JP2010282822A - 密閉型電池および密閉型電池の製造方法 - Google Patents

密閉型電池および密閉型電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】溶接不具合を生じることなく発電体および蓋体間の電気的導通を確保することができる密閉型電池を提供する。
【解決手段】リチウムイオン二次電池20は電池容器7を備えている。電池容器7には、正負極板がセパレータを介して捲回された電極捲回体6が非水電解液とともに収容されている。電極捲回体6の上側に配置された正極集電リング4には正極タブ2が接合されている。電池容器7には正極外部端子となる電池蓋18がカシメ固定されている。電池蓋18は開裂弁12aが形成されたダイアフラム12を有している。ダイアフラム12には接続部品14が接合されており、接続部品14には複数枚の薄板が積層された積層リード9が接合されている。積層リード9では薄板の厚さの総和tが接続部品14の厚さT以下となる。レーザ照射による積層リード9から接続部品14への溶け込みが適正化される。
【選択図】図1

Description

本発明は密閉型電池および密閉型電池の製造方法に係り、特に、正極、負極、セパレータを配した発電体と、発電体を浸潤する電解液と、発電体および電解液を収容する有底容器とを備えた密閉型電池および該密閉型電池の製造方法に関する。
従来密閉型電池では、正極、負極、セパレータを配した発電体が電解液とともに容器に収容され、蓋体により容器が密閉されている。発電体からの電気を電池の外部に導出するために、発電体と蓋体とが電気的導通のリードを介して接続されている。通常、リードは、湾曲した状態で容器内に収容されている。このような密閉型電池の場合、例えば、自動車の駆動電力を供給するような大電流用に適合させるには、リードの断面積を大きくする必要があり、リードの厚さが大きくされる。リードの厚さが大きくなると、湾曲しにくくなり、リードの収容に要する空間が大きくなる。リードが収容される空間は発電に関与しないため、空間を小さくすることが望ましい。
密閉型電池におけるリードの技術として、例えば、複数の薄板が積層されて構成されたリードを2つ接続して用い、薄板の積層に超音波接合を用いる技術が開示されている(特許文献1参照)。この技術では、リードの収容空間を小さくして体積効率の向上を図ることができる。
特開2004−152707号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、上述した高出力の電池用途において、2つが接続されるが故にリードが長経路化するので、リード部の電気抵抗が充放電(通電)時の電圧降下となって現れ出力損失を招くことがある。比較的小型のたとえばリチウムイオン二次電池のように、電極から導出される1つのリードが蓋体と接続されるようにすると、リードの長経路化を回避できるが、リードの積層化により低抵抗化を図るには、リード端部の接合方法に制約が生じてしまう。この点、特許文献1では超音波接合が用いられるが、超音波ホーンとアンビルとの間に被接合物が挟まれた状態で超音波振幅を受けて被接合物同士が界面で接合される原理であるので、リードとの相手方被接合物は単一部品であることが超音波伝播の観点から望ましい。例えば、複数の部品が組み合わされた組立体とリードとの接合においては、組立体を構成する部品間界面で超音波伝播が阻害されてしまうので接合品質に影響が現れる。従って、組立体との接合では、必ずしも超音波による接合方式が適切であるとはいい難く、アーク溶接やレーザ溶接等のエネルギー照射型の溶接方式が適切である場合もある。
エネルギー照射型の溶接方式では、物体に照射されたエネルギーが被照射物表面で熱に変換されて物体の温度が上昇し、その融点を超えると溶融する。つまり、2物体の界面が溶融され凝固するのが溶接の原理である。このため、積層化したリードでは、照射によるリードの溶融を積層界面を経て蓋体等の被接合物にまで至らしめる必要がある。複数の接合界面が存在すると、その界面での熱伝播、溶融伝播に障害となるため照射するエネルギーを高くするなどして溶接する必要もある。この点、特許文献1の技術では、積層リードを予め仮止めしてから蓋体との接合を施すことで、リードの積層ずれが抑制されているが、仮止め部が小さすぎると、仮止め部以外の部分で被接合物と接合されることがあり、仮止め部が十分に大きくても、仮止めの状況によっては積層リードを構成する薄板の間隔にバラツキが生じ接合に望ましくない症状が現れることがある。例えば、リードを構成する薄板の間隔が大きすぎると、レーザ等の照射での熱伝搬の障害が大きくなるので積層リードの溶融が蓋体まで届かず接合不良につながるし、反対に、薄板の間隔が小さすぎるとレーザ等の照射での熱伝搬がよく進み、蓋体を過剰溶融させ、蓋体等の破損につながることもある。
また、一般に、密閉型電池では、蓋体に弁機構を有する部品が含まれており、電池内部の圧力が異常上昇した際に開放し電池内部の圧力を電池外部の圧力(大気圧)と同じにすることによって、電池の破損が抑制されている。この場合、蓋体に付属するなど、蓋体近傍に配される部品では、電池の内部圧力が弁機構に作用する際の障害になることを避けるため、また、弁機構が開放された場合でも、電池内部での異常な電極反応や化学反応によって反応生成物として大量のガスが発生した際にガスの弁機構への導通の障害になることを避けるため、貫通穴を備えておくことが望ましい。ところが、貫通穴を備えた部品に積層リードをレーザ溶接等によって接続する場合に、溶接による溶融が貫通穴にまで及ぶと、貫通穴の縁においては溶接に伴う入熱の逃げ先がなく熱が集中することとなる。このため、過剰溶融となって、スパッタや散りが発生したり、部品に溶融ピット(穴あき)が発生したりして正常な接合状態が得られなくなる、という問題が潜在している。同様に、積層リードの先端や側端に溶接による溶融が及ぶと、正常な接合状態が得られなくなることもある。
