JP2016028970A - ウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置及び熱伝達体 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気と貯留している水との接触を無くし、雑菌の繁殖を防ぎ、衛生的な環境を維持する。【解決手段】内外に連通した二つ以上の孔を有する一つ以上の取付部材40又は内外に連通した一つ以上の孔を有する二つ以上の取付部材40が、一部又は全部が可撓性素材で構成される容器部材30aに設けられ、上記容器部材によって水を貯留し得る貯留部が構成される。【選択図】図5

Description

本発明は、ミネラルウォータ等の水を供給するウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置に関し、更に詳しくは、収容している水と外気とが接することを無くしたウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置に関する。
給液装置の一種であるウォータサーバには、例えば、特許文献1のようなものがある。
この種のウォータサーバは、サーバ本体の最上部に、水容器を配置し、サーバ本体内の貯留容器に、水容器の水が流下する構成になっている。特許文献1のウォータサーバは、貯留容器内の貯留水の液面下まで水容器の口が挿入され、水容器の水を流下させようとする水容器内の圧力が貯留容器内の水の液面に作用する大気圧と等しくなることで、水容器から貯留容器への水供給が自動的に停止される。そして、貯留容器内の水の取り出しに伴う水の液面下降に伴って液封が破壊されると、水容器の口から内部に空気が入り、水容器内の圧力が高まって、自動的に、水容器内の水が貯留容器内に供給される。
このように、特許文献1のウォータサーバでは、水を使用すると通気口より大気を取り入れ、大気が貯留容器や水容器に入る可能性がある一方、貯留容器や水容器の内部を無菌状態に維持することが求められる。係るウォータサーバにあっては、使用中の状態で放置した場合、貯留容器や水容器内において菌増殖が発生してしまう虞がある。
特開平7−108277号公報 特開2011−46446号公報 特開2011−102146号公報
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、外気と貯留している水との接触を無くし、雑菌の繁殖を防ぎ、衛生的な環境を維持することが出来るウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置を提供することを目的とする。
本発明に係るウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置は、加温して温水を生成する温水貯留装置と、冷却して冷水を生成する冷却水貯留装置と、を備えたウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置において、内外に連通した二つ以上の孔を有する一つ以上の取付部材又は内外に連通した一つ以上の孔を有する二つ以上の取付部材が、一部又は全部が可撓性素材で構成される容器部材に設けられ、上記容器部材によって水を貯留し得る貯留部が構成される。
更に、上記取付部材は、少なくとも水を容器内部に流入させる流入孔と、容器内部に収容した水を流出させる流出孔とを有するようにしても良い。
更に、上記流入孔に比して上記流出孔は、鉛直下方に位置するようにしても良い。
更に、上記流出孔の上方には、上記貯留部内部に収容された該水の減量時又は非膨張時は縮退状態とされ、上記貯留部内部に収容された該水が膨張した際に、該膨張による増量に伴って増容して該膨張分を吸収する過膨張領域を有するようにしても良い。
更に、上記取付部材は、容器部材の面状領域に設けられるようにしても良い。
更に、樹脂製の取付枠部材を有する熱伝達体が上記容器部材に設けられるようにしても良い。
また、本発明に係る上記熱伝達体は、上記容器部材に取り付けるための樹脂製の取付枠部材を備える。
