JP2013199277A - ウォーターサーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】空の温水タンクに飲料水を導入するときに、タンク接続路を通って温水タンク内の空気を排出することが可能なウォーターサーバーを提供する。
【解決手段】冷水タンク2と温水タンク3を接続するタンク接続路7にチェックバルブ20を設けたウォーターサーバーにおいて、チェックバルブ20の弁体を、飲料水よりも小さい比重をもつように形成し、バルブスリーブ内に飲料水が無い状態では弁体が自重で下方に移動して弁孔を開き、バルブスリーブ内が飲料水で満たされた状態では弁体が浮力で上方に移動して弁孔を閉じるようにする。
【選択図】図1

Description

この発明は、ミネラルウォーター等の飲料水を充填した交換式の原水容器から飲料水を供給するウォーターサーバーに関する。
従来、主にオフィスや病院などでウォーターサーバーが利用されてきたが、近年、水の安全や健康への関心の高まりから、一般家庭にもウォーターサーバーが普及しつつある。
このようなウォーターサーバーとして、飲料水を収容する冷水タンクと、その冷水タンクの下方に位置する温水タンクと、冷水タンクと温水タンクを接続するタンク接続路とを有するものが知られている(例えば特許文献1)。
このウォーターサーバーは、使用場所に設置するまでは、通常、冷水タンクと温水タンクがいずれも空の状態となっている。そして、ウォーターサーバーを使用場所に設置した後、ウォーターサーバーに交換式の原水容器を接続する。これにより、原水容器から冷水タンクに飲料水が導入され、冷水タンク内は所定の水位まで飲料水が溜まった状態となる。また、このとき、冷水タンクからタンク接続路を通って温水タンクに飲料水が導入され、温水タンクが飲料水で満たされた状態となる。
その後、冷水タンク内の飲料水は、冷水タンクに設けられた冷却装置で低温に保たれ、温水タンク内の飲料水は、温水タンクに設けられた加熱装置で高温に保たれる。また、温水タンク内の高温の飲料水をカップ等に注出したとき、その飲料水と同量の飲料水が、タンク接続路を通って冷水タンクから温水タンクに導入されるので、温水タンクは常に飲料水で満たされた状態に保たれる。
ところで、飲料水は温度が高いほど比重が小さい。そして、冷水タンクの下方に配置された温水タンク内の飲料水の温度は、低温タンク内の飲料水の温度よりも高い。そのため、冷水タンクと温水タンクの間を接続するタンク接続路内で飲料水の対流が生じ、この対流によって、温水タンク内の飲料水が冷水タンクに流入する可能性がある。このタンク接続路内の対流によって温水タンクから冷水タンクに流入する飲料水の流量は小さいが、これが長時間にわたって連続すると、冷水タンクおよび温水タンクでのエネルギーロスが大きくなり、ウォーターサーバーの消費電力が増える問題がある。
そこで、タンク接続路内の対流によって温水タンク内の飲料水が冷水タンクに流入するのを防止するために、特許文献1に記載のウォーターサーバーでは、温水タンク側から冷水タンク側への飲料水の流れを規制するチェックバルブをタンク接続路に設けている(同文献の図2、段落0020)。
特開2009−249033号公報
本願の発明者は、特許文献1の図2のように、温水タンク側から冷水タンク側への飲料水の流れを規制するチェックバルブをタンク接続路に設けたウォーターサーバーを試作した。このとき、チェックバルブは、一般的な構造のものを用いた。すなわち、開弁位置と閉弁位置の間で移動可能に設けられた弁体と、その弁体を開弁位置から閉弁位置に向けて付勢するスプリングとを有するチェックバルブを用いた。
この結果、冷水タンクと温水タンクがいずれも空の状態で、交換式の原水容器の飲料水を冷水タンクに導入したときに、冷水タンク内の飲料水が温水タンクにほとんど導入されず、温水タンクが空焚き状態となるおそれがあることがわかった。これについて以下説明する。
冷水タンクと温水タンクがいずれも空の状態のウォーターサーバーに原水容器を接続するときは、通常、温水タンクから延びる温水注出路に設けられた温水コックを開いておく。これにより、温水注出路を通って温水タンク内の空気を外部に排出することが可能となるので、原水容器の飲料水を冷水タンクに導入したときに、冷水タンク内の飲料水がタンク接続路を通って温水タンクにも導入される。このように、空の温水タンクに飲料水を導入する作業は、温水コックを開いた状態で行なう。
しかし、冷水タンクと温水タンクがいずれも空の状態のウォーターサーバーに原水容器を接続したときに、温水コックを開くのを忘れることがある。この場合、温水コックが閉じたままなので、温水注出路を通って温水タンク内の空気を排出することができない。また、タンク接続路に、温水タンク側から冷水タンク側への流れを規制するチェックバルブが設けられているので、タンク接続路を通って温水タンク内の空気を排出することもできない。そのため、原水容器の飲料水を冷水タンクに導入しても、冷水タンク内の飲料水は温水タンクにほとんど導入されない。この状態で加熱装置が加熱動作を開始すると、温水タンクが空焚き状態となる。
