JP5529314B1 - ウォーターサーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生面に優れ、かつ、殺菌運転時にも低温の飲料水を利用することが可能なウォーターサーバーを提供する。
【解決手段】冷水タンク2と、原水容器3と冷水タンク2の間を連通する原水汲出し管5と、ポンプ6と、冷水タンク2の側方に配置されたバッファタンク7と、バッファタンク7の空気層と冷水タンク2の間を連通するバッファタンク給水管8と、バッファタンク7の下方に配置された温水タンク9と、バッファタンク7と温水タンク9の間を連通する温水タンク給水管10と、原水汲出し管5に設けられた第1の三方弁13および第2の三方弁15と、第1の三方弁13とバッファタンク7の間を連通する第1の殺菌用配管14と、第2の三方弁15と温水タンク9の間を連通する第2の殺菌用配管16とを有する構成をウォーターサーバーに採用する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ミネラルウォーター等の飲料水を充填した交換式の原水容器から飲料水を供給するウォーターサーバーに関する。
従来、主にオフィスや病院などでウォーターサーバーが利用されてきたが、近年、水の安全や健康への関心の高まりから、一般家庭にもウォーターサーバーが普及しつつある。このようなウォーターサーバーとして、交換式の原水容器を筐体上面にセットし、その原水容器に充填された飲料水を、筐体内に収容した冷水タンクに重力落下させるようにしたものが一般に知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1のウォーターサーバーは、原水容器が筐体上面にセットされているので、原水容器を交換するときに、満水状態の原水容器を高く持ち上げる必要がある。しかし、満水状態の原水容器は、通常10〜12リットル程度の飲料水が収容されており、10kg以上の重量があるため、ウォーターサーバーのユーザー(特に女性や高齢者など)にとって、原水容器の交換作業は大変であった。
そこで、本願発明の発明者は、原水容器の交換作業を楽に行なうことができるようにするために、筐体下部に原水容器をセットするタイプのウォーターサーバーを検討した。
このウォーターサーバーは、図16に示すように、冷水タンク50と、冷水タンク50に補給するための飲料水が充填された交換式の原水容器51と、原水容器51と冷水タンク50の間を連通する原水汲出し管52と、原水汲出し管52の途中に設けられたポンプ53と、冷水タンク50の下方に配置された温水タンク54と、冷水タンク50内の飲料水をその自重で温水タンク54内に導入するタンク接続管55と、温水タンク54内の飲料水を加熱するヒーター56とを有する。冷水タンク50の内部には、冷水タンク50内の飲料水を上下に仕切るバッフル板57が設けられている。バッフル板57の中央には、タンク接続管55の上端が開口している。
冷水タンク50内の低温の飲料水は、冷水コック58の操作により、冷水タンク50の底面から延びる冷水注出管59を通って外部に注出される。このとき、冷水タンク50内の飲料水が減少する。そして、冷水タンク50内の水位が所定水位を下回ると、ポンプ53が駆動され、原水容器51の飲料水が原水汲出し管52を通って冷水タンク50に汲み出される。ここで、バッフル板57は、冷水タンク50の下部に溜まった低温の飲料水が、原水容器51から補給される常温の飲料水で攪拌されるのを防止している。そのため、冷水注出管59から注出される飲料水の温度を低温に保つことができる。
温水タンク54内の高温の飲料水は、温水コック60の操作により、温水タンク54の上面から延びる温水注出管61を通って外部に注出される。このとき、冷水タンク50内のバッフル板57よりも上方にある飲料水が、その自重によってタンク接続管55を通って温水タンク54内に導入される。ここで、冷水タンク50内のバッフル板57よりも上方にある飲料水は、温水タンク54内の飲料水を外部に押し出す役割を果たしている。また、冷水タンク50内のバッフル板57よりも上方にある飲料水は、バッフル板57よりも下方に溜まった飲料水に対して比較的温度が高いため、バッフル板57よりも上方にある飲料水を温水タンク54の給水に用いることで、冷水タンク50および温水タンク54でのエネルギーロスを抑えることが可能となっている。
特開2012−162318号公報
本願の発明者は、図16に示すウォーターサーバーを社内で試作評価したところ、衛生面において改良の余地があることが分かった。
すなわち、冷水タンク50内で冷却された低温の飲料水は、比重が大きいため、まず冷水タンク50の下部に溜まる。また、冷水タンク50内の飲料水はバッフル板57で上下に仕切られているため、上下に熱が伝わりにくい。そのため、冷水タンク50内のバッフル板57よりも上方にある飲料水は、完全に冷却されることがなく、比較的温度が高い。また、冷水タンク50と温水タンク54がタンク接続管55を介して接続されているため、温水タンク54内の高温の飲料水が、加熱膨張や対流によりタンク接続管55を通って冷水タンク50に侵入するおそれがあり、これによっても、冷水タンク50内のバッフル板57よりも上方にある飲料水は、温度が高くなりやすい。
そして、冷水タンク50内のバッフル板57よりも上方の領域において、何らかの要因でいったん飲料水の温度が上昇してしまうと、その飲料水を再び冷却して低温状態を保っても、冷水タンク50内で雑菌が繁殖する可能性が高くなることが分かった。
また、本願の発明者は、冷水タンク50での雑菌の繁殖を防止する方法として、温水タンク54内の高温の飲料水を利用して冷水タンク50の内部を殺菌することを検討したが、このようにすると、冷水タンク50を殺菌している間、ユーザーが低温の飲料水を利用することができず、不便である。また、冷水タンク50を殺菌している間、ユーザーが低温の飲料水を注出するつもりで冷水タンク50から飲料水を注出すると、殺菌運転中の高温の飲料水が注出されるので、ユーザーが火傷する危険もある。
この発明が解決しようとする課題は、衛生面に優れ、かつ、殺菌運転時にも低温の飲料水を利用することが可能なウォーターサーバーを提供することである。
本願の発明者は、上記課題を解決するために、冷水タンク内のバッフル板よりも上方の領域に相当する部分を冷水タンクから切り離して冷水タンクとは別個のバッファタンクとすれば、冷水タンク内の飲料水を安定して低温に保つことが可能となるため、冷水タンク内での雑菌の繁殖を防止することが可能となり、更に、温水タンク内の高温の飲料水を利用してバッファタンクの殺菌を行なうときに、冷水タンクを通らずに殺菌を行なうようにすれば、殺菌運転時にも冷水タンク内の低温の飲料水が利用可能となるという着想を得た。
この着想に基づいて、本願の発明者は、以下の構成をウォーターサーバーに採用したのである。