溶接では、たとえ短時間でも一旦は被接合物の融点以上に温度上昇させることになる。積層リード側からレーザ等の照射により積層リードと蓋体等の被接合物とが溶融し接合される場合において、蓋体等の積層リードと当接していない側では、レーザ照射による熱で、たとえ融点にまで上昇しないとしても高温になることは間違いない。このため、特に弁機構を有する薄板状部品の場合は、変形や熱による歪みが発生し、電池が誤用されたときに電池内部の所望の圧力で弁開放に至らず、電池が破損したり、反対に、電池の通常使用時の温暖状態において早期に弁開放したりして密閉型電池の気密が保てなくなり、延いては電解液の漏えいにつながるおそれもある。以上のことから、リードや接続用の部品と蓋体とを溶接する際に不具合を生じないことが望ましく、発電体から蓋体までの導電経路が確保されることが望ましい。
本発明は上記事案に鑑み、溶接不具合を生じることなく発電体および蓋体間の電気的導通を確保することができる密閉型電池および該密閉型電池の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、正極、負極、セパレータを配した発電体と、前記発電体を浸潤する電解液と、前記発電体および電解液を収容する有底容器とを備えた密閉型電池において、前記発電体の一側端面に対向配置され、前記正極および負極のいずれか一方から導出されたリード片が接合された集電部材と、前記有底容器の開口部にかしめ固定され、前記正負極いずれか一方の電極端子を兼ねる蓋体と、前記蓋体の前記発電体側の面に接合され、導電性を有する板状部材と、前記集電部材と板状部材とを電気的に接続するリードと、を備え、前記リードは、複数の薄板が積層されて構成され、前記積層された薄板の厚さの総和が前記板状部材の厚さ以下であり、前記板状部材と溶接されたことを特徴とする。
第1の態様では、集電部材と板状部材とを電気的に接続するリードが複数の薄板が積層されて構成されたことで、小さく湾曲させて容器内にコンパクトに収容することができ、積層された薄板の厚さの総和を板状部材の厚さ以下としたことで、リードと板状部材とを溶接しても溶接不具合を生じることなく発電体および蓋体間の電気的導通を確保することができる。
第1の態様において、リードが、板状部材との接合箇所より広い面積において薄板同士の積層が固定化されていることが好ましい。蓋体が弁機構を有する部品を含む複数の部品で構成されており、板状部材に通気可能な貫通穴が形成されていることが好ましい。板状部材を、リードとの溶接による溶融箇所が貫通穴に及んでいないようにすることができる。リードを、板状部材との溶接による溶融箇所が薄板の端には及ばず薄板の積層面内に収まっているようにすることができる。また、板状部材が、リードとの溶接による溶融箇所が、貫通穴に及んでおらず、かつ、薄板の端には及ばず薄板の積層面内に収まっていることが好ましい。リードが板状部材の蓋体と反対側に接続されており、板状部材と蓋体との間には該板状部材の外縁側に空間が形成されているようにしてもよい。
本発明の第2の態様は、第1の態様の密閉型電池の製造方法であって、複数の薄板を積層厚さの総和が前記板状部材の厚さ以下となるように積層し、超音波接合により第1の接合部を形成することで固定化して前記リードを構成し、前記リードの第1の接合部と前記板状部材とを当接し前記第1の接合部にレーザ照射により第2の接合部を形成することで前記リードと前記板状部材とを電気的に接続する、ステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、集電部材と板状部材とを電気的に接続するリードが複数の薄板が積層されて構成されたことで、小さく湾曲させて容器内にコンパクトに収容することができ、積層された薄板の厚さの総和を板状部材の厚さ以下としたことで、リードと板状部材とを溶接しても溶接不具合を生じることなく発電体および蓋体間の電気的導通を確保することができる、という効果を得ることができる。
本発明を適用した実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池を模式的に示す断面図である。 実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の電極捲回体および電池蓋間の接続に用いた積層リードの構成を模式的に示す断面図である。 実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池の電池蓋および接続部品を模式的に示し、(A)は電池外側に配される端子板の斜視図、(B)は電池内側に配されるダイアフラムの斜視図、(C)はダイアフラムの端子板と反対側に接合され積層リードと接続される接続部品の斜視図、(D)は電池蓋のダイアフラムに接続部品が接続された状態を示す断面図である。 実施例1の円筒型リチウムイオン二次電池の電池蓋と、ダイアフラムに接合された接続部品および接続部品に接続された積層リードとの位置関係を模式的に示す断面図である。 比較例の円筒型リチウムイオン二次電池の電池蓋と、ダイアフラムに接合された接続部品および接続部品に接続された積層リードとの位置関係を模式的に示す断面図である。 実施例2の円筒型リチウムイオン二次電池に用いた積層リードを示し、薄板同士が固定された超音波接合部と、積層リードと接続部品とが溶融凝固し溶接されたレーザ溶接部との位置関係を電極捲回体側から見て模式的に示す平面図である。 