温水タンクがいったん空焚き状態となると、その後、温水タンク内に飲料水を導入したときに、温水タンク内の飲料水に異臭がついたり、飲料水の味が悪くなったりする問題が生じる。
そこで、本願の発明者は、温水タンク側から冷水タンク側への流れを規制するチェックバルブをタンク接続路に設けた場合でも、空の温水タンクに飲料水を導入するときにタンク接続路を通って温水タンク内の空気を排出することができれば、温水タンクの空焚きを防止することが可能となることに着眼した。
この発明が解決しようとする課題は、空の温水タンクに飲料水を導入するときに、タンク接続路を通って温水タンク内の空気を排出することが可能なウォーターサーバーを提供することである。
上記課題を解決するために、飲料水を収容する上部タンクと、その上部タンクの下方に位置する温水タンクと、その温水タンク内の飲料水を加熱する加熱装置と、前記上部タンクと温水タンクを接続するタンク接続路とを有し、
そのタンク接続路に、上部タンク側から温水タンク側への飲料水の流れを許容し、かつ、温水タンク側から上部タンク側への飲料水の流れを規制するチェックバルブが設けられたウォーターサーバーにおいて、
前記チェックバルブが、上下方向に延びる中空筒状のバルブスリーブと、そのバルブスリーブ内に上下に移動可能に設けられた弁体と、その弁体の上方に設けられ、上下に貫通する弁孔が形成されたバルブシートとを有し、
前記弁体を飲料水よりも小さい比重をもつように形成し、
前記バルブスリーブ内に飲料水が無い状態では前記弁体が自重で下方に移動して前記弁孔を開き、
前記バルブスリーブ内が飲料水で満たされた状態では前記弁体が浮力で上方に移動して前記弁孔を閉じるようにした。
このようにすると、温水タンクが空のときは、チェックバルブの弁体が自重で下方に移動して弁孔が開くので、空気がチェックバルブを温水タンク側から上部タンク側に通過することが許容される。そのため、空の温水タンクに飲料水を導入するときに、タンク接続路を通って温水タンク内の空気を上部タンクに排出することが可能である。一方、温水タンクが満水状態のときは、チェックバルブの弁体が浮力で上方に移動し、弁孔が閉じた状態となる。そのため、タンク接続路内の対流で温水タンク内の飲料水が上部タンクに流入するのを防止することができる。
ところで、空の温水タンクに飲料水を導入するときに、温水タンク内に流入する飲料水の量が、温水タンクから流出する空気の量を上回ることにより、温水タンク内の空気圧が上昇する場合がある。この場合、温水タンク内の空気圧でチェックバルブの弁体がバルブシートに密着した状態に保持され、温水タンク内への飲料水の流入が止まってしまう可能性がある。
そこで、前記チェックバルブに、前記弁体が前記弁孔を閉じた状態でバルブシートよりも上部タンク側の領域とバルブシートよりも温水タンク側の領域とを連通する連通路を設けると好ましい。このようにすると、空の温水タンクに飲料水を導入するときに、チェックバルブの弁体がバルブシートに密着するのを防止して、温水タンク内に安定して飲料水を導入することが可能となる。
また、前記弁体の下方への移動ストロークを規制するリテーナを設け、その弁体を球形に形成する場合、前記弁体が前記リテーナに接触するときの弁体の位置から、前記弁体が前記弁孔を閉じるときの弁体の位置までの弁体の移動量を、弁体の直径よりも大きく設定すると好ましい。このようにしても、空の温水タンクに飲料水を導入するときに、チェックバルブの弁体がバルブシートに密着するのを防止して、温水タンク内に安定して飲料水を導入することが可能となる。
また、前記タンク接続路は、前記温水タンクの上面から温水タンクの内側を下方に延びて温水タンクの底面の近傍で開口するタンク内配管を有し、そのタンク内配管の温水タンクの上面近傍にタンク内配管の内外を連通する小穴を設けた構成のものを採用することができる。このようにすると、空の温水タンクに飲料水を導入するときに、温水タンク内の空気が、温水タンクの上面近傍にあるタンク内配管の小穴を通じてタンク接続路内に流入するので、温水タンク内の水位が高くなったときにも、温水タンク内の空気を円滑に排出することが可能である。
この発明のウォーターサーバーは、チェックバルブのバルブスリーブ内に飲料水が無いときは、チェックバルブの弁体が自重で下方に移動して弁孔が開くので、空気がチェックバルブを温水タンク側から上部タンク側に通過することが許容される。そのため、空の温水タンクに飲料水を導入するときに、タンク接続路を通って温水タンク内の空気を上部タンクに排出することが可能である。一方、チェックバルブのバルブスリーブ内が飲料水で満たされたときは、チェックバルブの弁体が浮力で上方に移動して弁孔を閉じる。そのため、温水タンクが高温の飲料水で満たされた状態のときに、タンク接続路内の対流で温水タンク内の飲料水が上部タンクに流入するのを防止することができる。
