JP2016029627A - 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ溶接部の形成に要する時間を短縮できる蓄電装置の製造方法及び蓄電装置を提供する。【解決手段】この蓄電装置の製造方法は、電極組立体におけるタブ11の積層部分14に導電部材2を接合する接合工程を備えている。接合工程は、タブ11の積層部分14における積層方向の一方側に導電部材2を配置すると共に、タブ11の積層部分14における積層方向の他方側に少なくとも一つの開口21が形成された保護部材20を配置する配置工程を有している。接合工程は、開口21の縁22を含む位置に沿ってレーザLを照射し、保護部材20、タブ11の積層部分14、及び導電部材2を互いに接合するレーザ溶接部30を形成するレーザ照射工程を有している。【選択図】図7

Description

本発明は、蓄電装置及び蓄電装置の製造方法に関する。
蓄電装置には、矩形に形成された正極及び負極が交互に積層された積層型の蓄電装置がある。積層型の蓄電装置の製造工程には、例えば正極及び負極といった電極を積層した後、各電極から延びるタブの積層部分に、外部端子に連なる導電部材を接合する接合工程が含まれている。このような接合工程では、極薄い金属箔よりなるタブの接合時及び接合後の破損防止を目的として保護部材が用いられる場合がある。例えば特許文献1に記載の保護材は、正極外部端子に接続された正極集電部材(導電部材に相当)、正極集電タブ積層部、保護材(保護部材に相当)の順に積層した後、溶接を行うことが記載されている。
特開2003−282044号公報 特開平10−255753号公報
タブの接合工程に用いられる溶接手段としては、例えば特許文献2に記載されている如く、レーザ接合も知られている。レーザ接合を、特許文献1の保護部材を用いる蓄電装置に適用した場合、タブの積層部分に、タブよりも肉厚の保護部材を重ねるので、導電部材及び保護部材のいずれか一方の部材からレーザを照射しても、裏側にある導電部材及び保護部材のいずれか他方の部材を含め、広範囲にレーザ溶接部を形成することとなるため、レーザ照射の時間を十分に確保する必要がある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、レーザ溶接部の形成に要する時間を短縮できる蓄電装置の製造方法及び蓄電装置を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明の一側面に係る蓄電装置の製造方法は、電極及び当該電極から延びるタブを有するタブ付き電極を積層してなる電極組立体を備えた蓄電装置の製造方法であって、電極組立体におけるタブの積層部分に導電部材を接合する接合工程を備え、接合工程は、タブの積層部分における積層方向の一方側に導電部材を配置すると共に、タブの積層部分における積層方向の他方側に少なくとも一つの開口が形成された保護部材を配置する配置工程と、開口の縁を含む位置に沿ってレーザを照射し、保護部材、タブの積層部分、及び導電部材を互いに接合するレーザ溶接部を形成するレーザ照射工程と、を有する。
この蓄電装置の製造方法では、配置工程において少なくとも1つ以上の開口が形成された保護部材を用い、レーザ照射工程において開口の縁を含む位置に沿ってレーザ溶接部を形成する。これにより、タブには、レーザの一部が保護部材を介することなく直接照射されるため、タブ及び導電部材の溶融に必要な入熱量を軽減することが可能となり、レーザ溶接部の形成に要する時間を短縮できる。
また、配置工程と照射工程との間に、保護部材をタブの積層部分に仮止めする仮止め工程を更に有してもよい。この場合、仮止め工程によって、レーザ照射工程においてタブの積層部分と保護部材とを密着させることができる。したがって、レーザ溶接部の形成を好適に実施できる。
また、配置工程において、開口が形成された切取可能な余白部分を有する保護部材を用い、余白部分に形成されたレーザ溶接部の溶接状態を検査する検査工程を更に有してもよい。この場合、余白部分の開口の縁に沿って形成したレーザ溶接部の溶接状態に基づいて、レーザ照射工程でのレーザ溶接部の溶接状態を確認できる。
本発明の一側面に係る蓄電装置は、電極及び当該電極から延びるタブを有するタブ付き電極を積層してなる電極組立体を備えた蓄電装置であって、タブの積層部分における積層方向の一方側に導電部材が配置されると共に、タブの積層部分における積層方向の他方側に少なくとも一つの開口が形成された保護部材が配置され、保護部材、タブの積層部分、及び導電部材を互いに接合するレーザ溶接部が開口の縁を含む位置に沿って形成されている。
この蓄電装置では、少なくとも1つ以上の開口が形成された保護部材が配置され、レーザ照射によって、開口の縁を含む位置に沿ってレーザ溶接部が形成されている。これにより、タブには、レーザの一部が保護部材を介することなく直接照射されるため、タブ及び導電部材の溶融に必要な入熱量を軽減することが可能となり、レーザ溶接部の形成に要する時間を短縮できる。