外部に注出するための低温の飲料水を収容する冷水タンクと、その冷水タンクに補給するための飲料水が充填された交換式の原水容器と、その原水容器と前記冷水タンクの間を連通する原水汲出し管と、その原水汲出し管の途中に設けられたポンプと、前記冷水タンクの側方に配置され、空気と飲料水を上下二層に収容するバッファタンクと、そのバッファタンクの空気層と前記冷水タンクの間を連通し、前記冷水タンク内の飲料水をバッファタンク内に導入するバッファタンク給水管と、そのバッファタンク給水管のバッファタンク側の端部をバッファタンク内の水位に応じて開閉するフロートバルブと、前記バッファタンクの下方に配置され、外部に注出するための高温の飲料水を収容する温水タンクと、前記バッファタンクと前記温水タンクの間を連通し、バッファタンク内の飲料水をその自重で温水タンク内に導入する温水タンク給水管と、前記温水タンク内の飲料水を加熱するヒーターと、前記原水汲出し管のうちの前記ポンプと前記冷水タンクの間の部分に設けられた第1の三方弁と、その第1の三方弁と前記バッファタンクの間を連通する第1の殺菌用配管と、前記原水汲出し管のうちの前記ポンプと前記原水容器の間の部分に設けられた第2の三方弁と、その第2の三方弁と前記温水タンクの間を連通する第2の殺菌用配管とを有し、
前記第1の三方弁は、前記ポンプと前記冷水タンクの間を連通しかつ前記ポンプと前記第1の殺菌用配管の間を遮断する通常流路と、前記ポンプと前記冷水タンクの間を遮断しかつ前記ポンプと前記第1の殺菌用配管の間を連通する殺菌流路との間で流路を切り換え可能に構成され、
前記第2の三方弁は、前記ポンプと前記原水容器の間を連通しかつ前記ポンプと前記第2の殺菌用配管の間を遮断する通常流路と、前記ポンプと前記原水容器の間を遮断しかつ前記ポンプと前記第2の殺菌用配管の間を連通する殺菌流路との間で流路を切り換え可能に構成されている。
このようにすると、温水タンク内の高温の飲料水を外部に注出するときに、冷水タンクとは別個のバッファタンク内の飲料水が、温水タンク内の飲料水を外部に押し出す役割を果たす。また、温水タンクと冷水タンクの間が、バッファタンクの空気層で遮断されているので、温水タンク内の高温の飲料水が、冷水タンク内の低温の飲料水に侵入しない。すなわち、冷水タンクと温水タンクの間にバッファタンクを設けたことにより、温水タンク内の飲料水を外部に押し出すための飲料水と、冷水タンク内の低温の飲料水とが切り離された状態となっている。そのため、冷水タンク内の飲料水を安定して低温に保つことが可能となり、冷水タンク内での雑菌の繁殖を防止することができる。更に、第1の三方弁と第2の三方弁の流路をいずれも殺菌流路に切り換えた状態で、ポンプを駆動することにより、温水タンク内の高温の飲料水を原水汲出し管およびバッファタンクに送り込み、原水汲出し管およびバッファタンクを殺菌することができる。このとき、温水タンク内の高温の飲料水は冷水タンクを通らないので、ユーザーは、殺菌運転時にも冷水タンク内の低温の飲料水が利用可能である。
前記バッファタンク給水管の冷水タンク側の端部は、冷水タンク内の飲料水の上層部分からバッファタンク給水管内に飲料水を導入するように、冷水タンク内の飲料水の上層部分に開口させると好ましい。
このようにすると、バッファタンクへの給水用の飲料水として、冷水タンク内の飲料水の上層部分が使用されるので、冷水タンク内の下部に溜まった低温の飲料水がバッファタンクに流出するのを防止することが可能となり、冷水タンク内の飲料水を効果的に低温に保つことができる。
前記第1の三方弁と前記第2の三方弁と前記ポンプと前記ヒーターとを制御する制御装置を更に設けることができる。
このとき制御装置は、
通常運転時には、前記第1の三方弁および前記第2の三方弁の流路を通常流路に切り換えた状態で、前記冷水タンク内の水位が予め設定された下限水位を下回ったときに前記ポンプを駆動して冷水タンク内の水位を上昇させる水位制御と、前記温水タンク内の温度が予め設定された下限温度よりも低くなったときに前記ヒーターをONにして温水タンク内の温度を上昇させるヒーター制御とを行ない、
殺菌運転時には、前記水位制御を中止して、前記第1の三方弁および前記第2の三方弁の流路を殺菌流路に切り換えた状態で前記ポンプを駆動する水循環制御と、前記ヒーター制御とを並行して行なうものを採用することができる。
このようにすると、殺菌運転時には、原水汲出し管および前記バッファタンクを通って飲料水が循環するとともに、この循環する飲料水の温度が上昇するので、高温の飲料水で原水汲出し管および前記バッファタンクを確実に殺菌することが可能となる。また、殺菌運転時には水位制御を中止するので、ユーザーが冷水タンク内の低温の飲料水を外部に注出して冷水タンク内の水位が低下しても、原水汲出し管を通って循環する高温の飲料水が冷水タンク内に供給される事態を防止することができ、冷水タンク内の飲料水を低温に保つことが可能となる。
さらに、前記水循環制御におけるポンプの駆動方法として、前記ポンプを所定時間だけ連続して駆動する動作と、前記ヒーター制御により前記温水タンク内の温度が所定の高温に上昇するまで前記ポンプを停止状態に保持する動作とを交互に繰り返す間欠駆動を採用すると好ましい。
すなわち、ポンプの駆動方法として、殺菌運転を開始してから殺菌運転を終了するまでの間、ポンプを停止させずに連続して駆動させる方法を採用することも可能であるが、このようにした場合、循環する飲料水の温度が殺菌温度に上昇していない間も絶え間なくポンプが回転しているため、1回の殺菌運転に要するポンプの総回転数が大きくなり、ポンプの寿命確保の観点から殺菌運転の頻度を抑える必要が生じる可能性がある(例えば、1週間に1回以下というような回数制限が必要となる可能性がある)。そこで、上記のように、殺菌運転時には、ポンプを所定時間だけ連続して駆動する動作と、ヒーター制御により温水タンク内の温度が所定の高温に上昇するまでポンプを停止状態に保持する動作とを交互に繰り返す間欠駆動によりポンプを駆動するようにすると好ましい。このようにすると、ポンプが停止した状態で温水タンク内の飲料水の温度を上昇させ、その温度が所定の高温に上昇した時だけポンプを駆動するので、循環する飲料水の温度を殺菌温度に上昇させるのに要するポンプの総回転数が小さくなり、1回の殺菌運転に要するポンプの総回転数を抑えることができる。そのため、殺菌運転の頻度を高めても(例えば1日に1回程度としても)、ポンプの寿命を確保することが可能となる。
また、前記制御装置は、殺菌運転時に前記ポンプを駆動するときのポンプの回転速度が、通常運転時に前記ポンプを駆動するときのポンプの回転速度よりも低速となるように前記ポンプを駆動するようにすると好ましい。このようにすると、殺菌運転時のポンプの駆動音を低減することが可能であり、深夜に行なうことが想定される殺菌運転時の静粛性を確保することができる。
前記第2の殺菌用配管の温水タンク側の端部を前記温水タンクの上面に接続し、
前記制御装置は、空の温水タンクに給水するときに、前記第1の三方弁および前記第2の三方弁の流路を通常流路に切り換えた状態で前記ヒーターをOFFにしたまま前記水位制御を行なう原水汲上げ動作と、前記第1の三方弁および前記第2の三方弁の流路を殺菌流路に切り換えた状態で前記ヒーターをOFFにしたまま前記ポンプを駆動する非加熱循環動作とを交互に行なうように構成することができる。
このようにすると、空の温水タンクに給水するとき(例えば、新品のサーバーに飲料水を最初に導入するときや、メンテナンスのために飲料水を抜き去った既設のサーバーに再び飲料水を導入するとき)に、温水タンクへの給水を確実に行なうことが可能となり、ヒーターの空焚きを防止することができる。
