JP2016027004A - 2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法 - Google Patents

2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】調達の容易な原料を使用し、熱分解を伴う1回の反応で、新冷媒として有用なHFO−1234yfを十分に制御された状態で、かつ効率よく製造する経済的に有利な方法であって、HFO−1234yfとの蒸留分離が難しい副生物であるCTFEの生成を抑え、高純度のHFO−1234yfを得る方法を提供する。
【解決手段】熱媒体存在下、R40とTFEとを含む原料組成物から、熱分解を伴う合成反応によりHFO−1234yfを製造する方法であって、(a)前記R40と前記TFEを、予め混合して、または別々に反応器に供給し、該反応器内に所定の時間滞留させる工程と、(b)熱媒体を前記反応器に供給し、該反応器内で前記原料組成物と前記熱媒体とを接触させる工程を有し、工程(b)における前記反応器内の温度が400〜870℃である製造方法を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法に係り、特に、クロロメタンとテトラフルオロエチレンを含む原料組成物から、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造する方法に関する。
2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)は、温室効果ガスである1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134a)に代わる新しい冷媒として、近年大きな期待が寄せられている。なお、本明細書において、ハロゲン化炭化水素については、化合物名の後の括弧内にその化合物の略称を記すが、本明細書では必要に応じて化合物名に代えてその略称を用いる。
このようなHFO−1234yfの製造方法としては、例えば、1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(HCFC−225ca)を相間移動触媒の存在下にアルカリ水溶液で脱フッ化水素させて得られる1,1−ジクロロ−2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(CFO−1214ya)を合成原料とし、水素により還元して製造する方法が知られている。
しかし、このような方法では、多段階の反応を経るため設備コストが高くなるなどの問題があった。そのような問題を解決するため、クロロフルオロカーボン類を含む原料から熱分解を伴う1回の反応でHFO−1234yfを製造する方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、金属ハロゲン化物または金属酸化物を触媒としてハロゲン化メタンとテトラフルオロエチレン(TFE)との混合物を、反応器内で電気ヒータのような通常の加熱手段により0〜650℃の温度に加熱・分解して、HFO−1234yfを得る方法が提示されている。
また、特許文献2には、クロロメタンとテトラフルオロエチレン(TFE)またはクロロジフルオロメタンとの混合物を、反応器内で電気ヒータのような通常の加熱手段により700〜950℃の温度に加熱・分解して、HFO−1234yfを得る方法が提示されている。
しかしながら、特許文献1に示された方法では、触媒を用いる反応を採用しており、触媒の充填、調整など煩雑な製造準備が必要であることばかりでなく、高価な触媒を用いなければならず、また触媒との長時間の接触時間を必要とすることから工業的には不向きな面もある。
さらに、特許文献2に示された方法では、滞留時間の増加に伴って高沸物の生成や原料のカーボン化が起こり、反応器が閉塞するおそれがある。また、副生する酸分の影響から、特殊な耐腐食装置(例えば、プラチナでライニングされた反応管等)が必要であり、工業的な製造を考えた場合、現実的な方法とはいえなかった。また、特許文献2に示された方法では、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)のようなHFO−1234yfとの蒸留分離が難しい副生物の生成量が多くなり、高純度のHFO−1234yfを十分に高い収率で得ることができなかった。
国際公開第2010/001768号 米国特許第2931840号明細書
本発明は、上記観点からなされたものであり、調達の容易な原料を使用し、熱分解を伴う反応で、新冷媒として有用なHFO−1234yfを十分に制御された状態で、かつ効率よく製造する経済的に有利な方法を提供することを目的とする。また、HFO−1234yfとの蒸留分離が難しい副生物であるCTFEの生成を抑え、高純度のHFO−1234yfを得る方法を提供することを目的とする。