本発明によれば、レーザ溶接部の形成に要する時間を短縮できる。
本発明に係る蓄電装置の製造方法を適用する蓄電装置の内部構成の一例を示す断面図である。 図1に示した蓄電装置のタブ及び導電部材の接合構造を示す斜視図である。 図2に示した接合構造の平面図である。 図2におけるIV−IV線断面図である。 タブの積層部分に導電部材を接合する接合工程に含まれる配置工程を示す断面図である。 図5の後続の仮止め工程を示す平面図である。 図6の後続の照射工程を示す平面図である。 照射工程の前後に実施される検査工程を示す平面図である。 保護部材の変形例を示す平面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明に係る蓄電装置の製造方法を適用する蓄電装置の内部構成の一例を示す断面図である。また、図2は、図1に示した蓄電装置のタブ及び導電部材の接合構造を示す斜視図である。一例である図1及び図2に示す蓄電装置1は、リチウムイオン二次電池として構成されている。
この蓄電装置1は、図1に示すように、例えば略直方体形状をなす中空のケース5と、ケース5内に収容された電極組立体10とを備えている。ケース5は、例えばアルミニウム等の金属によって形成され、ケース5の内部には、例えば有機溶媒系の電解液が収容されている。ケース5の頂面には、正極端子3と負極端子4とが互いに離間して配置されている。正極端子3は、絶縁リング6を介してケース5の頂面に固定され、負極端子4は、絶縁リング7を介してケース5の頂面に固定されている。
電極組立体10は、図2に示すように、正極12と、負極13と、正極12と負極13との間に配置された袋状のセパレータ15とによって構成されている。電極組立体10では、セパレータ15に正極12が収容されており、この状態で正極12と負極13とがセパレータ15を介して交互に配置された状態となっている。
正極12は、アルミニウム箔からなる金属箔と、金属箔の両面に形成された正極活物質層とを有している。正極活物質層は、正極活物質とバインダとを含んで形成されている。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとが含まれる。また、正極12の上縁部には、正極端子3の位置に対応してタブ11(正極タブ11a)が形成されている。正極タブ11aは、正極12の上縁部から上方に延び、導電部材2(正極用導電部材2a)を介して正極端子3に接続されている。
一方、負極13は、銅箔からなる金属箔と、金属箔の両面に形成された負極活物質層とを有している。負極活物質層は、負極活物質とバインダとを含んで形成されている。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等が挙げられる。また、負極13の上縁部には、負極端子4の位置に対応してタブ11(負極タブ11b)が形成されている。負極タブ11bは、負極13の上縁部から上方に延び、導電部材2(負極用導電部材2b)を介して負極端子4に接続されている。
セパレータ15は、袋状に形成され、内部に正極12のみを収容している。セパレータ15の形成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。なお、セパレータ15は、袋状に限られず、シート状のものを用い、正極と負極との間に、個々に配置してもよい。
次に、上述した蓄電装置1におけるタブ11(11a,11b)と導電部材2(2a,2b)との接合構造について詳細に説明する。
同図に示すように、接合構造16は、タブ付き電極である正極12と負極13とが、タブを積層方向の一方側に寄せて積層されることによって形成されたタブ11の積層部分14と、積層部分14におけるタブ11の積層方向の一方側に配置された導電部材2と、積層部分14におけるタブ11の積層方向の他方側に配置された保護部材20とによって構成されている。
導電部材2は、接合される電極と同一の材料の金属によって板状に形成されており、正極端子3又は負極端子4に接続された基端より、電極組立体に向かって延設されている。正極12側のタブ11の積層部分14に接合される導電部材2は、アルミニウム板によって形成され、負極13側のタブ11の積層部分14に接合される導電部材2は、銅板によって形成されている。導電部材2は、積層部分14におけるタブ11の積層方向の一方側にて、タブ11の先端側と導電部材2の基端側とが重なるように配置されている。
保護部材20は、接合される電極及び導電部材2と同一の材料の金属によって矩形の板状に形成されている。正極12側のタブ11の積層部分14に接合される保護部材20は、アルミニウム板によって形成され、負極13側のタブ11の積層部分14に接合される導電部材2は、銅板によって形成されている。保護部材20の厚さは、タブ11の厚さに対して数倍の厚みを持つが、導電部材2よりは薄く設定されている。これは、保護部材20は、導電経路としての作用を必要としないため、導電部材2ほどの断面積は必要としないことによる。