実施例3の円筒型リチウムイオン二次電池に用いた積層リードを示し、薄板同士が固定された超音波接合部と、積層リードと接続部品とが溶融凝固し溶接されたレーザ溶接部との位置関係を電極捲回体側から見て模式的に示す平面図である。 実施例4の円筒型リチウムイオン二次電池に用いた積層リードを示し、薄板同士が固定された超音波接合部と、積層リードと接続部品とが溶融凝固し溶接されたレーザ溶接部との位置関係を電極捲回体側から見て模式的に示す平面図である。 実施例5の円筒型リチウムイオン二次電池に用いた接続部品と積層リードとの位置関係を電極捲回体側から見て模式的に示す平面図である。 実施例6の円筒型リチウムイオン二次電池に用いた接続部品と積層リードとの位置関係を電極捲回体側から見て模式的に示す平面図である。 別の態様の円筒型リチウムイオン二次電池の電池蓋、断面が段付形状のダイアフラムに接合された接続部品および接続部品に接続された積層リードの位置関係を模式的に示し、接続部品の周縁部と電池蓋との間に隙間が形成された構成を示す断面図である。 更に別の態様の円筒型リチウムイオン二次電池の電池蓋、ダイアフラムに接合され断面が段付形状の接続部品および接続部品に接続された積層リードの位置関係を模式的に示し、接続部品の周縁部と電池蓋との間に隙間が形成された構成を示す断面図である。 他の態様の円筒型リチウムイオン二次電池の電池蓋、断面が段付形状のダイアフラムに接合された接続部品および接続部品に接続された積層リードの位置関係を模式的に示し、接続部品の周縁部と電池蓋との間にスペーサが配された構成を示す断面図である。 更に他の態様の円筒型リチウムイオン二次電池の電池蓋、ダイアフラムに接合され断面が段付形状の接続部品および接続部品に接続された積層リードの位置関係を模式的に示し、接続部品の周縁部と電池蓋との間にスペーサが配された構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用した円筒型リチウムイオン二次電池の実施の形態について説明する。
(構成)
図1に示すように、本実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池20は、ニッケルメッキが施されたスチール製で有底円筒状の電池容器7を備えている。電池容器7には、正極板および負極板がセパレータを介して正極板、負極板が互いに接触しないように捲回された電極捲回体6が収容されている。
電極捲回体6の捲回中心には、ポリプロピレン樹脂製で中空円筒状の軸芯1が使用されている。電極捲回体6の上側には、軸芯1のほぼ延長線上に正極板からの電位を集電するための円環状の正極集電リング4が配置されている。正極集電リング4は、軸芯1の上端部に固定されている。正極集電リング4の周囲から一体に張り出している鍔部周面には、正極板から導出された正極タブ2の端部が超音波接合されている。正極集電リング4の上方には、正極外部端子となる円盤状の電池蓋(蓋体)18が配置されている。
電池蓋18は、図3(D)に示すように、端子板13とダイアフラム12とを有している。ダイアフラム12の端子板13と反対の面、すなわち、電池蓋18の底面(電極捲回体6側の面)には、導電性を有する板状部材としての接続部品14が溶接で接合されている。端子板13は、図3(A)に示すように、スチール製で円盤状に形成されており、円盤の中央部には上方に向けて突出した円筒状の突部を有している。突部の側面には、複数の開口が形成されている。ダイアフラム12は、図3(B)に示すように、アルミニウム製で円板状に形成されており、円板の中央部には、薄肉化されており電池内圧の上昇に応じて開裂する弁機構としての開裂弁(ガス排出弁)12aが形成されている。開裂弁12aは、円環状の部分と、円環部分の4箇所からそれぞれダイアフラム12の外周側へ向けて形成された放射状の部分とで構成されている。端子板13の周縁部は、ダイアフラム12の周縁部で覆いかぶされるようにカシメられ一体化されている。接続部品14は、図3(C)に示すように、アルミニウム製でディスク状に形成されている。電池蓋18を構成する端子板13がスチール製、ダイアフラム12がアルミニウム製であり、接続部品14がアルミニウム製のため、接続部品14は電池蓋18より大きい導電性を有している。また、接続部品14には、中央部より外周側の5箇所に通気可能な円形状の貫通穴14aが形成されている。接続部品14の厚さTは、本例では、1.0mmに設定されている。
図1に示すように、接続部品14の下面には、電極捲回体6および電池蓋18間の導電経路を構成する積層リード9が接合されている。積層リード9は、図2に示すように、複数枚のアルミニウム製で矩形状の薄板が積層され(重ね合わされ)構成されている。積層リード9は、本例では、厚さ0.1mm、幅10mm、長さ30mmの薄板の6枚が積層されている。積層リード9では、6枚の薄板の厚さの総和tが0.6mmであり、接続部品14の厚さT(1.0mm)以下となる。積層リード9は、図6に示すように、積層された6枚の薄板が長手方向の一端部で超音波接合され固定化されており、超音波接合部(第1の接合部)9aが形成されている。
積層リード9は、図1に示すように、超音波接合部9aが形成された一端部で接続部品14の下面にレーザ溶接で接合されており、他端部が正極集電リング4の上部に超音波接合されている。すなわち、リチウムイオン二次電池20では、正極板、正極集電リング4、積層リード9、接続部品14、電池蓋18の電気的導通により正極側の導電経路が構成されている。図6に示すように、積層リード9と接続部品14とが接合され形成されたレーザ溶接部(第2の接合部)9bは、超音波接合部9aより小さい面積に形成されている。換言すれば、積層リード9は、接続部品14と接合されたレーザ溶接部9bより大きい面積の超音波接合部9aで薄板同士の積層が固定化されている。レーザ溶接部9bは、積層リード9を構成する薄板の長手方向の一端および長手方向と交差する方向の両端に及ばないように形成されている。すなわち、レーザ溶接部9bは、超音波接合部9aの範囲内に形成されており、薄板の積層面内に収まっている。また、図9に示すように、積層リード9は、レーザ溶接部9bの範囲が接続部品14の貫通穴14aに及ばないように、貫通穴14aの形成されていない部分に接合されている。