本発明によれば、水を貯留する貯留槽を、流入孔と流出孔等を設けた取付部材がヒートシールによって水密固着された可撓性素材を用いて、容積を可変とする容量可変容器として構成したことで、外気の出入りを伴うことなく貯留槽の外部から該貯留槽に対して水を流入させることが可能となり、また、貯留槽は、水が吐出されても、貯留槽、即ち容量可変容器の容積が変化するだけで内部に外気が取り入れられることがなく、従って、極めて簡易で低コストな構成でありながら、貯留槽内に雑菌が侵入することを防止することが出来、長期に亘って良好な衛生状態を維持することが出来る。
ウォータサーバの具体的構成を示した模式図である。 満水、一部使用、空の状態の水容器を示した側面図である。 (A)は、冷水又は低温用の容量可変容器を示した正面図であり、(B)は、側面図である。 (A)は、温水又は高温用の容量可変容器を示した正面図であり、(B)は、側面図である。 冷水又は低温用の容量可変容器を示した側面断面図である。 (A)は、冷水又は低温用の容量可変容器に取り付けられる取付部材を示した平面図であり、(B)は、正面断面図である。 冷水又は低温用の容量可変容器を示した平面断面図である。 (A)は、熱伝達体を示した平面図であり、(B)は、側面断面図である。 (A)は、取付枠部材が取り付けられた熱伝達体を示した平面図であり、(B)は、側面断面図であり、(C)は、正面断面図である。 (A)は、断熱体を示した平面図であり、(B)は、側面断面図であり、(C)は、平面図である。
以下、本発明を適用したウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置について図面を参照して説明する。
図1に示すように、このウォータサーバ1は、装置本体10の上側の容器装着部11に水を収容した水容器20が着脱可能に装着されると共に、装置本体10内に水容器20から供給された水を貯留するウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置である容量可変容器30が収納されている。
図1に示すように、水容器20は、装置本体10の上側の容器装着部11に着脱される交換型の容器であって、内部に水が収容され、容量可変容器30より上側に配設されて、容量可変容器30に給水する。
図2に示すように、水容器20は、可撓性を有する容器であって、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド(ナイロン)等の合成樹脂材料でブロー成形等によって成形されている。また、これらの合成樹脂シートを用いて製袋した容器であっても良い。
更に、合成樹脂シートを用いる場合には、このシートは、同種又は異種の複数のシートの積層シートであってもよく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等の積層シートを用いることが出来る。この際、水と接する面は、臭いの発生しにくい素材を選択することが望ましい。
また、水容器20は、可撓性を有し、収容している水の体積(水量)によって容積が増減する。更に、水容器20は、収容する水が減少するに連れて漸次減容することで、最後まで、水が容量可変容器30に流れるように構成することが出来る。
以上のような水容器20は、収容している水の体積によって容積が可変しないハード容器のように通気口が不要で、収容する水が減少するに連れて容積も減少し、収容された水が外気と触れることが無いため、内部での雑菌等の繁殖が防止され、長期に亘って良好な衛生状態を維持することが出来る。
図1に示すように、容量可変容器30は、ここでは冷水又は低温用と温水又は高温用の二種類が、装置本体10内に収納されている。冷水又は低温用と温水又は高温用の容量可変容器30a,30bは、一つの水容器20から水が供給される。
各容量可変容器30a,30bは、水容器20と同様に、可撓性を有し、合成樹脂材料等でブロー成形等によって成形されている。また、水容器20と同様に、これらの合成樹脂シートを用いて製袋した容器であっても良い。
また、図3(A)、図3(B)、図4(A)及び図4(B)に示すように、各容量可変容器30a,30bは、可撓性を有し、収容している水の体積(水量)によって容積が増減する。更に、各容量可変容器30a,30bは、収容する水が減少するに連れて漸次減容することで、最後まで、水を吐出可能に構成することが出来る。