この発明の実施形態のウォーターサーバーを示す側面図 図1に示すチェックバルブの拡大断面図 図2に示すチェックバルブを冷水タンク側から温水タンク側に飲料水が通過する状態を示す拡大断面図 図2に示すチェックバルブのバルブスリーブ内に飲料水が無い状態を示す拡大断面図 図2に示すチェックバルブの平面図 図1に示すウォーターサーバーの冷水タンクと温水タンクがいずれも空の状態を示す図 図6に示す冷水タンクと温水タンクに飲料水を導入する過程を示す図 図2に示す連通路がない例の説明図 図8に対して連通路がある例の説明図 図1に示す原水容器の残水量が少なくなった段階で、原水容器の飲料水をポンプで汲み出す状態を示す図 図1に示す原水容器の飲料水が無くなった状態を示す図 図1に示す原水容器にかえて剛性のある原水容器を使用した変形例を示す図 図2に示す連通路の他の例を示す拡大断面図 図13に示すチェックバルブの平面図 図4に示すチェックバルブの他の例を示す拡大断面図
図1に、この発明の実施形態のウォーターサーバーを示す。このウォーターサーバーは、筐体1と、筐体1の内部に組み込まれた冷水タンク2および温水タンク3と、交換式の原水容器4が載置される容器ホルダ5と、容器ホルダ5に載置した原水容器4と冷水タンク2との間を連通する原水供給路6と、冷水タンク2と温水タンク3を接続するタンク接続路7とを有する。冷水タンク2と温水タンク3は、温水タンク3が冷水タンク2の下方に位置するよう上下に並べて配置されている。
原水容器4は、水出口8を下向きにした姿勢で容器ホルダ5に載置される。原水容器4の胴部9は、残水量の減少に伴って原水容器4が収縮するように柔軟に形成されている。このような原水容器4は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂やポリエチレン(PE)樹脂のブロー成形によって形成することができる。原水容器4の容量は、満水状態で8〜20リットル程度である。
容器ホルダ5は、原水容器4の交換作業をしやすくするために、筐体1で水平にスライド可能に支持されたスライド台11に取り付けられ、筐体1から出し入れ可能となっている。容器ホルダ5には、原水容器4を容器ホルダ5に載置したときに原水容器4の水出口8に着脱自在に接続されるジョイント部材11が設けられている。ジョイント部材11は、上下方向に延びる中空筒状に形成されている。ジョイント部材11の下端には、原水供給路6の原水容器4側の端部と、原水容器4内に空気を導入する吸気路12の原水容器4側の端部とが接続されている。
原水供給路6の途中には、ポンプ13と流量センサ14が組み付けられている。ポンプ13は、互いに噛み合う1対の歯車を回転させて飲料水を送り出す歯車ポンプである。ポンプ13として、ダイヤフラムの往復運動により飲料水の吸入と吐出を行なうダイヤフラムポンプを採用することも可能である。ポンプ13を作動させると、原水供給路6内の飲料水が原水容器4側から冷水タンク2側に移送され、原水容器4の飲料水が冷水タンク2に供給されるようになっている。また、ポンプ13は、原水供給路6内の飲料水が無くなったときは、原水供給路6内の空気(オゾン含有空気を含む)を原水容器4側から冷水タンク2側に移送する。流量センサ14は、ポンプ13が作動しているときに原水供給路6内の飲料水が無くなると、その状態を検知可能となっている。
冷水タンク2は、空気と飲料水を上下二層に収容した状態となっている。冷水タンク2には、冷水タンク2内に収容された飲料水を冷却する冷却装置15が取り付けられている。また、冷水タンク2内には、冷水タンク2の内部を上下に仕切るバッフル板16が設けられている。冷却装置15は、冷水タンク2の下部外周に配置され、冷水タンク2内のバッフル板16よりも下方の飲料水を低温(5℃程度)に保つようになっている。
冷水タンク2には、冷水タンク2内に溜まった飲料水の水位を検知する水位センサ17が取り付けられている。この水位センサ17で検知される水位が下がると、その水位の低下に応じてポンプ13が作動し、原水容器4から冷水タンク2に飲料水が供給される。バッフル板16は、原水容器4から冷水タンク2に飲料水が供給されるときに、冷却装置15で冷却されて冷水タンク2の下部に溜まった低温の飲料水が、原水容器4から冷水タンク2内に供給される常温の飲料水で攪拌されるのを防止する。
冷水タンク2の底面には、冷水タンク2内の下部に溜まった低温の飲料水を外部に注出する冷水注出路18が接続されている。冷水注出路18には、筐体1の外部から操作可能な冷水コック19が設けられ、この冷水コック19を開くことによって冷水タンク2から低温の飲料水をカップ等に注出できるようになっている。冷水タンク2の容量は、原水容器4の容量よりも小さく、2〜4リットル程度である。