一方、図1に示すように、電極捲回体6の下側には負極板からの電位を集電するための円環状の負極集電リング5が配置されている。負極集電リング5の内周面には軸芯1の下端部外周面が固定されている。負極集電リング5の外周面には、負極板から導出された負極タブ3の端部が超音波接合されている。負極集電リング5の下部には、電気的導通のための負極リード板8が溶接で接合されている。負極リード板8は、負極外部端子を兼ねる電池容器7の内底部に抵抗溶接で接合されている。
また、電池容器7内には、非水電解液が注液されている。非水電解液には、本例では、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートとの体積比2:3の混合有機溶媒中に6フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1モル/リットルの濃度になるように溶解させたものが用いられている。電池容器7の上部には、電池蓋18がポリプロピレン製のガスケット10を介してカシメ固定されている。積層リード9は湾曲した状態で電池容器7内に収容されている。このため、リチウムイオン二次電池20の内部は密封されている。
電池容器7内に収容された電極捲回体6は、正極板と負極板とが、例えばポリエチレン製等の微多孔性のセパレータを介し、軸芯1の周囲に捲回されている。正極タブ2と負極タブ3とがそれぞれ電極捲回体6の互いに反対側の両端面に配されている。電極捲回体6および正極集電リング4の鍔部周面全周には、電池容器7との電気的接触を防止するために絶縁被覆が施されている。絶縁被覆には、ポリイミド製の基材の片面にヘキサメタアクリレートの粘着剤が塗布された粘着テープが用いられている。粘着テープが正極集電リング4の鍔部周面から電極捲回体6の外周面に亘って一重以上巻かれている。
電極捲回体6を構成する正極板は、正極集電体としてアルミニウム箔を有している。アルミニウム箔の両面には、正極の発電物質(活物質)を含む正極合剤が略均等に塗着されている。正極合剤には、発電物質以外に、導電助剤やバインダ(結着材)等が配合されている。正極板は、アルミニウム箔に正極合剤が塗着され、乾燥後プレスされ形成されている。アルミニウム箔の長寸方向一側の側縁には、正極合剤の塗着されない無塗着部が形成されている。無塗着部は櫛状に切り欠かれており、切り欠き残部で正極タブ2が形成されている。本例では、隣り合う正極タブ2の間隔が50mm、各正極タブの幅が5mmに設定されている。一方、負極板は、負極集電体として銅箔を有している。銅箔の両面には、負極の発電物質を含む負極合剤が略均等に塗着されている。負極合剤には、負極活物質以外に、導電材やバインダ等が配合されている。負極板は、銅箔に負極合剤が塗着され、乾燥後プレスされ形成されている。銅箔の長寸方向一側の側縁には、正極板と同様に負極合剤の無塗着部が形成されており、負極タブ3が形成されている。
(製造)
リチウムイオン二次電池20の製造では、作製した正極板と負極板とをセパレータを介して軸芯1に捲回し電極捲回体6を作製する。このとき、軸芯1にセパレータをテープ等で固定し、捲き始めにセパレータのみを2〜3周程度捲回した後、正極板、負極板が適切に対向し、かつ、正極タブ2と負極タブ3とが互いに反対方向に位置するように捲回する。正極板、負極板を全て捲回した後、最外周で電極が露出しないように、捲き終わりにセパレータを2〜3周程度捲回する。次に、正極タブ2を変形させ、その全てを正極集電リング4の周囲から一体に張り出している鍔部周面付近に集合、接触させた後、正極タブ2と鍔部周面とを超音波接合で接続する。一方、負極集電リング5と負極タブ3との接続操作も、正極集電リング4と正極タブ2との接続操作と同様に実施する。その後、正極集電リング4の鍔部周面全周および電極捲回体6に絶縁被覆を施す。負極集電リング5には予め負極リード板8が溶接しておき、正極集電リング4、負極集電リング5の付いた電極捲回体6を、負極集電リング5を底側に向けて電池容器7内に挿入する。軸芯1の中空部分に電極棒を電池容器7の底部まで通し電池容器7の底部と負極リード板8とを抵抗溶接する。
一方、正極集電リング4には、予め(タブを集電リングに接合する前)積層リード9を超音波接合しておき、積層リード9の他端を、接続部品14の下面に後述する形態および方法で接続する。接続部品14は、予め電池蓋18のダイアフラム12に溶接で接合し、電池蓋18に付属した状態にしておく。このように予め電池蓋18に接続部品14を付属させておく理由は次のとおりである。
ここでは、仮に、正極集電リング4、負極集電リング5の付いた電極捲回体6を電池容器7に収容した後、電池容器7の底部と負極リード板8とを抵抗溶接する際に、正極集電リング4に接合された積層リード9と接続部品14とが接続されているとする。この場合には、抵抗溶接に用いる電極棒を軸芯1に通す際の障害物となること、電極棒と積層リード9に接続された接続部品14とが接触することにより抵抗溶接時の電流に分流が生じること等、望ましくない状況が容易に予想される。これを避けるため、正極集電リング4に接続された積層リード9には接続部品14が接続されていない状態で電池容器7の底部と負極リード板8とを抵抗溶接することが望ましい。なお、積層リード9は、薄板の積層体であるがゆえに可撓性を有しているので、電極棒に接しないように容易に湾曲ないし屈曲させて電極棒から遠ざけておくことができる。
