JP6217749B2 - トリフルオロエチレンの製造方法 - Google Patents

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    • C07C17/269Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions involving an increase in the number of carbon atoms in the skeleton by condensation reactions of only halogenated hydrocarbons

Description

本発明は、トリフルオロエチレンの製造方法に係り、クロロフルオロメタンとクロロジフルオロメタンとテトラフルオロエチレンを原料として、生産性よくトリフルオロエチレンを製造する方法に関する。
本明細書において、ハロゲン化炭化水素については化合物名の後の括弧内にその化合物の略称を記す。また、本明細書では必要に応じて化合物名に代えてその略称を用いる。トリフルオロエチレン(HFO−1123)は、地球温暖化係数(GWP)が小さいため、温室効果ガスであるジフルオロメタン(HFC−32)や1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン(HFC−125)に代わる新しい冷媒として、近年大きな期待が寄せられている。
HFO−1123の製造方法としては、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)を、パラジウムまたは白金触媒の存在下で水素により還元する方法(例えば、特許文献1参照。)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134a)や1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HFC−134)を酸化アルミニウム等の担体に担持させた金属フッ化物等を触媒として脱フッ化水素させる方法(例えば、特許文献2参照)、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタンをパラジウム等の触媒の存在下で水素により還元する方法(例えば、特許文献3参照。)等が知られている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の触媒プロセスを用いる製造方法では、触媒調製、触媒失活に伴う触媒充填反応器の触媒の入れ替え、触媒廃棄または再活性化、触媒充填反応器の高分子副生成物での目詰まりの可能性、および反応時間が長い等の経済的に不利な点が多い。また、特許文献1および特許文献3に示された方法ではいずれも、水素還元が過度に進行して生成する副生成物の生成量が多くなり、高純度のHFO−1123を十分に高い収率で得ることができなかった。
国際公開2012/000853号 特開2010−533151号 特開平9−104647号
本発明者らによれば、特許文献1および特許文献3に示された方法ではいずれも、水素還元が過度に進行して、E−1,2−ジフルオロエチレン(HFO−1132(E))が生成することがわかった。この副生するHFO−1132(E)は、HFO−1123と沸点が非常に近く、したがって両者の蒸留精製分離が困難であることがわかった。
本発明は、上記観点からなされたものであり、調達の容易な原料を使用し触媒を使用せずに熱分解を伴う合成反応で工業的に有用なHFO−1123を、HFO−1123との蒸留分離が難しい副生物、特にHFO−1132(E)の生成を抑えて高純度にかつ効率よく製造する経済的に有利な方法を提供することを目的とする。
本発明は、クロロフルオロメタン(R31)とクロロジフルオロメタン(R22)とテトラフルオロエチレン(TFE)から、トリフルオロエチレン(HFO−1123)を製造する方法であって、
(a)前記R31と前記R22と前記TFEとを、予め混合してまたは別々に反応器に供給する工程と、
(b)熱媒体を前記反応器に供給する工程と、
(c)前記反応器内で、該反応器内の温度を400〜950℃に制御した状態で、前記R31と前記R22と前記TFEと前記熱媒体とを接触させてHFO−1123を生成させる工程と
を有することを特徴とするHFO−1123の製造方法を提供する。
本発明の製造方法によれば、調達が容易なR31とR22とTFEとを原料として、特定の温度に制御された熱分解を伴う合成反応により、該原料を触媒を使用せずにそのまま反応させることで、地球温暖化係数(GWP)の小さい、新冷媒として工業的に有用なHFO−1123を、効率よく製造することができる。
本発明の製造方法によれば、沸点が近いことから非常に分離しにくい副生物の生成を抑制し、純度の高いHFO−1123を得ることができる。すなわち、副生物のなかでもRHFO−1132(E)は、沸点が−51℃とHFO−1123の沸点(−54℃)と極めて近いため、通常の分離精製技術(蒸留等)では分離・精製が困難であるが、本発明の製造方法によれば、HFO−1132(E)のようなHFO−1123との蒸留分離が難しい副生物の生成を抑えて高純度に製造することができる。