また、図1に示すように、各容量可変容器30a,30bには、パイプやチューブで形成された吐出路12a,12bが接続されている。吐出路12a,12bには、流路の開閉や流量の調節をするコック13a,13bが接続されている。更に、吐出路12a,12bのコック13a,13bよりも下流側には、吐出口14a,14bが設けられている。冷水又は低温用の容量可変容器30aの吐出口14aは、後述する取付部材40の第一の流出コネクタ43の第一の流出孔43a(図5参照)よりも上方又は下方に設けても良い。尚、ここでは、コックや吐出口が冷側と温側とで二系統に分離されている構成を例示しているが、必ずしも分離されていなければならないというものではなく、合流弁や混合弁、吐水切換弁等を用いても良い。
また、図1に示すように、各容量可変容器30a,30bには、ジョイント部15が接続されている。更に、水容器20にも、ジョイント部15が接続されている。即ち、水容器20と容量可変容器30a,30bとは、ジョイント部15を介して接続されている。ジョイント部15は、水容器20と接続された共通路16aと、共通路16aから分岐した分岐路16b,16cとを有している。一方の分岐路16bは、冷水又は低温用の容量可変容器30aに接続され、他方の分岐路16cは、温水又は高温用の容量可変容器30bに接続されている。これにより、ジョイント部15は、配管構造の簡素化を実現することが出来る。尚、ジョイント部15としては、二本のパイプを用い、水容器20と温水又は高温用の容量可変容器30bとを他の一本のパイプで接続するようにしても良い。
また、水容器20が装着される容器装着部11には、水容器20を開封する連結手段となる開封部材が設けられており、水容器20が装着されたとき、開封部材によって、水容器20のコネクタ22が開封される。例えば、開封部材は、筒状を成し、水容器20のコネクタ22を突き抜けることで、内部と連通し、共通路16aに水を供給出来るようにする。
また、図5に示すように、冷水又は低温用の容量可変容器30aには、分岐路16b及び吐出路12aが接続される取付部材40が設けられている。この取付部材40は、合成樹脂製の板部材で構成されており、図6(A)に示すように、例えば平面視長円状に形成されている。
取付部材40は、図3に示すように、容量可変容器30aの側面部(一主面)に溶着(ヒートシール)されている。具体的に、図6(A)及び図6(B)に示すように、取付部材40は、容量可変容器30aの側面部に形成された開口部32内に外部側から配置されて、側壁部の全周に外側に向けて突設された接合代41と開口部32の周縁部32aとを面接触させた状態で、接合代41と開口部32の周縁部32aとを溶着することで、容量可変容器30aの側面部に取り付けられている。
取付部材40は、容量可変容器30aの側面部等の面領域に溶着されているので、容量可変容器30aの一面と他面との接合部等の面領域以外に設ける場合よりも、容量可変容器30aに容易に取り付けることが出来る。更に、取付部材40は、接合代41と開口部32の周縁部32aとが面接触した状態で溶着されているので、確実に水密性を確保することが出来る。
尚、取付部材40は、平面視長円状に形成されることに限定されるものではなく、矩形状や円形状等、如何なる形状であっても良い。
更に、取付部材40は、図6(B)に示すように、主面部に、内外に連通した第一の流入孔42aを有する筒状の第一の水コネクタ42と、内外に連通した第一の流出孔43aを有する筒状の第一の流出コネクタ43とを有している。
第一の水コネクタ42は、主面部の厚さ方向の一方及び他方の両側にそれぞれ突設されており、一方の部分が容量可変容器30aの外部側に配置されて分岐路16bと接続され、他方の部分が容量可変容器30aの内部側に配置されて、第一の流入孔42aを介して分岐路16bから供給された水を容量可変容器30a内に流入する。
第一の流出コネクタ43は、主面部の厚さ方向の一方及び他方の両側にそれぞれ所定の長さ突出して設けられており、一方の部分が容量可変容器30aの外部側に配置されて吐出路12aと接続され、他方の部分が容量可変容器30aの内部側に配置されて、第一の流出孔43aを介して容量可変容器30a内から吐出路12aに水を供給する。
尚、取付部材40は、主面部に、第一の水コネクタ42及び第一の流出コネクタ43に加えて、取付部材40の主面部の厚さ方向の他方に向けて、容量可変容器30a内の水温を検出する温度検出素子が収納される凹部を設けるようにしても良い。