電池容器7の底部と負極リード板8とを抵抗溶接した後、積層リード9の他端部に接続部品14を接続し、接続部品14と電池蓋18(ダイアフラム12)とを接続することも可能であるが、上述したように積層リード9が可撓性を有している、言い換えれば剛性のないものである。このため、積層リード9と接続部品14との接合時には積層リード9が動かないように位置決めし一時的に固定することが必要となり、適切な治具を用いて対処することが必要となる。また、積層リード9が接合された接続部品14と電池蓋18との接合時においても、積層リード9の剛性のなさから、同様に、積層リード9が動かないように位置決めし一時的に固定することが必要となり、ここでも治具での対処が必要となる。治具を用いて対処することができるとはいえ、治具に剛性のない積層リード9を誘導し、たとえ一時的でも固定することは、特に工業的生産等、自動化設備で接続する場合においては容易とはいいにくい。これに対して、予め、電池蓋18を構成するダイアフラム12に接続部品14を接合し付属させておくと、剛性のない積層リード9を接合する機会は1度で済むこととなり、難作業となる治具を用いるプロセスを最小限に抑えることができる。
このような理由から、正極集電リング4に積層リード9を接合しておき、電池容器7内に電極捲回体6を収容した後、電池容器7の内底部と負極リード板8とを抵抗溶接する。次に、予め電池蓋18のダイアフラム12に接合しておいた接続部品14と、積層リード9とをレーザ溶接で接合する。このとき、積層リード9(超音波接合部9a)と接続部品14とを当接させ、積層リード9側から超音波接合部9aに向けてレーザ光線を照射しレーザ溶接部9bを形成する。そして、電池容器7内に非水電解液を注液した後、積層リード9を折りたたむようにして収容し、電池容器7にガスケット10を介して電池蓋18をカシメ固定することで、リチウムイオン二次電池20を完成させる。
次に、本実施形態に従って製造したリチウムイオン二次電池20の実施例について説明する。なお、比較のために製造した比較例についても併記する。
(実施例1)
実施例1では、図4に示すように、電池蓋18のダイアフラム12に厚さTが1.0mmの接続部品14を超音波接合した。接続部品14の電池蓋18と反対側に積層リード9(超音波接合部9a)を接触させ、積層リード9側(図の下側)からレーザビームを照射し、積層リード9と接続部品14とを溶接した。レーザ発振には、IPG社製YLR−2000を、加工ヘッドにはプレシテック社製YW−50を用いた。照射レーザは、焦点距離200mm、出力750W、ビーム径0.2mm、走査速度3m/分とした。レーザ照射は積層リード9の幅方向に6mmの長さで照射し、これを1mm間隔で3列照射した。照射の結果、3列の溶融幅(積層リード9の長手方向の長さ)は約3mmとなった。電池容器7に電池蓋18をカシメ固定することで、実施例1のリチウムイオン二次電池20を製造した。
(比較例)
比較例では、図5に示すように、接続部品14の厚さTを0.5mmとした以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。比較例では、積層リード9を構成する薄板の厚さの総和t(0.6mm)が接続部品14の厚さTより大きくなる。
(実施例2)
実施例2では、図6に示すように、積層リード9の片端(接続部品14と接合する側)から5mmまでを全幅にわたって超音波接合により超音波接合部9aを形成し薄板同士を固定した。積層リード9と接続部品14とをレーザ照射により溶接した。レーザビームの照射位置は、超音波接合部9aや積層リード9の端、側端からはみ出すことなく、超音波接合部9aの範囲内にとどめた。接続部品14の厚さTは実施例1と同じ1.0mmとした。レーザ照射では、実施例1の条件に対して出力のみを650Wに低下させた。
(実施例3)
実施例3では、図7に示すように、積層リード9の片端(接続部品14と接合する側)から3mmまでを全幅にわたって超音波接合により超音波接合部9aを形成し薄板同士を固定した。積層リード9と接続部品14とをレーザ照射により溶接した。レーザビームの照射位置は、積層リード9の端、側端からはみ出すことなく、ただし超音波接合部9aから超音波接合されていない部分にはみ出すようにし、超音波接合部9aの範囲内にとどまらない位置にした。接続部品14の厚さT、レーザおよびその照射条件は、実施例2と同じとした。
(実施例4)
実施例4では、図8に示すように、積層リード9の片端(接続部品14と接合する側)から5mmまでを全幅にわたって超音波接合により超音波接合部9aを形成し薄板同士を固定した。積層リード9と接続部品14とをレーザ照射により溶接した。レーザビームの照射位置は、積層リード9の側端からはみ出して、超音波接合部9aの範囲内にとどまらない位置にした。接続部品14の厚さT、レーザおよびその照射条件は、実施例2と同じとした。
(実施例5)
実施例5では、図9に示すように、積層リード9の片端(接続部品14と接合する側)から5mmまでを全幅にわたって超音波接合により超音波接合部9aを形成し薄板同士を固定した。積層リード9と接続部品14とをレーザ照射により溶接した。レーザビームの照射位置は、積層リード9の超音波接合部9aからはみ出すことなく、超音波接合部9aの範囲内にとどまらせ、かつ、レーザビームの照射側から見て積層リード9の奥側に位置する接続部品14の貫通穴14aに及ばない位置とした。接続部品14の厚さT、レーザおよびその照射条件は、実施例2と同じとした。
