1壁体152の回転を制限する。本実施例では、第1結合部161は、アルミニウム製のものとして説明する。
第2結合部165は、第1壁体152の幅方向の一端部に形成される。第2結合部165は、挿入部材166と外部係止突起168とを備える。
挿入部材166は、第1結合部161の挿入通路162に挿入される挿入部167と、挿入部167と第1壁体152とを連結する連結部1671と、を備えする。挿入部167は、側面円周方向の一部区間が開放された円形の管形状である。挿入部167は、挿入通路162に挿入されて回転可能である。挿入部167には、外側に突出して形成され、挿入通路162の内側に位置する第1、第2内部係止突起1673、1674が設けられる。第1内部係止突起1673は、挿入通路162に形成された第1内部係止部1621に引っ掛かり、第2内部係止突起1674は、挿入通路162に形成された第2内部係止部1622に引っ掛かって、第1壁部141に対する第1壁体145の回転区間を0度から90度の範囲で制限する。挿入部167は、挿入通路162にスライド方式で挿入される。連結部1671は、挿入部167から外側に延び、第1結合部161のスリット開口部163を経て、第1壁体152の幅方向の一端部に固定される。
外部係止突起168は、第1壁体152の幅方向の一端部から幅方向に突出して形成され、外部係止突起168は、外部係止部164と相互に作用して、第1壁部141に対して第1壁体152が90を超えて回転しないように、第1壁体152の回転を制限する。本実施例では、第2結合部165は、アルミニウム製のものとして説明する。
締付けネジ169は、第1結合部161の挿入通路162に第2結合部165の挿入部167が挿入された状態で、挿入部167の内部に入り込んで結合される。このために、締付けネジ169は、挿入部167の材質(本実施例ではアルミニウム)よりも高い強度を有する材質からなる。締付けネジ169の頭部1691は、挿入通路162を覆うようになる。締付けネジ169は、スリーブ130の高さ方向の両端にともに締付けられる。
図8には、図2に示されたスリーブが完全に折り畳まれた際の姿が示されている。図8を参照すると、第1壁部141と第2壁部145との間に第3壁部151と第4壁部155とのそれぞれが半分に折り畳まれた状態で重なり合って、スリーブ130は、板状の形態を有するようになる。第3壁部151は、中間ヒンジ構造180によって折り畳まれて2つの壁体152、153が重なり合っており、第4壁部155の第1壁体156は、中間ヒンジ構造190によって折り畳まれて2つの壁体156、157が重なり合っている。スリーブ130の折り畳み部は折り畳まれる過程でM字形態を有するようになる。
以上では実施例を通じて本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。上記の実施例は、本発明の趣旨及び範囲を外れることなく修正または変更されることができ、本技術分野で通常の知識を有する者であれば、このような修正と変更も本発明に属することが分かるはずである。
100:組立式ユニットボックス 110:パレット
120:蓋 130:スリーブ
141:第1壁部 145:第2壁部
151:第3壁部 155:第4壁部
160a:第1コーナーヒンジ構造 160b:第2コーナーヒンジ構造
160c:第3コーナーヒンジ構造 160d:第4コーナーヒンジ構造
180:第1中間ヒンジ構造 190:第2中間ヒンジ構造
120:蓋 130:スリーブ
141:第1壁部 145:第2壁部
151:第3壁部 155:第4壁部
160a:第1コーナーヒンジ構造 160b:第2コーナーヒンジ構造
160c:第3コーナーヒンジ構造 160d:第4コーナーヒンジ構造
180:第1中間ヒンジ構造 190:第2中間ヒンジ構造
Claims (7)
- 第1壁部;
前記第1壁部と対向して向かい合う第2壁部;
コーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が、前記第1壁部の一端と前記第2壁部の一端とに回転可能に結合される第3壁部;及び
コーナーヒンジ構造によって幅方向の両端が、前記第1壁部の他端と前記第2壁部の他端とに回転可能に結合される第4壁部、を含み、
前記第3壁部と前記第4壁部とのそれぞれは、中間ヒンジ構造によって回転可能に結合される第1壁体と第2壁体とを備えることを特徴とする組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。 - 前記コーナーヒンジ構造は、連結される前記壁部と前記壁体とを0度から90度の範囲で折り畳んだり広げたりできるように結合することを特徴とする請求項1に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
- 前記コーナーヒンジ構造は、前記壁部の幅方向の一端部から厚さ方向に突出して形成され、その内側に前記壁部の高さ方向に沿って延びる円形の挿入通路が設けられた第1結合部と、前記壁体の幅方向の一端部に形成され、前記挿入通路に挿入されて回転する挿入部を備える第2結合部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
- 前記中間ヒンジ構造は、第1、第2挿入通路が形成された中間結合部材と、前記第1挿入通路に回転可能に挿入され、前記第1壁体に結合される第1挿入部を備える第1中間結合部と、前記第2挿入通路に回転可能に挿入され、前記第2壁体に結合される第2挿入部を備える第2中間結合部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
- 前記中間ヒンジ構造は、前記第1壁体と前記第2壁体とを0度〜180度の範囲で折り畳んだり畳んだり広げたりできるように回転区間を制限することを特徴とする請求項4に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
- 前記第1、第2、第3、第4壁部は、アルミニウム製の構造部を備えることを特徴とする請求項1に記載の組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ。
- パレット;及び
前記パレットの上に取り付けられる折り畳み式スリーブ、を含み、
前記折り畳み式スリーブは、請求項1乃至6のいずれかに記載の折り畳み式スリーブであることを特徴とする組立式ユニットボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014152124A JP2016030606A (ja) | 2014-07-25 | 2014-07-25 | 組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ及びそれを備える組立式ユニットボックス |
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JP2016030606A true JP2016030606A (ja) | 2016-03-07 |
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ID=55441229
Family Applications (1)
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JP2014152124A Pending JP2016030606A (ja) | 2014-07-25 | 2014-07-25 | 組立式ユニットボックス用折り畳み式スリーブ及びそれを備える組立式ユニットボックス |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016030606A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105667946A (zh) * | 2016-03-15 | 2016-06-15 | 苏州良才物流科技股份有限公司 | 一种定制型蜂窝板周转箱 |
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-
2014
- 2014-07-25 JP JP2014152124A patent/JP2016030606A/ja active Pending
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