すなわち、空の温水タンクに給水するとき、温水タンクに導入される飲料水と同量の空気を温水タンクから排出する必要があり、この空気の排出が円滑になされないと、温水タンクに飲料水を導入することができない。そのため、バッファタンクに給水しても、バッファタンクから温水タンクに飲料水がなかなか移動しないという問題がある。そして、温水タンク内の水位が上がらないままヒーターがONになると、ヒーターが空焚き状態となる。ヒーターがいったん空焚き状態となると、その後、温水タンクが飲料水で満たされたときに、飲料水に異臭がついたり、飲料水の味が悪くなったりする問題が生じる。
そこで、上記のように、空の温水タンクに給水するときは、前記第1の三方弁および前記第2の三方弁の流路を通常流路に切り換えた状態で前記ヒーターをOFFにしたまま前記水位制御を行なう原水汲上げ動作と、前記第1の三方弁および前記第2の三方弁の流路を殺菌流路に切り換えた状態で前記ヒーターをOFFにしたまま前記ポンプを駆動する非加熱循環動作とを交互に行なうように構成すると好ましい。これにより、原水汲上げ動作を行なっているときは、原水容器から冷水タンクに飲料水が汲み上げられ、冷水タンク内の水位が上昇するので、冷水タンク内の飲料水がバッファタンク給水管を通ってバッファタンクに導入される。また、非加熱循環動作を行なっているときは、温水タンクの上部に溜まった空気が第2の殺菌用配管から排出されるので、少なくともその排出された空気と同量の飲料水がバッファタンクから温水タンクに移動する。このように、原水汲上げ動作による飲料水の汲み上げと、非加熱循環動作によるバッファタンクから温水タンクへの飲料水の移動とが交互に行なわれ、その結果、温水タンクへの給水を確実に行なうことができる。
更に、前記制御装置は、前記非加熱循環動作を行なった直後の前記冷水タンク内の水位が前記下限水位以上であると判定したときに、前記ヒーターをONにするように構成することができる。このようにすると、ヒーターが空焚きとならないタイミングで自動的にヒーターをONにすることが可能となる。
前記温水タンク内の高温の飲料水を外部に注出する温水注出管の温水タンク側の端部を、温水タンクの上面から下方に間隔をあけた位置に開口させ、前記第2の殺菌用配管の温水タンク側の端部を、前記温水注出管の温水タンク側の端部の開口位置よりも上方位置に開口させると好ましい。
このようにすると、ユーザーが温水タンク内の高温の飲料水を注出するときに、温水注出管から高温の空気が噴き出すのを防止することができる。
すなわち、温水タンク内の飲料水をヒーターが加熱したときに、飲料水の温度が上昇するに伴って飲料水に溶け込んでいた空気が析出し、温水タンク内に溜まることがある。そして、この温水タンク内に溜まった空気が、温水タンク内の飲料水を注出するときに、温水注出管から噴き出すおそれがある。そこで、上記のように、温水注出管の温水タンク側の端部を、温水タンクの上面から下方に間隔をあけた位置に開口させ、前記第2の殺菌用配管の温水タンク側の端部を、前記温水注出管の温水タンク側の端部の開口位置よりも上方位置に開口させると好ましい。このようにすると、温水注出管の温水タンク側の端部が、温水タンクの上面から下方に間隔をあけた位置に開口しているので、温水タンクの上面に沿って溜まった空気が温水注出管に導入されにくくなる。また、温水タンクの上面に沿って溜まった空気は、殺菌運転時に第2の殺菌用配管を通って温水タンクから排出される。したがって、ユーザーが温水タンク内の高温の飲料水を注出するときに、温水注出管から高温の空気が噴き出すのを防止することができる。
この発明のウォーターサーバーは、冷水タンクと温水タンクの間にバッファタンクを設けたことにより、温水タンク内の飲料水を外部に押し出すための飲料水と、冷水タンク内の低温の飲料水とが切り離された状態となっている。そのため、冷水タンク内の飲料水を安定して低温に保つことが可能であり、冷水タンク内での雑菌の繁殖を防止することができる。また、第1の三方弁と第2の三方弁の流路をいずれも殺菌流路に切り換えた状態でポンプを駆動することにより、温水タンク内の高温の飲料水を原水汲出し管およびバッファタンクに送り込み、原水汲出し管およびバッファタンクを殺菌することができる。このように、この発明のウォーターサーバーは、冷水タンク内の飲料水を低温に保つことで冷水タンク内での雑菌の繁殖を防止することができると同時に、原水容器から汲み出された比較的温度の高い飲料水に触れる原水汲出し管およびバッファタンクを高温の飲料水で殺菌することができるので、衛生面に優れている。また、温水タンク内の高温の飲料水を利用して原水汲出し管およびバッファタンクを殺菌するとき、その飲料水は冷水タンクを通らないので、ユーザーは、殺菌運転時にも冷水タンク内の低温の飲料水が利用可能である。
この発明の実施形態のウォーターサーバーの通常運転時の状態を示す断面図 図1のウォーターサーバーの殺菌運転時の状態を示す断面図 図1のウォーターサーバーの新品の状態(冷水タンク、温水タンク、バッファタンクがいずれも空の状態)を示す断面図 図3のウォーターサーバーに原水容器をセットし、原水汲上げ動作を行なっているときの状態を示す断面図 図4の原水汲上げ動作を行なった後に、非加熱循環動作を行なっているときの状態を示す断面図 図1に示す冷水タンクから低温の飲料水を注出している状態を示す断面図 図1に示す温水タンクから高温の飲料水を注出している状態を示す断面図 図1に示す容器ホルダーを筐体から引き出した状態を示す容器ホルダー近傍の断面図 (a)は、図7に示す案内板の近傍の拡大断面図、(b)は、(a)のB−B線に沿った断面図 図1に示すヒーターで温水タンク内の飲料水を加熱したときに、飲料水に溶け込んでいた空気が析出して気泡となって、温水タンクの上部に溜まった状態を示す拡大断面図 図1のウォーターサーバーの制御装置を示すブロック図 図11に示す制御装置による冷水タンクの水位制御を示すフロー図 図11に示す制御装置による温水タンクのヒーター制御を示すフロー図 図11に示す制御装置による水循環制御を示すフロー図 図11に示す制御装置により空の温水タンクへの給水を行なうときの制御を示すフロー図 本願の発明者が社内で試作評価した参考例のウォーターサーバーを示す断面図
図1に、この発明の実施形態のウォーターサーバーを示す。このウォーターサーバーは、筐体1と、筐体1の外部に注出するための低温の飲料水を収容する冷水タンク2と、冷水タンク2に補給するための飲料水が充填された交換式の原水容器3と、原水容器3を支持する容器ホルダー4と、原水容器3と冷水タンク2の間を連通する原水汲出し管5と、原水汲出し管5の途中に設けられたポンプ6と、冷水タンク2の側方に配置されたバッファタンク7と、冷水タンク2内の飲料水をバッファタンク7内に導入するバッファタンク給水管8と、筐体1の外部に注出するための高温の飲料水を収容する温水タンク9と、バッファタンク7と温水タンク9の間を連通する温水タンク給水管10とを有する。
原水汲出し管5の上流側の端部には、原水容器3の水出口11に着脱可能に接続されるジョイント部5aが設けられている。原水汲出し管5の下流側の端部は冷水タンク2に接続されている。この原水汲出し管5は、ジョイント部5aよりも低い位置を通るように、ジョイント部5aから下方に延び出した後、上方に向きを変えるように設けられている。そして、原水汲出し管5のジョイント部5aよりも低い部分にポンプ6が配置されている。