(実施例6)
実施例6では、図10に示すように、積層リード9の片端(接続部品14と接合する側)から5mmまでを全幅にわたって超音波接合により超音波接合部9aを形成し薄板同士を固定した。積層リード9と接続部品14とをレーザ照射により溶接した。レーザビームの照射位置は、積層リード9の超音波接合部9aからはみ出すことなく、超音波接合部9aの範囲内にとどまらせたが、レーザビームの照射側から見て積層リード9の奥側に位置する接続部品14の貫通穴14aに及ぶ位置とした。接続部品14の厚さT、レーザおよびその照射条件は、実施例2と同じとした。
(評価)
各実施例および比較例について、積層リード9と接続部品14との溶接状況を100個ずつ評価した。溶接状況としては、積層リード9と接続部品14とが溶接できなかった数、接続部品14に発生した溶接ピットの数、積層リード9に発生した溶接散りの数、接続部品14に発生した溶接散りの数を評価した。溶接状況の評価結果を下表1に示す。なお、表1において、−印は評価対象としていないことを示している。
Figure 2010282822
表1に示すように、比較例では接続部品14に溶接ピットが6個発生しているのに対し、実施例1では2個にとどまっている。これは、レーザ照射による溶け込みが積層リード9から接続部品14に及びすぎた結果とみなすことができる。因みに、接続部品14への溶け込みを低減するためにレーザの照射エネルギーを弱くした結果、接続部品14の溶接ピット発生をなくすことはできたが、その場合、溶接できなかった数が、表1に記載の2個から5個に増加した。また、因みに比較例においても同様にレーザの照射エネルギーを弱くすると、接続部品14の溶接ピットの発生をなくすことはできたが、溶接できなかった数が、表1に記載の2個から8個に増加した。このことから、積層リード9には薄板間に界面があり、場合によっては隙間が形成されていて隙間量が積層状態によってまちまちとなるので、レーザ照射による熱伝搬に支障が生じた結果、溶け込みが接続部品14にまで及ばなかったものと思われる。また、比較例および実施例1ともに積層リード9に溶接ピットが同数発生している。これも積層リード9を構成する薄板間の界面、隙間によってレーザ照射の熱伝搬の悪化、言い換えれば熱引けが進みにくくなったため、薄板に熱がたまり急温度上昇し、短時間で薄板素材であるアルミニウムの融点を越え、爆飛に近い状況を生んだためと思われる。
実施例2では、溶接できない不具合が発生せず、また接続部品14の溶接ピットも、積層リード9の溶接ピットも発生していない。レーザ照射の前に予め積層リード9を超音波接合により固定化したため、上述のような隙間が形成されなくなって、レーザ照射による熱伝搬の隙間による障害を除去した効果と思われる。実施例2以降の実施例について、レーザの出力を650Wに低めたのは、予め積層リード9の薄板同士を固定化したことで、レーザ照射による熱伝搬の障害がなくなったので、出力が750Wのままでは過剰溶接となり、溶接スパッタの増加等の新たな不具合や不適切な過剰照射が原因で積層リード9、接続部品14の溶接ピットや爆飛等の発生が予想されたからである。
実施例3では、溶接できない不具合も接続部品14の溶接ピットも発生していないが、積層リード9に溶接ピットが発生している。積層リード9の溶接ピット発生は、積層リード9へのレーザ照射の位置が積層リード9に予め形成された超音波接合部9aの範囲を超えた箇所であった。その箇所は積層リード9の薄板間界面や隙間が形成されたところであることから、上述した実施例1での説明と同じ理由で発生したものと思われる。
実施例4では、溶接できない不具合も接続部品14の溶接ピットも積層リード9の溶接ピットも発生していないが、積層リード9側端部に散り(照射による熱で被溶接物の一部が逸散した状態を示し、被溶接物の端部に発生するもので、端部以外に穴が形成されるピットと区別している。)が発生している。これは、レーザ照射が積層リード9の側端部に及んでいるために、照射による熱引けが悪化し、積層リード9の側端部に熱がたまって急温度上昇し、短時間で薄板素材であるアルミニウムの融点を越えたので散りに繋がったものと考えられる。
実施例5では、不具合はまったく観察されていない。これに対して、実施例6では、積層リード9の溶接ピットと接続部品14の貫通穴14aの端部に散りが発生している。実施例6ではレーザ照射が、照射側から見て積層リード9の奥側に位置する接続部品14の貫通穴14aにまで及んでいるので、積層リード9の貫通穴14aに対応する部分にレーザが照射されたことから、積層リード9を伝搬した熱がそこから先に伝搬するものがなく熱引けが悪化し、熱がたまって急温度上昇し短時間で薄板素材であるアルミニウムの融点を越えたので溶接ピットになり、貫通穴14aの端部においても同様に熱引けの悪い箇所となるので、接続部品14の散りに繋がったものと考えられる。