本発明の製造方法によれば、熱媒体を用いることで、製造(反応)条件の制御、特に温度条件の制御が容易であり、よって定量的なHFO−1123の製造が可能となり経済的なメリットが大きい。またさらに、ジフルオロカルベン(FC:)を発生し得る副生物をリサイクルして原料成分として使用することも可能であり、工業的製造方法として有用である。
したがって、本発明の製造方法は、例えば、高価な金属触媒や爆発性の高い水素を用いる従来の製造方法に比べて、原料および製造設備に要するコストを大幅に低減することができ、経済的に有利である。さらに、上記のとおりHFO−1132(E)のようなHFO−1123との蒸留分離が難しい副生物の生成を抑えられるため、特別な精製方法を採用することなく、加圧蒸留など公知の技術を用いた精製分離を行うことで、高純度のHFO−1123を得られる点においても工業的製造方法として有用である。
本発明の製造方法に使用する反応装置の一例を示す図である。 本発明の製造方法に使用する反応装置の他の一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
本発明は、原料として、R31とR22とTFEとを用い、熱分解を伴う合成反応により、HFO−1123を製造する方法を提供する。そして、この製造方法は、
(a)前記R31と前記R22と前記TFEとを、予め混合してまたは別々に反応器に供給する工程と、
(b)熱媒体を前記反応器に供給する工程と、
(c)前記反応器内で、該反応器内の温度を400〜950℃に制御した状態で、前記R31と前記R22と前記TFEと前記熱媒体とを接触させてHFO−1123を生成させる工程と、
を有する。
本発明の製造方法は、連続式の製造方法であっても、バッチ式の製造方法であってもよい。連続式の製造方法において、原料であるR31、R22およびTFEの反応器への供給と熱媒体の反応器への供給、反応器内での原料と熱媒体の接触および、HFO−1123を含む反応混合物の前記反応器からの取り出しは、いずれも連続的に行われる。
バッチ式の製造においては、工程(a)におけるR31、R22およびTFEの供給と工程(b)における熱媒体の供給とは、どちらが先であっても、同時であってもよい。すなわち、原料と熱媒体のいずれか一方の供給の際に、他方が反応器内に供給されていない場合でも、先に供給された原料または熱媒体の滞留中に、後から供給される成分が供給され、原料と熱媒体とが、内部温度を上記特定の温度範囲内に制御した反応器内で所定の時間接触すればよい。
本発明の製造方法は、製造効率の点で連続式の方法であるのが好ましい。以下、本発明の方法を連続式の製造に適用する実施形態について説明するが、これに限定されない。なお、前記反応器から前記HFO−1123を含む反応混合物を取り出す工程を、以下、工程(d)という。したがって、上記連続的な製造方法においては、上記工程(a)、工程(b)、工程(c)および工程(d)は連続的に行われる。
<HFO−1123の生成反応>
本発明の製造方法における反応器内の主な反応を下記式(1)に示す。
Figure 0006217749
上記式(1)に示されるとおり、原料であるR31、R22およびTFEは、反応器内で熱分解、脱塩化水素および脱塩素等の反応を生起して、反応中間体、例えば、ジフルオロカルベン(FC:)、フルオロメチルラジカル(HFC・)等を生成する。さらに、これら反応中間体と未反応原料化合物とを含む混合物中において、反応中間体同士や反応中間体と原料化合物とが直接付加反応して、または1種以上の他の中間体を経て、HFO−1123へと転化されると考えられる。本明細書においては、これら熱分解反応からHFO−1123の生成反応までを、熱分解を伴う合成反応という。
本発明においては、このようにしてR31、R22およびTFEから、熱分解、脱塩化水素および脱塩素の反応により、触媒を使用せずに、HFO−1123を製造できる。本発明の製造方法は、触媒を使用しないことから、従来の触媒を使用する方法に比べて、効率的であり経済的に有利である。
また、本発明の製造方法においては、このような熱分解を伴う合成反応を、熱媒体を使用し、該反応を行う反応器内の温度を400〜950℃に制御した状態で行うことにより、HFO−1132(E)のようなHFO−1123との蒸留分離が困難な副生物の生成を抑えて、目的物のHFO−1123を製造することができる。それにより、通常の精製方法により高純度のHFO−1123が得られる。
<原料>
本発明のHFO−1123の製造方法は、R31、R22およびTFEを原料として用いる。原料としては、上記3成分に加えて、反応器内で熱媒体との接触により分解してジフルオロカルベン(FC:)を発生し得る化合物(ただし、R22とTFEを除く。)、例えば、ヘキサフルオロプロペン(HFP)、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、オクタフルオロシクロブタン(RC318)、ヘキサフルオロプロペンオキサイド等を使用することができる。以下、FC:を発生し得る化合物(ただし、R22とTFEを除く。)を「他のFC:源化合物」ともいう。