ポンプ6は、原水汲出し管5内の飲料水を原水容器3側から冷水タンク2側に移送し、この原水汲出し管5を通じて原水容器3から飲料水を汲み出す。ポンプ6としては、例えばダイヤフラムポンプを用いることができる。ダイヤフラムポンプは、往復動する図示しないダイヤフラムと、このダイヤフラムの往復動により容積が増減するポンプ室と、このポンプ室に設けられた吸入口および吐出口と、ポンプ室内に流入する方向の流れのみを許容するように吸入口に設けられた吸入側チェックバルブと、ポンプ室から流出する方向の流れのみを許容するように吐出口に設けられた吐出側チェックバルブとを有し、ダイヤフラムの往動によりポンプ室の容積が増加するときに吸入口から飲料水を吸入し、ダイヤフラムの復動によりポンプ室の容積が減少するときに吐出口から飲料水を吐出するものである。
また、ポンプ6としてギヤポンプを用いることも可能である。ギヤポンプは、図示しないケーシングと、このケーシング内に収容された互いに噛み合う一対のギヤと、この一対のギヤの噛み合い部分を介して区画されたケーシング内の吸入室および吐出室とを有し、各ギヤの歯溝とケーシングの内面との間に閉じ込められた飲料水を、ギヤの回転により吸入室側から吐出室側に移送するものである。
原水汲出し管5のポンプ6の吐出側には、流量センサ12が設けられている。流量センサ12は、ポンプ6の駆動時に原水汲出し管5内の飲料水の流れが無くなると、その状態を検知する。このとき、筐体1の正面に配置された図示しない容器交換ランプが点灯し、原水容器3の交換時期であることをユーザーに知らせる。
原水汲出し管5のうちポンプ6と冷水タンク2の間の部分(好ましくは原水汲出し管5の冷水タンク2側の端部)には、第1の三方弁13が設けられている。図では、冷水タンク2から離れた位置に第1の三方弁13を配置しているが、第1の三方弁13は、冷水タンク2に直接接続してもよい。この第1の三方弁13には、第1の三方弁13とバッファタンク7の間を連通する第1の殺菌用配管14が接続されている。第1の殺菌用配管14のバッファタンク7側の端部は、バッファタンク7の上面7aに接続されている。
第1の三方弁13は、ポンプ6と冷水タンク2の間を連通しかつポンプ6と第1の殺菌用配管14の間を遮断する通常流路(図1参照)と、ポンプ6と冷水タンク2の間を遮断しかつポンプ6と第1の殺菌用配管14の間を連通する殺菌流路(図2参照)との間で流路を切り替えることができるように構成されている。ここで、第1の三方弁13は、通電することで通常流路から殺菌流路に切り替わり、通電を解除することで殺菌流路から通常流路に切り替わる電磁弁を採用している。
原水汲出し管5のうちのポンプ6と原水容器3の間の部分(好ましくは原水汲出し管5の原水容器3側の端部)には、第2の三方弁15が設けられている。図では、ジョイント部5aから離れた位置に第2の三方弁15を配置しているが、第2の三方弁15は、ジョイント部5aに直接接続してもよい。この第2の三方弁15には、第2の三方弁15と温水タンク9の間を連通する第2の殺菌用配管16が接続されている。第2の殺菌用配管16の温水タンク9側の端部16aは、温水タンク9の上面9aに接続されている。
第2の三方弁15は、ポンプ6と原水容器3の間を連通しかつポンプ6と第2の殺菌用配管16の間を遮断する通常流路(図1参照)と、ポンプ6と原水容器3の間を遮断しかつポンプ6と第2の殺菌用配管16の間を連通する殺菌流路(図2参照)との間で流路を切り換え可能に構成されている。ここで、第2の三方弁15は、第1の三方弁13と同様に、通電することで通常流路から殺菌流路に切り替わり、通電を解除することで殺菌流路から通常流路に切り替わる電磁弁を採用している。
図では、第1の三方弁13と第2の三方弁15をそれぞれ単一の弁で構成した例を示しているが、複数の二方弁を組み合わせて同一の作用をもつ三方弁を構成してもよい。
冷水タンク2は、空気と飲料水を上下二層に収容している。冷水タンク2には、冷水タンク2内に収容された飲料水を冷却する冷却装置17が取り付けられている。冷却装置17は、冷水タンク2の下部外周に配置され、冷水タンク2内の飲料水を低温(5℃程度)に保つようになっている。
冷水タンク2には、冷水タンク2内に溜まった飲料水の水位を検知する水位センサ18が取り付けられている。この水位センサ18で検知される水位が下がると、その水位の低下に応じてポンプ6が作動し、原水容器3から冷水タンク2に飲料水が汲み上げられる。
図9(a)、(b)に示すように、冷水タンク2の内部には、原水容器3から冷水タンク2に飲料水が汲み上げられるときに、原水汲出し管5から冷水タンク2内に流れ込む鉛直方向の飲料水の流れを水平方向の流れに変える案内板19が設けられている。案内板19は、冷水タンク2の下部に溜まった低温の飲料水が、原水汲出し管5から冷水タンク2内に流れ込む常温の飲料水で攪拌されるのを防止する。また、図9(a)に示すように、この案内板19には、バッファタンク給水管8の冷水タンク2側の端部よりも僅かに低い位置から、原水汲出し管5の冷水タンク2側の端部に向かって次第に高くなる傾斜が設けられ、この傾斜によって、原水汲出し管5から冷水タンク2内に流れ込む飲料水の流れがバッファタンク給水管8に向かう方向の流れに変わるようになっている。
図1に示すように、冷水タンク2の底面には、冷水タンク2内の低温の飲料水を外部に注出する冷水注出管20が接続されている。冷水注出管20には、筐体1の外部から操作可能な冷水コック21が設けられ、この冷水コック21を開くことによって冷水タンク2から低温の飲料水をカップ等に注出できるようになっている。冷水タンク2の飲料水の容量は、原水容器3の容量よりも小さく、2〜4リットル程度である。また、冷水タンク2の底面から上面までの高さは170mm程度とされている。
冷水タンク2には、空気導入路22を介して空気殺菌チャンバ23が接続されている。空気殺菌チャンバ23は、空気取り入れ口24が形成された中空のケース25と、ケース25内に設けられたオゾン発生体26とからなる。オゾン発生体26としては、例えば、空気中の酸素に紫外線を照射して酸素をオゾンに変化させる低圧水銀灯や、絶縁体で覆われた対向一対の電極間に交流電圧を負荷して電極間の酸素をオゾンに変化させる無声放電装置などを使用することができる。この空気殺菌チャンバ23は、一定時間ごとにオゾン発生体26に通電してオゾンを発生することにより、常時、ケース25内にオゾンが溜まった状態となっている。
空気導入路22は、冷水タンク2内の水位の低下に応じて冷水タンク2内に空気を導入して冷水タンク2内を大気圧に保つ。また、このとき冷水タンク2内に導入される空気が、空気殺菌チャンバ23を通過してオゾン殺菌された空気なので、冷水タンク2内の空気は清浄に保たれる。
バッファタンク7は、空気と飲料水を上下二層に収容している。バッファタンク7の上面7aには通気管27が接続されている。通気管27は、バッファタンク7内の空気層と冷水タンク2内の空気層の間を連通することで、バッファタンク7内を大気圧に保っている。
バッファタンク給水管8は、バッファタンク7の空気層と冷水タンク2の間を連通している。バッファタンク給水管8の冷水タンク2側の端部は、冷水タンク2内の飲料水の上層部分からバッファタンク給水管8内に飲料水を導入するように、冷水タンク2内の飲料水の上層部分に開口している。これにより、バッファタンク7への給水用の飲料水として、冷水タンク2内の飲料水の上層部分が使用されるので、冷水タンク2内の下部に溜まった低温の飲料水がバッファタンク7に流出するのが防止され、冷水タンク2内の飲料水が効果的に低温に保たれるようになっている。