以上の各実施例、比較例から明らかなように、予め超音波接合によって積層リード9を構成する薄板同士を固定しておき、積層リード9側からレーザ照射して積層リード9と接続部品14とを溶接する方法が適している。ところが、レーザ等のエネルギー照射による溶接においては、被溶接物表面で照射エネルギーが熱に変換され、その熱が被溶接物を伝搬することから、たとえ溶融にまで至らなくても、被溶接物以外の物体(部品等)が被溶接物に接していると被溶接物以外の物体にも熱が伝搬することになる。この点を熟慮してみると、電池蓋18、特に電池蓋18を構成するダイアフラム12と接続部品14とが外周側で接していない(接続部品14と電池蓋との間に空間が形成される)ことが、ダイアフラム12の熱変形や延いてはダイアフラム12に形成された開裂弁12aの作動圧力の狂いを抑制する観点から望ましいことが自明である。このことは、例えば、次のようにすることで実現することができる。すなわち、図11に示すように、ダイアフラム12の断面形状を段付形状とし、接続部品14の周縁部と電池蓋18との間に隙間が形成される構成とすることができる。この場合、ダイアフラム12の中央部に接続部品14側に突出した突部が形成されており、この突部で接続部品14と接合されている。また、図12に示すように、接続部品14の断面形状を段付形状とし、接続部品14の周縁部と電池蓋18との間に隙間が形成される構成とすることができる。この場合、接続部品14の中央部にダイアフラム12側に突出した突部が形成されており、この突部でダイアフラム12と接合されている。
さらに補足するならば、図11や図12に示す構成では、積層リード9の接続部品14への溶接の際に、積層リード9の接続部品14への配置ないし押さえつけにより、接続部品14のぐらつきが生じるおそれがある。これを回避するためには、接続部品14の周縁部と電池蓋18との間にスペーサを配置することが有効となる。例えば、図13に示すように、断面が段付形状のダイアフラム12と、接続部品14の周縁部との間に形成される隙間にスペーサ16を配置することで溶接時のぐらつきを抑えることができる。また、図14に示すように、断面が段付形状の接続部品14の周縁部と、ダイアフラム12との間に形成される隙間にスペーサ16を配置することで溶接時のぐらつきを抑えることができる。もちろん、スペーサ16がレーザ照射位置の裏側にまで張り出すと熱ダメージを受けてしまうため、好ましくないことはいうまでもない。
(作用等)
次に、本実施形態の円筒型リチウムイオン二次電池20の作用等について説明する。
本実施形態では、電極捲回体6と正極外部端子を兼ねる電池蓋18との間に、積層リード9および接続部品14が介在しており、積層リード9と接続部品14とがレーザ溶接で接合されている。積層リード9は、6枚の薄板が積層されて構成され、薄板の厚さの総和tが接続部品14の厚さT以下に設定されている。このため、積層リード9と接続部品14とのレーザ溶接時に積層リード9側からレーザ照射することで、レーザ照射による積層リード9から接続部品14への溶け込みが適正化されるため、溶接ピットや溶接散り等の溶接不具合を生じることなく接合することができる。また、積層リード9と接続部品14との接合に、エネルギー照射型のレーザ溶接を用いたことで、接合品質を改善することができる。従って、電極捲回体6および電池蓋18間の電気的導通を確保することができる。
また、本実施形態では、積層リード9が6枚の薄板で構成されたことで可撓性を有している。このため、積層リード9の剛性が小さくなるので、容易に湾曲ないし屈曲させることができる。電池容器7に電池蓋18をカシメ固定するときは、電池容器7内に積層リード9が湾曲した状態で収容される。これにより、電池容器7内で発電に関与しない空間が小さくなるので、リチウムイオン二次電池20のコンパクト化を図ることができる。
更に、本実施形態では、積層リード9を構成する薄板同士が長手方向の一端部で超音波接合されており、超音波接合部9aが形成されている。超音波接合部9aでは、各薄板が界面(積層面)で融合しており、隙間が形成されることなく一体化されている。また、超音波接合部9aは、積層リード9と接続部品14とのレーザ溶接により形成されるレーザ溶接部9bより広い面積に形成されている。従って、薄板間に隙間が形成されているとレーザ照射によるエネルギー伝達が妨げられるのに対して、積層リード9と接続部品14とのレーザ溶接時にズレを生じることなく確実に接合することができる。
また更に、本実施形態では、レーザ照射による溶融範囲のレーザ溶接部9bが接続部品14の貫通穴14aに及んでいない。すなわち、接続部品14の貫通穴14aが形成されていない部分にレーザ溶接部9bが形成されている。このため、レーザ照射に伴い貫通穴14aの端に溶接不具合の生じることを抑制することができる。これにより、接続部品14と積層リード9との電気的導通を確保すると共に、貫通穴14aの通気性を確保することができる。
更にまた、本実施形態では、レーザ溶接部9bが積層リード9(超音波接合部9a)の端や幅方向の両端に及んでいない。すなわち、レーザ溶接部9bが超音波接合部9aの範囲内に形成されている。このため、レーザ溶接時に、積層リード9のない部分、つまり、直接接続部品14にレーザ照射すること、積層リード9を構成する薄板が超音波接合されていない部分にレーザ照射することを回避することができる。接続部品14に直接レーザ照射した場合は、電池蓋18、特にダイアフラム12にレーザ照射に伴うエネルギーが伝達されるため、開裂溝12aの作動を不安定にさせる可能性があり、また、積層リード9の超音波接合されていない部分にレーザ照射した場合は、薄板間の隙間等により溶接不具合を生じることがある。従って、レーザ溶接部9bを超音波接合部9aの範囲内とすることで、レーザ照射に伴う不具合を回避することができる。
また、本実施形態では、接続部品14に通気可能な貫通穴14aが形成されている。このため、電池異常時等のガス発生により電池内圧が上昇したときに、貫通穴14aを通じて電池蓋18側に圧力を伝達することができる。これにより、電池蓋18を構成するダイアフラム12に形成された開裂溝12aが作動することで、電池内圧が電池外部に解放されるので、電池異常時の安全性を確保することができる。