TFEの供給量とR22の供給量とのモル比(以下、「モル比TFE/R22」と示す。)は、0.01〜100の範囲が好ましい。モル比TFE/R22は、0.1〜10の範囲がより好ましく、0.1〜3の範囲が特に好ましい。なお、原料および熱媒体を、反応器内を連続的に流通させて反応を行わせる本実施形態において、原料各成分および熱媒体の供給量は、単位時間当たりの供給量を示すものとする。モル比TFE/R22が0.01以上であると、熱媒体との接触時間を短縮できる。また、モル比TFE/R22が100以下であると、より高い収率でHFO−1123を得ることができる。
また、R31の供給量と、上記R22の供給量と上記TFEの供給量の合計とのモル比(以下、「モル比R31/(R22+TFE)」と示す。)は、0.01〜100の範囲が好ましい。モル比R31/(R22+TFE)は、0.1〜10の範囲がより好ましく、0.33〜10の範囲が特に好ましい。モル比R31/(R22+TFE)が0.01〜100であると、R31の転化率を上げ、HFO−1123をより高い収率で製造することができる。
反応器に供給するR31の温度は、反応性の観点から0〜950℃が好ましい。より反応性を高めるという観点からは、R31を反応器に導入する前に、25℃〜900℃がより好ましく、100〜800℃が特に好ましい。
また、反応器に供給するR22の温度は、より反応性を高めるという観点から0〜600℃が好ましく、25℃〜600℃がより好ましく、100〜500℃が最も好ましい。
反応器に供給するTFEの温度は、より反応性を高めるという観点から0〜600℃が好ましく、25℃〜600℃がより好ましく、100〜500℃が最も好ましい。
他のFC:源化合物を使用する場合には、R22およびTFEと他のFC:源化合物は、反応性がある程度高いがカーボン化はしにくい温度とするという観点から、それぞれ独立に反応器に供給することが好ましく、その温度は、0〜600℃が好ましく、25〜600℃がより好ましく、100〜500℃が最も好ましい。
ただし、反応器に供給する上記各原料成分の温度はそれぞれ、以下に説明する工程(c)における反応器内の温度以下に設定される。
R31、R22およびTFE、さらに必要に応じて用いられる他のFC:源化合物の各原料の反応器への供給は、別々であってもよいし、各原料を混合してから供給してもよい。各原料を混合してから供給する場合には、原料をグループに分けることが好ましい。例えば、R22、TFEおよび必要に応じて用いられる他のFC:源化合物とそれ以外とに分けて、各グループで各原料を混合し、グループごとに反応器に別々に供給してもよいし、全原料を混合してから供給してもよい。上記供給温度の違いを考慮すれば、R22、TFEおよび必要に応じて用いられる他のFC:源化合物を混合し、上記好ましい温度に調整して反応器に供給し、これとは別にR31を上記好ましい温度に調整して反応器に供給することが好ましい。
なお、R31、R22およびTFE、さらには必要に応じて用いられる他のFC:源化合物の各原料を、予め混合してから反応器に供給する場合、反応器の手前で分解・反応が進行することを防ぐという観点から、反応器に供給する際の温度は600℃以下が好ましく、500℃以下がより好ましい。
<熱媒体>
本発明における熱媒体は、上記原料と反応器内で一定の時間接触するように、反応器に供給される。熱媒体は、反応器内の温度で熱分解が生じない媒体であり、具体的には反応温度(100〜950℃)で熱分解しない媒体であるのが好ましい。熱媒体としては、水蒸気、窒素、二酸化炭素等が挙げられる。熱媒体としては、水蒸気、窒素および二酸化炭素からなる群から選ばれる少なくとも1種からなることが好ましく、水蒸気を50体積%以上含み、残部が窒素および/または二酸化炭素である混合物がより好ましい。各原料の熱媒体との接触による反応に伴い生成する塩化水素を塩酸にして除くために、熱媒体における水蒸気の含有割合は50体積%以上が好ましく、100体積%(すなわち、水蒸気のみ)がより好ましい。
熱媒体の供給量は、熱媒体および原料の供給量の合計量に対して20〜98体積%となる割合が好ましく、50〜95体積%がより好ましい。熱媒体の供給量が20体積%以上であると、高沸物の生成や原料のカーボン化を抑制しながら、原料と熱媒体との接触による反応を進行させて、HFO−1123を十分に高い収率で製造できる。また、上記割合が98体積%以下であると、生産性が著しく低下することがなく、工業的に現実的なプロセスとなる。
また、反応器に供給する熱媒体の温度は、その熱分解と原料成分の反応性の観点から100〜950℃が好ましい。原料成分の反応性をより高めるという観点からは、反応器に導入する熱媒体の温度は400〜950℃がより好ましく、500〜950℃が最も好ましい。
<反応条件>