バッファタンク給水管8のバッファタンク7側の端部は、バッファタンク7の上面7aに接続されている。また、バッファタンク給水管8のバッファタンク7側の端部には、バッファタンク7内の水位に応じて開閉するフロートバルブ28が設けられている。このフロートバルブ28は、バッファタンク7内の水位が一定水位よりも下がったときに流路を開き、バッファタンク7内の水位が一定水位に達したときに流路を閉じる。ここで、バッファタンク7内の水位がフロートバルブ28によって一定水位に保たれているとき、バッファタンク7内の水面の位置は、冷水タンク2内の水面の位置よりも低くなっている。
バッファタンク7の飲料水の容量は、温水タンク9の容量よりも小さく、0.2〜0.5リットル程度である。このようにバッファタンク7の飲料水の容量を小さく設定することにより、後述する殺菌運転時に必要とされるエネルギーを抑えることができる。バッファタンク7の底面7bは、中心に向かって次第に低くなる円錐状に形成され、この底面7bの中心に温水タンク給水管10が接続されている。温水タンク給水管10は、バッファタンク7の下方に配置された温水タンク9に接続している。バッファタンク7の底面7bを円錐状としたのは、後述する殺菌運転時に高温の飲料水をバッファタンク7の底面7bの外周隅部にも行き渡らせ、死角を生じさせないためである。
温水タンク9は、飲料水で完全に満たされた状態となっている。温水タンク9には、温水タンク9内の飲料水の温度を検知する温度センサ29と、温水タンク9内の飲料水を加熱するヒーター30が取り付けられている。温度センサ29で検知される温度に応じてヒーター30のON・OFFが切り換えられ、温水タンク9内の飲料水が高温(90℃程度)に保たれる。図では、ヒーター30にシースヒーターを採用した例を示しているが、バンドヒーターを採用することもできる。シースヒーターは、金属製のパイプの中に通電により発熱する発熱線を収容したものであり、温水タンク9の壁面を貫通して温水タンク9の内部を延びるように取り付けられる。バンドヒーターは、通電により発熱する発熱線が埋め込まれた円筒形の発熱体であり、温水タンク9の外周に密着して取り付けられる。
温水タンク9の上面9aには、温水タンク9内の上部に溜まった高温の飲料水を外部に注出する温水注出管31が接続されている。温水注出管31には、筐体1の外部から操作可能な温水コック32が設けられ、この温水コック32を開くことによって温水タンク9から高温の飲料水をカップ等に注出できるようになっている。温水タンク9から飲料水を注出すると、バッファタンク7内の飲料水がその自重で温水タンク給水管10を通って温水タンク9内に導入され、温水タンク9は常に満水状態に保たれる。温水タンク9の飲料水の容量は1〜2リットル程度である。
温水タンク給水管10は、温水タンク9の上面9aから温水タンク9の内部を下方に延びるタンク内配管33を有する。タンク内配管33の下端は、温水タンク9の底面近傍で開口している。タンク内配管33の温水タンク9の上面9a近傍には、タンク内配管33の内外を連通する小穴34が設けられている。
温水注出管31の温水タンク9側の端部31aは、温水タンク9の上面9aを貫通して温水タンク9内を下方に延び、温水タンク9の上面9aから下方に間隔をあけた位置(例えば、温水タンク9の上面9aから下方に5〜15mm程度の位置)に開口している。温水タンク給水管10のタンク内配管33の小穴34は、温水注出管31の温水タンク9側の端部31aの開口位置より上方位置で開口している。また、第2の殺菌用配管16の温水タンク9側の端部16aは、温水タンク給水管10のタンク内配管33の小穴34よりも上方位置で開口している。
温水タンク9の底面には、筐体1の外部に延びるドレン管35が接続されている。ドレン管35の出口はプラグ36で閉鎖されている。プラグ36にかえて開閉弁を設けてもよい。
図8に示すように、原水容器3は、中空筒状の胴部37と、その胴部37の一端に設けられた底部38と、胴部37の他端に肩部39を介して設けられた首部40とを有し、この首部40に水出口11が設けられている。原水容器3の胴部37は、残水量の減少に伴って収縮するように柔軟性をもたせて形成されている。原水容器3は、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)のブロー成形によって形成されている。原水容器3の容量は、満水状態で10〜20リットル程度である。
原水容器3として、水出口11を有する接続具を熱溶着などで接着した樹脂フィルム製の袋を段ボール箱等の箱体に収容したもの(いわゆるバッグインボックス)を採用してもよい。
容器ホルダー4は、筐体1内に原水容器3が収容される収容位置(図1の位置)と、筐体1から原水容器3が出る引出位置(図8の位置)との間を水平に移動可能に支持されている。ジョイント部5aは、図8に示すように、容器ホルダー4を引出位置に移動させたときに原水容器3の水出口11から切り離され、図1に示すように、容器ホルダー4を収容位置に移動させたときに原水容器3の水出口11に接続するように筐体1内に固定されている。
原水汲出し管5(ジョイント部5aの部分を除く)としては、シリコンチューブを用いることも可能であるが、シリコンは酸素の透過性をもつことから、シリコンを透過する空気中の酸素により原水汲出し管5で雑菌が繁殖しやすくなる問題がある。そこで、原水汲出し管5は、金属管(例えば、ステンレススチール管や銅管)を用いることができる。このようにすると、原水汲出し管5の管壁を空気が透過するのを防止して、原水汲出し管5での雑菌の繁殖を効果的に防止することが可能となる。また、殺菌運転時の耐熱性も確保することができる。原水汲出し管5としてポリエチレンチューブや耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管を用いても、原水汲出し管5の管壁を空気が透過するのを防止して、原水汲出し管5での雑菌の繁殖を防止することが可能である。
第1の三方弁13と第2の三方弁15とポンプ6とヒーター30は、図11に示す制御装置41によって制御される。制御装置41には、殺菌運転開始ボタン42からユーザーによるボタン操作の有無を示す信号、水位センサ18から冷水タンク2内に溜まった飲料水の水位を示す信号、温度センサ29から温水タンク9内の飲料水の温度を示す信号がそれぞれ入力される。また、制御装置41からは、ポンプ6を駆動するための制御信号、ヒーター30のON・OFFを切り換える制御信号、第1の三方弁13の流路を切り換える制御信号、第2の三方弁15の流路を切り換える制御信号が出力される。
殺菌運転開始ボタン42は、殺菌運転の開始を指示するボタンであり、ユーザーが殺菌運転開始ボタン42を操作すると、初回の殺菌運転が開始される。2回目以降の殺菌運転は、制御装置41に内蔵のタイマーで初回の殺菌運転を行なった時刻からの経過時間をカウントし、1日が経過する毎に自動で行なう。殺菌運転開始ボタン42は筐体1の正面に配置される。
この制御装置41の制御を説明する。
通常運転時には、図1に示すように、第1の三方弁13および第2の三方弁15の流路を通常流路に切り換えた状態で、冷水タンク2内の水位を一定範囲内に保つ水位制御と、温水タンク9内の飲料水の温度を高温に保つヒーター制御とを行なう。
冷水タンク2の水位制御は、例えば、図12に示すルーチンに従って行なう。冷水タンク2内の水位が予め設定された下限水位を下回ったときは、ポンプ6を駆動して原水容器3から冷水タンク2に飲料水を汲み上げ、冷水タンク2内の水位を上昇させる(ステップS10、S11)。そして、冷水タンク2内の水位が予め設定された上限水位に達したときは、ポンプ6を停止させる(ステップS12、S13)。