更に、第一の水コネクタ42の他方の部分、第一の流出コネクタ43の他方の部分及び温度検出素子が収納される凹部は、容量可変容器30aの底部まで突出するように設けても良く、上部、中部まで突出するように設けても良い。
また、図5に示すように、容量可変容器30aには、容量可変容器30a内の水を冷却する熱伝達体44が設けられている。この熱伝達体44は、図7に示すように、ペルチェ素子17を介して、装置本体10の背面部10bに凸設されて鉛直方向に延設された凸条部18に接合され、ペルチェ素子17により、熱伝達体44を介して吸熱された熱が装置本体10及び装置本体10の背面部10bに形成されたフィン19から放熱することで、容量可変容器30a内の水を冷却する。この際、ペルチェ素子17は、熱伝達体44及び装置本体10間に一個設けても良く、複数個を並設又は多段に設けても良い。
具体的に、図8(A)及び図8(B)に示すように、熱伝達体44は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金製であって、吸熱を行う面状部45と、面状部45の一主面45aの面方向に凸設され、一方向に延設される一つ以上の凸条部46とを有している。
面状部45には、黒アルマイト処理が施されている。尚、黒アルマイト処理は、面状部45の凸条部46が形成されている面には施さず、凸条部46が形成されている面以外の面に施すようにしても良い。また、凸条部46は、ペルチェ素子17の幅と同等以上の幅に設定され、略中央部にペルチェ素子17が接合されている。尚、熱伝達体44は、アルミニウム又はアルミニウム合金、その他の金属、セラミック、ガラス、樹脂或いはこれらの複合材料から成るようにしても良い。
更に、図9(A)〜図9(C)に示すように、熱伝達体44には、熱伝達体44の周縁を囲繞する樹脂製の取付枠部材47が設けられている。具体的に、取付枠部材47は、インサート成形等によって、面状部45の凸条部46が形成された一主面45aのペルチェ素子17が接合される以外の領域と、面状部45の側壁部45cと、面状部45の他主面45bの周縁部とに設けられると共に、面状部45の側壁部45cの全周に外側に向けて突設された接合代48を有するように設けられている。すなわち、面状部45は、一主面45aのペルチェ素子17が接合される領域と他主面45bの周縁以外の領域とが取付枠部材47から露出されている。そして、図5及び図7に示すように、他主面45bの周縁以外の領域が容量可変容器30a内の水に直接的に触れるように設けられている。
熱伝達体44は、図9(B)に示すように、面状部45の他主面45bを容量可変容器30aの内部側に向けて、面状部45を、外部側から容量可変容器30aの側面部に形成された開口部33を介して容量可変容器30a内に配置されて、接合代48と開口部33の周縁部33aとを面接触させた状態で、接合代48と開口部33の周縁部33aとを溶着(ヒートシール)することで、容量可変容器30aの側面部に取り付けられている。この際、熱伝達体44は、容量可変容器30aが装置本体10に装着された際に、凸条部46の延設方向が装置本体10の凸条部18の延設方向と略直交又は略平行となるように、容量可変容器30aの側面部に取り付けられる。尚、ここでは、略直交するように設けられている。
熱伝達体44は、容量可変容器30aの側面部に接合代48と開口部33の周縁部33aとが面接触した状態で溶着されているので、取付部材40と同様に、容量可変容器30aに容易に取り付けることが出来、確実に水密性を確保することが出来る。
また、図5に示すように、容量可変容器30aは、冷却効果を向上させるべく断熱性を有する断熱体49で囲繞されている。この断熱体49は、例えば、合成樹脂を発泡させて硬化させた発泡性断熱材で形成されている。具体的に、図10(A)〜図10(C)に示すように、断熱体49は、上面が開口された有底箱状の収納部材50と、収納部材50の開口を閉塞する蓋部材51とを有し、蓋部材51は、一面に形成された係合部51aが開口端に係合されることで、収納部材50に嵌合されている。収納部材50の内面と蓋部材51との間の空間を容量可変容器30aが収納される収納部52としている。収納部材50の開口端を閉塞する蓋部材51には、取付部材40の第一の水コネクタ42と第一の流出コネクタ43と対向する位置に、取付部材40の第一の水コネクタ42と第一の流出コネクタ43とが挿通される挿通孔53,53が形成されている。尚、温度検出素子が収納される凹部が形成される場合には、温度検出素子が挿通される挿通孔53をさらに形成するようにしても良い。勿論、断熱体は、必ずしも有底箱状に構成する必要はなく冷却効果を向上させることが出来るように構成されていれば良いことは言うまでもない。