工程(c)における反応器内の温度は、反応器に供給される原料であるR31、R22およびTFEの温度以上の温度であり、かつ400〜950℃である。反応器内の温度は、500〜950℃が好ましく、600〜950℃がより好ましい。反応器内の温度が400〜950℃であると、原料と熱媒体との接触による反応においてR31の転化率(反応率)を高めるとともに、副生物、特にHFO−1132(E)の生成を抑制して、HFO−1123をより高い収率で得ることができる。
反応器内の温度は、反応器に供給される上記熱媒体の温度および圧力を調整することで制御することができる。また、上記反応器内の温度が特に好ましい温度範囲(600〜950℃)になるように、電気ヒータ等により反応器内を補助的に加熱することもできる。
反応器内の圧力は、ゲージ圧で0〜2MPaとすることが好ましく、0〜0.5MPaの範囲がさらに好ましい。
熱媒体と原料との反応器内での接触時間は、0.01〜10秒間が好ましく、0.01〜3.0秒間がより好ましい。接触時間が0.01〜10秒間であると、HFO−1123等の生成反応を十分に進行させ、かつ副生物の生成を抑えることができる。なお、熱媒体と原料との接触時間は、原料の反応器内での滞留時間に相当し、原料の反応器への供給量(流量)を調節することで制御できる。
反応器としては、後述する反応器内温度および圧力に耐えるものであれば、特に形状は限定されず、例えば円筒状の縦型反応器が挙げられる。反応器の材質としては、ガラス、鉄、ニッケル、または鉄、ニッケルを主成分とする合金等が挙げられる。
<反応装置>
本発明において、HFO−1123の製造に使用される反応装置の一例を、図1および図2に示す。
この反応装置20は、電気ヒータ等の加熱手段を備えた反応器1を有する。反応器1には、第1の原料であるR31の供給ライン2、第2の原料であるR22の供給ライン3、第3の原料成分であるTFEの供給ライン4、および水蒸気の供給ライン5が、以下に示すように接続されている。なお、反応器1における加熱手段の設置は必須ではない。
R31の供給ライン2、R22の供給ライン3およびTFEの供給ライン4には、それぞれ電気ヒータ等を備えた予熱器(プレヒータ)2a、3a、4aが設置されており、供給される各原料が所定の温度に予熱されてから反応器1に供給される。また、水蒸気の供給ライン5には、加熱水蒸気発生器5aが設置されており、供給される水蒸気の温度および圧力が調整される。なお、予熱器(プレヒータ)2a、3a、4aを設置することが好ましい。
反応装置20において、これらの供給ライン2、3、4、5はそれぞれ別々に反応器1に接続されていてもよいが、一部または全部の供給ラインは反応器1の手前で連結されて反応器1に接続されていてもよい。
例えば、図1に示す反応装置20のように、それぞれの予熱器3a、4aを経た後にR22の供給ライン3とTFEの供給ライン4とを連結するとともに、この連結されたR22およびTFE原料供給ライン6に、予熱器2aを経た後のR31の供給ライン2をさらに連結してもよい。すなわち、まず予熱後のR22とTFEとを混合した後、これに予熱したR31をさらに混合して全ての原料が混合された原料混合物とし、この原料混合物が原料混合供給ライン7から反応器1に供給されるように構成してもよい。なお、図1に示す反応装置20において、水蒸気は、原料混合供給ライン7とは別に、水蒸気の供給ライン5から反応器1に供給されるように構成されている。
また、図2に示す反応装置20のように、R22の供給ライン3とTFEの供給ライン4が連結されたR22およびTFE原料供給ライン6、R31の供給ライン2、および水蒸気の供給ライン5がそれぞれ別々に反応器1に接続され、R22およびTFEと、R31と、水蒸気とが別個に反応器1に供給されて反応器1の入り口付近でこれらが一体に混合されるように構成することもできる。
反応器1の出口には、熱交換器のような冷却手段8が設置された出口ライン9が接続されている。出口ライン9には、さらに、水蒸気および酸性液回収槽10、アルカリ洗浄装置11および脱水塔12が順に設置されている。そして、脱水塔12により脱水された後、得られたガス中の成分がガスクロマトグラフィ(GC)のような分析装置により分析・定量される。なお、HFO−1123を含有する反応混合物が反応器1から取り出され、上記のように出口ライン9以降の処理によって塩化水素などの酸性物質、水蒸気、水などが除去されて得られたガスを、以下、「出口ガス」という。
<出口ガス>
出口ガスには、目的生成物であるHFO−1123が含まれる。