本発明は、熱媒体存在下、クロロメタン(R40)とテトラフルオロエチレン(TFE)とを含む原料組成物から、熱分解を伴う合成反応により2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)を製造する方法であって、(a)前記R40と前記TFEを、予め混合して、または別々に反応器に供給し、該反応器内に所定の時間滞留させる工程と、(b)熱媒体を前記反応器に供給し、該反応器内で前記原料組成物と前記熱媒体とを接触させる工程とを有し、工程(b)における前記反応器内の温度が400〜870℃であることを特徴とするHFO−1234yfの製造方法を提供する。
本発明の製造方法によれば、調達が容易なR40とTFEを原料として、中間生成物を反応系から取り出すことなく、そのまま反応させ、新冷媒として有用なHFO−1234yfを、十分に制御された状態で、かつ効率よく製造することができる。したがって、例えば、HCFC−225caを原料としてCFO−1214yaを経由してHFO−1234yfを製造する方法や高価な触媒を用いる製造方法に比べて、原料および製造設備に要するコストを大幅に低減することができる。
また、CTFEのような、HFO−1234yfとの蒸留分離が難しい副生物の生成が抑えられ、高純度のHFO−1234yfを得ることができる。
また、本発明の製造方法によれば、熱媒体を用いることで、製造(反応)条件の制御、特に温度条件の制御が容易であり、よって安定して定量的なHFO−1234yfの製造が可能となり経済的なメリットが大きい。またさらに、副生物をリサイクルして原料成分として使用することも可能であり、経済的な効果が大きい。
本発明の製造方法に使用する反応装置の一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
本発明は、原料として、クロロメタン(R40)とテトラフルオロエチレン(TFE)を含む組成物を用い、熱分解を伴う合成反応により、HFO−1234yfを製造する方法を提供する。そして、この製造方法は、
(a)前記R40と前記TFEを、予め混合してまたは別々に反応器に供給し、この反応器内に所定の時間滞留させる工程と、
(b)熱媒体を前記反応器に供給し、この反応器内で、前記(a)工程で反応器に供給されて所定の時間滞留する原料組成物と接触させる工程とを有し、
工程(b)における前記反応器内の温度を400〜870℃とする方法である。
本発明の製造方法は、連続式の製造方法であっても、バッチ式の製造方法であってもよい。連続式の製造方法において、R40とTFEを含有する原料組成物の反応器への供給と熱媒体の反応器への供給は、いずれも連続的に行われ、(a)工程と(b)工程とは同時に行われる。バッチ式の製造では、(a)工程における原料組成物の供給と(b)工程における熱媒体の供給とは、どちらが先であっても、あるいは同時であってもよい。すなわち、原料組成物と熱媒体のいずれか一方の供給の際に、反応器内に他方が供給されていない場合でも、先に供給された原料組成物または熱媒体の滞留中に、後から供給される成分が供給され、原料組成物と熱媒体とが反応器内で所定の時間接触すればよい。
本発明の製造方法は、製造効率の点で連続式の方法であるのが好ましい。以下、本発明の方法を連続式の製造に適用する実施形態について説明するが、これに限定されない。
<R40およびTFEによる合成反応>
本発明の製造方法において、例えば、原料組成物がR40およびTFEで構成される場合の反応器内におけるHFO−1234yfの生成反応を下記式(1)に示す。
Figure 2016027004
R40とTFEを含む原料組成物は、反応器内で熱分解、脱塩素化反応およびフッ素転移により、TFE、R40と中間体、例えば、ジフルオロカルベン(FC:、中間体1)、トリフルオロメチルフルオロカルベン(FC−FC:、中間体2)、メチルラジカル(HC・、中間体3)等を含む反応混合物を生成し、これらの反応混合物は、直接付加反応して、あるいは1種または2種以上の中間体を経て、テトラフルオロプロペン、特にHFO−1234yf等へと転化されると考えられる。
<原料組成物>
本発明のHFO−1234yfの製造に用いられる原料組成物は、R40とTFEを含む。
原料組成物におけるTFEに対するR40のモル比、すなわち、反応器に供給するTFEの供給量に対するR40の供給量のモル比(TFEの供給モル量、R40の供給モル量をそれぞれTFEおよびR40で表した場合の「R40/TFE」)は、0.01〜100の範囲とするのが好ましく、0.1〜20の範囲がより好ましく、0.4〜10の範囲が特に好ましい。R40/TFEを0.01〜100とすることにより、原料成分の転化率、特にR40の転化率を上げ、HFO−1234yfを効率よく製造することができる。なお、原料組成物および熱媒体を、反応器内を連続的に流通させて反応を行わせる本実施形態において、原料各成分および熱媒体の供給量は、単位時間当たりの供給量を示すものとする。