また、収納部材50には、内部に容量可変容器30aが収納された際に熱伝達体44と対向する一主面の内壁面に、熱伝達体44が嵌合される第一の溝部54が形成されている。更に、収納部材50には、第一の溝部54が形成された一主面の外壁面に、装置本体10の凸条部18が嵌合される第二の溝部55が形成されている。第一の溝部54及び第二の溝部55は、熱伝達体44の凸条部46と装置本体10の凸条部18とが略直交するように設けられている場合、略直交するように形成され、略平行に設けられている場合、略平行となるように形成されている。尚、ここでは、略直交するように形成されている。また、収納部材50には、熱伝達体44の凸条部46と装置本体10の凸条部18間に設けられるペルチェ素子17に対応する位置に、ペルチェ素子17が収容される貫通口56が形成されている。尚、ここでの熱伝達体44は、ペルチェ素子17との当接側が条状の凸部を有する構成とされるが、必ずしも条状である必要はなく、単に凸状に形成しても良く、或いは凸状に構成せず平坦面としても良い。
断熱体49は、第一の溝部54に熱伝達体44が嵌合され、第二の溝部55に装置本体10の凸条部18が嵌合されることで、熱伝達体44の凸条部46と装置本体10の背面部10bとが干渉することを防止することが出来ると共に、熱伝達体44の面状部45と装置本体10の凸条部18とが干渉することを防止することが出来、熱伝達体44と装置本体10との間を確実に断熱することが出来る。
そして、図7に示すように、容量可変容器30aは、断熱体49の第二の溝部55に装置本体10の凸条部18を嵌合させた状態で、装置本体10の背面部10bの外部側からボルト等の締結部材57を装置本体10の背面部10bの貫通孔10c及び断熱体49の収納部材50の貫通孔58を介して熱伝達体44の凸条部46に形成されたネジ孔59に締結することで、装置本体10の背面部10bの内壁面に取り付けられている。この際、締結部材57の締結力により、熱伝達体44の凸条部46と装置本体10の凸条部18とでペルチェ素子17を挟持することで、熱伝達体44の凸条部46とペルチェ素子17と装置本体10の凸条部18とを確実に密接させることが出来る。従って、容量可変容器30aは、より確実且つ効率的に内部の水を冷却することが出来る。ここで、ボルト等の締結部材57としては、熱伝導性が低い、例えば、合成樹脂製のものを採用することが好ましい。
容量可変容器30aは、熱伝達体44の凸条部46と装置本体10の凸条部18とがペルチェ素子17を介して接合されているので、ペルチェ素子17が吸熱体として機能する熱伝達体44を介して容量可変容器30aから吸熱して、吸熱した熱を、放熱体として機能する装置本体10及び装置本体10のフィン19から効率良く放熱することが出来る。
従って、容量可変容器30aは、効率的に内部の水を冷却することが出来る。勿論、放熱体やフィン19は必ずしも装置本体10に設けなければならないというものではなく、別体としても良いことは言うまでもない。
更に、容量可変容器30aは、熱伝達体44及び装置本体10が共に凸条部46,18を有し、ペルチェ素子17を介して凸条部46,18同士を接合させることにより、スペーサ等を介在させることなく、熱伝達体44と装置本体10との間隔を十分大きく取ることが出来、効率良く吸熱又は放熱を行うことが出来る。従って、容量可変容器30aは、より効率的に内部の水を冷却することが出来る。
更に、容量可変容器30aは、熱伝達体44及び装置本体10が共に凸条部46,18を有することにより、スペーサ等を介在させる必要がないので、スペーサ等を介在させる際に必要な熱伝導性シートや熱伝導性グリス等も必要なくなり、これらの部材コスト及び組み付けコスト等を低減することが出来、加えて、熱伝導性シートや熱伝導性グリス等による熱効率の低下も防止することが出来る。