バッフル板16の中央には、冷水タンク2と温水タンク3を接続するタンク接続路7の上端が開口している。タンク接続路7は、冷水タンク2の底面と温水タンク3の上面の間を上下方向に真っ直ぐに延びている。タンク接続路7の冷水タンク2側の端部は、冷水タンク2の底面を貫通して冷水タンク2の内側を上方に延び、バッフル板16に接続している。また、タンク接続路7の冷水タンク2側の端部には、冷水タンク2側から温水タンク3側への飲料水の流れを許容し、かつ、温水タンク3側から冷水タンク2側への飲料水の流れを規制するチェックバルブ20が設けられている。
図2に示すように、チェックバルブ20は、上下方向に延びる中空筒状のバルブスリーブ21と、そのバルブスリーブ21内に上下に移動可能に設けられた弁体22と、その弁体22の上方に設けられたバルブシート23と、弁体22の下方の移動ストロークを規制するリテーナ24とを有する。バルブスリーブ21は、バッフル板16の中央に開口したタンク接続路7の端部に挿入して固定されている。
バルブシート23の中央には、上下に貫通する弁孔25が形成されている。バルブシート23は、バルブスリーブ21から径方向内方に延びるフランジ状の部分である。弁孔25は、円形の周縁をもつ丸形状に形成されている。
弁体22は、飲料水よりも小さい比重をもつ樹脂(例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂)で形成され、飲料水に浮かぶようになっている。これにより、バルブスリーブ21内が飲料水で満たされた状態では、弁体22が浮力で上方に移動してバルブシート23に接触し、弁孔25が閉じる。弁体22は、弁体22がバルブスリーブ21内を上方に移動したときに、弁体22の向きにかかわらず安定して弁孔25を閉じるようにするため球形に形成されている。弁体22の直径は、弁孔25の直径よりも大きい。
このチェックバルブ20は、バルブスリーブ21内が飲料水で満たされた状態で、バルブシート23よりも上側(すなわち冷水タンク2側)の圧力が下側(すなわち温水タンク3側)の圧力よりも高くなると、図3に示すように、弁体22がバルブシート23から離反して弁孔25が開き、上側から下側への飲料水の流れを許容する。一方、バルブシート23よりも下側の圧力が上側の圧力よりも高くなったときは、図2に示すように、弁体22がバルブシート23に押さえ付けられるので、弁孔25は閉じたままとなり、下側から上側への飲料水の流れが制限される。
ここで、チェックバルブ20には、弁体22を開弁位置から閉弁位置に向けて付勢するスプリングが設けられていない。これにより、バルブスリーブ21内に飲料水が無い状態では、弁体22が自重で下方に移動してバルブシート23から離反し、弁孔25を開くようになっている。そのため、バルブスリーブ21内に飲料水が無いときは、空気がチェックバルブ20を下側から上側に通過することが許容される。
リテーナ24は、バルブスリーブ21を直径方向に架け渡す一本の棒状に形成されている。これにより、リテーナ24により分割された個々の流路面積を確保して、水の表面張力の影響を受けにくくし、飲料水と空気がチェックバルブ20を通過するときに、リテーナ24の位置で空気の流れが妨げられるのを防止している。
図2、図5に示すように、バルブシート23には、弁体22が弁孔25を閉じた状態でバルブシート23よりも上側(すなわち冷水タンク2側)の領域とバルブシート23よりも下側(すなわち温水タンク3側)の領域とを連通する連通路26が設けられている。ここで、連通路26は、弁孔25から離れた位置に形成された上下方向の貫通孔である。連通路26は、弁孔25の開口面積よりも小さい流路面積をもつように形成されている。
図1に示すように、温水タンク3は、飲料水で満たされた状態となっている。温水タンク3には、温水タンク3内の飲料水を加熱する加熱装置27が取り付けられており、温水タンク3内の飲料水を高温(90℃程度)に保つようになっている。図では、加熱装置27にシースヒーターを採用した例を示しているが、バンドヒーターを採用することもできる。シースヒーターは、金属製のパイプの中に通電により発熱する発熱線を収容したものであり、温水タンク3の周壁を貫通して温水タンク3の内部を延びるように取り付けられる。バンドヒーターは、通電により発熱する発熱線が埋め込まれた円筒形の発熱体であり、温水タンク3の外周に密着して取り付けられる。
温水タンク3の上面には、温水タンク3内の上部に溜まった高温の飲料水を外部に注出する温水注出路28が接続されている。温水注出路28には、筐体1の外部から操作可能な温水コック29が設けられ、この温水コック29を開くことによって温水タンク3から高温の飲料水をカップ等に注出できるようになっている。温水タンク3から飲料水を注出すると、その飲料水と同量の飲料水が、タンク接続路7を通って冷水タンク2から温水タンク3に流入するので、温水タンク3は常に満水状態に保たれる。温水タンク3の容量は1〜2リットル程度である。