原料組成物は、これら2成分以外に、反応器内で熱媒体との接触により分解してジフルオロカルベン(FC:)を発生し得る含フッ素化合物、例えば、クロロジフルオロメタン(以下、R22という。)、ヘキサフルオロプロペン(以下、HFPという。)、トリフルオロエチレン、オクタフルオロシクロブタン(以下、RC318という。)、ヘキサフルオロプロペンオキサイド(以下、HFPOという。)を含有することができる。原料組成物にこのような反応器内で熱分解してFC:を発生しうる含フッ素化合物を用いることで、上記式(1)においてTFEを経由してトリフルオロメチルフルオロカルベン(FC−FC:)が生成され、これがメチルラジカル(HC・)と反応し最終的にHFO−1234yfが生成される。
原料組成物にこのような反応器内で熱分解してFC:を発生しうる含フッ素化合物を用いる場合には、新たに用意した含フッ素化合物を用いてもよいが、本発明の製造方法で得られるTFEとR40の熱分解反応により副生される含フッ素化合物、例えば、HFP、RC318、トリフルオロエチレン等から選ばれる1種または2種以上を用いることが、リサイクルの観点から好ましい。これらの中でも、RC318が特に好ましい。
原料組成物を構成するTFEとR40を含む各成分は、常温のまま反応器に導入してもよいが、反応器内での反応性を向上させるために、反応器に導入する際の温度を加熱等により調整してもよい。ただし、TFEを含むFC:を発生しうる含フッ素化合物とR40とは、反応性を向上させるのに好適な温度範囲が異なるので、温度調整を別々に行うことが好ましい。
反応器に供給するTFEの温度、または反応器に供給するTFEを含むFC:を発生しうる含フッ素化合物の温度は、反応性がある程度高いがカーボン化はしにくい温度とするという観点から、0〜600℃とするのが好ましい。
より反応性を高めるという観点からは、TFE、またはTFEを含むFC:を発生しうる含フッ素化合物を反応器に導入する前に、常温(25℃)以上600℃以下に加熱することが好ましく、100〜500℃に加熱することがより好ましい。
また、反応器に供給するR40の温度は、反応性の観点から0〜870℃とするのが好ましい。より反応性を高めるという観点からは、R40を反応器に導入する前に、常温(25℃)以上870℃以下に加熱することが好ましく、100〜870℃に加熱することがより好ましい。
ただし、反応器に供給する上記各原料成分の温度はそれぞれ、以下に説明する工程(b)における反応器内の温度以下に設定される。
R40およびTFE、さらに必要に応じて用いられるFC:を発生しうる含フッ素化合物、の各原料成分の反応器への供給は、別々であってもよいし、各成分を混合してから供給してもよい。各成分を混合してから供給する場合には、原料組成物をグループに分けて、例えば、FC:を発生しうる含フッ素化合物とそれ以外に分けて、各グループでそれぞれ各成分を混合し反応器に別々に供給してもよいし、全成分を混合してから供給してもよい。上記温度条件の違いを考慮すれば、TFEを含むFC:を発生しうる含フッ素化合物を混合し上記好ましい温度条件に調整して反応器に供給し、これとは別にR40を上記好ましい温度条件に調整して反応器に供給することが好ましい。
なお、TFEおよびR40、さらに必要に応じて用いられるFC:を発生しうる含フッ素化合物、の各原料成分を予め混合してから、反応器に供給する場合は、反応器の手前で反応・分解が進行してしまうことを防ぐという観点から、反応器に導入する際の温度は600℃未満にすることが好ましく、特に500℃未満にすることが好ましい。
<熱媒体>
本発明における熱媒体は、前記原料組成物と反応器内で一定の時間接触するように、反応器に供給される。熱媒体は、反応器内の温度で熱分解が生じない媒体であり、具体的には100〜870℃の温度で熱分解しない媒体であるのが好ましい。熱媒体としては、水蒸気、窒素、二酸化炭素から選ばれる1種または2種以上の気体が挙げられ、水蒸気を50体積%以上含み、残部が窒素および/または二酸化炭素である気体の使用が好ましい。上記式(1)の熱分解反応で生成するHClを塩酸にして除くために、熱媒体における水蒸気の含有割合は50体積%以上が好ましく、実質的に水蒸気のみ(100体積%)からなる気体の使用が特に好ましい。
熱媒体の供給量は、熱媒体および原料組成物の供給量の合計の20〜98体積%となる割合が好ましく、50〜95体積%がより好ましい。熱媒体および原料組成物の供給量の合計に対する熱媒体の供給量の割合を20体積%以上とすることで、高沸物の生成や原料のカーボン化を抑制しながら上記式(1)の熱分解反応を進行させて、HFO−1234yfを効率よく製造できるようになる。また、上記割合が98体積%を超えると、生産性が著しく低下するため、工業的に現実的でない。