温水タンク9のヒーター制御は、例えば、図13に示すルーチンに従って行なう。温水タンク9内の温度が予め設定された下限温度(例えば85℃)よりも低くなったときは、ヒーター30をONにして温水タンク9内の温度を上昇させる(ステップS20、S21)。そして、温水タンク9内の温度が予め設定された上限温度(例えば90℃)に達したときは、ヒーター30をOFFにする(ステップS22、S23)。
一方、殺菌運転時には、水位制御を中止する。すなわち、殺菌運転を行なっている間に、冷水タンク2内の水位が、水位制御で設定された下限水位を下回っても、原水容器3から冷水タンク2への飲料水の汲み上げは行わない。そして、水位制御を中止したまま、原水汲出し管5およびバッファタンク7を通って飲料水を循環させる水循環制御と、上述した温水タンク9のヒーター制御とを並行して行なう。これにより、循環する飲料水の温度が殺菌温度(例えば80℃)に上昇する。そして、循環する飲料水の温度が殺菌温度に達した時点から、ヒーター制御と水循環制御を継続して所定時間(例えば10分)行なうことにより、原水汲出し管5およびバッファタンク7を含む循環経路を、殺菌温度以上の高温の飲料水で殺菌することができる。
水循環制御は、例えば、図14に示すルーチンに従って行なう。まず、第1の三方弁13および第2の三方弁15の流路を殺菌流路に切り換える(ステップS30)。次に、ポンプ6を駆動させる(ステップS31〜S33)。これにより、図2に示すように、温水タンク9の高温の飲料水が、第2の殺菌用配管16、第2の三方弁15、原水汲出し管5、第1の三方弁13、第1の殺菌用配管14、バッファタンク7、温水タンク給水管10を順に通って循環する。このとき、高温の飲料水は冷水タンク2を通らない。
ここで、水循環制御におけるポンプ6の駆動方法として、殺菌運転を開始してから殺菌運転を終了するまでの間、ポンプ6を停止させずに連続して駆動させる方法を採用することも可能であるが、このようにした場合、循環する飲料水の温度が殺菌温度に上昇していない間も絶え間なくポンプ6が回転しているため、1回の殺菌運転に要するポンプ6の総回転数が大きくなり、ポンプ6の寿命確保の観点から殺菌運転の頻度を抑える必要が生じる可能性がある(例えば、1週間に1回以下というような回数制限が必要となる可能性がある)。
そこで、図14に示すように、殺菌運転時には、ポンプ6を所定時間だけ連続して駆動する動作(ステップS31)と、ヒーター制御により温水タンク9内の温度が所定の高温に上昇するまでポンプ6を停止状態に保持する動作(ステップS32、S33)とを交互に繰り返す間欠駆動によりポンプ6を駆動する制御を行なう。これにより、ポンプ6が停止した状態で温水タンク9内の飲料水の温度を上昇させ、その温度が所定の高温に上昇した時だけポンプ6を駆動するので、循環する飲料水の温度を殺菌温度に上昇させるのに要するポンプ6の総回転数が小さくなり、1回の殺菌運転に要するポンプ6の総回転数を抑えることができる。そのため、殺菌運転の頻度を高めても(例えば1日に1回程度としても)、ポンプ6の寿命を確保することが可能である。
ここで、ステップS33の所定の高温は、少なくとも殺菌可能な温度(65℃)よりも高い温度(ただし、ヒーター制御の上限温度以下の温度)に設定される。このような所定の高温として、ヒーター制御の下限温度(例えば85℃)と同一の温度を採用すると好ましい。これにより、サーモスタットを温度センサ29に使用して上記ヒーター制御を行なったときに、サーモスタットのON、OFFを利用してポンプ6の動作(ステップS32、S33)を制御することが可能となる。所定の高温として、ヒーター制御の上限温度(例えば90℃)と同一の温度を採用することも可能である。
ポンプ6が間欠駆動するときに、1回の連続駆動(ステップS31)を行なう所定時間は、ポンプ6がバッファタンク7の容量に相当する飲料水を送り出す時間と同じか、それよりも長い時間とすることができる。これにより、ポンプ6が1回の連続駆動を行なう毎に、バッファタンク7内の飲料水を高温の飲料水に置換することができ、循環経路を効率的に殺菌温度に上昇させることができる。
また、制御装置41は、殺菌運転時にポンプ6を駆動するとき(すなわちステップS31のとき)のポンプ6の回転速度が、通常運転時にポンプ6を駆動するとき(すなわちステップS11)のポンプ6の回転速度よりも低速となるようにポンプ6を駆動する。これにより、殺菌運転時のポンプ6の駆動音を低減することが可能となり、深夜に行なうことが想定される殺菌運転時の静粛性を確保することができる。
上述したウォーターサーバーは、図3に示すように、空の温水タンク9に給水するとき(例えば、新品のサーバーに飲料水を最初に導入するときや、メンテナンスのために飲料水を抜き去った既設のサーバーに再び飲料水を導入するとき)に、温水タンク9が空の状態でヒーター30がONになること(いわゆる空焚き)を防止するため、図15に示すように、原水汲上げ動作(ステップS40)と非加熱循環動作(ステップS41)とを交互に行なう制御をする。
すなわち、図3に示すように空の温水タンク9に給水するとき、温水タンク9に導入される飲料水と同量の空気を温水タンク9から排出する必要があり、この空気の排出が円滑になされないと、温水タンク9に飲料水を導入することができない。そのため、バッファタンク7に給水しても、バッファタンク7から温水タンク9に飲料水がなかなか移動しないという問題がある。そして、温水タンク9内の水位が上がらないままヒーター30がONになると、ヒーター30が空焚き状態となる。ヒーター30がいったん空焚き状態となると、その後、温水タンク9が飲料水で満たされたときに、飲料水に異臭がついたり、飲料水の味が悪くなったりする問題が生じる。
そこで、このウォーターサーバーでは、空の温水タンク9に給水するときは、原水汲上げ動作(ステップS40)と非加熱循環動作(ステップS41)とを交互に行なう制御を行なう。この制御は、例えば、ウォーターサーバーに電源を投入してから最初に水位制御を行なう直前に行なう。
原水汲上げ動作(ステップS40)は、図4に示すように、第1の三方弁13および第2の三方弁15の流路を通常流路に切り換えた状態で、ヒーター30をOFFにしたまま、図12に示す水位制御を行なう動作である。この原水汲上げ動作を行なっているとき、原水容器3から冷水タンク2に飲料水が汲み上げられ、冷水タンク2内の水位が上昇するので、冷水タンク2内の飲料水がバッファタンク給水管8を通ってバッファタンク7に導入される。
非加熱循環動作(ステップS41)は、図5に示すように、第1の三方弁13および第2の三方弁15の流路を殺菌流路に切り換えた状態で、ヒーター30をOFFにしたまま、ポンプ6を予め設定した一定時間だけ駆動する動作である。この非加熱循環動作を行なっているとき、温水タンク9の上部に溜まった空気が第2の殺菌用配管16から排出されるので、少なくともその排出された空気と同量の飲料水がバッファタンク7から温水タンク9に移動する。
このように、原水汲上げ動作(ステップS40)による飲料水の汲み上げと、非加熱循環動作(ステップS41)によるバッファタンク7から温水タンク9への飲料水の移動とが交互に行なわれ、その結果、温水タンク9への給水を確実に行なうことができ、ヒーター30の空焚きを防止することができる。