タンク接続路7は、温水タンク3の上面から温水タンク3の内側を下方に延びるタンク内配管7aを有する。タンク内配管7aの下端は、温水タンク3の底面の近傍(具体的には、温水タンク3の内側の底面から上方に30mm以内の位置)で開口している。これにより、加熱装置27で加熱された高温の飲料水の上昇流が、タンク内配管7aの下端開口に直接流入するのを防止している。
タンク内配管7aの温水タンク3の上面近傍には、タンク内配管7aの内外を連通する小穴30が設けられている。この小穴30は、小穴30の周縁の少なくとも一部が、温水タンク3の内側の上面から下方に10mm以内に存在するように配置されている。また、小穴30は、タンク内配管7aの管路面積よりも小さい開口面積をもつように形成されている。そのような小穴30としては、例えば、直径が2〜4mmの丸穴を採用することができる。
タンク接続路7の内径は、一般には、冷水タンク2と温水タンク3の温度差によるタンク接続路7内での飲料水の対流を抑えるために小さく設定されるが、この実施形態においては、9mm以上に設定すると好ましく、10mm以上に設定するとより好ましい。この理由は次のとおりである。
例えば、タンク接続路7の内径を8mm以下に設定した場合、水の表面張力の影響が大きくなることから、冷水タンク2からタンク接続路7を通って空の温水タンク3に飲料水を導入するときに、温水タンク3内の空気がタンク接続路7内に流入しにくくなり、温水タンク3からタンク接続路7を通って冷水タンク2に空気を排出することができなくなる可能性がある。
そこで、タンク接続路7の内径を9mm以上(好ましくは10mm以上)に設定すると、タンク接続路7内における水の表面張力の影響が小さくなるので、冷水タンク2からタンク接続路7を通って空の温水タンク3に飲料水を導入するときに、温水タンク3内の空気がタンク接続路7に流入しやすくなり、温水タンク3からタンク接続路7を通って空気を円滑に排出することが可能となる。なお、タンク接続路7が太すぎるとウォーターサーバーの製造コストが高くなることから、タンク接続路7の内径は40mm以下に設定されている。
冷水タンク2には、空気導入路31を介して空気殺菌チャンバ32が接続されている。空気殺菌チャンバ32は、空気取り入れ口33が形成された中空のケース34と、ケース34内に設けられたオゾン発生体35とからなる。オゾン発生体35としては、例えば、空気中の酸素に紫外線を照射して酸素をオゾンに変化させる低圧水銀灯や、絶縁体で覆われた対向一対の電極間に交流電圧を負荷して電極間の酸素をオゾンに変化させる無声放電装置などを使用することができる。この空気殺菌チャンバ32は、一定時間ごとにオゾン発生体35に通電してオゾンを発生することにより、常時、ケース34内にオゾンが溜まった状態となっている。
空気導入路31は、冷水タンク2内の水位の低下に応じて冷水タンク2内に空気を導入して冷水タンク2内を大気圧に保つ。また、このとき冷水タンク2内に導入される空気が、空気殺菌チャンバ32を通過してオゾン殺菌された空気なので、冷水タンク2内の空気は清浄に保たれる。
冷水タンク2内には、原水供給路6から流出した飲料水が、冷水タンク2内に溜まった飲料水の水面に到達するまでの飲料水の流れを拡散させる拡散板36が設けられている。この拡散板36を設けることによって、原水供給路6から流出した飲料水が、冷水タンク2内の空気中のオゾン(空気殺菌チャンバ32から冷水タンク2内に流入したもの)と広い面積で触れるようにし、冷水タンク2内に流入する飲料水の衛生を高めている。
吸気路12の原水容器4とは反対側の端部には、オゾン発生装置37が接続されている。オゾン発生装置37は、入口と出口を有する中空のケース38と、そのケース38内に設けられたオゾン発生体39とからなる。ケース38の入口は空気導入路31に接続され、ケース38の出口は吸気路12に接続されている。オゾン発生体39は、空気殺菌チャンバ32のオゾン発生体35と同様、空気中の酸素に紫外線を照射して酸素をオゾンに変化させる低圧水銀灯や、絶縁体で覆われた対向一対の電極間に交流電圧を負荷して電極間の酸素をオゾンに変化させる無声放電装置などを使用することができる。このオゾン発生装置37は、ポンプ13の作動に連動してオゾンを発生させるように動作する。
原水供給路6と吸気路12は、容器ホルダ5を支持するスライド台11のスライド操作を可能とし、かつ、オゾン発生装置37で発生したオゾンの通過を可能とするため、柔軟性および耐オゾン性をもつ材質で形成されている。このような原水供給路6と吸気路12としては、例えば、シリコンチューブ、フッ素樹脂チューブ、フッ素ゴムチューブを使用することができる。