このように供給される熱媒体と上記原料組成物との反応器内での接触時間は、0.01〜10秒間とするのが好ましく、0.2〜3.0秒間とするのがより好ましい。接触時間を0.01〜10秒間とすることで、HFO−1234yfの生成反応を十分に進行させ、かつ副生物の生成を抑えることができる。なお、熱媒体と原料組成物との接触時間は、原料組成物の反応器内での滞留時間に相当し、原料組成物の反応器への供給量(流量)を調節することで制御できる。
<反応器>
反応器としては、後述する反応器内温度および圧力に耐えるものであれば、特に形状は限定されず、例えば円筒状の縦型反応器が挙げられる。反応器の材質としては、ガラス、鉄、ニッケル、または鉄、ニッケルを主成分とする合金等が挙げられる。
工程(b)における反応器内の温度は、反応器に供給される原料組成物を構成する各成分、すなわちR40および、TFE、またはTFEを含むFC:を発生しうる含フッ素化合物の温度以上の温度とし、かつ400〜870℃とする。反応器内の温度は、600〜870℃の範囲が好ましく、700〜870℃の範囲が特に好ましい。工程(b)における反応器内の温度を400〜870℃の範囲とすることで、上記式(1)で示される熱分解を伴う生成反応におけるトリフルオロメチルフルオロカルベン(FC−FC:)とメチルラジカル(HC・)との反応率を高め、HFO−1234yfを生産効率よく得ることができる。また、CTFEのような、HFO−1234yfとの蒸留分離が難しい副生物の生成が抑えられる。
反応器内の温度は、反応器に供給される前記熱媒体の温度および圧力を調整することで制御することができる。また、前記反応器内の温度が特に好ましい温度範囲(700〜870℃)になるように、電気ヒータ等により反応器内を補助的に加熱することもできる。
反応器内の圧力は、ゲージ圧で0〜2MPaとすることが好ましく、0〜0.5MPaの範囲がさらに好ましい。
<反応装置>
本発明において、HFO−1234yfの製造に使用される反応装置の一例を、図1に示す。
この反応装置20は、電気ヒータ等の加熱手段を備えた反応器1を有する。反応器1には、第1の原料成分であるR40の供給ライン2、第2の原料成分であるTFEの供給ライン3、および熱媒体としての水蒸気の供給ライン4が、以下に示すように接続されている。なお、反応器1における加熱手段の設置は必須ではない。
R40の供給ライン2およびTFEの供給ライン3には、それぞれ電気ヒータ等を備えた予熱器(プレヒータ)2a、3aが設置されており、供給される各原料成分が所定の温度に予熱されてから反応器1に供給される。また、水蒸気の供給ライン4には、過熱水蒸気発生器4aが設置されており、過熱水蒸気と混合されることで、供給される水蒸気の温度および圧力が調整される。
これらの供給ライン2、3、4はそれぞれ別々に反応器1に接続されていてもよいが、図1に示すように、それぞれの予熱器2a、3a、過熱水蒸気発生器4aを経た後の供給ライン2、3、4を連結することで、全ての成分が混合されたものが、原料・水蒸気混合供給ライン5から反応器1に供給されるように構成してもよい。
反応器1の出口には、水冷器のような冷却手段6が設置された出口ライン7が接続されている。出口ライン7には、さらに、蒸気および酸性液回収槽8、アルカリ洗浄装置9および脱水塔10が順に設置されている。そして、脱水塔10により脱水された後、出口ガスの各成分がガスクロマトグラフィ(GC)のような分析装置により分析・定量されるようになっている。
<出口ガス成分>
本発明の製造方法においては、HFO−1234yfを上記出口ガスの成分として得ることができる。出口ガスに含有されるHFO−1234yfおよび未反応原料成分(R40およびTFE)以外の化合物としては、メタン、エチレン、HFP、CTFE、トリフルオロエチレン、RC318、1,1−ジフルオロエチレン(VdF)、3,3,3−トリフルオロプロペン(CFCH=CH:HFO−1243zf)等が挙げられる。これらの成分のうちで、メチレン基(=CH)またはメチル基(−CH)を有するメタンおよびエチレンは、原料成分のR40に由来する化合物であり、フルオロ基(−F)を有するHFP、CTFE、トリフルオロエチレン、RC318、HFO−1243zfは、いずれも原料成分のうちのTFEに由来する化合物である。HFO−1234yfおよびVdF、さらにHFO−1243zfは、TFEに由来する化合物であるとともに、R40に由来する化合物である。
出口ガスに含まれるHFO−1234yf以外の上記成分は、蒸留等の既知の手段により、望まれる程度に除去することができる。そして、分離されたTFEやR40は、原料組成物の一部としてリサイクルが可能である。また、HFP、トリフルオロエチレン、およびRC318も、FC:を発生し得る化合物であり、原料組成物の一部としてリサイクルが可能である。なお、得られる、VdF、HFP、CTFE等は、必要に応じて、ポリフッ化ビニリデン、FEP(TFE−HFP共重合体)、VdF−HFP共重合体、PCTFE(CTFE重合体)、ECTFE(エチレン−CTFE共重合体)等のフッ素樹脂の原料として使用することもできる。