更に、本実施形態では、リチウムイオン二次電池20の製造時に、積層リード9を電極捲回体6に取り付けた正極集電リング4に接合させておき、接続部品14を電池蓋18を構成するダイアフラム12に接合させておく。電池容器7内に挿入した電極捲回体6の負極側の接続をした後に、積層リード9と接続部品14とをレーザ溶接で接合する。このとき、レーザを電池蓋18側から照射しようとしても電池蓋18の構成部品がレーザを遮蔽し接続部品14に照射されないので、積層リード9側から照射しなければならない。本実施形態で示した製造方法によれば、電極捲回体6や電池蓋18に妨げられることなく積層リード9および接続部品14間をレーザ溶接により接合することができる。また、上述したように、剛性のない積層リード9を接合するには治具等で位置決めする必要があるが、本実施形態で示した製造方法では、このような位置決めを要する接合作業を一度で済ませることができる。これにより、電池製造時の作業を簡素化することができる。
なお、本実施形態では、円筒型リチウムイオン二次電池20を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、密閉型電池の一般に適用可能である。正極活物質や負極活物質、電解液等に制限のないことはもちろんである。また、本実施形態では、正負極板をセパレータを介して捲回した電極捲回体6を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、矩形状の正負極板をセパレータを介して積層した電極積層体を用いるようにしてもよい。電池形状についても特に制限はなく、円筒型以外に、例えば、角型の電池に適用することもできる。
また、本実施形態では、積層リード9を6枚の薄板で構成する例を示し、薄板の厚さや幅、長さを例示したが、本発明はこれらの条件に制限されるものではない。また、積層リード9と接続部品14との接合について、レーザやその照射条件を例示したが、本発明はこれらに制限されるものではないことはいうまでもない。
更に、本実施形態では、接続部品14に円形状の貫通穴14aが5箇所に形成された例を示したが、本発明は貫通穴の形状や数に制限されるものではない。積層リード9との接合で形成されるレーザ溶接部9bが貫通穴に及ばないように、接続部品14と積層リード9とを接合することができればよい。
本発明は溶接不具合を生じることなく発電体と蓋体との電気的導通を確保することができる密閉型電池および該密閉型電池の製造方法を提供するものであるため、密閉型電池の製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
6 電極捲回体(発電体)
7 電池容器
9 積層リード(リード)
12 ダイアフラム(蓋体の一部)
12a 開裂弁(弁機構)
18 電池蓋(蓋体)
14 接続部品(板状部材)
20 円筒型リチウムイオン二次電池(密閉型電池)

Claims (8)

  1. 正極、負極、セパレータを配した発電体と、前記発電体を浸潤する電解液と、前記発電体および電解液を収容する有底容器とを備えた密閉型電池において、
    前記発電体の一側端面に対向配置され、前記正極および負極のいずれか一方から導出されたリード片が接合された集電部材と、
    前記有底容器の開口部にかしめ固定され、前記正負極いずれか一方の電極端子を兼ねる蓋体と、
    前記蓋体の前記発電体側の面に接合され、導電性を有する板状部材と、
    前記集電部材と板状部材とを電気的に接続するリードと、
    を備え、
    前記リードは、複数の薄板が積層されて構成され、前記積層された薄板の厚さの総和が前記板状部材の厚さ以下であり、前記板状部材と溶接されたことを特徴とする密閉型電池。
  2. 前記リードは、前記板状部材との接合箇所より広い面積において前記薄板同士の積層が固定化されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型電池。
  3. 前記蓋体は弁機構を有する部品を含む複数の部品で構成されており、前記板状部材には通気可能な貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型電池。
  4. 前記板状部材は、前記リードとの溶接による溶融箇所が前記貫通穴に及んでいないことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の密閉型電池。
  5. 前記リードは、前記板状部材との溶接による溶融箇所が前記薄板の端には及ばず前記薄板の積層面内に収まっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の密閉型電池。
  6. 前記板状部材は、前記リードとの溶接による溶融箇所が、前記貫通穴に及んでおらず、かつ、前記薄板の端には及ばず前記薄板の積層面内に収まっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の密閉型電池。
  7. 前記リードは前記板状部材の前記蓋体と反対側に接続されており、前記板状部材と前記蓋体との間には該板状部材の外縁側に空間が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の密閉型電池。
  8. 請求項1に記載の密閉型電池の製造方法であって、
    複数の薄板を積層厚さの総和が前記板状部材の厚さ以下となるように積層し、超音波接合により第1の接合部を形成することで固定化して前記リードを構成し、
    前記リードの第1の接合部と前記板状部材とを当接し前記第1の接合部にレーザ照射により第2の接合部を形成することで前記リードと前記板状部材とを電気的に接続する、
    ステップを含むことを特徴とする製造方法。
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