出口ガスに含有される原料成分(TFE、R31、R22)およびHFO−1123以外の化合物としては、HFO−1132(E/Z)、1,1−ジフルオロエチレン(VdF)、CTFE、1−クロロ−2,2−ジフルオロエチレン(HCFO−1122)、E/Z−1,2−ジクロロフルオロエチレン(HCFO−1122a(E/Z))、1,1,2−トリフルオロエタン(HFC−143)、メタン、E/Z−1−クロロ−2−フルオロエチレン(HCFO−1131(E/Z))、フルオロエチレン(HFO−1141)、3,3−ジフルオロプロペン(HFO−1252zf)、3,3,3−トリフルオロプロペン(HFO−1243zf)、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)、E/Z−1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze(E/Z))、HFP、E/Z−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(HFO−1225ye(E/Z))、1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロペン(HFO−1225zc)、HFC−125、HFC−134、HFC−134a、1,1,1−トリフルオロエタン(HFC−143a)、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124)、1−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124a)、1,1,1,2,2,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ca)、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFC−227ea)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(HFC−236fa)、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン(HFC−236ea)、ジクロロジフルオロメタン(CFC−12)、HFC−32、トリフルオロメタン(HFC−23)、フルオロメタン(HFC−41)、クロロメタン、およびRC318等が挙げられる。なお、上記においてE/ZはE体とZ体の混合物を意味する。
これらの成分のうちで、メチル基(−CH)、メチレン基(−CH−、=CH)またはメチン基(≡CH、−CH=)を有する化合物、具体的には、メタン、VdFおよびHFC−143a等、およびフッ素原子1個と水素原子1個がひとつの炭素に結合した部分(−CFH−、=CFH)をもつ化合物、具体的には、HFO−1132(E/Z)、HFC−143、HFO−1131(E/Z)、HFO−1141、HFO−1123およびHFO−1225(ただし、HFO−1225は、HFO−1225ye(E/Z)およびHFO−1225zcを総称する。)等は、原料成分のR31に由来する化合物である。
また、フッ素原子2個以上がひとつの炭素に結合した部分をもつ化合物、具体的には、HFP、CTFE、HFO−1123、HFO−1225、RC318およびVdF等は、いずれも原料成分のうちのR22および/またはTFEに由来する化合物である。HFO−1123は、R22および/またはTFEに由来する化合物であるとともに、R31に由来する化合物でもある。
出口ガスに含まれるHFO−1123以外の上記成分は、蒸留等の既知の手段により、望まれる程度に除去できる。本発明の製造方法によれば、特に、HFO−1132(E)等のHFO−1123と沸点の近い副生物の生成が抑制できることから、特別な精製方法や装置を用いることなく、一般的な蒸留装置等により、高純度に精製されたHFO−1123が製造できる。
また、出口ガスから分離されたR22、TFE、R31は、原料の一部としてリサイクルができる。さらに、HFP、CTFE、およびRC318は、FC:源化合物であり、原料の一部としてリサイクルできる。
なお、VdF、TFE、HFP、CTFE等は、必要に応じて、PVdF(VdF重合体)、PTFE(TFE重合体)、FEP(TFE−HFP共重合体)、VdF−HFP共重合体、PCTFE(CTFE重合体)、ECTFE(エチレン−CTFE共重合体)等のフッ素樹脂の原料として使用できる。
以下に、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。例1〜6が実施例であり、例7が比較例である。
[例1]
図1に示す反応装置を用い、R31とR22とTFEとからなる原料ガスから、以下に示すようにして粗HFO−1123を得た。
炉内温度300℃に設定した電気炉内のステンレス製チューブの予熱器2aに、R31を連続的に導入し、R31を300℃に予熱(プレヒート)した。また、炉内温度300℃に設定した電気炉内のステンレス製チューブの予熱器3aに、R22を連続的に導入し、R22を300℃に予熱した。さらに、炉内温度300℃に設定した電気炉内のステンレス製チューブの予熱器4aに、TFEを連続的に導入し、TFEを300℃に予熱した。
炉内温度850℃に設定した電気炉である加熱蒸気発生器5aによって加熱されたスチーム(水蒸気)を、0.04MPaで内温850℃に管理された反応器1に供給した。さらに、予熱されたこれらの原料ガス成分(R31、R22およびTFE)を、原料成分の供給量のモル比が、R31/R22/TFE=75/25/25、すなわち、R31/(R22+TFE)=75/50=1.50となり、かつ水蒸気と原料ガス全体との供給量の体積比が、水蒸気/(R31+R22+TFE)=90/10、すなわち、水蒸気/(R31+R22+TFE+水蒸気)×100=90体積%、となるようにして反応器1に供給した。なお、反応器1は、内圧(ゲージ圧)0.04MPa、内温850℃の状態に管理した。以下、圧力はいずれもゲージ圧とする。