更に、制御装置41は、非加熱循環動作を行なった直後に、そのときの冷水タンク2内の水位が、水位制御における下限水位以上であるか否かを判定し(ステップS42)、下限水位以上であると判定したときに、ヒーター30をONにする制御を行なう(ステップS43)。これにより、ヒーター30が空焚きとならないタイミングで自動的にヒーター30をONにすることが可能となっている。
その後、制御装置41は、通常運転時の制御に移行する。このとき、ウォーターサーバーは、図1に示すように、温水タンク9、バッファタンク7、冷水タンク2に飲料水が導入された状態である。
そして、図6に示すように、冷水コック21を操作すると、冷水タンク2内の低温の飲料水が、その自重で冷水注出管20を通って外部に注出される。このとき、冷水タンク2内の飲料水が減少する。そして、水位センサ18で検出される冷水タンク2内の水位が下限水位を下回ると、上述した水位制御によりポンプ6が駆動され、原水容器3の飲料水が原水汲出し管5を通って冷水タンク2に汲み上げられる。このとき、原水汲出し管5から冷水タンク2内に導入される飲料水の流れは、案内板19によって水平方向の流れに変えられるので、冷水タンク2の下部に溜まった冷水が攪拌されにくく、この結果、冷水タンク2内の飲料水を効率的に冷却することが可能となっている。
また、図7に示すように、温水コック32を操作すると、温水タンク9内の高温の飲料水が温水注出管31を通って外部に注出される。このとき、バッファタンク7内の飲料水が、その自重によって温水タンク給水管10を通って温水タンク9内に導入される。ここで、バッファタンク7内の飲料水は、温水タンク9内の飲料水を外部に押し出す役割を果たしている。バッファタンク7内の飲料水が温水タンク9内に導入されると、バッファタンク7内の水位が下がるので、フロートバルブ28が開き、冷水タンク2内の飲料水の上層部分からバッファタンク給水管8を通ってバッファタンク7内に飲料水が導入される。
ここで、冷水タンク2内の飲料水のうちバッファタンク給水管8よりも上方に溜まった飲料水は、バッファタンク7に導入するための飲料水を一時的に貯留するバッファの役割を果たしている。すなわち、冷水タンク2を介さずに、原水容器の飲料水をポンプ6でバッファタンク7に直接導入しようとすれば、バッファタンク7に導入する飲料水の流量を確保するために、ポンプ6のサイズを大型化する必要がある。これに対し、この実施形態のように、冷水タンク2からバッファタンク7に飲料水を導入するようにすれば、ポンプ6の吐出量が小さいときにも、バッファタンク7に導入する飲料水の流量を確保することができる。そのため、小型のポンプ6を採用することが可能となっている。なお、冷水タンク2はバッファタンク7よりも大きい水平断面積をもつように形成され、好ましくは、冷水タンク2の上層部分の水平断面積が、バッファタンク7の水平断面積の2倍以上となるように形成されている。
冷水タンク2からバッファタンク7に飲料水が導入されているとき、水位センサ18で検出される冷水タンク2内の水位が下限水位を下回ると、上述した水位制御によりポンプ6が駆動され、原水容器3の飲料水が原水汲出し管5を通って冷水タンク2に汲み上げられる。このとき、図9(a)、(b)に示すように、原水汲出し管5から冷水タンク2内に導入される飲料水の流れは、案内板19によってバッファタンク給水管8に向かう方向の流れに変わるので、原水汲出し管5から冷水タンク2内に導入された飲料水の大部分が、速やかにバッファタンク給水管8を通って冷水タンク2から流出する。この結果、冷水タンク2内の飲料水の低温を効果的に保持することが可能となっている。
バッファタンク7から温水タンク9に飲料水が導入されると、温水タンク9内の飲料水の温度が下がる。そして、温度センサ29で検出される温水タンク9内の温度が、ヒーター制御で設定された下限温度(例えば85℃)よりも低くなったとき、ヒーター30がONになり、温水タンク9内の飲料水が加熱される。
ところで、温水タンク9内の飲料水をヒーター30で加熱したとき、図10に示すように、飲料水の温度が上昇するに伴って飲料水に溶け込んでいた空気が析出して気泡となり、その気泡が温水タンク9内を上昇し、温水タンク9の上部に溜まって、空気層を形成することがある。
そこで、このウォーターサーバーは、ユーザーが温水タンク9内の飲料水を注出するときに、この温水タンク9内に溜まった空気が温水注出管31から噴き出すのを防止するため、上記のように、温水注出管31の温水タンク9側の端部31aを、温水タンク9の上面9aから下方に間隔をあけた位置に開口させるようにしている。これにより、温水タンク9の上面9aに沿って溜まった空気が、温水注出管31に導入されにくくなっている。
また、図10に示すように、温水タンク9内に溜まった空気の量が増加したときは、温水タンク9内の空気が、温水タンク給水管10のタンク内配管33の小穴34を通って排出される。そのため、小穴34の位置よりも下方には空気が溜まらない。そして、小穴34は、温水注出管31の温水タンク9側の端部31aの開口位置より上方位置で開口しているので、温水タンク9内の空気が温水注出管31に導入される事態を効果的に防止することが可能となっている。
また、第2の殺菌用配管16の温水タンク9側の端部16aが、温水タンク給水管10のタンク内配管33の小穴34よりも上方位置で開口しているため、温水タンク9の上面9aに沿って溜まった空気は、殺菌運転時に、第2の殺菌用配管16を通って温水タンク9から排出される。したがって、ユーザーが温水タンク9内の高温の飲料水を注出するときに、温水注出管31から高温の空気が噴き出すのを確実に防止することが可能となっている。
殺菌運転時は、図2に示すように、温水タンク9の高温の飲料水が、第2の殺菌用配管16、第2の三方弁15、原水汲出し管5、第1の三方弁13、第1の殺菌用配管14、バッファタンク7、温水タンク給水管10を順に通って循環し、循環経路が殺菌される。このとき、高温の飲料水は冷水タンク2を通らない。そして、ユーザーは、殺菌運転時にも冷水タンク2内の低温の飲料水を注出可能である。
この殺菌運転は、ユーザーが殺菌運転開始ボタン42を操作したときに行なわれる。また、2回目以降の殺菌運転は、制御装置41に内蔵のタイマーで初回の殺菌運転を行なった時刻からの経過時間をカウントし、1日が経過する毎に自動で行なわれる。また、殺菌運転開始ボタン42の操作がない場合には、ウォーターサーバーの電源を投入した直後から1日が経過する毎に自動で殺菌運転を行なうようにすることも可能である。
このウォーターサーバーは、温水タンク9と冷水タンク2の間が、バッファタンク7の空気層で遮断されているので、温水タンク9内の高温の飲料水が、冷水タンク2内の低温の飲料水に侵入しない。すなわち、冷水タンク2と温水タンク9の間にバッファタンク7を設けたことにより、温水タンク9内の飲料水を外部に押し出すための飲料水と、冷水タンク2内の低温の飲料水とが切り離された状態となっている。さらに、バッファタンク給水管8のバッファタンク7側の端部にフロートバルブ28が設けられているので、バッファタンク7から冷水タンク2への飲料水の逆流が確実に防止されている。そのため、冷水タンク2内の飲料水を安定して低温に保つことが可能であり、冷水タンク2内での雑菌の繁殖を防止することができる。