更に、容量可変容器30aは、熱伝達体44及び装置本体10を、熱伝達体44の凸条部46の延設方向と装置本体10の凸条部18の延設方向とが、略直交するように配設させることで、熱伝達体44の凸条部46と装置本体10の凸条部18との間隔も、熱伝達体44の凸条部46と装置本体10の凸条部18とが交差する交差領域以外は十分大きく取ることが出来るので、略平行に配設される場合よりも、より効率良く吸熱又は放熱を行うことが出来る。従って、容量可変容器30aは、より効率的に内部の水を冷却することが出来る。
尚、容量可変容器30aは、取付部材40と熱伝達体44とを一体に設けても良い。これにより、溶着(ヒートシール)箇所が減り、作業工程を短縮することが出来る。
また、容量可変容器30aは、取付部材40に、貯留した水を排水する内外に連通した第一の排水孔を有する筒状の第一の排水コネクタを設けるようにしても良い。この第一の排水コネクタは、主面部の厚さ方向の一方及び他方の両側にそれぞれ所定の長さ突出して設けられており、一方の部分が容量可変容器30aの外部側に配置されて残留した水を排水する第一の排水路と接続され、他方の部分が容量可変容器30aの内部側に配置されて、第一の排水孔を介して容量可変容器30a内から排水路に水を供給する。
また、容量可変容器30aは、取付部材40を二つ以上設けて、二つ以上の孔を有する取付部材40を一つ設けることに加え、二つ以上の孔を有する取付部材40を二つ以上設けるようにしても良い。すなわち、容量可変容器30aは、二つ以上の孔を有する取付部材40を一つ以上設けるようにしても良い。
更に、容量可変容器30aは、流入孔42aを有する第一の水コネクタ42だけを有する取付部材40、流出孔43aを有する第一の流出コネクタ43だけを有する取付部材40、温度検出素子が収納される凹部だけを有する取付部材40、第一の排水孔を有する筒状の第一の排水コネクタだけを有する取付部材40等、一つの孔を有する二つ以上の取付部材40を設けるようにしても良い。すなわち、容量可変容器30aは、一つ以上の孔を有する取付部材40を二つ以上設けるようにしても良い。
ここで、温水又は高温用の容量可変容器30bは、加温された際の水の膨張分を考慮して容量を設定する必要がある。
次に、ウォータサーバ1の冷水又は低温用の容量可変容器30aの一連の動作について説明する。
ウォータサーバ1では、使用前は、容量可変容器30aが空の状態で収縮した状態となっている。従って、容量可変容器30aの内部は、外気が含まれていない状態となっている。尚、容量可変容器30内の空隙には、清浄ガスを充填しておいても良い。
次いで、装置本体10の上側の容器装着部11に水容器20が装着されると、水容器20の水は、ジョイント部15を介して、容量可変容器30aに満水になるまで供給される。これにより、容量可変容器30aは、ユーザに使用可能な状態となる。
次いで、容量可変容器30aでは、コントローラがペルチェ素子17を駆動して、所定の設定温度まで水が冷却される。
冷水を使用する際には、ユーザがコック13aを開くことによって、吐出路12aの吐出口14aから容量可変容器30aの冷水が吐水される。すると、容量可変容器30aは、順次、水容器20から水が注水されて、満水の状態にされる。
これにより、容量可変容器30aは、常に満水の状態となり、コック13aを開いたとき、吐出路12aの吐出口14aから内部に外気が浸入することを防止することが出来る。
次に、ウォータサーバ1の温水又は高温用の容量可変容器30bの一連の動作について説明する。
ウォータサーバ1では、使用前は、容量可変容器30bが空の状態で収縮した状態となっている。従って、容量可変容器30bの内部は、外気が含まれていない状態となっている。尚、容量可変容器30内の空隙には、清浄ガスを充填しておいても良い。
次いで、装置本体10の上側の容器装着部11に水容器20が装着されると、水容器20の水は、ジョイント部15を介して、容量可変容器30bに供給される。
以上のようなウォータサーバ1では、交換型の水容器20が装置本体10の上側の容器装着部に装着されることで、装置本体の下側に空きスペースが出来ることから、この空きスペースを無くすことで、装置本体10の全体の低背化を実現することが出来る。
また、容量可変容器30a,30bは、可撓性素材で構成されているので、水が吐出されても、容量可変容器30a,30bの容量が変化するだけで、容量可変容器30a,30bの内部に外気が取り入れられることはない。従って、容量可変容器30a,30b内に雑菌が繁殖することを防止出来、長期に亘って衛生状態を良好に維持することが出来る。