なお、上記においてR22とTFEの合計量に対するTFEの割合はモル比で、TFE/(R22+TFE)=25/50=0.5である。また、上記原料成分のモル比(R31/R22/TFE)を当量比に換算すると、R31/(R22+TFE×2)=75/75=1.00である。
こうして、反応器1内の原料ガスの滞留時間が0.1秒間となるように、原料ガスの流量(単位時間当たりの供給量)を制御し、反応混合物のガスを反応器1の出口より取り出した。反応器1内温度の実測値は850℃であり、反応器1内圧力の実測値は0.04MPaであった。なお、反応器1の出口より取り出された反応混合物ガスには、反応により生成または副生したガスの他に、未反応の原料ガスも含まれる。
次いで、反応器1の出口より取り出した反応混合物のガスを、100℃以下に冷却し、蒸気および酸性液の回収とアルカリ洗浄を順に行ってから脱水処理した後、ガスクロマトグラフィで分析して、得られた出口ガスに含まれるガス成分のモル組成を計算した。これらの結果を、反応の条件とともに表1に示す。
なお、R31、R22およびTFEの予熱温度は、予熱用の各電気炉における設定温度であり、水蒸気温度は、水蒸気加熱用の電気炉における設定温度である。また、水蒸気圧力は設定圧力である。
また、ガスクロマトグラフィでの分析で得られた出口ガスのモル組成を基にして、R31の収率(%)と転化率(反応率)(%)、R31由来の各成分の選択率(%)および、HFO−1123/HFO−1132(E)(モル比)をそれぞれ求めた。これらの結果を表1に示す。
なお、上記値は、それぞれ以下のことを意味するものである。
(R31の収率)
出口ガス中のR31由来成分(メチル基(−CH)、メチレン基(−CH−、=CH)またはメチン基(≡CH、−CH=)を有する化合物、およびフッ素原子1個と水素原子1個がひとつの炭素に結合した部分(−CFH−、=CFH)をもつ化合物)のうちで、R31の占める割合(モル%)をいう。
(R31転化率(反応率))
出口ガス中のR31由来成分のうちで、R31の占める割合(R31の収率)がX%であるとき、(100−X)%をR31の転化率(反応率)という。反応したR31の割合(モル%)を意味する。
(R31由来の各成分の選択率)
反応したR31のうちで、R31以外の各成分に転化したのは各々何%かをいう。各成分の選択率は、「R31由来の各成分の収率」/「R31の転化率(反応率)」で求められる。なお、R31由来の各成分の収率は、出口ガス中のR31由来成分のうちのR31以外の各成分の占める割合(モル%)をいう。
(HFO−1123/HFO−1132(E))
出口ガス中のHFO−1132(E)の存在比に対するHFO−1123の存在比の割合である。「HFO−1123の出口ガスモル組成」/「HFO−1132(E)の出口ガスモル組成」で求められる。出口ガス中にHFO−1123がHFO−1132(E)に対してどのくらいの割合(モル比)で存在しているかを表す。
[例2]
スチームを加熱する電気炉の設定温度を800℃とし、反応器の内温を800℃に管理した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出した反応混合物のガスを例1と同様に処理した後、得られた出口ガスを例1と同様に分析した。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例3]
スチームを加熱する電気炉の設定温度を750℃とし、反応器の内温を750℃に管理した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出した反応混合物のガスを例1と同様に処理した後、得られた出口ガスを例1と同様に分析した。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例4]
反応器内の原料ガスの滞留時間が0.2秒間となるように、原料ガスの流量を制御した以外は例3と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出した反応混合物のガスを例1と同様に処理した後、得られた出口ガスを例1と同様に分析した。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例5]
スチームを加熱する電気炉の設定温度を650℃とし、反応器の内温を650℃に管理し、反応器内の原料ガスの滞留時間が0.5秒間となるように、原料ガスの流量を制御した以外は例1と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出した反応混合物のガスを例1と同様に処理した後、得られた出口ガスを例1と同様に分析した。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例6]