この保護部材20には、図3に示すように、複数(ここでは4つ)の開口21が形成されている。開口21は、帯状に形成され、一対の長縁部22aと、一対の短縁部22bとを有している。開口21は、開口21の幅と同程度の間隔をもって互いに略平行に形成されている。保護部材20は、開口21の長さ方向がタブ11の長さ方向と略直交する向きで、積層部分14におけるタブ11の積層方向の他方側にて、タブ11の先端側と導電部材2の基端側とが重なる領域に配置されている。
タブ11の積層部分14、導電部材2、及び保護部材20は、図3及び図4に示すように、レーザ溶接部30によって互いに強固に接合されている。レーザ溶接部30は、平面視において、図3に示すように、各開口21の縁22を含む位置に沿って形成されている。本実施形態では、電極組立体10側の3つの開口21については、電極組立体10側の長縁部22aの全体にわたって連続的な直線状のレーザ溶接部30が形成され、タブ11の先端側の開口21については、電極組立体10と反対側の長縁部22aの全体にわたって連続的な直線状のレーザ溶接部30が形成されている。
また、レーザ溶接部30は、深さ方向において、図4に示すように、保護部材20、タブ11の積層部分14、及び導電部材2の内部にまで延びている。なお、保護部材20の各角部には、接合工程において形成された仮止め溶接部23が存在する。
続いて、タブ11の積層部分14に導電部材2を接合する接合工程について詳細に説明する。
接合工程の実施にあたっては、まず、タブ11の積層部分14に対して導電部材2と保護部材20とを配置する配置工程を実施する。配置工程では、図5に示すように、積層部分14におけるタブ11の積層方向の一方側にて、タブ11の先端側と導電部材2の基端側とが重なるように、導電部材2が配置される。一方で、開口21の長さ方向がタブ11の長さ方向と略直交する向きで、積層部分14におけるタブ11の積層方向の他方側にて、タブ11の先端側と導電部材2の基端側とが重なる領域に保護部材20が配置される。
配置工程の後、保護部材20をタブ11の積層部分14に仮止めする仮止め工程を実施する。仮止め工程では、図6に示すように、例えば保護部材20の各角部に対してレーザLを照射する。レーザLの光源としては、例えばYAGレーザ、ディスクレーザ、又はファイバーレーザ等が用いられる。この仮止め工程によって、保護部材20の各角部に仮止め溶接部23が形成され、保護部材20をタブ11の積層部分14に密着させることができる。
仮止め工程の後、図7に示されるように、レーザ溶接部30を形成するレーザ照射工程を実施する。レーザ照射工程では、開口21の縁22の長縁部22aを含む位置に沿ってレーザLを走査し、レーザ溶接部30を形成する。このとき、レーザLは、保護部材20の長縁部22aに照射される。また、レーザLの一部は、タブ11に直接照射される。これにより、保護部材20、タブ11の積層部分14、及び導電部材2が互いに強固に接合される。レーザLの光源としては、仮止め工程で用いた光源と同様に、例えばYAGレーザ、ディスクレーザ、又はファイバーレーザ等が用いられる。
以上のように、本実施形態における蓄電装置1及びその製造方法では、配置工程において複数の開口21が形成された保護部材20を用い、レーザ照射工程において開口21の縁22の長縁部22aを含む位置に沿ってレーザ溶接部30を形成する。タブ11には、レーザLの一部が保護部材20を介することなく直接照射されるため、タブ11及び導電部材2の溶融に必要な入熱量を軽減することが可能となり、レーザ溶接部30の形成に要する時間を短縮できる。また、開口21の縁22の長縁部22aを含む位置に沿ってレーザ溶接部30を形成することで接合領域を十分に確保でき、タブ11の積層部分14と、導電部材2との導電性及び機械的強度を十分に確保できる。
また、本実施形態においては、導電部材2より薄く且つ熱容量の小さい保護部材20に、複数の開口21を設け、レーザ照射を行う。これにより、導電部材2側よりレーザ照射を行う場合と比較して、効率良く加熱することができ、レーザ溶接部30を形成することができる。また、保護部材20は、導電経路である導電部材2と異なり、導電経路を構成しないため、複数の開口21を形成しても、電池の内部抵抗の上昇に対する影響が少ない。
また、本実施形態における蓄電装置1の製造方法では、配置工程と照射工程との間に、保護部材20をタブ11の積層部分14に仮止めする仮止め工程を有している。仮止め工程によって、レーザ照射工程においてタブ11の積層部分14と保護部材20とを密着させることができる。したがって、レーザ溶接部30の形成を好適に実施できる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上述した実施形態では、開口21の対向する長縁部22a,22aの一方にレーザ溶接部30を形成したが、レーザ溶接部30は、対向する長縁部22a,22aの双方に形成されていてもよく、各長縁部22a及び各短縁部22bの全体にわたって形成されてもよい。レーザ溶接部30は、連続した直線状に限られず、例えば間欠的に(破線状に)形成されてもよい。この場合、対向する長縁部22a,22aにおいて、千鳥状にレーザ溶接部30を形成してもよい。