上述したウォーターサーバーの使用例について、以下説明する。
図6に示すように、ウォーターサーバーを使用場所(一般家庭、オフィス、病院等)に設置するまでは、冷水タンク2と温水タンク3がいずれも空の状態となっている。このとき、図4に示すように、チェックバルブ20は、バルブスリーブ21内に飲料水が無いので、弁体22が自重で下方に移動して弁孔25が開いた状態となっており、これにより、空気がチェックバルブ20を下側(すなわち温水タンク3側)から上側(すなわち冷水タンク2側)に通過できるようになっている。
ウォーターサーバーを使用場所に設置した後、ウォーターサーバーに交換式の原水容器4を接続する。その後、ウォーターサーバーの電源を入れると、ポンプ13が作動し、原水容器4から冷水タンク2に飲料水が導入され、冷水タンク2内の水位が上昇する。冷水タンク2内の水位の上昇に伴い、冷水タンク2内で余剰となる空気は空気導入路31と空気殺菌チャンバ32とを順に介して外部に排出される。
そして、図7に示すように、冷水タンク2内の水位がバッフル板16の高さ(すなわち、タンク接続路7の冷水タンク2側の端部の高さ)を上回ると、冷水タンク2内の飲料水がタンク接続路7を通って温水タンク3に導入される。このとき、温水タンク3内の空気が、温水タンク3の上面近傍にあるタンク内配管7aの小穴30を通じてタンク接続路7内に流入し、タンク接続路7を通って冷水タンク2に排出される。すなわち、冷水タンク2内の飲料水がタンク接続路7を通って温水タンク3内の空気と入れ替わることにより、空の温水タンク3に飲料水が導入される。
ここで、空の温水タンク3に飲料水を導入するときに、温水タンク3内に流入する飲料水の量が、温水タンク3から流出する空気の量を上回ることにより、温水タンク3内の空気圧が上昇する場合がある。この場合、図8に示すように、チェックバルブ20のバルブシート23に連通路26が存在しないと、下側(すなわち温水タンク3側)の圧力でチェックバルブ20の弁体22がバルブシート23に密着した状態に保持され、冷水タンク2から温水タンク3への飲料水の流入が止まってしまう可能性がある。また、弁体22とバルブスリーブ21の隙間に入り込んだ水の表面張力によっても、弁体22がバルブシート23に密着した状態に保持される可能性がある。
これに対し、図9に示すように、チェックバルブ20のバルブシート23に連通路26を設けておくと、空の温水タンク3に飲料水を導入するときに、温水タンク3内の空気圧が上昇しても、温水タンク3側の圧力は、連通路26を介して冷水タンク2側に逃がされる。そのため、チェックバルブ20の弁体22がバルブシート23に密着するのが防止され、温水タンク3内に安定して飲料水を導入することが可能となる。
その後、図1に示すように、冷水タンク2内の水位があらかじめ設定された上限水位に達すると、ポンプ13が停止する。続いて、冷水タンク2内の飲料水が、冷却装置15で冷却されて低温に保持される。また、温水タンク3内の飲料水が、加熱装置27で加熱されて高温に保持される。ここで、温水タンク3内に満たされた飲料水は、加熱装置27で加熱されて常温の状態から高温の状態に変化するときに熱膨張するが、このとき、温水タンク3側の圧力がチェックバルブ20の連通路26を介して冷水タンク2側に逃がされるので、飲料水の熱膨張による温水タンク3の亀裂や変形が生じない。
冷水タンク2の下方に配置された温水タンク3内の飲料水の温度は、低温タンク内の飲料水の温度よりも高い。そのため、冷水タンク2と温水タンク3の間を接続するタンク接続路7内で飲料水の対流が生じる。このタンク接続路7にチェックバルブ20が存在しないと、タンク接続路7内の飲料水の対流によって、温水タンク3内の飲料水が冷水タンク2に流入する可能性がある。
これに対し、図1、図2に示すように、タンク接続路7の途中に、温水タンク3側から冷水タンク2側への飲料水の流れを規制するチェックバルブ20を設けると、タンク接続路7内の対流で温水タンク3内の飲料水が冷水タンク2に流入するのを防止して、冷水タンク2および温水タンク3でのエネルギーロスを防止することができる。なお、弁体22が弁孔25を閉じた状態でも、バルブシート23に設けられた連通路26を介して、バルブシート23よりも冷水タンク2側の領域とバルブシート23よりも温水タンク3側の領域とが連通しているが、この連通路26の流路面積は、タンク接続路7の流路面積に比べて十分に小さいので、温水タンク3内の飲料水は冷水タンク2にほとんど流入しない。
その後、ウォーターサーバーの使用者が、冷水コック19を操作して、冷水タンク2内の低温の飲料水をカップ等に注出すると、冷水タンク2内の水位が下がる。また、温水コック29を操作して、温水タンク3内の高温の飲料水をカップ等に注出しても、その飲料水と同量の飲料水が、タンク接続路7を通って冷水タンク2から温水タンク3に導入されるので、冷水タンク2内の水位が下がる。そして、冷水タンク2内の水位があらかじめ設定された下限水位を下回ったことを水位センサ17が検出すると、図10に示すように、ポンプ13が作動して、原水容器4の飲料水を冷水タンク2に供給する。このとき、ポンプ13の作動に連動して、オゾン発生装置37でオゾンを発生させる。