本発明の製造方法によれば、R40とTFEを原料として、熱分解を伴う反応で、地球温暖化係数(GWP)が4と小さい、新冷媒として有用なHFO−1234yfを安定して効率よく製造することができる。例えば、本発明の製造方法は、HCFC−225caを原料としてCFO−1214yaを経由してHFO−1234yfを製造する多段階反応が必要な方法や高価な触媒を用いる製造方法に比べて、原料および製造設備に要するコストを低減することができるばかりでなく、製造に必要なエネルギーを圧倒的に低減することができる。
また、本発明の製造方法によれば、熱媒体を用いることで、製造(反応)条件の制御、特に温度条件の制御が容易であり、高沸物の生成や原料のカーボン化による反応器の閉塞等のリスクがほとんどない。したがって、安定して定量的なHFO−1234yfの製造が可能となり経済的なメリットが大きい。またさらに、FC:を発生し得る副生物をリサイクルして原料成分として使用することも可能であり、経済的な効果が大きい。
また、本発明においては、TFEに由来する副生物のうちでも、沸点が近いことから非常に分離しにくい副生物の生成を抑制し、純度の高いHFO−1234yfを得ることができる。すなわち、TFE由来の副生物のなかでもCTFEは、沸点が−28℃とHFO−1234yfの沸点(−29℃)と極めて近いため、通常の分離精製技術(蒸留等)では分離・精製が困難であるが、本発明においては、R40とTFEを含む原料組成物を使用することで、HFO−1234yfの生成量に対するCTFEの生成量の割合を大幅に減少させることができ、より高い純度のHFO−1234yfを得ることができる。
以下に、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。例1〜8が実施例であり、例9、10が比較例である。
[例1]
図1に示す反応装置を用い、TFEとR40とからなる原料組成物(以下、原料ガスともいう。)から、以下に示すようにして粗HFO−1234yfを得た。
炉内温度300℃に設定した電気炉内のステンレス製チューブに、R40を連続的に導入し、R40を300℃に加熱した。また、炉内温度300℃に設定した電気炉内のステンレス製チューブに、TFEを連続的に導入し、TFEを300℃に加熱した。
予め加熱されて上記温度に調整されたこれらの原料ガス成分(R40およびTFE)と、炉内温度800℃に設定した電気炉によって加熱されたスチーム(水蒸気)とを、原料成分の供給量のモル比が、R40/TFE=1.0となり、かつガス供給量全体に対する水蒸気の供給割合が、体積%で、水蒸気/(R40+TFE+水蒸気)×100=90%となるようにして、内圧(ゲージ圧)0.04MPaで内温800℃に管理された反応器に供給した。以下、圧力はいずれもゲージ圧とする。
こうして、反応器内の原料ガスの滞留時間が0.5秒間となるように、原料ガスの流量(単位時間当たりの供給量)を制御し、ガスを反応器の出口より取り出した。反応器内温度の実測値は800℃であり、反応器内圧力の実測値は0.043MPaであった。なお、反応器の出口より取り出された出口ガスには、反応により生成または副生したガスの他に、未反応の原料ガスも含まれるが、以下の記載では出口ガスを生成ガスということもある。
次いで、反応器の出口より取り出したガスを、100℃以下に冷却し、蒸気および酸性液の回収とアルカリ洗浄を順に行ってから脱水処理した後、ガスクロマトグラフィで分析して、出口ガスに含まれるガス成分のモル組成を計算した。これらの結果を、反応の条件とともに表1に示す。
なお、R40およびTFEのプレヒート温度は、プレヒート用の各電気炉における設定温度であり、水蒸気温度は、水蒸気加熱用の電気炉における設定温度である。また、水蒸気圧力は設定圧力である。
また、ガスクロマトグラフィでの分析で得られた出口ガスのモル組成を基にして、TFEの収率と転化率(反応率)、TFE由来の各成分の収率と選択率をそれぞれ求めた。これらの結果を表1の下欄に示す。
なお、上記値は、それぞれ以下のことを意味するものである。
(TFE収率)
出口ガス中のTFE由来成分(フルオロ基を持つ成分)のうちで、TFEの占める割合(モル%)をいう。
(TFE転化率(反応率))
出口ガス中のTFE由来成分のうちで、TFEの占める割合(TFE収率)がX%であるとき、(100−X)%をTFEの転化率(反応率)という。反応したTFEの割合(モル%)を意味する。
(TFE由来の各成分の収率)
出口ガス中のTFE由来成分のうちのTFE以外の各化合物の占める割合(モル%)。
(TFE由来の各成分の選択率)