また、容量可変容器30a,30bは、取付部材40,60が容量可変容器30a,30bの側面部等の面領域に溶着されているので、容量可変容器30aの一面と他面との接合部等の面領域以外に設ける場合よりも、取付部材40,60を容量可変容器30aに容易に取り付けることが出来る。更に、容量可変容器30a,30bは、取付部材40,60が接合代41,62と容量可変容器30a,30bの開口部32,61の周縁部32a,61aとが面接触した状態で溶着されているので、確実に水密性を確保することが出来る。
また、容量可変容器30aは、熱伝達体44が樹脂製の取付枠部材47を有し、取付枠部材47の側面部の接合代48と容量可変容器30aの側面部に形成された開口部33の周縁部33aとが面接触した状態で溶着されているので、熱伝達体44を容量可変容器30aに容易に取り付けることが出来、確実に水密性を確保することが出来る。
また、容量可変容器30aは、断熱体49が第一の溝部54に熱伝達体44が嵌合され、第二の溝部55に装置本体10の凸条部18が嵌合されることで、熱伝達体44の凸条部46と装置本体10の背面部10bとが干渉することを防止することが出来ると共に、熱伝達体44の面状部45と装置本体10の凸条部18とが干渉することを防止することが出来、断熱体49によって熱伝達体44と装置本体10との間を確実に断熱することが出来る。
1 ウォータサーバ、10 装置本体、10b 背面部、10c 貫通孔、11 容器装着部、12a 吐出路、12b 吐出路、12c 分岐路、13a コック、13b コック、14a 吐出口、14b 吐出口、15 ジョイント部、16a 共通路、16b 分岐路、16c 分岐路、17 ペルチェ素子、18 凸条部、19 フィン、20 水容器、22 コネクタ、30 容量可変容器、30a 容量可変容器、30b 容量可変容器、32 開口部、32a 周縁部、33 開口部、33a 周縁部、40 取付部材、41 接合代、42 第一の水コネクタ、42a 第一の流入孔、43 第一の流出コネクタ、43a 第一の流出孔、44 熱伝達体、45 面状部、45a 一主面、45b 他主面、45c 側壁部、46 凸条部、47 取付枠部材、48 接合代、49 断熱体、50 収納部材、50a 一主面、51 蓋部材、51a 係合部、52 収納部、53 挿通孔、54 第一の溝部、55 第二の溝部、56 貫通口、57 締結部材、58 貫通孔、59 ネジ孔

Claims (6)

  1. 加温して温水を生成する温水貯留装置と、冷却して冷水を生成する冷却水貯留装置と、を備えたウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置において、
    内外に連通した二つ以上の孔を有する一つ以上の取付部材又は内外に連通した一つ以上の孔を有する二つ以上の取付部材が、一部又は全部が可撓性素材で構成される容器部材に設けられ、上記容器部材によって水を貯留し得る貯留部が構成されることを特徴とするウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置。
  2. 上記取付部材は、少なくとも流入孔と流出孔とを有することを特徴とする請求項1に記載のウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置。
  3. 上記流入孔に比して上記流出孔は、下方に位置することを特徴とする請求項2に記載のウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置。
  4. 上記取付部材は、上記容器部材の面状領域に設けられることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置。
  5. 上記容器部材には、樹脂製の取付枠部を有する熱伝達体が設けられることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のウォータサーバの冷水又は温水の貯留装置。
  6. 容器部材に取り付けるための樹脂製の取付枠部を有することを特徴とする熱伝達体。
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