ここで、ポンプ13が作動しているとき、図1に示すように、原水容器4内の残水量が多い段階では、原水容器4内の飲料水の減少に伴い、大気圧によって原水容器4が収縮する。そのため、吸気路12から原水容器4内への空気の流入は生じない。
一方、図10に示すように、原水容器4内の残水量が少なくなった段階では、原水容器4の収縮が進んで剛性を生じ、それ以上の収縮を生じにくくなっているので、ポンプ13が作動しているとき、原水容器4内の減圧によって吸気路12から原水容器4内に空気が流入する。このとき、オゾン発生装置37でオゾンが発生しているので、そのオゾンが吸気路12とジョイント部材11を順に通過して原水容器4内に流入し、吸気路12の内部およびジョイント部材11の内部がオゾン殺菌される。
さらに、図11に示すように、ポンプ13が作動した状態で、原水供給路6内の飲料水が無くなったことを流量センサ14が検知したときは、その時点から所定時間、ポンプ13とオゾン発生装置37が継続して作動する。このとき、オゾン発生装置37で発生したオゾンは、吸気路12とジョイント部材11を順に通って原水容器4の下部に入り、更に、原水容器4の下部からジョイント部材11、原水供給路6を順に通って冷水タンク2内に流入する。これにより、吸気路12の内部、ジョイント部材11の内部、原水供給路6の内部がオゾン殺菌される。
以上のように、このウォーターサーバーを使用すると、チェックバルブ20のバルブスリーブ21内に飲料水が無いときは、チェックバルブ20の弁体22が自重で下方に移動して弁孔25が開くので、空気がチェックバルブ20を温水タンク3側から冷水タンク2側に通過することが許容される。そのため、空の温水タンク3に飲料水を導入するときに、タンク接続路7を通って温水タンク3内の空気を冷水タンク2に排出することが可能であり、この結果、温水コック29が閉じたままでも、冷水タンク2内の飲料水がタンク接続路7を通って温水タンク3に導入され、温水タンク3の空焚きを防止することができる。
一方、チェックバルブ20のバルブスリーブ21内が飲料水で満たされたときは、チェックバルブ20の弁体22が浮力で上方に移動し、弁孔25が閉じた状態となる。そのため、温水タンク3が高温の飲料水で満たされた状態のときに、タンク接続路7内の対流で温水タンク3内の飲料水が冷水タンク2に流入するのを防止することができる。
また、このウォーターサーバーは、チェックバルブ20に連通路26が設けられているので、空の温水タンク3に飲料水を導入するときに、チェックバルブ20の弁体22がバルブシート23に密着するのを防止して、温水タンク3内に安定して飲料水を導入することができる。
また、このウォーターサーバーは、タンク内配管7aの温水タンク3の上面近傍にタンク内配管7aの内外を連通する小穴30が設けられているので、空の温水タンク3に飲料水を導入する過程で温水タンク3内の水位が高くなったときにも、タンク接続路7を通って温水タンク3内の空気を円滑に排出することが可能である。
また、このウォーターサーバーは、ポンプ13の作動に連動してオゾン発生装置37がオゾンを発生するので、吸気路12から原水容器4内に空気が流入するときに、オゾン発生装置37で発生したオゾンが吸気路12を流れ、吸気路12の内部がオゾン殺菌される。そのため、吸気路12内での雑菌の繁殖が防止され、衛生的である。
また、このウォーターサーバーは、原水容器4内に飲料水が無くなったときに、ポンプ13が継続して作動し、吸気路12および原水供給路6内にオゾンを通過させる。そのため、交換式の原水容器4の飲料水を使い切るごとに、吸気路12と原水供給路6の両方の流路がオゾン殺菌され、衛生的である。
上記実施形態では、残水量の減少に伴って収縮する原水容器4を使用した例に挙げて説明したが、この発明は、図12に示すように、残水量が減少しても収縮しない原水容器4を使用するウォーターサーバーにも適用することができる。ここで、原水容器4の胴部9は、原水容器4の残水量が減少しても原水容器4が収縮しないように剛性をもって形成されている。このような剛性をもつ原水容器4は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂やポリカーボネート(PC)樹脂のブロー成形によって形成することができる。
また、上記実施形態では、弁体22が弁孔25を閉じた状態でバルブシート23の両側を連通する連通路26として、弁孔25から離れた位置に形成された上下方向の貫通孔を例に挙げて説明したが、図13、図14に示すように、連通路26として、弁孔25の周縁に形成した切欠きを採用してもよい。また、バルブスリーブ21の外周にバルブスリーブ21の上端から下端まで延びる溝を形成し、その溝を連通路26とすることも可能である。