反応したTFEのうちで、TFE以外の各成分に転化したのは各々何%かをいう。各成分の選択率は、「TFE由来の各成分の収率」/「TFEの転化率(反応率)」で求められる。
(HFO−1234yf/CTFE比)
出口ガス中のCTFEの存在比に対するHFO−1234yfの存在比の割合である。
「TFE由来のHFO−1234yfの選択率」/「TFE由来のCTFEの選択率」で求められる。出口ガス中にHFO−1234yfがCTFEに対してどのくらいの割合(モル比)で存在しているかを表す。
[例2]
反応器内の原料ガスの供給量のモル比を、R40/TFE=10.0とした以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出したガスを、例1と同様に処理した後、同様に分析を行った。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例3]
反応器内の原料ガスの供給量のモル比を、R40/TFE=0.4とした以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出したガスを、例1と同様に処理した後、同様に分析を行った。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例4]
スチームを加熱する電気炉の設定温度を850℃とし、反応器の内温を850℃に管理した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出したガスを、例1と同様に処理した後、同様に分析を行った。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例5]
スチームを加熱する電気炉の設定温度を750℃とし、反応器の内温を750℃に管理した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出したガスを、例1と同様に処理した後、同様に分析を行った。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例6]
滞留時間が0.3秒間となるように、原料ガスの流量(単位時間当たりの供給量)を制御した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出したガスを、例1と同様に処理した後、同様に分析を行った。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例7]
滞留時間が1.0秒間となるように、原料ガスの流量(単位時間当たりの供給量)を制御した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出したガスを、例1と同様に処理した後、同様に分析を行った。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例8]
滞留時間が3.0秒間となるように、原料ガスの流量(単位時間当たりの供給量)を制御した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出したガスを、例1と同様に処理した後、同様に分析を行った。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例9]
熱媒体である水蒸気を使用せず、TFEとR40からなる原料組成物を使用し、以下に示すようにして粗HFO−1234yfを得ようとしたところ極めて短期間(数分間)で反応器内にカーボンが発生し反応管が閉塞したため反応を継続することができなかった。よって、出口ガスの分析は行えなかった。
炉内温度300℃に設定した電気炉内のステンレス製チューブに、R40を連続的に導入し、R40を300℃に加熱(プレヒート)した。また、炉内温度300℃に設定した電気炉内のステンレス製チューブに、TFEを連続的に導入し、TFEを300℃にプレヒートした。プレヒートされたこれらの原料ガス成分(R40およびTFE)を内温800℃に管理された反応器に供給した。
[例10]
スチームを加熱する電気炉の設定温度を900℃とし、反応器の内温を900℃に管理した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出したガスを、例1と同様に処理した後、同様に分析を行った。結果を反応の条件とともに表1に示す。
Figure 2016027004
表1から分かるように、TFEとR40を原料として用いて、触媒を用いることなく、そのまま熱分解/合成反応させることで、HFO−1234yfを製造することができた。