また、上記実施形態では、保護部材20と導電部材2とを別々の部材としているが、保護部材20と導電部材2とを一体化した部材を用いてもよい。この場合、例えば保護部材20の幅方向(開口21の長さ方向)の縁部と導電部材2の幅方向の縁部とを連結し、一体化部材でタブ11の積層部分14を挟持する構成を採り得る。
また、図8(a)に示されるように、切取可能な余白部分50aを有する保護部材50を用いてもよい。同図に示す例では、開口21の長さ方向の一方側に本体部50bの延在部分を設け、当該延在部分を余白部分50aとしている。余白部分50aには、開口21と略直交する向きに延びる帯状の試験用開口51が形成されている。
保護部材20に代えて保護部材50を用いる場合、レーザ照射工程の前後でレーザ溶接部53の溶接状態を検査する検査工程を実施する。検査工程では、試験用開口51の縁52を含む位置に沿ってレーザLの照射を行い、保護部材50、タブ11の積層部分14、及び導電部材2を接合するレーザ溶接部53を形成する。レーザ溶接部53の形成後、余白部分50aと、余白部分50aに重なるタブ11の積層部分14の一部及び導電部材2の一部を切り取り、レーザ溶接部53の溶接状態を検査する。このような検査工程を実施することにより、レーザ溶接工程での溶接不良を抑制することができる。
また、上述した実施形態では、4つの帯状の開口21を形成した保護部材20を例示したが、保護部材20に形成される開口21の数は任意とすることができる。また、開口21の形状は、帯状に限られるものではなく、例えば円形状・楕円状・三角形状といった形状としてもよい。その他、例えば図9に示されるように、複数の折返部61aを有する開口61が形成された保護部材60を用いてもよい。この保護部材60では、例えば保護部材60の幅方向に延在する複数の開口部分61bの一端部同士及び他端部同士が折返部61aによって交互に連結され、一つの連続した開口となっている。この開口61の縁62を含む位置に沿ってレーザ溶接部30bを形成することにより、レーザ溶接部30bの面積を十分に確保でき、タブ11の積層部分14と導電部材2との導電性及び機械的強度を向上できる。また、レーザLを連続的に走査することで、レーザ照射工程に要する時間の短縮も可能となる。
なお、上記実施形態においては、本発明をリチウムイオン電池に適用する一例を示したが、蓄電装置の種類について特に限定されるものではなく、複数のタブをレーザ溶接により接合する蓄電装置であれば、本発明を適用することができる。また、正極の金属箔をアルミニウム箔とし、正極の導電部材をアルミニウム板としたが、これは純アルミに限定されるものではなく、アルミニウム合金でもよい。同様に、負極の金属箔及び導電部材は、純銅に限定されるものではなく、銅合金でもよい。また、溶接及び使用に耐えうる限り、異なる金属材料の組合せであってもよい。
1…蓄電装置、2…導電部材、10…電極組立体、11…タブ、12…正極(電極)、13…負極(電極)、14…積層部分、20…保護部材、21…開口、22…縁、30…レーザ溶接部、50a…余白部分、L…レーザ。

Claims (4)

  1. 電極及び当該電極から延びるタブを有するタブ付き電極を積層してなる電極組立体を備えた蓄電装置の製造方法であって、
    前記電極組立体における前記タブの積層部分に導電部材を接合する接合工程を備え、
    前記接合工程は、
    前記タブの積層部分における積層方向の一方側に前記導電部材を配置すると共に、前記タブの積層部分における積層方向の他方側に少なくとも一つの開口が形成された保護部材を配置する配置工程と、
    前記開口の縁を含む位置に沿ってレーザを照射し、前記保護部材、前記タブの積層部分、及び前記導電部材を互いに接合するレーザ溶接部を形成するレーザ照射工程と、を有する蓄電装置の製造方法。
  2. 前記配置工程と前記レーザ照射工程との間に、前記保護部材を前記タブの積層部分に仮止めする仮止め工程を更に有する請求項1記載の蓄電装置の製造方法。
  3. 前記配置工程において、前記開口が形成された切取可能な余白部分を有する前記保護部材を用い、
    前記余白部分に形成された前記レーザ溶接部の溶接状態を検査する検査工程を更に有する請求項1又は2記載の蓄電装置の製造方法。
  4. 電極及び当該電極から延びるタブを有するタブ付き電極を積層してなる電極組立体を備えた蓄電装置であって、
    前記タブの積層部分における積層方向の一方側に導電部材が配置されると共に、前記タブの積層部分における積層方向の他方側に少なくとも一つの開口が形成された保護部材が配置され、
    前記保護部材、前記タブの積層部分、及び前記導電部材を互いに接合するレーザ溶接部が前記開口の縁を含む位置に沿って形成されている蓄電装置。
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