また、図15に示すように、バルブスリーブ21内に飲料水が無い状態で、弁体22が自重で下方に移動してリテーナ24に接触するときの弁体22の位置(実線で示す位置)から、弁体22がバルブシート23に接触して弁孔25を閉じるときの弁体22の位置(鎖線で示す位置)までの弁体22の上下方向の移動量Sを、弁体22の直径よりも大きく設定することができる。
このようにすると、弁体22が自重で下がりきった状態から弁体22が弁孔25を閉じるまでの弁体22の移動量が長いので、冷水タンク2内の飲料水を、チェックバルブ20を通過して空の温水タンク3に導入するときに、弁体22がバルブシート23の位置まで上昇するのを防止することができる。そのため、空の温水タンク3に飲料水を導入するときに、チェックバルブ20の弁体22がバルブシート23に密着するのを防止して、温水タンク3内に安定して飲料水を導入することが可能となる。
また、上記実施形態では、冷水タンク2と、冷水タンク2の下方に位置する温水タンク3と、冷水タンク2と温水タンク3を接続するタンク接続路7とを有し、そのタンク接続路7にチェックバルブ20を設けた例(すなわち、温水タンク3の上方に位置する上部タンクが、冷水タンク2である例)を説明したが、この発明は、温水タンク3の上方に位置する上部タンクが、常温の飲料水を貯留するタンクであるウォーターサーバーにも適用することが可能である。例えば、交換式の原水容器4から飲料水を受け入れて貯留する常温タンクと、その常温タンクの下方に左右に並んで設けられた冷水タンク2および温水タンク3と、常温タンクと冷水タンク2を接続する冷水側のタンク接続路と、常温タンクと温水タンク3を接続する温水側のタンク接続路7とを有するウォーターサーバーに適用することができる。この場合、温水側のタンク接続路7に、温水タンク3から常温タンクへの飲料水の流れを規制するチェックバルブ20を設ける。
2 冷水タンク
3 温水タンク
7 タンク接続路
7a タンク内配管
20 チェックバルブ
21 バルブスリーブ
22 弁体
23 バルブシート
24 リテーナ
25 弁孔
26 連通路
27 加熱装置
30 小穴

Claims (4)

  1. 飲料水を収容する上部タンク(2)と、その上部タンク(2)の下方に位置する温水タンク(3)と、その温水タンク(3)内の飲料水を加熱する加熱装置(27)と、前記上部タンク(2)と温水タンク(3)を接続するタンク接続路(7)とを有し、
    そのタンク接続路(7)に、上部タンク(2)側から温水タンク(3)側への飲料水の流れを許容し、かつ、温水タンク(3)側から上部タンク(2)側への飲料水の流れを規制するチェックバルブ(20)を設けたウォーターサーバーにおいて、
    前記チェックバルブ(20)が、上下方向に延びる中空筒状のバルブスリーブ(21)と、そのバルブスリーブ(21)内に上下に移動可能に設けられた弁体(22)と、その弁体(22)の上方に設けられ、上下に貫通する弁孔(25)が形成されたバルブシート(23)とを有し、
    前記弁体(22)を飲料水よりも小さい比重をもつように形成し、
    前記バルブスリーブ(21)内に飲料水が無い状態では前記弁体(22)が自重で下方に移動して前記弁孔(25)を開き、
    前記バルブスリーブ(21)内が飲料水で満たされた状態では前記弁体(22)が浮力で上方に移動して前記弁孔(25)を閉じる
    ことを特徴とするウォーターサーバー。
  2. 前記チェックバルブ(20)に、前記弁体(22)が前記弁孔(25)を閉じた状態でバルブシート(23)よりも上部タンク(2)側の領域とバルブシート(23)よりも温水タンク(3)側の領域とを連通する連通路(26)を設けた請求項1に記載のウォーターサーバー。
  3. 前記弁体(22)の下方への移動ストロークを規制するリテーナ(24)を設け、前記弁体(22)を球形に形成し、その弁体(22)が前記リテーナ(24)に接触するときの弁体(22)の位置から、前記弁体(22)が前記弁孔(25)を閉じるときの弁体(22)の位置までの弁体(22)の移動量(S)を、弁体(22)の直径よりも大きく設定した請求項1または2に記載のウォーターサーバー。
  4. 前記タンク接続路(7)が、前記温水タンク(3)の上面から温水タンク(3)の内側を下方に延びて温水タンク(3)の底面の近傍で開口するタンク内配管(7a)を有し、そのタンク内配管(7a)の温水タンク(3)の上面近傍にタンク内配管(7a)の内外を連通する小穴(30)を設けた請求項1から3のいずれかに記載のウォーターサーバー。
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