スチームを加熱する電気炉の設定温度を600℃とし、反応器の内温を600℃に管理した以外は例5と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出した反応混合物のガスを例1と同様に処理した後、得られた出口ガスを例1と同様に分析した。結果を反応の条件とともに表1に示す。
[例7]
スチームを加熱する電気炉の設定温度を980℃とし、反応器の内温を980℃に管理した以外は例4と同様な条件で反応を行なわせた。次いで、反応器の出口より取り出した反応混合物のガスを例1と同様に処理した後、得られた出口ガスを例1と同様に分析した。結果を反応の条件とともに表1に示す。
Figure 0006217749
本発明の製造方法によれば、調達が容易なR31とR22とTFEを原料として、特定の温度に制御された熱分解を伴う合成反応により、該原料を触媒を使用せずにそのまま反応させることで、地球温暖化係数(GWP)の小さい、新冷媒として有用なHFO−1123を、効率よくかつHFO−1132(E)のようなHFO−1123との蒸留分離が難しい副生物の生成を抑えて高純度に製造することができる。

なお、2013年6月28日に出願された日本特許出願2013−136610号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
1…反応器、2…R31の供給ライン、3…R22の供給ライン、4…TFEの供給ライン、5…水蒸気の供給ライン、2a、3a、4a…予熱器(プレヒータ)、5a…加熱水蒸気発生器、6…R22およびTFE原料供給ライン、7…原料混合供給ライン、8…冷却手段、9…出口ライン、10…蒸気および酸性液回収槽、11…アルカリ洗浄装置、12…脱水塔、20…反応装置。

Claims (12)

  1. クロロフルオロメタンとクロロジフルオロメタンとテトラフルオロエチレンから、トリフルオロエチレンを製造する方法であって、
    (a)前記クロロフルオロメタンと前記クロロジフルオロメタンと前記テトラフルオロエチレンとを、予め混合してまたは別々に反応器に供給する工程と、
    (b)熱媒体を前記反応器に供給する工程と、
    (c)前記反応器内で、該反応器内の温度を400〜950℃に制御した状態で、前記クロロフルオロメタンと前記クロロジフルオロメタンと前記テトラフルオロエチレンと前記熱媒体とを接触させてトリフルオロエチレンを生成させる工程と、
    を有することを特徴とするトリフルオロエチレンの製造方法。
  2. 前記テトラフルオロエチレンの供給量が、前記クロロジフルオロメタンの1モルに対して0.01〜100モルである、請求項1に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  3. 前記クロロフルオロメタンの供給量が、前記クロロジフルオロメタンと前記テトラフルオロエチレンの合計1モルに対して0.01〜100モルである、請求項1または2に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  4. 前記反応器に供給する前記クロロフルオロメタンの温度が0〜950℃である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  5. 前記反応器に供給する前記クロロジフルオロメタンの温度が0〜600℃である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  6. 前記反応器に供給する前記テトラフルオロエチレンの温度が0〜600℃である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  7. 前記反応器に供給する前記熱媒体の温度が100〜950℃である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  8. 前記熱媒体が、水蒸気、窒素および二酸化炭素からなる群から選ばれる少なくとも1種からなる、請求項1〜7のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  9. 前記熱媒体の供給量が、前記反応器に供給する全気体中の20〜98体積%である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  10. 工程(c)における接触時間が、0.01〜10秒間である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  11. 工程(c)における前記反応器内の圧力が、ゲージ圧で0〜2MPaである、請求項1〜10のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
  12. 前記反応器への原料の供給から前記反応器からの反応混合物の取り出しまでを連続的に行う、請求項1〜11のいずれか1項に記載のトリフルオロエチレンの製造方法。
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