また、このウォーターサーバーは、第1の三方弁13と第2の三方弁15の流路をいずれも殺菌流路に切り換えた状態でポンプ6を駆動することにより、温水タンク9内の高温の飲料水を原水汲出し管5およびバッファタンク7に送り込み、原水汲出し管5およびバッファタンク7を殺菌することができる。さらに、殺菌運転時には水位制御を中止するので、ユーザーが冷水タンク2内の低温の飲料水を外部に注出して冷水タンク2内の水位が低下しても、原水汲出し管5を通って循環する高温の飲料水が冷水タンク2内に供給される事態を防止することができ、冷水タンク2内の飲料水を低温に保つことが可能である。
このように、このウォーターサーバーは、冷水タンク2内の飲料水を低温に保つことで冷水タンク2内での雑菌の繁殖を防止することができると同時に、原水容器3から汲み出された比較的温度の高い飲料水に触れる原水汲出し管5およびバッファタンク7を高温の飲料水で殺菌することができるので、衛生面に優れている。また、温水タンク9内の高温の飲料水を利用して原水汲出し管5およびバッファタンク7を殺菌するとき、その飲料水は冷水タンク2を通らないので、ユーザーは、殺菌運転時にも冷水タンク2内の低温の飲料水が利用可能である。
2 冷水タンク
3 原水容器
5 原水汲出し管
6 ポンプ
7 バッファタンク
8 バッファタンク給水管
9 温水タンク
9a 上面
10 温水タンク給水管
13 第1の三方弁
14 第1の殺菌用配管
15 第2の三方弁
16 第2の殺菌用配管
16a 端部
28 フロートバルブ
30 ヒーター
31 温水注出管
31a 端部
41 制御装置

Claims (8)

  1. 外部に注出するための低温の飲料水を収容する冷水タンク(2)と、その冷水タンク(2)に補給するための飲料水が充填された交換式の原水容器(3)と、その原水容器(3)と前記冷水タンク(2)の間を連通する原水汲出し管(5)と、その原水汲出し管(5)の途中に設けられたポンプ(6)と、前記冷水タンク(2)の側方に配置され、空気と飲料水を上下二層に収容するバッファタンク(7)と、そのバッファタンク(7)の空気層と前記冷水タンク(2)の間を連通し、前記冷水タンク(2)内の飲料水をバッファタンク(7)内に導入するバッファタンク給水管(8)と、そのバッファタンク給水管(8)のバッファタンク(7)側の端部をバッファタンク(7)内の水位に応じて開閉するフロートバルブ(28)と、前記バッファタンク(7)の下方に配置され、外部に注出するための高温の飲料水を収容する温水タンク(9)と、前記バッファタンク(7)と前記温水タンク(9)の間を連通し、バッファタンク(7)内の飲料水をその自重で温水タンク(9)内に導入する温水タンク給水管(10)と、前記温水タンク(9)内の飲料水を加熱するヒーター(30)と、前記原水汲出し管(5)のうちの前記ポンプ(6)と前記冷水タンク(2)の間の部分に設けられた第1の三方弁(13)と、その第1の三方弁(13)と前記バッファタンク(7)の間を連通する第1の殺菌用配管(14)と、前記原水汲出し管(5)のうちの前記ポンプ(6)と前記原水容器(3)の間の部分に設けられた第2の三方弁(15)と、その第2の三方弁(15)と前記温水タンク(9)の間を連通する第2の殺菌用配管(16)とを有し、
    前記第1の三方弁(13)は、前記ポンプ(6)と前記冷水タンク(2)の間を連通しかつ前記ポンプ(6)と前記第1の殺菌用配管(14)の間を遮断する通常流路と、前記ポンプ(6)と前記冷水タンク(2)の間を遮断しかつ前記ポンプ(6)と前記第1の殺菌用配管(14)の間を連通する殺菌流路との間で流路を切り換え可能に構成され、
    前記第2の三方弁(15)は、前記ポンプ(6)と前記原水容器(3)の間を連通しかつ前記ポンプ(6)と前記第2の殺菌用配管(16)の間を遮断する通常流路と、前記ポンプ(6)と前記原水容器(3)の間を遮断しかつ前記ポンプ(6)と前記第2の殺菌用配管(16)の間を連通する殺菌流路との間で流路を切り換え可能に構成されている
    ウォーターサーバー。
  2. 前記バッファタンク給水管(8)の冷水タンク(2)側の端部は、冷水タンク(2)内の飲料水の上層部分からバッファタンク給水管(8)内に飲料水を導入するように、冷水タンク(2)内の飲料水の上層部分に開口している請求項1に記載のウォーターサーバー。
  3. 前記第1の三方弁(13)と前記第2の三方弁(15)と前記ポンプ(6)と前記ヒーター(30)とを制御する制御装置(41)を更に有し、
    この制御装置(41)は、
    通常運転時には、前記第1の三方弁(13)および前記第2の三方弁(15)の流路を通常流路に切り換えた状態で、前記冷水タンク(2)内の水位が予め設定された下限水位を下回ったときに前記ポンプ(6)を駆動して冷水タンク(2)内の水位を上昇させる水位制御と、前記温水タンク(9)内の温度が予め設定された下限温度よりも低くなったときに前記ヒーター(30)をONにして温水タンク(9)内の温度を上昇させるヒーター制御とを行ない、
    殺菌運転時には、前記水位制御を中止して、前記第1の三方弁(13)および前記第2の三方弁(15)の流路を殺菌流路に切り換えた状態で前記ポンプ(6)を駆動する水循環制御と、前記ヒーター制御とを並行して行なう請求項2に記載のウォーターサーバー。
  4. 前記水循環制御におけるポンプ(6)の駆動方法が、前記ポンプ(6)を所定時間だけ連続して駆動する動作と、前記ヒーター制御により前記温水タンク(9)内の温度が所定の高温に上昇するまで前記ポンプ(6)を停止状態に保持する動作とを交互に繰り返す間欠駆動である請求項3に記載のウォーターサーバー。
  5. 前記制御装置(41)は、殺菌運転時に前記ポンプ(6)を駆動するときのポンプ(6)の回転速度が、通常運転時に前記ポンプ(6)を駆動するときのポンプ(6)の回転速度よりも低速となるように前記ポンプ(6)を駆動する請求項3または4に記載のウォーターサーバー。
  6. 前記第2の殺菌用配管(16)の温水タンク(9)側の端部(16a)を前記温水タンク(9)の上面(9a)に接続し、
    前記制御装置(41)は、空の温水タンク(9)に給水するときに、前記第1の三方弁(13)および前記第2の三方弁(15)の流路を通常流路に切り換えた状態で前記ヒーター(30)をOFFにしたまま前記水位制御を行なう原水汲上げ動作と、前記第1の三方弁(13)および前記第2の三方弁(15)の流路を殺菌流路に切り換えた状態で前記ヒーター(30)をOFFにしたまま前記ポンプ(6)を駆動する非加熱循環動作とを交互に行なう請求項3から5のいずれかに記載のウォーターサーバー。
  7. 前記制御装置(41)は、前記非加熱循環動作を行なった直後の前記冷水タンク(2)内の水位が前記下限水位以上であると判定したときに、前記ヒーター(30)をONにする請求項6に記載のウォーターサーバー。
  8. 前記温水タンク(9)内の高温の飲料水を外部に注出する温水注出管(31)を更に有し、その温水注出管(31)の温水タンク(9)側の端部(31a)を、温水タンク(9)の上面(9a)から下方に間隔をあけた位置に開口させ、前記第2の殺菌用配管(16)の温水タンク(9)側の端部(16a)を、前記温水注出管(31)の温水タンク(9)側の端部(31a)の開口位置よりも上方位置に開口させた請求項1から7のいずれかに記載のウォーターサーバー。
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