なお、実施例である上記各反応条件の例1〜8において、同一条件での反応においては、高沸物の生成や原料のカーボン化による反応器の閉塞等が全く起こらず再現性よくほぼ同一の結果が得られることを確認した。さらに、例1〜8では、反応器内の温度が本発明の方法の範囲外である例10に比べて、TFEに由来する副生物のうちでも、HFO−1234yfと沸点が近いことから非常に分離しにくいCTFEの生成量の割合を大幅に減少させることも確認することができた。これにより、本発明の製造方法によれば、反応条件の制御が容易であり、よって安定して定量的なHFO−1234yfの製造が可能と言える。
本発明の製造方法によれば、調達が容易なR40とTFEを原料として、中間生成物を反応系から取り出すことなく、そのまま反応させ、新冷媒として有用なHFO−1234yfを効率よく製造することができ、例えばHCFC−225caを原料としてCFO−1214yaを経由してHFO−1234yfを製造する方法や高価な触媒を用いる製造方法に比べて、原料および製造設備に要するコストを低減することができる。
また、本発明の製造方法によれば、製造(反応)条件の制御が容易であり、高沸物の生成や原料のカーボン化による反応器の閉塞等のリスクがほとんどない。したがって、安定して定量的なHFO−1234yfの製造が可能となり経済的なメリットが大きい。また、CTFEのような、HFO−1234yfとの蒸留分離が難しい副生物の生成が抑えられ、HFO−1234yfを十分に高い収率で得ることができる。さらに、副生物のリサイクルも可能であり、経済的な効果が大きい。
1…反応器、2…R40の供給ライン、3…TFEの供給ライン、4…水蒸気の供給ライン、2a,3a…予熱器(プレヒータ)、4a…過熱水蒸気発生器、6…冷却手段、7…出口ライン、8…蒸気および酸性液回収槽、9…アルカリ洗浄装置、10…脱水塔、20…反応装置。

Claims (10)

  1. 熱媒体存在下、クロロメタンとテトラフルオロエチレンとを含む原料組成物から、熱分解を伴う合成反応により2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造する方法であって、
    (a)前記クロロメタンと前記テトラフルオロエチレンを、予め混合して、または別々に反応器に供給し、該反応器内に所定の時間滞留させる工程と、
    (b)熱媒体を前記反応器に供給し、該反応器内で前記原料組成物と前記熱媒体とを接触させる工程とを有し、工程(b)における前記反応器内の温度が400〜870℃であることを特徴とする2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
  2. 前記テトラフルオロエチレンの1モルに対して前記クロロメタンを0.01〜100モル供給する、請求項1に記載の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
  3. 前記反応器に供給する前記クロロメタンの温度が0〜870℃である、請求項1または2に記載の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
  4. 前記反応器に供給する前記テトラフルオロエチレンの温度が0〜600℃である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
  5. 前記熱媒体は100〜870℃で熱分解しない媒体である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
  6. 前記熱媒体は、水蒸気、窒素、二酸化炭素から選ばれる1種または2種以上の気体である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
  7. 前記熱媒体の供給量は、前記熱媒体および前記原料組成物の供給量の合計の20〜98体積%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
  8. 工程(b)における前記反応器内での前記熱媒体と前記原料組成物との接触時間は、0.01〜10秒間である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
  9. 工程(b)における前記反応器内の圧力は、ゲージ圧で0〜2MPaである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
  10. 前記原料組成物は、トリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロペン、およびオクタフルオロシクロブタンから選ばれる1種以上の含フッ素化合物を含有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造方法。
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